JPH11195499A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JPH11195499A
JPH11195499A JP9368308A JP36830897A JPH11195499A JP H11195499 A JPH11195499 A JP H11195499A JP 9368308 A JP9368308 A JP 9368308A JP 36830897 A JP36830897 A JP 36830897A JP H11195499 A JPH11195499 A JP H11195499A
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plasma
stub
antenna
processing apparatus
plasma generation
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JP9368308A
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English (en)
Inventor
Kenichi Takagi
憲一 高木
Kojin Nakagawa
行人 中川
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Canon Anelva Corp
Original Assignee
Anelva Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に放電を開始でき、効率の良好なプラズ
マ生成を行うと共に、均一なプラズマ処理を行えるプラ
ズマ生成用アンテナを用いたプラズマ処理装置を提供す
る。 【解決手段】 アンテナ容器10内に複数のロッド21が一
定間隔で放射状にかつ同一平面状に配置され、アンテナ
容器の上面とロッドの間で容量を形成しかつ共振状態を
作るスタブ25がアンテナ容器の上面に配置され、アンテ
ナ容器の上面の一部を貫通してロッドに高周波電力を供
給する電力供給機構30,34 が設けられ、さらにプラズマ
生成用アンテナ20に、スタブを移動させるスタブ駆動機
構40を設ける。プラズマが生成された状態とプラズマが
生成されていない状態の各々でスタブとロッドの間の容
量を変化させ、プラズマ生成用アンテナが供給される高
周波電力周波数で共振条件を保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマ処理装置に
関し、特に、プラズマCVDおよびプラズマエッチング
への応用されるプラズマ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ処理装置の一例は特開平
7−307200号公報に開示される。このプラズマ処
理装置で使用される従来のプラズマ生成用アンテナを図
12〜図16を参照して説明する。
【0003】図12は従来のプラズマ生成用アンテナの
作用を説明する図である。プラズマ生成用アンテナ10
1には、高周波電力を供給するための高周波電力供給系
102が付設されている。高周波電力供給系102は、
高周波電源103とスタブチューナ104と電力供給用
同軸コネクタ105から構成されている。プラズマ生成
用アンテナ101は、放電容器106において大気側に
設置され、真空窓107を介して放電容器106内に高
周波電力を放射する。なお高周波電源103は、プラズ
マ生成用アンテナ101の共振周波数とほぼ等しい周波
数の高周波電力を発生し、500MHzのUHF波を発
生できるものが好適である。高周波電源103の出力電
力は例えば1000W程度である。
【0004】上記装置を動作させるには、一度、真空容
器108に配置された排気系109により、真空容器1
08と真空窓107を載置した放電容器106とからな
る真空槽内を所定の真空状態にする。その後、ガス導入
系110により反応ガスを放電容器106内に導入し、
同時に真空排気して、100Pa以下の所定の減圧状態
を保つ。そして、高周波電力供給系102によってプラ
ズマ生成用アンテナ101に高周波電力を導入し、トリ
ガ111を用いて放電容器106内で放電を開始し、プ
ラズマを生成して反応ガスの粒子を活性化させる。放電
容器106内に設置された基板保持機構112に保持さ
れた被処理基板113の表面は、放電容器106内で生
成されたプラズマ中の活性種により処理される。
【0005】図13は上記プラズマ生成用アンテナ10
1の下面図、図14はプラズマ生成用アンテナ101の
拡大縦断面図を示す。プラズマ生成用アンテナ101
は、6本のロッド121を、上面部を有する内径350
mm程度の円筒状アンテナ容器101aの内壁から中心
に向かい60度間隔で放射状に設置し、さらに各ロッド
