JPH11196899A - クレアチンキナーゼ測定のための方法及び試薬 - Google Patents

クレアチンキナーゼ測定のための方法及び試薬

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JPH11196899A
JPH11196899A JP31377298A JP31377298A JPH11196899A JP H11196899 A JPH11196899 A JP H11196899A JP 31377298 A JP31377298 A JP 31377298A JP 31377298 A JP31377298 A JP 31377298A JP H11196899 A JPH11196899 A JP H11196899A
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JP
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glucose
hexose
phosphate
reagent
isomerase
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JP31377298A
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Joachim Siedel
シーデル ジョアチム
Rolf Nagel
ナゲル ロルフ
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Roche Diagnostics GmbH
Original Assignee
Boehringer Mannheim GmbH
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/48Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving transferase
    • C12Q1/50Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving transferase involving creatine phosphokinase

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 クレアチンリン酸とADPからのATP
の生成,、及びグルコースと異なるヘキソース、好適な
ヘキソキナーゼ及びヘキソース−6−ホスフェートデヒ
ドロゲナーゼの存在下で生成したATPの検出、及び場
合によって更にこれに続く反応による、生物学的試料物
質中におけるクレアチンキナーゼ(CK)の光学的、酵
素的測定のための方法または試薬の提供。 【効果】 本発明によれば、顕著な機能低下なしに2か
ら8℃で12カ月まで安定な液状のクレアチニン測定用
試薬が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にヒト血清また
は血漿のような生物学的試料中のクレアチンキナーゼの
光学的測定のための改良方法及び安定化された試薬に関
する。本方法及び試薬は酵素的にリン酸化され得、グル
コースと異なるヘキソースが存在することを必須の特徴
とする。
【0002】
【従来の技術】血清または血漿中のクレアチンキナーゼ
の測定は心筋梗塞の診断において重要な役割を果たして
いる。このための標準的な方法として、共役した酵素反
応でクレアチンリン酸とアデノシン−5'−二リン酸
(ADP)から試料中に存在するクレアチンキナーゼ
(CK)によってクレアチンとアデノシン−5'−三リ
ン酸(ATP)が生成し;グルコースとATPからヘキ
ソキナーゼ(HK)の存在下でグルコース−6−リン酸
が生成し、これがNAD+またはNADP+がNADHま
たはNADPHに同時に変換するグルコース−6−ホス
フェートデヒドロゲナーゼ(G6P−DH)触媒反応で
グルコン酸−6−リン酸に酸化される光学的試験が使用
されている。
【0003】
【数1】
【0004】測定量はある温度、通常25から37℃の
間で予め決められた時間内に生成したNAD(P)Hで
誘起される吸光度の増加であり、これは試料体積中のC
K活性に比例する。測定は好ましくはチオール化合物の
ようなCK活性化剤、特にN−アセチルシステインの存
在下で実施し、CKがその酵素活性を十分発揮できるよ
うにする。
【0005】更に、アデノシン−5'−一リン酸(AM
P)及び/またはジアデノシン−五リン酸のような、試
料中に存在し得るアデニレートキナーゼの阻害剤を好ま
しくはCK試験のための基準試薬中に更に添加する。そ
うしなければATPは次の反応によって非特異的にAD
Pから生成し得る:
【0006】
【数2】
【0007】この反応によって余分にNAD(P)Hが
生成し、これがCK測定を誤ったものとさせる。クレア
チンキナーゼアイソザイムの測定のためには、特殊なC
