JPH11196716A - 発光ルアー - Google Patents

発光ルアー

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JPH11196716A
JPH11196716A JP668998A JP668998A JPH11196716A JP H11196716 A JPH11196716 A JP H11196716A JP 668998 A JP668998 A JP 668998A JP 668998 A JP668998 A JP 668998A JP H11196716 A JPH11196716 A JP H11196716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光により魚を誘引する発光ルアーにおける
電池交換を容易に且つ安全に行う得ると共に、集魚性を
向上させた発光ルアーを提供する。 【解決手段】 透光性材料により形成された魚形ケース
1内に電池4及び発光ダイオード5を内装した発光ルア
ーであって、魚形ケース1は蓋体部3に形成された爪掛
け部7に爪を掛けて蓋体部3を本体部2から抜き出すこ
とにより、蓋体部3が保持する電池4及び発光ダイオー
ド5が取り出され、電池交換や電池4の差し込み方向の
反転により発光ダイオード5の点灯/消灯が操作を行う
ことができる。また、発光ダイオード5からの光は反射
板14で反射されて塗装により透光性が残された頭部側
の両側面及びその底部を照明するので、集魚性の高い発
光効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り用の疑似餌で
あるルアーに関するもので、特に魚を誘引するのに効果
的な発光機能を備えた発光ルアーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】小魚の形態を模した疑似餌であるルアー
を用いるルアーフィッシングは、ルアーをあたかも生き
た小魚であるかのように操ることにより、小魚を餌食す
る対象魚を誘って釣り上げる。このルアーフィッシング
は、対象魚の種類、釣り場の状況、季節、時間帯、天候
等の変化要素や対象魚がどんなルアーのどんなアクショ
ンに興味を示すのかなどの技術的要素等を考察してタッ
クルと称される道具類を駆使するシステマティックな釣
りである。特に、疑似餌となるルアーは対象魚の興味や
食欲を誘うための工夫が施されていることが重要であ
り、疑似餌では対象魚の臭覚に誘いかけることができな
いので、対象魚の視覚や聴覚に誘いかけることに重点が
おかれる。そのための機能として、ラインに引かれるこ
とにより対象魚を誘引するような挙動を生じさせ、同時
に光の反射、遊泳音等を生じさせて対象魚を誘引する。
【0003】光の反射は魚を誘引するのに効果的である
が、水中を移動させるルアーでは自然光の入射が減少す
るため、その効果が低下する。また、釣果が一番期待で
きる夜明けと夕暮れからの時間帯では自然光を利用する
ことはできない。このような状況変化にかかわらず光に
よる集魚効果を高めるために、発光体を内装した発光ル
アーが開発されている。発光体は化学反応による発光を
利用するものもあるが、安定した発光状態を得るために
ルアー内に電池と、この電池を電源として発光する発光
ダイオードを収容したものが発光ルアーとして多く用い
られている。
【0004】図7及び図8に示す発光ルアーは、実開昭
53−142485号公報に開示されたもので、図7に
示すように、小魚を模した魚形ケース内に発光体及び電
池を収容するために、魚形ケースを頭部41と後尾部4
2とに分割できるように形成し、頭部41の腹部と後尾
部42とにそれぞれフック43を吊着して構成されてい
る。魚形ケース内には、図8に示すように、発光ダイオ
ード44及び電池48が収容され、電池48を電源とし
て発光ダイオード44が点灯し、外部から見て魚形状の
目に相当する頭部両側部の位置が発光した状態となる。
【0005】前記頭部41と後尾部42とは、頭部41
に形成された雄ネジ41aに後尾部42に形成された雌
ネジ42aを螺入させることにより、両者が螺合構造に
より一体化されるように構成されている。電池48の交
換時には、後尾部42を頭部41から螺脱させると、頭
部41に保持された電池48が外部に露出するので、消
耗した電池48を電池装着部45から引き抜き、新しい
電池48を電池装着部45に挿入し、再び後尾部42を
頭部41に螺入する。また、使用しない状態では、円柱
