JPH1119637A - 浴槽湯水の循環恒温浄化装置 - Google Patents

浴槽湯水の循環恒温浄化装置

Info

Publication number
JPH1119637A
JPH1119637A JP9193289A JP19328997A JPH1119637A JP H1119637 A JPH1119637 A JP H1119637A JP 9193289 A JP9193289 A JP 9193289A JP 19328997 A JP19328997 A JP 19328997A JP H1119637 A JPH1119637 A JP H1119637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
water
temperature
circulation
bath
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9193289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3184957B2 (ja
Inventor
Naohiro Kodama
尚広 小玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Hoxan Inc
Original Assignee
Daido Hoxan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Hoxan Inc filed Critical Daido Hoxan Inc
Priority to JP19328997A priority Critical patent/JP3184957B2/ja
Publication of JPH1119637A publication Critical patent/JPH1119637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3184957B2 publication Critical patent/JP3184957B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)
  • Details Of Fluid Heaters (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽の湯水を循環パイプで環流させながら、
常に入浴適温に保持し、かつ殺菌することで何時でも入
浴できるようにした循環恒温浄化装置(24時間風呂)
に関し、肺炎を誘発するレジオネラ菌を死滅させ得る殺
菌性能の確保を図る。 【解決手段】 浴槽湯水Wを循環ポンプ3により環流さ
せる循環パイプ4にあって、その前段側に付設した加熱
殺菌部5により、浴槽湯水Wを60℃以上に加熱するこ
とで、レジオネラ菌等の死滅を可能とする。これで得た
昇温浴槽湯水W1を後段側の冷却降温部6に導入して、
入浴適温(40℃)となるまで水冷、空冷などにより降
温させ、これで得た降温浴槽湯水W3を、浴槽1に帰還
させることで、常時入浴を全く心配なしに楽しめるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴槽の湯水を所望適
温に保温し、しかも各種の殺菌装置を用いることで殺
菌、消毒などを行いながら、当該浴槽湯水を循環させ、
これにより24時間中、随時快適な入浴ができるように
した浴槽湯水の循環恒温浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置には、図4に例示する
通り浴槽aに開設した循環出口bと循環入口cとを、髪
の毛や垢などを除去するフィルタdを介して循環ポンプ
eにより、浴槽湯水Wが環流されるよう循環パイプfに
よって連結し、しかも、循環ポンプfの後段側にあっ
て、保温用ヒータgそして所要数の殺菌部h1、h2を
並列に付設されたものが用いられている。尚、図示例で
保温用ヒータgや殺菌部h1、h2が並列に設けられて
いるのは、これらを直列に連結すると大容量の循環ポン
プが必要となるためである。
【0003】ここで、上記の保温用ヒータgは、浴槽湯
水Wが常に入浴適温に保温されるよう循環パイプfを介
して加温しているだけであるから、もちろん、殺菌の役
割を果しているものではない。そして、上記の殺菌部h
1、h2には各種の機器等が用いられており、既に有害
