JP3568789B2 - 空気清浄装置および集塵セル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電極板間に電場を発生させ、帯電させた空気中の塵を電極板に吸着させて集塵する空気清浄装置および集塵セルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の空気清浄装置および集塵セルの動作原理を説明する図である。図において、11Aは所定の正電位を印加された集塵電極板であり、11Bは、接地された集塵電極板である。
【0003】
次に動作について説明する。
集塵電極板11Aに正電位を印加し、集塵電極板11Bを接地すると、集塵電極板11A,11Bの間には、集塵電極板11A,11Bに垂直な電場が生じる。その電場に、正電荷を帯電された塵101が位置すると、電場の方向に力を受け、集塵電極板11B側に流れ、集塵電極板11B側に吸着される。このようにして、集塵電極板間に電場を発生させ、帯電させた空気中の塵を電極板に吸着させることにより、集塵が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気清浄装置および集塵セルは以上のように構成されているので、集塵電極板に付着せずに空気とともに通り抜けてしまう塵を低減させるために、集塵電極板間の電圧を高くするか、集塵電極板間を狭くして、電場の強さを大きくしたり、集塵電極板の面積を大きくしたりしなければならなかった。集塵電極板間の電圧を高くする場合、および集塵電極板間を狭くする場合は、集塵電極板間で放電短絡が発生し易くなって故障の原因などになる。また、集塵電極板間を狭くする場合は、空気の流れに対する圧力損失が増加し、集塵電極板の面積を大きくする場合は、装置を小型化することが困難であるなどの課題があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、集塵電極板間に電場を発生させ、帯電させた塵をその電場により集塵電極板に吸着させる他、集塵電極板間で集塵電極板に対して平行な磁場を発生するようにして、帯電させた塵にローレンツ力を発生させて、帯電させた塵を集塵電極板に吸着させ、集塵電極板間の電場強度を上げることなく、かつ装置を大型にすることなく、集塵電極板に付着せずに空気とともに通り抜けてしまう塵を低減させる空気清浄装置および集塵セルを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気清浄装置は、空気の流れを発生させる送風手段と、その空気中の塵を帯電させる帯電手段と、所定の間隔で平行に配置され、電場を発生させる集塵電極板と、集塵電極板間で集塵電極板に対して平行な磁場を与える巻回されたコイルとを備えたものである。
【0008】
この発明に係る空気清浄装置は、透磁率が空気より高い材料で形成され、筐体の外側に設けられたコイルにより発生された磁束を筐体内に誘導する磁束誘導手段を備えるものである。
【0009】
この発明に係る集塵セルは、所定の間隔で平行に配置され、電場を発生させる集塵電極板と、集塵電極板間で集塵電極板に対して平行な磁場を与える巻回されたコイルとを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による空気清浄装置の構成を示す断面図である。図2は、図1の集塵セルの構成を示す図である。
【0011】
図1および図2において、1はイオナイザ部2により帯電された塵を集める集塵セルであり、集塵セル1において、11は、平行に配置され、交互に所定の正電位を印加されるか、あるいは接地され、その間に電場を発生する集塵電極板であり、12は、集塵電極板11に水平に配置され、図示せぬ駆動回路により電流を導通され、集塵電極板11間で集塵電極板11に対して平行な磁場を発生するコイル(磁場発生手段)である。
【0012】
図1おいて、2は、空気中の塵を帯電させるイオナイザ部(帯電手段)である。イオナイザ部2において、21は所定の正電位に印加されたイオナイザ線であり、22はイオナイザ線21に平行に配置され、接地されたイオナイザ電極板である。3は、空気の流れを発生させるファン(送風手段)である。
【0013】
次に動作について説明する。
図3は、実施の形態1による空気清浄装置の動作原理を説明する図である。
【0014】
ファン3で発生した空気の流れはイオナイザ部2に流入する。イオナイザ部2においては、イオナイザ線21により生成される急峻な電位勾配により、空気中の塵が帯電される。
【0015】
そして、空気の流れは、イオナイザ部2から集塵セル1に流入する。集塵セル1においては、集塵電極板11により、集塵電極板11間に電場が発生され、コイル12により、集塵電極板11間で集塵電極板11に対して平行な磁場が発生されている。帯電された塵は、この電場により、集塵電極板11の方向への力を受けるとともに、この磁場により、集塵電極板11の方向へのローレンツ力を受ける。これらの力を受けることにより、帯電された塵は集塵電極板11に吸着されていく。
【0016】
例えば、図3に示すように、正電位を印加された集塵電極板11Aと、接地された集塵電極板11Bとの間を、正電荷を帯電された塵101が通過し、紙面裏側から表側へ向けた磁場が発生されている場合、塵101には、集塵電極板11Bの方向へのローレンツ力が発生する。
【0017】
以上のように、この実施の形態1によれば、集塵電極板11間に電場を発生させ、帯電させた塵をその電場により集塵電極板11に吸着させる他、集塵電極板11間で集塵電極板11に対して平行な磁場を発生するようにして、帯電させた塵にローレンツ力を発生させて、帯電させた塵を集塵電極板に吸着させるようにしたので、集塵電極板間の電場強度を上げることなく、かつ、装置を大型にすることなく、集塵電極板に付着せずに空気とともに通り抜けてしまう塵を低減させることができるという効果が得られる。
【0018】
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による集塵セルの構成を示す平面図である。図4において、13は、透磁率が空気より高い材料である鉄で形成され、筐体の外側に設けられたコイル12により発生された磁束を筐体内に誘導する鉄心(磁束誘導手段)である。なお、透磁率が空気より高い材料を使用した、鉄心13と同様のものを、鉄心13の代わりに使用してもよい。
【0019】
なお、その他の構成要素については実施の形態1における集塵セル1と同様であるので、その説明を省略する。
【0020】
次に動作について説明する。
この実施の形態2においては、鉄心13により、コイル12により発生された磁束が効率よく筐体内を通過し、集塵電極板11に対して平行な磁場が、空心の場合より強くなる。なお、その他の動作については実施の形態1における集塵セル1と同様であるので、その説明を省略する。
【0021】
以上のように、この実施の形態2によれば、筐体の外側に設けられたコイル12により発生された磁束を筐体内に誘導する鉄心13を設けたので、集塵電極板11に対して平行な磁場が強くなり、より大きなローレンツ力を発生させ、集塵効率を向上させることができるという効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、集塵電極板間に電場を発生させ、帯電させた塵をその電場により集塵電極板に吸着させる他、集塵電極板間で集塵電極板に対して平行な磁場を発生するようにして、帯電させた塵にローレンツ力を発生させて、帯電させた塵を集塵電極板に吸着させるようにしたので、集塵電極板間の電場強度を上げることなく、かつ、装置を大型にすることなく、集塵電極板に付着せずに空気とともに通り抜けてしまう塵を低減させることができるという効果がある。
【0023】
この発明によれば、筐体の外側に設けられたコイルにより発生された磁束を筐体内に誘導する磁束誘導手段を設けたので、集塵電極板に対して平行な磁場が強くなり、より大きなローレンツ力を発生させ、集塵効率を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による空気清浄装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1の集塵セルの構成を示す図である。
【図3】実施の形態1による空気清浄装置の動作原理を説明する図である。
【図4】この発明の実施の形態2による集塵セルの構成を示す平面図である。
【図5】従来の空気清浄装置および集塵セルの動作原理を説明する図である。
【符号の説明】
1 集塵セル
2 イオナイザ部(帯電手段)
3 ファン(送風手段)
11,11A,11B 集塵電極板
12 コイル(磁場発生手段)
13 鉄心(磁束誘導手段)
101 塵

Claims (3)

  1. 空気の流れを発生させる送風手段と、
    その空気中の塵を帯電させる帯電手段と、
    所定の間隔で平行に配置され、電場を発生させる集塵電極板と、
    前記集塵電極板間で前記集塵電極板に対して平行な磁場を与える巻回されたコイル
    を備えた空気清浄装置。
  2. 透磁率が空気より高い材料で形成され、筐体の外側に設けられた前記コイルにより発生された磁束を筐体内に誘導する磁束誘導手段を備える
    ことを特徴とする請求項記載の空気清浄装置。
  3. 空気清浄装置に装着される集塵セルにおいて、
    所定の間隔で平行に配置され、電場を発生させる集塵電極板と、
    前記集塵電極板間で前記集塵電極板に対して平行な磁場を与える巻回されたコイル
    を備えた集塵セル。
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