JPH11199808A - 水性インク組成物とこれを用いた記録方法、並びに、これらを用いて記録された記録物 - Google Patents

水性インク組成物とこれを用いた記録方法、並びに、これらを用いて記録された記録物

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JPH11199808A
JPH11199808A JP668698A JP668698A JPH11199808A JP H11199808 A JPH11199808 A JP H11199808A JP 668698 A JP668698 A JP 668698A JP 668698 A JP668698 A JP 668698A JP H11199808 A JPH11199808 A JP H11199808A
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JP
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ink composition
aqueous ink
fine particles
composition according
polymer fine
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JP668698A
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English (en)
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Toshiyuki Miyabayashi
利行 宮林
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐光性に優れた印刷画像を実現するインク組
成物の提供。 【解決手段】 水溶性染料、水、水溶性有機溶媒とから
なる水性インク組成物に紫外線吸収能および/または光
安定可能を有し、かつ皮膜形成能を有するポリマーを微
粒子として添加することによって、かかるインク組成物
を用いて得られる画像は良好な耐光性を実現することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】〔発明の分野〕本発明は水性インク組成
物に関し、更に詳しくはインクジェット記録方法に好ま
しく用いられるインク組成物に関する。
【0002】〔背景技術〕インク組成物を用いた記録方
法にあっては、色材を溶解または分散させる溶媒成分が
必須である。この溶媒成分は安全性の観点から水および
水溶性有機溶媒との混合溶媒が広く用いられている。イ
ンク組成物が記録媒体上に適用されると、この溶媒成分
が記録媒体にしみ込むかまたは蒸発することで、色材成
分を記録媒体上に定着させ、文字または画像の記録が行
われる。得られた画像には種々の性能が要求される。
【0003】それら要求性能の中で耐光性については、
その性能を改善するために種々の提案がなされている。
水溶性染料はその良好な水溶性ゆえに水性インク組成物
の色材として多用されているが、一般には耐光性に劣る
ことが指摘されている。染料はその利用可能な種類の多
さが魅力であり、染料を色材として含むインク組成物の
画像の耐光性を改善する手法が望まれていた。
【0004】さらに近時、カラー画像を複数のインク組
成物で形成することが行われている。このような複数の
インク組成物を用いる画像にあっては、一色でも耐光性
に劣るものが存在すると画像の色相が変わり、カラー画
像の品質が極端に劣化する。よって、カラーインク組成
物にあっては、より制御された耐光性が要求される。
【0005】また、最近、インクジェット記録プリンタ
が広く普及し始めている。このインクジェット記録方法
は、インクの小液滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着
させて印刷を行う印刷方法である。この方法は、比較的
安価な装置で高解像度、高品位の画像を、高速で印刷可
能という特徴を有する。特にカラーインクジェット記録
装置は、画像品質が向上し、写真の出力機としても利用
され、デジタル印刷機、プロッター、CAD出力デバイ
ス等としても利用されるに至っている。このような広く
利用されるに至っているインクジェット記録プリンタに
よって印刷された画像は、様々な利用の形態が考えら
れ、特に写真仕様の印刷物などはディスプレイとして長
時間蛍光灯または屋外等の直射日光に暴露される場所に
置かれることが考えられる。よって、インクジェット記
録方法に用いられるインク組成物において耐光性は極め
て重要な要求性能となっている。
【0006】インク組成物の耐光性を向上させる手段と
して、紫外線吸収剤または光安定化剤のインク組成物中
への添加が考えられる。しかしながら、紫外線吸収剤お
よび光安定化剤の多くは油溶性であることから、水溶性
インク組成物に十分な量を存在させることが難しい。
【0007】特開平5−194931号公報には界面活
性剤により紫外線吸収剤を水に分散することが提案され
ているが、経時で紫外線吸収剤の沈殿が生じ易いという
問題があった。また、特開平3−91573号公報に
は、水溶性の紫外線吸収剤を用いることが提案されてい
るが、経時の安定性については改善されてはいるもの
の、低分子量で揮散し易いことから長期の耐光性におい
ては満足のいくものではなかった。特開平6−7336
7号公報には第4級アンモニウム基によるカチオン性高
分子紫外線吸収剤の提案がなされているが、カチオン性
であることから単独で水に安定に溶解するものの、酸性
染料を用いた水性インクでは安定性に問題があり、用い
ることができなかった。さらに、特開平9−24132
7号には、低揮発性で酸性染料と併用可能な水溶性の紫
外線吸収能を有するアニオン性共重合体が提案されてい
るが、これを添加したインクは添加による粘度上昇が大
きく、インクジェット用として使用するには問題があっ
た。また、紙等の多孔質材に対しては、水溶性溶媒とと
もに浸透してしまい、紙繊維に染着した染料の長期の耐
光性は満足のいくものではなかった。
【0008】
【発明の概要】本発明者は、今般、紫外線吸収能および
/または光安定化能を有し、かつ皮膜形成能を有するポ
リマー微粒子としてインク組成物に添加することによっ
て、インク組成物の耐光性を向上させる手法を提案す
る。
【0009】すなわち、本発明は、耐光性に優れた印刷
画像を実現するインク組成物の提供をその目的としてい
る。
【0010】そして、本発明によるインク組成物は、染
料と、水と、水溶性有機溶剤と、ポリマー微粒子とを含
んでなるインク組成物であって、該ポリマー微粒子が紫
外線吸収能および/または光安定化能を有し、かつ皮膜
