JPH11197258A - 放射線治療装置 - Google Patents

放射線治療装置

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JPH11197258A
JPH11197258A JP571298A JP571298A JPH11197258A JP H11197258 A JPH11197258 A JP H11197258A JP 571298 A JP571298 A JP 571298A JP 571298 A JP571298 A JP 571298A JP H11197258 A JPH11197258 A JP H11197258A
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Masaharu Tsuchiya
昌晴 土谷
Nobuyuki Kanematsu
伸幸 兼松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビームライン制御機器を自動設定し各機器の
調整時間の短縮化を図り、効率的な放射線治療装置を得
る。 【解決手段】 患者コリメータ195、ボーラス197
等を有し、放射線が照射される領域を設定するビームラ
イン制御手段109と、CT画像等の患者データを格納
する画像データ格納手段102と、この患者データに基
づいてビームライン制御手段の設定パラメータを演算す
る治療計画計算手段101と、この設定パラメータをビ
ームライン制御手段に設定する機器制御手段108とを
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は放射線が照射され
る領域を設定するビームライン制御機器を短時間に正確
に設定し、必要な放射線治療を効率的に行う機能を有す
る放射線治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放射線治療装置として陽子線を加
速して放射線を発生する陽子線治療装置の例を特公平7
−32806号公報の陽子線治療装置に基づいて説明す
る。
【0003】陽子加速器10、ビーム輸送系12、中エ
ネルギビーム輸送系16の構成を図20と図21に示
す。図21は図20のビーム輸送系a−a方向から見た
図である。陽子加速器10は6角形のシンクロトロンか
らなり、高周波加速部14を有している。陽子を深部の
治療領域に到達させて治療を行うには、所要のビーム強
度の陽子を所要のエネルギまで加速しなければならな
い。例えば体内32cmの深さに陽子を到達させるに
は、230MeVのエネルギが必要となる。このような
エネルギまで陽子を加速する本従来例に於ける手順を以
下に説明する。
【0004】照射制御装置34の具体的な詳細構成を図
22に示す。図示の照射制御装置34は、第一治療室2
4に上下垂直及び水平の3組の照射制御装置を設置した
場合において、垂直上方向ビーム輸送系18からのビー
ムを制御する垂直上方向の装置についての詳細な構成を
示した。垂直下方向ビーム輸送系20のビームと水平方
向ビーム輸送系28のビームを制御する他の2組につい
ても同様の構成となる。この他の2組は参照符号70、
72により示されている。
【0005】各照射制御装置の中心軸に治療領域を一致
させるように、中央の治療台36上に患者38を固定す
る。その位置の確認は同軸上にX線管39およびイメー
ジインテンシファイア(I.I.)40を移動させて行う。陽
子線の照射野形成は、細束陽子線を走査用電磁石42で
走査し、また、一次散乱体44により拡大し、リングス
トッパ46にて、照射位置にほぼ均一強度の20×20
cm以上の分布を形成することによりなされる。患者表
面の照射野形成のビームの広がりの確認は光照射野ミラ
ー80によりなされる。ビーム軸方向の飛程調整は、エ
ネルギ微調器48によって所要の体内飛程に対応するエ
ネルギに減弱させ、線量ピーク幅が治療領域厚に合致す
るようにリッジフィルタ50を選択して、その幅を拡大
する。また、患者体表面及び治療領域の形状、体内の不
均質治療領域の深度に対応させて陽子線のエネルギ調整
を行うためにボーラス82が設けられている。
【0006】ボーラス82の厚みは各位置によって変化
していて、その各位置を介して陽子線を通過させること
により、陽子線のエネルギを吸収する。治療領域形状に
一致するようにブロックコリメータ52の形状及び最終
コリメータ54の形状を調整する。リッジフィルタ50
とエネルギ微調器48との間にはモニタ電離箱90が設
けられている。このモニタ電離箱90は、線量監視部の
一部として機能し、その出力電流に対応した量の積算値
が予定線量に対応したプリセット値を越えると、照射停
止信号が発生され、陽子線照射が停止される。これらの
制御は電算機(図示せず)によりなされる。尚、陽子線の
照射を行わない治療室の安全確保のためにシャッタ機構
84と遮蔽ブロック86が設けられている。また、この
