JPH11197548A - 横型遠心分離機における分離水の排出装置 - Google Patents
横型遠心分離機における分離水の排出装置Info
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- JPH11197548A JPH11197548A JP10018196A JP1819698A JPH11197548A JP H11197548 A JPH11197548 A JP H11197548A JP 10018196 A JP10018196 A JP 10018196A JP 1819698 A JP1819698 A JP 1819698A JP H11197548 A JPH11197548 A JP H11197548A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B1/00—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
- B04B1/20—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles discharging solid particles from the bowl by a conveying screw coaxial with the bowl axis and rotating relatively to the bowl
- B04B2001/2075—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles discharging solid particles from the bowl by a conveying screw coaxial with the bowl axis and rotating relatively to the bowl with means for recovering the energy of the outflowing liquid
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B1/00—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
- B04B1/20—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles discharging solid particles from the bowl by a conveying screw coaxial with the bowl axis and rotating relatively to the bowl
- B04B2001/2083—Configuration of liquid outlets
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- Centrifugal Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 横型遠心分離機における回転動力の省エネル
ギー化を図る。 【解決手段】 高速回転されるボウル２内に、このボウ
ル２と相対速度差をもって回転されるスクリューコンベ
アを収容し、供給された汚泥を固液分離するものにおい
て、ボウル２の端板10に、周方向に長く形成し弧状の排
出孔11を隔設するとともに、分離水の排出水位を設定す
るせき板15を着け換え自在に取り付け、その外周の外側
に、排出水の衝当する羽根板17の多数を周方向に間隔を
おいて突設する。それにより、分離水の排出エネルギー
の回収を図る。
ギー化を図る。 【解決手段】 高速回転されるボウル２内に、このボウ
ル２と相対速度差をもって回転されるスクリューコンベ
アを収容し、供給された汚泥を固液分離するものにおい
て、ボウル２の端板10に、周方向に長く形成し弧状の排
出孔11を隔設するとともに、分離水の排出水位を設定す
るせき板15を着け換え自在に取り付け、その外周の外側
に、排出水の衝当する羽根板17の多数を周方向に間隔を
おいて突設する。それにより、分離水の排出エネルギー
の回収を図る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、下水汚泥や工業排水等
の濃縮、脱水、固形物および分離水の回収を、遠心力に
より行うようにした横型式の遠心分離機における分離水
の排出装置に関するものである。
の濃縮、脱水、固形物および分離水の回収を、遠心力に