形成能を有するポリマーからなるものである。
【0011】
【発明の具体的説明】〔インク組成物〕本発明によるイ
ンク組成物はインク組成物を用いた記録方法に用いられ
る。インク組成物を用いた記録方法とは、例えば、イン
クジェト記録方式、ペン等による筆記具による記録方
式、その他各種の印字方式が挙げられる。特に、本発明
によるインク組成物は、インクジェット記録方法に好ま
しく用いられる。
【0012】〔ポリマー微粒子〕本発明によるインク組
成物において用いられるポリマー微粒子は、皮膜形成能
を有するものである。
【0013】本発明において皮膜形成能を有するポリマ
ー微粒子とは、それが含まれるインク組成物が乾燥した
際に、均質な皮膜を形成するものを意味する。以下の理
論はあくまで仮定であって、本発明が以下の理論に限定
されないことを条件に、本発明によるインク組成物が耐
光性に優れた画像を実現する理由を述べれば以下の通り
である。本発明によるインク組成物が記録媒体に付着す
ると、溶媒成分が記録媒体にしみこむかまたは蒸発し、
染料は記録媒体に染着する。その際、インク組成物中に
含まれるポリマー微粒子が皮膜形成能を有することか
ら、その記録媒体上に皮膜が形成される。紫外線は、こ
の皮膜に遮られ、記録媒体に染着した染料まで至らない
ことから、画像は耐光性を有するものとなると考えられ
る。
【0014】本発明によるインク組成物において用いら
れるポリマー微粒子は、皮膜形成能を有するものであ
る。
【0015】本発明の好ましい態様によれば、ポリマー
微粒子の粒径は好ましくは5nm〜200nm程度であ
る。
【0016】また、本発明によるインク組成物中のポリ
マー微粒子の含有率はインク組成物の好ましくは3〜1
0重量%の範囲である。3重量%より少なければ耐光性
の効果が得られず、また、10重量%を超えるとインク
ジェット記録方式においては吐出が不安定になるため好
ましくない。
【0017】本発明の好ましい態様によれば、ポリマー
微粒子は単粒子構造を有するものであるのが好ましい。
さらに別の好ましい態様によれば、ポリマー微粒子はコ
ア部分とそれを囲むシェル層とからなるコアシェル構造
を有するものであるのが好ましい。
【0018】本発明の好ましい態様によれば、ポリマー
微粒子は、ポリマーエマルジョンの分散粒子としてイン
ク組成物中に分散されてなるのが好ましい。したがっ
て、本発明によるインク組成物を調製するにあたり、ポ
リマー微粒子は、ポリマーエマルジョンの形態で、イン
ク組成物を構成する成分と混合されるのが好ましい。す
なわち、水不溶性の本発明のポリマー微粒子をインク中
に分散して使用することで、水溶性ポリマーを用いたと
きの欠点である高粘度化を防ぐことができる。さらに、
本発明のポリマー微粒子を分散粒子としてポリマーエマ
ルジョンの形態で用いることは、小粒子径のポリマー微
粒子を得ることが比較的容易であることと、ポリマー微
粒子のインク中への良好な分散性を得ることができるこ
とによるものである。
【0019】本発明の好ましい態様によれば、ポリマー
エマルジョン中のポリマー微粒子の粒子径は200nm
以下が好ましく、より好ましくは5〜100nmの範囲
である。すなわち、本発明のインクにおいては、ポリマ
ー微粒子の粒子径が200nmを超えると、特にインク
ジェット方式においては吐出安定性に問題が生じること
があることから、粒子径は200nm以下の範囲が好ま
しい。
【0020】本発明の好ましい態様によれば、ポリマー
微粒子を構成するポリマーのガラス転移点が30℃以下
であるものが好ましい。このようなポリマーを用いるこ
とで、本発明によるインク組成物は、常温においてより
確実に皮膜を形成する。
【0021】さらに本発明の好ましい態様によれば、ポ
リマー微粒子がポリマーエマルジョンの分散粒子として
インク組成物中に分散されてなる場合、ポリマーエマル
ジョンの最低成膜温度が30℃以下であることが好まし
い。ここで、最低成膜温度とは、ポリマーエマルジョン
をアルミニウム等の金属板の上に薄く流延し、温度を上
げていった時に透明な連続フィルムの形成される温度を
いう。この態様によれば、印刷物の速乾性、指触性、耐
擦性、およぴ耐水性の向上を図ることができる。
【0022】本発明の好ましい態様によれば、ポリマー
微粒子は、200〜400nmの紫外域に吸収を有する
ポリマーからなる。
【0023】本発明の第一の好ましい態様によれば、ポ
リマ一微粒子は、紫外線吸収剤および/または光安定化
剤を含有したポリマーからなる。
【0024】また、本発明の第二の好ましい態様によれ
ば、ポリマ一微粒子は、紫外線吸収能および/または光
安定化能を有する部位を構造中に有するポリマーからな
る。
【0025】上記したように、紫外線吸収剤および光安
定化剤の多くは油溶性であることから、水溶性インク組
成物に十分な量を存在させることが難しい。しかしなが
ら、本発明よれば、それによって印刷される画像に十分
な耐光牲を与えることができる水溶性インク組成物を得
ることができる。また、上記第一および第二の態様のい
ずれにあっても、ポリマー微粒子中の紫外線吸収能およ
び/または光安定化能を有する部位の存在量および紫外
線吸収剤および/または光安定化剤の存在量を基本的に
任意に設定できることから、その紫外線吸収能および/
または光安定化能を任意に設定できるとの利点を得るこ
とができる。
【0026】なお、本発明において紫外線吸収能および
紫外線吸収剤と、光安定化能および光安定化能とは、当
業界において理解されている定義に従うものである。す
なわち、その作用機序から、紫外線吸収能および紫外線
吸収剤とは、一般に紫外線のもつ強力なエネルギーをケ
ト−エノール型互変異性により、徐々に熱エネルギーに
変換して放出安定化するものを意味し、一方、光安定化
能および光安定化剤とは、ラジカルの捕捉、ヒドロペル
オキシドの分解、重金属の捕捉、一重項酸素の消光によ
って安定化するものを意味する。本発明にあっては、そ
のいずれかかが存在すれば良いが、本発明の好ましい態
様に依れば、その両方が共に存在していることが好まし
い。
【0027】(1)第一の態様のポリマー微粒子 本発明の第一の態様によるポリマー微粒子は、後記する
ポリマー成分に、紫外線吸収剤および/または光安定化
剤を物理的に混合したものである。
【0028】本発明において利用可能な紫外線吸収剤お
よび光安定化剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸収
剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ヒンダードフ
ェノール系紫外線吸収剤、サリチレート系紫外線吸収
剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤、およびニッケ
ル錯塩系紫外線吸収剤、ならびにヒンダードアミン系光
