JPH1119638A - 海水処理装置および海水処理方法 - Google Patents

海水処理装置および海水処理方法

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JPH1119638A
JPH1119638A JP9175651A JP17565197A JPH1119638A JP H1119638 A JPH1119638 A JP H1119638A JP 9175651 A JP9175651 A JP 9175651A JP 17565197 A JP17565197 A JP 17565197A JP H1119638 A JPH1119638 A JP H1119638A
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seawater
heat treatment
heat
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JP9175651A
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Yasuhei Suzuki
安平 鈴木
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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 海水からミネラルを多く含んだ良質な食塩と
水とを分離して確保するのみならず、その食塩と水とを
分離させる過程における熱を利用して浴用温水を製造
し、光熱費の削減を図ること。 【解決手段】 濾過器8および濾過水貯留槽9を備えた
濾過装置1と、加熱容器10および加熱手段11を備え
た熱処理装置2と、凝縮器20および蒸留水貯留槽33
を備えた蒸留水貯留装置3と、浴用温水貯留槽4とを有
し、濾過水貯留槽9と熱処理装置2および浴用温水貯留
槽4との間に供給用配管19を配設し、熱処理装置2と
浴用温水貯留槽4との間に浴用温水貯留槽4内の海水を
熱処理装置2と浴用温水貯留槽4との間において循環可
能とされ、熱処理装置2内において、循環する浴用温水
貯留槽4内の海水が前記加熱手段11の廃熱と熱交換可
能とされた熱交換用配管29を配設していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海水処理装置および海水
処理方法に係り、特に、海水から良質な食塩と飲料水と
を得るとともに、ミネラルを多く含んだ海水を安価に浴
用温水とすることができる海水処理装置および海水処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】日本は四方を海に囲まれた海洋国である
にもかかわらず、毎年、水の使用量が増える夏期になる
と水不足の問題が生じており、各自治体等においては、
給水制限を行う等の対策をとることが通例となってい
る。また、公共の水処理施設を有しない離島等において
は、家庭で使用する水は各家庭において雨水をドラム缶
等に貯める等の手段により確保しなければならないよう
な場合もある。
【0003】このような状況下においては、日常使用す
る水を海水から製造し、確保することができれば、その
ような水不足の問題を簡単に解決することができること
は誰もが考えることである。また、海水中には人体に有
効な複数種のミネラルが含まれていることも公知であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、海水か
ら食塩を分離し淡水化して飲料水を得るための設備はと
かく大がかりなものとなり、コストも高いものとなるた
め、なかなか家庭や個人企業レベルで、そのような海水
処理システムを採用することは難しい。
【0005】そこで、本発明は、海水からミネラルを多
く含んだ良質な食塩と飲料水を分離して確保するのみな
らず、その食塩と水とを分離させる過程における熱を利
用して浴用温水を製造することで、幾分でも光熱費の削
減を図ることができる海水処理装置および海水処理方法
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の海水処理装置は、濾過器およびこの濾
過器により濾過された海水を貯留する濾過水貯留槽を備
えた濾過装置と、前記濾過水貯留槽から供給された海水
に対し、発生する水蒸気を回収しつつ加熱に供する加熱
容器および加熱手段とを備えた熱処理装置と、回収した