照射装置に設けられた上記各エレメントの配置状態、条
件等は患者38の状態によって調整される。手動によっ
てもこの調整は可能であるが、患者のデータに基づき電
算機により自動的に調整される方が好ましい。
【0007】シンクロトロンを6角形にすると、例えば
4角形の物に比べて高性能の強収束型の設計が容易とな
り、かつ直線部が増えることにより多様なビーム取り出
しが可能となる。ビーム輸送系12は、垂直上方向ビー
ム輸送系18、垂直下方向ビーム輸送系20と水平方向
ビーム輸送系28とを具備している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の陽
子線治療装置では、放射線を照射するには各ビームライ
ン制御機器を個別に調整しなければならず、治療の為の
準備時間が多くかかるという問題があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ビームライン制御機器を自動設
定し各機器の調整時間の短縮化を図り、効率的な放射線
治療装置を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射線治
療装置は、患者コリメータ、ボーラス等を有し、放射線
が照射される領域を設定するビームライン制御手段と、
CT画像等の患者データを格納する画像データ格納手段
と、この患者データに基づいて前記ビームライン制御手
段の設定パラメータを演算する治療計画計算手段と、こ
の設定パラメータを前記ビームライン制御手段に設定す
る機器制御手段とを備えたものである。
【0011】また、ビームライン制御手段に設定された
設定値を設定パラメータと照合して前記ビームライン制
御手段が正しく設定されたかどうか認識する治療制御計
算手段を備えたものである。
【0012】また、ビームライン制御手段を遠隔で設定
する遠隔制御手段を備えたものである。
【0013】また、治療計画計算手段は画像データ格納
手段に格納された患者データに基づいて患者コリメータ
の形状を演算し、この形状に合わせて前記患者コリメー
タを製作する患者コリメータ工作手段を備えたものであ
る。
【0014】また、治療計画計算手段は画像データ格納
手段に格納された患者データに基づいてボーラスの形状
を演算し、この形状に合わせて前記ボーラスを製作する
ボーラス工作手段を備えたものである。
【0015】また、ボーラスの素材を柔軟な材質とし、
ボーラス加工、使用後にボーラスはボーラス工作手段に
より加工前の形状に回復させるものである。
【0016】また、患者コリメータを複数用意してお
き、治療計画計算手段は画像データ格納手段に格納され
た患者データに基づいてボーラスの形状を演算し、この
形状に最も近い形状の患者コリメータを選択する手段を
備えたものである。
【0017】また、患者の体輪郭をX線CT画像から抽
出する手段と、撮影されたX線CT画像を3次元物体と
してとらえ、体輪郭の周囲を結び2次元的に表示したも
のを、各スライス間を結んで体輪郭を3次元的に表現
し、治療台の患者固定部を加工する手段を備えたもので
ある。
【0018】また、治療計画計算手段は画像データ格納
手段に格納された患者データに基づいて治療台の患者固
定部の形状を演算し、この形状に合わせて前記患者固定
部を製作する患者固定部加工手段を備えたものである。
【0019】また、治療台の患者固定部の素材は所定の
処理により、柔軟な材質となり、処理後に元の硬度を回
復する素材とし、患者固定部加工を前記素材が所定の処
理中に行なうものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態によ
る放射線治療装置を示す概略構成図である。図2は図1
の放射線治療装置のビームライン制御機器を示す分解斜
視図である。
【0021】実施の形態1.この発明の実施の形態1を
図について説明する。図1において、100は治療計画
装置を示し、101の治療計画計算機と102の画像フ
ァイルサーバから構成され、113は治療制御装置を示
し、106は照射管理計算機、107は治療制御計算
機、108は機器制御装置、109はビームライン制御
機器、110は患者データファイルサーバ、111は線
量分布測定装置から構成され、114は患者コリメータ
/ボーラス工作装置を示し、103のCAD/CAM、
104の患者コリメータ工作機械、105のボーラス工
作機械から構成される。112は各装置をネットワーク
接続するLANを示す。
【0022】また、図2において、190はビームを発
生するビーム線源、191はビームを円周方向に拡散す
るワブラー電磁石、192はビームを平坦に散乱させる
散乱体、193はビームの奥行き方向の有効範囲(ブラ
ッグピークと呼ぶ)を決めるリッジフィルタ、194は
ビームの体内での到達距離を決めるレンジシフタ、19
5はビームを円周方向に遮断する患者コリメータ、19
6は患部の形状に合わせて余分なビームをカットする多
葉コリメータ、197は患部の奥行き形状に沿ってビー
ムを止めるボーラスを示す。198は体表面、199は
患部を示す。
【0023】以下、各ビームライン機器の設定パラメー
タの計算方法について記述する。ワブラ電磁石につい
て、図について説明する。図3において、201は患部
の形状を示し、202は患部の横方向の幅Wx、203
は患部の縦方向の幅Wy、204はX軸方向の電流とY
軸方向の電流の位相差を示す。ワブラ電磁石はワブラ電
磁石を通過するビームに回転磁場を与えることにより、
ビームを患部の大きさを包含するように円周方向に拡散
するものである。ワブラ電磁石の設定パラメータはX方
向の電流、Y方向の電流とX、Yの位相差である。X方
向の電流は患部201の形状のWx202から、Y方向
の電流はWy203から、位相差204は患部201の
傾きから求め、左右対称の場合は90度である。
【0024】次に散乱体について、図4について説明す
る。図4において、205はワブラ電磁石での拡散結果
であり、206はワブラ電磁石の拡散結果のビームプロ
ファイル、207は散乱体装置での散乱結果のビームプ
ロファイルを示す。図に示すようにワブラ電磁石はビー
ムを円周方向に拡散するものであり、ビーム自身の径は
変わらない。散乱体装置はこのビームを平坦に散乱させ
るものである。散乱体の設定パラメータは散乱体の厚さ
と材質である。これはビームのエネルギーの強さと、患
部の大きさから決まる照射野の大きさから求める。散乱
体装置は複数の散乱体を装着することができ、散乱体の
種類を示すIDを指定することにより、治療に使用する
散乱体を選択する構造になっている。
【0025】次にリッジフィルタについて、図5につい
て説明する。図5において211はビーム方向を示し、
212は体輪郭、213は患部、214は患部を通過す
るビームのプロファイルを示す。リッジフィルタ装置の
設定パラメータはリッジフィルタの形状と材質である。
これはビームのエネルギーの強さと、患部の奥行きの寸
法から求める。リッジフィルタ装置は複数のリッジフィ
ルタを装着することができ、リッジフィルタのIDを指
定することにより、治療に使用するリッジフィルタを選
択する構造になっている。
【0026】次にレンジシフタについて、図6について
説明する。図6において211はビームの到達距離を示
す。レンジシフタの設定パラメータはレンジシフタの厚
さと材質である。これはビームのエネルギーの強さと、
体表面から患部の最深部までの距離から求める。レンジ
シフタ装置は複数のレンジシフタを装着することがで
き、レンジシフタのIDを指定することにより、治療に
使用するレンジシフタを選択する構造になっている。
【0027】次に多葉コリメータについて、図7につい
て説明する。図7において225は多葉コリメータ装置
を示す。多葉コリメータの設定パラメータはリーフの開
度と回転角度である。これは患部の大きさから決まる照
射野の大きさから求める。
【0028】次に患者コリメータについて、図8につい
て説明する。図8において241は患者コリメータ装置
を示す。患者コリメータの設定するパラメータは患者コ
リメータの加工形状である。これは患部の大きさから決
まる照射野の大きさで決まる。患者コリメータ装置は患
者毎に異なり、治療を開始するまでに患者コリメータ加
工装置により加工する。患者コリメータには患者を識別
するIDを設定し、治療に使用する患者コリメータを選
択する構造になっている。
【0029】次にボーラスについて、図9について説明
する。図9において251はボーラス装置を示す。ボー
ラス装置の設定パラメータはボーラスの加工形状であ
る。これは患部の大きさで決まる照射野の大きさとビー
ム方向から見た患部の奥行き形状から求める。ボーラス
装置は患者毎に異なり、治療を開始するまでにボーラス
加工装置により加工する。ボーラスには患者を識別する
IDを設定し、治療に使用するバーラスを選択する構造
になっている。以上のように、各ビームライン機器の設
定パラメータが計算される。
【0030】ここで、この実施の形態による放射線治療
装置の動作を説明する。治療計画計算機101は画像フ
ァイルサーバ102からCT画像等の患者データを読み
治療計画を立て、出力結果として各ビームライン制御機
器の設定パラメータを以上に述べた方法に基づいて計算
し、患者データファイルサーバ110に出力結果を転送
する。
【0031】このビームライン制御機器の設定パラメー
タは、患者が治療室に入室した時点で患者ID番号をキ
ーとして治療制御計算機107が患者データファイルサ
ーバから読み出し、機器制御装置108を経由してビー
ムライン制御機器109に送り、各ビームライン制御機
器がその値に自動設定する。ビームライン制御機器の実
際に設定された値は逆方向にビームライン制御機器10
9から機器制御手段108を経由して治療制御計算機1
07に送られ、設定値と照合してビームライン機器が正
しく設定されたかどうか確認する。以上により、治療計
画計算機101で計算したビームライン制御機器109
の設定パラメータを利用して、ビームライン制御機器1
