JPH11197265A - スプリンクラー消火設備 - Google Patents
スプリンクラー消火設備Info
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- JPH11197265A JPH11197265A JP279898A JP279898A JPH11197265A JP H11197265 A JPH11197265 A JP H11197265A JP 279898 A JP279898 A JP 279898A JP 279898 A JP279898 A JP 279898A JP H11197265 A JPH11197265 A JP H11197265A
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- fire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】残留水に起因した配管の腐食防止とスプリンク
ラーヘッドが作動した際の充填空気の放出による火災の
拡大の抑制を図る。 【解決手段】流水検知装置８の二次側の消火配管９に消
火水を充水しない乾式設備や予作動式設備などのスプリ
ンクラー消火設備を対象とし、流水検知装置８の二次側
の消火配管９に、窒素ガス等の消火ガスを充填する消火
ガス充填装置を設ける。消火ガス充填装置は、窒素ガス
を充填した窒素ガスボンベ２０、窒素ガスボンベ２０か
らの消火ガスを流水検知装置８の二次側の消火配管９に
供給するガス配管２１、及びガス配管２１により供給す
る窒素ガスの圧力を所定値に調圧するレギュレータ２２
を備える。
ラーヘッドが作動した際の充填空気の放出による火災の
拡大の抑制を図る。 【解決手段】流水検知装置８の二次側の消火配管９に消
火水を充水しない乾式設備や予作動式設備などのスプリ
ンクラー消火設備を対象とし、流水検知装置８の二次側
の消火配管９に、窒素ガス等の消火ガスを充填する消火
ガス充填装置を設ける。消火ガス充填装置は、窒素ガス
を充填した窒素ガスボンベ２０、窒素ガスボンベ２０か
らの消火ガスを流水検知装置８の二次側の消火配管９に
供給するガス配管２１、及びガス配管２１により供給す
る窒素ガスの圧力を所定値に調圧するレギュレータ２２
を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、消火ポンプ設備か
ら消火配管を流水検知装置を介して防護区画に配管して
スプリンクラーヘッドを接続し、流水検知装置の一次側
の消火配管に消火水を充水し二次側の消火配管に消火水
を充水しない乾式式設備や予作動式設備などのスプリン
クラー消火設備に関する。
ら消火配管を流水検知装置を介して防護区画に配管して
スプリンクラーヘッドを接続し、流水検知装置の一次側
の消火配管に消火水を充水し二次側の消火配管に消火水
を充水しない乾式式設備や予作動式設備などのスプリン
クラー消火設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、スプリンクラー消火設備には、消
火ポンプ設備から消火配管を流水検知装置を介して警戒
区域に配管して閉鎖型のスプリンクラーヘッドを接続
し、流水検知装置の二次側の配管には消火水を充水しな
いようにした乾式設備や予作動式設備がある。
火ポンプ設備から消火配管を流水検知装置を介して警戒
区域に配管して閉鎖型のスプリンクラーヘッドを接続
し、流水検知装置の二次側の配管には消火水を充水しな
いようにした乾式設備や予作動式設備がある。
【０００３】これら乾式設備や予作動式設備にあって
は、通常監視時、流水検知装置の二次側の消火配管に加
圧空気をコンプレッサにより供給して充満させている。
は、通常監視時、流水検知装置の二次側の消火配管に加
圧空気をコンプレッサにより供給して充満させている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな乾式設備や予作動式設備の流水検知装置の二次側配
管は、通常監視時、基本的に乾式配管であるが、水圧試
験や消防検査時に流水検知装置の二次側の配管内に消火
水を充水した場合に、配管の形状等の問題から、完全に
排水することは困難であり、配管内に水が残留すること
がある。
うな乾式設備や予作動式設備の流水検知装置の二次側配
管は、通常監視時、基本的に乾式配管であるが、水圧試
験や消防検査時に流水検知装置の二次側の配管内に消火
水を充水した場合に、配管の形状等の問題から、完全に
排水することは困難であり、配管内に水が残留すること
がある。
【０００５】この配管内の残留水により高湿度となって
いる状態で、コンプレッサによる新鮮空気の充填による
酸素の補給を受けると、配管内は非常に腐食しやすい状
態となり、最悪、貫通孔が出来る場合さえあり、設備の
機能に悪影響を及ぼす場合がある。また、このような消
火設備にあっては、流水検知装置の二次側配管に加圧空
気をコンプレッサにより常時充填させているため、火災
によるスプリンクラーヘッド作動時に放水が開始される
までの期間、ヘッドから加圧空気が室内に吹き出し、ふ
いごのような作用により火災を拡大させてしまう可能性
があることが以前から懸念されている。
いる状態で、コンプレッサによる新鮮空気の充填による
酸素の補給を受けると、配管内は非常に腐食しやすい状
態となり、最悪、貫通孔が出来る場合さえあり、設備の
機能に悪影響を及ぼす場合がある。また、このような消
火設備にあっては、流水検知装置の二次側配管に加圧空
気をコンプレッサにより常時充填させているため、火災
によるスプリンクラーヘッド作動時に放水が開始される
までの期間、ヘッドから加圧空気が室内に吹き出し、ふ
いごのような作用により火災を拡大させてしまう可能性
があることが以前から懸念されている。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされてもので、配管内の残留水に起因した腐食を確
実に防止すると共に、スプリンクラーヘッドが作動した
際の充填空気の放出による火災の拡大を抑制するようし
たスプリンクラー消火設備を提供することを目的とす
る。
てなされてもので、配管内の残留水に起因した腐食を確
実に防止すると共に、スプリンクラーヘッドが作動した
際の充填空気の放出による火災の拡大を抑制するようし
たスプリンクラー消火設備を提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】まず本発明は、消火ポン
プ設備から消火配管を流水検知装置を介して警戒区域に
配管してスプリンクラーヘッドを接続し、流水検知装置
の一次側の消火配管に消火水を充水し、二次側の消火配
管に消火水を充水しない乾式設備や予作動式設備などの
スプリンクラー消火設備を対象とし、流水検知装置の二
次側の消火配管に、消火ガスを充填する消火ガス充填装
置を設けたことを特徴とする。
プ設備から消火配管を流水検知装置を介して警戒区域に
配管してスプリンクラーヘッドを接続し、流水検知装置
の一次側の消火配管に消火水を充水し、二次側の消火配
管に消火水を充水しない乾式設備や予作動式設備などの
スプリンクラー消火設備を対象とし、流水検知装置の二
次側の消火配管に、消火ガスを充填する消火ガス充填装
置を設けたことを特徴とする。
【０００８】このように、通常監視時、流水検知装置の
二次側の配管に、酸素を含まない消火ガスを充填してい
るため、配管の腐食の要因である酸素を流水検知装置の
二次側配管内から完全に遮断することができる。また、
火災発生によるスプリンクラーヘッド作動時にはヘッド
から消火ガスが室内に流れ込むことで、消火水がスプリ
ンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内での火
災の拡大を抑制することができる。
二次側の配管に、酸素を含まない消火ガスを充填してい
るため、配管の腐食の要因である酸素を流水検知装置の
二次側配管内から完全に遮断することができる。また、
