JP2016179459A - 管路形成適性を向上させたアスピレータバルブ - Google Patents

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誠二 片山
Seiji Katayama
誠二 片山
律子 藤賀
Ritsuko Fujiga
律子 藤賀
智未 川端
Tomomi Kawabata
智未 川端
智三治 片山
Tomomichi Katayama
智三治 片山
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Abstract

【課題】アスピレータを実際に設置するための現場作業等における作業性の向上や確実さを得ることができるとともに、製造コストを低減することのできる、新規な管路形成適性を向上させたアスピレータバルブを開発することを技術課題とした。
【解決手段】 内部を混合流路Sとした本体管部1と、この本体管部1に組み込まれる吸入ノズル2とを具えて成り、前記本体管部1は、その両端に適宜の管路に接続するための接続構造13を有するとともに、その中間部に吸入ノズル2の接続部を設け、一方、前記吸入ノズル2は、ノズル本体21と、その上流側に設けられる調整弁22とを有し、前記ノズル本体21の先端部を本体管部1におけるノズル接続部12から混合流路Sに臨ませたことを特徴として成る。
【選択図】図1

Description

本発明は管路中を流れる流体中に気体・液体・固体等を微細に混合するためのアスピレータに関するものであり、特に実際の配管作業を行いやすくして、施工能率を向上させることのできる、管路形成適性を向上させたアスピレータバルブに係るものである。
アスピレータあるいはエゼクタと称される混合機能部材は、流体が移動する管路中にノズルを合流させ、管路中を流れる流体(搬送流体)の流れを利用して混合・添加物をその流れの中に引き込み、微細且つ均一な混合物を作るものである。
このようなアスピレータは、搬送流体の性状(例えば粘度の違い)、混合物の性状等に応じて最適な混合状態得るために種々の工夫が成されており、例えば本出願人は特許496035号「バブル発生用バルブ装置」(特許文献1)、特許5193316号「アスピレータバルブ装置」(特許文献2)として関連技術について特許を取得している。
ところでアスピレータが組み込まれた装置を実際に設置するための現場作業等では、できるだけ規格寸法の部材を用いて配管作業をすることが作業性の向上や確実さを得る点で好ましい。
しかしながら従来、アスピレータはあくまで特別な機能部品として認識されており、汎用の規格部品に合わせた形状を採るための工夫は殆どない。
またアスピレータの内部は複雑な構造であるため、その構成要素も専用の部品として製造しなければならず、製造コストを低減させることには限界があった。
特許496035号公報 特許5193316号公報
本発明はこのような状況を考慮して成されたものであって、アスピレータを実際に設置するための現場作業等における作業性の向上や確実さを得ることができるとともに、製造コストを低減することのできる、新規な管路形成適性を向上させたアスピレータバルブを開発することを技術課題とした。
まず請求項1記載の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブは、内部を混合流路とした本体管部と、この本体管部に組み込まれる吸入ノズルとを具えて成り、前記本体管部は、その両端に適宜の管路に接続するための接続構造を有するとともに、その中間部に吸入ノズルの接続部を設け、一方、前記吸入ノズルは、ノズル本体と、その上流側に設けられる調整弁とを有し、前記ノズル本体の先端部を本体管部におけるノズル接続部から混合流路に臨ませたことを特徴として成るものである。
また請求項2記載の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブは、前記要件に加え、前記本体管部の流れ方向の中間外周部には、工具掛部を設けるとともに、その前後に他の管路との接続構造としての雄ネジを形成し、前記工具掛部を外側から混合流路側に貫いてノズル接続部を構成したことを特徴として成るものである。
そしてこれら各請求項記載の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
まず請求項1記載の発明によれば、アスピレータを実際に設置するための現場作業等における作業性の向上や確実さを得ることができるとともに、製造コストを低減することができる。
また請求項2記載の発明によれば、例えば市販の規格品である角ニップル継手を用いてアスピレータバルブを構成することができ、よりいっそうのコスト低減を図ることができる。