菌を殺菌する紫外線ランプ、銀ゼオライトカートリッ
ジ、電極式銀イオン発生器、オゾン発生器、さらには、
これらの上流側にあって循環パイプfに介設された微生
物担体、そして加熱殺菌装置などが知られている。
【0004】ところが、上記の紫外線ランプによるとき
は、当該ランプの表面が汚れることで、紫外線の照射量
が早期に低下してしまい本来の殺菌効果が得られなくな
り、オゾン発生器を用いる場合は、その発生濃度を高く
すると人体に有害となる制約があるため、低濃度でしか
浴槽湯水に用いることができず、この結果、やはり殺菌
効果の実効が得られていない。また前記の微生物担体
は、既知の如く多孔質セラミックスや自然石である担体
に、微生物を担持させて担体表面に生物膜を形成させる
ようにし、この生物膜に有機物を吸着、吸収させて酸化
分解することで浴槽湯水の浄化を図るものである。従っ
て、それなりの効果はあるが、ここでは微生物を飼育し
ている状態であるため、いったん有害菌が入り込んでし
まうと増殖の可能性がある。
【0005】さらに上記した加熱殺菌装置なるものは、
前記の保温ヒータgとは違って、これよりも高温の処理
を施すことになるが、所定時間内に可成り多量の浴槽湯
水について加熱処理を施すことになれば、浴槽湯水の温
度が入浴適温よりも降温となってしまうことから、浴槽
湯水全量について菌の生息が不能となるような殺菌は行
われていないのが現況である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の難点に鑑み、浴槽湯水の循環恒温浄化装置において、
その殺菌効果を向上させようとするものである。特に近
時、この種の装置にあっては、当該浴槽湯水に、肺炎を
誘発する恐れのある既知のレジオネラ菌(在郷軍人病)
が繁殖するとの指摘があり、世界保健機関でも新興感染
症として取り上げ、その対応策が急務とされている。
【0007】本発明に係る請求項1にあっては、上記の
レジオネラ菌が、60℃とか70℃以上の高温で加熱す
るか、塩素などによる化学処理でなければ死滅しない点
を考慮し、上記従来例で説示した循環ポンプ付きの循環
パイプにあって、その上流側には加熱殺菌部を、下流側
には冷却降温部を付設することで、加熱殺菌部ではレジ
オネラ菌等を完全に死滅できる温度で浴槽湯水を加熱
し、その後、冷却降温部により入浴適温まで降温させた
浴槽湯水を浴槽へ帰還させ、これにより従来の殺菌に対
する信頼性を飛躍的に向上させ、所謂24時間風呂の安
全な普及を可能にしようとするのが、その目的である。
【0008】請求項2にあっては、上記の如き新規な加
熱殺菌部や冷却降温部の前後側にあって、従来例と同じ
くフィルタとか、上記加熱殺菌装置以外の微生物担体、
紫外線ランプ、オゾン発生器等の異種殺菌部をも付設
し、このことにとって、新旧内容による相乗効果を発揮
させようとしている。
【0009】そして請求項3では、上記の請求項1およ
び請求項2における加熱殺菌部の加熱手段に、燃焼器具
や電気ヒータだけでなくマイクロウエーブ、半導体(ペ
ルチェ素子)をも利用し、冷却降温部の加熱手段として
は水冷、空冷はもとよりペルチェ素子へ逆方向の電流を
供与するようにしてもよいことを明示している。
【0010】請求項4では請求項2に関し、加熱殺菌部
の加熱に際し、熱交換器や燃焼器具、そして熱交換用湯
水の温度制御機構を具備させ、かつ冷却降温部には、給
水源からの冷却水が供給されて排水口へ放流される水冷
器と、当該水冷器への冷却水をON−OFF制御する冷
却水制御機構を備えるようにして、浴室を利用しての水
冷を容易に実施できるようにし、かくして請求項1およ
び請求項2に係る前記の目的を簡易にして高い信頼性を
もって達成し得るようにしている。
【0011】そして請求項5にあっては、上記請求項4
における冷却降温部を水冷ではなしに、空冷器に内装の
電動ファンをON−OFF制御により稼動させ、これに
より循環パイプの冷却部から冷却器の流出通気口へ向け
て送風することで、冷却部を冷却するだけでなく、この
送風を浴室の暖房や換気扇と連動させることで洗濯物乾
燥機としても活用できるようにして、前記の請求項1お
よび請求項2における効果を、一層助長しようとするの
が、その目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1によるときは浴槽に開設の循環
出口と循環入口とを、循環ポンプにより浴槽湯水が環流
されるよう循環パイプにより連結し、当該浴槽湯水を6
0℃以上に昇温可能な加熱殺菌部が付設され、かつ上記
