JPH11194097A - 異物検査装置 - Google Patents

異物検査装置

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JPH11194097A
JPH11194097A JP36832897A JP36832897A JPH11194097A JP H11194097 A JPH11194097 A JP H11194097A JP 36832897 A JP36832897 A JP 36832897A JP 36832897 A JP36832897 A JP 36832897A JP H11194097 A JPH11194097 A JP H11194097A
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JP
Japan
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substrate
pattern
light
foreign matter
detector
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JP36832897A
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English (en)
Inventor
Toyoki Kanzaki
豊樹 神▲崎▼
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レティクルやマスクなどパターンが検出され
た検査対象基板において、検出するべき異物を、パター
ンと弁別して確実に検出することができる異物検査装置
を提供すること。 【解決手段】 パターン2が形成された基板1における
異物検査装置において、前記基板1の表面に対して波長
の異なる複数の光を偏向プリズム5を介して照射するよ
うに構成するとともに、そのときの基板表面における反
射光を、前記偏向プリズム5を介して前記異なる光に対
応して設けられる複数の検出器18,19によって受光
させ、これらの検出器18,19における受光出力に基
づいて前記基板表面におけるパターン以外の異物24の
存在を判断するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、LSI
製造プロセスにおいて半導体ウェーハに回路パターンを
焼き付けるのに用いられるレティクルやマスク、あるい
は、半導体ウェーハなどパターンが形成された平面基板
における異物を検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レティクルやマスクなどの表面上におけ
る異物検査においては、LSIなどの高集積化に伴い、
レティクルやマスク上に形成される回路パターンも高集
積化および微細化が進み、回路パターンを誤検出しやす
くなってきている。このような誤検出をなくすため、従
来より、偏向を利用したり、検出器の配置を変えたり、
検出器前面に空間フィルタを配置するなど種々の対策が
講じられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような対策を講じても現状においては必ずしも十分な効
果を上げることができてない。そして、近年、光近接効
果を用いた所謂OPCマスクや位相シフトマスクなどが
用いられるようになってきているが、このようなマスク
においては、従来の検査アルゴリズムで考慮されなかっ
た特徴が多く含まれるため、上記従来の手法では異物と
パターンとを確実に弁別することは困難となっている。
【0004】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、レティクルやマスクなどパター
ンが検出された検査対象基板において、検出するべき異
物を、パターンと弁別して確実に検出することができる
異物検査装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、パターンが形成された基板における
異物検査装置において、前記基板の表面に対して波長の
異なる複数の光を偏向プリズムを介して照射するように
構成するとともに、そのときの基板表面における反射光
を、前記偏向プリズムを介して前記異なる光に対応して
設けられる複数の検出器によって受光させ、これらの検
出器における受光出力に基づいて前記基板表面における
パターン以外の異物の存在を判断するようにしている。
【0006】上記構成の異物検査装置においては、干渉
光を用いて高さ方向の差に起因する干渉光の振る舞いを
利用しているので、異物をパターンと峻別して検査する
ことができ、異物検出を確実に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照しながら説明する。図1〜図3は、この発明の一つの
実施の形態を示すものである。まず、図1はこの発明の
異物検査装置の構成を概略的に示す図で、この図におい
て、1は検査対象としての基板で、二次元方向〔紙面の
左右方向(X方向)および紙面に垂直な方向(Y方
向)〕に移動しうるXYステージ(図示してない)によ
って水平な状態に保持されている。2はこの基板1の上
面に形成されたパターンで、基板1表面とは一定の段差
(例えば0.1mm)を有している。
【0008】3は前記基板1における異物の存在の有無
を検査するための光学系で、この検査光学系3は、微分
干渉顕微鏡における光学系を利用したものである。すな
わち、4は基板1の上方にこれとは適宜の間隔をおいて
水平に設けられる対物レンズで、F1 はこの対物レンズ
4の一方の焦点である。5はその上端側が前記焦点F1
に位置し、かつ、水平に移動自在に設けられる複屈折の
偏向プリズムで、例えばノマルスキー(Nomarsk
i)プリズムである。6は偏向プリズム5の上方にこれ
とは適宜の間隔をおきかつ鉛直な方向に対して45°傾
斜した状態で設けられるハーフミラーである。
【0009】そして、ハーフミラー6の反射面側(図示
例では水平側)の光軸7上には、偏光子8および集光レ
ンズ9を介してハーフミラー10が光軸7に対して45
°傾斜した状態で設けられている。11,12はハーフ
ミラー10を介して光をハーフミラー6側に照射する第
1光源、第2光源で、第1光源11は、ハーフミラー1
0の反射面側(光軸7に対して直交する側)に、また、
第2光源12は、ハーフミラー10の透過側(光軸7と
同一直線上)にそれぞれ設けられている。これらの光源
11,12は、互いに異なった波長の光を発するよう構
成された単波長の光源である。
【0010】また、ハーフミラー6の鉛直な光軸方向1
3には、検光子14を介してハーフミラー15が設けら
れている。このハーフミラー15の透過側の光軸16
(光軸13と同軸)上および反射側(図示例では水平
側)の光軸17上には、第1光源11、第2光源12に
それぞれ対応した第1検出器18、第2検出器19が基
板1の像を結ぶ位置に設けられている。これらの検出器
18,19は、例えばCCDやフォトディテクタを一次
元または二次元的に配列してなるものである。
【0011】そして、第1検出器18の前段には第1光
源11からの光のみを選択的に通過させる光学フィルタ
20が設けられており、第2検出器19の前段には第2
光源12からの光のみを選択的に通過させる光学フィル
タ21が設けられている。また、両検出器18,19
は、第1光源11と第1検出器18とを結ぶ光路の長さ
と、第2光源12と第2検出器19とを結ぶ光路の長さ
とが互いに等しくなるように、互いに光学的に等価な位
置に設けられている。
【0012】そして、22は検出器18,19から出力
される信号を処理する信号処理部で、例えばコンピュー
タ、23はコンピュータ22で処理された結果を表示す
るデータ表示部である。
【0013】上記構成において、光源11(または1
2)から発せられた光は、ハーフミラー10、レンズ
9、偏光子8、ハーフミラー6を経て偏光プリズム5に
入射し、ここで偏光されて、O波(Ordinary
Wave、常光)LO と、E波(Extraordin
ary Wave、異常光)LE とに分かれて、それぞ
れ基板1に至る。そして、O波LO およびE波LE は、
基板1の表面において反射した後、再び偏光プリズム5
に入射し、さらにハーフミラー6を経て検出器方向に至
る。この場合、段差0の基板1の表面にパターン2のほ
かに異物が存在しているものとすると、O波LO および
E波LE は、図2(A),(B),(C)に示すような
段差を経験すると考えられる。なお、図2(C)におい
て、符号24は異物を示す。
【0014】そこで、まず、第1光源11から発せられ
るある波長(以下、第1波長という)の光が上述のよう
に、偏光プリズム5においてO波LO とE波LE に分か
れた後、図2(A)に示すように、段差なし(0mm)
である基板1の表面において反射し、互いに干渉したと
き、O波LO およびE波LE が最も打ち消し合うよう
に、偏光プリズム5に入射する位置を調整する。次い
で、前記状態において、第2光源12から発せられる光
が、同様にO波LO とE波LE に分かれた後、図2
(B)に示すように、パターン2(段差0.1mm)に
おいて反射し、互いに干渉したとき、O波LO およびE
波LE が最も打ち消し合うように、波長(以下、第2波
長という)を選択する。
【0015】図3(A),(B)は、上述のように調整
・設定したときにおける第1検出器18および第2検出
器19における信号のマップを示すもので、両検出器1
8,19は、サンプルである基板1の像の位置が互いに
関連付けられるようにしてある。そして、既に説明した
ように、第1検出器18は、第1光源11からの第1波
長の光のみを通すフィルタ20を経た光のみを受光し、
第2検出器19は、第2光源12からの第2波長の光の
みを通すフィルタ21を経た光のみを受光するようにし
てある。そして、これらの図において、ハッチングを施
した部分は、光の見える部分である。
【0016】今、基板1における段差の無い点(つま
り、基板表面そのもの)について注目すると、第1検出
器18においては第1波長の光のみを受光するから、段
差の無いの点では、第1光源11からの光は打ち消され
ており、したがって、この点に関する第1検出器18か
ら出力される信号強度は十分小さい〔図3(A)におけ
るa〕。これに対して、第2検出器19においては、第
2波長の光のみを受光するから、前記段差の無い点に関
しては、第2検出器19の出力信号が十分小さいとは限
らない〔図3(B)におけるa〕。
【0017】逆に、基板1における段差の有る点(つま
り、パターン2)については、第1検出器18の出力信
号が十分小さいとは限らないが〔図3(A)における
b〕、第2検出器19の出力信号は十分小さくなってい
る〔図3(B)におけるb〕。
【0018】これに対して、基板1に異物24が存在し
ているような場合、その段差の大きさは種々であるか
ら、それに関して第1検出器18、第2検出器19から
それぞれ出力される信号の大きさも種々となる〔図3
(A)および図3(B)のそれぞれにおけるc〕。
【0019】上記第1検出器18および第2検出器19
からの信号は、コンピュータ22において処理され、デ
ータ表示部23において表示される。
【0020】上述のように、第1波長の信号がある一定
の値より微弱な箇所は、段差0の基板表面であると判断
することができ、第2波長の信号がある一定の値より微
弱な箇所は、パターン2であると判断することができ
る。そして、上記第1波長の信号および第2波長の信号
のいずれもが、前記状態でないときは、基板表面および
パターン2のいずれでもない、つまり、異物であると判
断することができる。
【0021】上記構成の異物検査装置においては、検査
対象としての基板1をXYステージによって、検査光学
系3の視野内において適宜移動させることにより、基板
1の全面における異物検査を行うことができる。
【0022】そして、実際には、サンプルである基板1
の反射率の影響を強く受けるので、前記2つの波長によ
る信号の比をとり、(第1波長信号)/(第2波長信
号)と(第2波長信号)/(第1波長信号)とにおける
レベルを評価すれば、前記反射率の影響をなくすことが
でき、より精度の高い検出が行なえる。
【0023】そして、検査対象である基板1中に存在す
る段差(パターン2による)が精度よくコントロールさ
れており、しかも、その段差が既知である場合には、そ
れらの段差を誤検出することなく異物を確実に検出する
ことができる。
【0024】そして、上記構成の異物検査装置において
は、光路としての段差を検出するようにしているので、
例えばレジスト付きレティクルなど従来異物検査が困難
であったものも検査することができ、レジストの光透過
率によっては、レジスト中の異物の検査をも行うことが
できる。
【0025】この発明は、上述の実施の形態に限られる
ものではなく、種々に変形して実施することができる。
例えば、偏光プリズム5としては、ウォラストン(Wo
llaston)プリズムやロション(Rochon)
プリズムを用いてもよい。
【0026】また、光源としては、単波長の光源を複数
設けるのに代えて、連続または必要な輝線スペクトルを
有する白色光源などを用いてもよい。
【0027】そして、検出器も例えばカラーCCDカメ
ラのように、隣接して異なる波長を通すフィルタと検出
器を並べたものを用いてもよい。
【0028】さらに、上記実施の形態においては、二種
の波長の光を用いるものであったが、基板1に段差の異
なる複数のパターン2が形成されているような場合、3
以上の波長の光を用いて異物検査することもできる。
【0029】
【発明の効果】この発明の異物検査装置によれば、干渉
光を用いて高さ方向の差に起因する干渉光の振る舞いを
利用しているので、異物をパターンと峻別して検査する
ことができ、異物検出を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の異物検査装置の構成の一例を概略的
に示す図である。
【図2】検査対象表面におけるO波とE波の反射態様を
説明するための図である。
【図3】前記異物検査装置の検査原理を説明するための
図である。
【符号の説明】
1…基板、2…パターン、5…偏向プリズム、18,1
9…検出器、24…異物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンが形成された基板における異物
    検査装置において、前記基板の表面に対して波長の異な
    る複数の光を偏向プリズムを介して照射するように構成
    するとともに、そのときの基板表面における反射光を、
    前記偏向プリズムを介して前記異なる光に対応して設け
    られる複数の検出器によって受光させ、これらの検出器
    における受光出力に基づいて前記基板表面におけるパタ
    ーン以外の異物の存在を判断するようにしたことを特徴
    とする異物検査装置。
JP36832897A 1997-12-27 1997-12-27 異物検査装置 Pending JPH11194097A (ja)

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JP36832897A JPH11194097A (ja) 1997-12-27 1997-12-27 異物検査装置

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JP (1) JPH11194097A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100495580B1 (ko) * 2001-06-04 2005-06-16 안리츠 산키 시스템 가부시키가이샤 X선 이물 검출 장치 및 x선 이물 검출 방법
JP2009222625A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Advanced Mask Inspection Technology Kk パターン検査装置及びパターン検査方法
JP2010230478A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Advanced Mask Inspection Technology Kk パターン検査装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100495580B1 (ko) * 2001-06-04 2005-06-16 안리츠 산키 시스템 가부시키가이샤 X선 이물 검출 장치 및 x선 이물 검출 방법
JP2009222625A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Advanced Mask Inspection Technology Kk パターン検査装置及びパターン検査方法
JP2010230478A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Advanced Mask Inspection Technology Kk パターン検査装置

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