安定化剤からなる群から選択されるものが挙げられる。
【0029】さらに具体的には、ベンゾフェノン系紫外
線吸収剤としては、2,4一ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2'4,4,−テトラヒドロキシベンゾフェノンが
挙げられる。
【0030】また、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
としては、2(2'−ヒドロキシ−5’−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2(2’−ヒドロキシ−4’
−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2(2’
−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフェ
ニル)5−クロロベンゾトリアゾールが挙げられる。
【0031】さらに、サリチレート系紫外線吸収剤とし
ては、フェニルサリチレート、p−tert−ブチルフェニ
ルサリチレート、p−オクチルフェニルサリチレートが
挙げられる。
【0032】また、シアノアクリレート系紫外線吸収剤
としては、エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニル
アクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−
(p−メトキシフェニル)アクリレート、ブチル−2−
シアノ−3−メチル−3−(p−メトキシフェニル)ア
クリレートが挙げられる。
【0033】さらに、ニッケル錯塩系紫外線吸収剤とし
ては、ニッケルビス(オクチルフェニル)サルファイ
ド、2,2’−チオビス(4−tert−オクチルフェ
レート)−n−ブチルアミンニッケル(II)、2−
2’−チオビス(4−tert−オクチルフェレート)
−2−エチルヘキシルアミンニッケル(II),2−
2’−チオビス(4−tert−オクチルフェレ−ト)
トリエタノールアミンニッケル(II)が挙げられる。
【0034】また、ヒンダードアミン系光安定化剤とし
ては、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン骨格を
持つもので、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
−1−オキシル(トリアセトン−アミン−N−オキシ
ル)が挙げられる。
【0035】また、これら紫外線吸収剤または光安定化
剤として市販されているものを用いることも可能であ
る。これらは、単独で用いても良く、また、併用するこ
ともできる。また、これらの紫外線吸収剤および光安定
剤は、りん系酸化防止剤と併用することもできる。この
りん系酸化防止剤の添加によって、ポリマーの変色や添
加剤の変色が抑制されるため色調変化が抑制されるとい
う利点が得られる。
【0036】また、本発明の好ましい態様によれば、ポ
リマー微粒子は熱可塑性ポリマーを成分とするものであ
ることが好ましい。また、ポリマーは架橋されていても
よい。熱可塑性ポリマーの例としては、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸−
スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸エステル−(メ
タ)アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−イタコン酸エステル共重合体、ポリ酢酸
ビニル、ポリエステル、ポリウレタン、およびポリアミ
ドが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0037】本発明の第一の態様によるポリマー微粒子
の製造は好ましくは次のように実施することができる。
すなわち、(1)反応種であるモノマーと重合触媒とか
らなる系に紫外線吸収剤および/または光安定剤を添加
して重合反応を行い、得られたポリマーを有機溶剤に溶
かし、攪拌した状態のそのポリマー溶液に水を添加して
エマルジョン化する溶液乳化法、(2)溶剤を用いず
に、上記と同様にして得られたポリマーと乳化剤とを溶
融した状態の中へ、あるいは混練ミキサーなどで練られ
た状態の中へ水を少量づつ添加する方法、または(3)
溶融されたポリマーを加熱された乳化剤水溶液中へかき
混ぜながら徐々に添加してエマルジョン化する直接乳化
法等によって得ることができる。また、別の態様によれ
ば(4)ポリマー微粒子は、紫外線吸収剤および/また
は光安定化剤および触媒の存在下において、ポリオール
とジイソシアネートまたはポリイソシアネートとを反応
させ、得られたポリウレタンをエマルジョン化させて得
ることが可能である。
【0038】また、別の態様によれば、本発明において
用いられるポリマー微粒子は、公知の乳化重合によって
得ることができる。具体的には、紫外線吸収剤および/
または光安定剤をモノマーに溶解し、このモノマー成分
を他のモノマー成分と重合触媒、および乳化剤を存在さ
せた水中で乳化重合することによってえることができ
る。ここで、使用可能な乳化剤は、アニオン界面活性
剤、ノニオン界面活性剤、及びこれらの混合物があげら
れる。アニオン活性剤としては、アルキルスルホン酸
塩、アルキルスルホン硫酸塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベ
ンゼンスルホン硫酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、
脂肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、ポリオキシエチレンフェニルエーテル硫酸塩などが
挙げられる。
【0039】ノニオン界面活性剤は、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ングリコール、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
この乳化重合は、ポリマーエマルジョン形態のポリマー
微粒子を製造するのに好ましい方法である。本発明の好
ましい態様によれば、安定なポリマーエマルジョンを得
るために、そのHLBが15から20のものが好まし
い。
【0040】以上の製造法に用いられるモノマー成分
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリ
レート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチ
ル(メタ)アクリレート、イソブチル( メタ)アクリレ