火災発生によるスプリンクラーヘッド作動時にはヘッド
から消火ガスが室内に流れ込むことで、消火水がスプリ
ンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内での火
災の拡大を抑制することができる。
【０００９】消火ガス充填装置は、消火ガスを充填した
ガスボンベ、ガスボンベからの消火ガスを流水検知装置
の二次側の消火配管に供給するガス配管、及びガス配管
により供給する消火ガスの圧力を所定値に調圧するレギ
ュレータを備える。このため従来のコンプレッサに代え
て消火ガスボンベを設置するだけでよく、既存の設備に
対しても容易に適用できる。
ガスボンベ、ガスボンベからの消火ガスを流水検知装置
の二次側の消火配管に供給するガス配管、及びガス配管
により供給する消火ガスの圧力を所定値に調圧するレギ
ュレータを備える。このため従来のコンプレッサに代え
て消火ガスボンベを設置するだけでよく、既存の設備に
対しても容易に適用できる。
【００１０】また消火ガス充填装置は、ガスボンベ、ガ
ス配管、及びレギュレータに加え、ガスボンベにより供
給する消火ガスの圧力が低下し、所定圧力になった場合
にガス配管に加圧空気を供給してバックアップするコン
プレッサ設備を設け、ガスボンベの消火ガスの充填量が
減少してもこれをバックアップ可能とする。更に、ガス
ボンベ、ガス配管、及びレギュレータに加え、ガスボン
ベにより供給する消火ガスの圧力が低下し、所定圧力に
なった場合にガス配管に消火ガスを供給してバックアッ
プする消火ガス発生装置や予備ガスボンベを設けてもよ
い。
ス配管、及びレギュレータに加え、ガスボンベにより供
給する消火ガスの圧力が低下し、所定圧力になった場合
にガス配管に加圧空気を供給してバックアップするコン
プレッサ設備を設け、ガスボンベの消火ガスの充填量が
減少してもこれをバックアップ可能とする。更に、ガス
ボンベ、ガス配管、及びレギュレータに加え、ガスボン
ベにより供給する消火ガスの圧力が低下し、所定圧力に
なった場合にガス配管に消火ガスを供給してバックアッ
プする消火ガス発生装置や予備ガスボンベを設けてもよ
い。
【００１１】また消火ガス充填装置は、消火ガスボンベ
の消火ガスの充填量の減少を検出する圧力スイッチを設
け、この圧力スイッチの検出信号によりボンベ充填量の
減少を警報させる。本発明のスプリンクラー消火設備に
使用する消火ガスとしては、窒素、二酸化炭素、アルゴ
ン、ヘリウム等の単体不活性ガスまたはこれらの混合ガ
スを使用する。
の消火ガスの充填量の減少を検出する圧力スイッチを設
け、この圧力スイッチの検出信号によりボンベ充填量の
減少を警報させる。本発明のスプリンクラー消火設備に
使用する消火ガスとしては、窒素、二酸化炭素、アルゴ
ン、ヘリウム等の単体不活性ガスまたはこれらの混合ガ
スを使用する。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は予作動式設備を例にとって
本発明のスプリンクラー消火設備の一実施形態を示した
説明図である。図１において、建物の地階等には消火ポ
ンプ１が設置され、消火ポンプ１はモータ２により回転
駆動される。モータ２はポンプ制御盤３により起動停止
が行われる。消火ポンプ１の吸込管は水源水槽４に立ち
下げられている。消火ポンプ１の吐出側は消火配管５に
接続され、消火配管５は建物の垂直方向に立ち上がって
おり、屋上等に設置された補助高架水槽を１４を接続し
ている。
本発明のスプリンクラー消火設備の一実施形態を示した
説明図である。図１において、建物の地階等には消火ポ
ンプ１が設置され、消火ポンプ１はモータ２により回転
駆動される。モータ２はポンプ制御盤３により起動停止
が行われる。消火ポンプ１の吸込管は水源水槽４に立ち
下げられている。消火ポンプ１の吐出側は消火配管５に
接続され、消火配管５は建物の垂直方向に立ち上がって
おり、屋上等に設置された補助高架水槽を１４を接続し
ている。
【００１３】建物の垂直方向に配管された消火配管５の
途中からは、例えば建物の階別ごとに分岐配管６が警戒
区域に対し引き出されている。分岐配管６には、制御弁
７に続いて予作動式流水検知装置８が設けられている。
予作動式流水検知装置８の二次側の消火配管９は警戒区
域に配管され、閉鎖型のスプリンクラーヘッド１０を設
置している。消火配管９の末端は末端試験弁１１を介し
て排水側に接続されている。
途中からは、例えば建物の階別ごとに分岐配管６が警戒
区域に対し引き出されている。分岐配管６には、制御弁
７に続いて予作動式流水検知装置８が設けられている。
予作動式流水検知装置８の二次側の消火配管９は警戒区
域に配管され、閉鎖型のスプリンクラーヘッド１０を設
置している。消火配管９の末端は末端試験弁１１を介し
て排水側に接続されている。
【００１４】消火ポンプ１側には圧力タンク１２が設置
され、消火配管５に加圧充填した消火用水を導入し、内
部の空気を圧縮している。この圧力タンク１２内の圧縮
空気に対しては、ポンプ起動用圧力スイッチ１３が設け
られている。ポンプ起動用圧力スイッチ１３は、スプリ
ンクラーヘッド１０及び予作動式流水検知装置８の予作
動弁の作動に伴う消火配管５内の圧力低下で動作し、ポ
ンプ制御盤３によりモータ２を起動して、消火ポンプ１
の運転を行わせる。尚、消火ポンプ１に対しては呼水を
供給するための呼水槽１９が設けられ、呼水槽１９には
水位計１９ａを設け、水位計１９ａの検出信号はポンプ
制御盤３に与えられている。
され、消火配管５に加圧充填した消火用水を導入し、内
部の空気を圧縮している。この圧力タンク１２内の圧縮
空気に対しては、ポンプ起動用圧力スイッチ１３が設け
られている。ポンプ起動用圧力スイッチ１３は、スプリ
ンクラーヘッド１０及び予作動式流水検知装置８の予作
動弁の作動に伴う消火配管５内の圧力低下で動作し、ポ
ンプ制御盤３によりモータ２を起動して、消火ポンプ１
の運転を行わせる。尚、消火ポンプ１に対しては呼水を
供給するための呼水槽１９が設けられ、呼水槽１９には
水位計１９ａを設け、水位計１９ａの検出信号はポンプ
制御盤３に与えられている。
【００１５】スプリンクラーヘッド１０を設置した警戒
区域には、予作動式設備用の火災感知器１５ａと自火報
設備用の火災感知器１５ｂが設置されている。予作動式
設備用の火災感知器１５ａは予作動弁制御盤１８に接続
されている。また自火報設備用の火災感知器１５ｂは自
火報受信機１６に接続されている。予作動弁制御盤１８
に対しては、更に予作動式流水検知装置８に設けた流水
警報用圧力スイッチ１７からの検出信号が入力されてい
る。
区域には、予作動式設備用の火災感知器１５ａと自火報
設備用の火災感知器１５ｂが設置されている。予作動式
設備用の火災感知器１５ａは予作動弁制御盤１８に接続
されている。また自火報設備用の火災感知器１５ｂは自
火報受信機１６に接続されている。予作動弁制御盤１８
に対しては、更に予作動式流水検知装置８に設けた流水
警報用圧力スイッチ１７からの検出信号が入力されてい
る。
【００１６】予作動弁制御盤１８は、火災感知器１５ａ
からの発報信号を受信すると、予作動式流水検知装置８
に設けている予作動弁を開放制御して、二次側の消火配
管９に消火用水を流す。流水警報用圧力スイッチ１７
は、この流水を検出することで、予作動弁が開放したこ
とを予作動弁制御盤１８に知らせる。このような予作動
式設備に対し本発明にあっては、予作動式流水検知装置
８の二次側の消火配管９に従来の圧縮空気に代えて消火
ガス、例えば窒素ガスを充填するため、窒素ガス充填装
置を設けている。この窒素ガス充填装置は、窒素ガスを
充填した窒素ガスボンベ２０からガス配管２１を引き出
して、予作動式流水検知装置８の二次側に窒素ガスが供
給されるように配管接続している。
からの発報信号を受信すると、予作動式流水検知装置８
に設けている予作動弁を開放制御して、二次側の消火配
管９に消火用水を流す。流水警報用圧力スイッチ１７
は、この流水を検出することで、予作動弁が開放したこ
とを予作動弁制御盤１８に知らせる。このような予作動