121の先端を導電性のリング122で接続して構成し
ている。プラズマ生成用アンテナ101において、隣り
合う2本のロッド121とそれを結合するリング122
とにより構成される伝送路の長さが、供給される高周波
電力の波長の1/2とほぼ等しくなるような構造であ
る。
【0006】また、上記の電力供給用同軸コネクタ10
5をプラズマ生成用アンテナ101の上面に1ヶ所設
け、高周波電力供給系102からプラズマ生成用アンテ
ナ101に高周波電力を供給して、放電容器106の内
部空間にプラズマを発生させる。ここで、同軸コネクタ
105は外部導体123と内部導体124から構成され
ており、外部導体123はアンテナ容器101aに、内
部導体124は6本の内の1本のロッド121に接続さ
れている。ロッド121は、それぞれが外径15mm、
長さ120mm程度の金属製の棒または筒状の部材であ
る。またリング122は直径100mm、幅10mm、
厚さ1mm程度の金属製の円環である。ロッド121お
よびリング122の材質としては、アルミニウムまたは
銅等の金属または合金が用いられる。ロッド121とア
ンテナ容器101a、ロッド121とリング122との
接続は、溶接、半田付け、ロー付けまたはネジ止め等の
方法により行われ、電気的に接続されている。
【0007】さらにプラズマ生成用アンテナ101に
は、スタブ125がプラズマ生成用アンテナの上面板
(アンテナ容器101aの上面部)から配置され、各ロ
ッド121との間で容量を形成している。ここでスタブ
125の材質としては、アルミニウムまたは銅等の金属
または合金が用いられ、プラズマ生成用アンテナ101
の上面と電気的に接続されている。プラズマ生成用アン
テナ101の調整は、主としてスタブ125とロッド1
21の間隔を調整して容量を変更することによって、各
ロッド121およびプラズマ生成用アンテナ101の全
体での共振条件が満たされるように、行われる。この状
態でスタブ125は固定される。通常、この調整は、真
空窓107の真空側にプラズマを想定した導電性のダミ
ーを配置して行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来例に示したプラズ
マ生成用アンテナ101は、特定の周波数に対して共振
条件を満たすようにスタブ125とロッド121の間隔
で容量調整が行って用いられる。実際に調整されたプラ
ズマ生成用アンテナ101の周波数特性を図15に示
す。横軸は周波数、縦軸はリターンロスを示している。
この調整は、真空窓107の真空側にプラズマを想定し
た導電性のダミーを配置し、プラズマ生成用アンテナ1
01が500MHzで共振条件を満たすように行われた
例である。図16には、プラズマを想定したダミーを除
去した状態、すなわちプラズマが生成されていない状態
での、プラズマ生成用アンテナ101の周波数特性を示
している。横軸および縦軸は図15と同じである。図1
6から、プラズマ生成用アンテナ101は、プラズマが
生成されていると想定される状態では500MHzでの
共振条件を満たしていたが、プラズマを生成していない
状態では共振条件を満たさなくなることが判る。この結
果は、プラズマ生成用アンテナ101と真空槽で形成さ
れる空間がいわゆる空胴共振器として作用するため、放
電開始前後で容積が変化することで空胴共振器の共振周
波数が異なることに原因があると考えられる。放電中は
生成されているプラズマが導電性であることから、実質
的なプラズマ生成用アンテナ101の容積は、放電中で
は真空窓107の真空側の面までが、また放電前の状態
では真空槽の内壁までが、それぞれ、プラズマ生成用ア
ンテナ101の容積と考えられる。
【0009】上記の調整を施されたプラズマ生成用アン
テナ101によれば、プラズマの生成されていない場合
には共振により強い電界を放電容器106内に発生させ
ることが不可能であり、放電開始が困難であることを示
している。従って、放電開始には、トリガ111等によ
り放電開始を促す必要がある。しかし、実際のプラズマ
処理で、トリガ111等を放電容器106内に挿入する
ことは、汚染の原因となり問題となる。
【0010】また放電条件が変化した場合には、生成さ
れるプラズマのインピーダンスは変化する。このため、
単一の導電性のダミーで調整されたプラズマ生成用アン
テナ101の共振周波数が変化する。従って、プラズマ
が生成されているすべての条件下で、プラズマの生成効
率を良好に保つことが難しくなる問題がある。
【0011】また前記のプラズマ生成用アンテナ101
の調整では、同一の被処理基板113内でのプラズマ処
理に不均一性が発生することがある。この原因は、プラ
ズマ生成用アンテナ101の調整を行った際、プラズマ
生成用アンテナの各ロッド121の共振状態を完全に同
一とすることができないこと、さらに、放電容器106
の構造の非対称性等からプラズマを完全な軸対称で生成
不可能なことが挙げられる。このため、最終的なプラズ
マ生成用アンテナ101の調整は、実際のプラズマ処理
条件下で、プラズマ処理の均一性を確認しつつ微調整を
行う必要があるという問題がある。
【0012】本発明の目的は、上記問題を解決するもの
で、容易な放電開始とプラズマ生成時に効率の良好なプ
ラズマ生成を行うと共に、均一なプラズマ処理を行える
プラズマ生成用アンテナを用いたプラズマ処理装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のプラ
ズマ処理装置(請求項1に対応)は、上記目的を達成す
るために、アンテナ容器内に複数のロッドが一定間隔で
アンテナ容器の中心に向かい放射状にかつ同一平面状に
配置され、アンテナ容器の上面とロッドとの間で容量を
形成しかつ共振状態を作るスタブがアンテナ容器の上面
に配置され、アンテナ容器の上面の一部を貫通してロッ
ドに高周波電力を供給する電力供給機構が設けられてお
り、さらに、プラズマ生成用アンテナに、スタブを移動
させるスタブ駆動機構を設けるように構成される。かか
る構成により、プラズマが生成された状態とプラズマが
生成されていない状態の各々で、スタブとロッドの間の
容量を変化させ、プラズマ生成用アンテナが供給される
高周波電力周波数で共振条件を保つことができる。スタ
ブ駆動機構は、複数のスタブを同時に移動させるように
構成することもできるし、各スタブを個別に独立に移動
させるように構成することもできる。
【0014】本発明に係る第2のプラズマ処理装置(請
求項2に対応)は、上記第1の発明構成において、スタ
ブ駆動機構の動作を制御して上記スタブの位置を変更さ
せる制御部を備え、この制御部は、プラズマ生成前のス
タブの配置位置をプラズマ生成前の共振状態に対応した
位置に予め設定し、プラズマ生成後にスタブの配置位置
をプラズマ生成後の共振状態に対応した他の位置に移動
させる制御を行うように構成される。
【0015】本発明に係る第3のプラズマ処理装置(請
求項3に対応)は、上記第2の発明構成において、上記
制御部は、上記スタブのプラズマ生成前の配置位置をプ
ラズマ生成前の共振状態に対応した位置に予め設定し、
プラズマ生成後の配置位置をプラズマの共振状態に応じ
て自動的に設定する制御を行うように構成される。
【0016】本発明に係る第4のプラズマ処理装置(請
求項4に対応)は、上記の各発明構成において、プラズ
マが生成された状態でスタブとロッドの間の容量を独立
に制御することで、各ロッドが、供給される高周波電力
周波数に対して共振条件を満たし、かつ所望範囲のプラ
ズマの均一性を変化させることを特徴とする。
【0017】本発明に係る第5のプラズマ処理装置(請
求項5に対応)は、上記の各発明構成において、プラズ
マ生成用アンテナ内に形成される伝送路の共振周波数
が、供給される高周波電力の周波数と実質的に等しくな
るように構成される。
【0018】本発明に係る第6のプラズマ処理装置(請
求項6に対応)は、上記の各発明構成において、好まし
くはロッドのそれぞれの先端部が導電性部材で結合され
ることを特徴とする。
【0019】本発明に係る第7のプラズマ処理装置(請
求項7に対応)は、上記第6の発明構成において、好ま
しくは導電性部材はリングであり、隣り合う2本のロッ
ドとリングにより構成される伝送路の長さが、供給され
る高周波電力の波長の1/2と実質的に等しくなること
を特徴とする。
【0020】本発明に係る第8のプラズマ処理装置(請
求項8に対応)は、上記第6の発明構成において、好ま
しくは導電性部材は円盤状部材である。
【0021】本発明に係る第9のプラズマ処理装置(請
求項9に対応)は、上記の各発明構成において、好まし
くは高周波電力の周波数は100〜1000MHzであ
ることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0023】図1〜図5を参照して本発明の第1実施形
態を説明する。図1は本実施形態のプラズマ生成用アン
テナを備えたプラズマ処理装置を示す。
【0024】プラズマ生成用アンテナ20は、真空窓1
3を介して放電容器12の開口面部に取り付けられてい
る。本実施形態では、プラズマ生成用アンテナ20に対
し、これに高周波電力を供給する高周波電力供給系30
が付設されている。高周波電力供給系30は高周波電源
31とスタブチューナ32と電力供給用同軸コネクタ3
4から構成されている。なお高周波電力供給系30にお
ける高周波電源31は、プラズマ生成用アンテナ20の
共振周波数とほぼ等しい周波数の高周波電力を発生させ
るものであり、本実施形態では例えば500MHzのU
HF波を発生可能なものが好適に使用される。高周波電
源31の出力電力は例えば1000W程度である。
【0025】上記プラズマ処理装置の動作では、真空容
器11と、真空窓13を載置した放電容器12とから成
る真空槽内を、一度、真空容器11に配置された排気系