ート、n−アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メ
タ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチ
ル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、
ドデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)ア
クリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フ
ェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシルエチ(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリシジルメ
タクリレート、グリシジルアクリレート等のアクリル酸
エステルまたはメタクリル酸エステル及び酢酸ビニル等
のビニルエステル類や、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル等、スチレン、2−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン、ビニル
アニソール、ビニルナフタレン、ジビニルベンゼン等の
芳香族ビニル類、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等
のハロゲン化ビニリデン類、エチレン、プロピレン、イ
ソプロピレンブタジエン、ビニルピロリドン、塩化ビニ
ル、ビニルエーテル、ビニルケトン、クロロプレン等
と、カルボキシル基を含むアクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸またはそのモノアルキルエステエル、イタコ
ン酸またはそのモノアルキルエステル、フマル酸または
そのモノアルキルエステルなどのエチレン性不飽和カル
ボン酸や、アミド基を有するアクリルアミド、N,N−
ジメチルアクリルアミド等、アミノ基を含むN−メチル
アミノエチルメタクリレート、N−メチルアミノエチル
アクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、
ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエ
チルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレ
ート等のアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルアミ
ノエステル類や、N−(2−ジメチルアミノエチル)ア
クリルアミド、N−(2−ジメチルアミノエチル)メタ
クリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド、等のアルキルアミノ基を有する不飽和アミド
類等と、ビニルピリジン等のモノビニルピリジン類、ジ
メチルアミノエチルビニルエーテルなどのアルキルアミ
ノ基を有するビニルエーテル類、ビニルイミダゾール
等、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸およびその
塩、2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスル
ホン酸およびその塩等のスルホン基を有するものが挙げ
られる。これらのモノマーは、単独または二種以上を混
合して用いることができる。
【0041】上記したように、ポリマー微粒子は、単粒
子構造またはコアシェル構造とすることができ、この第
一の態様のポリマー微粒子にあってもいずれの構造も採
用することが可能である。
【0042】ここで、コアシェル構造のポリマー微粒子
は特に限定されないが一般的には多段階の乳化重合など
によって製造することができる。
【0043】ポリマー微粒子がコアシェル構造である場
合、紫外線吸収剤および/または光安定化剤は、コア部
とシェル層のいずれに存在しても良く、また両方に存在
してもよい。
【0044】さらに本発明の好ましい態様によれば、第
一の態様のポリマー微粒子が単粒子構造およびコアシェ
ル構造のいずれにおいてもカルボキシル基またはスルホ
ン酸基のいずれかの官能基を有するものであるのが好ま
しく、さらにアミド基、水酸基、またはアミノ基を有し
てなるものが好ましい。コアシェル構造の場合、シェル
層にこれらの官能基が存在するのが好ましい。これらの
基は、上記した製造法において、モノマーの構造中に存
在させてもよく、またポリマー微粒子を得た後にその表
面にグラフト重合等によって付加させてもよい。
【0045】このような基の存在は次のような予想され
る機序から好ましいと思われるが、以下の理論はあくま
でも仮定であって本発明はこれに限定されるものではな
い。このようなポリマー粒子表面のカルボキシル基やス
ルホン酸基、アミド基、アミノ基、水酸基等の親水性基
は、ポリマー粒子表面の親水性を向上するため、これら
の基を有するポリマー微粒子を含んだインク組成物は、
インクジェットプリンターの記録ヘッドの撥水処理を施
したノズルプレート表面の濡れによる吐出不良や飛行曲
がりの発生などはなく吐出安定性の優れたものとなる。
さらにこれらの基を有するポリマー微粒子を含んだイン
ク組成物は、保存安定性に優れたものとなる。
【0046】(2)第二の態様のポリマー微粒子 本発明の第二の態様によるポリマー微粒子は、後記する
ポリマーの構造中に紫外線吸収能および/または光安定
化能を有する部位を有するポリマーからなる。
【0047】この態様においては、ポリマー微粒子は、
ポリマー構造中に芳香族単環炭化水素基、縮合多環芳香
族炭化水素基、複素単環基、縮合複素環基を有する紫外
線吸収能及び/又は光安定化能を有する部位を有する。
【0048】この態様において利用可能な紫外線吸収能
を有する部位としては、ベンゾフェノン骨格、ベンゾト
リアゾール骨格、ヒンダードフェノール骨格、サリチレ
ート骨格、およびシアノアクリレート骨格が挙げられ、
また光安定化能を有する部位としてはヒンダードアミン
骨格が挙げられる。
【0049】これら骨格の具体的構造を示せば、 ベンゾフェノン骨格:
【0050】
【化1】
【0051】ベンゾトリアゾール骨格
【0052】
【化2】
【0053】ヒンダードフェノール骨格:
【0054】
【化3】
【0055】サリチレート骨格:
【0056】
【化4】
【0057】シアノアクリレート骨格
【0058】
【化5】
【0059】およぴ、ヒンダードアミン骨格
【0060】
【化6】
【0061】である。
【0062】紫外線吸収能および/または光安定化能を
有する部位のポリマー構造中への導入は、上記骨格を分