式設備に対し本発明にあっては、予作動式流水検知装置
８の二次側の消火配管９に従来の圧縮空気に代えて消火
ガス、例えば窒素ガスを充填するため、窒素ガス充填装
置を設けている。この窒素ガス充填装置は、窒素ガスを
充填した窒素ガスボンベ２０からガス配管２１を引き出
して、予作動式流水検知装置８の二次側に窒素ガスが供
給されるように配管接続している。
【００１７】窒素ガスボンベ２０側のガス配管２１には
レギュレータ２２が設けられ、レギュレータ２２に設定
している設定圧で窒素ガスが予作動式流水検知装置８の
二次側の配管９に充填されて供給される。またガス配管
２１の予作動式流水検知装置８側には、制御弁２３、流
量調整弁２４、更に逆止弁２５が設けられ、制御弁２３
を開くことで、流量調整弁２４で調整された流量をもっ
て二次側の配管９に窒素ガスの供給充填が行われる。
レギュレータ２２が設けられ、レギュレータ２２に設定
している設定圧で窒素ガスが予作動式流水検知装置８の
二次側の配管９に充填されて供給される。またガス配管
２１の予作動式流水検知装置８側には、制御弁２３、流
量調整弁２４、更に逆止弁２５が設けられ、制御弁２３
を開くことで、流量調整弁２４で調整された流量をもっ
て二次側の配管９に窒素ガスの供給充填が行われる。
【００１８】また窒素ガスボンベ２０とレギュレータ２
２の間には窒素ガスボンベ２０の窒素ガスの充填量が減
少し所定圧力になったことを検出するための充填量検出
用圧力スイッチ２６が設けられている。この圧力スイッ
チ２６の検出信号は例えば自火報受信機１６に与えら
れ、窒素ガスボンベ２０の窒素ガスの充填量が減少した
ことを警報表示して窒素ガスボンベ２０の交換を促す。
２の間には窒素ガスボンベ２０の窒素ガスの充填量が減
少し所定圧力になったことを検出するための充填量検出
用圧力スイッチ２６が設けられている。この圧力スイッ
チ２６の検出信号は例えば自火報受信機１６に与えら
れ、窒素ガスボンベ２０の窒素ガスの充填量が減少した
ことを警報表示して窒素ガスボンベ２０の交換を促す。
【００１９】またガス配管２１によって窒素ガスが供給
充填される予作動式流水検知装置８の二次側の消火配管
９に対しては減圧警報用圧力スイッチ２７が設けられて
おり、スプリンクラーヘッド１０の破損等による充填ガ
スの圧力の急激な低下で減圧警報用圧力スイッチ２７は
作動し、予作動弁制御盤１８で窒素ガスの減圧異常を警
報できるようにしている。
充填される予作動式流水検知装置８の二次側の消火配管
９に対しては減圧警報用圧力スイッチ２７が設けられて
おり、スプリンクラーヘッド１０の破損等による充填ガ
スの圧力の急激な低下で減圧警報用圧力スイッチ２７は
作動し、予作動弁制御盤１８で窒素ガスの減圧異常を警
報できるようにしている。
【００２０】次に図１の実施形態の設備動作を説明す
る。まず通常監視時にあっては、消火ポンプ１の運転に
よって予作動式流水検知装置８の一次側となる消火配管
５及び分岐配管６内に、圧力タンク１２に設けたポンプ
起動用圧力スイッチ１３の設定圧を超える規定圧力の消
火用水が加圧充填されている。また予作動式流水検知装
置８の二次側の配管９に対しては、窒素ガスボンベ２０
から供給された窒素ガスがレギュレータ２２の設定圧に
調整され、制御弁２２、流量調整弁２３及び逆止弁２４
を介して送り込まれ、二次側の消火配管９内を規定圧の
窒素ガスで充満している。
る。まず通常監視時にあっては、消火ポンプ１の運転に
よって予作動式流水検知装置８の一次側となる消火配管
５及び分岐配管６内に、圧力タンク１２に設けたポンプ
起動用圧力スイッチ１３の設定圧を超える規定圧力の消
火用水が加圧充填されている。また予作動式流水検知装
置８の二次側の配管９に対しては、窒素ガスボンベ２０
から供給された窒素ガスがレギュレータ２２の設定圧に
調整され、制御弁２２、流量調整弁２３及び逆止弁２４
を介して送り込まれ、二次側の消火配管９内を規定圧の
窒素ガスで充満している。
【００２１】このため、二次側の消火配管９内に例えば
水圧試験や消防検査時などで使用した消火水を排水した
後の残留水があっても、窒素ガスの充填で腐食の原因と
なる酸素は排除されていることから、残留水があっても
配管９の腐食は起きない。また二次側の配管９内での、
わずかな窒素ガスの漏れに対しては窒素ガスボンベ２０
からの窒素ガスの補充を受けて、配管９内をレギュレー
タ２２で決まる設定圧の充填状態としている。
水圧試験や消防検査時などで使用した消火水を排水した
後の残留水があっても、窒素ガスの充填で腐食の原因と
なる酸素は排除されていることから、残留水があっても
配管９の腐食は起きない。また二次側の配管９内での、
わずかな窒素ガスの漏れに対しては窒素ガスボンベ２０
からの窒素ガスの補充を受けて、配管９内をレギュレー
タ２２で決まる設定圧の充填状態としている。
【００２２】一方、警戒区域での改装作業等によって誤
ってスプリンクラーヘッド１０が破損して消火配管９内
の窒素ガスが放出された場合には、減圧警報用圧力スイ
ッチ２７が作動し、予作動弁制御盤１８において窒素ガ
スの減圧警報が出され、これによって予作動式流水検知
装置８の二次側の配管９側での窒素ガスの減圧異常を知
ることができる。
ってスプリンクラーヘッド１０が破損して消火配管９内
の窒素ガスが放出された場合には、減圧警報用圧力スイ
ッチ２７が作動し、予作動弁制御盤１８において窒素ガ
スの減圧警報が出され、これによって予作動式流水検知
装置８の二次側の配管９側での窒素ガスの減圧異常を知
ることができる。
【００２３】次に火災時の動作を説明する。スプリンク
ラーヘッド１０を設置している警戒区域で火災が発生す
ると、火災感知器１５ａ，１５ｂが作動する。火災感知
器１５ｂが作動すると自火報受信機１６が発報信号を受
信して火災警報を出す。火災感知器１５ａが作動すると
予作動弁制御盤１８が発報信号を受信し、予作動式流水
検知装置８に設けている予作動弁の開放制御を行う。
ラーヘッド１０を設置している警戒区域で火災が発生す
ると、火災感知器１５ａ，１５ｂが作動する。火災感知
器１５ｂが作動すると自火報受信機１６が発報信号を受
信して火災警報を出す。火災感知器１５ａが作動すると
予作動弁制御盤１８が発報信号を受信し、予作動式流水
検知装置８に設けている予作動弁の開放制御を行う。
【００２４】予作動式流水検知装置８の予作動弁が開放
すると、分岐配管６の加圧消火水が二次側の消火配管９
に流れ込む。この二次側の消火配管９への消火水の流れ
込みにより、予作動式流水検知装置８の一次側の分岐配
管６及び消火配管５の管内圧力が減圧し、圧力タンク１
２に設けているポンプ起動用圧力スイッチ１３が作動す
る。
すると、分岐配管６の加圧消火水が二次側の消火配管９
に流れ込む。この二次側の消火配管９への消火水の流れ
込みにより、予作動式流水検知装置８の一次側の分岐配
管６及び消火配管５の管内圧力が減圧し、圧力タンク１
２に設けているポンプ起動用圧力スイッチ１３が作動す
る。
【００２５】ポンプ起動用圧力スイッチ１３の作動によ
る信号はポンプ制御盤３に与えられ、ポンプ制御盤３は
モータ２を起動して消火ポンプ１の運転を開始する。こ
れによって、加圧された消火水が消火配管５、分岐管６
を通って開放状態にある予作動式流水検知装置８から二
次側の消火配管９に送り込まれる。このとき、スプリン
クラーヘッド１０がまだ作動していない状態にあって
は、消火配管９内で窒素ガスは送り込まれる消火水に加
圧された状態となる。
る信号はポンプ制御盤３に与えられ、ポンプ制御盤３は
モータ２を起動して消火ポンプ１の運転を開始する。こ
れによって、加圧された消火水が消火配管５、分岐管６
を通って開放状態にある予作動式流水検知装置８から二
次側の消火配管９に送り込まれる。このとき、スプリン
クラーヘッド１０がまだ作動していない状態にあって
は、消火配管９内で窒素ガスは送り込まれる消火水に加
圧された状態となる。
【００２６】次にスプリンクラーヘッド１０が火災によ
る熱を受けて作動すると、作動したスプリンクラーヘッ
ド１０から、まず窒素ガスが放出され、窒素ガスを放出