循環パイプの下流側には、上記加熱殺菌部による昇温浴
槽湯水を入浴適温まで降温可能とした冷却降温部が付設
されていることを特徴とする浴槽湯水の循環恒温浄化装
置を提供しようとしている。
【0013】次に請求項2では、請求項1における構成
の前段側にあって、従来技術としての構成、すなわち浴
槽に開設の循環出口と循環入口とを、フィルタを介して
循環ポンプにより浴槽湯水が環流されるよう循環パイプ
に連結するだけでなく、当該循環パイプには、循環ポン
プの後段側にあって所要数の異種殺菌部が並列に付設さ
れていることを、その内容としている。
【0014】そして、請求項3にあっては、請求項1ま
たは請求項2において、加熱殺菌部の加熱手段には、燃
焼器具、電気ヒータ、マイクロウエーブ、ペルチェ素子
が用いられ、冷却温部の冷却手段には、水冷、空冷、ペ
ルチェ素子が採択されていることを内容としている。
【0015】請求項4の場合には、浴槽に開設の循環出
口と循環入口とを、フィルタを介して循環ポンプにより
浴槽湯水が環流されるよう循環パイプにより連結し、当
該循環パイプには、循環ポンプの後段側にあって所要数
の異種殺菌部を並列に付設し、さらに、その後段側にお
ける循環パイプの上流側にあって、循環する浴槽湯水を
60℃以上に昇温可能なるよう付設した加熱殺菌部は、
当該循環パイプの下流側に付設した熱交換器と、この熱
交換器内の熱交換用湯水を熱交換用ポンプにより環流さ
せる熱交換用パイプと、当該熱交換用パイプの加熱部を
加熱するための燃焼器具と、前記熱交換用湯水の温度を
検知する第1温度センサの検知出力信号により、上記燃
焼器具に燃料ガスの供給をON−OFF制御する第1開
閉弁とからなり、さらに同上循環パイプの下流側に付設
して、上記加熱殺菌部による昇温浴槽湯水を入浴適温ま
で降温可能な冷却降温部は、循環パイプに設けた冷却部
に被嵌されて冷却水通洞を囲成した水冷器と、当該水冷
器にあって、給水源に連結された冷却水入口と、浴室の
排水口に連結された冷却水出口と、上記冷却部の下流側
における降温浴槽湯水の温度を検知する第2温度センサ
の検知出力信号により、上記給水源から冷却水入口に供
給する冷却水をON−OFF制御する第2開閉弁とから
なることを特徴とする浴槽湯水の循環恒温浄化装置を提
供しようとしている。
【0016】さらに、請求項5では、上記の請求項4に
対して加熱殺菌部による降温浴槽湯水を、入浴適温まで
降温可能な冷却降温部だけが相違しており、循環パイプ
に設けた冷却部に被嵌されて通気洞が囲成され、かつ流
入通気口と流入通気口とが形成された空冷器と、通気洞
に配設されて冷却部から流出通気口へ向け送風する電動
ファンと、冷却部の下流側における降温浴槽湯水の温度
を検知する第2温度センサの検知出力信号により、上記
電動ファンの稼動をON−OFF制御するスイッチング
部とによって構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る浴槽湯水の循環恒温
浄化装置につき、図1ないし図3によって以下詳記する
と、請求項1にあっては、図1に示す通りであって、浴
槽1に開設の循環出口2と循環入口2bとを、介設され
ている循環ポンプ3の稼動により、浴槽湯水Wが環流す
るように、循環パイプ4により連結されていることは、
前説の従来例と同じである。
【0018】ここで、請求項1では、上記循環パイプ4
の上流側に加熱殺菌部5が付設されていると共に、同じ
く循環パイプ4の下流側には冷却降温部6が付設されて
いる。上記の加熱殺菌部5は、単に循環パイプ4を環流
する浴槽湯水Wにつき、これを加熱するだけのものでな
く、流動する当該浴槽湯水Wを60℃以上に昇温可能な
るよう加熱できるものでなければならない。すなわち、
浴槽湯水Wとしての一定水量(250〜300リット
ル)を、所定時間(24〜48時間)内に、60℃以上
となるよう昇温させることで、前記したレジオネラ菌等
が完全に加熱殺菌できる加熱殺菌部5を付設するのであ
る。
【0019】さらに、加熱殺菌部5における加熱手段と
しては、請求項3に明示の如く各種のものを用いること
ができ、燃焼器具や電気ヒータによる加熱だけでなく、
マイクロウェーブとか半導体であるペルチェ素子への通
電などを採択することも可能である。
【0020】次に前記の冷却降温部6につき説示する
と、これまた単に冷却するというものでなく、上記した
加熱殺菌部により60℃以上に加熱された循環パイプ4
内の昇温浴槽湯水W1を、入浴適温(40℃)となるま