子構造中に有する共重合可能なモノマーと他のモノマー
とを共重合させることによって実施することができる。
【0063】本発明において、紫外線吸収能および/ま
たは光安定化能を有する部位を有するモノマーの具体例
は、上記した紫外線吸収能および/または光安定化能を
有する部位と、メタクリロイル基、アクリロイル基、ア
クリルアミド基、ビニル基、アリル基等のエチレン性不
飽和基とを有するものである。
【0064】そのようなモノマーの具体例としては、次
のものが挙げられる。まず、ペンゾフェノン骨格を有す
る紫外線吸収部位を有するモノマーの具体例としては、
次のものが挙げられる。
【0065】
【化7】
【0066】
【化8】
【0067】また、ペンゾトリアゾール骨格を有する紫
外線吸収部位を有するモノマーの具体例としては、次の
ものが挙げられる。
【0068】
【化9】
【0069】
【化10】
【0070】
【化11】
【0071】さらに、ヒンダードフェノール骨格を有す
る紫外線吸収部位を有するモノマーの具体例としては、
次のものが挙げられる。
【0072】
【化12】
【0073】また、ヒンダードアミン骨格を有する光安
定部位を有するモノマーの具体例としては、次のものが
挙げられる。
【0074】
【化13】
【0075】
【化14】
【0076】紫外線吸収能および/または光安定化能を
有する部位を有するモノマーとしては、市販されている
ものを利用することも可能であり、市販品の例として
は、ベンゾトリアゾール骨格を有する紫外線吸収部位を
有するモノマーとして、大塚化学株式会社から入手可能
なRUVA−93(2−(2’−ヒドロキシ−5−メチ
ルアクリルオキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリ
アゾール)が挙げられる。また、ヒンダードアミン骨格
を有する光安定化部位を有するモノマーとして、旭電化
工業株式会社から入手可能なアデカスタブLA−82
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピベリジル
メタクリレート)、同LA−82(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジルメタクリレート)が挙げら
れる。
【0077】この第二の態様によるポリマー微粒子は、
紫外線吸収能およぴ/または光安定化能を有する部位を
有するモノマーと、他のモノマーの種類を勘案して適宜
選択される重合方法によって重合し、製造することがで
きる。
【0078】本発明の好ましい態様によれば、本発明に
おいて用いられる第二の態様のポリマー微粒子は、公知
の乳化重合によって得ることができる。具体的には、ポ
リマーを構成するモノマー成分と紫外線吸収能および/
または光安定化能を有する部位を有するモノマーとを重
合触媒、および乳化剤を存在させた水中で乳化重合する
ことによって得ることができる。
【0079】この第二の態様において用いることができ
るポリマーを構成するモノマー成分の具体例としては、
上記第一の態様のポリマー微粒子を構成するモノマー成
分と同様のものが挙げられる。また、上記の乳化重合に
おいて用いられる乳化剤の具体例についても、上記第一
の態様において説明したものと同様のものが挙げられ
る。
【0080】また、この第二の態様のポリマー徽粒子
も、ポリマーエマルジョンの形態とされ、上記の乳化重
合により好ましく製造することができる。また、ポリマ
ーエマルジョンの形態とされた第二の態様のポリマー微
粒子として、市販品を利用することも可能であり、その
例としてはBASF社のUVA−383MAおよびUV
A−383MGが挙げられる。
【0081】上記したように、ポリマ一微粒子は、単粒
子構造またはコアシェル構造とすることができ、この第
二の態様のポリマー微粒子にあってもいずれの構造を採
用することも可能である。
【0082】ここで、コアシェル構造を有する第二の態
様のポリマー微粒子は、上記第一の態様において説明し
たような手法によって同様に製造することができる。
【0083】また、ポリマー微粒子がコアシェル構造で
ある場合、紫外線吸収能および/または光安定化能を有
するポリマーは、コア部とシェル層のいずれを構成する
ものとされてもよく、また両方を構成してもよい。
【0084】また、第一の態様によるポリマー微粒子と
同様に、この第二の態様によるポリマー微粒子にあって
も、カルボキシル基またはスルホン酸基のいずれかの官
能基を有するものであるのが好ましく、さらにアミド
基、水酸基、またはアミノ基を有してなるものが好まし
い。また、この第二の態様によるポリマー微粒子がコア
シェル構造の場合、シェル層にこれらの官能基が存在す
るのが好ましい。
【0085】[染料]本発明によるインク組成物に含ま
れる染料としては、直接染料、酸性染料、食用染料、塩
基性染料、反応性染料、分散染料、建染染料、可溶性建
染染料、反応分散染料、など通常インクジェット記録に
使用する各種染料を使用することができる。
【0086】酸性染料としては、例えば、C.I.アシ
ッド・ブラック2、C.I.アシッド・ブラック2、
7、24、26、31、48、52、63、112、1
18、172、194、208;C.I.アシッド・イ
エロー1、10、11、17、23、25、29、4
2、49、61、71; C.I.アシッド・レッド
1、2、6、8、10、18、27、32、35、3
7、51、52、80、85、87、92、94、11
5、180、256、257、289、315、31
7;C.I.アシッド・オレンジ7、19、20;C.
I.アシッド・ブルー7、9、22、40、59、9
3、102、104、113、117、120、16
7、185、229、234、254等が挙げられる。
【0087】直接染料としては、例えば、C.I.ダイ
レクト・レッド1、4、17、28、80、83、22
5、227;C.I.ダイレクト・ブラック17、1
9、22、32、38、51、71、80、91、10
8、146、151、154;C.I.ダイレクト・ブ
ルー6、15、22、25、71、86、90、10
6、199、202、203、236;C.I.ダイレ
クト・イェロー12、24、26、86、98、14
2;C.I.ダイレクト・オレンジ34、39、44、
46、60;C.I.ダイレクト・バイオレット47、
48;C.I.ダイレクト・グリーン59等が挙げられ
る。
【0088】塩基性染料としては、例えば、C.I.ベ
ーシック・イェロー2、11;C.I.ベーシック・レ
ッド1、2、9、12、13、14、37;C.I.ベ
ーシック・バイオレット7、14、27;C.I.ベー
シック・ブルー1、3、5、7、9、24、25、2
6、28、29などが挙げられる。
【0089】分散染料としては、例えば、C.I.ディ
スパース・イェロー3、5、56、60、64;C.