し終わると、消火ポンプ１から加圧供給されている消火
用水の放水が開始され、火災の消火が行われる。このス
プリンクラーヘッド１０の作動で消火用水が放水される
までの間、消火ガスである窒素ガスが放出されること
で、室内での火災の拡大を抑制することができ、火災を
抑制した状態で消火用水の放水に切り替わるため、より
効率的な消火ができる。
る熱を受けて作動すると、作動したスプリンクラーヘッ
ド１０から、まず窒素ガスが放出され、窒素ガスを放出
し終わると、消火ポンプ１から加圧供給されている消火
用水の放水が開始され、火災の消火が行われる。このス
プリンクラーヘッド１０の作動で消火用水が放水される
までの間、消火ガスである窒素ガスが放出されること
で、室内での火災の拡大を抑制することができ、火災を
抑制した状態で消火用水の放水に切り替わるため、より
効率的な消火ができる。
【００２７】図２は本発明のスプリンクラー消火設備の
他の実施形態であり、図１の実施形態と同様、予作動式
設備を対象としており、この実施形態にあっては、ボン
ベによる窒素ガスの供給が十分できなくなったときコン
プレッサからの圧縮空気の供給でバックアップするよう
にしたことを特徴とする。図２において、消火ガス充填
装置として設けられた窒素ガスボンベ２０に加え、この
実施形態にあっては更にコンプレッサ２８を設けてい
る。コンプレッサ２８からのエア配管２９は、エアドラ
イヤ３０、エアフィルタ３１及びレギュレータ３２を介
して、窒素ガスボンベ２０側のガス配管２１に設けたレ
ギュレータ２２の二次側に接続される。
他の実施形態であり、図１の実施形態と同様、予作動式
設備を対象としており、この実施形態にあっては、ボン
ベによる窒素ガスの供給が十分できなくなったときコン
プレッサからの圧縮空気の供給でバックアップするよう
にしたことを特徴とする。図２において、消火ガス充填
装置として設けられた窒素ガスボンベ２０に加え、この
実施形態にあっては更にコンプレッサ２８を設けてい
る。コンプレッサ２８からのエア配管２９は、エアドラ
イヤ３０、エアフィルタ３１及びレギュレータ３２を介
して、窒素ガスボンベ２０側のガス配管２１に設けたレ
ギュレータ２２の二次側に接続される。
【００２８】ここで窒素ガスボンベ２０側に設けたレギ
ュレータ２２の設定圧Ｐ１を例えばＰ１＝３．０ｋｇｆ
／ｃｍ2 、コンプレッサ２８側に設けたレギュレータ３
２の設定圧Ｐ２を予作動式設備の２次側標準設定圧、例
えばＰ２＝２．５ｋｇｆ／ｃｍ2 としており、このよう
にレギュレータ２２，３２に設定圧Ｐ１，Ｐ２を設定す
ることで、通常時は設定圧Ｐ１＝３．０ｋｇｆ／ｃｍ2
と高い方である窒素ガスボンベ２０側からの窒素ガスが
ガス配管２１を通って予作動式流水検知装置８の二次側
の消火配管９に供給される。
ュレータ２２の設定圧Ｐ１を例えばＰ１＝３．０ｋｇｆ
／ｃｍ2 、コンプレッサ２８側に設けたレギュレータ３
２の設定圧Ｐ２を予作動式設備の２次側標準設定圧、例
えばＰ２＝２．５ｋｇｆ／ｃｍ2 としており、このよう
にレギュレータ２２，３２に設定圧Ｐ１，Ｐ２を設定す
ることで、通常時は設定圧Ｐ１＝３．０ｋｇｆ／ｃｍ2
と高い方である窒素ガスボンベ２０側からの窒素ガスが
ガス配管２１を通って予作動式流水検知装置８の二次側
の消火配管９に供給される。
【００２９】このとき窒素ガスボンベ２０の充填量が減
少したり窒素ガスの供給に異常が起きて、設定圧Ｐ１よ
り低くなった場合、このことは充填量検出用圧力スイッ
チ２６の作動で検出され、自火報受信機１６に窒素ガス
ボンベ２０の減圧警報を表示することで窒素ガスボンベ
２０の交換を促す。但し、この際、充填量検出用圧力ス
イッチ２６の故障や窒素ボンベ２０の交換が遅れて供給
圧が更に減少して、コンプレッサ２８側のレギュレータ
３２の設定圧Ｐ２＝２．５ｋｇｆ／ｃｍ2 より低くなっ
た場合には、コンプレッサ２８が動作してガス配管２１
にレギュレータ３２の設定圧Ｐ２＝２．５ｋｇｆ／ｃｍ
2 となる圧縮エアを供給し、予作動式流水検知装置８の
二次側の消火配管９内の充填圧力が低下してしまうこと
を防ぐ。
少したり窒素ガスの供給に異常が起きて、設定圧Ｐ１よ
り低くなった場合、このことは充填量検出用圧力スイッ
チ２６の作動で検出され、自火報受信機１６に窒素ガス
ボンベ２０の減圧警報を表示することで窒素ガスボンベ
２０の交換を促す。但し、この際、充填量検出用圧力ス
イッチ２６の故障や窒素ボンベ２０の交換が遅れて供給
圧が更に減少して、コンプレッサ２８側のレギュレータ
３２の設定圧Ｐ２＝２．５ｋｇｆ／ｃｍ2 より低くなっ
た場合には、コンプレッサ２８が動作してガス配管２１
にレギュレータ３２の設定圧Ｐ２＝２．５ｋｇｆ／ｃｍ
2 となる圧縮エアを供給し、予作動式流水検知装置８の
二次側の消火配管９内の充填圧力が低下してしまうこと
を防ぐ。
【００３０】尚、図２の実施形態において、窒素ガスボ
ンベ２０に加えてコンプレッサ２８によるバックアップ
を設けた点以外の構成及び機能は、図１の実施形態と同
じである。図３は本発明のスプリンクラー消火設備の他
の実施形態であり、この実施形態にあっては、窒素ガス
ボンベによる窒素ガスの供給をバックアップするため、
更に消火ガス発生装置となる窒素ガス発生装置を設けた
ことを特徴とする。
ンベ２０に加えてコンプレッサ２８によるバックアップ
を設けた点以外の構成及び機能は、図１の実施形態と同
じである。図３は本発明のスプリンクラー消火設備の他
の実施形態であり、この実施形態にあっては、窒素ガス
ボンベによる窒素ガスの供給をバックアップするため、
更に消火ガス発生装置となる窒素ガス発生装置を設けた
ことを特徴とする。
【００３１】図３において、消火ガス供給設備における
窒素ガスボンベ２０に対し、この実施形態にあっては、
コンプレッサ２８と窒素ガス発生装置３４を設け、窒素
ガス発生装置３４からのガス配管を窒素ガスボンベ２０
側のガス配管２１に設けたレギュレータ２２の二次側に
接続している。窒素ガス発生装置３４は、コンプレッサ
２８の運転で供給された圧縮空気を原料として例えば空
気から窒素を分離膜により分離し窒素ガスを発生する。
窒素ガスボンベ２０に対し、この実施形態にあっては、
コンプレッサ２８と窒素ガス発生装置３４を設け、窒素
ガス発生装置３４からのガス配管を窒素ガスボンベ２０
側のガス配管２１に設けたレギュレータ２２の二次側に
接続している。窒素ガス発生装置３４は、コンプレッサ
２８の運転で供給された圧縮空気を原料として例えば空
気から窒素を分離膜により分離し窒素ガスを発生する。
【００３２】このため、窒素ガスボンベ２０の窒素ガス
の充填量が所定量以下となって十分な窒素ガスの供給が
できなくなり、供給圧力が低下した場合、窒素ガス発生
装置３４で発生した窒素ガスの供給がバックアップとし
て行われ、窒素ガスボンベ２０の充填量が所定量以下と
なった場合のボンベ交換完了まで確実に窒素ガスの供給
をバックアップできる。
の充填量が所定量以下となって十分な窒素ガスの供給が
できなくなり、供給圧力が低下した場合、窒素ガス発生
装置３４で発生した窒素ガスの供給がバックアップとし
て行われ、窒素ガスボンベ２０の充填量が所定量以下と
なった場合のボンベ交換完了まで確実に窒素ガスの供給
をバックアップできる。
【００３３】また窒素ガス発生装置３４の別の使い方と
して、スプリンクラー消火設備の設置時や水圧試験、消
防検査終了後の空配管に対する窒素ガスの充填について
は、窒素ガスボンベ２０から素早く供給し、充填後は窒
素ガス発生装置３４からの供給に切り替えて補充するよ
うにしてもよい。この使い方であれば、水圧試験や消防
検査時だけ窒素ガスボンベ２０を用意し、水圧試験や消
防検査の後にガス配管２１に接続し窒素ガスを供給でき
るので運用し易くなる。
して、スプリンクラー消火設備の設置時や水圧試験、消
防検査終了後の空配管に対する窒素ガスの充填について
は、窒素ガスボンベ２０から素早く供給し、充填後は窒
素ガス発生装置３４からの供給に切り替えて補充するよ
うにしてもよい。この使い方であれば、水圧試験や消防
検査時だけ窒素ガスボンベ２０を用意し、水圧試験や消
防検査の後にガス配管２１に接続し窒素ガスを供給でき
るので運用し易くなる。
【００３４】図３の実施形態に設けた窒素ガス発生装置
３４は、窒素ガスボンベ２０に対するバックアップ用に
設けているが、窒素ガスの充填に時間が掛かってもよけ
れば、窒素ガスボンベ２０の代わりに窒素ガス発生装置
３４のみを設けるようにしてもよい。尚、図３の実施形
態におけるコンプレッサ２８及び窒素ガス発生装置３４
を設けた以外の構成は、図１の実施形態と同じである。
３４は、窒素ガスボンベ２０に対するバックアップ用に
設けているが、窒素ガスの充填に時間が掛かってもよけ
れば、窒素ガスボンベ２０の代わりに窒素ガス発生装置
３４のみを設けるようにしてもよい。尚、図３の実施形
態におけるコンプレッサ２８及び窒素ガス発生装置３４
を設けた以外の構成は、図１の実施形態と同じである。
【００３５】図４は本発明のスプリンクラー消火設備の
他の実施形態であり、図１の実施形態と同様、予作動式
設備を対象としており、この実施形態にあっては、ボン
ベ１本による窒素ガスの供給が十分できなくなったと
き、予備の窒素ガスボンベによる窒素ガスの供給でバッ
クアップするようにしたことを特徴とする。図４におい
て消火ガス充填装置として設けられた窒素ガスボンベ２
０に加え、この実施形態にあっては更に窒素ガス予備ボ
ンベ３５を設けている。窒素ガス予備ボンベ３５からの
ガス配管は、レギュレータ３６、電動弁３７を介して、
レギュレータ２２の二次側のガス配管２１に接続され
る。
他の実施形態であり、図１の実施形態と同様、予作動式
設備を対象としており、この実施形態にあっては、ボン
ベ１本による窒素ガスの供給が十分できなくなったと
き、予備の窒素ガスボンベによる窒素ガスの供給でバッ
クアップするようにしたことを特徴とする。図４におい
て消火ガス充填装置として設けられた窒素ガスボンベ２
０に加え、この実施形態にあっては更に窒素ガス予備ボ
ンベ３５を設けている。窒素ガス予備ボンベ３５からの
ガス配管は、レギュレータ３６、電動弁３７を介して、
レギュレータ２２の二次側のガス配管２１に接続され
る。
【００３６】窒素ガスボンベ２０の充填量が所定量以下
となって十分な窒素ガスの供給ができなくなった場合、
充填量検出用圧力スイッチ２６により充填ガス量の減圧
が検知される。ガスボンベ切替装置３８は、充填量検出
用圧力スイッチ２６からの検知信号を受けることで電動
弁３７を開放制御する。この電動弁３７の開放により、
窒素ガス予備ボンベ３５からの窒素ガスのバックアップ
供給がなされる。３９は、窒素ガス予備ボンベ３５の窒
素ガスの充填量が減少し所定圧力になったことを検出す
るための充填量検出用圧力スイッチであり、検出出力
は、ガスボンベ切替装置３８を介して自火報受信機１６
に与えられ、窒素ガス予備ボンベ３５の交換を促す警報
表示がなされる。
となって十分な窒素ガスの供給ができなくなった場合、
充填量検出用圧力スイッチ２６により充填ガス量の減圧
が検知される。ガスボンベ切替装置３８は、充填量検出
用圧力スイッチ２６からの検知信号を受けることで電動
弁３７を開放制御する。この電動弁３７の開放により、
窒素ガス予備ボンベ３５からの窒素ガスのバックアップ
供給がなされる。３９は、窒素ガス予備ボンベ３５の窒
素ガスの充填量が減少し所定圧力になったことを検出す
るための充填量検出用圧力スイッチであり、検出出力
は、ガスボンベ切替装置３８を介して自火報受信機１６
に与えられ、窒素ガス予備ボンベ３５の交換を促す警報
表示がなされる。
【００３７】尚、図４の実施形態における窒素ガス予備
ボンベ３５、レギュレータ３６、電動弁３７、ガスボン
ベ切替装置３８、充填量検出用圧力スイッチ３９を設け
た以外の構成は図１の実施形態と同じである。ここで図
１〜図４の実施形態にあっては、消火ガスとして窒素ガ
スを使用しているが、これ以外の不活性ガス例えば、二
酸化炭素、アルゴン、ヘリウム等の単体ガス、またはこ
れらの混合ガスを使用することもできる。
ボンベ３５、レギュレータ３６、電動弁３７、ガスボン
ベ切替装置３８、充填量検出用圧力スイッチ３９を設け
た以外の構成は図１の実施形態と同じである。ここで図
１〜図４の実施形態にあっては、消火ガスとして窒素ガ
スを使用しているが、これ以外の不活性ガス例えば、二
酸化炭素、アルゴン、ヘリウム等の単体ガス、またはこ
れらの混合ガスを使用することもできる。
【００３８】また図１〜図４の実施形態は予作動式設備
を例にとるものであったが、予作動式流水検知装置８と
同じ位置に乾式流水検知装置を設けて二次側の消火配管
に通常時に消火水を入れないようにしている乾式設備に
ついても、全く同様に適用することができる。更に既設
の予作動式設備や乾式設備についても、既に設けている
コンプレッサに代えて窒素ガスボンベ２０をガス配管２
１により接続するだけで済むので、既存の設備であって
も容易に本発明を適用することができる。もちろん、既
存の設備ではエアコンプレッサを設けていることから、
図２の実施形態のように、窒素ガスボンベ２０を併設す
るだけでもよい。
を例にとるものであったが、予作動式流水検知装置８と
同じ位置に乾式流水検知装置を設けて二次側の消火配管
に通常時に消火水を入れないようにしている乾式設備に
ついても、全く同様に適用することができる。更に既設
の予作動式設備や乾式設備についても、既に設けている
コンプレッサに代えて窒素ガスボンベ２０をガス配管２
１により接続するだけで済むので、既存の設備であって
も容易に本発明を適用することができる。もちろん、既
存の設備ではエアコンプレッサを設けていることから、
図２の実施形態のように、窒素ガスボンベ２０を併設す
るだけでもよい。
【００３９】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、乾式設備や予作動式設備等のスプリンクラー消火設
備の消火水を充水しない流水検知装置の二次側の消火配
管に、窒素ガス等の消火ガスを充填しておくことで、配
管の腐食の要因となる酸素を二次側配管内から完全に排
除し、残留水があっても配管内の腐食を防止できる。
ば、乾式設備や予作動式設備等のスプリンクラー消火設
備の消火水を充水しない流水検知装置の二次側の消火配
管に、窒素ガス等の消火ガスを充填しておくことで、配
管の腐食の要因となる酸素を二次側配管内から完全に排
除し、残留水があっても配管内の腐食を防止できる。
【００４０】また火災発生によるスプリンクラーヘッド
の作動時には消火ガスが室内に吹き出すことで、消火用
水がスプリンクラーヘッドから放水されるまでの期間、
室内での火災の拡大を抑制することができる。
の作動時には消火ガスが室内に吹き出すことで、消火用
水がスプリンクラーヘッドから放水されるまでの期間、
室内での火災の拡大を抑制することができる。
【図１】予作動式設備を例にとって本発明の実施形態を
示した説明図
示した説明図
【図２】図１にバックアップ用のコンプレッサ設備を設
けた他の実施形態の説明図
けた他の実施形態の説明図
【図３】図１にバックアップ用の窒素ガス発生装置を設
けた他の実施形態の説明図
けた他の実施形態の説明図
【図４】図１にバックアップ用の窒素ガス予備ボンベを
設けた他の実施形態の説明図
設けた他の実施形態の説明図
１：消火ポンプ ２：モータ ３：ポンプ制御盤 ４：水源水槽 ５：消火配管 ６：分岐配管 ７：制御弁 ８：予作動式流水検知装置 ９：二次側配管 １０：スプリンクラーヘッド（閉鎖型） １１：末端試験弁 １２：圧力タンク １３：ポンプ起動用圧力スイッチ １４：補助高架水槽 １５ａ：火災感知器（予作動式設備用） １５ｂ：火災感知器（自火報設備用） １６：自火報受信機 １７：流水警報用圧力スイッチ １８：予作動弁制御盤 １９：呼水槽 ２０：窒素ガスボンベ ２１：ガス配管 ２２：レギュレータ ２３：制御弁 ２４：流量調整弁 ２５：逆止弁 ２６：充填量検出用圧力スイッチ ２７：減圧警報用圧力スイッチ ２８：コンプレッサ ２９：エア配管 ３０：エアドライヤ ３１：エアフィルタ ３２：レギュレータ ３４：窒素ガス発生装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年１月２８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】