型に形成された電池48の電極のない側を電池装着部4
5に挿入して発光ダイオード44に対する接続を開放し
て無駄な電池消耗を防ぎ、使用時に図8に示すように、
電池48の電極側を電池装着部45に挿入して発光ダイ
オード44を点灯させる。この発光ダイオード44の点
灯/消灯の切替え操作を行うときも後尾部42を頭部4
1から着脱させる操作を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】発光ルアーは、小魚を
模した小型の魚形ケース内に電池を収容することになる
ため、電池容量の大きなものを用いることができず、体
積当たりの電池容量が大きなリチウム電池を用いた場合
でも、発光ダイオードを連続点灯させると、その持続時
間が数時間程度であるため、電池交換の頻度が高くな
る。電池の消耗を少なくするためには、上記従来構成に
示したように、発光ダイオードの点灯/消灯の切替え操
作をこまめに行う必要がある。この電池交換時や発光体
の点灯/消灯の操作時にケース内を開放して電池を着脱
する作業が伴うが、従来構成のように頭部41に螺合さ
れている後尾部42を取り外すためにネジを緩めたり締
めたりする動作に時間がかかるばかりでなく、フック4
3が取り付けられた後尾部42を回転させることになる
ため、作業時にフック43で手指を傷つけたりフック4
3が衣服に絡みついてしまう危険を伴う問題点があっ
た。
【0007】また、発光ダイオードによる発光ルアーの
発光は、頭部の両側部であるため体側方向にいる魚から
の視認性は高くなるが、発光ルアーに興味を示した魚が
追尾しようとして発光ルアーの後方に回り込んだときに
は魚からの視認性が低下し、誘引効果が低下する問題点
があった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みて創案された
もので、その目的とするところは、発光ルアーにおける
電池交換を容易に且つ安全に行う得るようにすると共
に、集魚効果を向上させた発光ルアーを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、疑似魚形状に形成された魚形ケース内に、
電池及びこれを電源として発光する発光体を内装した発
光ルアーにおいて、前記魚形ケースが、本体部と、この
本体部内に形成された内部空間が外部に向けて開口する
開口部を閉じる蓋体部とを備えて形成され、この蓋体部
の所定部位を前記本体部にその長手方向に抜き差しする
ことにより蓋体部が本体部に着脱できるように構成され
てなることを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、電池交換や発光体の点
灯/消灯の操作は、蓋体部を本体部から一方向に抜き出
して電池を着脱し、その後に蓋体部を本体部に差し込む
だけの簡単な操作でよく、作業を素早く簡単に行うこと
ができる。また、ねじ込み操作などのように手指の大き
なアクションが伴わず、フックが取り付けられていない
蓋体部を着脱操作するように構成できるので、着脱操作
時に複数位置に取り付けられたフックに手指を引っかけ
て傷を生じさせたり、衣服に絡みつかせてしまうような
ことがなく、電池交換や発光体の点灯/消灯の操作を容
易に且つ安全に行うことができる。
【0011】上記構成における開口部に、開口内周部か
ら開口中心に向けて突出するフランジ部と、蓋体部の抜
き差し方向と交差する方向に付勢力を有するバネ部材と
が設けられ、開口部に挿入された蓋体部の所定部位に形
成された凹部に前記バネ部材が嵌合することにより、蓋
体部の所定位置が前記フランジ部に密着して開口部が密
閉されると共に、蓋体部が本体部に保持されるように構
成することにより、一方向での抜き差し操作で蓋体部を
着脱する構造においても魚形ケース内の防水構造が保た
れると同時に、蓋体部が本体部に確実に保持される。
【0012】この構成においてフランジ部に当接する蓋
体部の所定位置にOリングを設けて構成することによ
り、防水のための密閉性をより高めることができる。
【0013】また、蓋体部に、この蓋体部を本体部から
抜き出すときに爪を掛けるための爪掛け部を設けて構成
することにより、小さいルアーにおける蓋体部の抜き出
し動作を容易に行うことができる。
【0014】また、蓋体部により電池及び発光体を保持
し、この蓋体部を本体部に装着することにより魚形ケー
ス内の所定位置に電池及び発光体が内装されるように構
成することにより、蓋体部を本体部から抜き出すと、電
池及び発光体が外部に引き出されるので、それらの交換
や着脱の操作を容易に行うことができる。
【0015】また、疑似魚形状の頭部側に発光体を配置
して、この発光体からの光により頭部側の両側部からそ
の底部にかけた一帯が発光するように構成することによ
り、発光体からの光により魚形ケースの頭部側両側面か
ら腹部にかけた一帯が発光する発光ルアーとなる。両側
部の明るい発光状態はルアーが通り過ぎる両側の遠い範
囲にいる魚からも視認されやすく、興味を示した魚がル
アーを後追いするときには頭部側が光っているので明る
過ぎない光で魚を誘引する。即ち、明るい光を発して遠
くの魚の行動視覚に認知させるようにして、その魚が後
追いを始めたときには形態視覚に支障を与えないように
する魚の餌食行動に一致させた発光効果を得ることがで
きる。
【0016】また、発光体の配設位置より頭部寄りに発
光体からの光を底部方向に反射する反射面を設けて構成
することにより、魚形ケースの底部の発光度が向上する
ので、発光ルアーを後追いする魚に対する光による誘引
性を高めることができる。
【0017】また、発光体の配設位置に設けた仕切り内
に光を散乱させる複数個のビーズを収容して構成するこ
とにより、発光ルアーの移動に伴う揺れに応じて複数の
ビーズが躍り、光を散乱させると同時に振動や音が発生
し、魚を誘引する効果を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係る発光ルア
ーの外観形状を示しており、水面で使用するホッパータ
イプのルアーとして構成されている。このホッパータイ
プのルアーは、魚が口を開けたような形状に形成され、
頭部に取り付けられたアイレット金具15に接続された
ライン(釣り糸)に引かれることにより水面から浮沈
し、水音をたてて魚を誘引する。また、図2の断面図に
示すように、魚形ケース1の内部に電池4及びこの電池
4を電源として発光する発光ダイオード5を備えた発光
ルアーとして、光による魚の誘引効果も備えている。
【0020】前記電池4及び発光ダイオード5を収容す
る魚形ケース1は、透光性樹脂により疑似魚形に形成さ
れ、図1に破線で示す頭部側の両側部からその底部にわ
たる一帯の発光部位P(図1に破線で示す領域内)の透
光性を残し、他の部分は魚の外観を模した模様に塗装が
施される。また、底部の前後にはフック6、6が吊り下
げられ、この発光ルアーに対して餌食行動をおこした魚
を引っかけて釣り上げる。
【0021】前記魚形ケース1は、本体部2と、この本
体部2の内部空間が後方に開口する開口部を閉じる蓋体
部3とを備えて構成されている。本体部2は魚形ケース
1の頭部から尾部に至る中心線で左ケースと右ケースと
に分割された左右各ケースの所定部位を中空構造に形成
し、左右各ケースの対向位置に形成された凹凸部を嵌合
させると共に、周囲の対向面間を接着して前記開口部の
みで外部に開口する密閉構造に形成される。ラインの接
続やフック6の吊着に用いられる3か所の前記アイレッ
ト金具15は、左右各ケースの接合時に所定位置に形成
された嵌合用の凸部を利用して取り付けられる。フック
6は図示するように前記アイレット金具15にスプリッ
トリング18を介して連結され、自在揺動できるように
取り付けられる。
【0022】前記本体部2に対して蓋体部3は本体部2
の長手方向に抜き差しする動作により着脱自在となるよ
うに構成され、蓋体部3を本体部2に装着したときに
は、図2に示すように、魚形ケース1内には発光ダイオ
ード5が収容され、電池4により点灯した発光ダイオー
ド5の光は反射板14で反射されて底部方向を照明する
と共に、直接光は頭部側の両側面を照明する。これらの
照明部位は、魚の外観を模した模様に塗装される際に魚
形ケース1の透光性が残される発光部位Pである。ま
た、発光ダイオード5の下方空間にはガラスビーズ16
が封入され、発光ルアーの動きに応じて光の散乱や振
動、音を発生させる。
【0023】図3は本体部2から蓋体部3を抜き出した
状態を示しており、この蓋体部3の抜き出し動作は、蓋
体部3の上部に形成されたヒレ状の突出部位の一部を切
り欠いて形成された爪掛け部7に爪を掛けて行うことが
できるので、蓋体部3の着脱はワンタッチで操作でき、
抜き出し動作は容易である。この蓋体部3は、本体部2
の内部空間が後方に開口する開口部20に挿入部8を嵌
入させることにより本体部2に装着され、装着により開
口部20の端部は挿入部8の首部に嵌め込まれたOリン
グ11により気密構造に封じられると共に、このOリン
