JPH1120076A - 透明導電フィルムおよびそれを用いた電磁波シールドフィルター - Google Patents

透明導電フィルムおよびそれを用いた電磁波シールドフィルター

Info

Publication number
JPH1120076A
JPH1120076A JP9179558A JP17955897A JPH1120076A JP H1120076 A JPH1120076 A JP H1120076A JP 9179558 A JP9179558 A JP 9179558A JP 17955897 A JP17955897 A JP 17955897A JP H1120076 A JPH1120076 A JP H1120076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
light transmittance
transparent conductive
total light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9179558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3924849B2 (ja
Inventor
Masanori Kobayashi
正典 小林
Masanao Kudo
政尚 工藤
Yozo Yamada
陽三 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP17955897A priority Critical patent/JP3924849B2/ja
Publication of JPH1120076A publication Critical patent/JPH1120076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3924849B2 publication Critical patent/JP3924849B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた環境安定性、特に透光性と、電気伝導
特性を有する透明導電フィルム、特に電磁波シールドフ
ィルターとして有用な透明導電フィルムの提供。また、
これを用いてなる電磁波シールドフィルターの提供。 【解決手段】 Agを主成分とする厚さ50Å〜200
Åの金属薄膜層(A)、In、Sn、Cd、Zn、Al
およびSbからなる群より選ばれる一種以上の金属の酸
化物を有してなる透明導電薄膜層(B)、Mg、Ca、
Al、Si、Ti、ZrおよびCeからなる群より選ば
れる一種以上の金属の酸化物を有してなる透明ガスバリ
ア薄膜層(C)が、特定の積層順で透明高分子フィルム
(D)上に積層されてなる透明導電フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明導電フィル
ム、およびこれを用いたディスプレイ用の電磁波シール
ドフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】従来、透
明導電フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等の透明高分子フィルム上に、インジウム・錫酸化
物(ITO)等の透明導電膜が積層されてなるのが一般
的である。ITOによる透明導電膜において、透明性と
導電性はトレードオフの関係にあることが多く、表面抵
抗率が低く、特に10Ω/□以下であり、かつ透明性の
高い透明導電膜を成膜することは困難であり、さらに成
膜温度条件に制限のある高分子フィルム基材上に成膜す
るのは困難である。
【0003】上記のような透明導電フィルムを、例えば
プラズマディスプレイパネル(PDP)の電磁波シール
ドフィルターとして用いる場合、PDPの内部からはグ
ロー放電に伴う、紫外線や赤外線を含めた電磁波が放出
され、周囲の電子機器のノイズになったり、使用者の健
康を害する等の問題点が指摘されており、このような電
磁波をPDP外部に漏らさないようなものとして機能し
なくてはならない。PDPの背面および側面は筐体に公
知の電磁波シールド処理を施せばよいが、パネル前面に
は透明なシールド材を配置する必要がある。これまでも
パソコン等のCRT用電磁波シールドフィルターは各種
発売されているが、PDP用ではより高度な電磁波シー
ルド性能が必要となる。つまり、このシールド材に用い
る透明導電フィルムには透明性はもちろんのこと、優れ
た導電性(低抵抗率)が求められる。
【0004】このような要求特性を満足し得る透明導電
フィルムとしてAu、Ag、Cu等の金属薄膜を積層し
た導電フィルムがある。例えば、膜厚が100Åから1
50Åの銀のスパッタリング膜をPETフィルム上に積
層した透明導電フィルムは、表面抵抗率は数Ω/□と低
く、光線透過率も70%前後あり、低抵抗率と高光線透
過率のバランスのとれた高性能な透明導電フィルムとな
る。しかし、Ag、Cu等の金属薄膜は環境安定性が悪
く、高温高湿度下では、酸化が進み初期の性能が維持で
きなくなる。また、Auはコスト高になり、着色度も大
きい。また、これらAu、Ag、Cu等の金属薄膜を透
明高分子フィルム上に積層したフィルムのように、電気
伝導性を優先した透明導電フィルムでは、一般に金属薄
膜はその膜厚の増加に従って電気伝導性は良くなるが、
光線透過率も極端に低下し、200Å以上では反射率9