【課題を解決するための手段】まず本発明は、消火ポン
プ設備から消火配管を流水検知装置を介して警戒区域に
配管して閉鎖型のスプリンクラーヘッドを接続し、前記
流水検知装置の一次側の消火配管に消火水を充水し二次
側の消火配管に消火水を充水しない乾式設備や予作動式
設備などのスプリンクラー消火設備において、流水検知
装置の二次側の消火配管に、消火ガスを供給充填する消
火ガス充填装置を設け、消火ガス充填装置は、消火ガス
を充填したガスボンベと、ガスボンベに充填された消火
ガスを流水検知装置の二次側の消火配管に供給するガス
配管と、ガス配管により供給する消火ガスの圧力を所定
値に調圧するレギュレータと、ガスボンベにより供給す
る消火ガスの圧力が低下し、所定圧力になった場合にガ
ス配管に加圧空気をバックアップ供給するコンプレッサ
設備とを備えたことを特徴とする。
プ設備から消火配管を流水検知装置を介して警戒区域に
配管して閉鎖型のスプリンクラーヘッドを接続し、前記
流水検知装置の一次側の消火配管に消火水を充水し二次
側の消火配管に消火水を充水しない乾式設備や予作動式
設備などのスプリンクラー消火設備において、流水検知
装置の二次側の消火配管に、消火ガスを供給充填する消
火ガス充填装置を設け、消火ガス充填装置は、消火ガス
を充填したガスボンベと、ガスボンベに充填された消火
ガスを流水検知装置の二次側の消火配管に供給するガス
配管と、ガス配管により供給する消火ガスの圧力を所定
値に調圧するレギュレータと、ガスボンベにより供給す
る消火ガスの圧力が低下し、所定圧力になった場合にガ
ス配管に加圧空気をバックアップ供給するコンプレッサ
設備とを備えたことを特徴とする。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】このように、通常監視時、流水検知装置の
二次側の配管に、酸素を含まない消火ガスを充填してい
るため、配管の腐食の原因である酸素を流水検知装置の
二次側配管内から完全に遮断することができる。また、
火災発生によるスプリンクラーヘッド作動時にはヘッド
から消火ガスが室内に流れ込むことで、消火水がスプリ
ンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内での火
災の拡大を抑制することができる。 そして、ガスボンベ
により供給する消火ガスの圧力が低下したときガス配管
に消火ガスを供給してバックアップすることができる。
二次側の配管に、酸素を含まない消火ガスを充填してい
るため、配管の腐食の原因である酸素を流水検知装置の
二次側配管内から完全に遮断することができる。また、
火災発生によるスプリンクラーヘッド作動時にはヘッド
から消火ガスが室内に流れ込むことで、消火水がスプリ
ンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内での火
災の拡大を抑制することができる。 そして、ガスボンベ
により供給する消火ガスの圧力が低下したときガス配管
に消火ガスを供給してバックアップすることができる。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】また本発明は、消火ガス充填装置を設け、
その消火ガス充填装置は、消火ガスを充填したガスボン
ベと、ガスボンベに充填された消火ガスを流水検知装置
の二次側の消火配管に供給するガス配管と、ガス配管に
より供給する消火ガスの圧力を所定値に調圧するレギュ
レータと、消火ガスを充填した予備ガスボンベと、ガス
ボンベにより供給する消火ガスの圧力が低下し、所定圧
力になった場合にガス配管に予備ガスボンベに充填され
た消火ガスをバックアップ供給するよう制御するガスボ
ンベ切替装置とを備えたことを特徴とする。
その消火ガス充填装置は、消火ガスを充填したガスボン
ベと、ガスボンベに充填された消火ガスを流水検知装置
の二次側の消火配管に供給するガス配管と、ガス配管に
より供給する消火ガスの圧力を所定値に調圧するレギュ
レータと、消火ガスを充填した予備ガスボンベと、ガス
ボンベにより供給する消火ガスの圧力が低下し、所定圧
力になった場合にガス配管に予備ガスボンベに充填され
た消火ガスをバックアップ供給するよう制御するガスボ
ンベ切替装置とを備えたことを特徴とする。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】このため、消火ガスの圧力が低下した場合
予備ガスボンベから消火ガスが充填されてバックアップ
される。
予備ガスボンベから消火ガスが充填されてバックアップ
される。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は予作動式設備を例にとって
本発明のスプリンクラー消火設備の一実施形態を示した
ものである。
本発明のスプリンクラー消火設備の一実施形態を示した
ものである。
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】図１において、建物の地階等には消火ポン
プ１が設置され、消火ポンプ１はモータ２により回転駆
動される。モータ２はポンプ制御盤３により起動停止が
行われる。消火ポンプ１の吸込管は水源水槽４に立ち下
げられている。消火ポンプ１の吐出側は消火配管５に接
続され、消火配管５は建物の垂直方向に立ち下がってお
り、屋上等に設置された補助高架水槽１４を接続してい
る。
プ１が設置され、消火ポンプ１はモータ２により回転駆
動される。モータ２はポンプ制御盤３により起動停止が
行われる。消火ポンプ１の吸込管は水源水槽４に立ち下
げられている。消火ポンプ１の吐出側は消火配管５に接
続され、消火配管５は建物の垂直方向に立ち下がってお
り、屋上等に設置された補助高架水槽１４を接続してい
る。
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００４０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００４０】また、火災発生によるスプリンクラーヘッ
ドの作動時には消火ガスが室内に吹き出すことで消火用
スプリンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内
での火災の拡大を抑制することができる。また、流水検
知装置二次側の消火配管に充填される消火ガスの圧力が
低下した場合でも予備系統の装置から加圧空気または消
火ガスを補充することで、消火配管内の充填圧力が低下
してしまうことを防止できる。
ドの作動時には消火ガスが室内に吹き出すことで消火用
スプリンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内
での火災の拡大を抑制することができる。また、流水検
知装置二次側の消火配管に充填される消火ガスの圧力が
低下した場合でも予備系統の装置から加圧空気または消
火ガスを補充することで、消火配管内の充填圧力が低下
してしまうことを防止できる。
【手続補正書】
【提出日】平成１１年２月１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】
【課題を解決するための手段】まず本発明は、消火ポン
プ設備から消火配管を流水検知装置を介して警戒区域に
配管して閉鎖型のスプリンクラーヘッドを接続し、前記
流水検知装置の一次側の消火配管に消火水を充水し二次
側の消火配管に消火水を充水しない乾式設備や予作動式
設備などのスプリンクラー消火設備において、流水検知
装置の二次側の消火配管に、消火ガスを供給充填する消
火ガス充填装置を設け、消火ガス充填装置は、消火ガス