水蒸気を液化させる凝縮器および液化された蒸留水を貯
留する蒸留水貯留槽を備えた蒸留水貯留装置と、前記濾
過水貯留槽から供給された海水を適温に加熱した状態で
貯留する浴用温水貯留槽とを有し、前記濾過水貯留槽と
熱処理装置および浴用温水貯留槽との間には、それぞれ
濾過水貯留槽に貯留する海水を適宜供給するための弁お
よびポンプを備えた供給用配管が配設されており、前記
熱処理装置と浴用温水貯留槽との間には、ポンプの駆動
により前記浴用温水貯留槽内の海水を前記熱処理装置と
浴用温水貯留槽との間において循環可能とされ、前記熱
処理装置内においては、循環する前記浴用温水貯留槽内
の海水が前記加熱手段の廃熱と熱交換可能とされた熱交
換用配管が配設されていることを特徴とする。
【0007】本請求項の海水処理装置によれば、海水を
加熱することにより、ミネラルを含んだ塩類を加熱処理
装置の加熱容器内に残留させて製造するとともに、前記
加熱により蒸発する水分を回収し、前記凝縮器において
蒸留水とすることができ、さらには、前記加熱時の廃熱
を利用して、ミネラルを多く含んだ海水を適当な温度に
加熱して浴用温水を製造することができる。
【0008】また、請求項2に記載の海水処理装置は、
請求項1に記載の海水処理装置において、前記熱処理装
置は、前記加熱容器および加熱手段を備えた複数の熱処
理室を有し、各熱処理室と前記濾過水貯留槽および浴用
温水貯留槽との間には、それぞれ給水配管および熱交換
用配管が配設されており、各給水配管および熱交換用配
管には海水を適宜供給・循環させるための弁およびポン
プが配設されていることを特徴とする。
【0009】本請求項の海水処理装置によれば、熱処理
室を1室づつ順に作動させることができるので、常に、
塩類、蒸留水および浴用温水を製造することが可能とな
る。
【0010】さらに、請求項3に記載の海水処理装置
は、請求項1または請求項2に記載の海水処理装置にお
いて、前記加熱手段はヒータであり、蒸発する水分量を
検出するセンサを前記加熱容器に配設するとともに、前
記センサの検出結果により、前記ヒータの電源のオン・
オフを制御する制御手段を配設したことを特徴とする。
【0011】本請求項に記載の海水処理装置によれば、
加熱容器に残留する塩類に対する過熱を防止することが
できる。
【0012】また、請求項4に記載の海水処理装置は、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の海水処理
装置において、前記ポンプ等の機器に供給される電力の
うち少なくとも一部の電力を供給する太陽電池システム
を有することを特徴とする。
【0013】本請求項に記載の海水処理装置によれば、
さらに省エネルギー化を図ることができる。
【0014】そして、請求項5に記載の海水処理方法
は、濾過装置により固相の混在物を除去した海水を熱処
理室内に配設された加熱容器に注入し、その加熱容器を
加熱することにより海水から水分のみを蒸発させて前記
加熱容器に残留する塩類を回収し、前記蒸発する水分を
回収し冷却することにより再び液化させて蒸留水を得る
とともに、前記濾過装置により濾過された海水を適温に
加熱した状態で貯留する浴用温水貯留槽内の海水を、前
記浴用温水貯留槽と前記熱処理装置との間に位置し前記
加熱手段の廃熱と熱交換可能に配設された熱交換用配管
内に循環させて、前記廃熱との熱交換により適当温度に
加熱された浴用温水を得ることを特徴とする。
【0015】本請求項の海水処理方法によれば、海水中
のミネラルを残留させて良質な塩を得るとともに、飲食
用の蒸留水を製造することができ、さらに、その食塩と
水とを分離させる過程における廃熱を利用して海水を用
いた温水を製造し、そのミネラルを多く含んだ海水を浴
用に使用することができる。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1および図
3により説明する。
【0017】図1は本発明に係る海水処理装置の一実施
形態の全体図を示したもので、本実施形態の海水処理装
置は、海水から固相の混在物を除去するための濾過装置
1と、前記濾過装置1により固相の混在物を除去した海
水を加熱して塩類と水分とに分離させる熱処理装置2
と、前記過熱により発生した水蒸気を液化させ、蒸留水
として貯留する蒸留水貯留装置3と前記濾過装置1で濾
過された海水を適温に加熱した状態で貯留する浴用温水
貯留槽4とを有している。
【0018】また、本実施形態の海水処理装置は、海中
と前記濾過装置1との間に海水を吸引・流通させる吸水
