JPH11197547A - 横型遠心分離機における分離水の排出装置 - Google Patents
横型遠心分離機における分離水の排出装置Info
- Publication number
- JPH11197547A JPH11197547A JP1817698A JP1817698A JPH11197547A JP H11197547 A JPH11197547 A JP H11197547A JP 1817698 A JP1817698 A JP 1817698A JP 1817698 A JP1817698 A JP 1817698A JP H11197547 A JPH11197547 A JP H11197547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separated water
- bowl
- weir
- water
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B1/00—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
- B04B1/20—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles discharging solid particles from the bowl by a conveying screw coaxial with the bowl axis and rotating relatively to the bowl
- B04B2001/2075—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles discharging solid particles from the bowl by a conveying screw coaxial with the bowl axis and rotating relatively to the bowl with means for recovering the energy of the outflowing liquid
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B1/00—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
- B04B1/20—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles discharging solid particles from the bowl by a conveying screw coaxial with the bowl axis and rotating relatively to the bowl
- B04B2001/2083—Configuration of liquid outlets
Landscapes
- Centrifugal Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 横型遠心分離機における回転力の省エネルギ
ー化を図る。 【解決手段】 高速回転されるボウル2内に、このボウ
ル2と相対速度差をもって回転されるスクリューコンベ
ア3を収容し、供給された汚泥を固液分離するものにお
いて、分離水の排出孔11を開設したボウル2の端板10
に、各排出孔11に対して、分離水の排出水位を設定する
せき縁19を有する開口18を設けたせき板部16と、その前
方に開口18に対向して延びる分離水の変流板部17とによ
るせき部材15aを取り付けるとともに、端板10の外周部
に、分離水の衝当する羽根板20を突設する。
ー化を図る。 【解決手段】 高速回転されるボウル2内に、このボウ
ル2と相対速度差をもって回転されるスクリューコンベ
ア3を収容し、供給された汚泥を固液分離するものにお
いて、分離水の排出孔11を開設したボウル2の端板10
に、各排出孔11に対して、分離水の排出水位を設定する
せき縁19を有する開口18を設けたせき板部16と、その前
方に開口18に対向して延びる分離水の変流板部17とによ
るせき部材15aを取り付けるとともに、端板10の外周部
に、分離水の衝当する羽根板20を突設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水汚泥や工業排水等
の濃縮、脱水、固形物および分離水の回収を、遠心力に
より行うようにした横型式の遠心分離機における分離水
の排出装置に関するものである。
の濃縮、脱水、固形物および分離水の回収を、遠心力に
より行うようにした横型式の遠心分離機における分離水
の排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に使用されている横型遠心分離
機は、図8〜図10に示すように、高速回転される円筒状
のボウル2内に、ボウル2と相対速度差をもって回転さ
れる、先端部が円錐状に形成されたスクリューコンベア
3が収容され、ボウル2とスクリューコンベア3との間
に遠心力場としての環状空間8が設けられた構造となっ
ている。そして、汚泥等aはスクリューコンベア3の一
端よりその中心部を通って環状空間8の前後中間部に放
出され、遠心力により固液分離される。
機は、図8〜図10に示すように、高速回転される円筒状
のボウル2内に、ボウル2と相対速度差をもって回転さ
れる、先端部が円錐状に形成されたスクリューコンベア
3が収容され、ボウル2とスクリューコンベア3との間
に遠心力場としての環状空間8が設けられた構造となっ