で降温させるよう構成されている。そして、当該冷却降
温手段としては、水冷とか空冷または前記のペルチェ素
子に逆方向の電流を通すなど各種の方策を採択すればよ
く、これについても請求項3が明示している。
【0021】次に請求項2について図2により以下説示
すると、上記した請求項1における構成にあって、その
前段側に前記従来の殺菌部等に該当する前段殺菌部7
を、循環パイプ4に付設することで、両者の相乗効果を
発揮できるようにしている。すなわち、上記前段殺菌部
7は、前記の如く浴槽に開設の循環出口2aと循環入口
2bとを、従来例と同じフィルタ7aを介して循環ポン
プ3により浴槽湯水Wが環流されるよう連結した循環パ
イプ4にあって、上記循環ポンプ3の後段側に所要数の
異種殺菌部7b、7cを並列に付設することで構成され
ている。そして上記異種殺菌部7b、7cには、既設の
通り、微生物担体、紫外線ランプ、オゾン発生器、銀ゼ
オライトカートリッジ、電極式銀イオン発生器等が使用
される。
【0022】請求項4にあっては、上記請求項2におけ
る加熱殺菌部5と冷却降温部6の構成を特定することに
より、浴室にあって設置し易いものを提供しており、こ
れを前同図2によって以下説示する。先ず加熱殺菌部5
の構成は、循環パイプ4における交換部5aに被設した
熱交換器5bと、これに収納された熱交換用湯水W2
が、熱交換用ポンプ5cにより環流されるよう熱交換用
パイプ5dが具備されている。
【0023】さらに、上記熱交換用パイプ5dの加熱部
5eを加熱するため、燃焼機器5fが配設されているだ
けでなく、熱交換器5b内の熱交換用湯水W2につき、
その温度を検知するサーモカップル等による第1温度セ
ンサ5gと、その検知出力信号により燃焼器具5fに燃
料ガスGの供給をON−OFF制御するため、燃料ガス
供給管5hに介設した第1開閉弁5iが備えられてい
る。
【0024】従って上記の加熱殺菌部5によるときは、
燃焼機器5fにより加熱部5eが熱せられて、熱交換用
湯水W2が昇温し、これにより、熱交換器5bにおける
熱交換部5aの浴槽湯水Wが加熱されることになり、こ
のことで得られた昇温浴槽湯水W1が、次段の冷却降温
部6に流入して行くことになる。この場合、第1温度セ
ンサ5gの検知出力信号により第1開閉器5iが制御さ
れ、昇温浴槽湯水W1の温度が60℃、70℃といった
設定温度以上に保持されるから、当該加熱殺菌部5にあ
って前掲レジオネラ菌等を死滅させることができる。
【0025】次に、図2における冷却降温部6につき説
示すると、循環パイプ4にあって、フィン等を設けるよ
うにした冷却部6aに、水冷器6bを被嵌することで冷
却水通洞6cが囲成されている。この水冷器6bにおけ
る冷却水入口6dには、浴室における水栓8に、水道水
である冷却水CWを供給している水道管8aから導出の
分岐管8bが連結され、水冷器6bの冷却水出口6e
は、浴室の図示しないトラップ等の設けられている排水
口などに、排水管6fを介して連結される。
【0026】さらに、この冷却降温部6には、冷却部6
aの下流側における循環パイプ4内にあって、降温浴槽
湯水W3の温度を検知する第2温度センサ6gが付設さ
れ、これより得られる検知出力信号により、上記した給
水源から水道管8aを経て分岐管8bへ供給される冷却
水CWが、電磁弁などによる第2開閉弁6hによって、
ON−OFF制御されるよう構成されている。
【0027】従って、上記冷却降温部6によるときは、
第2温度センサ6gの検知出力信号に基づき、水冷器6
bから流出される降温浴槽湯水W3を、前記の降温浴槽
湯水W1が入浴適温まで降温させることになり、これを
浴槽1に帰還させるので、浴槽1内における浴槽湯水W
の温度が、入浴不能な昇温状態となることなく、しかも
前記の如く信頼性の高い滅菌を完了させることができ
る。
【0028】次に請求項5の場合には、上記の請求項4
に比し図3に開示されている通り、その冷却降温部6が
水冷によることなく、空冷により入浴適温が得られるよ
うにした点で相違している。ここでは、これまた循環パ
イプ4にフィンを設けた冷却部6aが、空冷器6iによ
り被装されることで通気洞6jが囲成され、この空冷器
6iに流入通気口6kと流出通気口6mとが開設されて
いる。
【0029】さらに、当該冷却降温部6にあっては、浴
室の天井などにあって電動ファンnを、上記冷却部6a
の直上等に近設し、このことで流出通気口6mへ向けて
送風できるようにし、従って、流出通気口6mからは、
冷却部6aにより加温された空気が浴室内へ流出するか