0%以上の金属光沢を持った膜となり、また高温高湿下
での安定性が極端に悪く、PDP画面前面の電磁波シー
ルドフィルターとしては、不満足なものである。
【0005】このように、従来、プラズマディスプレイ
のように有害な電磁波を放出するディスプレイに適用し
得る電磁波シールドフィルターを、好適に構成し得る透
明導電フィルムはなかったのである。
【0006】本発明の目的は、優れた環境安定性を有
し、特に透光性を維持したまま電気伝導性を改善した透
明導電フィルムを提供することにある。また、該透明導
電フィルムを用いてなり、特にプラズマディスプレイ用
に有用な電磁波シールドフィルターを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、透明高分子
フィルム上に、Agを主成分とする厚さ50Å〜200
Åの金属薄膜層、In、Sn、Cd、Zn、Alおよび
Sbからなる群より選ばれる一種以上の金属の酸化物を
有してなる透明導電薄膜層、Mg、Ca、Al、Si、
Ti、ZrおよびCeからなる群より選ばれる一種以上
の金属の酸化物を有してなる透明ガスバリア薄膜層を特
定の順序で積層することにより、環境安定性(特に、高
温高湿下での透明性)および電気伝導性を兼ね備えた透
明導電フィルムとなることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0008】即ち本発明は、以下の通りである。 透明高分子フィルム上に、下記(A)層、〔下記
(B)層または下記(C)層〕、下記(A)層、下記
(C)層がこれらの順に4層積層された積層構造を少な
くとも有する透明導電フィルム。 (A)層;Agを主成分とする厚さ50Å〜200Åの
金属薄膜層。 (B)層;In、Sn、Cd、Zn、AlおよびSbか
らなる群より選ばれる一種以上の金属の酸化物を有して
なる透明導電薄膜層。 (C)層;Mg、Ca、Al、Si、Ti、Zrおよび
Ceからなる群より選ばれる一種以上の金属の酸化物を
有してなる透明ガスバリア薄膜層。
【0009】2つの(A)層のうち透明高分子フィル
ムから上層側にある(A)層に外部からの端子を電気的
に接続し得るように、該(A)層の上面が外周縁部にお
いて露出している記載の透明導電フィルム。
【0010】透明高分子フィルム上の積層構造が、
(A)層、(C)層、(A)層、(C)層の順に積層さ
れてなるものであって、両方の(C)層の外周形状が
(A)層の外周形状より小さいものであり、2つの
(A)層が電気的に接続されているものであり、かつ2
つの(A)層のうち透明高分子フィルムから上層側にあ
る(A)層が、外部からの端子を電気的に接続し得るも
のである記載の透明導電フィルム。
【0011】透明高分子フィルムと積層構造の間に、
(C)層を有するものである〜のいずれかに記載の
透明導電フィルム。
【0012】〜のいずれかに記載の透明導電フィ
ルムを用いてなる電磁波シールドフィルター。
【0013】プラズマディスプレイに用いられる記
載の電磁波シールドフィルター。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の透明導電フィルムは、図
1〜4にその積層構成の例を示すように、透明高分子フ
ィルム(D)側を下とし、その上に、(A)層、(B)
層または(C)層、(A)層、(C)層の順に4層積層
された積層構造を少なくとも有することを特徴とする。
また、(D)側からの透過ガスによる(A)層の劣化防
止の点から、透明高分子フィルムと上記積層構造の間に
(C)層を有していてもよい(図3および図4)。
【0015】具体的には、下層側から上層側へ記載する
ものとして(以下、同様である)、(D)/(A)/
(B)/(A)/(C)、(D)/(A)/(C)/
(A)/(C)、(D)/(C)/(A)/(B)/
(A)/(C)、(D)/(C)/(A)/(C)/
(A)/(C)のような積層構成が挙げられる。
【0016】また、図のように該透明導電フィルムにお
いて、2つの(A)層のうち透明高分子フィルム(D)
から上層側にある(A)層に外部からの端子を電気的に
接続し得るように、該(A)層の上面が外周縁部におい
てその一部または全部が露出していることが好ましい。
さらに、図2および図4に示すように、透明高分子フィ
ルム(D)上に積層される積層構造が、(A)/(C)
/(A)/(C)であって、両方の(C)層の外周形状
が(A)層の外周形状より小さいものであり、2つの
(A)層のうち透明高分子フィルム(D)から上層側に
ある(A)層が、外部からの端子を電気的に接続し得る
もの(例えば、前記のように該(A)層の上面が外周縁
部において露出する形態等)であることが好ましい。ま
たさらに、上記2つの(A)層が電気的に接続されてい
る(例えば、図2および図4のように(A)層同士が外
周縁部で直接積層される形態等)ことが好ましい。
【0017】かくして、2つの金属薄膜層の間に異質の
透明薄膜層を設け、必要に応じて周辺部で2つの金属薄
膜層を互いに電気的に接続することで、合計膜厚が厚く
なっても透光性を持たせたまま、電気伝導性を向上する
ことができる。
【0018】本発明の透明導電フィルムの構成によっ
て、フィルム全体としての透明性は、全光線透過率とし
て65%以上が達成可能である。本発明において、全光
線透過率とは、ヘイズメーター(日本電色工業(株)
製,NDH−1001DP)により測定されたものであ
る。また、導電性は、最外層の(C)層を除いた状態の
