JPH11195582A - 露光装置及び方法 - Google Patents

露光装置及び方法

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JPH11195582A
JPH11195582A JP9366865A JP36686597A JPH11195582A JP H11195582 A JPH11195582 A JP H11195582A JP 9366865 A JP9366865 A JP 9366865A JP 36686597 A JP36686597 A JP 36686597A JP H11195582 A JPH11195582 A JP H11195582A
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light
exposure
shutter
light sources
illumination
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JP9366865A
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Takeshi Naraki
剛 楢木
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Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光源の状態に応じてこれら複数の光源
から供給される照明光を制御して、効率的で安定した露
光を可能にする。 【解決手段】 プレート9の交換やアライメントを行っ
ている際に、シャッタ板121a〜121cを遮断位置
に移動させて、その後にプレート9交換等が始まるまで
の間に目的の光源101a〜101cの交換作業を完了
する。そして、後のプレート9交換等の際に、シャッタ
板121a〜121cを非遮断位置に移動させる。この
ようなシーケンスを繰返すことにより、露光装置のライ
ンを停止することなく各光源101a〜101cを順次
交換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板にマスクパタ
ーンを転写するための露光装置及び方法に関し、特に複
数の光源からの照明光を用いてマスクを照明する照明系
を備える露光装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体露光装置、液晶用露光装置等の露
光装置には、基板を露光するためにマスクを照明するた
めの照明系が組み込まれている。
【0003】例えば、特開平7−57986号公報に開
示された露光装置の照明系では、光源である複数の水銀
ランプからの照明光をこれらに対向して複数の入射端を
持つライトガイドに導入することにより、各水銀ランプ
からの照明光を加算し、マスクに対する必要な照明光量
を確保している。
【0004】このような露光装置では、例えば水銀ラン
プが消耗した場合、露光装置の動作を一旦中断し、使用
中の水銀ランプをすべて消灯して、消耗した水銀ランプ
を新たな水銀ランプと交換している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の露光装
置では、水銀ランプを消灯してランプ交換を行うことと
しているので、ランプ交換中は露光処理が禁止され、ラ
インが停止してしまう。また、水銀ランプは点灯しても
直ちに安定しないので、水銀ランプの出力が安定するま
では露光処理を開始することができず、長時間のライン
停止によってスループットが低下する。
【0006】そこで、本発明は、複数の光源の状態に応
じてこれら複数の光源から供給される照明光を制御し
て、効率的で安定した露光を可能にする露光装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の露光装置は、複数の光源(101a〜10
1c)からの照明光を用いて基板(9)にマスクパター
ンを転写するものであって、前記複数の光源の光源状態
に応じて、前記複数の光源の少なくとも1つの光源から
出射した照明光を遮断するシャッタ(122a〜122
c)と、前記シャッタを制御するシャッタ制御装置(7
0、73)とを備えることを特徴とする。
【0008】また、好ましい態様では、前記シャッタ制
御装置(70、73)が、前記光源状態の変化に対して
前記シャッタを所定の時間差で動作させることを特徴と
する。
【0009】また、好ましい態様では、前記シャッタ制
御装置(70、73)が、前記光源状態が安定な点灯状
態において、前記シャッタを非遮断位置に配置させるこ
とを特徴とする。
【0010】また、好ましい態様では、前記シャッタ
(122a〜122c)が、前記複数の光源毎に複数設
けられたことを特徴とする。
【0011】また、好ましい態様では、前記シャッタ制
御装置(70、73)が、前記複数の光源毎に設けられ
たシャッタをそれぞれ個別に制御することを特徴とす
る。
【0012】また、好ましい態様では、前記シャッタ制
御装置(70、73)が、前記複数の光源のうち交換す
べきいずれかの光源に対応する前記シャッタを遮断位置
に配置させることを特徴とする。
【0013】また、好ましい態様では、前記シャッタ制
御装置(70、73)が、前記照明光が前記基板に供給
されている露光動作中のタイミングを回避して、前記シ
ャッタを遮断位置及び非遮断位置のいずれかに移動させ
ることを特徴とする。
【0014】また、本発明の露光方法は、複数の光源
(101a〜101c)からの照明光を用いて基板
(9)にマスク(8)のパターンを転写する露光方法で
あって、前記複数の光源の光源状態に応じて、前記複数
の光源の少なくとも1つの光源から出射した前記照明光
を遮断することを特徴とする。
【0015】また、好ましい態様では、前記照明光の遮
断動作が、前記光源状態の変化に対して所定の時間差で
行われることを特徴とする。
【0016】また、好ましい態様では、前記照明光が前
記基板(9)に供給されている露光動作中のタイミング
を回避して、前記遮断動作及び前記照明光の非遮断動作
を行うことを特徴とする。
【0017】また、好ましい態様では、前記露光方法
が、前記露光動作中に前記基板(9)及び前記マスク
(8)を前記照明光に対して相対的に移動させて露光
し、前記照明光の光量に基づいて前記基板及びマスクの
相対的移動速度を調節し、前記照明光の前記基板(9)
に対する露光量を制御することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態である露光装置について説明する。
【0019】図1は、実施形態の露光装置の全体構造を
説明するための斜視図である。この露光装置は、回路パ
ターンを形成したマスク8を均一に照明する照明光学系
10と、マスク8上に形成されたの回路パターンをレジ
ストを塗布した基板であるプレート9上に投影する投影
装置2とを備える。露光に際しては、投影装置2及び照
明光学系10に対して、図示を省略するマスクステージ
上に載置されたマスク8と、プレートステージ60上に
載置されたプレート9とを同期して移動させる。これに
より、マスク8の回路パターンをプレート9上のレジス
トに漸次転写するいわゆる走査露光が可能になる。
【0020】なお、この露光装置では、マスク8とプレ
ート9が搬送される方向(走査方向)をX軸、マスク8
の平面内でX軸と直交する方向をY軸、マスク8の法線
方向をZ軸とした座標系をとっている。
【0021】図2は、図1に示す照明光学系10の具体
的な構成の一例を示す図である。例えばg線(435n
m)、或いはi線(365nm)の波長の照明光を含ん
で発生する超高圧水銀ランプ等からなる光源101a〜
101cから発生した照明光は、楕円鏡102a〜10
2cにより集光され、光ファイバをランダムに束ねて構
成したライトガイド103に導入される。この際、各楕
円鏡102a〜102cによる光源像の形成位置にライ
トガイド103の入射端103p〜103rを配置して
照明光の効率的な結合を達成している。
【0022】ライトガイド103に導入された照明光
は、各射出端103a、103bに均一な光強度分布の
光源面を形成する。なお、図面中では、簡略のため2つ
の射出端103a、103bのみを示しているが、ライ
トガイド103は、マスク8上の照明領域111a〜1
11gの数に対応して照明光を7つに分岐しており、図
示を省略する残り5つの射出端にも均一な光強度分布の
光源面が形成される。
【0023】ライトガイド103から射出した光束は、
リレーレンズ104a、104bをそれぞれ介して、フ
ライアイレンズ105a、105bに達する。これらの
フライアイレンズ105a、105bの射出面側には、
複数の2次光源が形成される。複数の2次光源からの光
は、2次光源形成位置に前側焦点が位置するように配置
されたコンデンサレンズ106a、106bを通って、
矩形状の開口部107a、107bを有する視野絞り1
07を均一に照明する。視野絞り107を通過した照明
光は、それぞれレンズ108a、108bを介して、ミ
ラー109a、109bによって光路が90゜偏向さ
れ、レンズ110a、110bに達する。ここで、レン
ズ108a、110aとレンズ108b、110bと
は、視野絞り107とマスク8とを共役にするリレー光
学系であり、レンズ110a、110bを通過した照明
光は、視野絞り107の開口部107a、107bの像
である照明領域111a、111bをマスク8上に形成
する。なお、図2においては、説明を簡単にするため
に、照明領域111c〜111gを形成する照明光学系
は、その光軸のみを示している。ライトガイド103の
射出端は、前述のように照明領域111a〜111gの
数に対応して設けてあり、残りの照明領域111c〜1
11gにも、図示省略したライトガイド103の射出端
からの均一な照明光が供給される。
【0024】ライトガイド103の各入射端103p〜
103rと、光源101a〜101cをそれぞれ内部に
固定した各楕円鏡102a〜102cとの間には、照明
光の光路上に進退可能なシャッタ板121a〜121c
がそれぞれ配置されている。各シャッタ板121a〜1
21cは、エアシリンダ122a〜122cによってそ
れぞれ独立に駆動されて、照明光が入射端103p〜1
03rに入射することを妨げる遮断位置と、照明光が入
射端103p〜103rに入射することを許容する非遮
断位置との間で移動する。なお、ライトガイド103に
はランダム性を持たせてあるので、いずれかの光源10
1a〜101cからの照明光を遮断しても、ライトガイ
ド103の射出端には、常に均一な光強度分布の光源面
が形成される。
【0025】以上説明した照明光学系10において、視
野絞り107の開口部107a、107bの形状は、矩
形状に限ることはない。ただし、開口部107a、10
7bの形状としては、投影光学系2a、2bの視野の形
状に可能な限り相似であることが望ましい。また、上述
の如き複数の照明領域111a〜111gを形成する照
明装置10の代わりに、走査方向(X方向)と直交する
方向(Y方向)に延びた一つの矩形領域でマスク8を照
明する単一の照明光学系を適用してもよい。このような
照明光学系として、例えばY方向に延びた棒状の光源を
用いたものが考えられる。
【0026】図1に示す投影装置2は、マスク8とプレ
ート9との間に適宜配置された複数の投影光学系2a〜
2gから構成される。各投影光学系2a〜2gは、マス
ク8上の視野領域8a〜8gをプレート9上の露光領域
9a〜9gに等倍の正立像として投影する。なお、各視
野領域8a〜8gは、図2の照明領域111a〜111
gにそれぞれ内包されている。
【0027】図3は、図1に示す投影光学系2a〜2g
の構造を説明するための図である。なお、各投影光学系
2a〜2gは、それぞれ同じ構成を有するため、図3で
は、投影光学系2aのみの構造を示している。
【0028】投影光学系2aは、変形した2組のダイソ
ン型光学系を組み合わせた構造となっている。すなわ
ち、この投影光学系2aは、第1部分光学系21〜24
と、視野絞り25と、第2部分光学系26〜29とを有
しており、これら第1及び第2部分光学系は、それぞれ
ダイソン型光学系を変形したものとなっている。
【0029】第1部分光学系は、マスクに対向する直角
プリズム21と、凸面を直角プリズム21の反対側に向
けた平凸レンズ成分22と、凹面を平凸レンズ成分22
側に向けたメニスカスレンズ成分23と、直角プリズム
21の下方に配置された直角プリズム24とを有する。
【0030】マスク8を通過した照明光学系からの光
は、直角プリズム21によって光路を90゜偏向され、
平凸レンズ成分22に入射する。平凸レンズ成分22を
通過した光は、接合面22aで屈折して反射面23aに
達する。反射面23aで反射された光は、接合面22a
で再度屈折され、平凸レンズ成分22に接合された直角
プリズム24に達する。この光は、直角プリズム24に
よって光路を90゜偏向されて、この直角プリズム24
の射出面側にマスク8の1次像を形成する。ここで、第
1部分光学系21〜24が形成するマスク8の1次像
は、X方向(光軸方向)の横倍率が正であり、かつ、Y
方向の横倍率が負となる等倍像である。
【0031】1次像からの光は、第2部分光学系26〜
29を介して、マスク8の2次像をプレート9上に形成
する。なお、第2部分光学系の構成は、第1部分光学系
21〜24と同一構造を有するため説明を省略する。こ
の第2部分光学糸26〜29は、第1部分光学系と同じ
く、X方向が正かつY方向が負となる横倍率の等倍像を
形成する。よって、プレート9上に形成される2次像
は、マスク8の等倍の正立像となる。なお、詳細な説明
は省略するが、投影光学系2a(第1及び第2部分光学
系)は、両側テレセントリック光学系となっている。ま
た、第1部分光学系21〜24が形成する1次像の位置
に配置される視野絞り25は、例えば台形状の開口部を
有する。この視野絞り25により、プレート9上の各露
光領域が台形状に規定される。
【0032】以上説明した投影光学系2aにおいて、第
1及び第2部分光学系は、平凸レンズ成分22、27と
反射面23a、28aとの間を空気とする、いわゆるダ
イソン型光学系そのものの構成であってもよい。