ている。そして、汚泥等aはスクリューコンベア3の一
端よりその中心部を通って環状空間8の前後中間部に放
出され、遠心力により固液分離される。
【0003】分離されてボウル2内にはりついた濃縮汚
泥又は脱水ケーキ(以下濃縮汚泥等という)bは、ボウ
ル2とわずかな相対速度差をもって回転するスクリュー
コンベア3のスクリュー5により、円錐状の環状空間8
内を先端方向に掻き寄せられ、ボウル2の先端部に設け
られた濃縮汚泥等排出口9より排出される。他方、分離
水Cは、ボウル2の後端に設けた端板10に設けられた複
数個の円形の排出口11より流出するようになっており、
そして、この排出口11にはせき板15を取り付けて水面の
位置(分離水のオーバーフロー位置)を設定できるよう
にしてある。
泥又は脱水ケーキ(以下濃縮汚泥等という)bは、ボウ
ル2とわずかな相対速度差をもって回転するスクリュー
コンベア3のスクリュー5により、円錐状の環状空間8
内を先端方向に掻き寄せられ、ボウル2の先端部に設け
られた濃縮汚泥等排出口9より排出される。他方、分離
水Cは、ボウル2の後端に設けた端板10に設けられた複
数個の円形の排出口11より流出するようになっており、
そして、この排出口11にはせき板15を取り付けて水面の
位置(分離水のオーバーフロー位置)を設定できるよう
にしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の分
離機においては、ボウル2後端より排出される分離水
は、ボウル2及びスクリューコンベア3の回転により、
図10の矢印で示すように、排出孔11より、高速度でボウ
ル2等の回転方向に排出される。したがって、その分離
水排出にともなうエネルギーは相当大きなものである
が、従来機ではそのエネルギーを無駄に放出していると
いった状況である。
離機においては、ボウル2後端より排出される分離水
は、ボウル2及びスクリューコンベア3の回転により、
図10の矢印で示すように、排出孔11より、高速度でボウ
ル2等の回転方向に排出される。したがって、その分離
水排出にともなうエネルギーは相当大きなものである
が、従来機ではそのエネルギーを無駄に放出していると
いった状況である。
【0005】本発明は、かかる状況にかんがみなされた
もので、この無駄に放出されている分離水の排出エネル
ギーを、ボールの回転力へ回収できるようにして、遠心
分離機運転の省エネ化を図ろうとするものである。
もので、この無駄に放出されている分離水の排出エネル
ギーを、ボールの回転力へ回収できるようにして、遠心
分離機運転の省エネ化を図ろうとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、請求項1の装置は、高速回転される
ボウル2内に、該ボウル2と相対速度差をもって回転さ
れるスクリューコンベア3を収容し、スクリューコンベ
ア3の一端側より汚泥aを供給して固液分離し、他端側
から濃縮汚泥等bを、一端側から分離水cを排出するよ
うにした遠心分離機において、ボウル2の端板10に開設
した分離水の排出孔11aに対応して、分離水の排出水位
を設定するせき縁19を有するせき板部16と、排出孔11a
よりの分離水の排出流を端板10の外周方向に指向させる
変流板部17とよりなるせき部材15aを取り付けるととも
に、そのせき部材15aの外方の端板面に、せき部材15a
により変流した分離水と衝当する羽根板20を突設したこ
とを特徴とするものである。
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、請求項1の装置は、高速回転される
ボウル2内に、該ボウル2と相対速度差をもって回転さ
れるスクリューコンベア3を収容し、スクリューコンベ
ア3の一端側より汚泥aを供給して固液分離し、他端側
から濃縮汚泥等bを、一端側から分離水cを排出するよ
うにした遠心分離機において、ボウル2の端板10に開設
した分離水の排出孔11aに対応して、分離水の排出水位
を設定するせき縁19を有するせき板部16と、排出孔11a
よりの分離水の排出流を端板10の外周方向に指向させる
変流板部17とよりなるせき部材15aを取り付けるととも
に、そのせき部材15aの外方の端板面に、せき部材15a
により変流した分離水と衝当する羽根板20を突設したこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2の装置は、高速回転される
ボウル2内に、該ボウル2と相対速度差をもって回転さ
れるスクリューコンベア3を収容し、スクリューコンベ
ア3の一端側より汚泥aを供給して固液分離し、他端側
から濃縮汚泥等bを、一端側から分離水cを排出するよ
うにした遠心分離機において、ボウル2の端板10に、弧
状に長く形成した排出孔11bを周方向に隔設し、それら
各排出孔11bに対して、分離水の排出水位を設定するせ
き縁19を有するせき板部16と、排出孔11bよりの分離水
の排出流を端板10の外周方向に指向させる変流板部17と
よりなるせき部材15bを取り付けるとともに、そのせき
部材15bより外方の端板面外周部に、せき部材により変
流した分離水と衝当する羽根板20を突設したことを特徴
とするものである。
ボウル2内に、該ボウル2と相対速度差をもって回転さ
れるスクリューコンベア3を収容し、スクリューコンベ
ア3の一端側より汚泥aを供給して固液分離し、他端側
から濃縮汚泥等bを、一端側から分離水cを排出するよ
うにした遠心分離機において、ボウル2の端板10に、弧
状に長く形成した排出孔11bを周方向に隔設し、それら
各排出孔11bに対して、分離水の排出水位を設定するせ
き縁19を有するせき板部16と、排出孔11bよりの分離水