積層フィルムの表面抵抗率として10Ω/□以下が達成
可能である。本発明において、表面抵抗率とは、抵抗率
計(三菱油化(株)製,ロレスタ・AP)を用いて測定
されたものである。
【0019】本発明の透明導電フィルムに用いられる
(A)層、即ち金属薄膜層は、Agを主成分とする薄膜
であり、可視域の吸収が少なく、電気伝導性の高いもの
であれば特に限定されないが、全光線透過率として70
%以上、表面抵抗率が10Ω/□以下であることが好ま
しい。例えば、Ag薄膜あるいはAgと他の金属との合
金からなる薄膜等が挙げられる。他の金属としては、例
えばAu、Cu、Al、Ni、Cr、Ti、Si、S
n、In、Pd、Pt等が挙げられる。中でも、合金状
態が安定であることによる耐久性、導電率の向上の点か
ら、Ag−Au合金、Ag−Cu合金が好ましい。ま
た、Agのマイグレーション防止の点からは、Ag−P
d合金が好ましい。当該合金におけるAgの組成は、光
学特性の点から、薄膜層中50原子%以上、好ましくは
60原子%以上、より好ましくは70〜100原子%の
範囲である。
【0020】また、当該金属薄膜層の膜厚は50Å〜2
00Åである。膜厚が50Å未満では薄膜が不連続な島
状構造となり、電気伝導性が低く、一方200Åを超え
ると金属光沢の強い膜となり、反射率が急に高くなる。
【0021】金属薄膜層の成膜法としては、例えばスパ
ッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法等
のPVD法(物理蒸着法)等の公知の方法を用いること
ができるが、50Å〜200Åという薄い膜を安定的に
成膜するためにはスパッタリング法のような高エネルギ
ー粒子による成膜法が好ましい。特に、合金の薄膜形成
の場合は、組成・膜厚の均一性の観点からスパッタリン
グ法が好ましい。
【0022】本発明に用いられる(B)層、即ち透明導
電薄膜層は、In、Sn、Cd、Zn、AlおよびSb
からなる群より選ばれる一種以上の金属の酸化物を有し
てなる導電性薄膜であり、全光線透過率が80%以上で
ある。当該全光線透過率が80%未満であると、積層フ
ィルム全体としての全光線透過率が65%を下回る傾向
がある。好ましくは85〜95%の範囲である。当該全
光線透過率は、透明導電薄膜層の組成や膜厚等により調
整することができる。
【0023】透明導電薄膜層の膜厚は、その電気伝導性
の発現より、50Å以上が好ましく、より好ましくは1
50Å以上、さらに好ましくは200〜3000Åの範
囲である。透明導電薄膜の成膜法としては、例えばスパ
ッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法等
のPVD法(物理蒸着法)、CVD法(化学蒸着法)等
の高真空中での薄膜形成法等の公知の方法が用いられ
る。
【0024】本発明に用いられる(C)層、即ち透明ガ
スバリア薄膜層は、金属薄膜層の電気伝導性および透光
性の低下の原因である酸化を防ぐ目的のために、酸素、
水蒸気等の気体透過性の極めて低いものであればよい
が、酸素透過係数としては5cc/atm・m2 ・da
y以下、水蒸気透過係数としては5g/m2 ・day以
下であることが好ましい。
【0025】透明ガスバリア薄膜層の具体的な構成は、
Mg、Ca、Al、Si、Ti、ZrおよびCeからな
る群より選ばれる一種以上の金属の酸化物薄膜を有して
なる。また、該透明ガスバリア薄膜層はその全光線透過
率が80%以上である。当該全光線透過率が80%未満
であると、積層フィルム全体としての全光線透過率が6
5%を下回る傾向がある。好ましくは85〜95%の範
囲である。当該全光線透過率は、透明ガスバリア薄膜層
の組成や膜厚等により調整することができる。
【0026】ここで、酸素透過係数は、JIS K71
26に準じ、モダンコントロールズ社製酸素透過度測定
装置(OX−TRAN100型)により、測定温度25
℃、相対湿度0%RHにて測定されるものであり、透明
ガスバリア薄膜層の組成、膜厚等により調整することが
できる。また、水蒸気透過係数は、JIS K7129
に準じ、リッシー社製水蒸気透過度測定装置(L80−
4000型)により、測定温度40℃にて測定されるも
のであり、透明ガスバリア薄膜層の組成や膜厚等により
調整することができる。
【0027】透明ガスバリア薄膜層の膜厚は、そのガス
バリア性の発現より、100Å以上が好ましく、より好
ましくは150Å以上、さらに好ましくは150〜50
0Åの範囲である。透明ガスバリア薄膜層の成膜法とし
ては、例えばスパッタリング法、真空蒸着法、イオンプ
レーティング法等のPVD法(物理蒸着法)、CVD法
(化学蒸着法)等の高真空中での薄膜形成法等の公知の
方法が用いられる。ここで、(C)層の外周形状が
(A)層の外周形状より小さい場合は、例えば(C)層
の成膜を周辺端部の一部または全部にマスキングをかけ
て行い、次の層を成膜する前にマスキングを剥離して行
えばよい。
【0028】本発明に用いられる透明高分子フィルム
は、透明かつ成膜プロセスに耐える機械強度、耐熱性を
有するものであれば特に限定されず、例えばポリエステ
ル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスルホン系樹
脂、ポリスチレン等のフィルムが挙げられる。具体的に
は、ポリエステル系樹脂としてはポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリエチレンナフタレート、ポリカ