【0033】図1に戻って、投影光学系2a〜2gの配
置について説明する。各投影光学系2a〜2gは、図3
に示すような視野絞り25によって規定される視野領域
8a〜8gをそれぞれ有している。これらの視野領域8
a〜8gの像は、プレート9上の露光領域9a〜9gに
等倍の正立像として投影される。ここで、投影光学系2
a〜2dは、視野領域8a〜8dが図中Y方向に沿って
所定の間隔で配列されるように位置決めされている。ま
た、投影光学系2e〜2gは、視野領域8e〜8gがX
方向に関して視野領域8a〜8dとは異なる位置であっ
てY方向に沿って所定の間隔で配列されるように位置決
めされている。この結果、プレート9上には、一群の投
影光学系2a〜2dによって、図中Y方向に沿って露光
領域9a〜9dが形成され、一群の投影光学系2e〜2
gによって、Y方向に沿って露光領域9e〜9gが形成
される。これらの露光領域9a〜9gは、視野領域8a
〜8dの等倍の正立像である。
【0034】ここで、マスクステージとプレートステー
ジ60とは、投影装置2及び照明光学系10に対し、X
方向に同期して移動する。これにより、プレート9上に
は、照明光学系10により照明されたマスク8の像が逐
次転写され、所謂走査露光が行われる。マスク8及びプ
レート9の移動により、視野領域8a〜8gによるマス
ク8全面の走査が完了すると、プレート9上の全面に亘
ってマスク8の像が転写される。
【0035】図4は、投影光学系2a〜2gによって規
定される視野領域8a〜8gと、マスク8との平面的な
位置関係を示す図である。同図において、マスク8上に
は、回路パターンPAが形成されており、この回路パタ
ーンPAの領域を囲むように遮光部LSAが設けられて
いる。
【0036】図中破線にて囲まれる照明領域111a〜
111gは、図2に示される照明光学系10によって均
一に照明される。この照明領域111a〜111g内に
は、前述の視野領域8a〜8gが配列されている。これ
らの視野領域8a〜8gは、投影光学系2a〜2g内の
視野絞りにより、その形状がほぼ台形状となる。ここ
で、視野領域8a〜8dの上辺(一対の平行な辺のうち
の短辺)と、視野領域8e〜8gの上辺(一対の平行な
辺のうちの短辺)とが対向するように配列されている。
ここで、遮光部LSAに近接した一対の視野領域8a、
8dの形状は、そのうち遮光部LSA側の辺(一対の平
行な辺以外の辺)が回路パターンPAの領域の縁と一致
するように規定されている。なお、両視野領域8a、8
dはマスク8の遮光部LSAと重なるような形状であっ
てもよい。
【0037】視野領域8a〜8dは、投影光学系2a〜
2dの占有面積を考慮してそれぞれ離間して配置されて
いる。視野領域8a〜8dの間の領域については、走査
露光であることを利用して、投影光学系2e〜2gで規
定される視野領域8e〜8gによって補間することとし
ている。ここで、各視野領域8a〜8gの走査方向(X
方向)に沿った幅の総和(すなわち、図1の露光領域9
a〜9gのX方向に沿った幅の総和)は、プレート9全
面にわたって均一な露光量分布を確保するという観点か
ら、Y方向のどの位置においても常に一定としてある。
【0038】図1に示すプレートステージ60上には、
Y軸に沿った反射面を有する反射部材61と、X軸に沿
った反射面を有する反射部材62とが設けられている。
また、露光装置本体側には、干渉計として、例えばHe
−Ne(633nm)等のレーザ光を供給するレーザ光
源63と、レーザ光源63からのレーザ光をX方向及び
Y方向測定用の一対のレーザ光に分割するビームスプリ
ッタ64と、ビームスプリッタ64からのレーザ光を反
射部材61へ投射するためのプリズム65と、ビームス
プリッタ64からのレーザ光を反射部材62上の2点へ
投射する2ためのプリズム66、67とが設けられてい
る。これにより、ステージのX方向の位置、Y方向の位
置及びXY平面内での回転を検出することができる。な
お、図1においては、反射部材61、62にて反射され
たレーザ光と参照用レーザ光とを干渉させた後に検出す
る検出系について図示を省略している。
【0039】図5は、図1に示す露光装置の制御機構の
要部を説明する図である。制御装置70は、マスク移動
装置71とプレート移動装置72とを制御して、図1の
マスク8を支持するマスクステージとプレート9を支持
するプレートステージ60とをこれらの相対的位置関係
が維持されるように同期して移動させる。また、制御装
置70は、電磁弁駆動装置73を制御して、図2に示す
各シャッタ板121a〜121cを遮断位置と非遮断位
置との間で移動させる各エアシリンダ122a〜122
cを適当なタイミングでそれぞれ個別に動作させる。こ
れにより、各光源101a〜101cからの照明光を対
応する入射端103p〜103rに入射させるか否かを
適宜設定することができ、各光源101a〜101cの
いずれによってマスク8を照明するかを選択することが
できる。また、制御装置70は、ランプ光源74を制御
して、各光源101a〜101cのON・OFF等の動
作状態を調節するとともに、供給されている電流値に基
づいて光源101a〜101cが安定して動作している
か否かを判定する。また、制御装置70は、センサドラ
イバ75を制御して、各光センサ76a〜76cを動作
させるとともに、各光センサ76a〜76cの検出出力
に基づいて各光源101a〜101cの発光強度を監視
する。なお、センサドライバ75は、図1のプレートス
テージ60上の適所に配置された光センサ77を動作さ
せるとともに、光センサ77の検出出力を制御装置70
に出力する。これにより、光源101a〜101cを適
当に組み合わせた結果照明光学系10から出射する照明
光の強度を監視することができる。さらに、制御装置7
0は、コマンドを入力するための入力装置78やメッセ
ージを表示するための表示装置79に接続されている。
これにより、オペレータは、露光装置の動作を監視しつ
つ露光装置を所望の状態に維持することができる。
【0040】以下、制御装置70の動作について説明す
る。制御装置70は、例えば各光源101a〜101c
が交換された時期や寿命等に関する情報を光源状態とし
て管理するための記憶装置を内蔵しており、各光源10
1a〜101cが劣化したり破損する前に、適当なタイ
ミングでこれらの光源101a〜101cの交換を指示
する。光源101a〜101cの交換自体は、作業者が
行ってもよいし、自動化することもできる。各光源10
1a〜101cの交換に際しては、制御装置70自体の
判断、或いは入力装置78からのコマンドに応じて、基
本的にプレート9の露光動作を行っていない、例えばプ
レート交換時やロットの終了時などのタイミングで、電
磁弁駆動装置73を動作させて対応するシャッタ板12
1a〜121cを遮断位置に移動させる。表示装置79
からのメッセージでシャッタ板121a〜121cの動
作完了を確認した後、作業者が寿命の光源101a〜1
01cを新たなものと交換する。光源101a〜101
cの交換後は、光源101a〜101cの出力が安定し
た段階でシャッタ板121a〜121cを非遮断位置に
移動させて交換作業を終了する。
【0041】光源101a〜101cの交換は、原則と
して全てを同時に行わないこととする。これにより、光
源101a〜101cの交換中も露光装置を稼働させる
ことができる。いずれかの光源101a〜101cの交
換中は、照明光学系10から出射する照明光の強度が低
下するので、光センサ77の検出出力に基づいてマスク
8及びプレート9の走査速度を下げてプレート9上にお
ける露光量を一定値に保つ。
【0042】なお、特定のプレート9の露光動作中は、
シャッタ板121a〜121cの動作を避ける必要があ
る。本実施形態のような走査型の露光装置では、プレー
ト9上に形成される露光パターンに、シャッタ板121
a〜121cの動作に起因する露光ムラが生じるからで
ある。したがって、あるプレート9の露光中と次のプレ
ート9の露光中の合間を縫ってシャッタ板121a〜1
21cを動作させることになる。具体的には、プレート
9の交換やアライメントを行っている際に、シャッタ板
121a〜121cを遮断位置に移動させて、次に或い
はその後にプレート9交換等が始まるまでの間に目的の
光源101a〜101cの交換作業を完了する。そし
て、新たな光源の動作が安定するのを待って、その後の
プレート9交換等の際に、シャッタ板121a〜121
cを非遮断位置に移動させる。このようなシーケンスを
繰り返すことにより、露光装置のラインを停止すること
なく各光源101a〜101cを順次交換することがで
きる。
【0043】各光源101a〜101cの交換の必要性
は、記憶装置に管理されている寿命のみに基づいて判断
する必要はない。例えば、各光源101a〜101cの
発光強度のゆらぎや強度の急速な低下等の異常を各光セ
ンサ76a〜76cで常時チェックすることができる。
いずれか光源101a〜101cでこのような異常が発
生していると判断された場合、対応するシャッタ板12
1a〜121cを適当なタイミングで遮断位置に移動さ
せ、異常が発生している光源101a〜101cを修理
したり、新たな光源と交換する。
【0044】以上、実施形態に即してこの発明を説明し
たが、この発明は、上記実施形態に限定されるものでは
ない。例えば、シャッタ板121a〜121cを1枚と
して、ライトガイド103の各入射端103p〜103
rと、光源101a〜101cとの間に、この1枚のシ
ャッタ板を順次移動させることとしてもよい。
【0045】また、以上では、光源101a〜101c
を交換する場合についてのみ説明したが、光源101a
〜101cの出力を変更する場合にも、出力が安定する
までは、シャッタ板121a〜121cを遮断位置に移
動させて、露光ラインの停止を防止できる。
【0046】また、ステップアンドリピート方式の露光
装置においても、複数の光源を足し合わせて照明光を得
る場合には、各光源を足し合わせる前に各光源に対応さ
せてシャッタ板を配置し、いずれかの光源の交換時に対
応するシャッタ板を遮断位置に移動させる。このとき、
照明光の全強度が変化しても、プレートの照明領域に照
射される積算露光量をモニタしているため、そのモニタ
値に基づいて積算露光量を制御できる。したがって、常
にシャッタの非遮断位置と遮断位置とを切り換えること
ができる。
【0047】つまり、ランプを消灯させる場合には、シ
ャッタを遮断位置にした後にランプを消灯し、ランプを
点灯する際には、シャッタを遮断位置にした状態でラン
プを点灯し、ランプが安定状態になったのを確認した後
にシャッタを非遮断位置にする。これらの動作により、
露光動作中であっても、ランプの交換を行うことが可能
となる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の露光装置によれば、前記複数の光源の光源状態に応じ
て、前記複数の光源の少なくとも1つの光源から出射し
た照明光を遮断するシャッタと、前記シャッタを制御す
るシャッタ制御装置とを備えるので、光源の状態に応じ
て特定の光源の設定を変更する場合、この特定の光源か
らの照明光の供給を一時的に遮断して、かかる設定の変
更がマスクパターンの照明に直接影響を及ぼすことを防
止できる。
【0049】また、好ましい態様によれば、前記シャッ
タ制御装置が、前記光源状態の変化に対して前記シャッ
タを所定の時間差で動作させるので、特定の光源からの
照明光の供給を露光装置の動作中の適当なタイミングで
遮断することができる。
【0050】また、好ましい態様によれば、前記シャッ
タ制御装置が、前記光源状態が安定な点灯状態において
前記シャッタを非遮断位置に配置させるので、マスクに
入射する照明光を常に安定したものとすることができ
る。
【0051】また、好ましい態様によれば、前記シャッ
タが、前記複数の光源毎に複数設けられているので、各
光源からの照明光の供給を簡易に制御できる。
【0052】また、好ましい態様によれば、前記シャッ
タ制御装置が、前記複数の光源のうち交換すべきいずれ
かの光源に対応する前記シャッタを遮断位置に配置させ
るので、光源の交換に際して露光装置の動作を中断する
必要がない。
【0053】また、好ましい態様によれば、前記シャッ
タ制御装置が、前記照明光が前記基板に供給されている
露光動作中のタイミングを回避して、前記シャッタを遮
断位置及び非遮断位置のいずれかに移動させるので、特
定の基板の露光動作中に露光条件が変化せず、不均一な
露光を防止して効率的な露光処理を達成することができ
る。
【0054】また、本発明の露光方法によれば、前記複
数の光源の光源状態に応じて前記複数の光源の少なくと
も1つの光源から出射した前記照明光を遮断するので、
光源の状態に応じて特定の光源の設定を変更する場合、
この特定の光源からの照明光の供給を一時的に遮断し
て、かかる設定の変更がマスクの照明に直接影響を及ぼ
すことを防止できる。
【0055】また、好ましい態様では、前記照明光の遮
断動作が、前記光源状態の変化に対して所定の時間差で
行われるので、特定の光源からの照明光の供給を露光装
置の動作中の適当なタイミングで遮断することができ
る。
【0056】また、好ましい態様では、前記照明光が前
記基板に供給されている露光動作中のタイミングを回避
して、前記遮断動作及び前記照明光の非遮断動作を行う
ので、特定の基板の露光動作中に露光条件が変化せず、
不均一な露光を防止して効率的な露光処理を達成するこ
とができる。
【0057】また、好ましい態様では、前記露光方法
が、前記露光動作中に前記基板及び前記マスクを前記照
明光に対して相対的に移動させて露光し、前記照明光の
光量に基づいて前記基板及びマスクの相対的移動速度を
調節し、前記照明光の前記基板に対する露光量を制御す
るので、走査露光を行う場合に、光源の設定を変更して
も均一な露光が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である露光装置を示す斜視
図である。
【図2】図1の露光装置に適用される照明光学系を示す
斜視図である。
【図3】図1の露光装置に適用される投影光学系のレン
ズ構成図である。
【図4】投影光学系による視野領域とマスクとの平面的
な位置関係を示す図である。
【図5】図1の露光装置の制御系を説明する図である。
【符号の説明】
2a〜2g 投影光学系 8 マスク 9 プレート 10 照明光学系 70 制御装置 74 ランプ光源 75 センサドライバ 76a〜76c,77 光センサ 101a〜101c 光源 121a〜121c シャッタ板 122a〜122c エアシリンダ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光源からの照明光を用いて基板に
    マスクパターンを転写する露光装置であって、 前記複数の光源の光源状態に応じて、前記複数の光源の
    少なくとも1つの光源から出射した照明光を遮断するシ
    ャッタと、 前記シャッタを制御するシャッタ制御装置とを備えるこ
    とを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッタ制御装置は、前記光源状態
    の変化に対して前記シャッタを所定の時間差で動作させ
    ることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ制御装置は、前記光源状態
    が安定な点灯状態において、前記シャッタを非遮断位置
    に配置させることを特徴とする請求項1、又は2記載の
    露光装置。
  4. 【請求項4】 前記シャッタは、前記複数の光源毎に複
    数設けられたことを特徴とする請求項1、2、又は3記
    載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記シャッタ制御装置は、前記複数の光
    源毎に設けられたシャッタをそれぞれ個別に制御するこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の露光装
    置。
  6. 【請求項6】 前記シャッタ制御装置は、前記複数の光
    源のうち交換すべきいずれかの光源に対応する前記シャ
    ッタを遮断位置に配置させることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、又は5記載の記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記シャッタ制御装置は、前記照明光が
    前記基板に供給されている露光動作中のタイミングを回
    避して、前記シャッタを遮断位置及び非遮断位置のいず
    れかに移動させることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、又は6記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 複数の光源からの照明光を用いて基板に
    マスクのパターンを転写する露光方法であって、 前記複数の光源の光源状態に応じて、前記複数の光源の
    少なくとも1つの光源から出射した前記照明光を遮断す
    ることを特徴とする露光方法。
  9. 【請求項9】 前記照明光の遮断動作は、前記光源状態
    の変化に対して所定の時間差で行われることを特徴とす
    る請求項8記載の露光方法。
  10. 【請求項10】 前記照明光が前記基板に供給されてい
    る露光動作中のタイミングを回避して、前記遮断動作及
    び前記照明光の非遮断動作を行うことを特徴とする請求
    項9記載の露光方法。
  11. 【請求項11】 前記露光方法は、前記露光動作中に前
    記基板及び前記マスクを前記照明光に対して相対的に移
    動させて露光し、前記照明光の光量に基づいて前記基板
    及びマスクの相対的移動速度を調節し、前記照明光の前
    記基板に対する露光量を制御することを特徴とする請求
    項8、9、又は10記載の露光方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001267198A (ja) * 2000-03-14 2001-09-28 Canon Inc 投影露光装置及び複数光源の制御方法
US6727982B2 (en) 2000-08-25 2004-04-27 Canon Kabushiki Kaisha Illumination system with plural light sources, and exposure apparatus having the same
JP2018173495A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 株式会社Screenホールディングス 光源装置および描画装置

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