より行うようにした横型式の遠心分離機における分離水
の排出装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来一般に使用されている横型遠心分離
機は、図12、図13に示すように、高速回転される円筒状
のボウル２内に、ボウル２と相対速度差をもって回転さ
れる、先端部が円錐状に形成されたスクリューコンベア
３が収容され、ボウル２とスクリューコンベア３との間
に遠心力場としての環状空間８が設けられた構造となっ
ている。そして、汚泥等ａはスクリューコンベア３の一
端よりその中心部を通って環状空間８の前後中間部に放
出され、遠心力により固液分離される。
機は、図12、図13に示すように、高速回転される円筒状
のボウル２内に、ボウル２と相対速度差をもって回転さ
れる、先端部が円錐状に形成されたスクリューコンベア
３が収容され、ボウル２とスクリューコンベア３との間
に遠心力場としての環状空間８が設けられた構造となっ
ている。そして、汚泥等ａはスクリューコンベア３の一
端よりその中心部を通って環状空間８の前後中間部に放
出され、遠心力により固液分離される。
【０００３】分離されてボウル２内にはりついた濃縮汚
泥又は脱水ケーキ（以下濃縮汚泥等という）ｂは、ボウ
ル２とわずかな相対速度差をもって回転するスクリュー
コンベア３のスクリュー５により、円錐状の環状空間８
内を他端方向に掻き寄せられ、ボウル２の他端部に設け
られた濃縮汚泥等排出口９より排出される。他方、分離
水Ｃは、ボウル２の一端に設けた端板10に設けられた複
数個の円形の排出口11より流出するようになっており、
そして、この排出口11にはせき板15を取り付けて水面の
位置（分離水のオーバーフロー位置）を設定できるよう
にしてある。
泥又は脱水ケーキ（以下濃縮汚泥等という）ｂは、ボウ
ル２とわずかな相対速度差をもって回転するスクリュー
コンベア３のスクリュー５により、円錐状の環状空間８
内を他端方向に掻き寄せられ、ボウル２の他端部に設け
られた濃縮汚泥等排出口９より排出される。他方、分離
水Ｃは、ボウル２の一端に設けた端板10に設けられた複
数個の円形の排出口11より流出するようになっており、
そして、この排出口11にはせき板15を取り付けて水面の
位置（分離水のオーバーフロー位置）を設定できるよう
にしてある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の分
離機においては、ボウル２一端より排出される分離水
は、ボウル２及びスクリューコンベア３の回転により、
図８の矢印で示すように、排出孔11より、高速度でボウ
ル２等の回転方向に排出される。したがって、その分離
水排出にともなうエネルギーは相当大きなものである
が、従来機ではそのエネルギーを無駄に放出していると
いった状況である。
離機においては、ボウル２一端より排出される分離水
は、ボウル２及びスクリューコンベア３の回転により、
図８の矢印で示すように、排出孔11より、高速度でボウ
ル２等の回転方向に排出される。したがって、その分離
水排出にともなうエネルギーは相当大きなものである
が、従来機ではそのエネルギーを無駄に放出していると
いった状況である。
【０００５】本発明は、かかる状況にかんがみなされた
もので、この無駄に放出されている分離水の排出エネル
ギーを、ボールの回転力へ回収できるようにして、遠心
分離機運転の省エネルギー化を図ろうとするものであ
る。
もので、この無駄に放出されている分離水の排出エネル
ギーを、ボールの回転力へ回収できるようにして、遠心
分離機運転の省エネルギー化を図ろうとするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、請求項１の装置は、高速回転される
ボウル２内に、該ボウル２と相対速度差をもって回転さ
れるスクリューコンベア３を収容し、スクリューコンベ
ア３の一端側より汚泥等ａを供給して固液分離し、他端
側から濃縮汚泥等ｂを、一端側から分離水ｃを排出する
ようにした遠心分離機において、ボウルの一端を塞ぐ端
板10に、弧状に長く形成した排出孔11を周方向に隔設
し、それら排出孔11に対して、分離水の排出水位を設定
するせき板15を着脱自在に取り付けるとともに、それら
せき板15と端板10の外周との間に、排出孔11より排出の
分離水と衝当する羽根板17の多数を周方向に間隔をおい
て突設したことを特徴とするものである。
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、請求項１の装置は、高速回転される
ボウル２内に、該ボウル２と相対速度差をもって回転さ
れるスクリューコンベア３を収容し、スクリューコンベ
ア３の一端側より汚泥等ａを供給して固液分離し、他端
側から濃縮汚泥等ｂを、一端側から分離水ｃを排出する
ようにした遠心分離機において、ボウルの一端を塞ぐ端
板10に、弧状に長く形成した排出孔11を周方向に隔設
し、それら排出孔11に対して、分離水の排出水位を設定
するせき板15を着脱自在に取り付けるとともに、それら
せき板15と端板10の外周との間に、排出孔11より排出の
分離水と衝当する羽根板17の多数を周方向に間隔をおい
て突設したことを特徴とするものである。
【０００７】また、請求項２の装置は、請求項１の装置
において、羽根板を、端板の面よりの立上げ部18ａとそ
の上端から端板10の回転逆方向に延出する横板部18ｂと
により、断面Ｌ状に形成18したことを特徴とするもので
ある。
において、羽根板を、端板の面よりの立上げ部18ａとそ
の上端から端板10の回転逆方向に延出する横板部18ｂと
により、断面Ｌ状に形成18したことを特徴とするもので
ある。
【０００８】また、請求項３の装置は、請求項１の装置
において、羽根板を、樋状19に形成し、その内面側を端
板10の回転逆方向に向けて設けたことを特徴とするもの
である。
において、羽根板を、樋状19に形成し、その内面側を端
板10の回転逆方向に向けて設けたことを特徴とするもの
である。
【０００９】また、請求項４の装置は、請求項１の装置
において、端板10の羽根板17を突設した側に、各羽根板
17の端縁間を塞いで、各羽根板17，17間に分離水の排出
路24を形成させることのできる蓋板20を着脱自在に設け
たことを特徴とするものである。
において、端板10の羽根板17を突設した側に、各羽根板
17の端縁間を塞いで、各羽根板17，17間に分離水の排出
路24を形成させることのできる蓋板20を着脱自在に設け
たことを特徴とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図１〜３は請求項１に対応
する第１の装置の実施例を示し、図４〜図７は請求項２
及び３に対応する第２の装置の各実施例を示し、図８〜
図11は請求項４に対応する第３の装置の実施例を示した
ものである。
て図面を参照して説明する。図１〜３は請求項１に対応
する第１の装置の実施例を示し、図４〜図７は請求項２
及び３に対応する第２の装置の各実施例を示し、図８〜
図11は請求項４に対応する第３の装置の実施例を示した
ものである。
【００１１】本発明の装置は、さきに説明した遠心分離
機を対象としている。その遠心分離機（図12参照）は、
ケーシング１の中に、ボウル２と中空の回転胴４の外周
にスクリュー５を有するスクリューコンベア３が、ボウ
ル２と僅かな相対速度差をもって回転されるように収容
されている。そして、汚泥等ａは、回転胴４の一端より
突設された中空軸６より挿通された供給管７よりボウル
２と回転胴４との間の環状空間８の前後中央部に放出さ
れ、遠心力により分離され、濃縮汚泥等ｂはスクリュー
５により円錐状の他端部に送られて汚泥排出口９より排
出され、分離水ｃはボウル２の一端より排出されるよう
になっている。
機を対象としている。その遠心分離機（図12参照）は、
ケーシング１の中に、ボウル２と中空の回転胴４の外周
にスクリュー５を有するスクリューコンベア３が、ボウ
ル２と僅かな相対速度差をもって回転されるように収容
されている。そして、汚泥等ａは、回転胴４の一端より
突設された中空軸６より挿通された供給管７よりボウル
２と回転胴４との間の環状空間８の前後中央部に放出さ
れ、遠心力により分離され、濃縮汚泥等ｂはスクリュー
５により円錐状の他端部に送られて汚泥排出口９より排
出され、分離水ｃはボウル２の一端より排出されるよう
になっている。
【００１２】そこで、本発明の第１の装置の実施例につ
いて説明すると、図１、図２に示すように、上記遠心分
離機において、ボウル２の一端には、スクリューコンベ
ア３の回転胴４の一端と水密に摺接する端板10が、それ
に突設した支軸12が回転胴４の中空軸６に外挿されてい
る。そして、端板10には、径方向に所要の幅を有する、
周方向に長い弧状に形成された排出孔11の複数が、周方
向に所要の間隔13をおいて配設されている。
いて説明すると、図１、図２に示すように、上記遠心分
離機において、ボウル２の一端には、スクリューコンベ
ア３の回転胴４の一端と水密に摺接する端板10が、それ
に突設した支軸12が回転胴４の中空軸６に外挿されてい
る。そして、端板10には、径方向に所要の幅を有する、
周方向に長い弧状に形成された排出孔11の複数が、周方
向に所要の間隔13をおいて配設されている。
【００１３】そして、それら各排出孔11には、扇状のせ
き板15がボルト等16により着脱自在に取り付けられてい
る。また、上記せき板15を設けた端板10の外面には、そ
の外周からせき板15までの全周面にわたり、排出孔11よ
り排出される分離水の衝当する所要高さの、羽根板17の
多数が周方向にほぼ等間隔をおいて突設されている。こ
の羽根板17は、せき板15に近い内端が外端より端板10の
回転方向に先行するように傾斜して設けられている。
き板15がボルト等16により着脱自在に取り付けられてい
る。また、上記せき板15を設けた端板10の外面には、そ
の外周からせき板15までの全周面にわたり、排出孔11よ
り排出される分離水の衝当する所要高さの、羽根板17の
多数が周方向にほぼ等間隔をおいて突設されている。こ
の羽根板17は、せき板15に近い内端が外端より端板10の
回転方向に先行するように傾斜して設けられている。
【００１４】上記構成の装置によれば、排出孔11より排
出される分離水は、 せき板15を越流して、ボウル２の回
転とそれにともなう遠心力によって、矢印で示すよう
に、回転方向斜め前外方に向けて高速で排出されるが、
その分離水はせき板15の外側の端板10の外周部に設けら
れた羽根板17，17に衝当し、その力がボウル２にその回
転方向と同方向への回転力を付与することになる。した
がって、その回転力を付寄された分だけボウル２を回転
させるための動力が軽減される結果となるのである。そ
して、分離水は羽根板17に衝当した後、回収室14を経て
その下端より機外に排出されることになる。
出される分離水は、 せき板15を越流して、ボウル２の回
転とそれにともなう遠心力によって、矢印で示すよう
に、回転方向斜め前外方に向けて高速で排出されるが、
その分離水はせき板15の外側の端板10の外周部に設けら
れた羽根板17，17に衝当し、その力がボウル２にその回
転方向と同方向への回転力を付与することになる。した
がって、その回転力を付寄された分だけボウル２を回転
させるための動力が軽減される結果となるのである。そ
して、分離水は羽根板17に衝当した後、回収室14を経て
その下端より機外に排出されることになる。
【００１５】なお、上記の実施例では、羽根板17の形状
は単純な平板となっているが、図３に示すように、湾曲
した形状とすることもでき、或は図示を略したがへの字
形に屈曲した形状のものとすることもできる。
は単純な平板となっているが、図３に示すように、湾曲
した形状とすることもでき、或は図示を略したがへの字
形に屈曲した形状のものとすることもできる。
【００１６】次に、本発明の第２の装置の実施例につい
て説明する。この装置は、さきの装置に対し、羽根板の
構成を異にしたものである。すなわち、図４〜図６に示
すように、この各羽根板18は、端板10の面から直立する
立上部18ａと、その上端から、端板10の回転の逆方向に
端板10の面とほぼ平行するように延出する横板部18ｂと
により断面Ｌ字形に屈曲して形成されている。それによ
って、羽根板18に衝当した排出水は、そこで直ちに外方
に飛散することが抑制され、多くの分離水は羽根板18の
端板10の外周に位置する端から流出するようになり、排
出水の排出エネルギーをより有効に回収できることにな
る。
て説明する。この装置は、さきの装置に対し、羽根板の
構成を異にしたものである。すなわち、図４〜図６に示
すように、この各羽根板18は、端板10の面から直立する
立上部18ａと、その上端から、端板10の回転の逆方向に
端板10の面とほぼ平行するように延出する横板部18ｂと
により断面Ｌ字形に屈曲して形成されている。それによ
って、羽根板18に衝当した排出水は、そこで直ちに外方
に飛散することが抑制され、多くの分離水は羽根板18の
端板10の外周に位置する端から流出するようになり、排
出水の排出エネルギーをより有効に回収できることにな
る。
【００１７】なお、その他の構成については、さきの第
１装置の実施例におけると同様であるから、その説明は
省略する。また、羽根板は、図７に示すように、断面を
半円弧状またはそれに類した湾曲形とした樋状の羽根板
19に形成することができる。
１装置の実施例におけると同様であるから、その説明は
省略する。また、羽根板は、図７に示すように、断面を
半円弧状またはそれに類した湾曲形とした樋状の羽根板
19に形成することができる。
【００１８】次に本発明の第３の装置の実施例について
説明する。この装置は、排出水の排出エネルギーをより
一層効果的に回収しようとしたものである。すなわち、
図８〜図11に示すように、ボウル２の端板10に扇状の排
出孔11の複数を設け、それらにせき板15を着脱自在に設
けるとともに、それらの外周側に多数の羽根板17を隔設
した点は図１、図２の実施例におけると同様である。
説明する。この装置は、排出水の排出エネルギーをより
一層効果的に回収しようとしたものである。すなわち、
図８〜図11に示すように、ボウル２の端板10に扇状の排
出孔11の複数を設け、それらにせき板15を着脱自在に設
けるとともに、それらの外周側に多数の羽根板17を隔設
した点は図１、図２の実施例におけると同様である。
【００１９】この装置では、それら羽根板17のうえに蓋
板20を被せている。蓋板20は、羽根板17とせき板15及び
排出孔11を覆うように、外径を端板10の外径とほぼ同じ
とし、内径を排出孔10の内周側より小径とした半環状の
ものに形成されており、その一対を備えている。そし
て、蓋板20には、端板10への取付孔21が多数設けられて
いるとともに、両蓋板20の接合端部に、羽根板17の突出
高さと同高の脚板22が突設されている。この一対の蓋板
20，20は、図８、図９に示すように、それぞれ外周部を
羽根板17，17上に接合し、脚板22の突出出端を端板に当
て、互いに接合した状態にして、取付孔21に通したボル
ト23を端板10に設けられたネジ孔に螺合して端板10に取
り付けられる。なお、蓋板20の脚板22は設けないでもよ
い。
板20を被せている。蓋板20は、羽根板17とせき板15及び
排出孔11を覆うように、外径を端板10の外径とほぼ同じ
とし、内径を排出孔10の内周側より小径とした半環状の
ものに形成されており、その一対を備えている。そし
て、蓋板20には、端板10への取付孔21が多数設けられて
いるとともに、両蓋板20の接合端部に、羽根板17の突出
高さと同高の脚板22が突設されている。この一対の蓋板
20，20は、図８、図９に示すように、それぞれ外周部を
羽根板17，17上に接合し、脚板22の突出出端を端板に当
て、互いに接合した状態にして、取付孔21に通したボル
ト23を端板10に設けられたネジ孔に螺合して端板10に取
り付けられる。なお、蓋板20の脚板22は設けないでもよ
い。
【００２０】それにより、各羽根板17，17間にはそれら
と端板10と各羽根板の突出した端縁間を塞ぐ蓋板20によ
り囲まれた排出水の排出路24が形成されることになる。
したがって、排出水は、排出孔11より出て、羽根板17に
衝当し、排出路24より周外へと流出され、排出水の排出
エネルギーの回収が十分に行えるようになる。なお、こ
の装置の場合も、羽根板17の形状を、図３に示すような
湾曲状とし、或はく字形に屈曲した形状とすることがで
きる。
と端板10と各羽根板の突出した端縁間を塞ぐ蓋板20によ
り囲まれた排出水の排出路24が形成されることになる。
したがって、排出水は、排出孔11より出て、羽根板17に
衝当し、排出路24より周外へと流出され、排出水の排出
エネルギーの回収が十分に行えるようになる。なお、こ
の装置の場合も、羽根板17の形状を、図３に示すような
湾曲状とし、或はく字形に屈曲した形状とすることがで
きる。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分離水の排出部であるボールの端板に、排出量の大きく
とれる長い弧状の排出孔を設けるとともに、排出孔より
出た排出水の衝当する多数の羽根板を設けたので、従来
無駄に放出さていた分離水の排出エネルギーが有効に回
収できることになり、ボウル等の回転に要する動力が大
幅に節減されるとともに、分離水の排出面積が広いこと
から、排出部の流れの乱れが減少され、その結果、分離
水質を良好に保ち、汚泥等の濃縮濃度を高め、回収率の
向上が図れる。
分離水の排出部であるボールの端板に、排出量の大きく
とれる長い弧状の排出孔を設けるとともに、排出孔より
出た排出水の衝当する多数の羽根板を設けたので、従来
無駄に放出さていた分離水の排出エネルギーが有効に回
収できることになり、ボウル等の回転に要する動力が大
幅に節減されるとともに、分離水の排出面積が広いこと
から、排出部の流れの乱れが減少され、その結果、分離
水質を良好に保ち、汚泥等の濃縮濃度を高め、回収率の
向上が図れる。
【００２２】そして、請求項２，３の装置では、排出エ
ネルギーの回収効率がより向上し、また、請求項４の装
置では、羽根板に衝当後の排出水の殆どが飛散すること
なく、周外に流れとなって排出されるので、排出エネル
ギーのより一層大きな回収効率が得られる。
ネルギーの回収効率がより向上し、また、請求項４の装
置では、羽根板に衝当後の排出水の殆どが飛散すること