用配管5を配設しており、この吸水用配管5の中間部に
は、前記海水を吹い上げるための吸水用ポンプ6が配設
されてる。
【0019】前記吸水用配管5の先端部であり、海中に
位置している開口部5aには、前記吸水用配管5内に海
水以外のもの、例えば、魚貝類や海中の浮遊物などが吸
引されることを防止するための防御網7が形成されてい
る。この防御網7の網目は、前記防御網7をフィルタと
して機能させることからして細かなものであることが望
ましく、さらには、錆が付きにくく、貝や海藻の付着・
棲息しにくい材料により形成されているか、または、防
錆加工や海中生物の付着を防止する加工が施されている
ものを用いることとする。なお、前記吸水用ポンプ6
は、図示しないスイッチにより吸水動作のオン、オフの
切り替えがなされるように構成されているものとする。
【0020】前記濾過装置1は、本海水処理装置におい
て、海水中の固相を分離させることを目的として配設さ
れており、例えば濾紙や素焼円筒などの多孔性物質を濾
過部分に配設した濾過器8と、前記濾過装置1内におけ
る前記海水の流通経路において前記濾過器8より下流に
配設され、この濾過器8を通過することにより濾過され
た海水(以下、濾過水という)を回収し、一時的に貯留
させる濾過水貯留槽9とを有している。つまり、前記吸
水用ポンプ6によって汲み上げられた海水は、前記濾過
器8を通過することにより、固相の混雑物が除去され、
塩類等のミネラルを溶解させた水となり、前記濾過水貯
留槽9内に貯留されるように構成されている。
【0021】前記濾過水に対して加熱処理を行う熱処理
装置2は、本実施形態においては3つの熱処理室2A,
2B,2Cに分室されており、各熱処理室2A,2B,
2C内には、図2に示すように、前記濾過水を注入する
内釜10Aを内包する外釜10Bが配設されている。前
記内釜10Aおよび外釜10Bは熱伝導性の良好なステ
ンレス等の金属により碗状あるいは口広の筒状に形成さ
れており、前記内釜10Aの開口縁部10Aaは前記外
釜10Bの開口縁部10Baと連接されている。そし
て、前記内釜10Aの底面の下方で前記外釜10Bの底
部部分には、注入された海水を加熱するためのヒータ1
1が、前記内釜10Aの底面の形状に合わせて略円状に
配設されている。また、前記外釜10Bには、前記釜1
0の開口部から内釜10Aの収容物を流し出す、または
掻き出す際に、前記釜10全体を垂直方向に回転させる
ための回転機構12が配設されている。前記回転機構1
2は、連結する複数のギアおよびハンドルから構成され
た周知のものを用いることとする。
【0022】そして、前記外釜10Bの開口縁部10B
aの外周には、内釜10Aに注入され加熱される濾過水
の水蒸気を受ける受け蓋13の外周縁部13Aが着座す
る鍔部14が形成されている。また、前記受け蓋13
は、前記釜10に対して着脱可能とされており、使用状
態における上方の径寸法をより小径とする円錐状に形成
されており、その頂部には、後述する水蒸気回収ダクト
15の先端部を連結するための連結部材16が配設され
た排気口17が形成されている。なお、前記受け蓋13
は、使用中においては、前記釜10に対し、図示しない
固定部材により固定するように形成してもよい。さら
に、前記受け蓋13の内側で前記排気口17の近傍に
は、濾過水の加熱後に残留する塩の過熱を防止するべ
く、蒸発する水蒸気の量を検知するセンサ18が配設さ
れている。
【0023】そして、前記熱処理装置2は、前記濾過装
置1の濾過水貯留槽9と給水配管19を介して接続され
ており、前記各熱処理室2A,2B,2Cには、前記給
水配管19の本管からそれぞれの熱処理室2A,2B,
2Cに対して分岐させた枝管19A,19B,19Cが
配設されている。各熱交換室においては、前記枝管19
A,19B,19Cから供給される濾過水を前記内釜1
0Aに注入することとなる。
【0024】さらに、前記熱処理装置2は、隣設する蒸
留水貯留装置3に配設された凝縮器20と水蒸気回収ダ
クト15を介して接続されている。前記各熱処理室2
A,2B,2Cには、前記水蒸気回収ダクト15からそ
れぞれの熱処理室2A,2B,2Cに対して分岐させた
枝管15A,15B,15Cが、その先端部を各室内に
おいて、前記受け蓋13の排気口17に形成された連結
部材16に対して連結可能となるように、前記釜10の
配設位置まで延在させるようにして配設されている。ま
た、前記水蒸気回収ダクト15の中間部には、水蒸気の
流通を促すファン23が配設されている。
【0025】前記各熱処理室2A,2B,2Cは、加熱
