JPH11194407A - 電子カメラ装置 - Google Patents

電子カメラ装置

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JPH11194407A
JPH11194407A JP9369657A JP36965797A JPH11194407A JP H11194407 A JPH11194407 A JP H11194407A JP 9369657 A JP9369657 A JP 9369657A JP 36965797 A JP36965797 A JP 36965797A JP H11194407 A JPH11194407 A JP H11194407A
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imaging
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単で且つ小型化し得る構成により、
赤目現象またはノイズの発生等の障害を極力少なくし
て、しかも撮像部の撮像光学系または配線処理系等の必
須機能の配設の自由度を高めつつ、撮像部の回動による
撮影範囲の変更に対しても実用上の範囲においてストロ
ボ照射範囲を追従させ、撮像視野とストロボ照射野を実
用上充分な範囲で一致させる。 【解決手段】 撮像部2と本体部3を相対回動可能とし
て電子カメラ装置1を構成する。撮像部2の回動支点で
ある連結軸部9が本体部3の下方寄りに位置する。撮像
部2は、格納状態では上方を向き外筐が本体部3の側部
に同一平面を呈して連続する。ストロボ装置12の発光
部13は、回動伝達手段により撮像部2の回動に追従し
て撮影光軸に一致するように駆動される。発光部13の
回動可能範囲外では、撮像部2の動作を連動調整機構に
より吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラ装置に
関し、特に、電子カメラ装置が撮像部と本体部との2つ
の部分で構成され、且つ本体部に対してカメラ部が回動
自在にされた電子カメラ装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の電子カメラ装置におけるカメラ
部すなわち撮像部は、撮影レンズと撮像素子と撮像部側
回路部とで構成されている。すなわち、被写体からの光
束が入射される撮影レンズで結像される光学像は、CC
D(Charge Coupled Device :電荷結合素子)等を用い
て構成した撮像素子の受光面に結像される。この撮像素
子には、撮像部側回路部に搭載された電気回路が接続さ
れ、該撮像素子の受光面に結像された光学像を光/電変
換して得られる画像データを、パソコン(パーソナルコ
ンピュータ)等に取り込むのに適する信号に変換した
り、当該画像データをIC(集積回路)メモリや磁気デ
ィスク等の記録媒体に記録(画像記録)するのに適する
信号に変換したりしている。
【0003】また、電子カメラ装置を、いわゆるビデオ
カメラとして用いるために当該画像データをVTR(ビ
デオテープレコーダ)等のビデオ記録装置に入力するの
に適する信号(アナログコンポジットビデオ信号)に変
換したりしている。この種の電子カメラ装置における本
体部は、多くの場合、液晶表示装置、本体側回路部およ
び電池格納部等で構成されている。液晶表示装置は、撮
影レンズで撮像される画像を主として表示する。本体側
回路部は、液晶表示装置に接続されており、電池格納部
は、撮像部に設けられた撮像部側回路部と前記本体側回
路部の動作電源となる電源電池を格納する。
【0004】そして、本体部の外観形状は、前後方向に
薄い直方体の薄形箱体に形成され、撮像部の側方および
前後方の外観形状は、格納姿勢において前記本体部側方
端面と略同一の形状であって縦方向に長い長箱体に形成
されている。該撮像部は、前記本体部の前記側面に、該
側面に垂直な軸線に対して回動自在に取着されている。
また、本体部を確実に把持し得るようにするために、該
本体部に設けられたグリップ部は、その内部スペースに
電池格納部を形成することが多い。
【0005】このような電子カメラ装置における液晶表
示装置は、表示形態として、撮影レンズを用いて行われ
る画像記録時の構図やピント状態や被写体色を確認する
ための画像記録表示と、本体部に装着された記録媒体に
記録された画像データを再生して確認するための再生表
示との両機能を兼ね備えたものである。また、再生時や
画像記録時における各種の動作設定状態を表わす各種の
メニュー表示も副次的に行なうことができるようになっ
ている。この液晶表示装置は、液晶表示の偏光特性に起
因して表示面を明瞭に視認できる許容角度範囲が狭い。
このために、撮影者の視線軸に対して液晶表示面がほぼ
正対するように位置させる必要がある。
【0006】このために、本体部の傾きを調整して、液
晶表示装置の表示面を撮影者が確実に視認できる角度に
正確に位置させ、この状態を保持させた状態で撮像部を
回動させ、該撮像部に設けられた撮影レンズ光軸を作画
意図に合致した角度位置に駆動し、しかる後にシャッタ
ボタンを押操作することによって所定の画像記録を行う
ことができる。また、電子カメラ装置の格納時において
は、撮像部が本体部の側部にいわゆる面一状態、すなわ
ち同一平面を呈する状態で位置され、全体外観が本体部
の薄形箱体の側部が撮像部の幅だけ延ばされた薄形箱体
となる。
【0007】撮像部に設けられる撮影レンズは、該撮像
部の外部に突出する部分があると携帯時に不便であった
り、突出部分に物が当たって損傷を受けたりするおそれ
がある。例えば、特開平8−186768公開公報に記
載(特に公開公報の図8に関する説明を参照)の電子カ
メラ装置は、撮像部の前後方向(撮像部の格納位置にお
ける長手方向に直交する方向)に撮影レンズと撮像素子
を順次に一列に配置して内蔵させ、画像記録時(撮影
時)のみならず携帯時や格納時においても撮像部の外方
に撮影レンズが突出することのないように構成してい
る。
【0008】また、この電子カメラ装置の本体部の側部
に対して回動自在な撮像部の回動支点は、当該撮像部の
側面の中央に位置されており、右手で本体部のグリップ
部を把持して液晶表示画面の角度を明瞭に視認できるよ
うな姿勢に保持し、このような保持状態で左手で撮像部
を掴み、液晶表示画面を確認しつつ撮像部の角度姿勢や
本体部の姿勢を変化させて当該表示画面が作画意図に合
致したときにシャッタレリーズボタンを押操作すること
によって記録(画像記録)することができる。また、本
体部に対して撮像部を回動させる際の回動支点は、本体
部の側面の略中央部(撮像部の側面の略中央部)に位置
されている。従って、撮影アングルを調整するために撮
像部を回動させるときの手の動作としては、撮像部を手
で掴み、掌の略中央部が前述の回動支点の位置にあるよ
うな状態で回動がなされることになる。
【0009】さて、電子カメラ装置は、低輝度時や逆光
時等の場合に、撮像素子の受光面への入射光量が少なく
なって所要の記録画像データが得られなくなるときにス
トロボ発光を行う場合がある。このためのストロボ装置
は、回動可能な撮像部が取り付けられた本体部の前面に
固定され、当該ストロボ装置の発光角度範囲は固定され
たものとなっている。したがって、撮像部に設けられた
撮影レンズの撮影範囲を撮影アングルの変更に応じて変
化させると、ストロボ発光角度範囲を外れてしまうこと
になるが、ストロボ装置の発光角度範囲をある程度広め
に設定しておけば、撮影範囲を変更しても一般的な撮影
の場合、すなわち、前方撮影であり且つ撮影光軸が水平
もしくは僅かの前傾や後傾の場合には、実用上は特に問
題のないストロボ撮影を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子カ
メラ装置においては、ストロボ装置が、その前面に固定
的に設けられており、発光角度範囲が固定的であるため
に、本体部に対して撮像部を回動させて撮影アングルを
調整する際に、撮像部を大きく回動させたときの撮影範
囲にストロボ照射光が当たらず、もしくは一部分が照射
光量不足になってしまうおそれがある。これに対して、
ストロボ装置を撮像部に設け、撮像部と一体として回動
させるようにすれば、撮像部を回動させた際にも、スト
ロボ照明光により確実に撮影視野を照明することができ
る。しかしながら、このようにすると撮像部の撮像光学
系の光軸とストロボ発光部との距離が短くなり、いわゆ
る赤目現象が発生し易くなる。また、撮像部にストロボ
装置と撮像光学系を設けるため、撮像光学系の光軸を長
手方向に向けることができず、厚み方向に向けることに
なる。
【0011】撮像部の前後方向、すなわち厚み方向に撮
像光学系および撮像素子を順次一列に配置して撮像部に
内蔵させると、多焦点レンズやズームレンズ等のように
構成レンズ枚数が多く且つ光軸方向の長さを大きくせざ
るを得なくなる場合には、当該撮像部の厚み方向の長さ
が必然的に大きくなってしまう。このために、撮像部の
前方あるいは後方にレンズ鏡胴が突出してしまい携帯時