ーボネート等が、ポリオレフィン系樹脂としては非晶質
環式ポリオレフィン等が、ポリスルホン系樹脂としては
ポリエーテルスルホン等が挙げられる。中でも、特性
(透明性、機械強度等)と価格のバランスよりPETフ
ィルムが好ましく用いられる。
【0029】また、該透明高分子フィルムにおける透明
とは、その全光線透過率が85%以上であることを意味
する。当該全光線透過率が85%未満であると、積層フ
ィルム全体としての全光線透過率を下げる傾向がある。
好ましくは87%以上、より好ましくは88〜95%の
範囲である。当該全光線透過率は、高分子フィルムの組
成、膜厚、成膜法等により調整することができる。
【0030】当該透明高分子フィルムの厚さは50〜3
00μmが好ましく、より好ましくは100〜200μ
mである。
【0031】該透明高分子フィルムは、自体既知の方法
により製造することができる。
【0032】また、これらの透明高分子フィルムは、そ
の機械的特性(例えば、耐衝撃性、屈曲性等)および光
学特性を損なわない程度の着色剤、紫外線吸収剤、安定
剤、可塑剤、色素等の公知の添加剤を含有していてもよ
く、またそれらを含むコート層を公知の方法で設けても
よい。とくに、プラズマディスプレイの電磁波シールド
フィルターとして用いる場合には、リモコンや赤外線通
信の誤動作の原因となる近赤外線を吸収する色素を含有
することが好ましい。
【0033】本発明の電磁波シールドフィルターは、上
記透明導電フィルムを用いてなる。当該電磁波シールド
フィルターは、透明導電フィルム以外に、フィルターの
耐衝撃性向上のためのポリカーボネート、ポリメチルメ
タクリレート等の無色透明板、リモコン誤動作防止のた
めの各種カラーフィルター(近赤外線カットフィルタ
ー)、反射率低減による画面輝度向上のための反射防止
膜、ノングレア処理膜、画面傷つき防止のためのハード
コート膜等が付与されることが好ましい。また、グラン
ド端子は、例えば周辺部の導電ペースト印刷や導電金属
テープにより付与することができる。
【0034】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。各物性は以下のようにして測定した。 〔表面抵抗率〕表面抵抗率は、抵抗率計(三菱油化
(株)製,ロレスタ・AP)を用いて測定した。
【0035】〔全光線透過率およびヘイズ〕全光線透過
率およびヘイズは、ヘイズメーター(日本電色工業
(株)製,NDH−1001DP)を用いて測定した。
【0036】〔電磁波シールド特性〕電磁波シールド特
性の測定は、スペクトラムアナライザー(アドバンテス
ト社製,R3361A)およびシールドボックス(アド
バンテスト社製,TR17301A)を用い、電界、磁
界についてそれぞれ測定した。測定周波数は1MHz〜
1GHzで行った。
【0037】〔酸素透過係数〕JIS K7126に準
じ、モダンコントロールズ社製酸素透過度測定装置(O
X−TRAN100型)を用いて、測定温度25℃、相
対湿度0%RHの雰囲気下で測定した。
【0038】〔水蒸気透過係数〕JIS K7129に
準じ、リッシー社製水蒸気透過度測定装置(L80−4
000型)を用いて、測定温度40℃で測定した。
【0039】実施例1 長さ300mm、幅210mm、厚さ188μmの2軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム基板(全光線
透過率92%)に、(A)層として100ÅのAg金属
薄膜(全光線透過率85%)をDCマグネトロンスパッ
タリングにより積層した。次に(B)層として200Å
の酸化錫の透明導電膜(全光線透過率85%)を高周波
マグネトロンスパッタリングにより積層した。さらに
(A)層として100ÅのAg金属薄膜(全光線透過率
85%)を前記(A)層と同様に積層した。この積層体
の表面抵抗率は2Ω/□であった。次に周辺部全周にわ
たって幅10mmのマスキングを施してから、(C)層
として200Åの二酸化珪素(全光線透過率90%,酸
素透過係数1cc/atm・m2 ・day,水蒸気透過
係数1g/m2 ・day)を高周波マグネトロンスパッ
タリングにより積層した。得られた積層体の全光線透過
率は70%、ヘイズは2.0%であった。60℃、95
%RHの恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全光線
透過率は68%、ヘイズは2.2%であった。また、周
辺部のマスキングを剥がし、導電ペーストによりアース
線を取り付けた。電磁波シールド特性は55dBであっ
た。
【0040】実施例2 長さ300mm、幅210mm、厚さ188μmの2軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム基板(全光線
透過率92%)に、(A)層として100ÅのAg金属
薄膜(全光線透過率85%)をDCマグネトロンスパッ
タリングにより積層した。次に周辺部全周にわたって幅
10mmのマスキングを施してから、(B)層として2
00Åの酸化錫(全光線透過率85%)の透明導電膜を
高周波マグネトロンスパッタリングにより積層した。マ
スキングを剥がし、さらに(A)層として100ÅのA
g金属薄膜(全光線透過率85%)を前記(A)層と同
様に積層した。この積層体の表面抵抗率は1Ω/□であ
った。次に周辺部全周にわたって幅10mmのマスキン
グを施してから、(C)層として200Åの二酸化珪素