の排出流を端板10の外周方向に指向させる変流板部17と
よりなるせき部材15bを取り付けるとともに、そのせき
部材15bより外方の端板面外周部に、せき部材により変
流した分離水と衝当する羽根板20を突設したことを特徴
とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図4は本発明の第1
の装置の実施例を示し、図5〜図7は同第2の装置の実
施例を示したものである。
て図面を参照して説明する。図1〜図4は本発明の第1
の装置の実施例を示し、図5〜図7は同第2の装置の実
施例を示したものである。
【0009】本発明装置の設けられる遠心分離機は、す
でに説明したように(図8参照)、ケーシング1の中
に、ボウル2と中空の回転胴4の外周にスクリュー5を
有するスクリューコンベア3が、ボウル2と僅かな相対
速度差をもって回転されるように収容されている。そし
て、汚泥aは、回転胴4の一端より突設された中空軸6
より挿通された供給管7よりボウル2と回転胴4との間
の環状空間8の前後中央部に放出され、遠心力により分
離された濃縮汚泥等bはスクリュー5により円錐状の先
端部に送られて汚泥等排出口9より排出され、分離水c
はボウル2の後端より排出されるようになっている。
でに説明したように(図8参照)、ケーシング1の中
に、ボウル2と中空の回転胴4の外周にスクリュー5を
有するスクリューコンベア3が、ボウル2と僅かな相対
速度差をもって回転されるように収容されている。そし
て、汚泥aは、回転胴4の一端より突設された中空軸6
より挿通された供給管7よりボウル2と回転胴4との間
の環状空間8の前後中央部に放出され、遠心力により分
離された濃縮汚泥等bはスクリュー5により円錐状の先
端部に送られて汚泥等排出口9より排出され、分離水c
はボウル2の後端より排出されるようになっている。
【0010】そして、本発明の装置では、分離水の排出
部が図1〜図3のような構成となっている。すなわち、
ボウル2の後端には、従来機におけるように、スクリュ
ーコンベア3の回転胴4の後端と水密に摺接する端板10
が設けられ、それに突設した支軸12が、回転胴4の中空
軸6に外挿されている。そして、端板10には、その周方
向に間隔をおいて複数の円形等の分離水の排出孔11aが
開設されており、排出孔11aはケーシング1の一端に設
けられた分離水の回収室13内に臨んでいる。
部が図1〜図3のような構成となっている。すなわち、
ボウル2の後端には、従来機におけるように、スクリュ
ーコンベア3の回転胴4の後端と水密に摺接する端板10
が設けられ、それに突設した支軸12が、回転胴4の中空
軸6に外挿されている。そして、端板10には、その周方
向に間隔をおいて複数の円形等の分離水の排出孔11aが
開設されており、排出孔11aはケーシング1の一端に設
けられた分離水の回収室13内に臨んでいる。
【0011】また、端板10の外面には、排出孔11aに対
するせき部材15aが、ボルトなどにより着脱自在に取り
付けられている。このせき部材15aは、図3にも示すよ
うに、排出孔11aに臨むせき縁19を有する開口18を備
え、排出孔11aより十分大きく形成されたせき板部16
と、その一端から、分離水の排出方向である前方に、せ
き板部16と所要の間隔を有して開口18に対向して延びる
分離水の変流板部17とにより形成されており、せき縁19
を越流した分離水が変流板部17に衝当して、その流れが
端板10の外周方向に指向されるようになっている。
するせき部材15aが、ボルトなどにより着脱自在に取り
付けられている。このせき部材15aは、図3にも示すよ
うに、排出孔11aに臨むせき縁19を有する開口18を備
え、排出孔11aより十分大きく形成されたせき板部16
と、その一端から、分離水の排出方向である前方に、せ
き板部16と所要の間隔を有して開口18に対向して延びる
分離水の変流板部17とにより形成されており、せき縁19
を越流した分離水が変流板部17に衝当して、その流れが
端板10の外周方向に指向されるようになっている。
【0012】そして、端板10の外周部である、端板10の
外周とせき部材15aとの間には、せき部材15aより外周
方向に変流した分離水と衝当してそのエネルギーを回収
するための羽根板20が、端板10の径方向線に対し傾斜し
て、端板の外面に間隔をおき起立状に突設されている。
外周とせき部材15aとの間には、せき部材15aより外周
方向に変流した分離水と衝当してそのエネルギーを回収
するための羽根板20が、端板10の径方向線に対し傾斜し
て、端板の外面に間隔をおき起立状に突設されている。
【0013】上記構成の装置によれば、排出孔11aより
せき縁19を越えて排出される分離水は、 その軸方向への
排出力とボウル2の回転にともなう遠心力によって、図
2の矢印で示すように、回転方向斜め前方に向けて高速
で排出されるが、その分離水は、せき部材15aに設けら
れた変流板部17に当たって端板10の外周方向に流れを変
え、その先にある羽根板20に衝当し、その力がボウル2
にその回転方向と同方向の回転力を付与することにな
る。したがって、その回転力を付与された分だけボウル
2を回転させるための動力が軽減される結果となる。そ
して、分離水は羽根板20に衝当した後、回収室13を経て
その下端より機外に排出されることになる。
せき縁19を越えて排出される分離水は、 その軸方向への
排出力とボウル2の回転にともなう遠心力によって、図
2の矢印で示すように、回転方向斜め前方に向けて高速
で排出されるが、その分離水は、せき部材15aに設けら
れた変流板部17に当たって端板10の外周方向に流れを変
え、その先にある羽根板20に衝当し、その力がボウル2
にその回転方向と同方向の回転力を付与することにな
