JPH11197475A - 気液溶解混合装置 - Google Patents
気液溶解混合装置Info
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- JPH11197475A JPH11197475A JP30750698A JP30750698A JPH11197475A JP H11197475 A JPH11197475 A JP H11197475A JP 30750698 A JP30750698 A JP 30750698A JP 30750698 A JP30750698 A JP 30750698A JP H11197475 A JPH11197475 A JP H11197475A
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Abstract
混合させることができる気液溶解混合装置を提供する。 【解決手段】 液体の流路24に設けられたベンチュリ
管等の絞り部22と、この絞り部22につづいてこの流
路24を徐々に広げた広がり部26と、上記絞り部22
内で上記液体の流れ方向に開口した気体流入管30とを
設ける。広がり部26の下流に設けられ流路中の液体と
気体流入管30から流入した気体とを混合する管路等か
らなる混合部14と、この混合部14の出口側に設けら
れたバルブや固定絞りまたはノズル部等の出口絞り18
とを備える。
Description
泡を液体中に分散させたり、加圧下の液体中で気体を反
応させたり、溶解させるための気液溶解混合装置に関す
る。
せる方法として、気体中に液体の噴流を通過させるエゼ
クター式気泡発生装置や、気体を溶解させたい液体を加
圧タンク内に一旦収容し、この液体中に大量の気体を送
り込み、この加圧タンク内で気液反応及び気体の溶解を
行わせる気液溶解混合装置がある。さらに、液体ポンプ
の吸水側に気体を送り込むものもある。
608号等に示すように、液体の流路に設けられたベン
チュリ管状の絞り部により流路の一部を絞り、この絞り
部の下流側で徐々にこの流路を広げるとともに、上記絞
り部のわずかに下流側で、負圧になった気体流入口から
気体を吸引し気液混合流を形成し、この流路の下流にノ
ズル部を設けて、このノズル部の上流側の流路内の圧力
を上昇させ、このノズル部の上流側の流路内部で液体に
気体を加圧溶解させ、気体が溶解した気液混合流を、上
記ノズル部を経て噴射して微細気泡を得る気液溶解混合
装置も提案されている。
クターを用いたものは、液体噴射ノズルを気体流路の絞
り部の中心に正確に位置合わせしなければならず、装置
の構造が複雑になり、気液の混合割合や溶解量も十分な
ものではなかった。特に、安定に気液混合が行える気液
比(気体流量/液体流量×100)は30%以下であっ
た。また、上記従来の技術の加圧タンクを用いたものの
場合、加圧タンク内の液体は、止まった状態で、タンク
内に収容された液体に気体を溶解させなければならず、
連続的に液体に気体を溶解させることができないもので
あった。従って、気液の高接触状態を加圧タンク内で得
るには、大量の気体を加圧タンク内に注入しなければな
らず、気体の無駄が多く効率の悪いものであった。特に
高価な気体を用いる場合には、コスト上昇の原因となっ
ていた。さらに、加圧タンク内で、気体を溶解させるに
は、加圧タンク内の液体と注入する気体との圧力を適切
に調整しなければならず、この調整が、気温、気圧、液
温等により変化するため、これらのパラメータが変動す
る度に、各圧力調整を行わなければならないという問題
があった。さらに、液体ポンプの吸水側に気体を供給す
る場合、ポンプ内でキャビテーションガ生じ、ポンプの
構造や材質が制限され、コストがかかる上、効率も悪い
ものであった。
置の場合、上記他の従来技術と比較して、小型で効率の
良い気液溶解混合装置が得られるものであるが、液体流
れの絞り部のわずかに下流で、気体が液体流れに対して
垂直に流入するため、気体流れが液体流れに影響し、流
入効率の向上の妨げとなっていた。特に、液体の圧送圧
が0.2MPa以下の場合、気体の流入が液体流れに影
響し、安定した気液混合が得られない場合があった。ま
た、この場合も安定に気液混合が行える気液比(気体流
量/液体流量×100)は30%以下であった。
て成されたもので、効率よく連続的に大量に気体を液体
中に溶解混合させることができる気液溶解混合装置を提
供することを目的とする。
に設けられたベンチュリ管等の絞り部と、この絞り部に
つづいてこの流路を徐々に広げた広がり部と、上記絞り
部内で上記液体の流れ方向に開口した気体流入管とを設
け、上記広がり部の下流に設けられ流路中の液体と上記
気体流入管から流入した気体とを混合する管路等からな
る混合部と、この混合部の出口側に設けられたバルブや
固定絞りまたはノズル部等の出口絞りとを有する気液溶
解混合装置である。上記絞り部には、液体の流れ方向に
断面積がほぼ一定の平行部を所定長設けられ、この平行
部の中央部に上記気体流入管が位置している。この気体
流入管は上記絞り部の液体流れ方向に配置され、上記絞
り部の入口部から上記気体流入管の開口部までの距離、
及び上記気体流入管の開口部から上記絞り部の出口部ま
での各距離は、上記絞り部の直径の各々1.5〜4倍、
管路抵抗を考えると好ましくは1.5〜2倍である。そ
して、上記絞り部の長さは上記絞り部の直径の3〜8
倍、管路抵抗を考えると好ましくは3〜4倍である。こ
れは、絞り部の長さが上記値より短くなると、気体の吸
引が不安定になり、また絞り部の長さが絞り部の直径の
8倍より長くなると、気体吸引量が大きく減少してしま
うからである。
に、液体配管を介して液体を圧送するポンプ等の液体圧
送手段を接続し、上記気体流入管の上流側には、気体配
管を介してコンプレッサやボンベ等の気体圧送手段を接
続したものである。
急を繰り返す勾配に形成され、上から下へ流体が流れる
ものである。上記混合部の途中に、上記出口絞りよりも
断面積の大きい中間絞りを設けたものである。また上記
混合部に、余剰気体を外部へ逃がす上方に突き出した分
岐流路を設けたものである。上記混合部の下流に流路が
分岐した分岐流路が設けられ、この分岐流路に上記出口
絞りが設けられたものである。また、上記混合部の下流
に上記出口絞りを設け、この出口絞りの下流に流路が分
岐した分岐流路を設けたものである。
直列に複数接続されている。上記混合部は、液体の流れ
方向に直列に複数接続し、上記各混合部は、気体を送る
気体配管と液体を送る液体配管により別々に接続されて
いる。また、上記混合部の少なくとも一つの最上段にバ
ルブを設け、上記液体圧送手段の停止時に少なくとも3
秒間上記バルブを解放するものである。
リ管ののど部等の絞り部で気体を気体流入管から流路に
吸引する際に、気体流入管及びその開口部を液体の流れ
方向に向けて、液体流れの中央部で液体の流れ方向に気
体を吸引して流入させている。これにより、絞り部の中
央部に吸引された気体流れが形成され、その外側に液体
流れが形成され、安定的に効率よく気体吸引を行うもの
である。特に、気体流入管は、流路の絞り部のほぼ中央
部に位置し、所定長さの絞り部の上流側で液体流れが安
定した位置で気体を流入させ、気体が流入した液体流れ
をさらにその気体流入管の開口部より下流の絞り部によ
り安定させ、気体の流入をより安定させるものである。
の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1、
図2はこの発明の第一実施形態を示すもので、図示する
ように、この実施形態の気液溶解混合装置は、水等の液
体中に、空気や酸素又はオゾンその他不活性ガス等、種
々の気体を混合する吸引器10を有し、この吸引器10
の流入部11に液体配管12の先端部が取り付けられて
いる。また、吸引器10の流出部13には、気液を混合
させる混合部として、液体が上から下へ段階的に流れ落
ちる混合部である気液混合槽14が接続され、気液混合
槽14の下部の出口部15に、管路16が接続されてい
る。この管路16の先端部には、出口絞り18が設けら
れ、出口絞り18の下流にも短い管路20が接続されて
いる。
路を緩やかに絞ったのど部である絞り部22が中央部に
設けられたベンチュリ管状の流路24が形成されてい
る。このベンチュリ管状の流路24の下流側には、広が
り部26が形成されている。絞り部22は、円筒状に形
成され、絞り部22は液体の流れ方向に断面積がほぼ一
定の平行部28を所定長備え、この平行部28のほぼ中
央部に、気体流入管30が位置している。
流れ方向に配置され、吸引器10の流入部11部分で直
角に折れて外部に出ている。なお、この気体流入管30
は、空気を大気圧下で吸引する場合は外気に開放してお
けば良く、また特定の気体や加圧して大量の気体を送り
込む場合は、ボンベやコンプレッサ等に接続される。
ら気体流入管30の開口部30aまでの距離、及び気体
流入管30の開口部30aから絞り部22の出口部22
bまでの各距離は、絞り部22の流路の直径の各々1.
5〜4倍、管路抵抗を考えると好ましくは1.5〜2倍
である。絞り部22の平行部28の長さは、絞り部22
の流路の直径の3〜8倍であり、管路抵抗を考えると好
ましくは3〜4倍である。
合槽14は、上から下に液体が段階的に流れ落ちる流路
32が形成されたものである。流路32は、水平部と垂
直部とが交互に形成され、水平部を形成する隔壁33に
より形成されている。そして、流路32の上部の入口部
34に吸引器10が接続され、下方の出口部15側に管
路16が接続されている。気液混合槽14の出口部15
近傍には、余剰気体を上方へ逃がすための垂直方向の分
岐流路を設けた余剰気体分離部36が形成され、余剰気
体分離部36の上方には、余剰気体を外部へ逃がす開口
部38が設けられている。
ついて以下に説明する。先ず、液体配管12から吸引器
10の流入部11に流入した水等の液体は、流路24の
絞り部22で加速されて、一旦静圧が低下し、広がり部
26を経て流速が遅くなり再び静圧が増大する。このと
き、気体流入管30の開口部30aから流路24へ、空
気等の気体が送り込まれる。ここで、絞り部22の平行
部28の断面積と出口絞り18の総断面積は、以下の式
を満たすものであれば良い。 PA<PG (1) PGは、気体流入管30から流入する気体の圧力。P
Aは、流体力学上のベルヌーイの定理と連続の式により
以下の式(2)により与えられ、気体流入管30の開口
部30aのある位置での平行部28中の静圧。 PA=(1−SB 2/SA 2)P1+(δP+PB)SB 2/SA 2 (2) ここで、SAは平行部28の断面積、SBは出口絞り18
の断面積の総和、P1は平行部28に流入する液体の総
圧、δPは平行部28からから出口絞り18までの圧力
損失、PBは出口絞り18の出口側の静圧である。
に液体の圧送圧、気体流入管30及び出口絞り18等の
大きさ等を設定することにより、液体中に気体を効率的
に混合し溶解させる最適な条件が得られるものである。
また、気液混合槽14は、加圧下で、液体に気体が溶解
し飽和状態となるまで気液の接触時間が得られるもので
あればより好ましい。気液の接触時間は混合部の体積に
依存するので、気液混合槽14の長さがある程度長い方
がよい。また、気液溶解や気液の反応には、所定の圧力
が必要となる場合があり、出口絞り18は、気液混合槽
14の内部を所定の圧力に保つ働きも有する。その圧力
は、気液混合槽14の断面積が十分に広い場合、次の式
(3)により表される。 PC=ρU2/2+PB+δP2 (3) ここで、PCは、気液混合槽14内部の加圧、ρは液体
の密度、Uは出口絞り18での液体の流速、PBは出口
絞り18の出口側の静圧、δP2は気液混合槽14から
出口絞り18までの圧力損失である。
れた気体は、気泡となって流路24中の液体とともに気
液混合槽14に流れ、気泡となった気体は、気液混合槽
14の静圧が絞り部22より高いので液体中に溶解して
いく。そして、気液混合槽14から管路16を経て出口
絞り18で再び静圧が低くなり、溶解していた気体が微
細気泡となって液体中に析出する。また、余剰気体は余
剰気体分離部36の上方の開口部38から外部へ逃がさ
れる。さらに、溶解し切らなかった気泡は、出口絞り1
8で細かく剪断され、数十〜数百μmの微小気泡となっ
て液体中に分散される。
ば、吸引器10の絞り部22の平行部28の中央に気体
流入管30が同軸的に配置され、その気体流入管30か
ら効率よく安定に気体を液体中に吸引混合することがで
きる。特に、気体流入管30の開口部30aを液体の流
れ方向に向けて、液体流れの中央部で液体の流れ方向に
気体を流入させているので、安定に効率よく気体吸引が
可能となる。また、気体流入管30は、流路の絞り部2
2のほぼ中央部に位置し、絞り部22の上流側の平行部
28で液体流れが安定し、その安定した液体流れの中央
部に気体が流入し、液体流れをさらにその気体流入管3
0の開口部30aより下流の平行部28により安定さ
せ、気体の流入をより安定させるものである。
を基にして説明する。ここで、上述の実施形態と同様の
部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態
の吸引器10は、気体流入管30が、吸引器10に対し
て直線状に配置され、吸引器10が流路24の流入部1
1で直角に折れているものである。この実施形態によっ
ても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
を基にして説明する。ここで、上述の実施形態と同様の
部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態
の気液溶解混合装置は、上記第一実施形態の気液混合槽
14の代わりに、気液を混合させる混合部として管路4
0が設けられたものである。この実施形態によれば、吸
引器10に管路40を接続して管路40の先端部に出口
絞り18を取り付けるだけで気液溶解混合装置を構成す
ることができ、構成が簡単であり、組み立てや取り扱い
が容易である。
を基にして説明する。ここで、上述の実施形態と同様の
部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態
の気液溶解混合装置は、気液混合槽14の出口部15に
接続された管路16が、途中で分岐し、複数の分岐管路
42が設けられたものである。分岐管路42の先端部に
は、各々出口絞り18が取り付けられ、出口側の管路4
3から気体溶解液が出る。
の管路に分岐したので、異なる供給先へも各々気体溶解
液を供給することができ、より広い用途に使用可能であ
る。
を基にして説明する。ここで、上述の実施形態と同様の
部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態
の気液溶解混合装置は、上記第四実施形態の分岐前の管
路16に出口絞り18を設け、出口絞り18を通過した
気液混合流を分岐部で複数の管路44に分割して、気液
混合流を供給するものである。
を基にして説明する。ここで、上述の実施形態と同様の
部材は同一符号を付して説明を省略する。この実施形態
の気液溶解混合装置は、上記第一実施形態の吸引器10
に、液体配管50を介して液体圧送手段であるポンプ5
2を備える。ポンプ52の上流側には、液体配管54を
介して給水源56が接続され、被処理水58を吸引器1
0に圧送可能に設けられている。
60を介してコンプレッサ62に接続されている。ま
た、吸引器10の流出部13には、液体が上から下へ段
階的に流れ落ちる混合部である気液混合槽14が接続さ
れ、気液混合槽14の下部の出口部15に、管路16が
接続されている。この管路16の先端部には、出口絞り
18が設けられ、出口絞り18の下流に管路20が接続
されている。管路20の先端には、被処理水64を収容
する処理水槽66が設けられている。
成である。また、気液混合槽14の上面には、電磁弁7
0が取り付けられ、余剰気体分離部36の上面にはバル
ブ72が設けられている。さらに、余剰気体分離部36
の側面には、液体面を検知するセンサ73,74がその
液面の下限と上限位置に設けられている。
ついて以下に説明する。給水源56に溜められた被処理
水58は、液体配管54,50を介してポンプ52によ
り吸引器10に圧送される。尚、吸引器10に送られる
被処理水58に、気液混合に必要な所定の圧力がかかっ
ている場合には、ポンプ52を省略することもできる。
吸引器10では、流路24の絞り部22で加速されて、
一旦静圧が低下し、広がり部26を経て流速が遅くなり
再び静圧が増大する。絞り部22で液体の圧力が低下
し、これにより気体流入管30の開口部30aから流路
24へ、空気等の気体が送り込まれる。気体は、コンプ
レッサ62により気体配管60を介して気体流入管30
に所定の圧力で送られる。従って、絞り部22の平行部
28の断面積と出口絞り18の総断面積は、第一実施形
態の(1)、(2)式を満たすものでなければならな
い。尚、コンプレッサ62はボンベ等の他の気体圧送手
段でも良い。
れた気体は、気泡となって流路24中の液体とともに気
液混合槽14に流れ、気泡となった気体は、気液混合槽
14の静圧が絞り部22より高いので液体中に溶解して
いく。そして、気液混合槽14から管路16を経て出口
絞り18で再び静圧が低くなり、溶解していた気体が微
細気泡となって液体中に析出する。さらに、溶解し切ら
なかった気体は、出口絞り18で細かく剪断され、数十
〜数百μmの微小気泡となって液体中に分散される。ま
た、出口絞り18は、気液混合槽14の内部の圧力を保
つ働きも有する。その条件は、気液混合槽14の断面積
が十分に広い場合、前述の式(3)により表される。
時に少なくとも3秒間電磁弁70を解放し、気液混合槽
14内部の加圧を逃がすものである。またバルブ72
は、センサ73,74の信号に対応させて液面が上限と
下限の間に入り、排出される余剰気体中に液体が混合し
ない様に適宜操作するものである。この操作は、センサ
73,74の信号により、液面が下限または上限にきた
ことを表示する手段を設けて、その表示により作業者が
バルブ72を操作するものや、センサ73,74からの
信号により、自動的にバルブ72を開閉する様にしたも
のでも良く、その制御方法は適宜選択可能である。な
お、排気中に多少の液体の混入が許される場合等、排気
中の液体が問題とならない場合は、センサ73,74と
その操作手段は設けなくても良い。
ば、上記第一実施形態の効果に加えて、所望の液体圧送
圧で、所望の気体を効率よく混合溶解させることがで
き、気体による処理液を効率よく製造することができ
る。そして、この実施形態によれば、気液比が400%
で、安定に気液混合を実現することができた。
〜図10を基にして説明する。ここで、上述の実施形態
と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。この
実施形態の気液溶解混合装置は、上記第六実施形態の気
液溶解混合装置の気液混合槽14と同様の気液混合槽7
6を複数並べ、気液混合流が各気液混合槽76を直列に
通過する様にしたものである。さらに、余剰気体分離部
78を気液混合槽76の下流側に別体に設けている。各
気液混合槽76及び余剰気体分離部78は各々配管80
により接続されている。配管80は、気液混合槽76の
最下段の出口部15から隣の気液混合槽76の最上段の
入口部34をつなぐように配管されている。この実施形
態では気液混合槽76を3個連ねたが、この数は適宜設
定可能なものである。
ついて以下に説明する。この実施形態の気液溶解混合装
置も上記実施形態と同様の作用効果を有するが、気液混
合槽76を複数連ねることにより、気液の接触時間を長
くとることができ、気液比をより大きくすることができ
る。ここで、気液の接触時間を長く取るには、気液混合
槽の段数を多くすれば良いが、単に段数を多くしようと
すると、気液混合槽の高さが高くなり、また、液体を気
液混合槽の最上段にまで圧送するエネルギーを必要と
し、効率が悪いものとなる。そこで、複数の気液混合槽
76を並べることにより、小型で、効率の良い気液混合
槽を得ることができる。
1、図12を基にして説明する。ここで、上述の実施形
態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略する。こ
の実施形態の気液溶解混合装置は、上記第七実施形態の
気液溶解混合装置と同様に気液混合槽76を複数並べ、
気体と液体が各気液混合槽76を直列に通過する様にし
たものである。この実施形態の場合、気体と液体は各々
別々の気体配管82と液体配管84により各々隣接する
気液混合槽76に送られる。従って、気体配管82は、
気液混合槽76の最下段の出口部15の上方15aに接
続され、隣の気液混合槽76の最上段の入口部34の上
方34aに接続されて配管されている。また、液体配管
84は、気液混合槽76の最下段の出口部15の下方1
5bに接続され、隣の気液混合槽76の最上段の入口部
34の下方34bに接続されている。気体配管82と液
体配管84は、主に気体、液体を送るものであり、通常
は気体配管82で送られる気体中にも液体が混合し、液
体配管84で送られる液体中にも気体が混合している。
様の効果に加えて、密度の小さい気体は主に上方の気体
配管82により隣の気液混合槽76に送られ、密度の大
きい液体は主に下方の液体配管84により送られ、各々
別々に移送される。これにより、各々管路抵抗が軽減さ
れ、圧送効率が向上する。
部は上記実施形態以外の、固定またはフレキシブルな管
路を用いても良く、気液混合槽の形状も任意に設定可能
である。さらに、出口絞りの形状は上記実施形態以外
に、一または複数の透孔を有したノズル部であっても良
い。また絞り部は、段階的に内径が変化するものでも良
い。また、混合部は、その途中に、上記出口絞りよりも
断面積の大きい中間絞りを設けても良い。この絞り部の
平行部はほぼ平行であれば良く、流れを安定化させる程
度のものであれば良い。
装置で効率よく安定に気体を液体中に吸引し、混合溶解
させることができる。特に緩急を繰り返す混合部を設け
ることにより、気体がより効率よく効果的に溶解し、気
体の無駄も少なくすることができる。
示す概略図である。
の縦断面図である。
吸引器の縦断面図である。
示す概略図である。
示す概略図である。
示す概略図である。
示す概略図である。
示す概略図である。
気液混合槽の断面図である。
の気液分離部の断面図である。
を示す概略図である。
の気液混合槽の断面図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 液体の流路に設けられた絞り部と、この
絞り部につづいてこの流路を徐々に広げた広がり部と、
上記絞り部内で上記液体の流れ方向に開口した気体流入
管とを設け、上記広がり部の下流に設けられ流路中の液
体と上記気体流入管から流入した気体とを混合する混合
部と、この混合部の出口側に設けられた出口絞りとを備
えた気液溶解混合装置。 - 【請求項2】 上記液体流路の上記絞り部の上流側に、
液体配管を介して液体を圧送する液体圧送手段を接続し
た請求項1記載の気液溶解混合装置。 - 【請求項3】 上記気体流入管の上流側には、気体配管
を介して気体圧送手段を接続した請求項1または2記載
の気液溶解混合装置。 - 【請求項4】 上記絞り部には、液体の流れ方向に断面
積がほぼ一定の平行部が所定長さ設けられ、この平行部
のほぼ中央部に上記気体流入管が位置している請求項
1,2または3記載の気液溶解混合装置。 - 【請求項5】 上記気体流入管は上記絞り部の液体流れ
方向に配置され、上記絞り部の入口部から上記気体流入
管の開口部までの距離、及び上記気体流入管の開口部か
ら上記絞り部の出口部までの各距離は、上記絞り部の直
径の各々1.5〜4倍である請求項4記載の気液溶解混
合装置。 - 【請求項6】 上記絞り部の平行部の長さは上記絞り部
の直径の3〜8倍である請求項4記載の気液溶解混合装
置。 - 【請求項7】 上記混合部は、流路が段階的に緩急を繰
り返す勾配に形成され、上から下へ流体が流れるもので
ある請求項1,2,3または4記載の気液溶解混合装
置。 - 【請求項8】 上記混合部の途中に、上記出口絞りより
も断面積の大きい中間絞りを設けた請求項7記載の気液
溶解混合装置。 - 【請求項9】 上記混合部に、余剰気体を外部へ逃がす
上方に突き出した分岐流路を設けた請求項7または8記
載の気液溶解混合装置。 - 【請求項10】 上記混合部の下流に流路が分岐した分
岐流路が設けられ、この分岐流路の分岐前または後の流
路に上記出口絞りを設けた請求項1,2,3,4または
7記載の気液溶解混合装置。 - 【請求項11】 上記混合部は、液体の流れ方向に直列
に複数接続される請求項7記載の気液溶解混合装置。 - 【請求項12】 上記混合部は、液体の流れ方向に直列
に複数接続し、上記各混合部は、主に気体を送る気体配
管と主に液体を送る液体配管により別々に接続されてい
る請求項7記載の気液溶解混合装置。 - 【請求項13】 上記混合部の少なくとも一つの最上段
にバルブを設け、上記液体圧送手段の停止時に少なくと
も3秒間上記バルブを解放する手段を設けた請求項7,
11または12記載の気液溶解混合装置。
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