(全光線透過率90%,酸素透過係数1cc/atm・
2 ・day,水蒸気透過係数1g/m2 ・day)を
高周波マグネトロンスパッタリングにより積層した。得
られた積層体の全光線透過率は70%、ヘイズは2.0
%であった。60℃、95%RHの恒温恒湿槽に100
0時間放置した後の全光線透過率は68%、ヘイズは
2.2%であった。また、周辺部のマスキングを剥が
し、導電ペーストによりアース線を取り付けた。電磁波
シールド特性は60dBであった。
【0041】実施例3 長さ300mm、幅210mm、厚さ188μmの2軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム基板(全光線
透過率92%)に、(A)層として100ÅのAg金属
薄膜(全光線透過率85%)をDCマグネトロンスパッ
タリングにより積層した。次に周辺部全周にわたって幅
10mmのマスキングを施してから、(C)層として2
00Åの二酸化珪素(全光線透過率90%,酸素透過係
数1cc/atm・m2 ・day,水蒸気透過係数1g
/m2 ・day)の透明導電膜を高周波マグネトロンス
パッタリングにより積層した。マスキングを剥がし、
(A)層として100ÅのAg金属薄膜(全光線透過率
85%)を前記(A)層と同様に積層した。この積層体
の表面抵抗率は5Ω/□であった。次に周辺部全周にわ
たって幅10mmのマスキングを施してから、(C)層
として200Åの二酸化珪素(全光線透過率90%,酸
素透過係数1cc/atm・m2 ・day,水蒸気透過
係数1g/m2 ・day)を高周波マグネトロンスパッ
タリングにより積層した。得られた積層体の全光線透過
率は75%、ヘイズは2.0%であった。60℃、95
%RHの恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全光線
透過率は75%、ヘイズは2.0%であった。また、周
辺部のマスキングを剥がし、導電ペーストによりアース
線を取り付けた。電磁波シールド特性は50dBであっ
た。
【0042】実施例4 長さ300mm、幅210mm、厚さ188μmの2軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム基板(全光線
透過率92%)に、(C)層として200Åの二酸化珪
素(全光線透過率90%,酸素透過係数1cc/atm
・m2 ・day,水蒸気透過係数1g/m2 ・day)
を高周波マグネトロンスパッタリングにより積層した。
次に(A)層として、100ÅのAg金属薄膜(全光線
透過率85%)をDCマグネトロンスパッタリングによ
り積層した。次に周辺部全周にわたって幅10mmのマ
スキングを施してから、(C)層として200Åの二酸
化珪素(全光線透過率90%,酸素透過係数1cc/a
tm・m2 ・day,水蒸気透過係数1g/m2 ・da
y)を高周波マグネトロンスパッタリングにより積層し
た。マスキングを剥がし、(A)層として100ÅのA
g金属薄膜(全光線透過率85%)を前記(A)層と同
様に積層した。この積層体の表面抵抗率は2Ω/□であ
った。次に周辺部全周にわたって幅10mmのマスキン
グを施してから、(C)層として200Åの二酸化珪素
(全光線透過率90%,酸素透過係数1cc/atm・
2 ・day,水蒸気透過係数1g/m2 ・day)を
高周波マグネトロンスパッタリングにより積層した。得
られた積層体の全光線透過率は70%、ヘイズは2.0
%であった。60℃、95%RHの恒温恒湿槽に100
0時間放置した後の全光線透過率は70%、ヘイズは
2.0%であった。また、周辺部のマスキングを剥が
し、導電ペーストによりアース線を取り付けた。電磁波
シールド特性は50dBであった。
【0043】実施例5 実施例2の全ての(A)層を60ÅのAg金属薄膜(全
光線透過率90%)に変えた以外は実施例2と同様にし
て積層体を作製した。最外層の二酸化珪素積層前の表面
抵抗率は10Ω/□であった。得られた積層体の全光線
透過率は85%、ヘイズは1.0%であった。60℃、
95%RHの恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全
光線透過率は83%、ヘイズは1.2%であった。ま
た、周辺部のマスキングを剥がし、導電ペーストにより
アース線を取り付けた。電磁波シールド特性は45dB
であった。
【0044】実施例6 実施例2の全ての(A)層を175ÅのAg金属薄膜
(全光線透過率75%)に変えた以外は実施例2と同様
にして積層体を作製した。最外層の二酸化珪素積層前の
表面抵抗率は0.5Ω/□であった。得られた積層体の
全光線透過率は67%、ヘイズは3.0%であった。6
0℃、95%RHの恒温恒湿槽に1000時間放置した
後の全光線透過率は65%、ヘイズは3.2%であっ
た。また、周辺部のマスキングを剥がし、導電ペースト
によりアース線を取り付けた。電磁波シールド特性は6
5dBであった。
【0045】実施例7 実施例2の全ての(A)層を100ÅのAg−Pd合金
薄膜〔Ag:Pd(原子数比)=8:2,全光線透過率
85%〕に変えた以外は実施例2と同様にして積層体を
作製した。最外層の二酸化珪素積層前の表面抵抗率は5
Ω/□であった。得られた積層体の全光線透過率は70
%、ヘイズは2.0%であった。60℃、95%RHの
恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全光線透過率は