時の熱気が各室外に漏出することがないように、断熱材
料を用いて形成されているとともに、加熱処理後に各室
内の熱気を外部に放出するためのファン21A,21
B,21Cが配設されている。さらに、各熱処理室2
A,2B,2Cには、前記センサ18が検出した水蒸気
量により海水中の塩分と水との分離の完了を判断し、前
記ヒータ11への通電をオフにする制御手段22が配設
されている。
【0026】前記蒸留水貯留装置3は、前記凝縮器20
と蒸留水貯留槽32とを有している。前記凝縮器20
は、前記水蒸気回収ダクト15を介して回収された水蒸
気を冷媒と熱交換させることにより蒸留水を製造する構
成の公知のものである。前記冷媒としては、例えば、凝
縮器20内の空気でもよいが、本実施形態においては、
前記濾過装置1の濾過水貯留槽9に貯留された濾過水を
循環させる濾過水循環用配管34を前記凝縮器20内に
配設し、この濾過水循環用配管34内をポンプ35の駆
動により循環する濾過水との熱交換により、前記水蒸気
を液化するように構成している。そして、前記凝縮器2
0における熱交換により得られた蒸留水は、蒸留水貯留
装置3の蒸留水貯留槽33に回収され、貯留されるよう
になっている。前記蒸留水貯留槽33には、図示しない
蒸留水供給手段が配設されており、蒸留水を適宜、供給
可能にされている。
【0027】また、前記濾過水貯留槽9は、別設された
浴用施設の浴用温水貯留槽4と浴用給水配管25を介し
て接続されている。この浴用給水配管25は、前記給水
配管19から分岐されており、その連結部には、前記濾
過水貯留槽9から供給される濾過水の供給先を切り替え
るための三方弁からなる切替弁26が配設されている。
【0028】また、前記給水配管19の濾過水貯留槽9
と切替弁26との中間部には、濾過水を前記各熱処理室
2A,2B,2Cおよび浴用温水貯留槽4に供給する供
給用ポンプ28が配設されている。また、前記枝管19
A,19B,19Cにはそれぞれ開閉弁27A,27
B,27Cが配設されており、前記切替弁26と開閉弁
27A,27B,27Cの開閉調節と前記供給用ポンプ
28の駆動により濾過水の供給を制御するように構成さ
れている。
【0029】そして、前記浴用温水貯留槽4には、前記
濾過水を浴用温水貯留槽4から前記熱処理装置2を経
て、再び前記浴用温水貯留槽4に戻るように循環させる
熱交換用配管29が接続されている。前記熱交換用配管
29は、前述のように前記浴用温水貯留槽4と熱処理装
置2間を循環する本管29と、前記本管29から分岐さ
せて配設され、濾過水を所定の熱処理室2A,2B,2
C内を循環させてから再び本管29に回収するようにな
された枝管29A,29B,29Cとから構成されてい
る。前記枝管29A,29B,29Cには、それぞれ開
閉弁30A,30B,30Cが配設されており、前記本
管29には循環用ポンプ31が配設されている。また、
前記本管29の、濾過水の循環経路において上流側に位
置する前記枝管29Aの連接点と下流側に位置する枝管
29Aの連接点との中間部には、この開閉弁を閉ざすこ
とにより、前記濾過水が前記枝管29Aを必ず通過する
ように制御する開閉弁30Dが配設されており、同じく
濾過水の循環経路において上流側に位置する前記枝管2
9Bの連接点と下流側に位置する枝管29Bの連接点と
の中間部、濾過水の循環経路において上流側に位置する
前記枝管29Cの連接点と下流側に位置する枝管29C
の連接点との中間部には、それぞれ同様の循環制御を行
う開閉弁30E,30Fが配設されている。
【0030】つまり、前記浴用温水貯留槽4の蒸留水
は、各開閉弁30の開閉制御によって、可動している熱
処理室2A,2B,2C内に配設された枝管29A,2
9B,29Cのいずれかを通過するように流通経路が確
保される。そして、前記熱処理室2A,2B,2C内に
配設されたいずれかの枝管29A,29B,29Cを通
過する際に、その熱処理室2A,2B,2C内において
高温となった室内空気との熱交換を行い、適当な温度に
加熱された状態で再び本管を経て前記浴用温水貯留槽4
に回収されるように構成されている。
【0031】なお、前記枝管29A,29B,29C
は、少なくとも前記熱処理室2A,29,2C内に配設
された部分は、熱電導率の良好な材質からなる配管を用
いることとし、その他の部分については、その配管に保
温部材を巻回するなどして保温を良好になされている。
そして、本実施形態において、前記枝管29A,29
B,29Cの熱電導率の良好な材質からなる配管は、図
3に示すように、各熱処理室2A,2B,2C内におい