なく、周外に流れとなって排出されるので、排出エネル
ギーのより一層大きな回収効率が得られる。
【図１】本発明の第１の装置の一実施例を示す側断面図
である。
である。
【図２】同正断面図である。
【図３】同羽根板の他の実施例を示す一部の正面図であ
る。
る。
【図４】本発明の第２の装置の一実施例を示す側断面図
である。
である。
【図５】同正断面図である。
【図６】同羽根板を設けた個所の一部斜視図である。
【図７】同羽根板の他の実施例を示す斜視図である。
【図８】本発明の第３の装置の一実施例を示す側断面図
である。
である。
【図９】同一部切欠正断面図である。
【図10】同蓋板を除いた端板面を示す正面図である。
【図11】同蓋板の斜視図である。
【図12】遠心分離機の概略を示す側断面図である。
【図13】従来の排出装置を示す正断面図である。
１ ケーシング ２ ボウル ３ スクリューコンベア ４ 回転胴 ５ スクリュー ６ 中空軸 ７ 供給管 ８ 環状空間 ９ 汚泥排出口 10 端板 11 排出孔 12 支軸 14 回収室 15 せき板 17，18，19 羽根板 20 蓋板 22 脚板 24 排出路
フロントページの続き (72)発明者 松井 寛幸 大阪市浪速区敷津東一丁目２番47号 株式 会社クボタ内
Claims (4)
- 【請求項１】 高速回転されるボウル内に、該ボウルと
相対速度差をもって回転されるスクリューコンベアを収
容し、スクリューコンベアの一端側より汚泥等を供給し
て固液分離し、他端側から濃縮汚泥等を、一端側から分
離水を排出するようにした遠心分離機において、ボウル
の一端を塞ぐ端板に、弧状に長く形成した排出孔を周方
向に隔設し、それら排出孔に対して、分離水の排出水位
を設定するせき板を着脱自在に取り付けるとともに、そ
れらせき板と端板の外周との間に、排出孔より排出の分
離水と衝当する羽根板の多数を周方向に間隔をおいて突
設したことを特徴とする、横型遠心分離機における分離
水の排出装置。 - 【請求項２】 羽根板を、端板の面よりの立上げ部とそ
の上端から端板の回転逆方向に延出する横板部とによ
り、断面Ｌ状に形成したことを特徴とする、請求項１記
載の横型遠心分離機における分離水の排出装置。 - 【請求項３】 羽根板を、樋状に形成し、その内面側を
端板の回転逆方向に向けて設けたことを特徴とする、請
求項１記載の横型遠心分離機における分離水の排出装
置。 - 【請求項４】 端板の羽根板を突設した側に、各羽根板
の端縁間を塞いで、各羽根板間に分離水の排出路を形成
させることのできる蓋板を着脱自在に設けたことを特徴
とする、遠心分離機における分離水の排出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10018196A JPH11197548A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 横型遠心分離機における分離水の排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP10018196A JPH11197548A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 横型遠心分離機における分離水の排出装置 |
Publications (1)
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| JPH11197548A true JPH11197548A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11964888
Family Applications (1)
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| JP10018196A Pending JPH11197548A (ja) | 1998-01-13 | 1998-01-13 | 横型遠心分離機における分離水の排出装置 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JPH11197548A (ja) |
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- 1998-01-13 JP JP10018196A patent/JPH11197548A/ja active Pending
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