I.ディスパース・レッド4、5、60、72、73、
91;C.I.ディスパース・ブルー3、7、56、6
0、79などが挙げられる。
【0090】上記の染料のインク組成物中の含有量は、
特に限定しないが、本発明のインク組成物中の0.5〜
10重量%が適当である。
【0091】また、本発明において分散染料を用いる場
合においては、染料分散剤を使用することが好ましい。
染料分散剤としては、前記のアニオン界面活性剤、非ノ
ニオン界面活性剤、及びこれらの混合物を用いることが
できる。
【0092】[水溶性有機溶媒]また、本発明によるイ
ンク組成物は水溶性有機溶媒を含んでなる。本発明の好
ましい態様によれば、本発明に使用するインク組成物
は、高沸点有機溶媒からなる湿潤剤を含んでなることが
好ましい。高沸点有機溶媒の好ましい例としては、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコー
ル、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパンなどの多価アルコー
ル類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、トリエチエレングリコールモノメチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテルなどの多価アルコール
のアルキルエーテル類、尿素、2−ピロリドン、N−メ
チル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダ
ゾリジノンなどがあげられる。
【0093】これら湿潤剤の添加量は、インク組成物中
の0.1〜50重量%が好ましく、より好ましくは1〜
30重量%の範囲である。
【0094】本発明の好ましい態様によればポリマー微
粒子のガラス転移点が30℃以下またはポリマーエマル
ジョンの最低成膜温定が30℃以下である場合、沸点が
180℃以上の水溶性有機溶媒の使用が好ましい。上記
水溶性有機溶媒の好ましい例としては、エチレングリコ
ール(沸点:197℃;以下括弧内は沸点を示す)、プ
ロピレングリコール(187℃)、ジエチレングリコー
ル(:245℃)、ペンタメチレングリコール(242
℃)、トリメチレングリコール(214℃)、2−ブテ
ン−1,4−ジオール(235℃)、2−エチル−1,
3−ヘキサンジオール(243℃)、2−メチル−2,
4−ペンタンジオール(197℃)、N−メチル−2−
ピロリドン(202℃)、1,3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノン(257〜260℃)、2−ピロリドン
(245℃)、グリセリン(290℃)、トリプロピレ
ングリコールモノメチルエーテル(243℃)、ジプロ
ピレングリコールモノエチルグリコール(198℃)、
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル(190
℃)、ジプロビレングリコ−ル(232℃)、トリエチ
レングリコルモノメチルエーテル(249℃)、テトラ
エチレングリコール(327℃)、トリエチレングリコ
ール(288℃)、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル(230℃)、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル(202℃)、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル(194℃)等が挙げられる。
【0095】本発明のより好ましい態様に依れば、高沸
点水溶性有機溶媒として、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、ペンタメチレングリコール、トリメチ
レングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、2−
エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−メチル−2,
4−ペンタンジオール、グリセリン、ジプロピレングリ
コール、テトラエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチ
ル−2−イミダゾリジノン、およぴ2−ピロリドンから
選択されるものを使用するのが好ましい。
【0096】さらに、水溶性有機溶媒として、低沸点有
機溶媒を用いることもできる。その例としては、メタノ
ール、エタノール、n−プロピルアルコール、iso−
プロピルアルコール、n−ブタノール、sec−ブタノ
ール、tert−ブタノール、iso−ブタノール、n
−ペンタノールなどがあげられる。特に一価アルコール
が好ましい。低沸点有機溶媒は、インクの乾燥時間を短
くする効果がある。低沸点有機溶媒の添加量はインクの
0.1〜30重量%が好ましく、より好ましくは1〜1
0重量%の範囲である。
【0097】本発明のインク組成物は、さらに界面活性
剤を含有することができる。界面活性剤の例としては、
例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
サルフェートのアンモニウム塩などのアニオン界面活性
剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポ
リオキシエチレンアルキルアミドなどの非イオン性界面
活性剤、および、Air Products and C
hemicals Inc.製のオレフィンY、サーフ
ィノール 82、104、465、485などのアセチ
レングリコールが挙げられる。これらは単独使用または
二種以上で併用することができる。
【0098】その他、必要に応じて、pH調整剤、防腐
剤、防かび剤、りん系酸化防止剤等を添加しても良い。
【0099】[インクジェット記録方法]本発明による
インク組成物は、上記の通りインクジェット記録方法に
好ましく用いらえる。更に、本発明による組成物は、複
数のカラーインク組成物を用いたカラーインクジェット
記録方法に好ましく用いられる。このカラーインクジェ
ット記録方法を図面を用いて説明する。
【0100】図1のインクジェット記録装置は、インク
組成物をタンクに収納し、インク組成物がインクチュー
ブを介して記録ヘッドに供給される態様である。すなわ
ち、記録ヘッド1とインクタンク2とがインクチューブ
3で連通される。ここで、インクタンク2は内部が区切
られており、インク組成物、場合によって複数のカラー
インク組成物の部屋が設けられてなる。
【0101】記録ヘッド1は、キャリッジ4に沿って、
モーター5で駆動されるタイミングベルト6によって移
動する。一方、記録媒体である紙7はプラテン8および
ガイド9によって記録ヘッド1と対面する位置に置かれ
る。なお、この態様においては、キャップ10が設けら
れてなる。キャップ10には吸引ポンプ11が連結さ
れ、いわゆるクリーニング操作を行なう。吸引されたイ
ンク組成物はチューブ12を介して廃インクタンク13
に溜め置かれる。
【0102】記録ヘッド1のノズル面の拡大図を図2に