て前記ヒータ11を底部に配設した釜10の下方に、前
記底部に沿ってジグザグ状に折り返して配設されてい
る。
【0032】また、前記浴用温水貯留槽4には、浴用温
水貯留槽4内の濾過水の温度管理を行う温度センサ35
が配設されており、この温度センサ35の検出結果によ
り、前記浴用温水貯留槽4内の濾過水が所定の下限温度
以下であるときは、前記循環用ポンプ31を駆動させて
前記濾過水を熱交換に供して加熱し、また、前記濾過水
が上限温度となったときには、前記循環用ポンプ31の
駆動を停止させるように制御する制御手段36が配設さ
れている。
【0033】なお、前記浴用温水貯留槽4内の濾過水を
加熱する加熱装置を、独立して配設することも可能であ
る。
【0034】ところで、前記ヒータ11やポンプ等に供
給される電力は、発電送電システムにより供給される電
力や、離島においてはディーゼルエンジンで重油を燃や
して発電された電力を用いてもよいが、前記熱処理装置
2の近傍に太陽エネルギーを利用して発電を行う公知の
ソーラーシステムを配設し、このソーラーシステムによ
り得られた電力を使用することも可能であり、この方法
によれば、システム導入時の経費はかかるが、その後の
運転に係る経費を大きく削減することができる。
【0035】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0036】まず、前記吸水用ポンプ6のスイッチをオ
ンにして吸水動作を開始し、海中に位置させた吸水用配
管5の開口部5aから海水を吸い上げる。その際、前述
のように、前記開口部5aに配設された防御網7をフィ
ルタとして機能させることにより、海中の魚介類や浮遊
物等が前記吸水用配管5内に海水とともに吸入されてし
まうことを防止することができる。
【0037】前記吸水用ポンプ6によって吹い上げた海
水は、前記吸水用配管5を介して濾過装置1に供給され
る。濾過装置1内において、前記海水は濾過器8を通過
することにより、固相の混雑物が除去され、塩類等のミ
ネラルを溶解させた水となり、前記海水の流通経路にお
いて前記濾過器8より下流に配設された前記濾過水貯留
槽9内に貯留される。なお、前記吸水用ポンプ6は、濾
過装置の処理能力との関係で、所定量ずつ断続的に、つ
まり、一回毎に供給する海水の処理が完了した段階で、
次の所定量の海水を濾過装置に供給するように駆動させ
てもよいし、濾過装置に、常に一定の未濾過の海水が供
給されているように、その濾過装置の濾過されている海
水量とほぼ同量の海水を、常に濾過装置に供給するよう
にしてもよい。
【0038】前記濾過水貯留槽9に貯留された濾過水
は、供給用ポンプ28の駆動により、前記吸水配管19
および枝管19A,19B,19Cあるいは前記浴用吸
水配管25を通して熱処理装置2または浴用温水貯留槽
4に供給する。
【0039】例えば、前記濾過水を熱処理装置2の熱処
理室2Cに供給する場合、濾過水が前記熱処理装置2へ
流通する供給経路を確保するように前記切替弁26を切
り替えるとともに、前記熱処理室2Cへ接続された枝管
19Cに配設された開閉弁27Cのみを開状態とし、他
の熱処理室2A,2Bへ接続された枝管19A,19B
に配設された開閉弁27A,27Bを閉状態とする。こ
のようにすることにより濾過水を熱処理室2C内に配設
された釜11に供給することができる。
【0040】また、前記濾過水を浴用温水貯留槽4に供
給する場合、濾過水が前記浴用温水貯留槽4へ流通する
ように前記切替弁26を切り替える。このようにするこ
とにより濾過水を給水配管19から浴用吸水配管25を
経て前記浴用温水貯留槽に供給することができる。
【0041】以下、前記熱処理室2Cにおいて、海水の
熱処理を行う場合を説明する。
【0042】前記濾過水が釜11に供給されたら、この
釜11に前記受け蓋13を被覆させる。前記受け蓋13
は、前述のように、外釜10Bの開口縁部の外周に形成
された鍔部14に、前記受け蓋13の外周縁部が着座す
るようにして前記釜11に載置する。そして、前記受け
蓋13の排気口17に配設された連結部材16に、この
熱処理室2C内に延在する水蒸気回収ダクト15の枝管
15Cの先端部を、管内を流動する水蒸気が漏れないよ
うにして接続する。
【0043】また、前記三方弁26を開閉制御して前記
浴用温水貯留槽4に濾過水を供給し、前記熱交換用配管
29に配設された開閉弁30,30…の開閉を制御し
て、前記浴用温水貯留槽4内に供給された濾過水が前記
循環用ポンプ31の駆動により、前記本管29から枝管
29Cを介して再び本管29に戻るような経路で循環す