Kアイソザイムに対する抗体のような特異的阻害剤を更
に添加することも可能である。検出感度を上げるため
に、試薬に6−ホスホグルコノラクトナーゼ及びグルコ
ネート−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼを任意に含
有させることもできる;この場合、生成したATPまた
はグルコース−6−リン酸1モルあたり2モルのNAD
HまたはNADPHが生成する(R.Vormbrock及びR.Hel
ger, Enzyme38,追補 1(1987), p.20/21)。
【0008】原理的には、CK測定のために必要な全て
の成分、例えば酵素及び基質は単一の試薬中に存在させ
得る。しかしながら、分析器においては、測定は好まし
くはまずクレアチンリン酸及び、N−アセチルシステイ
ン、アデニレートキナーゼ阻害剤及び任意のCKアイソ
ザイム阻害剤のような添加可能な補助物質を除き、検出
反応に必要な全成分を含有する第一の部分試薬で試料を
数分間プレインキュベートして行うのが好ましく、次い
で緩衝溶液中にクレアチンリン酸を必須に含有する第二
の部分試薬の添加によって検出反応を開始させる。
【0009】添加したチオール化合物の存在下で酵素が
活性化される相でCKによって生じるNAD(P)H生
成を回避することと別に、この方法はまた、例えば溶血
した試料中で生じ得るアデニレートキナーゼ阻害剤によ
って適当に阻害され得ないアデニレートキナーゼ活性の
増加による測定結果の誤りを防ぐことを可能とする。こ
の目的のために、NAD(P)H生成速度の第一の測定
を試料と第一の部分試薬の混合後に行い、その結果をク
レアチンリン酸を含有する第二の部分試薬の添加後のN
AD(P)H生成速度から差し引く。
【0010】こうした試薬の使用者にとって特に不利に
なることは、試薬を使用前に凍結乾燥剤、顆粒剤、また
は錠剤のような固形成分を溶解してまず調製しなければ
ならないことであり、更に、この試薬は約2から8℃に
冷却して保存しても数日から数週間しか安定ではない。
CK測定のための相当する液体試薬を安定化する方法
は、例えばフォスフィン及びスルフヒドリル化合物の添
加がEP0 774 514号に記載されているが、記載の安定
性は今日の必要性を完全に満たすものではない。
【0011】従って、特に臨床実験室での作業を更に合
理化するために、すぐ使用できる形態の、2から8℃で
少なくとも12カ月の保存寿命及び安定性を有する試薬
が今日必要とされてきている。クレアチンキナーゼ測定
のための相当する液状安定試薬の調製を試みる際、グル
コース−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼが、実際に
はヘキソキナーゼ反応のための基質であるグルコース
を、ATPの非存在下でさえNAD(P)Hの生成と共
にゆっくりと、しかし持続的に変換することが見いださ
れた。更に、酵素精製段階を更に進めても、この酵素の
グルコースデヒドロゲナーゼ副活性を実質的に減じる
か、あるいは完全になくすことすらできなかった。
【0012】非−還元型補酵素の好ましくない早過ぎる
(premature)消費とは別に、特に試薬保存中に生成し
たNAD(P)H及び、これから生成するその分解物ま
たは生成物は検出反応を阻害し、従ってクレアチンキナ
ーゼ値を誤って低く読むことにつながることがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記の酵素反
応を必須に有するが、NAD(P)Hの早過ぎる生成の
ないクレアチンキナーゼの酵素的測定のための方法及び
試薬が必要とされている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
って、グルコースと異なり、グルコースの代わりにヘキ
ソキナーゼでリン酸化され得るヘキソースを全CK試
薬、または数種の部分試薬の少なくとも1つ、例えばプ
レインキュベーション、またはアデニレートキナーゼを
測定するために使用する部分試薬に添加することで達成
される。
【0015】
【発明の実施の形態】相当するヘキソースから生成する
ヘキソース−6−リン酸は、適当なヘキソース−6−ホ
スフェートデヒドロゲナーゼを用いて直接測定できる;
しかしながら、酵素的異性化の後にグルコース−6−リ
ン酸として測定するのが特に好ましい。本発明に係る好
適なヘキソース化合物は、グルコースと異なるいずれの
アルドヘキソースまたはケトヘキソースであっても良
く、例えばアロース、アルトロース、マンノース、グロ
ース、イドース、ガラクトース、タロース、プシコー
ス、フルクトース、ソルボースまたはタガトースが挙げ
られる。
【0016】本発明において、フルクトースまたは/及
びマンノースがヘキソースとして好ましく使用される。
フルクトースを使用する場合、異性化酵素としてホスホ
グルコースイソメラーゼ(PGI,EC5.3.1.9)を使
用し、マンノースに対してはホスホマンノースイソメラ
ーゼ(PMI,EC5.3.1.8)とPGIの組み合わせを
使用する。本方法の基礎を形成する反応経路を以下の図
に示す:
【0017】
【数3】
【0018】驚くべきことに、グルコースと異なり、フ
ルクトースまたはマンノースは、NAD+またはNAD
+のような非−還元型補酵素の存在下でグルコース−
6−ホスフェートデヒドロゲナーゼによって全く、また
は非常にわずかしか変換されず、従ってこれらのヘキソ
ースを使用した場合にはCK試薬中のNADHまたはN
ADPHの早過ぎる生成が避けられる。
【0019】必要な反応成分及び任意の更なる補助物質
は単一試薬中に組み合わせて、または数種の部分試薬中
に分配されて存在し得、数種の部分試薬中に分配される
場合には、クレアチンリン酸はクレアチンキナーゼ検出
反応を開始させるために使用する部分試薬中に含まれ
る。本発明において、分析される試料中に存在し得るア
デニレートキナーゼ活性を測定するため、及び/または
クレアチンキナーゼを活性化するために使用する部分試
薬中では、グルコースと異なるヘキソースによってグル
コースが完全に置き換わっている試薬が好ましく、また
この試薬はグルコース−6−ホスフェートデヒドロゲナ
ーゼと異なるヘキソース−6−ホスフェートデヒドロゲ
ナーゼか、あるいは1種以上のヘキソース−6−ホスフ
ェートイソメラーゼをグルコース−6−ホスフェートデ
ヒドロゲナーゼと共に含有する。
【0020】本発明において、試薬中のフルクトースま
たはマンノースの濃度は約0.05から200mmol/
l、好ましくは0.1から50mmol/lである。ホスホ
グルコースイソメラーゼ及びホスホマンノースイソメラ
ーゼは単位体積あたりの活性が少なくとも0.1U/m
lで使用し、好ましくは約0.5から50U/ml、特
に1から30U/mlの間で使用する。他の全ての成分
及び、任意に添加する6−ホスホグルコノラクトース及
びグルコネート−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼを
含む、任意の更なる補助物質は、当該分野の技術者にと
って通常の濃度で使用する。記載した濃度は、それぞれ
最終の測定溶液または他の部分試薬と組み合わせる測定
溶液のための値(最終濃度)である。
【0021】本発明に係る水性試薬は0℃以上で保存し
た時の安定性が際だっている。従って例えばグルコース
をフルクトース及び/またはマンノースで部分的にまた
は完全に置き換え、相当する試薬を4から8℃で12カ
月までの期間にわたって保存した場合、新しく調製した
試薬で得られるものと比較してほぼ100%のCK回収
が見られた。対照的に、既知のCK液状試薬は非常に品
質の低い安定性のものである。このことは、N−アセチ
ルシステインの代わりに他のスルフヒドリル化合物及び
フォスフィンを添加するEP0 774 514号にかかるCK
試薬にもあてはまる。更にまた、こうした添加剤は本発
明の基本的な問題、すなわちNADHまたはNADPH
の早過ぎる生成の防止を解決するためには適当ではな
い。
【0022】本発明を以下の実施例によって更に説明す
る。
【0023】
【実施例】実施例1: NADP+の存在下におけるグルコース−6−ホスフェートデヒド ロゲナーゼによる種々のヘキソースの変換 試薬: 試薬A:イミダゾール・HCl(pH6.6) 110mmol/l ヘキソース* 50mmol/l G6P−DH 10U/ml *)グルコース、フルクトースまたはマンノース 試薬B: NADP+(蒸留水中) 25mmol/l 試験混合液:光路1cmのキュベット中で試薬A1.0mlをそれぞれ試薬B0 .1mlと混合し、分光光度計で37℃、340nmで約40分間吸光度の経時 変化を監視した。
【0024】図1に示すように、グルコースではNAD
PHの顕著な生成が生じたが、フルクトースまたはマン
ノースでは吸光度変化は測定できない。実施例2: 常套的試薬(“CK NAC活性化(activated)”Boehringer Mann heim)による血清中のクレアチンキナーゼの測定 2.1 試薬組成物: 部分試薬1(“R1”):酢酸イミダゾール(pH6.7) 110mmol/l グルコース 20.5mmol/l 酢酸マグネシウム 10mmol/l EDTA 2mmol/l アデノシン−5'−二リン酸 2.5mmol/l アデノシン−5'−一リン酸 6.1mmol/l ジアデノシン−五リン酸 12μmol/l NADP+ 2.5mmol/l N−アセチルシステイン 25mmol/l ヘキソキナーゼ 5U/ml G6P−DH 3U/ml 部分試薬2(“R2”):酢酸イミダゾール(pH7.5) 25mmol/l グルコース 20.5mmol/l EDTA 2mmol/l 酢酸マグネシウム 10mmol/l クレアチンリン酸 184mmol/l 2.2 測定方法:1.測定はBoehringer Mannheim/H
itachi 717自動分析器(温度37℃、波長405/34
0nm;部分試薬1 250μl、部分試薬2 50μ
l、試料 7μl;測定方法速度論 A5−35−5
0)で実施した。“自動化系のための較正器(calibrato
r)”(Boehringer Mannheim GmbH, No. 759 350)を較
正のために使用した。実施例3: 本発明に係る試薬を使用した血清中のクレアチンキナーゼの測定; フルクトースによるグルコースの完全な置換 3.1 試薬組成物: 部分試薬1(“R1”):酢酸イミダゾール(pH6.7) 110mmol/l フルクトース 25mmol/l 酢酸マグネシウム 10mmol/l EDTA 2mmol/l アデノシン−5'−二リン酸 2.5mmol/l アデノシン−5'−一リン酸 6.1mmol/l ジアデノシン−五リン酸 12μmol/l NADP+ 2.5mmol/l N−アセチルシステイン 25mmol/l ヘキソキナーゼ 5U/ml ホスホグルコースイソメラーゼ 10U/ml G6P−DH 3U/ml 部分試薬2(“R2”):酢酸イミダゾール(pH7.5) 25mmol/l フルクトース 25mmol/l EDTA 2mmol/l 酢酸マグネシウム 10mmol/l クレアチンリン酸 184mmol/l 3.2 測定方法: 実施例2と同様 図2に示すように、実施例3によるヒトまたは対照血清
中のCKの測定で、実施例2で得られたものと同じ結果
を得た。実施例4: 本発明に係る試薬を使用した血清中のクレアチンキナーゼの測定; 部分試薬1中のグルコースのフルクトースによる置換: 4.1 試薬組成物: 部分試薬1(“R1”):イミダゾールHCl(pH6.7) 110mmol/l フルクトース 25mmol/l 酢酸マグネシウム 10mmol/l EDTA 2mmol/l アデノシン−5'−二リン酸 2.5mmol/l アデノシン−5'−一リン酸 6.1mmol/l ジアデノシン−五リン酸 10μmol/l NADP+ 2.5mmol/l N−アセチルシステイン 25mmol/l ヘキソキナーゼ 5U/ml ホスホグルコース−イソメラーゼ 10U/ml G6P−DH 3U/ml 部分試薬2(“R2”):酢酸イミダゾール(pH7.5) 25mmol/l グルコース 20.5mmol/l EDTA 2mmol/l 酢酸マグネシウム 10mmol/l クレアチンリン酸 184mmol/l 4.2 測定方法: 実施例2と同様 図2に示すように、実施例4によるヒトまたは対照血清
におけるCKの測定では実施例2で得られたものと同じ
結果を得た。
【0025】実施例3または4に記載の部分試薬2及び
/または部分試薬1でフルクトースの代わりにマンノー
スを使用した場合、ホスホグルコースイソメラーゼに加
えて部分試薬1にホスホマンノースイソメラーゼ(10
U/ml)を更に添加すると、相当する結果が得られた。
CKの回収速度に明確な影響を与えないで、実施例1の
試薬中のグルコースを例えばガラクトースに、ヘキソキ
ナーゼをガラクトキナーゼに、グルコース−6−ホスフ
ェートデヒドロゲナーゼをガラクトース−6−ホスフェ
ートデヒドロゲナーゼに完全に置き換えることも同様に
可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、顕著な機能低下なしに
2から8℃で12カ月まで安定な液状のクレアチニンキ
ナーゼ測定用試薬が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グルコース−6−ホスフェートデヒドロゲナ
ーゼ及びグルコース(先行技術)またはフルクトースあ
るいはマンノース(本発明に係るもの)を含有する溶液
へのNADP+(試薬B)の添加
【図2】 クレアチンキナーゼ法の比較(Boehringer M
annheim/Hitachi 717;37℃);実施例2に係る先行
技術、実施例3に対応する本発明に係るもの。(x:ヒ
ト血清(10);△:対照血清(6))
【図3】 クレアチンキナーゼ法の比較(Boehringer M
annheim/Hitachi 717;37℃);実施例2に係る先行
技術、実施例4に対応する本発明に係るもの。(x:ヒ
ト血清(10);△:対照血清(6))

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレアチンリン酸及びアデノシン−5'
    −二リン酸からアデノシン−5'−三リン酸を生成し、
    生成したアデノシン−5'−三リン酸をグルコース、ヘ
    キソキナーゼ、ヘキソース−6−ホスフェートデヒドロ
    ゲナーゼ及びNAD+またはNADP+を使用して検出す
    ることによる、生物学的試料物質中のクレアチンキナー
    ゼの酵素的測定方法であって、 グルコースとは異なり、酵素的にリン酸化され得るヘキ
    ソースをグルコースに加え、またはこれの代わりにヘキ
    ソキナーゼの基質として使用し、ヘキソキナーゼ反応で
    生成するグルコース−6−リン酸と異なるヘキソース−
    6−リン酸をグルコース−6−ホスフェートデヒドロゲ
    ナーゼと異なるヘキソース−6−ホスフェートデヒドロ
    ゲナーゼを使用して直接測定するか、または酵素的異性
    体化の後にグルコース−6−ホスフェートデヒドロゲナ
    ーゼによってグルコース−6−リン酸として測定する、
    該方法。
  2. 【請求項2】 必要な反応成分及び任意の更なる補助物
    質が単一試薬中に組み合わせて存在するか、数種の部分
    試薬中に分配されて存在し、数種の部分試薬中に分配さ
    れている場合にはクレアチンリン酸がクレアチンキナー
    ゼ検出反応を開始させるために使用する部分試薬中に含
    まれる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 グルコースと異なるヘキソースでグルコ
    ースが完全に置き換えられ、1種以上のヘキソース−6
    −ホスフェートイソメラーゼが、試料中に存在し得るア
    デニレートキナーゼ活性を決定するため、及び/または
    クレアチンキナーゼを活性化するために使用する部分試
    薬中に存在する、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 グルコースと異なるヘキソースとしてフ
    ルクトース及び/またはマンノースを使用し、ヘキソー
    ス−6−ホスフェートイソメラーゼとしてホスホグルコ
    ースイソメラーゼ、またはホスホマンノースイソメラー
    ゼ及びホスホグルコースイソメラーゼからなる混合物を
    使用する、請求項1から3のいずれか1項に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 6−ホスホグルコノラクトナーゼ及びグ
    ルコネート−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼの存在
    下で測定を実施する、請求項1から4のいずれか1項に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 グルコースに加え、またはこれの代わり
    に、グルコースと異なり、酵素的にリン酸化され得るヘ
    キソース、並びにグルコース−6−ホスフェートデヒド
    ロゲナーゼと異なるヘキソース−6−ホスフェートデヒ
    ドロゲナーゼ、またはグルコース−6−ホスフェートデ
    ヒドロゲナーゼを1種以上のヘキソース−6−ホスフェ
    ートイソメラーゼと組み合わせて含有する、マグネシウ
    ムまたはマンガンイオン、クレアチンリン酸、アデノシ
    ン−5'−二リン酸、ヘキソキナーゼ、クレアチンキナ
    ーゼ活性化化合物、1種以上のアデニレートキナーゼ阻
    害剤並びにNAD+またはNADP+を水性緩衝培地中に
    含有する生物学的試料物質中のクレアチンキナーゼ測定
    のための試薬。
  7. 【請求項7】 グルコースに加え、またはこれの代わり
    にフルクトース及び/またはマンノース並びにホスホグ
    ルコースイソメラーゼまたはホスホマンノースイソメラ
    ーゼとホスホグルコースイソメラーゼからなる混合物を
    含有する、請求項6記載の試薬。
  8. 【請求項8】 少なくとも2つの部分試薬から構成さ
    れ、グルコースと異なるヘキソース並びに1種以上のヘ
    キソース−6−ホスフェートイソメラーゼが、クレアチ
    ンキナーゼを活性化するため、及び/またはクレアチン
    キナーゼに加えて試料物質中に存在し得るアデニレート
    キナーゼ活性を測定するために使用する部分試薬中に存
    在する、請求項6または7記載の試薬。
  9. 【請求項9】 フルクトース及び/またはマンノース、
    及びヘキソース−6−ホスフェートイソメラーゼとして
    ホスホグルコースイソメラーゼまたはホスホマンノース
    イソメラーゼとホスホグルコースイソメラーゼの混合物
    を含有する、請求項6から8のいずれか1項に記載の試
    薬。
  10. 【請求項10】 試薬または部分試薬が6−ホスホグル
    コノラクトナーゼ及びグルコネート−6−ホスフェート
    デヒドロゲナーゼを含有する、請求項6から9のいずれ
    か1項に記載の試薬。
  11. 【請求項11】 グルコースと異なる1種以上のヘキソ
    ースの試験溶液中の濃度が約0.05から200mmol/
    lである、請求項6から10のいずれか1項に記載の試
    薬。
  12. 【請求項12】 それぞれのヘキソース−6−ホスフェ
    ートイソメラーゼの活性が少なくとも0.1U/mlであ
    る、請求項6から11のいずれか1項に記載の試薬。
JP31377298A 1997-11-03 1998-11-04 クレアチンキナーゼ測定のための方法及び試薬 Pending JPH11196899A (ja)

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DE19748490:5 1997-11-03

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