示す。1cで示される部分がインク組成物のノズル面で
あって、ノズル22、23、24、25からはそれぞれ
イエローインク組成物、マゼンタインク組成物、シアン
インク組成物、そしてブラックインク組成物が吐出され
る。
【0103】さらに、この図2に記載の記録ヘッドを用
いたインクジェット記録方法を図3を用いて説明する。
記録ヘッド1は矢印A方向に移動する。その移動の間
に、インク組成物を印字し、印字領域31を形成する。
【0104】さらに、インクジェット記録装置には、イ
ンク組成物の補充がインクタンクであるカートリッジを
取り替えることで行なわれるものがある。また、このイ
ンクタンクは記録ヘッドと一体化されたものであっても
よい。
【0105】このようなインクタンクを利用したインク
ジェット記録装置の好ましい例を図4に示す。図中で図
1の装置と同一の部材については同一の参照番号を付し
た。図4の態様において、記録ヘッド1は、インクタン
ク2と一体化されてなる。印字方法には基本的に図1の
装置と同様であってよい。そして、この態様において、
記録ヘッド1とインクタンク2は、キャリッジ4上をと
もに移動する。
【0106】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて、さらに具
体的に本発明について説明する。
【0107】[ポリマーエマルジョン1]攪拌機、還流
冷却器、滴下装置および温度計と窒素導入管を備えた反
応容器に、蒸留水200ml、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム0.6gを仕込み、窒素雰囲気中で、攪
拌しながら70℃まで加温し、さらに過硫酸カリウム2
gを添加した。一方、ブチルアクリレート40g、スチ
レン50g、アクリルアミド5g、アクリル酸5g、t
−ドデシルメルカプタン0.15gと、紫外線吸収剤2
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール(シプロ化成製SEESORB709)を1
gを混合溶解して、これを前記反応容器中に滴下した。
さらに、70℃で6時間反応させた後、常温まで冷却
し、中和剤としてアンモニア水を添加してpHを調製
し、孔径0.2μmのフィルターで濾過して、紫外線吸
収剤を含有する単粒子構造のポリマー微粒子を分散粒子
とするポリマーエマルジョンを得た。このポリマーエマ
ルジョンのガラス転移点は20℃で最低成膜温度は25
℃であった。このポリマーエマルジョンの水分を乾燥さ
せて得られたフィルムを分光光度計にて測定したとこ
ろ、200〜400nmの紫外域に吸収を有するもので
あった。
【0108】[ポリマーエマルジョン2]攪拌機、還流
冷却器、滴下装置および温度計と窒素導入管を備えた反
応容器に、蒸留水200ml、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム0.6gを仕込み、窒素雰囲気中で、攪
拌しながら70℃まで加温し、さらに過硫酸カリウム2
gを添加した。一方、ブチルアクリレート20g、スチ
レン25g、t−ドデシルメルカプタン0.1gと、紫
外線吸収能を有する骨格を持つモノマー2(2’−ヒド
ロキシ−5’−メタクリロキシエチルフェニル)−2H
−ベンゾトリアゾール(大塚化学製RUVA−93)を
5gと光安定化能を有する骨格を持つモノマー1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルメタクリレ
ート(旭電化製アデカスタブLA−82)1gを混合溶
解して、これを前記反応容器中に滴下した後、熟成し
た。
【0109】次にブチルアクリレート20g、スチレン
25g、アクリルアミド5g、アクリル酸5g、t−ド
デシルメルカプタン0.1gとを混合溶解して、これを
前記反応容器中に滴下し、熟成した。その後、常温まで
冷却し、中和剤としてアンモニア水を添加してpHを調
製し、孔径0.2μmのフィルターで濾過して、紫外線
吸収能及び光安定能を有する部位を構造中に有するコア
シェル構造のポリマー微粒子を分散粒子とするポリマー
エマルジョン2を得た。このポリマーエマルジョンのガ
ラス転移点は20℃で最低成膜温度は25℃であった。
このポリマーエマルジョンの水分を乾燥させて得られた
フィルムを分光光度計にて測定したところ、200〜4
00nmの紫外域に吸収を有するものであった。
【0110】[ガラス転移点の測定]前記ポリマーエマ
ルジョンの水分を乾燥させて得られたフィルムを示差走
査熱量測定装置(DSC)にて昇温速度10℃/min
で測定した。
【0111】[最低成膜温度の測定]最低成膜温度測定
装置をセットし、アルミニウム製の試料板上の温度勾配
が平衡に達したところで、試料の前記ポリマーエマルジ
ョンを薄く延ばして乾燥させた。乾燥終了後に試料板上
を観察すると、最低成膜温度以上の温度領域では透明な
連続フィルムが形成されるが、最低成膜温度以下の温度
領域では白色粉末状となる。この境界の温度を最低成膜
温度として測定した。
【0112】[インクの調製]次の第1表および第2表
に記載の組成物を混合攪拌した後、孔径0.2μmのフ
ィルタで濾過し、インク組成物を得た。なお、表中にお
いて、組成は重量%で示した。なお、実施例7、8に用
いたBASF社製UVA−383MAは紫外線吸収能を
有する部位を構造中に有するポリマー微粒子を分散粒子
とする市販のポリマーエマルジョンであって、紫外線吸
収能を有する部位を持つモノマーとして2−ヒドロキシ
−4−(メタクリロイルオキシエトキシ)ベンゾフェノ
ンを共重合成分として用いており、200〜400nm
の紫外域に吸収を有するものであって、ガラス転移点は
約27℃でかかるポリマーエマルジョンの最低成膜温度
は0℃以下のものである。
【0113】
【表1】
【0114】
【表2】
【0115】[評価試験] 評価1:耐光性 (印字方法)図1のインクジェット記録装置を用いて、
上記で得られた実施例および比較例の各インクを普通紙
Xerox 4024、Xerox P及びインクジェ
ット専用紙(セイコーエプソン(株)製)に100%d
utyで印字し、3cm×3cmのベタ画像を得た。
【0116】(評価方法)上記の方法で得られたベタ画
像の記録物をキセノンフェードメーターを用い200時
間の暴露試験を行い、ベタ画像部分の暴露前の色と暴露
後の色を、Macbeth CE−7000分光光度計
(Macbeth製)で測定し、CIEで規定されるL
色差表示法で示し、ベタ画像部分の暴露前後
の色変化を次式で求める色差ΔE abで表わす。
【0117】 ΔE ab=[(ΔL)+(Δa)+(Δb)1/2 その値を以下の基準で評価する。
【0118】評価基準:A :ΔE ab≦10 NG:ΔE ab>10 この評価結果は、第3表に示されるとおりである。
【0119】
【表3】
【0120】評価2:吐出安定性 インクジェットプリンターMJ−700V2C(セイコ
ーエプソン株式会社製)にインク組成物を充填し、吐出
量は0.7μg/dot、密度は360dpiで常温で
アルファベット文字を連続印字する。ドット抜け、及び
インクの飛び散りを観察した。なお、試験に供したイン