るように準備する。つまり、本実施形態の場合は、前記
開閉弁30A,30B,30Fを閉状態とし、他の開閉
弁30D,30E,30Cを開状態とする。
【0044】このようにして加熱前の準備を完了させた
ら、熱処理室2Cをその熱気が室外に漏れないようにほ
ぼ密封状態とし、前記ヒータ11の電源をオンにして加
熱を開始する。
【0045】前記ヒータ11により加熱される濾過水か
ら発生する水蒸気は、前記受け蓋13の内面に案内され
て、その上方に形成された排出口17から水蒸気回収ダ
クト15内へ回収される。このとき、前記水蒸気回収ダ
クト15内に配設されたファン23を回転させることに
より、前記水蒸気の回収をより効率的かつ確実に行うこ
とができる。
【0046】ところで、本実施形態において、前記釜1
0は熱伝導性の良好な金属からなる内釜10Aおよび外
釜10Bにより2重に構成されており、前記ヒータ11
は、前記内釜10Aの底面の下方で前記外釜10Bの底
部部分に配設されている。よって、前記ヒータ11の熱
は釜10Aの底面部分からのみならず、釜10全体を包
み込むように伝わることとなり、濾過水に対して、内釜
10Aの周囲からまんべんなく加熱が施されることとな
る。
【0047】また、前記加熱の際の前記外釜10Bの外
周面からの放熱と、当該熱処理室2C内に配設された熱
交換用配管29の枝管29C内を流通する浴用温水貯留
槽4に供給された濾過水との熱交換を行なう。つまり、
前記循環用ポンプ31を駆動させて、前記濾過水を前記
熱交換室2C内を循環させることにより浴用温水貯留槽
4内に供給された濾過水を適温に加熱し、前記加熱され
た濾過水を前記浴用温水貯留槽4側へ回収する。なお、
前記濾過水への加熱温度は循環させる濾過水の量やスピ
ード等により調節することとする。本実施形態において
は、加熱後の蒸留水が流通する部分の熱交換用配管29
には、その配管に保温部材を巻回するなどして保温効果
を高める手段が執られているので、その加熱された濾過
水を、加熱時の温度を保ちながら前記浴用温水貯留槽4
に回収することができる。このように、前記浴用温水貯
留槽4内の濾過水は、熱交換に供され、加熱された状態
で回収された濾過水と混ざることで、徐々にその温度を
浴用に適した温度(約40〜42℃)とすることができ
る。なお、この浴用温水貯留槽4の温度管理は、前記セ
ンサ35と制御手段36により行うこととし、前記熱処
理室2Cにおいて加熱処理が行われている間は、その温
度管理が可能となる。
【0048】前記熱処理室2Cにおいて発生した水蒸気
は、前記水蒸気回収ダクト15の中間部に配設されたフ
ァン23の駆動により流通を促され、前記凝縮器20に
供給される。凝縮器20においては、前記水蒸気回収ダ
クト15を介して回収された水蒸気を前記凝縮器20内
の冷媒と熱交換させることにより、蒸留水を製造する。
そして、前記凝縮器20における熱交換により得られた
蒸留水は、回収配管24を介して、蒸留水貯留槽3に回
収され、貯留される。本実施形態において、飲食用の蒸
留水は、この蒸留水貯留槽3から図示しない蛇口等の蒸
留水供給手段によって外部に供給させることとなる。
【0049】一方、熱交換室2Cにおいては、前記排気
口11内側に配設されたセンサ18が検出する水蒸気の
量により、前記釜10内の濾過水がほぼ蒸発し、海水の
塩類と水分との分離が完了したことを前記制御手段22
が検知したら、前記制御手段22によりヒータ11への
通電をオフにする。本実施形態においては、安全性を確
保する上で最低限必要と思われる前記ヒータ11への通
電をオフにする動作を制御手段22により制御させるこ
ととしたが、この制御手段22は任意のものであり、例
えば、前記センサの警告音により、使用者が手動で前記
ヒータ11の電源をオフにすることとしても良いことは
もちろんである。
【0050】そして、ヒータ11をオフにしたら、前記
熱交換室2Cに形成されたファン23を作動させ、前記
熱交換室2C内の熱気を室外に放出し、自然冷却等によ
り前記熱交換室2C内および釜10の温度を作業可能な
状態に調節する。その後、前記熱交換室内において、前
記外釜10Bに配設された回転機構12を操作して、釜
10の全体を垂直方向に回転させ、前記釜10の開口部
を下方に向ける。この状態で、前記内釜10Aに残留す
る海水に含有されていた塩類等の結晶をトレー等に取り
出し、ミネラルを多く含んだ良質な塩類を得る。この塩
類は、その後、さらに天日に当てて干すようにしてもよ
い。
【0051】なお、この塩類の回収は、一釜分の海水の
