JPH1119404A - 染料含有液体からの染料分離方法 - Google Patents
染料含有液体からの染料分離方法Info
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- JPH1119404A JPH1119404A JP19495897A JP19495897A JPH1119404A JP H1119404 A JPH1119404 A JP H1119404A JP 19495897 A JP19495897 A JP 19495897A JP 19495897 A JP19495897 A JP 19495897A JP H1119404 A JPH1119404 A JP H1119404A
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- dye
- dyestuff
- adsorbent
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- Pending
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- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 染色液、筆記用インク、インクジェットイン
ク、印刷インク、塗料などの製造工程、或いは使用後の
容器の洗浄などにより生じる廃液などの染料含有液体か
ら染料を除去するための染料含有液体からの染料分離方
法を提供する。 【解決手段】 染料含有液体に金属塩類、または金属塩
類と吸着剤を作用させることを特徴とする染料含有液体
からの染料分離方法。
ク、印刷インク、塗料などの製造工程、或いは使用後の
容器の洗浄などにより生じる廃液などの染料含有液体か
ら染料を除去するための染料含有液体からの染料分離方
法を提供する。 【解決手段】 染料含有液体に金属塩類、または金属塩
類と吸着剤を作用させることを特徴とする染料含有液体
からの染料分離方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、染色液、筆記用イ
ンク、インクジェットインク、印刷インク、塗料などの
製造工程、或いは使用後の容器の洗浄などにより生じる
廃液などの染料含有液体から染料を除去するための染料
含有液体からの染料分離方法に関するものである。
ンク、インクジェットインク、印刷インク、塗料などの
製造工程、或いは使用後の容器の洗浄などにより生じる
廃液などの染料含有液体から染料を除去するための染料
含有液体からの染料分離方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】染色液、筆記用インク、インクジェット
インク、印刷インク、塗料などの製造工程、或いは使用
後の容器の洗浄などにより、染料を含有する廃液が生じ
る。このような廃液などの染料含有液体は、そのまま自
然環境に放置して廃棄され、または容器に詰めて廃液業
者に処理を依頼し、業者により指定された廃棄場所に廃
棄されているが、このようにして廃棄された染料含有液
体が着色したまま河川などに流出した場合に、主に染料
により河川が汚濁されるなど環境が破壊されるという問
題がある。
インク、印刷インク、塗料などの製造工程、或いは使用
後の容器の洗浄などにより、染料を含有する廃液が生じ
る。このような廃液などの染料含有液体は、そのまま自
然環境に放置して廃棄され、または容器に詰めて廃液業
者に処理を依頼し、業者により指定された廃棄場所に廃
棄されているが、このようにして廃棄された染料含有液
体が着色したまま河川などに流出した場合に、主に染料
により河川が汚濁されるなど環境が破壊されるという問
題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題は
このような問題点を解決し、染色液、筆記用インク、イ
ンクジェットインク、印刷インク、塗料などの製造工
程、或いは使用後の容器の洗浄などにより生じる廃液な
どの染料含有液体から染料を除去するための染料含有液
体からの染料分離方法を提供することにある。
このような問題点を解決し、染色液、筆記用インク、イ
ンクジェットインク、印刷インク、塗料などの製造工
程、或いは使用後の容器の洗浄などにより生じる廃液な
どの染料含有液体から染料を除去するための染料含有液