ク組成物は実施例3と比較例7である。
【0121】評価は以下のように行った。
【0122】A:1〜24時間の内にドット抜け、また
はインクの飛び散りがなかった。 NG:1時間以内にドット抜け、または、インクの飛び
散りの発生頻度が多かった。
【0123】この評価結果は、第4表に示されるとおり
である。
【0124】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施するインクジェト記録
装置を示す図であって、この態様においては記録ヘッド
とインクタンクがそれぞれ独立してなり、インク組成物
はインクチューブにより記録ヘッドに供給される。
【図2】記録ヘッドのノズル面の拡大図であり、1c
が、インク組成物が吐出される複数のノズルが縦方向に
並んで設けられてなるノズル面である。
【図3】図2の記録ヘッドを用いたインクジェット記録
を説明する図である。図中で、31はインク組成物が印
字されたものである。
【図4】本発明による方法を実施するインクジェット記
録装置を示す図であって、この態様においては記録ヘッ
ドとインクタンクが一体化されてなる。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 インクタンク 3 インクチューブ 22,23,24,25 インク吐出ノズル 31 印字領域

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染料、水、水溶性有機溶媒と、紫外線吸
    収能及び/又は光安定化能を有するポリマー微粒子を少
    なくとも含んでなることを特徴とする水性インク組成
    物。
  2. 【請求項2】 上記ポリマー微粒子が水性インク組成物
    中に3〜10重量%含有することを特徴とする、請求項
    1記載の水性インク組成物。
  3. 【請求項3】 上記ポリマー微粒子が、200〜400
    nmの紫外域に吸収を有するものである、請求項1〜2
    のいずれか一項に記載の水性インク組成物。
  4. 【請求項4】 ポリマー微粒子が、紫外線吸収能及び/
    又は光安定化能を有する部位を構造中に有するものであ
    る、請求項1〜2のいずれか一項に記載の水性インク組
    成物。
  5. 【請求項5】 上記の紫外線吸収能及び/又は光安定化
    能を有する部位が、芳香族単環炭化水素基、縮合多環芳
    香族炭化水素基、複素単環基、縮合複素環基を有するも
    のである、請求項4記載の水性インク組成物。
  6. 【請求項6】 紫外線吸収能及び/又は光安定化能を有
    する部位が、ベンゾフェノン骨格、ベンゾトリアゾール
    骨格、ヒンダードフェノール骨格、サリチレート骨格、
    2,2,6,6−テトラメチルピペリジン骨格である、
    請求項4記載の水性インク組成物。
  7. 【請求項7】 ポリマー微粒子が、紫外線吸収剤及び/
    又は光安定化剤を含有するものである、請求項1〜2の
    いずれか一項に記載の水性インク組成物。
  8. 【請求項8】 上記紫外線吸収剤及び/又は光安定化剤
    が、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾー
    ル系紫外線吸収剤、ヒンダードフェノール系紫外線吸収
    剤、サリチレート系紫外線吸収剤、シアノアクリレート
    系紫外線吸収剤、及びニッケル錯塩系紫外線吸収剤、ヒ
    ンダードアミン系光安定化剤からなる群から選択される
    ものである、請求項7記載の水性インク組成物。
  9. 【請求項9】 ポリマー微粒子が、単粒子構造である、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の水性インク組成
    物。
  10. 【請求項10】 上記ポリマー微粒子が、カルボキシル
    基またはスルホン酸基、アミド基、アミノ基、水酸基の
    いずれかの官能基を有するものである、請求項1〜8の
    いずれか一項に記載の水性インク組成物。
  11. 【請求項11】 ポリマー微粒子が、コア部分とそれを
    囲むシェル層とからなるコアシェル構造を有するもので
    ある、請求項1〜8のいずれか一項に記載の水性インク
    組成物。
  12. 【請求項12】 上記のポリマー微粒子のシェル層が、
    カルボキシル基またはスルホン酸基、アミド基、アミノ
    基、水酸基のいずれかの官能基を有するものである、請
    求項1〜8のいずれか一項に記載の水性インク組成物。
  13. 【請求項13】 ポリマー微粒子の粒径が200nm以
    下である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の水性
    インク組成物。
  14. 【請求項14】 ポリマー微粒子が30℃以下のガラス
    転移点を有するものである、請求項1〜13のいずれか
    一項に記載の水性インク組成物。
  15. 【請求項15】 ポリマー微粒子が、水を分散媒とする
    水性ポリマーエマルジョンの分散粒子であって、インク
    組成物中に分散されてなる、請求項1〜14のいずれか
    一項に記載の水性インク組成物。
  16. 【請求項16】 上記水性ポリマーエマルジョンが30
    ℃以下の最低成膜温度を有するものである、請求項1〜
    15のいずれか一項に記載の水性インク組成物。
  17. 【請求項17】 水溶性有機溶媒が、180℃以上の沸
    点を有するものである、請求項14〜16のいずれか一
    項に記載の水性インク組成物。
  18. 【請求項18】 染料が水溶性染料である、請求項14
    〜17のいずれか一項に記載の水性インク組成物。
  19. 【請求項19】 上記水溶性染料が酸性染料、直接染
    料、塩基性染料、反応性染料である、請求項14〜17
    のいずれか一項に記載の水性インク組成物。
  20. 【請求項20】 染料が水不溶性の分散染料であって、
    染料分散剤を含有する、請求項14〜17のいずれか一
    項に記載の水性インク組成物。
  21. 【請求項21】 インク組成物を付着させて記録媒体に
    画像を形成する記録方法であって、インク組成物として
    請求項1〜20のいずれか一項に記載の水性インク組成
    物を用いる、記録方法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の記録方法によって記
    録された、記録物。
  23. 【請求項23】 インク組成物の液滴を吐出し、該液滴
    を記録媒体に付着させて画像を形成するインクジェット
    記録方法であって、インク組成物として請求項1〜20
    のいずれか一項に記載の水性インク組成物を用いる、記
    録方法。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のインクジェト記録方
    法によって記録された、記録物。
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