る。したがって、その回転力を付与された分だけボウル
2を回転させるための動力が軽減される結果となる。そ
して、分離水は羽根板20に衝当した後、回収室13を経て
その下端より機外に排出されることになる。
【0014】上記本発明の装置を設けた遠心分離機と従
来機との、ボウル2及びスクリューコンベア3を回転さ
せる主モーターの消費動力の比較について試験を行った
が、従来機では、汚泥投入流量の単位当り2.0kwH/m3 で
あるのに対し、本発明の装置を設けたものでは、1.4kwH
/m3 と、約30%の動力が軽減されるという結果が得られ
た。
来機との、ボウル2及びスクリューコンベア3を回転さ
せる主モーターの消費動力の比較について試験を行った
が、従来機では、汚泥投入流量の単位当り2.0kwH/m3 で
あるのに対し、本発明の装置を設けたものでは、1.4kwH
/m3 と、約30%の動力が軽減されるという結果が得られ
た。
【0015】上記の実施例では、羽根板20は端板10の全
周にわたって設けられているが、これに限定されるもの
ではなく、各せき部材15aに対応した外周部の範囲に部
分的に設けることができる。また、羽根板17は、図4に
示すように弧状に弯曲して、分離水排出エネルギーをよ
り効率よく回収できる形状のものにすることもできる。
周にわたって設けられているが、これに限定されるもの
ではなく、各せき部材15aに対応した外周部の範囲に部
分的に設けることができる。また、羽根板17は、図4に
示すように弧状に弯曲して、分離水排出エネルギーをよ
り効率よく回収できる形状のものにすることもできる。
【0016】次に、本発明の第2の装置について説明す
る。この装置では、図5〜図7に示すように、ボウル2
の一端にある端板10の排出孔が弧状に大きくした排出孔
11bとなっている。すなわち、排出孔11bは、径方向に
所要の幅を有する、周方向に長い弧状に形成されてお
り、その排出孔11bが周方向に所要の間隔21をおいて複
数配設したものとなっている。そして、各排出孔11bに
は、その形状に相似の弧状をなすせき縁19を有する開口
18を設けたせき板部16と変流板部17とよりなるせき部材
15bがボルト等により着脱自在に取り付けられている。
また、せき部材15bの外側には、さきの実施例における
と同様に、多数の羽根板20が周方向に間隔をおいて突設
されている。
る。この装置では、図5〜図7に示すように、ボウル2
の一端にある端板10の排出孔が弧状に大きくした排出孔
11bとなっている。すなわち、排出孔11bは、径方向に
所要の幅を有する、周方向に長い弧状に形成されてお
り、その排出孔11bが周方向に所要の間隔21をおいて複
数配設したものとなっている。そして、各排出孔11bに
は、その形状に相似の弧状をなすせき縁19を有する開口
18を設けたせき板部16と変流板部17とよりなるせき部材
15bがボルト等により着脱自在に取り付けられている。
また、せき部材15bの外側には、さきの実施例における
と同様に、多数の羽根板20が周方向に間隔をおいて突設
されている。
【0017】この第2の装置では、上記のような分離水
の排出エネルギーの回収に加え、分離水質、濃縮汚泥の
回収率の向上が図れる。すなわち、従来機では分離水の
排出面積が狭いため、分離水排出部の流れが乱れるの
で、分離水質を良好に維持するために、投入汚泥量を抑
制していたが、第2の装置では、排出孔11bの面積が大
幅に増大されるとともに、せき幅もそれに応じて大とな
るので、分離水排出部の流れの乱れが小さくなることか
ら、汚泥投入量を増大しても分離水質を良好に保つこと
ができ、その結果、濃縮汚泥等の回収率が良好となる。
の排出エネルギーの回収に加え、分離水質、濃縮汚泥の
回収率の向上が図れる。すなわち、従来機では分離水の
排出面積が狭いため、分離水排出部の流れが乱れるの
で、分離水質を良好に維持するために、投入汚泥量を抑
制していたが、第2の装置では、排出孔11bの面積が大
幅に増大されるとともに、せき幅もそれに応じて大とな
るので、分離水排出部の流れの乱れが小さくなることか
ら、汚泥投入量を増大しても分離水質を良好に保つこと
ができ、その結果、濃縮汚泥等の回収率が良好となる。
【0018】なお、上記各せき部材15a,15bは、これ
を取り付けた際、そのせき縁19が排水孔11a,11bの中
にどれだけ突出しているかによって排出水位が決まるの
で、せき縁19の位置の異なる各種のせき部材15a,15b
を着け換えることにより、所望の排出水位に対応させる
ことができる。
を取り付けた際、そのせき縁19が排水孔11a,11bの中
にどれだけ突出しているかによって排出水位が決まるの
で、せき縁19の位置の異なる各種のせき部材15a,15b
を着け換えることにより、所望の排出水位に対応させる
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スクリ
ューコンベアを収容したボウルの後端に設けられた分離
水排出孔のせき板に、排出される分離水に衝当する羽根
板を設けたので、無駄に放出されていた分離水の排出エ
ネルギーが有効に回収できることになり、ボウル等の回
転に要する動力が大幅に節減され、遠心分離機の経済性
が向上できる。特に、請求項2の装置では、分離水の排
出面積及び越流せき幅が大きくとれることから、ボウル
内分離水排出部の流れの乱れが減少され、その結果、分
離水質を良好に保ち、汚泥の濃縮濃度を高め、回収率の
向上が図れる。
ューコンベアを収容したボウルの後端に設けられた分離
水排出孔のせき板に、排出される分離水に衝当する羽根
板を設けたので、無駄に放出されていた分離水の排出エ
ネルギーが有効に回収できることになり、ボウル等の回
転に要する動力が大幅に節減され、遠心分離機の経済性
が向上できる。特に、請求項2の装置では、分離水の排
出面積及び越流せき幅が大きくとれることから、ボウル
内分離水排出部の流れの乱れが減少され、その結果、分
離水質を良好に保ち、汚泥の濃縮濃度を高め、回収率の
向上が図れる。
【図1】本発明の第1の装置の一実施例を示す側断面図
である。
である。
【図2】同正断面図である。
【図3】同せき板を設けた部分を示す拡大斜視図であ
る。
る。
【図4】羽根板の他の実施例を示したものである。
【図5】本発明の第2の装置の一実施例を示す側断面図
である。
である。
【図6】同正断面図である。
【図7】同せき板を設けた部分を示す拡大斜視図であ
る。
る。
【図8】遠心分離機の概略を示す側断面図である。
【図9】従来の排出装置部分を示す側断面図である。
【図10】同正断面図である。
1 ケーシング 2 ボウル 3 スクリューコンベア 4 回転胴 5 スクリュー 6 中空軸 7 供給管 8 環状空間 9 汚泥等排出口 10 端板 11,11a,11b 分離水排出孔 12 支軸 13 回収室 15a,15b せき部材 16 せき板部 17 変流板部 18 開口 19 せき縁 20 羽根板 21 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 寛幸 大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式 会社クボタ内
Claims (2)
- 【請求項1】 高速回転されるボウル内に、該ボウルと
相対速度差をもって回転されるスクリューコンベアを収
容し、スクリューコンベアの一端側より汚泥を供給して
固液分離し、他端側から濃縮汚泥等を、一端側から分離
水を排出するようにした遠心分離機において、ボウルの
端板に開設した分離水の排出孔に対応して、分離水の排
出水位を設定するせき縁を有するせき板部と、排出孔よ
りの分離水の排出流を端板の外周方向に指向させる変流
板部とよりなるせき部材を取り付けるとともに、そのせ
き部材の外方の端板面に、せき部材により変流した分離
水と衝当する羽根板を突設したことを特徴とする、横型
遠心分離機における分離水の排出装置。 - 【請求項2】 高速回転されるボウル内に、該ボウルと
相対速度差をもって回転されるスクリューコンベアを収
容し、スクリューコンベアの一端側より汚泥を供給して
固液分離し、他端側から濃縮汚泥等を、一端側から分離
水を排出するようにした遠心分離機において、ボウルの
端板に、弧状に長く形成した排出孔を周方向に隔設し、
それら各排出孔に対して、分離水の排出水位を設定する
せき縁を有するせき板部と、排出孔よりの分離水の排出
流を端板の外周方向に指向させる変流板部とよりなるせ
き部材を取り付けるとともに、そのせき部材より外方の
端板面外周部に、せき部材により変流した分離水と衝当
する羽根板を突設したことを特徴とする、横型遠心分離
機における分離水の排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1817698A JPH11197547A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 横型遠心分離機における分離水の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1817698A JPH11197547A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 横型遠心分離機における分離水の排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11197547A true JPH11197547A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11964319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1817698A Pending JPH11197547A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 横型遠心分離機における分離水の排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11197547A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1121983A2 (en) * | 2000-02-02 | 2001-08-08 | Nuova M.A.I.P., Macchine Agricole Industriali Pieralisi S.P.A. | Method and apparatus for the centrifugal extraction of the liquid component of a compound product with recovery of energy from the said liquid component |
WO2004035221A1 (en) * | 2002-10-15 | 2004-04-29 | Andritz Technology & Asset Management Gmbh | Centrifuge discharge port with power recovery |
US7326169B2 (en) * | 2002-01-30 | 2008-02-05 | Westfalia Separator Ag | Full-jacket helix centrifuge with a weir |
US7753834B2 (en) * | 2004-04-06 | 2010-07-13 | Westfalia Separtator AG | Solid-wall centrifuge comprising a weir provided with a stationary angled deflector plate |
JP2010525945A (ja) * | 2007-05-09 | 2010-07-29 | アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット | 遠心分離機及び液相排出ポート部材 |
WO2012013624A3 (de) * | 2010-07-28 | 2012-03-29 | Gea Mechanical Equipment Gmbh | Vollmantel-schneckenzentrifuge mit überlaufwehr |
EP2551019A1 (de) * | 2011-07-29 | 2013-01-30 | Flottweg SE | Vollmantelschneckenzentrifuge mit einer Wehrkante |
JP5220950B1 (ja) * | 2012-11-02 | 2013-06-26 | 巴工業株式会社 | 分離液噴射ノズル付き遠心分離機 |
CN103433153A (zh) * | 2013-08-12 | 2013-12-11 | 江苏捷达离心机制造有限公司 | 卧式螺旋卸料沉降离心机的出液高度调节装置 |
JP2014155894A (ja) * | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Kubota Corp | 遠心分離機 |
US8968169B2 (en) | 2008-12-30 | 2015-03-03 | Alfa Laval Corporate Ab | Decanter centrifuge having an outlet opening with an inclined edge |
US9028387B2 (en) | 2008-12-30 | 2015-05-12 | Alfa Laval Corporate Ab | Decanter centrifuge with energy recovery structure |
US20150273482A1 (en) * | 2014-03-27 | 2015-10-01 | Flottweg Se | Outlet device of a solid bowl centrifuge |
EP2789395B1 (de) | 2013-04-08 | 2016-11-02 | Flottweg SE | Vollmantelschneckenzentrifuge mit einer Energierückgewinnungseinrichtung |
CN106607191A (zh) * | 2015-10-21 | 2017-05-03 | 江苏华苏亚生物科技有限公司 | 一种加工杏鲍菇用卧式螺旋过滤离心机 |
RU2636706C2 (ru) * | 2012-07-11 | 2017-11-27 | Геа Меканикал Эквипмент Гмбх | Шнековая центрифуга со сплошным ротором и переливным затвором |
-
1998
- 1998-01-13 JP JP1817698A patent/JPH11197547A/ja active Pending
Cited By (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1121983A3 (en) * | 2000-02-02 | 2002-06-19 | Nuova M.A.I.P., Macchine Agricole Industriali Pieralisi S.P.A. | Method and apparatus for the centrifugal extraction of the liquid component of a compound product with recovery of energy from the said liquid component |
EP1121983A2 (en) * | 2000-02-02 | 2001-08-08 | Nuova M.A.I.P., Macchine Agricole Industriali Pieralisi S.P.A. | Method and apparatus for the centrifugal extraction of the liquid component of a compound product with recovery of energy from the said liquid component |
US7326169B2 (en) * | 2002-01-30 | 2008-02-05 | Westfalia Separator Ag | Full-jacket helix centrifuge with a weir |
WO2004035221A1 (en) * | 2002-10-15 | 2004-04-29 | Andritz Technology & Asset Management Gmbh | Centrifuge discharge port with power recovery |
US7022061B2 (en) * | 2002-10-15 | 2006-04-04 | Andritz Ag | Centrifuge discharge port with power recovery |
US7753834B2 (en) * | 2004-04-06 | 2010-07-13 | Westfalia Separtator AG | Solid-wall centrifuge comprising a weir provided with a stationary angled deflector plate |
US9126208B2 (en) | 2007-05-09 | 2015-09-08 | Alfa Laval Corporate Ab | Centrifugal separator and a liquid phase discharge port member |
JP2010525945A (ja) * | 2007-05-09 | 2010-07-29 | アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット | 遠心分離機及び液相排出ポート部材 |
KR101493514B1 (ko) * | 2007-05-09 | 2015-02-13 | 알파 라발 코포레이트 에이비 | 원심 분리기 및 액상 방출 포트 부재 |
US8485959B2 (en) | 2007-05-09 | 2013-07-16 | Alfa Laval Corporate Ab | Centrifugal separator and a liquid phase discharge port member |
US8968169B2 (en) | 2008-12-30 | 2015-03-03 | Alfa Laval Corporate Ab | Decanter centrifuge having an outlet opening with an inclined edge |
US9028387B2 (en) | 2008-12-30 | 2015-05-12 | Alfa Laval Corporate Ab | Decanter centrifuge with energy recovery structure |
EP2598251B1 (de) | 2010-07-28 | 2016-11-02 | GEA Mechanical Equipment GmbH | Vollmantel-schneckenzentrifuge mit überlaufwehr |
US9333514B2 (en) | 2010-07-28 | 2016-05-10 | Gea Mechanical Equipment Gmbh | Fully jacketed screw centrifuge having an overflow weir |
US20140051565A1 (en) * | 2010-07-28 | 2014-02-20 | Gea Mechanical Equipment Gmbh | Fully jacketed screw centrifuge having an overflow weir |
CN102958615A (zh) * | 2010-07-28 | 2013-03-06 | Gea机械设备有限公司 | 带有溢流堰的沉降式螺旋离心机 |
WO2012013624A3 (de) * | 2010-07-28 | 2012-03-29 | Gea Mechanical Equipment Gmbh | Vollmantel-schneckenzentrifuge mit überlaufwehr |
EP2659985B1 (de) | 2011-07-29 | 2016-09-14 | Flottweg SE | Vollmantelschneckenzentrifuge mit einer Wehrkante |
EP2551019A1 (de) * | 2011-07-29 | 2013-01-30 | Flottweg SE | Vollmantelschneckenzentrifuge mit einer Wehrkante |
EP2659985B2 (de) † | 2011-07-29 | 2019-11-06 | Flottweg SE | Vollmantelschneckenzentrifuge mit einer Wehrkante |
EP2659985A1 (de) * | 2011-07-29 | 2013-11-06 | Flottweg SE | Vollmantelschneckenzentrifuge mit einer Wehrkante |
EP2551019B1 (de) | 2011-07-29 | 2016-09-14 | Flottweg SE | Vollmantelschneckenzentrifuge mit einer Wehrkante |
RU2636706C2 (ru) * | 2012-07-11 | 2017-11-27 | Геа Меканикал Эквипмент Гмбх | Шнековая центрифуга со сплошным ротором и переливным затвором |
JP5220950B1 (ja) * | 2012-11-02 | 2013-06-26 | 巴工業株式会社 | 分離液噴射ノズル付き遠心分離機 |
US9463474B2 (en) * | 2012-11-02 | 2016-10-11 | Tomoe Engineering Co., Ltd. | Centrifugal separator equipped with separated liquid jetting device including jet nozzle and release port |