体からの染料分離方法を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、染
料含有液体に金属塩類を作用させることを特徴とする染
料含有液体からの染料分離方法によって達成される。ま
た、本発明の上記課題は、染料含有液体に金属塩類と吸
着剤を作用させることを特徴とする染料含有液体からの
染料分離方法によって達成される。
料含有液体に金属塩類を作用させることを特徴とする染
料含有液体からの染料分離方法によって達成される。ま
た、本発明の上記課題は、染料含有液体に金属塩類と吸
着剤を作用させることを特徴とする染料含有液体からの
染料分離方法によって達成される。
【０００５】本発明の染料含有液体からの染料分離方法
によれば、染料含有液体から染料を分離除去することが
でき、染料含有液体から染料を分離除去したのちにその
液体を廃棄することにより、河川の汚濁などの環境破壊
を防止することができる。
によれば、染料含有液体から染料を分離除去することが
でき、染料含有液体から染料を分離除去したのちにその
液体を廃棄することにより、河川の汚濁などの環境破壊
を防止することができる。
【０００６】染料含有液体に金属塩類を作用させて染料
含有液体から染料を分離するには、例えば染料含有液体
中に金属塩類を添加して攪拌したのち濾過すればよい。
また、染料含有液体に吸着剤を作用させて染料含有液体
から染料を分離するには、例えば金属塩類が添加された
染料含有液体中に吸着剤を添加して攪拌したのち濾過
し、或いは金属塩類が添加された染料含有液体を吸着剤
充填容器内を通過させればよい。
含有液体から染料を分離するには、例えば染料含有液体
中に金属塩類を添加して攪拌したのち濾過すればよい。
また、染料含有液体に吸着剤を作用させて染料含有液体
から染料を分離するには、例えば金属塩類が添加された
染料含有液体中に吸着剤を添加して攪拌したのち濾過
し、或いは金属塩類が添加された染料含有液体を吸着剤
充填容器内を通過させればよい。
【０００７】本発明の染料含有液体からの染料分離方法
においては、染料含有液体に金属塩類を作用させること
により、不溶性の金属塩染料が形成され、それが沈殿す
ることによって染料含有液体から染料を分離することが
できる。また、金属塩類と共に吸着剤を併用することに
より、染料のみならず他の物質も吸着除去することがで
きる。
においては、染料含有液体に金属塩類を作用させること
により、不溶性の金属塩染料が形成され、それが沈殿す
ることによって染料含有液体から染料を分離することが
できる。また、金属塩類と共に吸着剤を併用することに
より、染料のみならず他の物質も吸着除去することがで
きる。
【０００８】金属塩類としては、塩化バリウム、亜塩化
バリウム、塩化第１鉄や塩化第２鉄などの塩化鉄、塩化
銅、硫酸銅などが挙げられ、特に塩化バリウム、亜塩化
バリウムまたは塩化第２鉄が好ましい。
バリウム、塩化第１鉄や塩化第２鉄などの塩化鉄、塩化
銅、硫酸銅などが挙げられ、特に塩化バリウム、亜塩化
バリウムまたは塩化第２鉄が好ましい。
【０００９】また、吸着剤としては活性炭、カーボンブ
ラック、白土、粘土、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、
酸化チタン、酸化亜鉛などの無機材料、イオン交換樹
脂、高分子吸着剤、それらを加工したミリポア（フィル
ター）などが挙げられ、特に活性炭またはイオン交換樹
脂が好ましい。
ラック、白土、粘土、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、
酸化チタン、酸化亜鉛などの無機材料、イオン交換樹
脂、高分子吸着剤、それらを加工したミリポア（フィル
ター）などが挙げられ、特に活性炭またはイオン交換樹
脂が好ましい。
【００１０】染料含有液体の染料は、染色液、筆記用イ
ンク、インクジェットインク、印刷インク、塗料などに
通常含まれている染料であり、例えば、Ｃ．Ｉ．ダイレ
クトイエロー２４，２６，３３、Ｃ．Ｉ．ダイレクトレ
ッド２，２０，２４，２８，３９，７５、Ｃ．Ｉ．ダイ
レクトトブルー８６，９０，１２０などの直接染料、
Ｃ．Ｉ．アッドイエロー３，７，１７，３６、Ｃ．Ｉ．
アシッドレッド８，６，１４などの酸性染料、Ｃ．Ｉ．
ベーシックバイオレット３，１のような塩基性染料、そ
のほか媒染、アゾイック建染染料、分散染料、反応性染