ら、当該浴室を暖房したり換気扇との連動で洗濯物の乾
燥を行うようにすることもでき、また単に浴室内の空気
を流入通気口6kから導入し、これを流出通気口6mか
ら外気中へ放出して浴室内の換気に用いることもでき
る。
【0030】さらに、図3では図2の場合と同様にし
て、降温浴室湯水W3の温度を検知する第2温度センサ
6gの検知出力により、上記電源ファン6nの稼動をO
N−OFF制御可能としたスイッチング部6pを具備し
ており、従って、降温浴室湯水W3を常に40℃といっ
た所定の入浴適温に保持することができる。尚6qは電
源ファン6nの交流電源を示している。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成できるもの
であるから、請求項1によるときは、環流する浴槽湯水
を、加熱殺菌部により所定高温まで加熱するためレジオ
ネラ菌等の問題を根底から解決でき、しかも、冷却降温
部により、上記の過熱された降温浴槽湯水を、入浴適温
である降温浴槽湯水としてから浴槽内に環流するので、
所謂24時間風呂として何時でも支障なく利用でき、し
かも雑菌の繁殖などに対する充分な安全管理により、高
い信頼性をもった浴槽湯水の循環恒温浄化装置を提供す
ることができる。
【0032】さらに、請求項2では上記請求項1に示す
構成内容の前段側にあって、循環パイプに対し、これま
で使用されていた異種殺菌部を付設したので、異種殺菌
部としての効用を、支障なく発揮させることができ、相
乗的な効果による利益を入浴者に供与することができ
る。また請求項3にあっては、上記した加熱殺菌部の加
熱手段と冷却降温部の冷却手段を特定するようにしたの
で、需用者による各種の要請について、これを充足させ
ることが可能となる。
【0033】請求項4の場合によれば、加熱殺菌部に
は、加熱交換器、燃焼器具、温度制御機構を用い、冷却
降温部には水道水などの冷却水を用いるようにして浴室
に設置し易く、これによって請求項2により説示した上
記の効果を確実に達成できるようにしており、請求項5
にあっては、請求項4にあって冷却降温部を水冷とした
のに対し、電動ファンによる空冷としたので、このこと
により、浴室における換気や乾燥の要求に対しても、こ
れを充足することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1に係る浴槽湯水の循環恒温浄化
装置を示す一部切欠の全体構成略示図である。
【図2】請求項2と請求項4に係る同上装置の一部を切
欠して示した全体構成略示図である。
【図3】請求項5に係る前同装置の一部を切欠して示し
た全体構成略示図である。
【図4】従来の浴槽湯水の循環恒温浄化装置を示す一部
切欠の全体構成略示図である。
【符号の説明】
1a 浴槽 2a 循環出口 2b 循環入口 3 循環ポンプ 4 循環パイプ 5 加熱殺菌部 5b 加熱交換器 5c 熱交換用ポンプ 5d 熱交換用パイプ 5e 加熱部 5f 燃焼器具 5g 第1温度センサ 5i 第1開閉弁 6 冷却降温部 6a 冷却部 6b 水冷器 6c 冷却水通洞 6d 冷却水入口 6e 冷却水出口 6g 第2温度センサ 6h 第2開閉弁 6i 空冷器 6j 通気洞 6k 流入通気口 6m 流出通気口 6n 電動ファン 6p スイッチング部 7a フィルタ 7b 異種殺菌部 7c 異種殺菌部 CW 冷却水 W 浴槽湯水 W1 降温浴槽湯水 W2 熱交換用湯水 W3 降温浴槽湯水

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽に開設の循環出口と循環入口とを、
    循環ポンプにより浴槽湯水が環流されるよう循環パイプ
    により連結し、当該浴槽湯水を60℃以上に昇温可能な
    加熱殺菌部が付設され、かつ上記循環パイプの下流側に
    は、上記加熱殺菌部による昇温浴槽湯水を入浴適温まで
    降温可能とした冷却降温部が付設されていることを特徴
    とする浴槽湯水の循環恒温浄化装置。
  2. 【請求項2】 浴槽に開設の循環出口と循環入口とを、
    フィルタを介して循環ポンプにより浴槽湯水が環流され
    るよう循環パイプにより連結し、当該循環パイプには、
    循環ポンプの後段側にあって所要数の異種殺菌部を並列
    に付設し、さらに、その後段側における循環パイプの上
    流側には、循環する浴槽湯水を60℃以上に昇温可能な
    加熱殺菌部が付設され、かつ上記循環パイプの下流側に