に不便をきたしたり、突出部が不用意に物に当たって損
傷を受けるおそれがある。この問題を解決するには、撮
像部の外部に撮影レンズが突出しないように撮影レンズ
鏡胴を沈胴式に構成すればよいと考えられる。しかしな
がら、このようにするとその構成が複雑化して高価格に
なってしまうという別の問題が生じる。
【0012】このように、撮像光学系の光軸を厚み方向
に向けて配置することができるのは、撮像光学系が単焦
点レンズ等の小型の光学系に限られてしまい、長い光路
長が必要な多焦点光学系やズーム光学系等を用いること
ができない。さらに、回動部を介して本体部内の電源電
池からストロボ装置に給電しなければならず、回動部に
大電流用の太い配線材や制御信号線を設ける必要が生
じ、回動部の設計が困難になる。しかも、この場合、撮
像部を掴む手がストロボ装置の発光部や撮像光学系の入
射部にかかるおそれがあり、撮影失敗の危険が増す。な
お、上述のようにストロボ装置を撮像部に設け、撮像部
と一体として回動させると、ストロボ発光部等の大電力
のスイッチング等に起因するノイズが撮像素子の信号系
に混入するおそれがある。
【0013】このため、画像劣化を防止するために特別
な絶縁および電磁シールド等の必要が生じ、装置構成の
一層の複雑化を招く。また、本体部に、回動可能にスト
ロボ装置を設け、該ストロボ装置を撮像部の回動軸に直
結して、撮像部とストロボ装置を一体に連動させること
も考えられるが、回動軸部分の配線設計に多くの制約が
生じ、しかも回動照射のために、ストロボ装置の照射部
を本体部上方に位置させざるを得ず、撮像部の回動軸が
カメラ上方に位置してしまうため著しく操作性が低下す
る。
【0014】そこで、本発明の第1の目的は、比較的簡
単で且つ小型化し得る構成により、赤目現象またはノイ
ズの発生等の障害を極力少なくして、しかも撮像部の撮
像光学系または配線処理系等の必須機能の配設の自由度
を高めつつ、撮像部の回動による撮影範囲の変更に対し
ても実用上の範囲においてストロボ照射範囲を追従さ
せ、撮像視野とストロボ照射域を実用上充分な範囲で一
致させ得る電子カメラ装置を提供することにある。一
方、従来の電子カメラ装置においては、本体部の側部に
回動自在に撮像部が設けられる場合、本体部に対して回
動自在な撮像部の回動支点は、本体部の側面の略中央部
(すなわち撮像部の側面の略中央部)に位置する。この
ため、撮像部を手で掴んで行われる回動動作の回動支点
は、撮像部においては、その側面の中央部に位置し、手
においてはその掌の略中央部に位置することになる。
【0015】したがって、掌の略中央に位置する回動支
点の位置を変化させないで撮像部を回動させようとする
と腕と手首を捩じるような不自然な状態で撮像部の回動
をせざるを得ないために操作性が悪く、無理な姿勢での
操作であるために手の位置が上下もしくは左右に振れて
しまい、これに伴って本体部がふらついてしまい撮影ア
ングルの変更を安定して行うことが困難になるという問
題がある。また、従来の電子カメラ装置では、本体部に
対して回動自在な撮像部の回動支点が、本体部の側面の
略中央部に位置するために、その回動機構部材、つま
り、軸受部材と軸部材によって撮像部の中央部分に大き
なスペースを占領することになり、回動機構部材の上方
部と下方部の2つに中途半端な空きスペースが生じるこ
とになる。
【0016】このため、撮像部の内部に組み込まれる各
種部材のスペース効率が悪くなってしまうという難点が
ある。撮像部の内部に組み込むべき部材が、例えば回路
基板の場合には、次のような事情でスペース効率が悪く
なってしまうのである。すなわち、抵抗、コンデンサ、
およびIC等の電子部品が搭載された回路基板を撮像部
の内部に組み込む際に、1枚の回路基板に撮像部に組み
込むべき電気回路を全て搭載することが望ましいが、上
述の回動部材が撮像部の中央部に占有していることか
ら、1枚の回路基板にて収納することが困難となり、前
述の回動機構部材の上方部および下方部の空きスペース
に分割して組み込まざるを得なくなる。
【0017】すなわち、撮像部に組み込むべき電気回路
を2つの回路基板に分割して搭載し、回動機構部材の上
方部と下方部のそれぞれに回路基板を組み込み、その2
つの回路基板をフラットケーブルまたはフレキシブル回
路基板等の接続導体を用いて接続せざるを得ない。この
ため、撮像部の内部に組み込まれる各種部材のスペース
効率が悪くなってしまい、接続導体等の部材が別途に必
要となるために構成の複雑化と高価格化をきたす。な
お、電子カメラ装置の本体部側においても撮像部におけ
るスペース効率の低下と同様の問題が生じる。
【0018】そこで、本発明の第2の目的は、撮影レン
ズが多焦点レンズやズームレンズ等のように構成レンズ
枚数が多く且つレンズ光軸方向の長さ寸法が長くなる場
合にも、撮像部の内部に組み込まれるべき各種部材を効
率よく配置し得るようにしてカメラ内のスペース効率を
向上させ、携帯時に撮像部の前後方向の長さによって本
体部に対して撮像部が突出することがなく、携帯性が向
上するばかりでなく、不用意に突出部が他物に衝接して
損傷を受けるおそれも少なく、撮像部を手で掴んで本体
部に対して回動させる際に、腕と手首を捩じるような不
自然で無理な姿勢を採ることもなく、本体部がふらつく
ことなく撮影アングルの変更を安定して行うことができ
る電子カメラ装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した本発明の第1の
目的を達成するために、請求項1に記載の電子カメラ装
置は、本体部と、被写体光学像を結像する撮像光学系お
よび該撮像光学系により結像された被写体像を電気的な
画像情報に変換する撮像素子を有し、前記本体部の側方
に第1の角度範囲について回動可能に結合される撮像部
と、前記本体部に前記撮像部の回動軸と平行な軸に対し
て前記第1の角度範囲よりも狭い第2の角度範囲につい
て回動可能として設けられ、前記被写体に照明光を照射
するためのストロボ発光部と、1以上の伝達回動部を有
し前記撮像部の回動操作に基づいて前記ストロボ発光部
を同期連動して回動させるための回動伝達手段と、前記
回動伝達手段中の伝達回動部に設けられ、前記撮像部に
連動する第1の回動部材および前記ストロボ発光部に連
動する第2の回動部材を有し、前記第1および第2の回
動部材は、少なくとも前記第1の角度範囲と第2の角度
範囲との差に相当する第3の角度範囲については相対的
に回動可能に結合され、前記ストロボ発光部の回動可能
な前記第2の角度範囲に対応する前記第2の回動部材の
回動範囲の前記第3の角度範囲寄りの第1の回転方向の
限界位置から該第1の回転方向とは逆の第2の回転方向
へ前記第2の角度範囲についての前記第1の回動部材の
回動に対しては、前記第2の回動部材を一体的に連動さ
せ、前記第1の回動部材の前記限界位置に対応する位置
から前記第1の回転方向における前記第3の角度範囲の
回動に対しては、前記第2の回動部材に対して相対的に
回動して前記第1の回動部材の回動を吸収する連動調整
機構とを具備することを特徴としている。
【0020】本発明の第1の目的を達成する請求項2に
記載の電子カメラ装置は、特に、前記連動調整機構に、
前記第1の回動部材が前記第3の角度範囲の少なくとも
前記第2の回転方向端位置において前記第2の回動部材
を係止する係止手段を含むことを特徴としている。本発
明の第1の目的を達成する請求項3に記載の電子カメラ
装置は、特に、前記連動調整機構に、前記第2の回動部
材を前記第1の回動部材に対して前記第1の回転方向に
付勢する付勢手段を含むことを特徴としている。
【0021】本発明の第1の目的を達成する請求項4に
記載の電子カメラ装置は、特に、前記第2の回動部材
を、少なくとも前記第2の角度範囲に対応する角度範囲
において前記第1の回転方向に付勢する他の付勢手段を
さらに含むことを特徴としている。本発明の第1の目的
を達成する請求項5に記載の電子カメラ装置は、特に、
前記第1および第2の回動部材が、同軸状に設けられた
ギアまたはプーリを含むことを特徴としている。
【0022】また、同様に本発明の第1の目的を達成す
るために、請求項6に記載の電子カメラ装置は、本体部
と、被写体光学像を結像する撮像光学系および該撮像光
学系により結像された被写体像を電気的な画像情報に変
換する撮像素子を有し、前記本体部の側方に第1の角度
範囲について回動可能に結合される撮像部と、前記本体
部に前記撮像部の回動軸と平行な軸に対して前記第1の
角度範囲よりも狭い第2の角度範囲について回動可能と
して設けられ、前記被写体に照明光を照射するためのス
トロボ発光部と、1以上の伝達回動部を有し前記撮像部
の回動操作に基づいて前記ストロボ発光部を同期連動し
て回動させるための回動伝達手段と、前記回動伝達手段
中の伝達回動部に設けられ前記撮像部側に連動する第1
の回動部材および前記ストロボ発光部側に連動する第2
の回動部材を有し、前記第1および第2の回動部材は、
少なくとも前記第1の角度範囲と第2の角度範囲との第
1の回転方向側についての差に相当する第3の角度範囲