料などである。
ンク、インクジェットインク、印刷インク、塗料などに
通常含まれている染料であり、例えば、Ｃ．Ｉ．ダイレ
クトイエロー２４，２６，３３、Ｃ．Ｉ．ダイレクトレ
ッド２，２０，２４，２８，３９，７５、Ｃ．Ｉ．ダイ
レクトトブルー８６，９０，１２０などの直接染料、
Ｃ．Ｉ．アッドイエロー３，７，１７，３６、Ｃ．Ｉ．
アシッドレッド８，６，１４などの酸性染料、Ｃ．Ｉ．
ベーシックバイオレット３，１のような塩基性染料、そ
のほか媒染、アゾイック建染染料、分散染料、反応性染
料などである。
【００１１】
【実施例】以下に、実施例を挙げ本発明を詳細に説明す
る。まず、次のようにして水性塗料および水性インクを
製造した。 １）水性塗料の製造 １００重量部のＣ．Ｉ．ダイレクトイエロー１１に、ポ
リビニルアルコール５０重量部、エチレングリコール５
０重量部、水２００重量部を加えボールミルで２４時間
分散し水性塗料を製造した。
る。まず、次のようにして水性塗料および水性インクを
製造した。 １）水性塗料の製造 １００重量部のＣ．Ｉ．ダイレクトイエロー１１に、ポ
リビニルアルコール５０重量部、エチレングリコール５
０重量部、水２００重量部を加えボールミルで２４時間
分散し水性塗料を製造した。
【００１２】２）水性インク（インクジェット用イン
ク）の製造 ５０重量部のＣ．Ｉ．ダイレクトレッド１３と、グリセ
リン３０重量部、ノニオン界面活性剤５重量部およびイ
オン交換水８５重量部とをフラスコ内で良く攪拌した
後、ろ過して水性インクを製造した。
ク）の製造 ５０重量部のＣ．Ｉ．ダイレクトレッド１３と、グリセ
リン３０重量部、ノニオン界面活性剤５重量部およびイ
オン交換水８５重量部とをフラスコ内で良く攪拌した
後、ろ過して水性インクを製造した。
【００１３】実施例１ 上記製造例１）の水性塗料５ｇをビーカーにとり、水９
５ｇを加えて溶解したのち、金属塩類として塩化銅０．
０１ｇを加えて攪拌した後ろ過して染料分離処理を行な
った。
５ｇを加えて溶解したのち、金属塩類として塩化銅０．
０１ｇを加えて攪拌した後ろ過して染料分離処理を行な
った。
【００１４】実施例２ 上記製造例１）の水性塗料５ｇをビーカーにとり、水９
５ｇを加えて溶解したのち、金属塩類として塩化バリウ
ム０．０１ｇを加えて攪拌した後ろ過して染料分離処理
を行なった。
５ｇを加えて溶解したのち、金属塩類として塩化バリウ
ム０．０１ｇを加えて攪拌した後ろ過して染料分離処理
を行なった。
【００１５】実施例３ 上記製造例１）の水性塗料５ｇをビーカーにとり、水９
５ｇを加えて溶解したのち、金属塩類として塩化バリウ
ム０．０１ｇ、吸着剤としてカーボンブラック１．０ｇ
を加えてよく攪拌した後ろ過して染料分離処理を行なっ
た。
５ｇを加えて溶解したのち、金属塩類として塩化バリウ
ム０．０１ｇ、吸着剤としてカーボンブラック１．０ｇ
を加えてよく攪拌した後ろ過して染料分離処理を行なっ
た。
【００１６】実施例４ 上記製造例１）の水性塗料５ｇをビーカーにとり、水９
５ｇを加えて溶解したのち、金属塩類として塩化バリウ
ム０．０１ｇ、吸着剤として活性炭１．０ｇを加え２時
間攪拌した後ろ過して染料分離処理を行なった。
５ｇを加えて溶解したのち、金属塩類として塩化バリウ
ム０．０１ｇ、吸着剤として活性炭１．０ｇを加え２時
間攪拌した後ろ過して染料分離処理を行なった。
【００１７】実施例５〜８ 実施例１〜４において、製造例１）の水性塗料に代えて
製造例２）の水性インクを用いた以外は実施例１〜４と
同様にして染料分離処理を行なった。
製造例２）の水性インクを用いた以外は実施例１〜４と
同様にして染料分離処理を行なった。
【００１８】上記実施例１〜８について、染料分離処理
前と染料分離処理後における色を目視により観察し、ま
た固形分（重量％）、透過率（％）を測定した。なお、
固形分は５０℃で６時間乾燥し減量法により求め、透過
率は水の透過率を１００％とし、ＳＥＰ−Ｔ透過率測定
器（日本精密社製）により測定した。その結果を下記表
１に示す。
前と染料分離処理後における色を目視により観察し、ま
た固形分（重量％）、透過率（％）を測定した。なお、
固形分は５０℃で６時間乾燥し減量法により求め、透過
率は水の透過率を１００％とし、ＳＥＰ−Ｔ透過率測定
器（日本精密社製）により測定した。その結果を下記表
１に示す。
【００１９】
【表１】
【００２０】表１の結果から明らかなように、染料分離
処理後の染料含有液体は、無色或いはほとんど無色で透
過率も大きく、染料含有液体から染料を分離除去するこ
とができる。特に、金属塩類として塩化バリウムを用
い、吸着剤として活性炭を用いた場合には染料分離処理
後の染料含有液体は無色で透過率も大きい。
処理後の染料含有液体は、無色或いはほとんど無色で透
過率も大きく、染料含有液体から染料を分離除去するこ
とができる。特に、金属塩類として塩化バリウムを用
い、吸着剤として活性炭を用いた場合には染料分離処理
後の染料含有液体は無色で透過率も大きい。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、染色液、筆記用イン
ク、インクジェットインク、印刷インク、塗料などの製
造工程、或いは使用後の容器の洗浄などにより生じる廃
液などの染料含有液体から染料を分離除去することがで
き、染料含有液体から染料を分離除去したのちにその液
体を廃棄することにより、河川の汚濁などの環境破壊を
防止することができる。
ク、インクジェットインク、印刷インク、塗料などの製
造工程、或いは使用後の容器の洗浄などにより生じる廃
液などの染料含有液体から染料を分離除去することがで
き、染料含有液体から染料を分離除去したのちにその液
体を廃棄することにより、河川の汚濁などの環境破壊を
防止することができる。
Claims (5)
- 【請求項１】 染料含有液体に金属塩類を作用させるこ
とを特徴とする染料含有液体からの染料分離方法。 - 【請求項２】 染料含有液体に金属塩類と吸着剤を作用
させることを特徴とする染料含有液体からの染料分離方
法。 - 【請求項３】 金属塩類が塩化バリウム、亜塩化バリウ
ムまたは塩化第２鉄であることを特徴とする請求項１ま
たは２記載の染料含有液体からの染料分離方法。 - 【請求項４】 吸着剤が活性炭またはイオン交換樹脂で
あることを特徴とする請求項２または３記載の染料含有
液体からの染料分離方法。 - 【請求項５】 金属塩類が塩化バリウム、吸着剤が活性
炭であることを特徴とする請求項２記載の染料含有液体
からの染料分離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19495897A JPH1119404A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 染料含有液体からの染料分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19495897A JPH1119404A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 染料含有液体からの染料分離方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1119404A true JPH1119404A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16333168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19495897A Pending JPH1119404A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 染料含有液体からの染料分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1119404A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113603177A (zh) * | 2021-02-07 | 2021-11-05 | 北京航空航天大学 | 一种可重构和再生的偶氮染料吸附方法及其应用 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP19495897A patent/JPH1119404A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113603177A (zh) * | 2021-02-07 | 2021-11-05 | 北京航空航天大学 | 一种可重构和再生的偶氮染料吸附方法及其应用 |
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