を充填したガスボンベと、ガスボンベに充填された消火
ガスを流水検知装置の二次側の消火配管に供給するガス
配管と、ガス配管により供給する消火ガスの圧力を所定
値に調圧するレギュレータと、ガスボンベにより供給す
る消火ガスの圧力が低下し、所定圧力になった場合にガ
ス配管に加圧空気をバックアップ供給するコンプレッサ
設備とを備えたことを特徴とする。
プ設備から消火配管を流水検知装置を介して警戒区域に
配管して閉鎖型のスプリンクラーヘッドを接続し、前記
流水検知装置の一次側の消火配管に消火水を充水し二次
側の消火配管に消火水を充水しない乾式設備や予作動式
設備などのスプリンクラー消火設備において、流水検知
装置の二次側の消火配管に、消火ガスを供給充填する消
火ガス充填装置を設け、消火ガス充填装置は、消火ガス
を充填したガスボンベと、ガスボンベに充填された消火
ガスを流水検知装置の二次側の消火配管に供給するガス
配管と、ガス配管により供給する消火ガスの圧力を所定
値に調圧するレギュレータと、ガスボンベにより供給す
る消火ガスの圧力が低下し、所定圧力になった場合にガ
ス配管に加圧空気をバックアップ供給するコンプレッサ
設備とを備えたことを特徴とする。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】このように、通常監視時、流水検知装置の
二次側の配管に、酸素を含まない消火ガスを充填してい
るため、配管の腐食の原因である酸素を流水検知装置の
二次側配管内から完全に遮断することができる。また、
火災発生によるスプリンクラーヘッド作動時にはヘッド
から消火ガスが室内に流れ込むことで、消火水がスプリ
ンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内での火
災の拡大を抑制することができる。 そして、ガスボンベ
により供給する消火ガスの圧力が低下した場合に、ガス
配管コンプレッサ設備により加圧空気を供給してバック
アップすることができる。
二次側の配管に、酸素を含まない消火ガスを充填してい
るため、配管の腐食の原因である酸素を流水検知装置の
二次側配管内から完全に遮断することができる。また、
火災発生によるスプリンクラーヘッド作動時にはヘッド
から消火ガスが室内に流れ込むことで、消火水がスプリ
ンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内での火
災の拡大を抑制することができる。 そして、ガスボンベ
により供給する消火ガスの圧力が低下した場合に、ガス
配管コンプレッサ設備により加圧空気を供給してバック
アップすることができる。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】また本発明は、消火ガス充填装置を設け、
その消火ガス充填装置は、消火ガスを充填したガスボン
ベと、ガスボンベに充填された消火ガスを流水検知装置
の二次側の消火配管に供給するガス配管と、ガス配管に
より供給する消火ガスの圧力を所定値に調圧するレギュ
レータと、消火ガスを充填した予備ガスボンベと、ガス
ボンベにより供給する消火ガスの圧力が低下し、所定圧
力になった場合にガス配管に予備ガスボンベに充填され
た消火ガスをバックアップ供給するよう制御するガスボ
ンベ切替装置とを備えたことを特徴とする。
その消火ガス充填装置は、消火ガスを充填したガスボン
ベと、ガスボンベに充填された消火ガスを流水検知装置
の二次側の消火配管に供給するガス配管と、ガス配管に
より供給する消火ガスの圧力を所定値に調圧するレギュ
レータと、消火ガスを充填した予備ガスボンベと、ガス
ボンベにより供給する消火ガスの圧力が低下し、所定圧
力になった場合にガス配管に予備ガスボンベに充填され
た消火ガスをバックアップ供給するよう制御するガスボ
ンベ切替装置とを備えたことを特徴とする。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】このため、消火ガスの圧力が低下した場合
予備ガスボンベから消火ガスが充填されてバックアップ
される。
予備ガスボンベから消火ガスが充填されてバックアップ
される。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は予作動式設備を例にとって
本発明のスプリンクラー消火設備の一実施形態を示した
ものである。
本発明のスプリンクラー消火設備の一実施形態を示した
ものである。
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】図１において、建物の地階等には消火ポン
プ１が設置され、消火ポンプ１はモータ２により回転駆
動される。モータ２はポンプ制御盤３により起動停止が
行われる。消火ポンプ１の吸込管は水源水槽４に立ち下
げられている。消火ポンプ１の吐出側は消火配管５に接
続され、消火配管５は建物の垂直方向に立ち下がってお
り、屋上等に設置された補助高架水槽１４を接続してい
る。
プ１が設置され、消火ポンプ１はモータ２により回転駆
動される。モータ２はポンプ制御盤３により起動停止が
行われる。消火ポンプ１の吸込管は水源水槽４に立ち下
げられている。消火ポンプ１の吐出側は消火配管５に接
続され、消火配管５は建物の垂直方向に立ち下がってお
り、屋上等に設置された補助高架水槽１４を接続してい
る。
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００４０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００４０】また、火災発生によるスプリンクラーヘッ
ドの作動時には消火ガスが室内に吹き出すことで消火用
スプリンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内
での火災の拡大を抑制することができる。また、流水検
知装置二次側の消火配管に充填される消火ガスの圧力が
低下した場合でも予備系統の装置から加圧空気または消
火ガスを補充することで、消火配管内の充填圧力が低下
してしまうことを防止できる。
ドの作動時には消火ガスが室内に吹き出すことで消火用
スプリンクラーヘッドから放水されるまでの期間、室内
での火災の拡大を抑制することができる。また、流水検
知装置二次側の消火配管に充填される消火ガスの圧力が
低下した場合でも予備系統の装置から加圧空気または消
火ガスを補充することで、消火配管内の充填圧力が低下
してしまうことを防止できる。
Claims (7)
- 【請求項１】消火ポンプ設備から消火配管を流水検知装
置を介して警戒区域に配管してスプリンクラーヘッドを
接続し、前記流水検知装置の一次側の消火配管に消火水
を充水し二次側の消火配管に消火水を充水しない乾式設
備や予作動式設備などのスプリンクラー消火設備に於い
て、 前記流水検知装置の二次側の消火配管に、消火ガスを充
填する消火ガス充填装置を設けたことを特徴とするスプ
リンクラー消火設備。 - 【請求項２】請求項１記載のスプリンクラー消火設備に
於いて、前記消火ガス充填装置は、 消火ガスを充填したガスボンベと、 前記ガスボンベからの消火ガスを前記流水検知装置の二
次側の消火配管に供給するガス配管と、 前記ガス配管により供給する消火ガスの圧力を所定値に
調圧するレギュレータと、 を備えたことを特徴とするスプリンクラー消火設備。 - 【請求項３】請求項１記載のスプリンクラー消火設備に
於いて、前記消火ガス充填装置は、 消火ガスを充填したガスボンベと、 前記ガスボンベからの消火ガスを前記流水検知装置の二
次側の消火配管に供給するガス配管と、 前記ガス配管により供給する消火ガスの圧力を所定値に
調圧するレギュレータと、 前記ガスボンベにより供給する消火ガスの圧力が低下
し、所定圧力になった場合に前記ガス配管に加圧空気を
供給してバックアップするコンプレッサ設備と、を設け
たことを特徴とするスプリンクラー消火設備。 - 【請求項４】請求項１記載のスプリンクラー消火設備に