については相対的に回動可能に結合され、前記ストロボ
発光部の回動可能な前記第2の角度範囲に対応する前記
第2の回動部材の回動範囲の前記第1の回転方向の第1
の限界位置から該第1の回転方向とは逆の第2の回転方
向へ前記第2の角度範囲についての前記第1の回動部材
の回動に対しては、前記第2の回動部材を一体的に連動
させ、前記第1の回動部材の前記第1の限界位置に対応
する位置から前記第1の回転方向の前記第3の角度範囲
の回動に対しては、前記第2の回動部材に対して相対的
に回動して前記第1の回動部材の回動を吸収する第1の
連動調整機構と前記回動伝達手段中の伝達回動部に設け
られ前記撮像部側に連動する第3の回動部材および前記
ストロボ発光部側に連動する第4の回動部材を有し、前
記第3および第4の回動部材は、少なくとも前記第1の
角度範囲と第2の角度範囲との前記第2の回転方向側に
ついての差に相当する第4の角度範囲については相対的
に回動可能に結合され、前記ストロボ発光部の回動可能
な前記第2の角度範囲に対応する前記第4の回動部材の
回動範囲の前記第2の回転方向の第2の限界位置から前
記第1の回転方向へ前記第2の角度範囲についての前記
第3の回動部材の回動に対しては、前記第4の回動部材
を追随連動させ、前記第3の回動部材の前記第2の限界
位置に対応する位置から回転方向の前記第4の角度範囲
の回動に対しては、前記第4の回動部材に対して相対的
に回動して前記第3の回動部材の回動を吸収する第2の
連動調整機構とを具備することを特徴としている。
【0023】本発明の第1の目的を達成する請求項7に
記載の電子カメラ装置は、特に、前記第1の連動調整機
構に、前記第1の回動部材が前記第3の角度範囲の少な
くとも前記第2の回転方向端において前記第2の回動部
材を係止する第1の係止手段を含み、且つ前記第2の連
動調整機構は、前記第3の回動部材が前記第4の角度範
囲の少なくとも前記第1の回転方向端位置において前記
第4の回動部材を係止する第2の係止手段を含むことを
特徴とするとしている。本発明の第1の目的を達成する
請求項8に記載の電子カメラ装置は、特に、前記第1お
よび第2の連動調整機構に、それぞれ、前記第2の回動
部材を前記第1の回動部材に対して前記第1の回転方向
に付勢する第1の付勢手段、および前記第4の回動部材
を前記第3の回動部材に対して前記第2の回転方向に付
勢する第2の付勢手段を含むことを特徴としている。
【0024】本発明の第1の目的を達成する請求項9に
記載の電子カメラ装置は、特に、前記第2の回動部材
を、少なくとも前記第2の角度範囲に対応する角度範囲
において前記第1の回転方向に付勢する他の第1の付勢
手段、および前記第4の回動部材を、少なくとも前記第
2の角度範囲に対応する角度範囲において前記第2の回
転方向に付勢する他の第2の付勢手段、をさらに含むこ
とを特徴としている。本発明の第1の目的を達成する請
求項10に記載の電子カメラ装置は、特に、前記第1お
よび第2の回動部材が、同軸状に設けられたギアまたは
プーリを含み、且つ前記第3および第4の回動部材が、
同軸状に設けられたギアまたはプーリを含むことを特徴
としている。
【0025】本発明の第1の目的を達成する請求項11
に記載の電子カメラ装置は、特に、前記第1および第2
の回動部材が、前記ストロボ発光部と同軸上に設けられ
たことを特徴としている。また、本発明の第1および第
2の目的を達成するために、請求項12に記載の電子カ
メラ装置は、前記撮像部が、格納位置において前記本体
部側面に沿う細長い形状をなし、その長手方向に沿って
前記撮像光学系および撮像素子により形成される光軸を
配置するとともに、前記撮像部の回動軸線を前記本体部
の中央より下方に配置したことを特徴としている。
【0026】
【作用】本発明の電子カメラ装置は、本体部と、撮像部
と、ストロボ発光部とを備えている。前記撮像部は、被
写体光学像を結像する撮像光学系および該撮像光学系に
より結像された被写体像を電気的な画像情報に変換する
撮像素子を有し、前記本体部の側方に第1の角度範囲に
ついて回動可能に結合される。該撮像部は、細長い例え
ば角柱状の形状をなし、撮像光学系および撮像素子によ
り形成される光路の光軸を、長手方向に沿って配設する
ことが望ましい。前記ストロボ発光部は、前記本体部に
前記撮像部の回動軸と平行な軸に対して前記第1の角度
範囲よりも狭い第2の角度範囲について回動可能として
設けられ、前記被写体に照明光を照射する。
【0027】該電子カメラ装置は、さらに回動伝達手段
と、連動調整機構とを設けている。前記回動伝達手段
は、1以上の伝達回動部を有し前記撮像部の回動操作に
基づいて前記ストロボ発光部を同期連動して回動させ
る。前記連動調整機構は、前記回動伝達手段中の伝達回
動部に設けられ前記撮像部に連動する第1の回動部材お
よび前記ストロボ発光部に連動する第2の回動部材を有
する。前記第1および第2の回動部材は、少なくとも前
記第1の角度範囲と第2の角度範囲との差に相当する第
3の角度範囲については相対的に回動可能に結合され、
前記ストロボ発光部の回動可能な前記第2の角度範囲に
対応する前記第2の回動部材の回動範囲の第1の回転方
向の限界位置から該第1の回転方向とは逆の第2の回転
方向へ前記第2の角度範囲についての前記第1の回動部
材の回動に対しては、前記第2の回動部材を一体的に連
動させる。
【0028】また、前記第1の回動部材の前記限界位置
に対応する位置から前記第1の回転方向の前記第3の角
度範囲の前記第1の回動部材の回動に対しては、前記第
2の回動部材に対して相対的に回動して前記第1の回動
部材の回動を吸収する。前記連動調整機構により、前記
第2の角度範囲に対応する前記第2の回動部材の回動範
囲の第1の回転方向の限界位置から該第1の回転方向と
は逆の第2の回転方向への前記第2の角度範囲について
の前記第1の回動部材の回動を、前記第2の回動部材に
そのまま伝達し、また、前記第1の回動部材の前記限界
に対応する位置から前記第1の回転方向の前記第3の角
度範囲の回動に対しては、回動を吸収して前記第1の回
動部材の回動を前記第2の回動部材に伝達しない。
【0029】本発明の電子カメラ装置は、さらに回動伝
達手段と、第1および第2の連動調整機構とを設けるこ
とができる。前記回動伝達手段は、1以上の伝達回動部
を有し前記撮像部の回動操作に基づいて前記ストロボ発
光部を同期連動して回動させる。前記第1の連動調整機
構は、上述したと同様に、前記回動伝達手段中の伝達回
動部に設けられ前記撮像部側に連動する第1の回動部材
および前記ストロボ発光部側に連動する第2の回動部材
を有する。前記第1および第2の回動部材は、少なくと
も前記第1の角度範囲と第2の角度範囲との第1の回転
方向側についての差に相当する第3の角度範囲について
は相対的に回動可能に結合され、前記ストロボ発光部の
回動可能な前記第2の角度範囲に対応する前記第2の回
動部材の回動範囲の前記第1の回転方向の第1の限界位
置から該第1の回転方向とは逆の第2の回転方向へ前記
第2の角度範囲についての前記第1の回動部材の回動に
対しては、前記第2の回動部材を一体的に連動させる。
【0030】また、前記第1の回動部材の前記第1の限
界位置に対応する位置から前記第1の回転方向の前記第
3の角度範囲の回動に対しては、前記第2の回動部材に
対して相対的に回動して前記第1の回動部材の回動を吸
収する。前記第2の連動調整機構は、前記回動伝達手段
中の伝達回動部に設けられ前記撮像部側に連動する第3
の回動部材および前記ストロボ発光部側に連動する第4
の回動部材を有する。前記第3および第4の回動部材
は、少なくとも前記第1の角度範囲と第2の角度範囲と
の前記第2の回転方向側についての差に相当する第4の
角度範囲については相対的に回動可能に結合され、前記
ストロボ発光部の回動可能な前記第2の角度範囲に対応
する前記第4の回動部材の回動範囲の前記第2の回転方
向の第2の限界位置から前記第1の回転方向への前記第
2の角度範囲についての前記第3の回動部材の回動に対
しては、前記第4の回動部材を追随連動させる。また、
前記第3の回動部材の前記第2限界位置に対応する位置
から前記第2の回転方向への前記第4の角度範囲の回動
に対しては、前記第4の回動部材に対して相対的に回動
して前記第3の回動部材の回動を吸収する。前記第1お
よび第2の連動調整機構により、前記第2の角度範囲に
対応する前記第2の回動部材の回動範囲の第1の回転方
向の第1の限界位置から該第1の回転方向とは逆の第2
の回転方向への前記第2の角度範囲についての前記第1
の回動部材の回動を、前記第2の回動部材にそのまま伝
達し、前記第2の角度範囲に対応する前記第4の回動部
材の回動範囲の前記第2の回転方向の第2の限界位置か
ら前記第1の回転方向への前記第2の角度範囲について
の前記第3の回動部材の回動を、前記第4の回動部材に
そのまま追随回動させる。
【0031】また、前記第1の回動部材の前記第2の限
界位置から前記第1の回転方向の前記第3の角度範囲の
回動に対しては、回動を吸収して前記第1の回動部材の
回動を前記第2の回動部材に伝達せず、前記第3の回動
部材の前記第2の限界位置に対応する位置から前記第2
の回転方向の前記第4の角度範囲の回動に対しては、回
動を吸収して前記第3の回動部材の回動を前記第4の回
動部材に伝達しない。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。先ず、本発明の一つの実施の
形態を図1〜図10を参照して説明する。各図に示すよ
うに電子カメラ装置1は、撮像部2と本体部3とで構成
されている。この本体部3の外観形状は、前後方向に薄
い直方体の薄形箱体に形成され、撮像部2の外観形状
は、詳細は後述するが、側面および前後面を本体部3の
側方端面と略同一の形状として縦方向に長い長箱体に形
成される。該撮像部2は、格納姿勢と撮影姿勢との2つ
の姿勢を採り、格納姿勢においては、本体部3の側方端
面に沿って配置され、本体部3を側方に延長した形状と
して格納される。この撮像部2は本体部3の側面に対し
て詳細は後述する連結軸部9により、その軸線に対して
回動自在に支持されている。
【0033】撮像部2を本体部3に格納した格納姿勢に
おいては、図2〜図4に示すように、撮像部2の側面を
除く表面が本体部3の前後面および上下面にほぼ沿うよ
うな姿勢をとり、撮影時には、撮像部2を格納時の姿勢
から前後方向に回動軸としての連結軸部9を回動中心と
して少なくとも前方、上方および後方に向けた撮影姿勢
をとり得るように構成されている。なお、格納姿勢にお
いても撮影が可能であることは、いうまでもない。この
撮像部2には、図2にその外筐を一部破断して示すよう
に、撮影レンズ4,4,4は、11枚のレンズ系でズー
ム光学系からなる撮像光学系を構成するもので、撮像部
2の長手方向(図2、図4において上下方向)にレンズ
光軸が位置するように鏡胴5の内部に組み込まれ、鏡胴
5によって所定光軸位置に保持されるとともに、図示し
ないズーミング機構とフォーカス機構によってズーミン
グ駆動とフォーカス駆動し得るように構成されている。
【0034】また、この撮影レンズ4,4,4は、図示
しないTTL(Through the TakingLens )式のAF(A
utomatic Focusing)光学系によって測距され、その測
距情報に基づいてフォーカス制御され、且つ焦点距離が
後述のズームボタン21の押操作により図示しないモー
タ駆動機構によってズーム駆動される。この鏡胴5の前
方には、前記撮像部2の長手方向に直交する先端面(図
2においては上端面)に被写体光束を撮影レンズ4に導
入する円形の撮影用開口6が形成されている。また、撮
影レンズ4の鏡胴5の後方(図2においては下方)に
は、撮影レンズ4で結像される画像を受光し、所定の電
気信号に変換し得るCCD撮像素子等の撮像素子7が配
設されている。
【0035】さらに、撮像部2の内部には、撮像素子7
に電気接続された撮像部側回路部8が内蔵されている。
この撮像部側回路部8は、印刷配線基板を有し、この印
刷配線基板には、光/電変換を行う撮像素子7のいわゆ
るIC(集積回路)パッケージの接続端子が接続される
とともに撮像素子7を駆動するための駆動回路や画像信
号を変換処理するための変換回路等を形成する抵抗、コ
ンデンサ、ICおよびコイル等の電気部品が搭載される
ことによって所定の電気回路が形成されるようになって
いる。
【0036】また、撮像部側回路部8には、図示しな
い、例えばフラットケーブルまたはフレキシブル配線基
板等の中継接続ケーブルの一端が接続され、その中間部
が連結軸部9の軸心部に穿設されたケーブル挿通孔(図
示せず)に挿通されて本体部3の内部に導かれ、本体部
3側に設けられた後述する本体側回路部や図示しない電
源電池に接続される。一方、本体部3は、その外観形状
が前後方向に薄い直方体の薄形箱体に形成され、この本
体部3の上面には、上面の前部にシャッタボタン10が
配置され、撮像部2から遠い側の端部にはモードダイア
ル19が配置されている。また、上面のモードダイアル
19の内方寄りには、ストロボ発光を伴う撮影を設定す
るためのストロボスイッチ11が配置されている。
【0037】さらに、本体部3には、ストロボ装置12
が設けられ、その発光窓14は、本体部3の上端前縁を
中心として、上面の中間部まで延びるとともに前面の下
方に向って同程度の長さにわたって延びる透明部材から
なり、その内方に回動形の発光部13が位置されてい
る。この発光部13は、キセノン放電管とその周囲に配
置された反射傘で形成され、その照射範囲は、前述の撮
影レンズ4のズーム焦点距離がワイド端に駆動されたと
きの撮影範囲にほぼ対応する値に設定されている。
【0038】また、この発光窓14および発光部13等
からなるストロボ装置12は、外光式のオートストロボ
として構成され、そのオート受光部15が、発光窓14
の側方に沿って本体部3の外筐に穿設された逃げ孔16
の内部に位置するようになっている。また、本体部3の
内部には、電子カメラ装置1における一連の電気信号処
理を行なうための電気回路を搭載した本体側回路部17
が組み込まれている。また、本体部3を右手で把持する
ためのグリップ部18が形成され、その内方に電池収納
部20が形成されている。さらに、既に述べたようにグ
リップ部18の上部で且つ隅部には、画像記録モードと
再生モードを選択するためのモードダイアル19が配置
されている。
【0039】一方、本体部3の背面には、図4に示すよ
うに、液晶表示装置23が設けられ、その右側方にズー
ムボタン21と電源スイッチ22が配置されている。こ
の液晶表示装置23は、撮像部側回路部8からの信号に
基づいて撮影レンズ4で結像される画像を表示する機能
と、図示しないICカード等の記録媒体に記録された画
像の再生や各種の動作メッセージ画面を表示する機能を
備えている。また、液晶表示装置23は、本体部3に内
蔵された本体側回路部17(図3および図4参照)に接
続され、この本体側回路部17には、グリップ部18の
内方に設けられた電池格納部20に装填される電源電池
の出力端が接続されている。前述の電源スイッチ22
(図4参照)は、動作状態にある撮像部側の電気回路を
構成する撮像部側回路部8と本体部3の電気回路を構成
する本体側回路部17とをオン/オフ制御する。すなわ
ち、電源スイッチ22を押操作するごとにオン状態とオ
フ状態にトグル動作する。
【0040】次に、本体部3と撮像部2との間に介在さ
れる回動機構、ストロボ発光軸駆動機構、および撮像部
2の格納位置と撮影位置の詳細について図2、図5〜図
10を参照して説明する。本体部3の側面に対峙する撮
像部2の側面部には、連結軸部9が一体的に突設され、
その先端側は、図2に示すように本体部3の側壁(撮像
部2に対峙する側面を形成する)を貫通し且つ軸受部材
(図示せず)によって回動自在に支持され、その先端部
にギア9a(図2および図5参照)が一体的に固定され
ている。
【0041】このギア9aには、連動調整機構30の一
部をなす大径のギア31が噛合している。連動調整機構
30は、図5〜図7に示すように、大径のギア31、小
径のギア32およびスプリング33を有している。図6
および図7に詳細に示すように、大径のギア31は、本
体部3の内壁面等に固定された支軸34に回転自在に支
持されており、その中心部には、一方の面に筒状をなし
て突出し、支軸34に対する軸受けとして機能する筒状
部31aを有する。該筒状部31aには、小径のギア3
2が回転自在に支持されており、大径のギア31の筒状
部31aの中間部に、180°異なる位置において外周
側に突出する突起部31bおよび31cにより、脱落し
ないように係止されている。
【0042】この小径のギア32は、中心孔を有し、突
起部31bおよび31cに対応する切欠部32aおよび
32bが該中心孔の内周縁部に形成されている。組立時
には、突起部31bおよび31cが該切欠部32aおよ
び32bを通過するようにして、大径のギア31の筒状
部31aを小径のギア32の前記中心孔に挿通してか
ら、該小径のギア32を回動させることにより、小径の
ギア32が突起部31bおよび31cにより係止され
る。小径のギア32には、外周ギア部の内側の一方の面
に突出して、大径のギア31の係止手段としての突起部
31bに係合する係合突起32cが立設されるととも
に、筒状部31a、突起部31b,31cおよび係合突
起32cを取り囲むように形成された筒状部32dが立
設される。
【0043】小径のギア32の筒状部32dの1個所が
切欠されて形成された係止部と大径のギア31の一方の
突起部31bとの間に付勢手段としてのスプリング33
が張設され、大径ギア31に対して小径ギア32を図5
および図6における時計方向(第1の方向)に回動させ
るべく付勢する偏倚力を該小径ギア32に作用させる。
小径のギア32は、ストロボ回動軸35に形成されたギ
ア35aに噛合している。また、この実施の形態の場
合、ギア9aと大径のギア31は歯数が等しく形成さ
れ、小径のギア32とギア35aも歯数が等しく形成さ
れている。
【0044】小径のギア32に噛合するギア35aが固
定されるストロボ回動軸35には、ストロボ装置12の
発光部13が固設されている。この発光部13の右寄り
にオートストロボ制御用のオート受光部15が設けられ
ている。発光部13は、発光窓14の内面側において発
光窓14に沿って回動し得るように配設され、同時にオ
ート受光部15は、逃げ孔16に沿って回動可能となっ
ている。上述したギア9a、連動調整機構30(ギア3
1,32、スプリング33)およびギア35aにより回
動伝達手段である回動伝達部が構成される。また、スト
ロボ回動軸35には、例えばギア35aの外周部近傍と
本体部3の適宜個所との間に付勢手段としてのスプリン
グ40が張設され、第2の回動部材としてのストロボ回
動軸35に対して図5および図8〜図10における反時
計方向(第1の方向)への回動力を付与している。
【0045】従って、第1の回動部材側である撮像部2
を本体部3に対して回動させると、回動軸としての連結
軸部9が回動され、ギア9aが回動されることによっ
て、ストロボ回動軸35が回動される。このストロボ回
動軸35の回動範囲は、本体部3に適宜設けられたスト
ッパ(図示していない)によって、所定範囲、例えば発
光部13が上方を向いた位置から発光部13が前面側に
ほぼ100°回動して前方やや下向きとなる位置までの
範囲(「第2の回動範囲」という)である。撮像部2
は、この発光部13と連動する範囲に加え、さらにスト
ロボ発光部13の反時計方向(第1の方向)の回動限界
位置に対応する位置から後方に90°までの範囲(「第
3の回動範囲」という)にわたって回動可能となってい
る。この回動操作における状態を図8〜図10を参照し
て説明する。
【0046】ここで、撮像部2の前面側の回動限界
(「第2の限界位置」という)は、図9に太い仮想線で
示すように、撮影光軸が前方やや下方向きのa方向を向
いた位置である。撮像部2の格納位置は、図8に太い仮
想線で示すように、本体部3の側部に撮像部2の前面、
上面、背面および底面が同一平面を呈する状態となっ
て、撮影用開口6が上方を向き撮影光軸が上方のb方向
を向いた姿勢(格納姿勢)をとる位置である。このとき
撮像部2は、その外形が本体部3の側面を除く外筐面か
ら突出した部分がなく、撮像部2と本体部3が、外観上
一体的となった薄形箱体となる。また、撮像部2の背面
側への回動限界は、図10に太い仮想線で示すように、
撮影光軸が後方のc方向を向いた位置である。
【0047】格納位置においては、図8に示すように、
連結軸部9のギア9aに連動調整機構30の大径のギア
31が噛合し、該大径のギア31の筒状部31aの突起
部31bに小径のギア32の係合突起32cが付勢手段
としてのスプリング33により圧接されて係合し、該小
径のギア32にストロボ回動軸35のギア35aが噛合
している。ストロボ回動軸35は、この状態が、後方す
なわち図8等における反時計方向(ここでは、「第1の
方向」ということとする)への回動限界であり、この状
態から前方、つまり時計方向(「第2の方向」というこ
ととする)、へは回動することができるが反時計方向に
は回動することができない。このとき撮像部2は、撮影
用開口7がb方向つまり上方を向いており、発光部13
も上方すなわち図8に示すB方向を向いている。
【0048】この格納位置(第1の限界位置)から撮像
部2を前面側、つまり図8における時計方向に回動操作
すると、連結軸部9のギア9aに噛合する連動調整機構
30の大径のギア31が回動し、該大径のギア31の筒
状部31aの突起部31bが小径のギア32の係合突起
32cに係合して係合突起32cを押し回すため、該小
径のギア32にストロボ回動軸35のギア35aが噛合
した状態で、ストロボ回動軸35が時計方向に回動され
る。撮像部2の撮影用開口7が漸次回動し、正面を経て
前方、すなわち図8における時計方向(第2の方向)の
回動限界となる前傾限度位置(「第2の限界位置」とい
う)に対応するa方向に達するまで、つまり発光部13
が正面を経てA方向に達するまで、同様の状態が継続
し、発光部13が撮像部2の回動操作に同期連動して回
動する。
【0049】このとき、ストロボ回動軸35およびギア
35aは、付勢手段としてのスプリング40の張力に抗
して回動し、スプリング40が蓄勢される(図9に示す
状態)。撮像部2および発光部13が、前面側への回動
限界に達すると、図9に太い仮想線で示すように、撮像
部2は、撮影用開口7が前下方、つまりa方向を向き、
発光部13も同様にこれと平行なA方向を向いている。
ストロボ回動軸35は、この状態から上方、つまり反時
計方向、へは回動することができるがさらに下方つまり
時計方向には回動することができない。
【0050】この状態から撮像部2を逆に図9における
反時計方向(第1の方向)に回動操作すると、前述の格
納位置までは、上述と同様に連結軸部9のギア9aに噛
合する連動調整機構30の大径のギア31が回動し、該
大径のギア31の筒状部31aの突起部31bに小径の
ギア32の係合突起32cがスプリング33により引張
られて、且つ該小径のギア32に噛合するストロボ回動
軸35のギア35aと共に、ストロボ回動軸35が反時
計方向に回動する。このとき、ストロボ回動軸35およ
びギア35aには、スプリング40による回動偏倚力が
作用し、小径のギア32がスプリング33の回動偏倚力
により大径のギア31の回動に追随するのを助ける。撮
像部2の撮影用開口7が漸次回動し、正面を経て前方す
なわち図8における格納位置であるb方向に達するま
で、つまり発光部13が正面を経てB方向(つまり上方
向き)に達するまで、同様の状態が継続し、発光部13
が撮像部2の回動操作に同期連動して回動する。
【0051】なお、撮像部2を図9における反時計方向
に回動操作して、連結軸部9のギア9aを介して連動調
整機構30の大径のギア31が時計方向に回動した際
に、小径のギア32がスプリング33の回動偏倚力(蓄
勢力)により大径のギア31の回動に追随するが、この
スプリング33の回動偏倚力による追随動作が不完全に
なると所要の動作結果を得ることができないため、スプ
リング40により、ストロボ回動軸35にさらに図9の
反時計方向への回動偏倚力を作用させている。また、突
起部31bと小径のギア32との間に張設されたスプリ
ング33のばね力(弾性係数)を大きくすれば、スプリ
ング40を省略することはできるが、発光部13の上記
第1の限界位置から反時計方向に撮像部2を回動すると
きに、スプリング33の付勢力に打ち勝つ力を加えなけ
ればならないので、上記スプリング40を併用して撮像
部2の回動を軽快にするようにした方が良い。
【0052】撮像部2および発光部13が、格納位置に
達すると、上述したように図8に太い仮想線で示した状
態に戻る。この格納位置から撮像部2を背面側、つまり
図8における反時計方向に回動操作すると、連結軸部9
のギア9aに噛合している連動調整機構30の大径のギ
ア31が図8における時計方向に回動して、筒状部31
aおよびその突起部31bも時計方向に回動する。この
とき、ストロボ回動軸35は、図8の状態から反時計方
向には回動しないので、ギア35aに噛合する小径のギ
ア32は時計方向に回動せず、大径のギア31は、小径
のギア32に対しても相対的に動作して、スプリング3
3の偏倚力をさらに蓄勢しつつ時計方向に漸次回動す
る。大径のギア31の回動は、撮像部2が後方すなわち
図10に太い仮想線で示すように、反時計方向の回動限
界となる後傾限度位置に対応するc方向に達し、図示し
ないストッパに当接するまで、継続することができる。
【0053】この反時計方向の回動限界では、図10に
示すように、撮像部2の撮影用開口7は後方であるc方
向を向き、この回動の間、発光部13は、図8の場合と
同様に上方の限界位置、すなわちB方向を向いたまま作
動しない。この回動限界に達すると、撮像部2または連
結軸部9は、図示していない適宜なるストッパにより係
止され、さらなる回動が阻止される。この状態から撮像
部2を逆に図10における時計方向に回動操作すると、
上述と同様に連結軸部9のギア9aに噛合する連動調整
機構30の大径のギア31が、該大径のギア31の筒状
部31aと一体的に時計方向に回動する。このとき、小
径のギア32および該小径のギア32に噛合するギア3
5aと一体化されたストロボ回動軸35は作動せず、前
述の格納位置において該大径のギア31の筒状部31a
の突起部31bが小径のギア32の係合突起32cに係
合するまでは、スプリング33による偏倚力が漸次減少
する。
【0054】格納状態に達すると、前述と同様に、連結
軸部9のギア9aと連動調整機構30の大径のギア31
が噛合した状態で、該大径のギア31の筒状部31aの
突起部31bが小径のギア32の係合突起32cにスプ
リング33の蓄勢力により圧接されて係合する。このと
き撮像部2は、撮影用開口7がb方向つまり上方を向い
ており、発光部13も上方すなわち図8に示すB方向を
向いている。したがって、撮像部2の角度範囲は、前傾
限度位置aから後傾限度位置cまでの角度範囲a〜cで
あり、すなわち、2種の角度範囲b〜aとb〜cとを加
え合わせた角度範囲である。この例では第2の角度範囲
b〜aが約100°、そして第3の角度範囲b〜cが約
90°に設定されているので、撮像部2の第1の角度範
囲a〜cはこれらを加算した約190°である。
【0055】一方、ストロボ装置12の発光部13の発
光光軸の第1の角度範囲は、前傾限度位置Aから撮像部
2の格納位置に対応する角度位置Bまでの角度範囲A〜
Bである。この例では、図9に示すように、発光部13
の発光光軸が前面下方のA方向を向いた位置から発光部
13の発光光軸が上方のB方向を向く位置までの約10
0°になる。また、その下方側において、この場合約1
70°の角度範囲にわたる回動不能範囲がある。
【0056】以上のように構成された電子カメラ装置1
において、それを携帯する場合には、撮像部2を格納位
置、すなわち撮像部2の長手方向を本体部2の高さ方向
に一致させた位置とすれば、撮影用開口7が上方を向い
た格納姿勢をとり、コンパクトにできる。そして、通常
画像記録撮影を行うために、先ず、電源スイッチ22
(図4参照)を押操作すると回路各部が動作状態とされ
る。また、ストロボ装置12を発光させない撮影を行う
モードをストロボスイッチ11でセットし、モードダイ
アル19を画像記録モードにセットすると、撮像部側回
路部8と本体側回路部17等の各部回路が画像記録待機
モードとなる。
【0057】すると、撮影レンズ4によって撮像素子7
の受光面に結像された被写体像が電気信号に変換され、
撮像部側回路部8および本体側回路部17の各部回路に
よって所定の画像信号に変換されて、液晶表示装置23
に画像記録すべき画像が表示される。そして、本体部3
のグリップ部18を右手で把持した状態で液晶表示装置
23の画像が鮮明に視認できる角度に保持する。このと
きの撮像部2の撮影光軸bと発光部13の発光光軸fと
は、共に上方を向いており、この状態で図4に仮想線で
示すように、右手でグリップ部18を把持し、且つ左手
で格納位置にある撮像部2を掴む、このとき撮像部2の
回動軸Yは下部に位置し、しかもこの回動軸Yに掌の根
元部分が位置することになる。
【0058】しかる後に、撮像部2を左手で掴んで回動
させ作画意図に合致した撮影アングルに調整するととも
に、ズームボタン21(図4参照)を右手親指等でテレ
駆動側またはワイド駆動側に操作して撮影レンズ4の焦
点距離を作画意図に合致させる。このような撮像部2の
回動動作を行うときの左手の掌の動きに着目すると、撮
像部2の回動支点の位置(連結軸部9の軸Y位置)に掌
の根元部が位置され、撮像部2を回動させるときには、
掌の根元部を支点として指先端を円弧状に動かすもので
あるので、ごく自然な姿勢で撮像部2を回動させること
ができる。しかも撮像部2回動の動作に伴って支点位置
がずれないので、手の位置が上下もしくは左右に振れる
ことがなく、左腕を殆ど動かすこともなく、よって本体
部3をふらつかせずに安定に撮影アングルの変更を行う
ことができる。
【0059】以上の操作で作画意図に合致した画像が液
晶表示装置23で観察されたときにシャッタボタン10
を押操作すると撮像素子7の出力が撮像部側回路部8と
本体側回路部17等で構成される電気回路で信号処理さ
れて画像データとしてICカード等の記録媒体に記録さ
れる。なお、このような通常撮影(ストロボ撮影をしな
い撮影)における撮影可能な角度範囲は、前傾限度位置
から格納位置までの角度範囲a〜bと、格納位置から後
傾限度位置までの角度範囲b〜cとを加え合わせた角度
範囲a〜cであるので、上述のように約190°の範囲
にわたっての撮影、すなわち、前方撮影、上方撮影およ
び背面撮影等を行うことができる。
【0060】一方、被写体輝度が低い場合や逆光状態の
ときには、ストロボ装置12を発光させた撮影を行うた
め、ストロボ撮影モードの設定をストロボスイッチ11
の押操作で行い、モードダイアル19を画像記録モード
にセットすると、各部回路がストロボ発光画像記録モー
ドに設定される。撮像部2を左手で掴んで回動させ作画
意図に合致したカメラアングルに調整するとともに、ズ
ームボタン16を右手親指等でテレ駆動側またはワイド
駆動側に操作して撮影レンズ4の焦点距離を作画意図に
合致させる。このとき、撮像部2を前方、すなわち図8
における時計方向に回動させることによってギア9aが
回動され、この回転がギア31および32を有する連動
調整機構30に伝達され、ギア35aがギア9aの回転
方向と同一方向に、しかも同一回転速度で同期連動す
る。ギア35aの回転によってストロボ回動軸35が回
動される。
【0061】このストロボ回動軸35aの回動動作は、
連動調整機構30の大径のギア31と小径のギア32と
が一体的に回動する限りにおいては、ギア9と大径のギ
ア31の歯数が同一であり、しかも小径のギア32とギ
ア35aの歯数が同一であるので、撮像部2の回動と方
向および角度が一致する。このようなストロボ回動軸3
5の回動角度範囲、換言すれば撮像部2の回動角度範囲
が、図8に示す角度範囲a〜bであり、前傾限度位置に
対応するa方向から格納位置に対応するb方向までの間
では、撮像部2とストロボ装置12とは、完全に同期連
動する。すなわち、図8および図9を参照して説明した
ように、連動調整機構30の大径のギア31の回動によ
り、突起部31bおよび係合突起32cを介して、小径
のギア32が大径のギア31と一体的に回動し、小径の
ギア32によってストロボ回動軸35が回動するので、
撮影光軸と発光光軸とが対応しつつ回動する。
【0062】よって、作画意図に合致した画像が液晶表
示装置23に得られたときにシャッタボタン10を押操
作すると撮影光軸と発光光軸が一致した状態でストロボ
撮影を行うことができる。なお、上述のストロボ撮影に
おいては、発光部13の側部に位置するオート受光部1
5への受光量が適正露光量にに対応する値に達したとき
に発光停止される、いわゆる外光式オートストロボの機
能が働くようになっていて、しかも、ストロボ回動軸3
5によって、発光部13の回動と一体となってオート受
光部15が回動するので、実際の撮影視野に応じて発光
停止機能が働く。
【0063】また、撮像部2を角度範囲b〜cの間を回
動させる後傾姿勢をとる場合には、図10に示すように
格納位置において、ストロボ回動軸35の回動が図示し
ていないストッパによって拘束され、発光部13の位置
は格納位置に固定されたままの状態に保持される。この
とき、撮像部2を回動しても連動調整機構30の大径の
ギア31と小径のギア32とのスプリング33の張力に
抗しての相対回動により、撮像部2の動作は吸収され
る。したがって、撮像部2を後傾した状態では、発光部
13の発光光束の光軸が上向きのB方向へ保持された状
態でストロボ撮影を行うことができる。
【0064】なお、このように、発光光軸が上方のB方
向を向いている場合には、撮像部2を背面に向けると、
ストロボ光の直接光が撮影にあまり寄与しないために、
間接光が不要である場合には、電源電池の消耗を極力に
低減するために撮像部2の回動角度を検出する部材を設
け、角度範囲b〜cのうちの予め設定した一部の領域に
撮像部2が位置するときに、ストロボ装置12の発光を
抑制する制御を行うようにしてもよい。他方、モードダ
イアル19を再生モードにセットすると、撮像部側回路
部8と本体側回路部17に搭載された各回路が再生モー
ドとされ、所望の再生画像を液晶表示装置23に表示さ
せることができる。
【0065】以上のような画像記録動作と再生動作が完
了し電子カメラ装置1の動作を終了とするために、電源
スイッチ22(図4参照)を押操作すると、撮像部側回
路部8と本体側回路部17に搭載されている各回路が待
機状態となる。この待機状態の具体例として、画像記録
日時を記録画像に写し込む場合には、その時計回路のう
ちの計時回路は、電源供給されていないときには働かせ
ることができないので、常時電源供給をする必要があ
る。このため、当該計時回路を働かせるための回路のみ
に電源供給を行い、その他の回路の電源を遮断状態とす
る。このような待機状態では、再び電源スイッチ22
(図4参照)を押操作することによって、電子カメラ装
置1が画像記録モードまたは再生モードにて起動される
ように備える。
【0066】したがって、本発明の上述した実施の形態
に係る電子カメラ装置1は、撮像部2に、ズーム光学系
等を形成する撮影レンズ4を組み込むに際して、撮像部
2の長手方向に撮影レンズ4の光軸が位置するように配
置しているので、構成レンズ枚数が多くすることがで
き、しかもレンズ光軸方向の構成長さが大きくても撮像
部2の前後方向の長さを大きくせずに済み、ひいては電
子カメラ装置1の全体形状を大型化することのない電子
カメラ装置を提供することができる。また、撮像部2の
端部に形成される撮影用開口7は、カメラ格納時におい
てはカメラの上面を向くようになっているので、電子カ
メラ装置1を卓上等に立てて置いたり、寝かせて置いた
りしても撮影レンズ4を損傷させたりすることがない。
【0067】また、本体部3に設けられるストロボ装置
12の発光軸は、撮像部2の回動に伴う撮影光軸の変化
に追従して変化し、主要な撮影範囲において、撮影光軸
と発光軸が合致した状態となるので、ストロボ光が撮影
視野外に照射されたり、撮影視野の一部に光量不足が生
じたりすることはない。さらに、電子カメラ装置1を構
成する本体部3に対して回動する撮像部2は、その回動
軸が該本体部3の側面の中央よりも下方に位置してい
る。この場合、撮像部2の回動操作を行うときの左手の
掌の動きに着目すると、撮像部2の回動支点の位置に手
首に近い掌の根元部が位置し、撮像部2を回動させると
きには、掌の根元部(手首の近く)を支点として指先端
を円弧状に動かすことになり、ごく自然な姿勢で撮像部
2を回動させることができ、しかも撮像部2の回動操作
によって支点位置がずれにくい。
【0068】したがって、撮像部2の回動操作により、
手の位置が上下または左右に振れることもなく、本体部
3がふらつくこともないので、安定に撮影アングルの変
更を行うことができる。また、再生モード時には、基本
的には撮像部2は、不要であるので、操作者が撮像部2
を回動させて、格納状態に保持すれば全くの違和感なし
に再生モードを実施することができる。
【0069】なお、上述においては、ギア9aとギア3
5aとの間における回動動作の伝達を、1組の同軸ギア
からなる連動調整機構30により行うようにしたが、ギ
ア9aとギア35aとの間にさらに多数のギア等を設け
て、回動伝達を行うようにしてもよい。さらに、上述で
は、回動を伝達および吸収する連動調整機構30を、ギ
ア9aとギア35aとの中間に配設した。このように、
回動を伝達および吸収する連動調整機構は、原則的に
は、ストロボ回動軸35を復帰運動させるスプリング3
3のばね力を極力小さくするためには、摩擦抵抗が少な
いストロボ回動軸35と同軸上またはそれに近い側に設
けることが望ましいが、撮像部2の連結軸部9またはそ
れに近い側に設けるようにしてもよい。
【0070】以上において、説明した本発明の実施の形
態に係る電子カメラ装置1では、ストロボ発光部13を
上向きから前下方向きまでの範囲でのみ回動可能とし、
連動調整機構30により、撮像部2を、上方向きの格納
位置から前下方向きの前傾限界位置まで回動操作する際
には、撮像部2の回動操作にストロボ発光部13を同期
連動させ、上方向きの格納位置から後方向きの後傾限界
位置まで回動操作する際には、ストロボ発光部13を動
作させずに撮像部2の回動を吸収させて、撮像部2のみ
を回動可能とした。これに対して、ストロボ発光部13
の前傾限界に対応する位置よりもさらに前下方向(図9
における時計方向)に回動し得るように撮像部2を設
け、この部分の撮像部2の回動をも吸収し得る連動調整
機構を付加的に設ける構成としてもよい。
【0071】具体的には、例えば上述した連動調整機構
30と同様の連動調整機構に加え、これとおおむね同様
の構成を有し、且つ逆向きに機能する他の連動調整機構
をさらに設けて、これら2つの連動調整機構を介して撮
像部の回動をストロボ発光部に伝達する構成とし、スト
ッパ等で規制されるストロボ発光部の回動範囲を超える
両側の範囲について撮像部の回動を吸収させるようにす
ればよい。この場合、所要の回動偏倚力を作用させるス
プリング等も必要に応じて上述と同様に設けることはい
うまでもない。この場合にも、理想的には2つの連動調
整機構をストロボ回動軸と同軸上または該ストロボ回動
軸に近い部分に設けることが望ましいが、撮像部とスト
ロボ発光部との間の回動伝達系の範囲内であれば、撮像
部に近い側に設けてもよく、該回動伝達系の途中に分割
して配置するようにしてもよい。
【0072】また、上述では、回動の伝達にギアを用い
る構成としたが、スリップ等を適正に防止することがで
きれば、ギアに代えてプーリを用いる構成としたり、一
部にタイミングベルト等を用いて回動伝達を行うように
してもよい。なお、本発明は、上述した実施の形態に係
る電子カメラ装置に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲内で種々の変形形態を採ることができ
ることは勿論である。
【0073】例えば、上述においては、表示装置とし
て、液晶表示装置を例にとって説明したが、発光ダイオ
ード(LED)を稠密に配列したLEDディスプレイパ
ネル等を用いた表示装置を用いるようにしてもよい。こ
の場合には表示画像のコントラストを、液晶表示装置に
比して高くすることが容易であり、しかもバックライト
光源が不要となり構成の大幅な簡略化が図れる。また、
表示装置として、プラズマ発光技術を応用したプラズマ
ディスプレイパネルやエレクトロルミネッセンス(E
L)技術を応用したELディスプレイパネル等による表
示装置を用いるようにしてもよい。
【0074】さらに、回動する発光部13の前面に配設
される発光窓14は、その縦断面形状が約90°の広が
り角を持つ扇状に形成されているが、広がり角を広げて
本体部3の背面側まで形成し、発光部13の回転角度範
囲を略180°とすれば撮像部2の撮影用開口6を本体
部3の背面に向けた状態での対面画像記録、例えばセル
フポートレート(自画像)を画像記録することができ
る。また、撮像部2の回動角度範囲、あるいは回動不能
領域の設定は、設計の自由に任される。また、発光部1
3の発光角度は、撮影レンズ4のズーム駆動に関係な
く、ワイド端の焦点距離に対応するものとして説明した
が、撮影レンズ4のズーム駆動を適宜検出し、この結果
に対応して発光部13の発光角度を制御するようにして
もよく、撮影用開口6の前面には、撮影レンズ4の前面
部には非撮影時に閉じられ撮影時に開かれるように駆動
制御されるバリアを設けるようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的簡単で且つ小型化し得る構成により、赤目現象ま
たはノイズの発生等の障害を極力少なくして、しかも撮
像部の撮像光学系または配線処理系等の必須機能の配設
の自由度を高めつつ、撮像部の回動による撮影範囲の変
更に対しても実用上の範囲においてストロボ照射範囲を
追従させ、撮像視野とストロボ照射野を実用上充分な範
囲で一致させ得る電子カメラ装置を提供することができ
る。
【0076】また、本発明によれば、さらに、撮影レン
ズが多焦点レンズやズームレンズ等のように構成レンズ
枚数が多く且つレンズ光軸方向の長さ寸法が長くなる場
合にも、撮像部の内部に組み込まれるべき各種部材を効
率よく配置し得るようにしてカメラ内のスペース効率を
向上させ、携帯時に撮像部の前後方向の長さによって本
体部に対して撮像部が突出することがなく、携帯性が向
上するばかりでなく、不用意に突出部が他物に衝接して
損傷を受けるおそれも少なく、撮像部を手で掴んで本体
部に対して回動させる際に、手首を捩じるような不自然
で無理な姿勢を採ることもなく、本体部がふらつくこと
なく撮影アングルの変更を安定して行うことができる電
子カメラ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係る電子カメラ装
置の撮影時における外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1の電子カメラ装置の格納時における撮像部
の外筐を一部切り欠いて示す正面図である。
【図3】図1の電子カメラ装置の格納時における上面図
である。
【図4】図1の電子カメラ装置を把持操作している状態
を仮想線で示す背面図である。
【図5】図1の電子カメラ装置における回動伝達系、ス
トロボ発光部および撮像部の関係を説明するための概略
断面図である。
【図6】図1の電子カメラ装置における回動伝達系の連
動調整機構を示す上面図である。
【図7】図1の電子カメラ装置における回動伝達系の連
動調整機構を示す縦断面図である。
【図8】図1の電子カメラ装置の格納位置における本体
部、ストロボ発光部および撮像部の相互位置関係、並び
に各部の回動範囲を説明するための模式的な概略断面図
である。
【図9】図1の電子カメラ装置の前傾限界位置における
本体部、ストロボ発光部および撮像部の相互位置関係、
並びに各部の回動範囲を説明するための模式的な概略断
面図である。
【図10】図1の電子カメラ装置の後傾限界位置におけ
る本体部、ストロボ発光部および撮像部の相互位置関
係、並びに各部の回動範囲を説明するための模式的な概
略断面図である。
【符号の説明】
1 電子カメラ装置 2 撮像部 3 本体部 4 撮影レンズ 5 鏡胴 6 撮影用開口 7 撮像素子 8 撮像部側回路部 9 連結軸部 9a,31,32,35a ギア 10 シャッタボタン 11 ストロボスイッチ 12 ストロボ装置 13 発光部 14 発光窓 15 オート受光部 16 逃げ孔 17 本体側回路部 18 グリップ部 19 モードダイアル 20 電池収納部 21 ズームボタン 22 電源スイッチ 23 液晶表示装置 30 連動調整機構 31 大径のギア 31a,32d 筒状部 31b,31c 突起部 32 小径のギア 32a,32b 切欠部 32c 係合突起 33,40 スプリング 34 支軸 35 ストロボ回動軸 35a ギア

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、 被写体光学像を結像する撮像光学系および該撮像光学系
    により結像された被写体像を電気的な画像情報に変換す
    る撮像素子を有し、前記本体部の側方に第1の角度範囲
    について回動可能に結合される撮像部と、 前記本体部に前記撮像部の回動軸と平行な軸に対して前
    記第1の角度範囲よりも狭い第2の角度範囲について回
    動可能として設けられ、前記被写体に照明光を照射する
    ためのストロボ発光部と、1以上の伝達回動部を有し前
    記撮像部の回動操作に基づいて前記ストロボ発光部を同
    期連動して回動させるための回動伝達手段と、 前記回動伝達手段中の伝達回動部に設けられ、前記撮像
    部に連動する第1の回動部材および前記ストロボ発光部
    に連動する第2の回動部材を有し、前記第1および第2
    の回動部材は、少なくとも前記第1の角度範囲と第2の
    角度範囲との差に相当する第3の角度範囲については相
    対的に回動可能に結合され、前記ストロボ発光部の回動
    可能な前記第2の角度範囲に対応する前記第2の回動部
    材の回動範囲の前記第3の角度範囲寄りの第1の回転方
    向の限界位置から該第1の回転方向とは逆の第2の回転
    方向へ前記第2の角度範囲についての前記第1の回動部
    材の回動に対しては、前記第2の回動部材を一体的に連
    動させ、前記第1の回動部材の前記限界位置に対応する
    位置から前記第1の回転方向における前記第3の角度範
    囲の回動に対しては、前記第2の回動部材に対して相対
    的に回動して前記第1の回動部材の回動を吸収する連動
    調整機構とを具備することを特徴とする電子カメラ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記連動調整機構は、 前記第1の回動部材が前記第3の角度範囲の少なくとも
    前記第2の回転方向端位置において前記第2の回動部材
    を係止する係止手段を含むことを特徴とする請求項1に
    記載の電子カメラ装置。
  3. 【請求項3】 前記連動調整機構は、 前記第2の回動部材を前記第1の回動部材に対して前記
    第1の回転方向に付勢する付勢手段を含むことを特徴と
    する請求項1または2に記載の電子カメラ装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の回動部材を、少なくとも前記
    第2の角度範囲に対応する角度範囲において前記第1の
    回転方向に付勢する他の付勢手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の電
    子カメラ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の回動部材は、同軸
    状に設けられたギアまたはプーリを含むことを特徴とす
    る請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の電子カメ
    ラ装置。
  6. 【請求項6】 本体部と、 被写体光学像を結像する撮像光学系および該撮像光学系
    により結像された被写体像を電気的な画像情報に変換す
    る撮像素子を有し、前記本体部の側方に第1の角度範囲
    について回動可能に結合される撮像部と、 前記本体部に前記撮像部の回動軸と平行な軸に対して前
    記第1の角度範囲よりも狭い第2の角度範囲について回
    動可能として設けられ、前記被写体に照明光を照射する
    ためのストロボ発光部と、 1以上の伝達回動部を有し前記撮像部の回動操作に基づ
    いて前記ストロボ発光部を同期連動して回動させるため
    の回動伝達手段と、 前記回動伝達手段中の伝達回動部に設けられ前記撮像部
    側に連動する第1の回動部材および前記ストロボ発光部
    側に連動する第2の回動部材を有し、前記第1および第
    2の回動部材は、少なくとも前記第1の角度範囲と第2
    の角度範囲との第1の回転方向側についての差に相当す
    る第3の角度範囲については相対的に回動可能に結合さ
    れ、前記ストロボ発光部の回動可能な前記第2の角度範
    囲に対応する前記第2の回動部材の回動範囲の前記第1
    の回転方向の第1の限界位置から該第1の回転方向とは
    逆の第2の回転方向へ前記第2の角度範囲についての前
    記第1の回動部材の回動に対しては、前記第2の回動部
    材を一体的に連動させ、前記第1の回動部材の前記第1
    の限界位置に対応する位置から前記第1の回転方向の前
    記第3の角度範囲の回動に対しては、前記第2の回動部
    材に対して相対的に回動して前記第1の回動部材の回動
    を吸収する第1の連動調整機構と前記回動伝達手段中の
    伝達回動部に設けられ前記撮像部側に連動する第3の回
    動部材および前記ストロボ発光部側に連動する第4の回
    動部材を有し、前記第3および第4の回動部材は、少な
    くとも前記第1の角度範囲と第2の角度範囲との前記第
    2の回転方向側についての差に相当する第4の角度範囲
    については相対的に回動可能に結合され、前記ストロボ
    発光部の回動可能な前記第2の角度範囲に対応する前記
    第4の回動部材の回動範囲の前記第2の回転方向の第2
    の限界位置から前記第1の回転方向へ前記第2の角度範
    囲についての前記第3の回動部材の回動に対しては、前
    記第4の回動部材を追随連動させ、前記第3の回動部材
    の前記第2の限界位置に対応する位置から回転方向の前
    記第4の角度範囲の回動に対しては、前記第4の回動部
    材に対して相対的に回動して前記第3の回動部材の回動
    を吸収する第2の連動調整機構とを具備することを特徴
    とする電子カメラ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の連動調整機構は、前記第1の
    回動部材が前記第3の角度範囲の少なくとも前記第2の
    回転方向端において前記第2の回動部材を係止する第1
    の係止手段を含み、且つ前記第2の連動調整機構は、前
    記第3の回動部材が前記第4の角度範囲の少なくとも前
    記第1の回転方向端位置において前記第4の回動部材を
    係止する第2の係止手段を含むことを特徴とする請求項
    6に記載の電子カメラ装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の連動調整機構は、
    それぞれ、前記第2の回動部材を前記第1の回動部材に
    対して前記第1の回転方向に付勢する第1の付勢手段、
    および前記第4の回動部材を前記第3の回動部材に対し
    て前記第2の回転方向に付勢する第2の付勢手段を含む
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の電子カメラ
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の回動部材を、少なくとも前記
    第2の角度範囲に対応する角度範囲において前記第1の
    回転方向に付勢する他の第1の付勢手段、および前記第
    4の回動部材を、少なくとも前記第2の角度範囲に対応
    する角度範囲において前記第2の回転方向に付勢する他
    の第2の付勢手段、をさらに含むことを特徴とする請求
    項1〜3のうちのいずれか1項に記載の電子カメラ装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2の回動部材は、同
    軸状に設けられたギアまたはプーリを含み、且つ前記第
    3および第4の回動部材は、同軸状に設けられたギアま
    たはプーリを含むことを特徴とする請求項6〜9のうち
    のいずれか1項に記載の電子カメラ装置。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2の回動部材は、前
    記ストロボ発光部と同軸上に設けられたことを特徴とす
    る請求項1〜10のうちのいずれか1項に記載の電子カ
    メラ装置。
  12. 【請求項12】 前記撮像部は、格納位置において前記
    本体部側面に沿う細長い形状をなし、その長手方向に沿
    って前記撮像光学系および撮像素子により形成される光
    軸を配置するとともに、前記撮像部の回動軸線を前記本
    体部の中央より下方に配置したことを特徴とする請求項
    1〜11のうちのいずれか1項に記載の電子カメラ装
    置。
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