本発明の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブを示す斜視図及び分解斜視図である。 本発明の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブを示す正面図、平面図及び側面図である。 本発明の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブの稼働状態を示す断面図である。 径違い角ニップル継手を用いて構成された本発明の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブを示す斜視図及びその稼働状態を示す断面図である。 イモネジと一体化されたノズル本体を用いる実施例を示す正面図である。 ノズル本体の形態を異ならせた実施例を示す正面図である。
本発明を実施するための形態は、以下述べる実施例をその一つとするものであると共に、この技術思想に基づく種々の改良した実施例も含むものである。
以下本発明を図1〜3に示す基本となる構成に基づいて具体的に説明する。図中符号Aで示すものが本発明の「管路形成適性を向上させたアスピレータバルブ」(以下、アスピレータバルブと称する。)であって、このものは管路中を流れる流体中に気体・液体・固体等を微細に混合するための機器である。
また本発明のアスピレータバルブAは図3に示すように、配管Pの途中に組み込まれて、管路中を流れる流体(以下、搬送流体Cと称する。)中に気体・液体・固体等を微細に混合するためのものである。
前記アスピレータバルブAは、内部を混合流路Sとした本体管部1と、この本体管部1に組み込まれる吸入ノズル2とを具えて成るものである。
そして前記本体管部1は、その両端に適宜の配管Pに接続するための(規格対応の)接続構造を有するとともに、その中間部に吸入ノズル2の接続部が設けられるものであり、前記本体管部1の流れ方向の中間外周部には、工具掛部11の一例としての六角両面面取部が形成される。なお工具掛部11の形態はこれ以外にも、四角両面面取、八角両面面取等、適宜の形態が採り得るものである。
具体的には本体管部1の外周部における工具掛部11の前後に、他の配管Pとの接続構造13としての雄ネジ13aが形成される。
更に前記工具掛部11を外側から混合流路S側に貫くように、吸入ノズル2の接続部としてのノズル接続部12が穿設される。
上述のような本体管部1は、一例として市販の規格品である角ニップル継手を用い、その工具掛部11の一面にノズル接続部12を穿設することにより容易に構成することができるものである。
一方、前記吸入ノズル2は、ノズル本体21と、その上流側に設けられる調整弁22とを有し、前記ノズル本体21の先端部を、本体管部1におけるノズル接続部12から混合流路Sに臨ませるように設けられるものである。なおノズル本体21の先端部をこのような状態とするにあたっては、ノズル本体21を本体管部1における混合流路Sから挿入する場合と、ノズル本体21をノズル接続部12から挿入する場合とがある。
この実施例では、ノズル本体21を本体管部1における混合流路Sから挿入する場合について説明するものであり、ノズル本体21を一例としてL字状に屈曲された管路によって構成するものであり。
そしてノズル本体21を横倒しにした状態で混合流路S内に位置させ、次いで引き起こしながら図1に示すように雄ネジ21bが螺設された一辺をノズル接続部12に挿通状態とし、他の一辺を混合流路S中に位置させて、その噴出口21aが図3に示すように混合流路Sの下流側に指向するようにする。なお当然ながら前記ノズル接続部12の径並びにノズル本体21の長辺及び短辺の寸法は、上述のような混合流路S内におけるノズル本体21の引き起こし動作が行えるように設定されるものである。
次いでノズル接続部12とノズル本体21との間に、スリーブ23を設けるとともに適宜シーリング、溶接を行うことにより、ノズル接続部12からの搬送流体Cの漏れ防止が図られる。なおスリーブ23はノズル接続部12とノズル本体21との間の空間を埋めるものであり、その形状については、前記ノズル接続部12及びノズル本体21の形状に合わせて適宜設定されるものである。
そして本発明のアスピレータバルブAは図1、2に示すように、前記ノズル本体21のスリーブ23から突出した部位に調整弁22を接続し、更にこの調整弁22に逆止弁25を接続して構成される。
本発明のアスピレータバルブAは一例として上述のように構成されるものであり、以下その設置態様及び作動態様について説明する。
なおこの実施例では、アスピレータバルブAの混合流路を流れる搬送流体Cを水とし、この水に対して吸入ノズル2により空気(外気)を混入する形態について説明する。
まず図1、3に示すように、本体管部1における接続構造13としての雄ネジ13aに対して配管Pを接続する。この際、噴出口21aが指向する方向を搬送流体Cの下流側とし、その反対側を上流側とするものである。
そして上流側の配管Pに搬送流体Cとしての水が供給されるものであり、その流れによって混合流路S内の圧力が低下する。この状態で調整弁22のレバー22aを操作して開度を適宜操作することにより、逆止弁25から取り込まれた外気が、調整弁22を経由してノズル本体21を通過し、噴出口21aから混合流路S内に供給される。この際、搬送流体Cがノズル本体21に衝突することにより乱流が生じるため、外気が搬送流体C中に微細な気泡Bとなって均一に分散することとなる。
このように気泡Bが分散した搬送流体C(水)は、魚の養殖・種苗の育成に供されたり、更にはエステティックサロン、公衆浴場等に具えられる循環装置のフィルタからの異物除去等に供されるものである。
〔他の実施例〕
本発明は上述した実施例を基本となる実施例とするものであるが、本発明の技術思想に基づいて以下に示す様な実施例を採ることもできる。
まず上述した基本となる実施例では、本体管部1を構成する際に、市販の規格品である角ニップル継手を用いたが、図4(a)に示すような同じく市販の規格品である径違い角ニップル継手を採用することもできる。
このような径違い角ニップル継手は、工具掛部11の両側に位置する接続構造13の径が異なるものであり、図4(b)に示すように内部にテーパー面15が形成されたものである。
このため図4(b)に示すように、径違い角ニップル継手を用いてアスピレータバルブAを構成した場合には、ノズル本体21の噴出口21a付近でベンチュリ効果により搬送流体Cの速度が増して圧力が減少するため、ノズル本体21を通じての外気吸引をより強力に行うことが可能となる。
またノズル本体21の先端部を、本体管部1におけるノズル接続部12から混合流路Sに臨ませるように設けるための構成として、図5に示す様な形態を採ることもできる。具体的には、ノズル接続部12に雌ネジを刻設し、ここにイモネジ21cと一体化されたノズル本体21を横倒し状態にして噴出口21a側を挿入し、次いでノズル本体21を引き起こした状態でイモネジ21cを締め込み、噴出口21aが所望の方向を向いた状態とする。この際、締め込み具合を微調整することにより、噴出口21aの方向を微調整することが可能である。
なお前記イモネジ21c及び後述するイモネジ21dは一例として六角穴が形成されたものであり、この六角穴の一部または全部が貫通状態とされるものである。
そして前記イモネジ21cとノズル接続部12との境界部を適宜液状パテでシーリングしたり、溶接を行うことにより、ノズル接続部12からの搬送流体Cの漏れ防止とノズル本体21の固定が図られる。
なおノズル接続部12が深穴となっている場合には、イモネジ21dをホロセットスクリューとして用いるようにしてもよい。この際、イモネジ21dを長寸としてその上部をノズル接続部12の上方に突出させ、ここに適宜のカプラを用いて調整弁22を接続するような形態を採ることもできる。
またこの場合、ホロセットスクリューとして用いたイモネジ21dを取り外して、ノズル本体21と一体化されたイモネジ21cの締め込み具合を微調整することにより、噴出口21aの方向を再調整することが可能となる。
更にまた前記吸入ノズル2は、その先端部を本体管部1におけるノズル接続部12から混合流路Sに臨ませたものとするため、上述した実施例以外にも、特に混合流路Sが小径である場合が考慮された、図6に示すようなのものとすることができる。
まず6(a)に示す形態は、管路をL字状に屈曲させて形成されたノズル本体21の短辺側を短くすることにより、噴出口21a側をノズル接続部12の外側から挿入することができるようにしたものである。
また図6(b)に示す形態は、管路を鈍角状に屈曲させてノズル本体21を形成したものであり、同様に噴出口21a側をノズル接続部12の外側から挿入することができるようにしたものである。
更にまた図6(c)に示す形態は、管路を屈曲させることなく、その先端部を斜めに切除することによりノズル本体21を形成したものであり、噴出口21aが下流に向かって開口するようにしたものである。
なお図6(a)に示すように、本体管部1における接続構造13として雌ネジ13bを採用するとともに、配管P側に雄ネジを形成するようにしてもよい。
1 本体管部
11 工具掛部
12 ノズル接続部
13 接続構造
13a 雄ネジ
13b 雌ネジ
15 テーパー面

2 吸入ノズル
21 ノズル本体
21a 噴出口
21b 雄ネジ
21c イモネジ
21d イモネジ
22 調整弁
22a レバー
23 スリーブ
25 逆止弁

A アスピレータバルブ
B 気泡
C 搬送流体
P 配管
S 混合流路
本発明は管路中を流れる流体中に気体・液体・固体等を微細に混合するためのアスピレータに関するものであり、特に実際の配管作業を行いやすくして、施工能率を向上させることのできる、管路形成適性を向上させたアスピレータバルブに係るものである。
アスピレータあるいはエゼクタと称される混合機能部材は、流体が移動する管路中にノズルを合流させ、管路中を流れる流体(搬送流体)の流れを利用して混合・添加物をその流れの中に引き込み、微細且つ均一な混合物を作るものである。
このようなアスピレータは、搬送流体の性状(例えば粘度の違い)、混合物の性状等に応じて最適な混合状態得るために種々の工夫が成されており、例えば本出願人は特許496035号「バブル発生用バルブ装置」(特許文献1)、特許5193316号「アスピレータバルブ装置」(特許文献2)として関連技術について特許を取得している。
ところでアスピレータが組み込まれた装置を実際に設置するための現場作業等では、できるだけ規格寸法の部材を用いて配管作業をすることが作業性の向上や確実さを得る点で好ましい。
しかしながら従来、アスピレータはあくまで特別な機能部品として認識されており、汎用の規格部品に合わせた形状を採るための工夫は殆どない。
またアスピレータの内部は複雑な構造であるため、その構成要素も専用の部品として製造しなければならず、製造コストを低減させることには限界があった。
特許496035号公報 特許5193316号公報
本発明はこのような状況を考慮して成されたものであって、アスピレータを実際に設置するための現場作業等における作業性の向上や確実さを得ることができるとともに、製造コストを低減することのできる、新規な管路形成適性を向上させたアスピレータバルブを開発することを技術課題とした。
まず請求項1記載の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブは、内部を混合流路とした本体管部と、この本体管部に組み込まれる吸入ノズルとを具えて成り、前記本体管部は、その両端に適宜の管路に接続するための接続構造を有するとともに、その中間部に吸入ノズルの接続部を設け、一方、前記吸入ノズルは、ノズル本体と、その上流側に設けられる調整弁とを有し、前記ノズル本体の先端部を本体管部におけるノズル接続部から混合流路に臨ませて成るアスピレータバルブであって、前記本体管部を、規格品である角ニップル継手または径違い角ニップル継手を用いて構成することにより、前記本体管部の流れ方向の中間外周部に工具掛部が位置するとともに、この工具掛部の前後に他の管路との接続構造としての雄ネジが形成された構成とし、更に前記工具掛部を外側から混合流路側に貫いてノズル接続部を構成し、更に前記ノズル本体を、その先端部を斜めに切除するとともに、噴出口が下流に向かって開口するように形成したことを特徴として成るものである。
そして上記請求項記載の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
求項1記載の発明によれば、アスピレータを実際に設置するための現場作業等における作業性の向上や確実さを得ることができるとともに、製造コストを低減することができる。
また、例えば市販の規格品である角ニップル継手を用いてアスピレータバルブを構成することができ、よりいっそうのコスト低減を図ることができる。
本発明の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブを示す斜視図及び分解斜視図である。 本発明の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブを示す正面図、平面図及び側面図である。 本発明の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブの稼働状態を示す断面図である。 径違い角ニップル継手を用いて構成された本発明の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブを示す斜視図及びその稼働状態を示す断面図である。 イモネジと一体化されたノズル本体を用いる実施例を示す正面図である。 ノズル本体の形態を異ならせた実施例を示す正面図である。
本発明を実施するための形態は、以下述べる実施例をその一つとするものであると共に、この技術思想に基づく種々の改良した実施例も含むものである。
以下本発明を図1〜3に示す基本となる構成に基づいて具体的に説明する。図中符号Aで示すものが本発明の「管路形成適性を向上させたアスピレータバルブ」(以下、アスピレータバルブと称する。)であって、このものは管路中を流れる流体中に気体・液体・固体等を微細に混合するための機器である。
また本発明のアスピレータバルブAは図3に示すように、配管Pの途中に組み込まれて、管路中を流れる流体(以下、搬送流体Cと称する。)中に気体・液体・固体等を微細に混合するためのものである。
前記アスピレータバルブAは、内部を混合流路Sとした本体管部1と、この本体管部1に組み込まれる吸入ノズル2とを具えて成るものである。
そして前記本体管部1は、その両端に適宜の配管Pに接続するための(規格対応の)接続構造を有するとともに、その中間部に吸入ノズル2の接続部が設けられるものであり、前記本体管部1の流れ方向の中間外周部には、工具掛部11の一例としての六角両面面取部が形成される。なお工具掛部11の形態はこれ以外にも、四角両面面取、八角両面面取等、適宜の形態が採り得るものである。
具体的には本体管部1の外周部における工具掛部11の前後に、他の配管Pとの接続構造13としての雄ネジ13aが形成される。
更に前記工具掛部11を外側から混合流路S側に貫くように、吸入ノズル2の接続部としてのノズル接続部12が穿設される。
上述のような本体管部1は、一例として市販の規格品である角ニップル継手を用い、その工具掛部11の一面にノズル接続部12を穿設することにより容易に構成することができるものである。
一方、前記吸入ノズル2は、ノズル本体21と、その上流側に設けられる調整弁22とを有し、前記ノズル本体21の先端部を、本体管部1におけるノズル接続部12から混合流路Sに臨ませるように設けられるものである。なおノズル本体21の先端部をこのような状態とするにあたっては、ノズル本体21を本体管部1における混合流路Sから挿入する場合と、ノズル本体21をノズル接続部12から挿入する場合とがある。
この実施例では、ノズル本体21を本体管部1における混合流路Sから挿入する場合について説明するものであり、ノズル本体21を一例としてL字状に屈曲された管路によって構成するものであり。
そしてノズル本体21を横倒しにした状態で混合流路S内に位置させ、次いで引き起こしながら図1に示すように雄ネジ21bが螺設された一辺をノズル接続部12に挿通状態とし、他の一辺を混合流路S中に位置させて、その噴出口21aが図3に示すように混合流路Sの下流側に指向するようにする。なお当然ながら前記ノズル接続部12の径並びにノズル本体21の長辺及び短辺の寸法は、上述のような混合流路S内におけるノズル本体21の引き起こし動作が行えるように設定されるものである。
次いでノズル接続部12とノズル本体21との間に、スリーブ23を設けるとともに適宜シーリング、溶接を行うことにより、ノズル接続部12からの搬送流体Cの漏れ防止が図られる。なおスリーブ23はノズル接続部12とノズル本体21との間の空間を埋めるものであり、その形状については、前記ノズル接続部12及びノズル本体21の形状に合わせて適宜設定されるものである。
そして本発明のアスピレータバルブAは図1、2に示すように、前記ノズル本体21のスリーブ23から突出した部位に調整弁22を接続し、更にこの調整弁22に逆止弁25を接続して構成される。
本発明のアスピレータバルブAは一例として上述のように構成されるものであり、以下その設置態様及び作動態様について説明する。
なおこの実施例では、アスピレータバルブAの混合流路を流れる搬送流体Cを水とし、この水に対して吸入ノズル2により空気(外気)を混入する形態について説明する。
まず図1、3に示すように、本体管部1における接続構造13としての雄ネジ13aに対して配管Pを接続する。この際、噴出口21aが指向する方向を搬送流体Cの下流側とし、その反対側を上流側とするものである。
そして上流側の配管Pに搬送流体Cとしての水が供給されるものであり、その流れによって混合流路S内の圧力が低下する。この状態で調整弁22のレバー22aを操作して開度を適宜操作することにより、逆止弁25から取り込まれた外気が、調整弁22を経由してノズル本体21を通過し、噴出口21aから混合流路S内に供給される。この際、搬送流体Cがノズル本体21に衝突することにより乱流が生じるため、外気が搬送流体C中に微細な気泡Bとなって均一に分散することとなる。
このように気泡Bが分散した搬送流体C(水)は、魚の養殖・種苗の育成に供されたり、更にはエステティックサロン、公衆浴場等に具えられる循環装置のフィルタからの異物除去等に供されるものである。
〔他の実施例〕
本発明は上述した実施例を基本となる実施例とするものであるが、本発明の技術思想に基づいて以下に示す様な実施例を採ることもできる。
まず上述した基本となる実施例では、本体管部1を構成する際に、市販の規格品である角ニップル継手を用いたが、図4(a)に示すような同じく市販の規格品である径違い角ニップル継手を採用することもできる。
このような径違い角ニップル継手は、工具掛部11の両側に位置する接続構造13の径が異なるものであり、図4(b)に示すように内部にテーパー面15が形成されたものである。
このため図4(b)に示すように、径違い角ニップル継手を用いてアスピレータバルブAを構成した場合には、ノズル本体21の噴出口21a付近でベンチュリ効果により搬送流体Cの速度が増して圧力が減少するため、ノズル本体21を通じての外気吸引をより強力に行うことが可能となる。
またノズル本体21の先端部を、本体管部1におけるノズル接続部12から混合流路Sに臨ませるように設けるための構成として、図5に示す様な形態を採ることもできる。具体的には、ノズル接続部12に雌ネジを刻設し、ここにイモネジ21cと一体化されたノズル本体21を横倒し状態にして噴出口21a側を挿入し、次いでノズル本体21を引き起こした状態でイモネジ21cを締め込み、噴出口21aが所望の方向を向いた状態とする。この際、締め込み具合を微調整することにより、噴出口21aの方向を微調整することが可能である。
なお前記イモネジ21c及び後述するイモネジ21dは一例として六角穴が形成されたものであり、この六角穴の一部または全部が貫通状態とされるものである。
そして前記イモネジ21cとノズル接続部12との境界部を適宜液状パテでシーリングしたり、溶接を行うことにより、ノズル接続部12からの搬送流体Cの漏れ防止とノズル本体21の固定が図られる。
なおノズル接続部12が深穴となっている場合には、イモネジ21dをホロセットスクリューとして用いるようにしてもよい。この際、イモネジ21dを長寸としてその上部をノズル接続部12の上方に突出させ、ここに適宜のカプラを用いて調整弁22を接続するような形態を採ることもできる。
またこの場合、ホロセットスクリューとして用いたイモネジ21dを取り外して、ノズル本体21と一体化されたイモネジ21cの締め込み具合を微調整することにより、噴出口21aの方向を再調整することが可能となる。
更にまた前記吸入ノズル2は、その先端部を本体管部1におけるノズル接続部12から混合流路Sに臨ませたものとするため、上述した実施例以外にも、特に混合流路Sが小径である場合が考慮された、図6に示すようなのものとすることができる。
まず6(a)に示す形態は、管路をL字状に屈曲させて形成されたノズル本体21の短辺側を短くすることにより、噴出口21a側をノズル接続部12の外側から挿入することができるようにしたものである。
また図6(b)に示す形態は、管路を鈍角状に屈曲させてノズル本体21を形成したものであり、同様に噴出口21a側をノズル接続部12の外側から挿入することができるようにしたものである。
更にまた図6(c)に示す形態は、管路を屈曲させることなく、その先端部を斜めに切除することによりノズル本体21を形成したものであり、噴出口21aが下流に向かって開口するようにしたものである。
なお図6(a)に示すように、本体管部1における接続構造13として雌ネジ13bを採用するとともに、配管P側に雄ネジを形成するようにしてもよい。
1 本体管部
11 工具掛部
12 ノズル接続部
13 接続構造
13a 雄ネジ
13b 雌ネジ
15 テーパー面

2 吸入ノズル
21 ノズル本体
21a 噴出口
21b 雄ネジ
21c イモネジ
21d イモネジ
22 調整弁
22a レバー
23 スリーブ
25 逆止弁

A アスピレータバルブ
B 気泡
C 搬送流体
P 配管
S 混合流路

Claims (2)

  1. 内部を混合流路とした本体管部と、
    この本体管部に組み込まれる吸入ノズルとを具えて成り、
    前記本体管部は、その両端に適宜の管路に接続するための接続構造を有するとともに、その中間部に吸入ノズルの接続部を設け、
    一方、前記吸入ノズルは、ノズル本体と、その上流側に設けられる調整弁とを有し、前記ノズル本体の先端部を本体管部におけるノズル接続部から混合流路に臨ませたことを特徴とする管路形成適性を向上させたアスピレータバルブ。
  2. 前記本体管部の流れ方向の中間外周部には、工具掛部を設けるとともに、その前後に他の管路との接続構造としての雄ネジを形成し、
    前記工具掛部を外側から混合流路側に貫いてノズル接続部を構成したことを特徴とする請求項1記載の管路形成適性を向上させたアスピレータバルブ。
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