70%、ヘイズは2.0%であり、変化がなかった。ま
た、周辺部のマスキングを剥がし、導電ペーストにより
アース線を取り付けた。電磁波シールド特性は50dB
であった。
【0046】実施例8 実施例2の全ての(A)層を100ÅのAg−Au合金
薄膜〔Ag:Au(原子数比)=9:1,全光線透過率
85%〕に変えた以外は実施例2と同様にして積層体を
作製した。最外層の二酸化珪素積層前の表面抵抗率は5
Ω/□であった。得られた積層体の全光線透過率は70
%、ヘイズは2.0%であった。60℃、95%RHの
恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全光線透過率は
70%、ヘイズは2.0%であった。また、周辺部のマ
スキングを剥がし、導電ペーストによりアース線を取り
付けた。電磁波シールド特性は50dBであった。
【0047】実施例9 実施例2の全ての(A)層を100ÅのAg−Cu合金
薄膜〔Ag:Cu(原子数比)=9:1,全光線透過率
85%〕に変えた以外は実施例2と同様にして積層体を
作製した。最外層の二酸化珪素積層前の表面抵抗率は5
Ω/□であった。得られた積層体の全光線透過率は70
%、ヘイズは2.0%であった。60℃、95%RHの
恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全光線透過率は
70%、ヘイズは2.0%であった。また、周辺部のマ
スキングを剥がし、導電ペーストによりアース線を取り
付けた。電磁波シールド特性は50dBであった。
【0048】実施例10 実施例2の(B)層を200ÅのZnO−Al2 3
膜〔ZnO:Al2 3 (重量比)=98:2,全光線
透過率85%〕に変えた以外は実施例2と同様にして積
層体を作製した。最外層の二酸化珪素積層前の表面抵抗
率は1Ω/□であった。得られた積層体の全光線透過率
は70%、ヘイズは2.0%であった。60℃、95%
RHの恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全光線透
過率は68%、ヘイズは2.2%であった。また、周辺
部のマスキングを剥がし、導電ペーストによりアース線
を取り付けた。電磁波シールド特性は60dBであっ
た。
【0049】実施例11 実施例2の(B)層を200ÅのSnO2 −Sb2 3
薄膜〔SnO2 :Sb 2 3 (重量比)=95:5,全
光線透過率85%〕に変えた以外は実施例2と同様にし
て積層体を作製した。最外層の二酸化珪素積層前の表面
抵抗率は1Ω/□であった。得られた積層体の全光線透
過率は70%、ヘイズは2.0%であった。60℃、9
5%RHの恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全光
線透過率は68%、ヘイズは2.2%であった。また、
周辺部のマスキングを剥がし、導電ペーストによりアー
ス線を取り付けた。電磁波シールド特性は60dBであ
った。
【0050】実施例12 実施例2の(B)層を200ÅのIn2 3 −ZnO薄
膜〔In2 3 :ZnO(重量比)=80:20,全光
線透過率85%〕に変えた以外は実施例2と同様にして
積層体を作製した。最外層の二酸化珪素積層前の表面抵
抗率は1Ω/□であった。得られた積層体の全光線透過
率は70%、ヘイズは2.0%であった。60℃、95
%RHの恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全光線
透過率は68%、ヘイズは2.2%であった。また、周
辺部のマスキングを剥がし、導電ペーストによりアース
線を取り付けた。電磁波シールド特性は60dBであっ
た。
【0051】実施例13 実施例2の(B)層を200ÅのIn2 3 −SnO2
薄膜〔In2 3 :SnO2 (重量比)=90:10,
全光線透過率85%〕に変えた以外は実施例2と同様に
して積層体を作製した。最外層の二酸化珪素積層前の表
面抵抗率は1Ω/□であった。得られた積層体の全光線
透過率は70%、ヘイズは2.0%であった。60℃、
95%RHの恒温恒湿槽に1000時間放置した後の全
光線透過率は68%、ヘイズは2.2%であった。ま
た、周辺部のマスキングを剥がし、導電ペーストにより
アース線を取り付けた。電磁波シールド特性は60dB
であった。
【0052】実施例14 実施例3の(C)層を200ÅのAl2 3 −SiO2
薄膜〔Al:Si(原子数比)=30:70,全光線透
過率95%,酸素透過係数0.5cc/atm・m2
day,水蒸気透過係数0.5g/m2 ・day〕に変
えた以外は実施例3と同様にして積層体を作製した。最
外層の二酸化珪素積層前の表面抵抗率は5Ω/□であっ
た。得られた積層体の全光線透過率は75%、ヘイズは
2.0%であった。60℃、95%RHの恒温恒湿槽に
1000時間放置した後の全光線透過率は75%、ヘイ
ズは2.0%であった。また、周辺部のマスキングを剥
がし、導電ペーストによりアース線を取り付けた。電磁
波シールド特性は50dBであった。
【0053】実施例15 実施例3の(C)層を200ÅのZrO2 −SiO2
膜〔Zr:Si(原子数比)=1:1,全光線透過率9
5%,酸素透過係数0.5cc/atm・m2・da
y,水蒸気透過係数0.5g/m2 ・day〕に変えた
以外は実施例3と同様にして積層体を作製した。最外層
の二酸化珪素積層前の表面抵抗率は5Ω/□であった。
得られた積層体の全光線透過率は75%、ヘイズは2.
0%であった。60℃、95%RHの恒温恒湿槽に10
00時間放置した後の全光線透過率は75%、ヘイズは
2.0%であった。また、周辺部のマスキングを剥が
し、導電ペーストによりアース線を取り付けた。電磁波
シールド特性は50dBであった。
【0054】比較例1 長さ300mm、幅210mm、厚さ188μmの2軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム基板(全光線
透過率92%)に、100ÅのAg金属薄膜(全光線透
過率85%)をDCマグネトロンスパッタリングにより
積層した。得られた積層体の表面抵抗率は5Ω/□、全
光線透過率は80%、ヘイズは1.5%であった。また
この積層体を60℃、95%RHの恒温恒湿槽に100
0時間放置した後の表面抵抗率は100Ω/□以上で、
全光線透過率は50%以下、ヘイズは10%以上であ
り、外観的にも酸化によるAg膜の変色が見られた。
【0055】比較例2 実施例1の(C)層を積層しないこと以外は実施例1と
同様に積層した。この積層体の表面抵抗率は2Ω/□で
あった。得られた積層体の全光線透過率は75%、ヘイ
ズは2.0%であった。60℃、95%RHの恒温恒湿
槽に1000時間放置した後の全光線透過率は55%、
ヘイズは10%であり、外観的にもAg膜の変色が見ら
れた。
【0056】比較例3 実施例2の全ての(A)層を30ÅのAg金属薄膜(全
光線透過率92%)に変えた以外は実施例2と同様にし
て積層体を作製した。金属薄膜層が不連続な島状構造と
なり、十分な導電性がでなかった(最外層の二酸化珪素
積層前の表面抵抗率∞Ω/□)。
【0057】比較例4 実施例2の全ての(A)層を300ÅのAg金属薄膜
(全光線透過率2%以下)に変えた以外は実施例2と同
様にして積層体を作製した。得られた積層体は、不透明
な全反射膜であった(全光線透過率1%以下)。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、優れた環境安定性、特
に透光性と、電気伝導特性を有する透明導電フィルムが
提供できる。従って、本発明の透明導電フィルムは、電
磁波シールドフィルターとして、特にプラズマディスプ
レイ用電磁波シールドフィルターとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明導電フィルムの構成例を示す断面
図である。
【図2】本発明の透明導電フィルムの他の構成例を示す
断面図である。
【図3】本発明の透明導電フィルムの他の構成例を示す
断面図である。
【図4】本発明の透明導電フィルムの他の構成例を示す
断面図である。
【符号の説明】 (A) 金属薄膜 (B) 透明導電薄膜 (C) 透明ガスバリア薄膜 (D) 透明高分子フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 17/04 H01J 17/04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明高分子フィルム上に、下記(A)
    層、〔下記(B)層または下記(C)層〕、下記(A)
    層、下記(C)層がこれらの順に4層積層された積層構
    造を少なくとも有する透明導電フィルム。 (A)層;Agを主成分とする厚さ50Å〜200Åの
    金属薄膜層。 (B)層;In、Sn、Cd、Zn、AlおよびSbか
    らなる群より選ばれる一種以上の金属の酸化物を有して
    なる透明導電薄膜層。 (C)層;Mg、Ca、Al、Si、Ti、Zrおよび
    Ceからなる群より選ばれる一種以上の金属の酸化物を
    有してなる透明ガスバリア薄膜層。
  2. 【請求項2】 2つの(A)層のうち透明高分子フィル
    ムから上層側にある(A)層に外部からの端子を電気的
    に接続し得るように、該(A)層の上面が外周縁部にお
    いて露出している請求項1記載の透明導電フィルム。
  3. 【請求項3】 透明高分子フィルム上の積層構造が、
    (A)層、(C)層、(A)層、(C)層の順に積層さ
    れてなるものであって、両方の(C)層の外周形状が
    (A)層の外周形状より小さいものであり、2つの
    (A)層が電気的に接続されているものであり、かつ2
    つの(A)層のうち透明高分子フィルムから上層側にあ
    る(A)層が、外部からの端子を電気的に接続し得るも
    のである請求項1記載の透明導電フィルム。
  4. 【請求項4】 透明高分子フィルムと積層構造の間に、
    (C)層を有するものである請求項1〜3のいずれかに
    記載の透明導電フィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の透明導
    電フィルムを用いてなる電磁波シールドフィルター。
  6. 【請求項6】 プラズマディスプレイに用いられる請求
    項5記載の電磁波シールドフィルター。
JP17955897A 1997-07-04 1997-07-04 透明導電フィルムおよびそれを用いた電磁波シールドフィルター Expired - Fee Related JP3924849B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17955897A JP3924849B2 (ja) 1997-07-04 1997-07-04 透明導電フィルムおよびそれを用いた電磁波シールドフィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17955897A JP3924849B2 (ja) 1997-07-04 1997-07-04 透明導電フィルムおよびそれを用いた電磁波シールドフィルター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1120076A true JPH1120076A (ja) 1999-01-26
JP3924849B2 JP3924849B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=16067844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17955897A Expired - Fee Related JP3924849B2 (ja) 1997-07-04 1997-07-04 透明導電フィルムおよびそれを用いた電磁波シールドフィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3924849B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001328199A (ja) * 2000-05-18 2001-11-27 Bridgestone Corp 積層膜
JP2005316428A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Dainippon Printing Co Ltd 干渉縞の発生を防止した帯電防止性反射防止フィルム
JP2006058896A (ja) * 2000-02-01 2006-03-02 Mitsui Chemicals Inc プラズマディスプレイ用フィルタ、表示装置およびその製造方法
KR100709216B1 (ko) * 2005-09-30 2007-04-19 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
US7733025B2 (en) 2004-12-01 2010-06-08 Lg Electronics Inc. Plasma display panel
WO2010077447A3 (en) * 2008-12-17 2010-08-26 3M Innovative Properties Company Electromagnetic shielding article

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5425801B2 (ja) * 2008-10-14 2014-02-26 Jx日鉱日石金属株式会社 電気抵抗膜付き金属箔及びその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006058896A (ja) * 2000-02-01 2006-03-02 Mitsui Chemicals Inc プラズマディスプレイ用フィルタ、表示装置およびその製造方法
JP2001328199A (ja) * 2000-05-18 2001-11-27 Bridgestone Corp 積層膜
JP2005316428A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Dainippon Printing Co Ltd 干渉縞の発生を防止した帯電防止性反射防止フィルム
US7733025B2 (en) 2004-12-01 2010-06-08 Lg Electronics Inc. Plasma display panel
KR100709216B1 (ko) * 2005-09-30 2007-04-19 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널
WO2010077447A3 (en) * 2008-12-17 2010-08-26 3M Innovative Properties Company Electromagnetic shielding article
US8138429B2 (en) 2008-12-17 2012-03-20 3M Innovative Properties Company Electromagnetic shielding article
US8987611B2 (en) 2008-12-17 2015-03-24 3M Innovative Properties Company Electromagnetic shielding article

Also Published As

Publication number Publication date
JP3924849B2 (ja) 2007-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4666087B2 (ja) プラズマディスプレイ用保護板
JP4837654B2 (ja) 導電性積層体、プラズマディスプレイ用電磁波遮蔽フィルムおよびプラズマディスプレイ用保護板
JP5023556B2 (ja) 導電性積層体、プラズマディスプレイ用電磁波遮蔽フィルムおよびプラズマディスプレイ用保護板
EP1819210B1 (en) Electroconductive laminate, manufacturing process thereof, electromagnetic wave shielding film and protective plate for plasma display
WO2004042436A1 (en) Optical filter
JP4893097B2 (ja) 導電性積層体およびプラズマディスプレイ用保護板
EP1441239A1 (en) Transparent laminate, method for producing the same, and plasma display panel
JP2012009873A (ja) 導電性積層体、その製造方法、プラズマディスプレイ用電磁波遮蔽フィルムおよびプラズマディスプレイ用保護板
JP2000294980A (ja) 透光性電磁波フィルタおよびその製造方法
JPWO2006090798A1 (ja) 電磁波遮蔽積層体およびこれを用いたディスプレイ装置
TW200300109A (en) Substrate with electromagnetic shield film
JP3924849B2 (ja) 透明導電フィルムおよびそれを用いた電磁波シールドフィルター
WO2011001983A1 (ja) 導電性積層体およびプラズマディスプレイ用保護板
JP4355327B2 (ja) プラズマディスプレイ用保護板
JP2006156927A (ja) プラズマディスプレイ用電磁波遮蔽フィルムおよびプラズマディスプレイ用保護板
JP2001047549A (ja) 透明導電性フィルム
JP2008036952A (ja) 導電性積層体およびプラズマディスプレイ用保護板
JP2006313918A5 (ja)
JP3549761B2 (ja) 電磁波遮蔽膜付き基板
JP3924846B2 (ja) 透明導電フィルム
JP2005072255A (ja) プラズマディスプレイ用電磁波遮蔽シートおよびその製造方法
JP2004128220A (ja) 電磁波シールド膜付き基板
JP2006243757A (ja) プラズマディスプレイ用保護板とその製造方法
JP2006133799A (ja) プラズマディスプレイ用保護板とその製造方法
JP2000106044A (ja) 透明導電性フィルムの表面抵抗低下方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees