JPH11199023A - 粘着性コンベヤ及びそれを用いた画像認識装置 - Google Patents
粘着性コンベヤ及びそれを用いた画像認識装置Info
- Publication number
- JPH11199023A JPH11199023A JP1765698A JP1765698A JPH11199023A JP H11199023 A JPH11199023 A JP H11199023A JP 1765698 A JP1765698 A JP 1765698A JP 1765698 A JP1765698 A JP 1765698A JP H11199023 A JPH11199023 A JP H11199023A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- article
- adhesive
- conveyor
- adhesive layer
- adhesive conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 物品を粘着力にて保持可能とする粘着性コン
ベヤにおいて、照射光を透過可能とすること。 【解決手段】 粘着性コンベヤ11において、基材が無
端周回状巻掛体20Bの周回方向に沿う多数位置のそれ
ぞれに取着した搬送板21からなり、搬送板21とその
表面に設けられる粘着剤層22とを透明性材料にて構成
したもの。また、粘着性コンベヤを用いた画像認識装置
であって、粘着性コンベヤの上方に画像取込み用カメラ
を配置し、粘着性コンベヤの上方及び/又は下方に照明
装置を配置してなるようにした。
ベヤにおいて、照射光を透過可能とすること。 【解決手段】 粘着性コンベヤ11において、基材が無
端周回状巻掛体20Bの周回方向に沿う多数位置のそれ
ぞれに取着した搬送板21からなり、搬送板21とその
表面に設けられる粘着剤層22とを透明性材料にて構成
したもの。また、粘着性コンベヤを用いた画像認識装置
であって、粘着性コンベヤの上方に画像取込み用カメラ
を配置し、粘着性コンベヤの上方及び/又は下方に照明
装置を配置してなるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着性コンベヤ及
びそれを用いた画像認識装置に関する。
びそれを用いた画像認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着性コンベヤとして、特開昭61
-116328 号公報に記載の如く、エンドレスベルト表面の
搬送面が粘着剤層で形成されたものが提案されている。
この粘着性コンベヤは、エンドレスベルトの粘着剤層に
液晶素子を保持して搬送し、該エンドレスベルトのプー
リ近傍の屈曲部で該液晶素子がエンドレスベルトから剥
離するものである。
-116328 号公報に記載の如く、エンドレスベルト表面の
搬送面が粘着剤層で形成されたものが提案されている。
この粘着性コンベヤは、エンドレスベルトの粘着剤層に
液晶素子を保持して搬送し、該エンドレスベルトのプー
リ近傍の屈曲部で該液晶素子がエンドレスベルトから剥
離するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
粘着性コンベヤを画像認識装置の物品搬送コンベヤに用
いようとするとき、粘着性コンベヤの上方に画像取込み
用カメラを配置し、照明装置も粘着性コンベヤの上方に
だけ配置することとしている。このため、特に物品の高
さが高い場合、上部照明装置が物品周辺に作る影が物品
の輪郭をぼかして不明瞭とし、画像認識精度の向上を困
難にする。
粘着性コンベヤを画像認識装置の物品搬送コンベヤに用
いようとするとき、粘着性コンベヤの上方に画像取込み
用カメラを配置し、照明装置も粘着性コンベヤの上方に
だけ配置することとしている。このため、特に物品の高
さが高い場合、上部照明装置が物品周辺に作る影が物品
の輪郭をぼかして不明瞭とし、画像認識精度の向上を困
難にする。
【0004】本発明の課題は、物品を粘着力にて保持可
能とする粘着性コンベヤにおいて、照射光を透過可能と
することにある。
能とする粘着性コンベヤにおいて、照射光を透過可能と
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、基材表面の搬送面が粘着剤層で形成された粘着性コ
ンベヤにおいて、基材が無端周回状搬送巻掛体の周回方
向に沿う多数位置のそれぞれに取着した搬送板からな
り、該搬送板とその表面に設けられる粘着剤層とを透明
性材料にて構成したものである。
は、基材表面の搬送面が粘着剤層で形成された粘着性コ
ンベヤにおいて、基材が無端周回状搬送巻掛体の周回方
向に沿う多数位置のそれぞれに取着した搬送板からな
り、該搬送板とその表面に設けられる粘着剤層とを透明
性材料にて構成したものである。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記粘着剤層からなる搬送面
が凹凸面をなすようにしたものである。
載の本発明において更に、前記粘着剤層からなる搬送面
が凹凸面をなすようにしたものである。
【0007】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の粘着性コンベヤを用いた画像認識装置であっ
て、粘着性コンベヤの上方に画像取込み用カメラを配置
し、粘着性コンベヤの上方及び/又は下方に照明装置を
配置してなるようにしたものである。
2に記載の粘着性コンベヤを用いた画像認識装置であっ
て、粘着性コンベヤの上方に画像取込み用カメラを配置
し、粘着性コンベヤの上方及び/又は下方に照明装置を
配置してなるようにしたものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 粘着性コンベヤにおいて、無端周回状巻掛体に取着し
た搬送板の粘着剤層からなる搬送面により物品を粘着力
にて保持できる。そして、搬送板と粘着剤層とを透明性
材料にて構成したから、例えばカメラで物品を撮像する
とき、カメラの反対側に配置した照明装置の照明光をこ
の粘着性コンベヤの表裏に透過することができる。
がある。 粘着性コンベヤにおいて、無端周回状巻掛体に取着し
た搬送板の粘着剤層からなる搬送面により物品を粘着力
にて保持できる。そして、搬送板と粘着剤層とを透明性
材料にて構成したから、例えばカメラで物品を撮像する
とき、カメラの反対側に配置した照明装置の照明光をこ
の粘着性コンベヤの表裏に透過することができる。
【0009】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 搬送板の粘着剤層からなる搬送面が凹凸面をなす。従
って、搬送面に対する物品の接触面積、ひいては粘着面
積を物品の搬送面に臨む表面積のうちの一部に削減する
ことにより、物品の表面が広い平面状をなすときに該物
品に及ぶ粘着力を適度に低減することにて、ロボット等
による物品の剥離作業性を向上できる。また、物品の凸
面を搬送面の凹部にて保持することにより、例えば円筒
状物品の搬送面上での転がりを防ぎ、搬送中の振れ動き
を抑制できる。即ち、物品のハンドリング性を向上でき
る。
作用がある。 搬送板の粘着剤層からなる搬送面が凹凸面をなす。従
って、搬送面に対する物品の接触面積、ひいては粘着面
積を物品の搬送面に臨む表面積のうちの一部に削減する
ことにより、物品の表面が広い平面状をなすときに該物
品に及ぶ粘着力を適度に低減することにて、ロボット等
による物品の剥離作業性を向上できる。また、物品の凸
面を搬送面の凹部にて保持することにより、例えば円筒
状物品の搬送面上での転がりを防ぎ、搬送中の振れ動き
を抑制できる。即ち、物品のハンドリング性を向上でき
る。
【0010】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 粘着性コンベヤの上方及び/又は下方に照明装置を配
置した。従って、 (a) 物品の高さが低く、表裏判別する必要のある場合に
は、上方の照明装置を用いるだけで、物品上面の形態を
明瞭化し、高精度に表裏判別できる。このとき、下記
(c) の如くに下方の照明装置を併せ用いることもでき
る。
作用がある。 粘着性コンベヤの上方及び/又は下方に照明装置を配
置した。従って、 (a) 物品の高さが低く、表裏判別する必要のある場合に
は、上方の照明装置を用いるだけで、物品上面の形態を
明瞭化し、高精度に表裏判別できる。このとき、下記
(c) の如くに下方の照明装置を併せ用いることもでき