09に対して設定パラメータを自動的に設定できるの
で、短時間に治療計画に基づいた照射が可能になり治療
効率が上がる効果がある。
【0032】実施の形態2.図10はこの発明の実施の
形態2による放射線治療装置の治療制御装置を示す概略
構成図である。図10において320はビームライン機
器遠隔制御盤を示し、321はビームライン機器モニタ
装置を示し、322は機器制御シーケンサを示し、32
3はビームライン機器現場制御盤を示す。
【0033】ビームライン制御機器309は実施の形態
1で述べたビームライン制御機器109と同じように動
作し、治療制御計算機307のからの指示により自動設
定されるが、ビームライン機器遠隔制御盤320を使っ
てその設定値を遠隔で変更することができる。現在の設
定されている値はビームライン機器モニタ装置321の
指示により機器制御シーケンサ322、機器制御装置3
08、治療制御計算機307を経由して読み取りビーム
ライン機器モニタ装置321に表示する。この値を変更
したい場合は、ビームライン機器遠隔制御盤320を使
って設定したい値を入力することのより、治療制御計算
機307、機器制御装置308、機器制御シーケンサ3
22を経由してビームライン制御機器309を設定値に
動かす。移動中はビームライン制御機器309の現在値
をリアルタイムで機器制御シーケンサ322、機器制御
装置308、治療制御計算機307を経由してビームラ
イン機器モニタ装置321に表示する。設定値になると
移動を停止する。途中で移動を停止する場合は、ビーム
ライン機器遠隔制御盤320からの停止ボタンを押下す
ることにより、設定値の途中で停止し、現在値をビーム
ライン機器モニタ装置321に表示する。
【0034】上記は遠隔制御盤から設定する方法を述べ
たが、治療室に設置するビームライン機器現場制御盤3
23を使って設定することも可能である。以上により、
治療室に入ることなしにビームライン制御機器309の
設定が、短時間に設定できることになり安全で正確な照
射が可能になり治療効率が上がる。
【0035】実施の形態3.この発明の実施の形態3を
図1、図11、図12について説明する。図1におい
て、101は治療計画計算機、102は画像ファイルサ
ーバ、103はCAD/CAM、104は患者コリメー
タ工作機械を示す。治療計画を行うためのCT画像等の
患者データは画像ファイルサーバ102に格納され、治
療計画計算機101が治療計画を立てる患者のデータを
読み出す。治療計画計算機101は治療制御装置113
を動かす装置パラメータを計算するだけでなく、患者コ
リメータ/ボーラス工作装置114の加工用データも計
算する。
【0036】図11において、330は患部の形状を示
し、331は患者コリメータを、332は体輪郭を、3
33はビーム照射方向を、334は患者コリメータ加工
穴を示す。図12において、335は患者コリメータの
形状の画面表示例を示し、334は患者コリメータ加工
穴を示し、336はマウスポインティング位置を示す。
患者コリメータ331は患部以外の部分に当たるビーム
を遮断するものであり、ビームの照射方向から見て患部
330の外周に合わせてくり貫かれる。この患者コリメ
ータの形状は患部の外周に合わせて計算され、このとき
患部330の外周と患者コリメータ外周331の隙間
(マージン)を指定することができるようになってい
る。
【0037】このようにして計算した患者コリメータ加
工穴334は図12に示すように3次元表示され、拡
大、圧縮、回転してあらゆる方向から形状を確認するこ
とができる。さらに、この患者コリメータ加工穴334
の形状を変更することが可能である。変更したい位置を
患者コリメータ加工穴334の外周上にマウスポインテ
ィング位置336で指定して、その位置を上下左右に動
かすことにより患者コリメータの形状を変更する。
【0038】このようにして決定した患者コリメータの
形状は図1のCAD/CAM103で患者コリメータ工
作機械104のデータに変換したあと、患者コリメータ
工作機械104に送られ実際に加工される。以上によ
り、患者コリメータ331を自動的に、正確に短時間に
加工できることになり治療準備期間を短縮し、正確な照
射が可能になり治療効率が上がる。
【0039】実施の形態4.この発明の実施の形態4を
図1、図13、図14について説明する。図13におい
て330は患部を示し、341はボーラスを、344は
ボーラス加工穴を示す。図14において、345はボー
ラス形状の画面表示例を示し、341はボーラス、34
4はボーラス加工穴の形状、346はマウスポインティ
ング位置を示す。図13においてボーラス341はビー
ムの照射方向の奥行き方向のビーム到達距離をコントロ
ールするものであり、患部330の奥行きの形状に合わ
せて計算される。このときに、ビームの奥行き方向の到
達距離と実際の患部の深さの隙間(マージン)を指定す
ることができる。このようにして計算したボーラス加工
穴344は図14に示すように3次元表示され、拡大、
圧縮、回転してあらゆる方向から形状を確認することが
できる。
【0040】さらに、このボーラスの形状を変更するこ
とが、可能であり、変更したい位置でボーラス加工穴3
44の表面上をマウスポインティング位置346で指定
して、その位置を上下左右に動かすことによりボーラス
の形状を変更する。このようにして決定したボーラス加
工穴の形状は図1のCAD/CAM103でボーラス工
作機械105のデータに変換したあと、ボーラス工作機
械105に送られ実際に加工される。以上により、ボー
ラス341を自動的に、正確に短時間に加工できること
になり正確な照射が可能になり治療効率が上がる。
【0041】実施の形態5.この発明の実施の形態5を
図1、図15について説明する。図15において355
はボーラス取り付け装置を示し、350はボーラス素材
を示し、351はボーラス加工具を示し、354はボー
ラス加工具駆動装置を示し、352はボーラス加工穴を
示し、353は350ボーラス素材を支える側板を示
す。図1において治療計画計算機101がボーラス加工
形状を計算し、そのデータは治療制御計算機107と機
器制御計算機108を経由してビームライン制御機器1
09のボーラス取り付け装置に送られる。
【0042】図15においてボーラス取り付け装置35
5はボーラス加工具駆動装置354が取り付けられ、ボ
ーラス加工具駆動装置にはボーラス加工具351が装着
されており、送られたビーム形状のデータに従ってボー
ラス素材350を押し付けボーラス加工穴352を作
る。ボーラス素材350は柔らかい材質であり最初の形
状は直方体である。ボーラス加工具351で押さえるこ
とによりその部分が押し付けられボーラス形状を形成す
る。押し付けられた分だけボーラス素材は膨らむがこの
分側板353が膨らみ吸収する。この状態で治療を行
い、治療が終わった後に側板353を両方から押しつ
け、ボーラス加工具351で表面を地ならしすることに
より初期の形状に戻し、次の治療に再利用する。従っ
て、治療の度に、ボーラスを持ち運ぶことなしに取り付
けたまま治療を行うことができ、さらに治療効率が上が
る。
【0043】実施の形態6.この発明の実施の形態6を
図1、図16、図17について説明する。図16におい
て360は患者コリメータ取り付け装置を示し、361
は患者コリメータ1を示し、362は患者コリメータn
を示し、363は患者コリメータ回転機構を示し、36
4はビーム照射方向を示す。患者コリメータ361の開
口部は最も小さく、患者コリメータ362の開口部は最
も大きい、その他中間の大きさ患者コリメータを数種類
を準備しておき、患者コリメータ回転機構363により
いずれかの患者コリメータをビーム照射方向364に設
定する。
【0044】図1において治療計画計算機101が患者
コリメータ形状を計算し、その形状に最も近い大きさの
患者コリメータの選択指示が治療制御計算機107と機
器制御計算機108を経由してビームライン制御機器1
09の患者コリメータ取り付け装置に送られる。図16
において、患者コリメータ取り付け装置360は患者コ
リメータ回転機構363に指示を出し、指定された患者
コリメータ選択指示のコリメータを選択し、ビーム照射
方向364に設定する。
【0045】図17において365は患者コリメータ保
管庫を示し、366は患者コリメータ取り付け装置を示
し、367は患者コリメータ取り付け装置に取り付けら
れた患者コリメータを示す。患者コリメータの選択指示
が患者コリメータ取り付け装置366に送られるところ
までは図16と同様である。次に患者コリメータ取り付
け装置366は患者コリメータ保管庫365から指示さ
れた患者コリメータをピックアップして患者コリメータ
取り付け装置に取り付ける。その状態で治療を行い、治
療が終了した時点で患者コリメータ361を患者コリメ
ータ保管庫365に返す。以上により、数種類の形状の
患者コリメータを準備しておき、治療計画データに従っ
た患者コリメータを自動的に選択装着して、患者コリメ
ータを持ち運ぶことなしに取り付けたまま治療を行うも
のであり、さらに治療効率が上がる。
【0046】実施の形態7.この発明の実施の形態7を
図18について説明する。図18において、370はX
線CT画像の各スライスを示し、371はX線CT画像
上の各スライスで抽出した体輪郭を示し、372は各ス
ライス370の体輪郭をもとに生成した3次元表示の体
輪郭を示し、373は患者を固定する患者固定具を示
す。X線CT画像370から体外(空気)のCT値(空
気のCT値はー1000)と体内のCT値(水のCT値
と等価で1)の差が大きいので、体表面371(体輪
郭)はCT値の変化点をなぞっていくことにより抽出す
るのは容易である。
【0047】この体輪郭371をワイヤフレームで表示
し滑らかにワイヤフレーム間を結んで体輪郭372を3
次元的に表現する。この体輪郭372の表面に接する形
状に患者固定具を加工することにより、患者の体輪郭に
合った患者固定具373を作成する。患者固定具373
の加工方法はFAXの感熱紙の原理で熱可塑性の樹脂を
加工する方法や、望遠鏡の鏡面を補正するアクチュエー
タを多数配置して樹脂板の上下から一斉に挟み込んで整
形する方法がある。以上により、精度の高い患者固定具
373が短時間に作成でき、短時間に治療効果の高い照
射が実施できる効果がある。
【0048】実施の形態8.この発明の実施の形態8を
図1、図19について説明する。図8において380は
治療台を示し、381は患者固定具素材を示し、382
は患者固定具加工器を示し、383は患者固定具加工器
駆動装置を示し、384は患者固定具加工形状を示し、
385は治療台側板を示す。図1において治療計画計算
機101が体輪郭の形状を計算し、そのデータは治療制
御計算機107と機器制御計算機108を経由してビー
ムライン制御機器109の治療台に送られる。
【0049】図19において治療台380には患者固定
具加工器駆動装置383が取り付けられ、患者固定具加
工器382が装着されており、送られたデータに従って
患者固定具素材381を押し付け患者固定具384の加
工形状を作る。患者固定具素材380は熱風を吹きかけ
ることにより軟らかくなり、常温では固まる性質の材質
であり最初の形状は直方体である。加工する場合、熱風
を吹きかけ軟らかくしたのち、患者固定具加工器382
で押さえることによりその部分が押し付けられ体輪郭の
形状を作り、冷風をかけることにより固める。この状態
で治療を実施し、治療が終わった後に熱風を吹きかけ、
患者固定具加工器382で地ならしすることにより初期
の形状に戻し、次の治療に再利用する。従って、治療の
度に治療台で患者固定具を作成し、患者固定具を持ち運
ぶことなしに取り付けたまま治療を行うものであり、さ
らに治療効率が上がる。
【0050】実施の形態7は別に製造した患者固定具を
保管しておき、患者が治療を行う度にその患者の固定具
を取り出し治療台に取り付け治療を行うものであるが、
本実施の形態は治療の度に治療台で患者固定具を作成
し、患者固定具を持ち運ぶことなしに取り付けたまま治
療を行うものである。
【0051】上記実施の形態では陽子線の場合について
記述したが、電子線・中間子線・中性子線・X線・重粒
子線等の場合でも同様の効果を有する。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、患者
コリメータ、ボーラス等を有し、放射線が照射される領
域を設定するビームライン制御手段と、CT画像等の患
者データを格納する画像データ格納手段と、この患者デ
ータに基づいて患者コリメータ、ボーラス等を有し、放
射線が照射される領域を設定するビームライン制御手段
と、CT画像等の患者データを格納する画像データ格納
手段と、この患者データに基づいて前記ビームライン制
御手段の設定パラメータを演算する治療計画計算手段
と、この設定パラメータを前記ビームライン制御手段に
設定する機器制御手段とを備えたことにより、治療計画
計算手段で計算したビームライン制御手段の設定パラメ
ータを利用して、ビームライン制御手段に対して設定パ
ラメータを自動的に設定できるので、短時間に治療計画
に基づいた照射が可能になり治療効率が上がる効果があ
る。
【0053】また、ビームライン制御手段に設定された
設定値を設定パラメータと照合する治療制御計算手段を
備えたことにより、ビームライン制御手段が正しく設定
されたかどうか認識することができる。
【0054】また、ビームライン制御手段を遠隔で設定
する遠隔制御手段を備えたことにより、治療室に入るこ
となしに設定できるので短時間に設定できることになり
安全で正確な照射が可能になり治療効率が上がる。
【0055】また、治療計画計算手段は画像データ格納
手段に格納された患者データに基づいて患者コリメータ
の形状を演算し、この形状に合わせて患者コリメータを
製作する患者コリメータ工作手段を備えたことにより、
患者コリメータを自動的に、正確に短時間に加工できる
ことになり治療準備期間を短縮し、正確な照射が可能に
なり治療効率が上がる。
【0056】また、治療計画計算手段は画像データ格納
手段に格納された患者データに基づいてボーラスの形状
を演算し、この形状に合わせてボーラスを製作するボー
ラス工作手段を備えたことにより、ボーラスを自動的
に、正確に短時間に加工できることになり正確な照射が
可能になり治療効率が上がる。
【0057】上記発明ではボーラス工作手段で製造した
ボーラスを保管しておき、患者の治療を行う度にその患
者のボーラスを取り出しボーラス取り付け装置に取り付
け治療を行うものであるが、この発明ではボーラスの素
材を柔軟な材質とし、ボーラス加工、使用後にボーラス
はボーラス工作手段により加工前の形状に回復させるこ
とにより、治療の度に、ボーラスを持ち運ぶことなしに
取り付けたまま治療を行うことができ、さらに治療効率
が上がる。
【0058】また、患者コリメータを複数用意してお
き、治療計画計算手段は画像データ格納手段に格納され
た患者データに基づいてボーラスの形状を演算し、この
形状に最も近い形状の患者コリメータを選択する手段を
備えたことにより、数種類の形状の患者コリメータを準
備しておき、治療計画データに従った患者コリメータを
自動的に選択装着して、患者コリメータを持ち運ぶこと
なしに取り付けたまま治療を行うものであり、さらに治
療効率が上がる。
【0059】また、患者の体輪郭をX線CT画像から抽
出する手段と、撮影されたX線CT画像を3次元物体と
してとらえ、体輪郭の周囲を結び2次元的に表示したも
のを、各スライス間を結んで体輪郭を3次元的に表現
し、治療台の患者固定部を加工する手段を備えたことに
より、精度の高い患者固定部が短時間に作成でき、短時
間に治療効果の高い照射が実施できる効果がある。
【0060】また、治療計画計算手段は画像データ格納
手段に格納された患者データに基づいて治療台の患者固
定部の形状を演算し、この形状に合わせて患者固定部を
製作する患者固定部加工手段を備えたことにより、患者
固定部を自動的に、正確に短時間に加工できることにな
り正確な照射が可能になり治療効率が上がる。
【0061】また、治療台の患者固定部の素材は所定の
処理により、柔軟な材質となり、処理後に元の硬度を回
復する素材とし、患者固定部加工を前記素材が所定の処
理中に行なうことにより、治療の度に治療台で患者固定
具を作成し、患者固定部を持ち運ぶことなしに取り付け
たまま治療を行うものであり、さらに治療効率が上が
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態による放射線治療装置
を示す概略構成図である。
【図2】 図1の放射線治療装置のビームライン制御機
器を示す分解斜視図である。
【図3】 図2のビームライン制御機器のワブラ電磁石
の設定パラメータを計算するための説明図である。
【図4】 図2のビームライン制御機器の散乱体の設定
パラメータを計算するための説明図である。
【図5】 図2のビームライン制御機器のリッジフィル
タの設定パラメータを計算するための説明図である。
【図6】 図2のビームライン制御機器のレンジシフタ
の設定パラメータを計算するための説明図である。
【図7】 図2のビームライン制御機器の多葉コリメー
タの設定パラメータを計算するための説明図である。
【図8】 図2のビームライン制御機器の患者コリメー
タの設定パラメータを計算するための説明図である。
【図9】 図2のビームライン制御機器のボーラスの設
定パラメータを計算するための説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による放射線治療
装置の治療制御装置を示す概略構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態3による放射線治療
装置の患者コリメータ工作機械に対して患者コリメータ
加工穴の形状を計算するための説明図である。
【図12】 患者コリメータの形状を示す画面表示例で
ある。
【図13】 この発明の実施の形態4による放射線治療
装置のボーラス工作機械に対してボーラス加工穴の形状
を計算するための説明図である。
【図14】 ボーラスの形状を示す画面表示例である。
【図15】 この発明の実施の形態5による放射線治療
装置のボーラス工作機械を示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態6による放射線治療
装置の患者コリメータ取り付け装置を示す説明図であ
る。
【図17】 図16の患者コリメータ取り付け装置に使
用する患者コリメータを保管する患者コリメータ保管庫
を示す模式図である。
【図18】 この発明の実施の形態7による放射線治療
装置の患者固定具の形成方法を示す説明図である。
【図19】 この発明の実施の形態8による放射線治療
装置の患者固定具加工装置を示す説明図である。
【図20】 従来の放射線治療装置としての陽子線治療
装置を示す構成図である。
【図21】 図20の陽子線治療装置をビーム輸送系a
−a方向から見た構成図である。
【図22】 図20の陽子線治療装置の照射制御装置を
示す構成図である。
【符号の説明】 100 治療計画装置、101 治療計画計算機、10
2 画像ファイルサーバ、103 CAD/CAM、1
04 患者コリメータ工作機械、105 ボーラス工作
機械、106 照射管理計算機、107 治療制御計算
機、108 機器制御装置、109 ビームライン制御
機器、110 患者データファイルサーバ、111 線
量分布測定装置 112 LAN、113 治療制御装置、114 患者
コリメータ/ボーラス工作装置、190 ビーム線源、
191 ワブラ電磁石、192 散乱体、193 リッ
ジフィルタ、194 レンジシフタ、195 患者コリ
メータ、196 多葉コリメータ、197 ボーラス、
198 体表面、199 患部、320 ビームライン
機器遠隔制御盤、321 ビームライン機器モニタ装
置、322 機器制御シーケンサ、323 ビームライ
ン機器現場制御盤、330 患部、331 患者コリメ
ータ、332 体輪郭、333 ビーム照射方向、33
4 患者コリメータ加工穴、335 画面表示、336
マウスポインティング位置、341.ボーラス、34
4 ボーラス加工穴、345 画面表示、346 マウ
スポインティング位置、350 ボーラス素材、351
ボーラス加工具、352 ボーラス加工穴、353
側板、354 ボーラス加工具駆動装置、355 ボー
ラス取り付け装置、360 患者コリメータ取り付け装
置、361 患者コリメータ1、362 患者コリメー
タn、363 患者コリメータ回転機構、364 ビー
ム照射方向、365 患者コリメータ保管庫、366
患者コリメータ取り付け装置、367 患者コリメータ
m、370 X線CT画像、371 体輪郭(2次元表
示)、372 体輪郭(3次元表示)、373 患者固
定具、380 治療台、381 患者固定具素材、38
2 患者固定具加工器、383 患者固定具加工器駆動
装置、384 患者固定具加工形状、385 治療台側
板。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者コリメータ、ボーラス等を有し、放
    射線が照射される領域を設定するビームライン制御手段
    と、CT画像等の患者データを格納する画像データ格納
    手段と、この患者データに基づいて前記ビームライン制
    御手段の設定パラメータを演算する治療計画計算手段
    と、この設定パラメータを前記ビームライン制御手段に
    設定する機器制御手段とを備えたことを特徴とする放射
    線治療装置。
  2. 【請求項2】 ビームライン制御手段に設定された設定
    値を設定パラメータと照合して前記ビームライン制御手
    段が正しく設定されたかどうか認識する治療制御計算手
    段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の放射線治
    療装置。
  3. 【請求項3】 ビームライン制御手段を遠隔で設定する
    遠隔制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の放射線治療装置。
  4. 【請求項4】 治療計画計算手段は画像データ格納手段
    に格納された患者データに基づいて患者コリメータの形
    状を演算し、この形状に合わせて前記患者コリメータを
    製作する患者コリメータ工作手段を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の放射線治療装置。
  5. 【請求項5】 治療計画計算手段は画像データ格納手段
    に格納された患者データに基づいてボーラスの形状を演
    算し、この形状に合わせて前記ボーラスを製作するボー
    ラス工作手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の放射線治療装置。
  6. 【請求項6】 ボーラスの素材を柔軟な材質とし、ボー
    ラス加工、使用後にボーラスはボーラス工作手段により
    加工前の形状に回復させることを特徴とする請求項5に
    記載の放射線治療装置。
  7. 【請求項7】 患者コリメータを複数用意しておき、治
    療計画計算手段は画像データ格納手段に格納された患者
    データに基づいてボーラスの形状を演算し、この形状に
    最も近い形状の患者コリメータを選択する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線治療装置。
  8. 【請求項8】 患者の体輪郭をX線CT画像から抽出す
    る手段と、撮影されたX線CT画像を3次元物体として
    とらえ、体輪郭の周囲を結び2次元的に表示したもの
    を、各スライス間を結んで体輪郭を3次元的に表現し、
    治療台の患者固定部を加工する手段を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の放射線治療装置。
  9. 【請求項9】 治療計画計算手段は画像データ格納手段
    に格納された患者データに基づいて治療台の患者固定部
    の形状を演算し、この形状に合わせて前記患者固定部を
    製作する患者固定部加工手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の放射線治療装置。
  10. 【請求項10】 治療台の患者固定部の素材は所定の処
    理により、柔軟な材質となり、処理後に元の硬度を回復
    する素材とし、患者固定部加工を前記素材が所定の処理
    中に行なうことを特徴とする請求項9に記載の放射線治
    療装置。
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