16により所定の真空状態にした後、ガス導入系17に
より反応ガスを放電容器12内に導入し、同時に真空排
気して例えば100Pa以下の所定の減圧状態を保つ。
そして、高周波電力供給系30によりプラズマ生成用ア
ンテナ20に高周波電力を導入する。この際に、プラズ
マ生成用アンテナ20が高周波電力を放電容器12内に
効率的に導入するように、図示された制御系(制御部)
50によりスタブ駆動系40の動作が制御される。この
構成および制御法に関しては、後でプラズマ生成用アン
テナ20に関連して説明する。その後、放電容器12内
でプラズマを生成し、反応ガスの粒子を活性化させ、プ
ラズマを生成する。真空槽内部に設置された基板保持機
構14に保持された被処理基板15の表面は、放電容器
12内で生成されたプラズマ中の活性種により処理され
る。
【0026】本発明によるプラズマ処理装置では、プラ
ズマ生成用アンテナの構成とこのプラズマ生成用アンテ
ナの制御法に特徴がある。上記プラズマ生成用アンテナ
20は放電容器12に設置され、高周波電力を放電容器
12内に放射する目的で使用される。従って実施形態の
説明では、プラズマ生成用アンテナの構成とその制御法
に関して説明する。
【0027】図2はプラズマ生成用アンテナ20の拡大
縦断面図、図3はプラズマ生成用アンテナ20の拡大平
面図である。プラズマ生成用アンテナ20について、ア
ンテナ容器10に配置されるロッド21、リング22、
電力供給用コネクタ34の寸法、部材、構成は以下に説
明する通りであり、従来技術で説明したプラズマ生成用
アンテナと実質的に同一である。
【0028】プラズマ生成用アンテナ20は、6本のロ
ッド21を、例えば内径350mm程度の円筒状であっ
て上面部を有するアンテナ容器10の内壁からその中心
に向かい60度間隔で放射状にかつ同一平面で設置し、
さらにそれらの先端を導電性のリング22で接続してい
る。プラズマ生成用アンテナ20で、隣り合う2本のロ
ッド21とそれを結合するリング22とにより構成され
る伝送路の長さは、供給される高周波電力の自由空間で
の波長の1/2とほぼ等しくなることが好ましい。また
電力供給用同軸コネクタ34を1ヶ所設け、高周波電力
供給系30から高周波電力を供給して、放電容器12の
内部空間にプラズマを発生させる。同軸コネクタ34
は、外部導体23と内部導体24とから構成されてい
る。外部導体23はアンテナ容器10に、内部導体24
はロッド21に接続されている。ロッド21は、例え
ば、それぞれが外径15mm、長さ120mm程度の金
属製の棒または筒状の部材である。またリング22は例
えば直径100mm、幅10mm、厚さ1mm程度の金
属製の円環である。ロッド21およびリング22の材質
としてはアルミニウムまたは銅等の金属または合金が用
いられる。ロッド21とアンテナ容器10およびロッド
21とリング22との接続は、溶接、半田付け、ロー付
けまたはネジ止め等の方法により行われ、電気的に接続
されている。
【0029】さらにプラズマ生成用アンテナ20にもス
タブ25がプラズマ生成用アンテナ20の上面板(アン
テナ容器10の上壁面)から配置されている。スタブ2
5の材質としてはアルミニウムまたは銅等の金属または
合金が用いられる。6本のスタブ25は、プラズマ生成
用アンテナ20に上面外側に付設されたスタブ駆動系4
0のスタブ固定板42に固定されている。スタブ固定板
42は、固定台43に固定されたアクチュエータ41に
支持される。固定台43はプラズマ生成用アンテナ20
すなわちアンテナ容器10の上面部に固定されている。
スタブ固定台43は、アクチュエータ41によって、プ
ラズマ生成用アンテナ20の中心軸方向に移動させられ
る。これにより、6本のスタブ25とロッド21との各
々の間の容量を同時に可変とすることが可能となってい
る。スタブ25は、シールドフィンガ26等により、駆
動する際にもアンテナ容器10と電気的に接続されてい
る。プラズマ生成用アンテナ20のスタブ25とロッド
21の間隔調整は、スタブ固定板42を適当な位置で固
定した後、プラズマを想定した導電性のダミーを真空窓
13の真空側に配置し、その状態で、高周波電力周波数
すなわち本実施形態では500MHzで、ロッド21と
プラズマ生成用アンテナ20の全体で共振条件が満たさ
れるように、行われる。このようにしてスタブ固定板4
2にスタブ25が固定される。
【0030】次に、プラズマ生成用アンテナ20の調整
例を示す。プラズマ生成用アンテナ20の調整は、制御
系50によってスタブ駆動系40の動作を制御し、スタ
ブ25を移動させ、その配置位置を変更することにより
行われる。
【0031】図4は、導電性のダミーを真空窓13の真
空側に配置してプラズマ生成時を想定した調整を行った
場合の、プラズマ生成用アンテナ20の周波数特性を示
している。縦軸はリターンロス、横軸は周波数を示して
いる。以下で、この調整状態を「初期状態1」とする。
図5は、導電性のダミーを除去した状態、すなわちプラ
ズマ生成していない状態で、初期状態1のプラズマ生成
用アンテナ20を放電容器12に載置した場合の周波数
特性を示している。図5における縦軸と横軸は図4と同
一である。図4に示したように、初期状態1のプラズマ
生成用アンテナ20は、スタブ25のスタブ固定板42
の設置位置を調整することにより、プラズマ生成状態で
500MHzでの共振条件を満たすことが可能である。
しかし、プラズマが生成されていない場合、プラズマ生
成用アンテナ20は、図5で示したように、500MH
zの共振条件を満たさなくなる。
【0032】図6に、初期状態1のプラズマ生成用アン
テナ20で、6つのスタブ25をスタブ駆動系40によ
り駆動し、プラズマが生成されていない放電容器12で
500MHzでの共振条件を満たしたプラズマ生成用ア
ンテナ20の周波数特性を示す。縦軸と横軸の意味は図
4と図5と同一である。以下この状態を「初期状態2」
とする。図6に示された結果は、初期状態1のプラズマ
生成用アンテナ20が、6つのスタブ25を同時に駆動
させることで500MHzでの共振条件を満たすことが
可能であることを示している。Arガスを用いて放電開
始を試みたところ、図5の状態であるプラズマ生成用ア
ンテナ20では、従来技術のごとくトリガを併用して
も、放電開始圧力が5Pa以上であった。これに対し、
スタブ25を駆動させた初期状態2のプラズマ生成用ア
ンテナ20では、トリガなしで、放電開始圧力を2Pa
とすることが可能となった。そして放電開始と同時に、
スタブ駆動系40によりスタブ25を初期状態1のプラ
ズマ生成用アンテナ20とすることで、安定でかつ効率
的な放電維持も達成することができる。
【0033】上記の結果は以下のことを示唆している。
初期状態1のプラズマ生成用アンテナ20は、プラズマ
が生成されていない状態で500MHzの高周波電力が
供給された場合には共振条件を満たさず、プラズマ生成
用アンテナ20では大電流を発生することができない。
この結果、放電容器12内に強い電界を形成することが
できず、放電開始が難しいことを示している。しかし、
プラズマ生成用アンテナ20を初期状態2となるように
スタブ25を駆動し、プラズマ生成用アンテナ20を高
周波電力周波数500MHzでの共振条件を満たした状
態とすることが可能であった。通常、放電開始は容量結
合による強い電界が発生して促される。このため、プラ
ズマ生成用アンテナ20が共振条件を満足した場合、ロ
ッド21の先端に発生する電界が最も強く、放電容器1
2内との容量結合が最も強くなるため、放電開始が容易
となると考えられる。その後、プラズマが生成されると
同時に、上述の駆動したスタブ25の位置を初期状態1
のプラズマ生成用アンテナ20の状態に戻す。これによ
り、プラズマが生成された状態でプラズマ生成用アンテ
ナ20を供給電力周波数500MHzでの共振状態と
し、強い電界を放電容器12内に形成してプラズマの効
率的な維持がなされたことを示している。
【0034】従って、以上の結果から、本実施形態のプ
ラズマ生成用アンテナ20を用い、プラズマ生成中には
初期状態1とすることで、またプラズマが生成されてい
ない状態では初期状態2とすることで、それぞれ高周波
電力周波数で共振状態を満たし、放電開始を容易とする
と同時に、効率的な放電の維持を行うことが可能であ
る。換言すれば、制御系50は、スタブ駆動系40の動
作を制御してスタブ25の位置を変更させ、プラズマ生
成前のスタブ25の配置位置をプラズマ生成前の共振状
態に対応した位置に予め設定し(初期状態2)、プラズ
マ生成後にスタブ25を配置位置をプラズマ生成後の強
震状態に対応した他の位置(初期状態1)に移動させる
制御を行う。しかし、前述のプラズマ生成用アンテナ2
0の調整のみでは、同一被処理基板15内でのプラズマ
処理に不均一性が発生する。この原因は、プラズマ生成
用アンテナ20の調整を行った際、プラズマ生成用アン
テナ20の各ロッドの共振状態を完全に同一とすること
ができないこと、さらに、放電容器の構造の非対称性等
からプラズマを完全な軸対称で生成不可能なことが挙げ
られる。このため、最終的なプラズマ生成用アンテナ2
0の微調整は、初期状態1のプラズマ生成用アンテナ2
0を用いて実際のプラズマ処理の均一性を観測しながら
行われる。微調整により、プラズマ処理の均一性が例え
ば±5%以下と良好になるスタブ25の位置でスタブ固
定板42に固定しても、微調整前と同様の放電開始の効
果は維持可能であった。
【0035】本実施形態では、スタブ駆動系40の動作
が、放電開始時(プラズマ生成前)の初期状態2とプラ
ズマ生成中の初期状態1の2段階で行われるようにし
た。また、生成されたプラズマの状態を随時観測し、制
御系50によって、随時スタブ25の位置を微調整する
ことで、最大のプラズマの生成効率を維持するように構
成することも可能である。さらに、制御系50が、上記
スタブ25の位置に関して、プラズマ生成前の配置位置
とプラズマ生成後の配置位置の各々を最適なプラズマの
共振状態になるごとく自動的に設定する制御を行うよう
に、構成することもできる。以上に説明されたプラズマ
生成用アンテナの制御法は下記の実施形態でも同様に適
用される。
【0036】図7は上記第1実施形態の変形例の構成を
示す。第1実施形態によるプラズマ処理装置に、プラズ
マの状態の参照信号としてプラズマの発光強度を用いる
プラズマ観測系51を付設し、スタブ駆動系40と連動
させるように構成している。放電容器12の側面には観
測窓52を設け、この観測窓52の大気側に配置された
受光素子53が配置される。プラズマ生成用アンテナ2
0では前述した調整が行われ、初期状態1および初期状
態2が設定される。放電開始は、以上に説明したように
初期状態2で行われる。そして放電が開始されると同時
に、まず、初期状態1へとスタブ25の位置の駆動が行
われる。その後、プラズマの発光強度は、受光素子53
の起電力が参照信号として観測される。そして、プラズ
マ監視部54から制御系50にスタブ駆動系40を動作
させるための命令が送られ、プラズマの発光強度が最大
となるようにスタブ25の微調整が行われる。これによ
り、放電条件の変化に伴うプラズマの変化に随時対応
し、最大のプラズマ生成効率を維持することが可能とな
る。
【0037】以上の第1の実施形態では、プラズマ生成
用アンテナ20を用いることで、容易な放電開始、良好
なプラズマ生成効率の維持が達成可能であることを示し
た。しかし、プラズマ処理の均一性に関しては、プラズ
マ処理を行った被処理基板15の結果から、プラズマ生
成用アンテナ20の微調整を行わざるを得ない。さら
に、連続してプラズマ処理が行われた場合、放電容器1
2内の状態は経時的に変化する。例えば、放電容器12
への堆積物の膜厚と堆積状態の不均一性が経時的に変化
する。このため、放電容器12の内壁の状態に不均一性
が発生し、プラズマ処理の不均一性の原因となってく
る。従って、連続的なプラズマ処理中には、プラズマ生
成用アンテナ20を断続的に調整せざるを得ない。そこ
で、以下に、第2の実施形態として、プラズマ生成中に
プラズマの均一性を随時制御することが可能なプラズマ
生成用アンテナ60を示す。
【0038】次に図8〜図11を参照して本発明の第2
実施形態を説明する。図8はプラズマ処理装置の全体構
成を示し、図8において図1で説明した要素と実質的に
同一の要素には同一の符号を付している。図8におい
て、プラズマ処理装置のプラズマ生成用アンテナ60の
上面外側にはスタブ駆動系70が設けられている。スタ
ブ駆動系70とスタブ25に関してはプラズマ生成用ア
ンテナ60と関連して後述される。さらに放電容器12
には6つのプラズマ観測部80が取り付けられる。ただ
し図8では便宜上1つのプラズマ観測部80を示してい
る。プラズマ監視系90では、プラズマ監視部91が6
つのプラズマ観測部80からのプラズマの情報を受信・
解析し、プラズマ密度の均一性を向上させる方向にスタ
ブ駆動系70を動作させるための命令を制御系50へ伝
達する。
【0039】図9はプラズマ生成用アンテナ60の拡大
縦断面図、図10は拡大平面図、図11はA−A線断面
図を示す。アンテナ容器10と6つのロッド21と電力
供給用同軸コネクタ34等の寸法や構成等に関しては、
第1実施形態で説明したものと同一である。スタブ駆動
系70はアンテナ容器10の上面外側に設けられてい
る。スタブ駆動系70は、6つのアクチュエータ71と
固定台42から構成される。各アクチュエータ71は、
それぞれ1つのスタブ25の直上で直結され、固定台4
2に固定される。スタブ駆動系70の構成により、6つ
のスタブ25が独立に駆動される。またスタブ25は、
第1実施形態と同様に、駆動する際にもシールドフィン
ガ26等にて電気的にアンテナ容器10と接続状態を維
持される。スタブ駆動系70は、プラズマ観測部80と
プラズマ監視系90のプラズマ監視部91とにより、各
ロッド21直下のプラズマ状態に関する情報を参照し
て、それぞれのロッド21に対応した6つのスタブ25
の位置を独立に制御する。
【0040】図11において、放電容器12の外周には
6つのプラズマ観測部80が付設されている。各プラズ
マ観測部80は、例えば直径(φ)2mm、長さ30m
m程度の寸法の観測穴部81の外周側最終端に取り付け
られる溶融石英製の観測窓82を介して、受光素子83
がプラズマの発光を採光する構造となっている。各プラ
ズマ観測部80を上記構造とすることで、観測窓82の
プラズマへの接触を抑制することが可能となる。これに
より、観測窓82のスパッタリング、もしくは、堆積膜
付着を抑制し、観測窓82を一定の採光状態に維持する
ことが可能となる。さらには、各観測穴部81から非堆
積性ガス、例えばAr等の希ガスを導入する穴と兼ねさ
せることで、各観測穴部81への堆積物をさらに抑制す
ることが可能となる。図11では、各観測穴部81から
の視野を矢印84で示している。各観測穴部81の視野
は、放電容器12の中心軸に垂直な平面に平行であり、
かつ、各観測穴部81の中心軸の延長線が、右隣りに配
置されたロッド21のほぼ直下で基板保持機構14に載
置される被処理基板15の端部上方を通過するように配
置されている。図11では、点線85にて被処理基板1
5のプラズマ生成用アンテナ60への投影位置を示して
いる。参照されるプラズマの信号としては、各観測穴部
81の中心線を軸とする見込角の内のプラズマの発光の
積分値に比例したものとなる。ここで、観測窓82をレ
ンズとし、焦点距離を右隣のロッド21の直下とするこ
とも可能である。これにより、プラズマが生成された状
態では、プラズマ生成用アンテナ60の外周部における
ロッド21の直下でのプラズマの均一性を知ることが可
能である。
【0041】第2実施形態の動作を説明する。第1実施
形態と同様に、プラズマ生成用アンテナ60の調整が行
われ、初期状態1および2を達成可能なスタブ25の位
置が設定される。ただし本実施形態では、各スタブ25
がスタブ駆動系70のアクチュエータ71に直結されて
いるため、アクチュエータ71の停止位置で各スタブ2
5の位置が設定されている。放電開始時には、プラズマ
生成用アンテナ60を初期状態2の状態とし、放電開始
と同時に、6つのスタブ25を初期状態1を達成するス
タブ位置に駆動させ、プラズマを維持する。ここで、プ
ラズマ生成用アンテナ60の各スタブ25の位置が変更
されると、各ロッド21での共振条件が変化するため、
プラズマ生成の分布は変化する。これを利用し、プラズ
マ生成用アンテナ60が初期状態1に到達すると同時
に、スタブ25の位置の微調整を開始する。6つのプラ
ズマ観測部80より得たプラズマの発光強度は、受光素
子83の起電力が参照信号として1つのプラズマ観測系
91に送信される。プラズマ観測系91は、プラズマ観
測部80で採光されるプラズマの発光強度を均一とする
ために必要なスタブ25の駆動命令を制御系に送信し、
スタブ25が制御系50により独立に駆動される。以上
の動作により、各プラズマ観測部91からの発光強度が
等しくなるように各スタブ25を駆動し、プラズマの均
一性を改善することが可能となり、これによりプラズマ
処理の均一性を常時、良好に保つことが可能となる。
【0042】また本実施形態で用いた観測穴部81の寸
法は、この観測穴部へのプラズマの進入状態、観測する
発光強度等により任意に変更される。
【0043】以上の結果から、スタブの駆動により共振
条件を形成する本発明によるプラズマ生成用アンテナを
用いた場合、プラズマの生成開始を容易とすると同時
に、プラズマ処理中に随時プラズマを観測し、常に良好
な均一性と良好なプラズマ生成効率を維持することがで
きる。
【0044】以上の実施形態では、6本のロッドを具備
したプラズマ生成用アンテナの例を示したが、ロッドの
本数には任意である。また複数のロッドは導電性のリン
グで結合されたが、その他に円盤状の導電性部材を用い
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、プラズマ処理装置のプラズマ生成用アンテナに
おいて、アンテナ容器の内部に設けられた複数のロッド
の各々に対して配置された複数のスタブを、同時にまた
は独立にその位置を変化できるように構成したため、容
易に放電を開始でき、さらにプラズマ生成効率を向上で
き、プラズマ処理の均一性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すプラズマ処理装
置の構成図である。
【図2】第1実施形態におけるプラズマ生成用アンテナ
の拡大縦断面図である。
【図3】第1実施形態におけるプラズマ生成用アンテナ
の拡大平面図である。
【図4】第1実施形態によるプラズマ生成用アンテナ
を、プラズマ生成中を想定した導電性のダミーを用い
て、調整した場合の周波数特性図である。
【図5】プラズマ生成中を想定した導電性のダミーを用
いて調整した第1実施形態によるプラズマ生成用アンテ
ナの、プラズマを生成していない状態での周波数特性図
である。
【図6】第1実施形態によるプラズマ生成用アンテナ
で、スタブを駆動して500MHzでの共振条件を満足
させた周波数特性図である。
【図7】第1実施形態のプラズマ処理装置にプラズマ監
視系が付設された場合の構成図である。
【図8】本発明の第2の実施形態で示すプラズマ処理装
置の構成図である。
【図9】第2実施形態におけるプラズマ生成用アンテナ
の拡大縦断面図である。
【図10】第2実施形態におけるプラズマ生成用アンテ
ナの拡大平面図である。
【図11】図8におけるA−A線断面図である。
【図12】従来のプラズマ処理装置の一例を示す構成図
である。
【図13】従来装置のプラズマ生成用アンテナの下面図
である。
【図14】従来装置におけるプラズマ生成用アンテナの
拡大縦断面図である。
【図15】従来装置で、導電性のダミーを真空窓の真空
側に配置してプラズマ生成時を想定して調整を行った場
合の、プラズマ生成用アンテナの周波数特性図である。
【図16】従来装置で、導電性のダミーを除去し、プラ
ズマが生成されていない状態でプラズマ生成用アンテナ
を放電容器に設けた場合のプラズマ生成用アンテナの周
波数特性図である。
【符号の説明】
10 アンテナ容器 11 真空容器 12 放電容器 13 真空窓 14 基板保持機構 15 被処理基板 16 排気系 17 ガス導入系 20,60 プラズマ生成用アンテナ 21 ロッド 22 リング 23 外部導体 24 内部導体 25 スタブ 26 シールドフィンガ 34 電力供給用同軸コネクタ 40,70 スタブ駆動系 41 アクチュエータ 42 スタブ固定板 43 固定台

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ容器内に複数のロッドが一定間
    隔で前記アンテナ容器の中心に向かい放射状にかつ同一
    平面状に配置され、前記アンテナ容器の上面と前記ロッ
    ドとの間で容量を形成しかつ共振状態を作るスタブが前
    記アンテナ容器の上面に配置され、前記アンテナ容器の
    上面の一部を貫通して前記ロッドに高周波電力を供給す
    る電力供給機構が設けられたプラズマ生成用アンテナを
    備えたプラズマ処理装置において、 前記プラズマ生成用アンテナに前記スタブを移動させる
    スタブ駆動機構を設け、プラズマが生成された状態とプ
    ラズマが生成されていない状態の各々で、前記スタブと
    前記ロッドの間の容量を変化させ、前記プラズマ生成用
    アンテナが、供給される高周波電力の周波数で共振条件
    を保つようにしたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記スタブ駆動機構の動作を制御して前
    記スタブの位置を変更させる制御部を備え、この制御部
    は、プラズマ生成前の前記スタブの配置位置を予め設定
    し、プラズマ生成後に前記スタブを他の配置位置に移動
    させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載のプラ
    ズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記スタブのプラズマ生
    成前の配置位置とプラズマ生成後の配置位置を自動的に
    設定する制御を行うことを特徴とする請求項2記載のプ
    ラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 プラズマが生成された状態で前記スタブ
    と前記ロッドの間の容量を独立に制御することで、前記
    各ロッドが、供給される高周波電力の周波数に対して共
    振条件を満たし、かつ、前記プラズマの均一性を変化さ
    せることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記プラズマ生成用アンテナ内に形成さ
    れる伝送路の共振周波数が、供給される高周波電力の周
    波数と実質的に等しくなるように構成されることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラズマ処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記ロッドのそれぞれの先端部が導電性
    部材で結合されることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記導電性部材はリングであり、隣り合
    う2本の前記ロッドと前記リングにより構成される伝送
    路の長さが、供給される高周波電力の波長の1/2と実
    質的に等しくなることを特徴とする請求項6記載のプラ
    ズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記導電性部材は円盤状部材であること
    を特徴とする請求項6記載のプラズマ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記高周波電力の周波数は100〜10
    00MHzであることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか1項に記載のプラズマ処理装置。
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