グ11の嵌め込み位置より挿入方向側に形成された溝1
2に本体部2に取り付けられたバネ部材13が嵌まり込
んで蓋体部3の装着を保持する。
【0024】図4に本体部2と蓋体部3との間の嵌合構
造を拡大図示しており、蓋体部3の本体部2に挿入され
る挿入部8の首部には、Oリング11が嵌め込まれると
ともに、挿入方向側に前記Oリング11と平行する円周
上に溝12が形成されている。本体部2の開口部20に
蓋体部3の挿入部8を挿入すると、図5に示すように本
体部2の底部に一端側が埋設保持されて片持ち支持され
ているバネ部材13が前記溝12に嵌合し、蓋体部3を
挿入方向に引き込むように保持するので、開口部20の
円周方向に開口中心方向に向けて形成されたフランジ部
19に前記Oリング11が密着し、開口部20を密閉状
態に閉じると同時に蓋体部3が本体部2に確実に保持さ
れる。
【0025】蓋体部3を本体部2から抜き出すときは、
前記爪掛け部7に爪を掛けて抜き出し方向に加圧する
と、溝12に対するバネ部材13の嵌合が外れ、そのま
ま円滑に挿入部8が引き出され、挿入部8の中空構造内
に保持した電池4及び発光ダイオード5も外部に引き出
すことができる。電池4及び発光ダイオード5は、図6
に示すように発光ユニット9として一体的に構成されて
おり、発光ダイオード5が取り付けられた保持部10に
円柱型の電池4が着脱可能に保持されている。
【0026】図3に示したように、蓋体部3を本体部2
から抜き出すと、発光ユニット9は本体部2内から外部
に取り出される。この発光ユニット9は挿入部8に着脱
自在に保持されており、更に、電池4は保持部10に着
脱自在に保持されているので、発光ルアーを使用しない
状態では、図6(a)に示すように電池4の電極部4a
を外にして保持部10に挿入しておくと、発光ダイオー
ド5は点灯せず、図6(b)に示すように電池4の電極
部4aを保持部10内に向けて挿入すると、電極部4a
が発光ダイオード5に接続されて発光ダイオード5は点
灯する。このように発光ルアーとしての点灯/消灯の切
替えは電池4の抜き差しで容易に行いことができる。従
って、電池4が消耗したときにも同様の操作によって電
池交換を行うことができる。
【0027】この電池交換及び発光ダイオード5の点灯
/消灯の操作を行うために蓋体部3を本体部2から抜き
出すとき、前述したように爪掛け部7に指爪を掛けて抜
き出すので、ワンタッチの操作が可能であり、挿入時も
差し込むだけでよい。従って、従来構成に示したねじ込
み式の場合のように着脱に時間のかかる手間を要するこ
とがなく、大きなアクションを伴わないので、蓋体部3
の着脱時にフック6に手指を引っ掛けて傷を負うような
危険性は回避される。また、本実施形態の構成では、蓋
体部3にフック6が取り付けられていないので、手指を
フック6に引っかける度合いはより少なくなる。
【0028】上記構成になる発光ルアーは、図6(b)
に示したような方向に電池4を保持部10に挿入して発
光ダイオード5が点灯した状態で発光ユニット9を蓋体
部3に装着し、この蓋体部3を本体部2に差し込むこと
により発光ルアーとして用いることができる。発光ダイ
オード5の光は、反射板14で反射された反射光と直接
光とが、ガラスビーズ16に散乱されて塗装により透光
性が残された頭部側の両側面下部から底部にかけての発
光部位Pから外部に放射される。このようにルアーの両
側部分が明るく光っていると、側方にいる遠くの範囲の
魚からも認知されやすく、また、本実施形態の発光ルア
ーのように水面近くを移動するホッパータイプのもので
は底部の発光で下方にいる魚からも認知されやすくな
る。
【0029】魚は頭部の両側面に目がついているので、
両眼で一つのものを見るより単眼視でそれぞれに別のも
のを見ることが多く、この単眼視の状態では側方方向の
ものをはっきりとは見えないが広範囲な動きを敏感に検
索することができる。この単眼視は敵を探し餌を探す行
動視覚の状態であり、本構成の発光ルアーの光は、この
行動視覚により遠くからでも認知される。従って、発光
ルアーは通常のルアーより魚に視認される度合いが高く
なる。特に、夜明けと日暮れからの数時間の釣果が得や
すい時間帯では、通常のルアーは視認され難いが、発光
ルアーはその発光により効果的な集魚性を発揮する。
【0030】この行動視覚により捕らえたものに興味を
示すと、魚は体をその方向に向けて両眼の視野の中に入
れる形態視覚により餌と判断すると、接近して追尾を始
める。移動する発光ルアーを追尾する状態では、魚は発
光ルアーを後部から見ているので、発光ルアーの頭部側
の光は後方に弱く光っている状態になり、接近した魚に
違和感を与えるような強い光を生じない。従って、追尾
した魚は形態視覚によりはっきりと発光ルアーを視認し
ても違和感を感じず、餌食行動したときにフック6に引
っかけられて釣り上げられる。
【0031】以上説明した実施形態では、ホッパータイ
プのルアーについて説明したが、ミノータイプなど他の
形態のルアーについても同様に構成することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、電池
交換や発光体の点灯/消灯の操作を行うために本体部と
蓋体部とを着脱する操作がワンタッチで容易に行う得る
と共に、ねじ込みのような大きなアクションを伴わない
ので、フックに手指を引っかけて傷を負ったり、衣服が
絡んでしまうことがなく、簡単且つ安全に電池交換や発
光体の点灯/消灯の操作を行うことができる。また、発
光体による発光部位が魚の行動生理にマッチしているの
で、広範囲に魚を誘引し、より餌食行動を喚起しやすく
なり、発光ルアーを用いたルアーフィッシングにおける
釣果が得やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る発光ルアーの外観形状
を示す側面図。
【図2】実施形態に係る発光ルアーの本体部を断面で示
す断面構成図。
【図3】本体部から蓋体部を抜き出した状態を示す断面
構成図。
【図4】本体部と蓋体部との嵌合構造を示す部分拡大断
面図。
【図5】蓋体部の本体部への装着状態を保持するバネ部
材の取付状態を示す図。
【図6】電池の装着方向を説明する(a)は消灯時、
(b)は点灯時の側面図。
【図7】従来技術に係る発光ルアーの外観形状を示す側
面図。
【図8】従来技術に係る発光ルアーの断面構造図。
【符号の説明】
1 魚形ケース 2 本体部 3 蓋体部 4 電池 5 発光ダイオード(発光体) 6 フック 7 爪掛け部 11 Oリング 12 溝 13 バネ部材 14 反射板(反射面) 16 ガラスビーズ 19 フランジ部 20 開口部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疑似魚形状に形成された魚形ケース内
    に、電池及びこれを電源として発光する発光体を内装し
    た発光ルアーにおいて、 前記魚形ケースが、本体部と、この本体部内に形成され
    た内部空間が外部に向けて開口する開口部を閉じる蓋体
    部とを備えて形成され、この蓋体部の所定部位を前記本
    体部にその長手方向に抜き差しすることにより蓋体部が
    本体部に着脱できるように構成されてなることを特徴と
    する発光ルアー。
  2. 【請求項2】 開口部に、開口内周部から開口中心に向
    けて突出するフランジ部と、蓋体部の抜き差し方向と交
    差する方向に付勢力を有するバネ部材とが設けられ、開
    口部に挿入された蓋体部の所定部位に形成された凹部に
    前記バネ部材が嵌合することにより、蓋体部の所定位置
    が前記フランジ部に密着して開口部が密閉されると共
    に、蓋体部が本体部に保持されるように構成された請求
    項1記載の発光ルアー。
  3. 【請求項3】 フランジ部に当接する蓋体部の所定位置
    にOリングを設けた請求項2記載の発光ルアー。
  4. 【請求項4】 蓋体部に、この蓋体部を本体部から抜き
    出すときに爪を掛けるための爪掛け部を設けて構成した
    請求項1記載の発光ルアー。
  5. 【請求項5】 蓋体部により電池及び発光体を保持し、
    この蓋体部を本体部に装着することにより魚形ケース内
    の所定位置に電池及び発光体が内装されるように構成し
    た請求項1記載の発光ルアー。
  6. 【請求項6】 疑似魚形状の頭部側に発光体を配置し
    て、この発光体からの光により頭部側の両側部からその
    底部にかけた一帯が発光するようにした請求項1記載の
    発光ルアー。
  7. 【請求項7】 発光体の配設位置より頭部寄りに発光体
    からの光を底部方向に反射する反射面を設けた請求項1
    または6記載の発光ルアー。
  8. 【請求項8】 発光体の配設位置に設けた仕切り内に光
    を散乱させる複数個のビーズを収容した請求項1、6ま
    たは7記載の発光ルアー。
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