US20150011372A1 (en) * | 2012-11-02 | 2015-01-08 | Tomoe Engineering Co., Ltd. | Centrifugal separator equipped with separated liquid jet nozzle |
JP2014155894A (ja) * | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Kubota Corp | 遠心分離機 |
EP2789395B1 (de) | 2013-04-08 | 2016-11-02 | Flottweg SE | Vollmantelschneckenzentrifuge mit einer Energierückgewinnungseinrichtung |
US10357784B2 (en) * | 2013-04-08 | 2019-07-23 | Flottweg Se | Solid-wall scroll centrifuge with front wall with discharge opening having a weir edge and an energy recovery device defining a discharge pipe on the outside of the front wall and in front of the discharge opening having the weir edge |
EP2789395B2 (de) † | 2013-04-08 | 2019-11-06 | Flottweg SE | Vollmantelschneckenzentrifuge mit einer Energierückgewinnungseinrichtung |
CN103433153A (zh) * | 2013-08-12 | 2013-12-11 | 江苏捷达离心机制造有限公司 | 卧式螺旋卸料沉降离心机的出液高度调节装置 |
US20150273482A1 (en) * | 2014-03-27 | 2015-10-01 | Flottweg Se | Outlet device of a solid bowl centrifuge |
US10265704B2 (en) * | 2014-03-27 | 2019-04-23 | Flottweg Se | Solid bowl centrifuge with an outlet device having a deflecting segment to deflect fluid toward a circumference of the end wall and a guide downstream of the deflecting segment |
CN106607191A (zh) * | 2015-10-21 | 2017-05-03 | 江苏华苏亚生物科技有限公司 | 一种加工杏鲍菇用卧式螺旋过滤离心机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11179236A (ja) | 横型遠心分離機における分離水の排出装置 | |
JPH11197547A (ja) | 横型遠心分離機における分離水の排出装置 | |
CN101715370B (zh) | 离心分离器和液相排出端口部件 | |
CA1121740A (en) | Separation of solids from liquids by screening | |
US6193643B1 (en) | Decantation centrifuge with peripheral washing nozzles | |
JPH11197548A (ja) | 横型遠心分離機における分離水の排出装置 | |
JP4924466B2 (ja) | 遠心脱水装置 | |
JP2007330920A (ja) | ドラムスクリーンとこれを備えた濃縮機 | |
CN117046214A (zh) | 气化灰水分离装置 | |
JP3832330B2 (ja) | 外筒回転型濃縮機および汚泥の分離濃縮方法 | |
JP2009142791A (ja) | 濃縮機構付きスクリュープレス | |
JP4487908B2 (ja) | 汚泥等の濃縮装置 | |
JP2001219097A (ja) | 遠心分離装置 | |
WO2022025753A1 (en) | A debris filter arrangement for separating solid waste from fluid | |
JP2006272058A (ja) | 遠心分離装置 | |
KR200346578Y1 (ko) | 슬러지제거용 원심분리기의 역류방지장치 | |
KR102204812B1 (ko) | 원심력을 이용한 고액분리장치 | |
JP4302550B2 (ja) | し渣分離装置 | |
JP2000237630A (ja) | 遠心脱水装置 | |
JP2004290833A (ja) | デカンタ型遠心脱水装置 | |
JP4007674B2 (ja) | 電力回収機能を備えた遠心分離機 | |
JPH1043626A (ja) | 連続式遠心分離機 | |
KR102513359B1 (ko) | 댐 플레이트 | |
JP4163050B2 (ja) | 上層固形物還流型スクリューコンベア遠心脱水機 | |
JPH09201550A (ja) | デカンタ型遠心分離機 |