於いて、前記消火ガス充填装置は、 消火ガスを充填したガスボンベと、 前記ガスボンベからの消火ガスを前記流水検知装置の二
次側の消火配管に供給するガス配管と、 前記ガス配管により供給する消火ガスの圧力を所定値に
調圧するレギュレータと、 前記ガスボンベにより供給する消火ガスの圧力が低下
し、所定圧力になった場合に前記ガス配管に消火ガスを
供給してバックアップする消火ガス発生装置と、を設け
たことを特徴とするスプリンクラー消火設備。 - 【請求項５】請求項１記載のスプリンクラー消火設備に
於いて、前記消火ガス充填装置は、 消火ガスを充填したガスボンベと、 前記ガスボンベからの消火ガスを前記流水検知装置の二
次側の消火配管に供給するガス配管と、 前記ガス配管により供給する消火ガスの圧力を所定値に
調圧するレギュレータと、 前記ガスボンベにより供給する消火ガスの圧力が低下
し、所定圧力になった場合に前記ガス配管に消火ガスを
供給してバックアップする予備ガスボンベを設けたこと
を特徴とするスプリンクラー消火設備。 - 【請求項６】請求項２乃至４項のいずれかに記載のスプ
リンクラー消火設備に於いて、前記消火ガスボンベの消
火ガスの充填量の減少を検出する圧力スイッチを設け、
該圧力スイッチの検出信号によりボンベ充填量の減少を
警報させることを特徴とするスプリンクラー消火設備。 - 【請求項７】請求項１乃至６のいずれかに記載のスプリ
ンクラー消火設備に於いて、前記消火ガスは、窒素、二
酸化炭素、アルゴン、ヘリウム等の単体不活性ガスまた
はこれらの混合ガスであることを特徴とするスプリンク
ラー消火設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP279898A JP2912892B1 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | スプリンクラー消火設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP279898A JP2912892B1 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | スプリンクラー消火設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2912892B1 JP2912892B1 (ja) | 1999-06-28 |
| JPH11197265A true JPH11197265A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11539404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP279898A Expired - Lifetime JP2912892B1 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | スプリンクラー消火設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2912892B1 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002248179A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-03 | Kajima Corp | 防火区画形成システム |
| WO2011115149A1 (ja) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | 川崎重工業株式会社 | エンジン発電装置 |
| JP2011212181A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Nohmi Bosai Ltd | スプリンクラ消火設備 |
| JP2013000545A (ja) * | 2011-06-10 | 2013-01-07 | Hiroshi Inoue | 直結給水予作動式スプリンクラー消火設備装置 |
| JP2014528322A (ja) * | 2011-10-06 | 2014-10-27 | アライアント・テクシステムズ・インコーポレーテッドＡｌｌｉａｎｔ Ｔｅｃｈｓｙｓｔｅｍｓ Ｉｎｃ． | 液体増強式、ガス発生式消火システムおよび関連の方法 |
| JP2016168410A (ja) * | 2016-06-27 | 2016-09-23 | オーバイタル・エイティーケイ・インコーポレイテッド | 液体増強式、ガス発生式消火システムおよび関連の方法 |
| JP2017023386A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 能美防災株式会社 | 消火設備 |
| US9682259B2 (en) | 2011-10-06 | 2017-06-20 | Orbital Atk, Inc. | Fire suppression systems and methods of suppressing a fire |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109459997B (zh) * | 2018-12-28 | 2024-02-09 | 中国电力工程顾问集团西北电力设计院有限公司 | 一种组合式发电厂防火防爆吹扫系统及控制方法 |
-
1998
- 1998-01-09 JP JP279898A patent/JP2912892B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002248179A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-03 | Kajima Corp | 防火区画形成システム |
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| JP2011214570A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-27 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジン発電装置 |
| US8686577B2 (en) | 2010-03-17 | 2014-04-01 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine generator |
| JP2011212181A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Nohmi Bosai Ltd | スプリンクラ消火設備 |
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| US9682259B2 (en) | 2011-10-06 | 2017-06-20 | Orbital Atk, Inc. | Fire suppression systems and methods of suppressing a fire |
| JP2017023386A (ja) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 能美防災株式会社 | 消火設備 |
| JP2016168410A (ja) * | 2016-06-27 | 2016-09-23 | オーバイタル・エイティーケイ・インコーポレイテッド | 液体増強式、ガス発生式消火システムおよび関連の方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2912892B1 (ja) | 1999-06-28 |
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