る。
【0011】(b) 物品の高さが高くても低くても、表裏
判別の必要がない場合には、下方の照明装置を用いるこ
とにより物品の輪郭を明瞭化し、物品の輪郭を高精度に
画像認識できる。
判別の必要がない場合には、下方の照明装置を用いるこ
とにより物品の輪郭を明瞭化し、物品の輪郭を高精度に
画像認識できる。
【0012】(c) 物品の高さが高く、表裏判別もする必
要のある場合には、上下両方の照明装置を用いる。上方
の照明装置により、物品上面の形態を明瞭化して高精度
に表裏判別できる。同時に、上方の照明装置が物品周辺
に作った影を下方の照明装置によって消去することに
て、物品の輪郭も明瞭化し、物品の輪郭も高精度に画像
認識できるものとなる。
要のある場合には、上下両方の照明装置を用いる。上方
の照明装置により、物品上面の形態を明瞭化して高精度
に表裏判別できる。同時に、上方の照明装置が物品周辺
に作った影を下方の照明装置によって消去することに
て、物品の輪郭も明瞭化し、物品の輪郭も高精度に画像
認識できるものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は物品供給機を示す模式図、
図2は画像認識装置を示す模式図、図3は粘着性コンベ
ヤを示す模式図、図4は照明装置の配置を示す模式図で
ある。
図2は画像認識装置を示す模式図、図3は粘着性コンベ
ヤを示す模式図、図4は照明装置の配置を示す模式図で
ある。
【0014】物品供給機10は、図1に示す如く、不図
示の物品供給ホッパから投入されるジャー、ボトル等の
物品1を、粘着性コンベヤ11で搬送するとともに、物
品1をその搬送過程で画像認識装置12により画像認識
する。そして、画像認識装置12の画像認識により得ら
れた品種判別結果、表裏判別結果に基づき、物品供給ロ
ボット13のチャック13Aにより所望の物品1をチャ
ックし、該物品1を所望の供給姿勢で、物品搬送路14
上の物品搬送具15に供給する。
示の物品供給ホッパから投入されるジャー、ボトル等の
物品1を、粘着性コンベヤ11で搬送するとともに、物
品1をその搬送過程で画像認識装置12により画像認識
する。そして、画像認識装置12の画像認識により得ら
れた品種判別結果、表裏判別結果に基づき、物品供給ロ
ボット13のチャック13Aにより所望の物品1をチャ
ックし、該物品1を所望の供給姿勢で、物品搬送路14
上の物品搬送具15に供給する。
【0015】粘着性コンベヤ11は、図2、図3に示す
如く、コンベヤフレーム11Aに支持されて不図示の駆
動源により駆動されるスプロケットホイール20Aに巻
き回された無端周回状巻掛体(チェーン)20Bの周回
方向に沿う多数位置のそれぞれに取着した搬送板21を
基材とし、この搬送板21の表面に設けられる粘着剤層
22により搬送面23を形成している。そして、搬送板
21と粘着剤層22とを透明性材料にて構成することと
している。
如く、コンベヤフレーム11Aに支持されて不図示の駆
動源により駆動されるスプロケットホイール20Aに巻
き回された無端周回状巻掛体(チェーン)20Bの周回
方向に沿う多数位置のそれぞれに取着した搬送板21を
基材とし、この搬送板21の表面に設けられる粘着剤層
22により搬送面23を形成している。そして、搬送板
21と粘着剤層22とを透明性材料にて構成することと
している。
【0016】搬送板21の構成材料は、具体的には、透
明性を有するアクリル、ポリカーボネート等を採用でき
る。
明性を有するアクリル、ポリカーボネート等を採用でき
る。
【0017】粘着剤層22の構成材料は、具体的には、
透明性を有し(顔料を添加しない)、紫外線劣化防止剤
を混入したエーテル系ポリウレタン(例えば商品名:佐
藤金属(株)のソルボセイン)が好ましい。このエーテ
ル系ポリウレタンからなる粘着剤層22は、表面の汚れ
を水やアルコール等でふき取ることにて、その粘着性を
回復させることができ、長期使用品質が良い。尚、粘着
剤層22としては、溶液タイプ、エマルジョンタイプ、
ホットメタルタイプ等のアクリル系、ゴム系、ウレタン
系、シリコン系等の粘着剤も採用できる。粘着剤層22
は、搬送板21の表面に塗布され、或いは接着されて粘
着性コンベヤ11を構成するものとなる。
透明性を有し(顔料を添加しない)、紫外線劣化防止剤
を混入したエーテル系ポリウレタン(例えば商品名:佐
藤金属(株)のソルボセイン)が好ましい。このエーテ
ル系ポリウレタンからなる粘着剤層22は、表面の汚れ
を水やアルコール等でふき取ることにて、その粘着性を
回復させることができ、長期使用品質が良い。尚、粘着
剤層22としては、溶液タイプ、エマルジョンタイプ、
ホットメタルタイプ等のアクリル系、ゴム系、ウレタン
系、シリコン系等の粘着剤も採用できる。粘着剤層22
は、搬送板21の表面に塗布され、或いは接着されて粘
着性コンベヤ11を構成するものとなる。
【0018】ここで、粘着性コンベヤ11は、粘着剤層
22からなる搬送面23を図3に示す如くの凹凸面とし
ている。粘着剤層22の搬送面23は射出成形等により
上述の凹凸面を成形され、多数の円形突起からなる凹凸
面(図3)、もしくは多数の溝を繰り返し成形してなる
凹凸面等を備えるものとなる。この粘着剤層22からな
る搬送面23の凹凸面は、(A) 物品1の表面が広い平面
状をなすジャー1Aの如くにおいて、ジャー1Aと搬送
面23との接触面積、ひいては粘着面積の低減により、
ジャー1Aに作用する粘着力を適度に軽減し、ロボット
13によるジャー1Aの剥離作業性を向上せしめる。ま
た、(B) 物品1が円筒状のボトル1Bの如くにおいて、
ボトル1Bの凸面を搬送面23の凹部にて保持し、ボト
ル1Bの搬送中の転がりによる振れ動作を防止する。
22からなる搬送面23を図3に示す如くの凹凸面とし
ている。粘着剤層22の搬送面23は射出成形等により
上述の凹凸面を成形され、多数の円形突起からなる凹凸
面(図3)、もしくは多数の溝を繰り返し成形してなる
凹凸面等を備えるものとなる。この粘着剤層22からな
る搬送面23の凹凸面は、(A) 物品1の表面が広い平面
状をなすジャー1Aの如くにおいて、ジャー1Aと搬送
面23との接触面積、ひいては粘着面積の低減により、
ジャー1Aに作用する粘着力を適度に軽減し、ロボット
13によるジャー1Aの剥離作業性を向上せしめる。ま
た、(B) 物品1が円筒状のボトル1Bの如くにおいて、
ボトル1Bの凸面を搬送面23の凹部にて保持し、ボト
ル1Bの搬送中の転がりによる振れ動作を防止する。
【0019】画像認識装置12は、図2に示す如く、粘
着性コンベヤ11の上方に画像取込み用のカメラ31
(広角カメラ31Aと狭角カメラ31Bの2台)を配置
し、粘着性コンベヤ11の上方と下方のそれぞれに照明
装置32、33を配置している。照明装置32、33
は、電灯、水銀灯、蛍光灯、高周波照明等のいずれを用
いても良いが、画像を取り込む周期を短くし、画像処理
を高速化するには高周波照明を用いるのが良い。画像認
識装置12は、物品1の形態、表裏判別の有無により、
上下の照明装置32、33を以下の如くに使用する(図
4)。
着性コンベヤ11の上方に画像取込み用のカメラ31
(広角カメラ31Aと狭角カメラ31Bの2台)を配置
し、粘着性コンベヤ11の上方と下方のそれぞれに照明
装置32、33を配置している。照明装置32、33
は、電灯、水銀灯、蛍光灯、高周波照明等のいずれを用
いても良いが、画像を取り込む周期を短くし、画像処理
を高速化するには高周波照明を用いるのが良い。画像認
識装置12は、物品1の形態、表裏判別の有無により、
上下の照明装置32、33を以下の如くに使用する(図
4)。
【0020】(a) 上照明装置32(図4(A)) 物品1の高さが低く、表裏判別する必要のある場合に
は、上方の照明装置32を用いるだけで、物品1上面の
形態を明瞭化し、高精度に表裏判別できる。このとき、
下記(c) の如くに下方の照明装置33を併せ用いること
もできる。
は、上方の照明装置32を用いるだけで、物品1上面の
形態を明瞭化し、高精度に表裏判別できる。このとき、
下記(c) の如くに下方の照明装置33を併せ用いること
もできる。
【0021】(b) 下照明装置33(図4(B)) 物品1の高さが高くても低くても、表裏判別の必要がな
い場合には、下方の照明装置33を用いることにより物
品1の輪郭を明瞭化し、物品1の輪郭を高精度に画像認
識できる。
い場合には、下方の照明装置33を用いることにより物
品1の輪郭を明瞭化し、物品1の輪郭を高精度に画像認
識できる。
【0022】(c) 上下の照明装置32、33(図4
(C)) 物品1の高さが高く、表裏判別もする必要のある場合に
は、上下両方の照明装置32、33を用いる。上方の照
明装置32により、物品1上面の形態を明瞭化して高精
度に表裏判別できる。同時に、上方の照明装置32が物
品1周辺に作った影を下方の照明装置33によって消去
することにて、物品1の輪郭も明瞭化し、物品1の輪郭
も高精度に画像認識できるものとなる。
(C)) 物品1の高さが高く、表裏判別もする必要のある場合に
は、上下両方の照明装置32、33を用いる。上方の照
明装置32により、物品1上面の形態を明瞭化して高精
度に表裏判別できる。同時に、上方の照明装置32が物
品1周辺に作った影を下方の照明装置33によって消去
することにて、物品1の輪郭も明瞭化し、物品1の輪郭
も高精度に画像認識できるものとなる。
【0023】画像認識装置12は、カメラ31が物品1
とその背景のコントラストを明瞭として物品1の輪郭を
明瞭に撮像できるように、粘着性コンベヤ11の裏面で
下照明装置33の上に着色バックプレート34を介装す
ることもできる。バックプレート34としては、アクリ
ル、ポリカーボネート等からなるグレー、ブラウン、グ
リーン等の半透明ボードにて構成できる。
とその背景のコントラストを明瞭として物品1の輪郭を
明瞭に撮像できるように、粘着性コンベヤ11の裏面で
下照明装置33の上に着色バックプレート34を介装す
ることもできる。バックプレート34としては、アクリ
ル、ポリカーボネート等からなるグレー、ブラウン、グ
リーン等の半透明ボードにて構成できる。
【0024】以下、本実施形態の作用について説明す
る。 粘着性コンベヤ11において、無端周回状巻掛体20
Bに取着した搬送板21の粘着剤層22からなる搬送面
23により物品1を粘着力にて保持できる。そして、搬
送板21と粘着剤層22とを透明性材料にて構成したか
ら、例えばカメラ31で物品1を撮像するとき、カメラ
31の反対側に配置した照明装置33の照明光をこの粘
着性コンベヤ11の表裏に透過することができる。
る。 粘着性コンベヤ11において、無端周回状巻掛体20
Bに取着した搬送板21の粘着剤層22からなる搬送面
23により物品1を粘着力にて保持できる。そして、搬
送板21と粘着剤層22とを透明性材料にて構成したか
ら、例えばカメラ31で物品1を撮像するとき、カメラ
31の反対側に配置した照明装置33の照明光をこの粘
着性コンベヤ11の表裏に透過することができる。
【0025】搬送板21の粘着剤層22からなる搬送
面23が凹凸面をなす。従って、搬送面23に対する物
品1の接触面積、ひいては粘着面積を物品1の搬送面2
3に臨む表面積のうちの一部に削減することにより、物
品1の表面が広い平面状をなすときに該物品1に及ぶ粘
着力を適度に低減することにて、ロボット等による物品
1の剥離作業性を向上できる。また、物品1の凸面を搬
送面23の凹部にて保持することにより、例えば円筒状
物品1の搬送面23上での転がりを防ぎ、搬送中の振れ
動きを抑制できる。即ち、物品1のハンドリング性を向
上できる。
面23が凹凸面をなす。従って、搬送面23に対する物
品1の接触面積、ひいては粘着面積を物品1の搬送面2
3に臨む表面積のうちの一部に削減することにより、物
品1の表面が広い平面状をなすときに該物品1に及ぶ粘
着力を適度に低減することにて、ロボット等による物品
1の剥離作業性を向上できる。また、物品1の凸面を搬
送面23の凹部にて保持することにより、例えば円筒状
物品1の搬送面23上での転がりを防ぎ、搬送中の振れ
動きを抑制できる。即ち、物品1のハンドリング性を向
上できる。
【0026】画像認識装置12において、カメラ31
は粘着性コンベヤ11による搬送中の物品1を撮像する
ものであるが、物品1は上述、の如くに粘着剤層2
2の搬送面23に粘着保持されて振れ動かず、カメラ3
1による撮像状態は良好で、画像認識精度を向上でき
る。更に、粘着性コンベヤ11の搬送板21と粘着剤層
22を透明性材料にて構成したから、上述の如くに粘
着性コンベヤ11におけるカメラ31の反対側にも下照
明装置33を配置し、この下照明装置33の照明光を粘
着性コンベヤ11に透過せしめることができる。これに
より、物品1の高さが高く、表裏判別する必要のある場
合に、上下両方の照明装置32、33を用いることがで
きるものとなる。即ち、上方の照明装置32により、物
品1の上面の形態を明瞭化して高精度に表裏判別でき
る。同時に、上方の照明装置32が物品1の周辺につく
った陰を下方の照明装置33によって消去することに
て、物品1の輪郭も明瞭化し、物品1の輪郭も高精度に
画像認識できるものとなる。
は粘着性コンベヤ11による搬送中の物品1を撮像する
ものであるが、物品1は上述、の如くに粘着剤層2
2の搬送面23に粘着保持されて振れ動かず、カメラ3
1による撮像状態は良好で、画像認識精度を向上でき
る。更に、粘着性コンベヤ11の搬送板21と粘着剤層
22を透明性材料にて構成したから、上述の如くに粘
着性コンベヤ11におけるカメラ31の反対側にも下照
明装置33を配置し、この下照明装置33の照明光を粘
着性コンベヤ11に透過せしめることができる。これに
より、物品1の高さが高く、表裏判別する必要のある場
合に、上下両方の照明装置32、33を用いることがで
きるものとなる。即ち、上方の照明装置32により、物
品1の上面の形態を明瞭化して高精度に表裏判別でき
る。同時に、上方の照明装置32が物品1の周辺につく
った陰を下方の照明装置33によって消去することに
て、物品1の輪郭も明瞭化し、物品1の輪郭も高精度に
画像認識できるものとなる。
【0027】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の粘着性コンベヤは、搬送板とその表面の粘着剤層
とが透明性材料にて構成されているものであればよく、
粘着剤層の搬送面は必ずしも凹凸面を帯びることを要さ
ず、平面であってもよい。また、画像認識用カメラは2
台でなくともよい。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の粘着性コンベヤは、搬送板とその表面の粘着剤層
とが透明性材料にて構成されているものであればよく、
粘着剤層の搬送面は必ずしも凹凸面を帯びることを要さ
ず、平面であってもよい。また、画像認識用カメラは2
台でなくともよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、物品を粘
着力にて保持可能とする粘着性コンベヤにおいて、照射
光を透過可能とすることができる。
着力にて保持可能とする粘着性コンベヤにおいて、照射
光を透過可能とすることができる。
【図1】図1は物品供給機を示す模式図である。
【図2】図2は画像認識装置を示す模式図である。
【図3】図3は粘着性コンベヤを示す模式図である。
【図4】図4は照明装置の配置を示す模式図である。
1、1A、1B 物品 11 粘着性コンベヤ 12 画像認識装置 20B 無端周回状巻掛体 21 搬送板 22 粘着剤層 23 搬送面 31 カメラ 32、33 照明装置
Claims (3)
- 【請求項1】 基材表面の搬送面が粘着剤層で形成され
た粘着性コンベヤにおいて、 基材が無端周回状搬送巻掛体の周回方向に沿う多数位置
のそれぞれに取着した搬送板からなり、該搬送板とその
表面に設けられる粘着剤層とを透明性材料にて構成した
ことを特徴とする粘着性コンベヤ。 - 【請求項2】 前記粘着剤層からなる搬送面が凹凸面を
なすものである請求項1記載の粘着性コンベヤ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の粘着性コンベヤ
を用いた画像認識装置であって、粘着性コンベヤの上方
に画像取込み用カメラを配置し、粘着性コンベヤの上方
及び/又は下方に照明装置を配置してなる画像認識装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1765698A JPH11199023A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 粘着性コンベヤ及びそれを用いた画像認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1765698A JPH11199023A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 粘着性コンベヤ及びそれを用いた画像認識装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11199023A true JPH11199023A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11949908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1765698A Withdrawn JPH11199023A (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | 粘着性コンベヤ及びそれを用いた画像認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11199023A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112361988A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-02-12 | 北京科技大学 | 用于桌面机器人综合实验教学的视觉环形检测装置及方法 |
-
1998
- 1998-01-14 JP JP1765698A patent/JPH11199023A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112361988A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-02-12 | 北京科技大学 | 用于桌面机器人综合实验教学的视觉环形检测装置及方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101994830B1 (ko) | Ptp 포장기 | |
TW466563B (en) | Method of forming film and apparatus thereof | |
CN110624856A (zh) | 一种oca检测设备 | |
WO2019146862A1 (ko) | 마이크로 led 전사 방법 | |
JP2001085496A (ja) | 板状部材の搬送装置 | |
JP3163564B2 (ja) | 画像認識装置 | |
KR20110077681A (ko) | 진공흡착 컨베이어 벨트를 이용한 박막 이송 검사장치 및 이송 검사방법 | |
JPH11199023A (ja) | 粘着性コンベヤ及びそれを用いた画像認識装置 | |
JPH11199020A (ja) | 粘着性コンベヤ及びそれを用いた画像認識装置 | |
JP2812466B2 (ja) | 物品の下面撮像装置 | |
ATE90306T1 (de) | Vorrichtung zum aufrichten von flakons. | |
JP3009659B1 (ja) | 傷検査用光源及び傷検査用光源ユニット | |
CN211756987U (zh) | 一种oca检测设备 | |
JP2000337843A (ja) | 外観検査装置 | |
JP2852646B2 (ja) | トラッキングシステム | |
JP2008177361A (ja) | Uv照射装置 | |
CN111443093A (zh) | 一种透明容器检测装置及检测方法 | |
JP2002265040A (ja) | 基板搬送用治具及びそれを用いた液晶表示素子の製造方法 | |
JPH10139145A (ja) | トラッキングシステム | |
EP1346825A3 (en) | Apparatus and method for laminating dry film using microwave | |
JP3038429B2 (ja) | トラッキングシステム | |
JP3411639B2 (ja) | 印刷用スクリーンと基板の位置合わせ方法及び構造 | |
JPH0197961A (ja) | 露光用原板作成装置及び方法 | |
JP2005134163A (ja) | 容器底面検査装置 | |
CN115893004A (zh) | 2.5d玻璃翻面机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |