JPH11198091A - シート状物の加熱式切断装置 - Google Patents

シート状物の加熱式切断装置

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JPH11198091A
JPH11198091A JP342498A JP342498A JPH11198091A JP H11198091 A JPH11198091 A JP H11198091A JP 342498 A JP342498 A JP 342498A JP 342498 A JP342498 A JP 342498A JP H11198091 A JPH11198091 A JP H11198091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary blade
cutting
sheet
cut
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP342498A
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English (en)
Inventor
Takeshi Matsumoto
健 松本
Katsuzo Tone
克三 登根
Jun Umeda
順 梅田
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成繊維製の不織シートや樹脂フィルム等の
シート状物を切断するに際し、切断を中断しても回転刃
の温度が下降せず、切断継続中はもちろんのこと、切断
開始時や、切断作業を中断した後、作業を再開した直後
においても、切断端部が熱融着された状態で確実に切断
できるシート状物の加熱式切断装置を提供する。 【解決手段】 駆動源を有しない回転刃1と、回転刃1
の一部を加熱するための加熱装置3とを有する切断装置
である。そして、加熱装置3として回転刃1を間接的に
加熱する装置を設けるとともに、切断停止時に回転刃1
を回転させる補助駆動装置(4、5)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成繊維製の不織
シートや樹脂フィルム等のシート状物を、切断端部を熱
融着しながら切断する加熱式切断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】合成繊維製の不織シートや樹脂フィルム
等のシート状物を切断する場合、加熱された回転刃を用
いて、切断端部を熱融着しながら切断する切断装置が広
く使用されている。このような切断装置において、回転
刃は駆動源を有しておらず、駆動力を有する下刃や被切
断物を移送するロールの回転力を間接的な駆動源にして
いる。また、回転刃の切断端部側は、加熱装置で加熱さ
れておらず、回転刃は回転することで一定の温度に保た
れている。
【0003】したがって、下刃やロールが停止すると、
回転刃の回転も停止する。そして、回転刃が停止する
と、加熱装置によって加熱されない部分においては回転
刃の温度が下降し、再度切断を行うと、回転刃に温度が
下降した部分があるため、切断端部が熱融着されず、こ
のため、切断端部がほつれやすいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、合成繊維製の不織シートや樹脂フィルム等の
シート状物を切断するに際し、切断を中断しても回転刃
の温度が下降せず、切断継続中はもちろんのこと、切断
開始時や、切断作業を中断した後、作業を再開した直後
においても、切断端部が熱融着された状態で確実に切断
できるシート状物の加熱式切断装置を提供することを技
術的な課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、駆動源を有しない回転刃と、
回転刃の一部を加熱するための加熱装置とを有する切断
装置において、加熱装置として回転刃を間接的に加熱す
る装置を設けるとともに、切断停止時に回転刃を回転さ
せる補助駆動装置を設けたことを特徴とするシート状物
の加熱式切断装置を要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシート状物の加熱
式切断装置について、図面により詳細に説明する。
【0007】図1は、本発明の加熱式切断装置の一実施
態様を示す概略説明図である。図1において、合成繊維
製の不織シートや樹脂フィルム等のシート状物7を移送
するロール2の上方には、駆動源を有しない回転刃1が
設けてあり、回転刃1の上部側は間接的に回転刃1を加
熱する加熱装置3で覆われている。また、加熱装置3か
ら下方に突出する回転刃1の下部側には、切断停止時に
回転刃1を回転させる補助駆動装置として駆動源4で回
転する回転円板5が間隙を介して設けてあり、回転円板
5はエアシリンダー6によって回転刃1の側面に接触し
て回転刃1を回転させたり、回転刃1から離れたりでき
るようになっている。
【0008】本発明の加熱式切断装置を使用してシート
状物7を切断するに際しては、加熱装置3によって設定
された温度まで間接的に加熱された回転刃1とロール2
でシート状物7を挟み込むようにしてシート状物7を回
転刃1に接触させ、切断端部がほつれないように熱融着
しながら切断する。
【0009】シート状物7の切断を中断するためにロー
ル2の回転を停止させる際には、エアシリンダー6によ
って駆動源4と回転円板5を横移動させ、駆動源4によ
って回転している回転円板5を回転刃1に接触させるこ
とにより回転刃1に回転力を与えて切断している時と同
様に回転させ、加熱装置3で加熱しながら回転刃1の温
度を一定に保つ。
【0010】回転刃1を直接加熱することは構造上困難
なため、加熱装置3は、回転刃1を間接的に加熱できる
ことが必要である。そのような加熱装置3としては、輻
射熱によって回転刃1を加熱できるものが好ましい。ま
た、加熱装置3は、シート状物7が合成繊維製の不織シ
ートの場合、切断端部がほつれないように熱融着しなが
ら切断するために 300℃以上に加熱できることが好まし
い。
【0011】回転円板5を回転させる駆動源4は、エア
モータや電動モータ等を使用することができるが、電動
モータは装置コストか高く、装置構造が複雑化するた
め、エアモータを用いることが好ましい。また、エアモ
ータを使用する場合、供給空気圧力を0.05〜0.5MPaG に
することが好ましい。なお、回転刃1によってロール2
に傷がつくことを防ぐために、ロール2の回転刃1が接
触する部分に、スリーブを取り付けることが好ましい。
【0012】
【作用】本発明の加熱式切断装置は、切断停止時に回転
刃を回転させる補助駆動装置を有するので、加熱装置に
よって間接的に加熱された回転刃を、独立して回転させ
ることができ、このため、回転刃をロールから離した場
合でも、回転刃の温度を一定に保つことが可能となる。
したがって、切断継続中はもちろんのこと、切断開始時
や、切断作業を中断した後、作業を再開した直後におい
ても、合成繊維製の不織シートや樹脂フィルム等のシー
ト状物を、切断端部を熱融着しながら確実に切断するこ
とができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0014】実施例1 回転刃の上部側をヒータによる輻射熱で 370℃に加熱す
るとともに、ロールにメッキ処理が施されたスリーブを
取り付けた図1のような本発明の加熱式切断装置2台を
用い、シート速度:7m/分で巻取っているポリエステル
不織シート〔(ユニチカ社製:ラブシート<20507 FLD
>タイプ)、シート幅:2000mm〕を、ロールの駆動力に
よって回転する回転刃で熱融着しながら両端部からそれ
ぞれ100mm の部分で切断した。
【0015】次に、いったんポリエステル不織シートの
切断を停止させたが、この時、回転刃も停止した。そこ
で、エアモータによって回転している回転円板をエアシ
リンダーにより横移動させて回転刃に接触させ、回転刃
を回転させた。この時、エアモータへの供給空気圧力は
0.1MPaG 、エアシリンダーへの供給空気圧力は1MPaGで
行った。その結果、回転をしている回転刃の温度は、下
降することがなかった。その後、再度ポリエステル不織
シートの切断を開始したところ、切断端部は熱融着し、
切断端部がほつれることなく切断することができた。
【0016】
【発明の効果】本発明のシート状物の加熱式切断装置を
使用すれば、切断作業を中断しても回転刃を一定の温度
に保つことができるので、切断継続中はもちろんのこ
と、切断開始時や、切断作業を中断した後、作業を再開
した直後においても、合成繊維製の不織シートや樹脂フ
ィルム等のシート状物を切断端部が熱融着された状態で
確実に切断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状物の加熱式切断装置の一実施
態様を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 回転刃 2 ロール 3 加熱装置 4 駆動源 5 回転円板 6 エアシリンダー 7 シート状物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源を有しない回転刃と、回転刃の一
    部を加熱するための加熱装置とを有する切断装置におい
    て、加熱装置として回転刃を間接的に加熱する装置を設
    けるとともに、切断停止時に回転刃を回転させる補助駆
    動装置を設けたことを特徴とするシート状物の加熱式切
    断装置。
JP342498A 1998-01-09 1998-01-09 シート状物の加熱式切断装置 Pending JPH11198091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP342498A JPH11198091A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 シート状物の加熱式切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP342498A JPH11198091A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 シート状物の加熱式切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11198091A true JPH11198091A (ja) 1999-07-27

Family

ID=11557003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP342498A Pending JPH11198091A (ja) 1998-01-09 1998-01-09 シート状物の加熱式切断装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH11198091A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007752A (ja) * 2004-05-28 2006-01-12 Mck:Kk 仮付け装置
JP2014205528A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 グンゼ株式会社 搬送ベルト及び搬送ベルトの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006007752A (ja) * 2004-05-28 2006-01-12 Mck:Kk 仮付け装置
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