    は、上記加熱殺菌部による昇温浴槽湯水を入浴適温まで
    降温可能とした冷却降温部が付設れていることを特徴と
    する浴槽湯水の循環恒温浄化装置。
  3. 【請求項3】 加熱殺菌部の加熱手段には、燃焼器具、
    電気ヒータ、マイクロウエーブ、ペルチェ素子が用いら
    れ、冷却温部の冷却手段には、水冷、空冷、ペルチェ素
    子が採択されている請求項1または請求項2記載の浴槽
    湯水の循環恒温浄化装置。
  4. 【請求項4】 浴槽に開設の循環出口と循環入口とを、
    フィルタを介して循環ポンプにより浴槽湯水が環流され
    るよう循環パイプにより連結し、当該循環パイプには、
    循環ポンプの後段側にあって所要数の異種殺菌部を並列
    に付設し、さらに、その後段側における循環パイプの上
    流側にあって、循環する浴槽湯水を60℃以上に昇温可
    能なるよう付設した加熱殺菌部は、当該循環パイプの下
    流側に付設した熱交換器と、この熱交換器内の熱交換用
    湯水を熱交換用ポンプにより環流させる熱交換用パイプ
    と、当該熱交換用パイプの加熱部を加熱するための燃焼
    器具と、前記熱交換用湯水の温度を検知する第1温度セ
    ンサの検知出力信号により、上記燃焼器具に燃料ガスの
    供給をON−OFF制御する第1開閉弁とからなり、さ
    らに同上循環パイプの下流側に付設して、上記加熱殺菌
    部による昇温浴槽湯水を入浴適温まで降温可能な冷却降
    温部は、循環パイプに設けた冷却部に被嵌されて冷却水
    通洞を囲成した水冷器と、当該水冷器にあって、給水源
    に連結された冷却水入口と、浴室の排水口に連結された
    冷却水出口と、上記冷却部の下流側における降温浴槽湯
    水の温度を検知する第2温度センサの検知出力信号によ
    り、上記給水源から冷却水入口に供給する冷却水をON
    −OFF制御する第2開閉弁とからなることを特徴とす
    る浴槽湯水の循環恒温浄化装置。
  5. 【請求項5】 浴槽に開設の循環出口と循環入口とを、
    フィルタを介して循環ポンプにより浴槽湯水が環流され
    るよう循環パイプにより連結し、当該循環パイプには、
    循環ポンプの後段側にあって所要数の異種殺菌部を並列
    に付設し、さらに、その後段側における循環パイプの上
    流側にあって、循環する浴槽湯水を60℃以上に昇温可
    能なるよう付設した加熱殺菌部は、当該循環パイプに付
    設した熱交換器と、この熱交換器内の熱交換用湯水を熱
    交換用ポンプにより環流させる熱交換用パイプと、当該
    熱交換用パイプの加熱部を加熱するための燃焼器具と、
    前記熱交換用湯水の温度を検知する第1温度センサの検
    知出力信号により、上記燃焼器具に燃料ガスの供給をO
    N−OFF制御する第1開閉弁とからなり、さらに同上
    循環パイプの下流側に付設して、上記加熱殺菌部による
    昇温浴槽湯水を入浴適温まで降温可能な冷却降温部は、
    循環パイプに設けた冷却部に被嵌されて通気洞が囲成さ
    れ、かつ流入通気口と流入通気口とが形成された空冷器
    と、通気洞に配設されて冷却部から流出通気口へ向け送
    風する電動ファンと、冷却部の下流側における降温浴槽
    湯水の温度を検知する第2温度センサの検知出力信号に
    より、上記電動ファンの稼動をON−OFF制御するス
    イッチング部とからなることを特徴とする浴槽湯水の循
    環恒温浄化装置。
JP19328997A 1997-07-03 1997-07-03 浴槽湯水の循環恒温浄化装置 Expired - Fee Related JP3184957B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19328997A JP3184957B2 (ja) 1997-07-03 1997-07-03 浴槽湯水の循環恒温浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19328997A JP3184957B2 (ja) 1997-07-03 1997-07-03 浴槽湯水の循環恒温浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1119637A true JPH1119637A (ja) 1999-01-26
JP3184957B2 JP3184957B2 (ja) 2001-07-09

Family

ID=16305448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19328997A Expired - Fee Related JP3184957B2 (ja) 1997-07-03 1997-07-03 浴槽湯水の循環恒温浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3184957B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012012805A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 創水装置
CN102828075A (zh) * 2012-08-17 2012-12-19 南昌大学 一种Al-Mg-Sm稀土铸造铝合金及其制备方法
JP2018020272A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 オルガノ株式会社 超純水製造装置および超純水製造方法
CN115183462A (zh) * 2022-07-19 2022-10-14 佛山市顺德区裕安燃气具实业有限公司 一种恒温加热系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012012805A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 創水装置
CN102828075A (zh) * 2012-08-17 2012-12-19 南昌大学 一种Al-Mg-Sm稀土铸造铝合金及其制备方法
JP2018020272A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 オルガノ株式会社 超純水製造装置および超純水製造方法
CN115183462A (zh) * 2022-07-19 2022-10-14 佛山市顺德区裕安燃气具实业有限公司 一种恒温加热系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3184957B2 (ja) 2001-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006284030A (ja) 風呂装置
JP3184957B2 (ja) 浴槽湯水の循環恒温浄化装置
JPH10244257A (ja) 温水殺菌装置及び常時循環式の風呂ユニット装置
KR200396891Y1 (ko) 자외선 살균기 과열 방지 장치
JP6895047B2 (ja) 風呂装置
US20090039030A1 (en) Antimicrobial water treatment system and method
JP2018134207A (ja) 風呂装置
KR101032200B1 (ko) 냉수와 온수의 순환교류방식에 따른 급수시스템
JP5111531B2 (ja) 空気処理装置および加熱調理装置
JP3801292B2 (ja) 風呂装置
JP4531590B2 (ja) 熱水供給装置
JPH09324953A (ja) 浴槽水保温浄化システム
JPH10267391A (ja) 循環温浴機
JP3687819B2 (ja) 浴槽水保温浄化システム
JP2001218827A (ja) 殺菌機能つき空調装置
JPH11299863A (ja) 流体の加熱殺菌装置
JP2003310461A (ja) 浴槽水の循環浄化装置
JP3748973B2 (ja) 24時間風呂の加熱殺菌装置
JPH025984B2 (ja)
JPH046853B2 (ja)
JPH0947756A (ja) 浴槽水循環システムの殺菌方法及び高温殺菌装置付浴槽 水循環システム
JPH10220874A (ja) 風呂装置
JP2002130813A (ja) 風呂水の保温殺菌装置
JP3568580B2 (ja) 循環式浄水温水器における空気予備加熱装置
JP2006326189A (ja) 浴槽循環システムの洗浄方法とその洗浄手段を備えた浴槽循環システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010306

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees