JPH11197543A - 静電式空気清浄機 - Google Patents

静電式空気清浄機

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JPH11197543A
JPH11197543A JP2150298A JP2150298A JPH11197543A JP H11197543 A JPH11197543 A JP H11197543A JP 2150298 A JP2150298 A JP 2150298A JP 2150298 A JP2150298 A JP 2150298A JP H11197543 A JPH11197543 A JP H11197543A
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JP
Japan
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section
magnetic field
dust collecting
dust
charged particles
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Pending
Application number
JP2150298A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ikarugi
博昭 怒木
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Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
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Publication date
Application filed by Ricoh Elemex Corp filed Critical Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵部の電極板面積を大きくするとか、集塵
部の印加電圧を上げるとか、集塵部の高圧電極板とグラ
ンド電極板の間隔を狭くするとかの方法によらずに、し
かも処理風量を落とす必要なく、集塵率の向上が図れる
ようにする。 【解決手段】 空気中の浮遊粒子を帯電させるイオン化
部と集塵部6との間に磁界発生部12を設ける。磁界発
生部12は、N極とS極の永久磁石10・11を対向さ
せて磁界を形成し、帯電粒子9を集塵部6の電界の向き
に運動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気中の浮遊粒
子をイオン化部で帯電し、集塵部で帯電粒子を静電的に
捕集して空気を清浄化する静電式空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】静電式空気清浄機の処理能力を評価する
場合、通常、集塵率および処理風量を比較することが多
い。ここで、集塵ユニットはそのままとして処理風量を
大きくすると、集塵ユニットを通り抜ける風の流速が速
くなり、集塵率が低下する。また、処理風量を大きくし
て集塵率を低下させないためには、集塵部の電極板面積
を大きくする必要があり、そうすると製品本体が大きく
なってしまう。
【0003】集塵部の電極板面積を大きくする以外に、
集塵部の印加電圧を上げるとか、集塵部の高圧電極板と
グランド電極板の間隔を狭くするという方法があるが、
このような方法では、高電圧がリークし、ユーザーの感
電や筐体の炭化などの問題が生ずるおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、集
塵部の電極板面積を大きくするとか、集塵部の印加電圧
を上げるとか、集塵部の高圧電極板とグランド電極板の
間隔を狭くするとかの方法によらずに、しかも処理風量
を落とす必要なく、集塵率の向上が図れるようにするこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、空気中の浮
遊粒子をイオン化部3で帯電し、集塵部6で帯電粒子9
を静電的に捕集して空気を清浄化する静電式空気清浄機
において、イオン化部3と集塵部6との間に、帯電粒子
9の運動方向を磁界により変化させる磁界発生部12を
設けたことを特徴とする。
【0006】磁界発生部12は、N極とS極の永久磁石
10・11を対向させて磁界を形成し、帯電粒子9を集
塵部6の電界の向きに運動させるものがよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0008】図1に示すように、この発明を適用する静
電式空気清浄機は、ワイヤー線(イオン化線)1とグラ
ンド電極2とを対向させたイオン化部3と、高圧電極平
板4とグランド電極平板5とを交互に平行配置した集塵
部6とからなる集塵ユニット7を有する。
【0009】この集塵ユニット7のイオン化部3では、
高電圧をワイヤー線1に印加してグランド電極2との間
でコロナ放電を起こすことにより、浮遊粉塵(浮遊粒
子)8を帯電させ、また集塵部7では、高圧電極平板4
とグランド電極平板5との間の電界により帯電粒子9を
吸着する。
【0010】このような静電式空気清浄機において、こ
の発明は、イオン化部3と集塵部6との間に、図2に示
すように、N極とS極の永久磁石10・11を対向させ
て磁界を形成する磁界発生部12を設け、イオン化部3
で帯電された帯電粒子9に磁力を作用させて、集塵部6
での集塵率を高めたものである。
【0011】磁界発生部12には、永久磁石10・11
の他、電磁石を用いることもできるが、永久磁石を用い
た方が構成が簡単になる。
【0012】なお、図2中矢印aは帯電粒子の移動速
度、bは磁界の向き、cは磁界が帯電粒子9に及ぼす
力、dは帯電粒子9に働く力をそれぞれ示す。eは、磁
力線である。
【0013】このように帯電粒子9を磁界の中を通すこ
とにより、帯電粒子9を集塵部6の電界の向きに運動さ
せ、集塵部6での静電吸着性を高めることができる。こ
のとき、磁界によって運動方向を変えられるのは、帯電
粒子9のみで、空気の流れは影響を受けない。
【0014】通常、帯電粒子9は、集塵部6に入るまで
は、空気の流れに沿って直進し、集塵部6に入ると、高
圧電極平板4とグランド電極平板5とによる電界により
静電的に吸着される。
【0015】磁界は、帯電体に図3に示すように力を及
ぼすことから、イオン化部3を通り抜けて帯電した浮遊
粉塵(帯電粒子)9には、磁界発生部12による磁界を
通過することで、次式により図2に示すように空気の流
れに対し直角方向の力Fが作用する。
【0016】 F=B・q・v・sinθ ・・・・(1) なお、 F:帯電粒子に作用する力[N] B:磁束密度[T;テスラ] q:帯電粒子の電荷量[c] v:移動速度(空気の流速)[m/s] θ:磁界の向きと空気の流速の向きとの間の角度 である。
【0017】ここで、磁界を空気の流れと直角にするこ
とから、θ=π/2となり、(1)式は、 F=B・q・v ・・・・(2) となる。
【0018】この力Fが作用することによって、帯電粒
子9が集塵部6の電界に入る前に、図4に示すように電
界と同じ方向に運動を始めることから、図5に示す磁界
を利用しない従来に比べ、集塵部6における静電吸着を
促進することができる。
【0019】このことにより、集塵部6の高圧電極平板
4およびグランド電極平板5の面積を大きくすることな
く、しかも処理風量を落とすことなく、集塵率の向上を
図ることができ、また逆に、従来の集塵ユニットと同じ
大きさで処理風量を上げることも可能になる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、イオン化部で帯電さ
せた浮遊粉塵、つまり帯電粒子を磁界の中を通すことに
より、帯電粒子を集塵部の電界の向きに運動させ、集塵
部での静電吸着性を高めることができ、また磁界によっ
て運動方向を変えられるのは、帯電粒子のみで、空気の
流れは影響を受けない。したがって、集塵部の電極板面
積を大きくするとか、集塵部の印加電圧を上げるとか、
集塵部の高圧電極板とグランド電極板の間隔を狭くする
とかの方法によらずに、しかも処理風量を落とす必要な
く、集塵率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用する静電式空気清浄機の集塵ユ
ニットの概要構成図である。
【図2】この発明の要部である磁界発生部とその作用を
説明する斜視図である。
【図3】帯電粒子に作用する磁界の力の向きを説明する
ベクトル図である。
【図4】帯電粒子の運動の方向が磁界により集塵部に入
る前で変えられることを説明する図である。
【図5】磁界を利用しない従来の場合の帯電粒子の運動
を説明する図である。
【符号の説明】
1 ワイヤー線 2 グランド電極 3 イオン化部 4 高圧電極平板 5 グランド電極平板 6 集塵部 7 集塵ユニット 8 浮遊粉塵 9 帯電粒子 10 N極の永久磁石 11 S極の永久磁石 12 磁界発生部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中の浮遊粒子をイオン化部で帯電
    し、集塵部で帯電粒子を静電的に捕集して空気を清浄化
    する静電式空気清浄機において、前記イオン化部と前記
    集塵部との間に、帯電粒子の運動方向を磁界により変化
    させる磁界発生部を設けたことを特徴とする、静電式空
    気清浄機。
  2. 【請求項2】 磁界発生部は、N極とS極の永久磁石を
    対向させて磁界を形成し、帯電粒子を集塵部の電界の向
    きに運動させることを特徴とする、請求項1に記載の静
    電式空気清浄機。
JP2150298A 1998-01-19 1998-01-19 静電式空気清浄機 Pending JPH11197543A (ja)

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