熱処理毎に行う必要はなく、例えば、前述した海水から
の水分分離作業を3回行った後、塩類等の回収作業を1
回行うようにしてもよい。その際には、塩分が残留して
いる状態の釜11に、前記吸水用配管5から濾過水を注
入することとなる。
【0052】ところで、前述の海水処理装置において
は、3室の熱処理室2A,2B,2Cを同時に作動させ
ることも、ヒータ11に供給する電力次第で可能であ
る。しかし、本実施形態においては、各熱処理室2A,
2B,2Cの作動を1室毎、交互に行うこととし、その
作動させる熱処理室2A,2B,2Cの切替のタイミン
グは、各熱処理室2A,2B,2Cに配設された釜10
のヒータ11に対する通電のオン・オフ毎とする。つま
り、常にいずれかの熱処理室2A,2B,2Cのヒータ
11はオン状態となっているようにすることにより、水
蒸気をいずれかの熱処理室2A,2B,2Cにおいて発
生させ、蒸留水を製造することができ、前記開閉弁30
の開閉を切り替えて、前記浴用温水貯留槽4内の濾過水
の循環経路を、その作動する熱処理室2A,2B,2C
を循環する循環経路とすることにより、前記浴用温水貯
留槽4に供給された濾過水の加熱および保温がなされて
いるようにすることができる。
【0053】また、本実施形態においては、前記制御手
段22は、釜11の排気口17に配設されたセンサ18
の検出結果により、ヒータ11の通電をオフとする制御
のみを行うものとしたが、例えば、前記ヒータ11への
通電を水蒸気の量のみならず、時間をにより制御するタ
イマ制御機能を付加することも可能であるし、吸水用配
管5、給水配管19とその枝管19A,19B,19
C、熱交換用配管29とその枝管29A,29B,29
C等に配設された切替弁26や開閉弁27,30の開閉
制御、各ポンプ6,28,31等の駆動制御を自動的に
行って、前述のように、常にいずれかの熱処理室2A,
2B,2Cでは前述の加熱処理がなされ、同時に、他の
一方の熱処理室2A,2B,2Cでは放熱や塩類の回収
などの加熱後の処理がなされ、残りの熱処理室2A,2
B,2Cでは濾過水の給水などの加熱処理のための準備
を行うように、熱処理装置を集中制御することも可能で
ある。
【0054】また、ヒータ11等に供給する電力は、安
価な料金設定となる夜間電力を有効に使用することで、
塩類の製造および蒸留水の製造にかかるランニングコス
トは低廉に抑えることができる。例えば、夜間にのみ蒸
留水を製造することとし、昼間においては、前記釜10
の加熱後の処理および次の加熱の為の準備を行うように
することも可能である。
【0055】なお、本実施形態においては、熱処理装置
2の熱処理室2A,2B,2Cは3室配設したが、その
数は3室に限らないことはいうまでもない。また、濾過
装置1や熱処理装置2の大きさは、製造する蒸留水の量
や塩類の量により異なるので、特に限らない。
【0056】このように、本実施形態の海水処理装置お
よび海水処理方法においては、海水から塩類と水とを分
離させることができる。そして、分離された塩類は、薬
品等を使用した化学的な処理が施されておらず、濾過装
置において固相の不純物のみを除去された海水から製造
されたものであるので、海水に溶融するミネラルがその
まま残留物の中に含有された良質のものとなる。
【0057】なお、海水中には、外洋では海水1kg中
33〜38gの塩類が溶解しているといわれており、う
ち約78%はNaCl、約11%がMgCl2 、残りの
約11%がNa2 SO4 、CaCl2 等の塩類である。
【0058】これらの塩類が溶融した海水を温浴用に用
いれば、その浴用に使用する分だけ飲食可能な水の消費
を削減することができる。さらに、加熱された海水は、
いわゆる食塩泉(泉水1kg中に1〜5gの食塩が含有
された弱食塩泉)の温泉と同様に、入浴後は肌に食塩が
付着して汗の蒸発を防ぐので保温効果がよく、湯ざめし
にくいという効果を奏することが期待できる。
【0059】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る海水処理
装置および海水処理方法は、海水中のミネラルを残留さ
せて良質な塩を得るとともに、飲食用の蒸留水を製造す
ることができ、さらに、その塩類と水とを分離させる過
程における廃熱を利用して海水を用いた温水を製造し、
ミネラルを多く含んだ浴を、浴用に消費する水の代替と
して用いることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る海水処理装置の一実施形態を示
す説明図
【図2】 熱処理室内の釜の構成を説明する要部縦断面
【図3】 熱処理室内の釜とヒータおよび熱交換用配管
の位置関係を説明する上面透視図
【符号の説明】
1 濾過装置 2 熱処理装置 3 蒸留水貯留装置 4 浴用温水貯留槽 5 吸水用配管 6 吸水用ポンプ 7 防御網 8 濾過器 9 濾過水貯留槽 10 釜 10A 内釜 10B 外釜 11 ヒータ 12 回転機構 13 受け蓋 14 鍔部 15 水蒸気回収ダクト 16 連結部材 17 排気口 18 センサ 19 給水配管 19A,19B,19C 枝管 20 凝縮器 21 ファン 22 制御手段 23 ファン 25 浴用給水配管 26 切替弁 27 開閉弁 28 供給用ポンプ 29 熱交換用配管 30 開閉弁 31 循環用ポンプ 33 蒸留水貯留槽 34 濾過水循環用配管 35 温度センサ 36 制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過器およびこの濾過器により濾過され
    た海水を貯留する濾過水貯留槽を備えた濾過装置と、 前記濾過水貯留槽から供給された海水に対し、発生する
    水蒸気を回収しつつ加熱に供する加熱容器および加熱手
    段を備えた熱処理装置と、 回収した水蒸気を液化させる凝縮器および液化された蒸
    留水を貯留する蒸留水貯留槽を備えた蒸留水貯留装置
    と、 前記濾過水貯留槽から供給された海水を適温に加熱した
    状態で貯留する浴用温水貯留槽とを有し、 前記濾過水貯留槽と熱処理装置および浴用温水貯留槽と
    の間には、それぞれ濾過水貯留槽に貯留する海水を適宜
    供給するための弁およびポンプを備えた供給用配管が配
    設されており、 前記熱処理装置と浴用温水貯留槽との間には、ポンプの
    駆動により前記浴用温水貯留槽内の海水を前記熱処理装
    置と浴用温水貯留槽との間において循環可能とされ、前
    記熱処理装置内においては、循環する前記浴用温水貯留
    槽内の海水が前記加熱手段の廃熱と熱交換可能とされた
    熱交換用配管が配設されていることを特徴とする海水処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記熱処理装置は、前記加熱容器および
    加熱手段を備えた複数の熱処理室を有し、各熱処理室と
    前記濾過水貯留槽および浴用温水貯留槽との間には、そ
    れぞれ給水配管および熱交換用配管が配設されており、
    各給水配管および熱交換用配管には海水を適宜供給・循
    環させるための弁およびポンプが配設されていることを
    特徴とする請求項1に記載の海水処理装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段はヒータであり、蒸発する
    水分量を検出するセンサを前記加熱容器に配設するとと
    もに、前記センサの検出結果により、前記ヒータの電源
    のオン・オフを制御する制御手段を配設したことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の海水処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ポンプ等の機器に供給される電力の
    うち少なくとも一部の電力を供給する太陽電池システム
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れか1項に記載の海水処理装置。
  5. 【請求項5】 濾過装置により固相の混在物を除去した
    海水を熱処理室内に配設された加熱容器に注入し、その
    加熱容器を加熱することにより海水から水分のみを蒸発
    させて前記加熱容器に残留する塩類を回収し、前記蒸発
    する水分を回収し冷却することにより再び液化させて蒸
    留水を得るとともに、前記濾過装置により濾過された海
    水を適温に加熱した状態で貯留する浴用温水貯留槽内の
    海水を、前記浴用温水貯留槽と前記熱処理装置との間に
    位置し前記加熱手段の廃熱と熱交換可能に配設された熱
    交換用配管内に循環させて、前記廃熱との熱交換により
    適当温度に加熱された浴用温水を得ることを特徴とする
    海水処理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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