JPH11194022A - 半導体ウェーハの平坦度測定装置 - Google Patents
半導体ウェーハの平坦度測定装置Info
- Publication number
- JPH11194022A JPH11194022A JP36832997A JP36832997A JPH11194022A JP H11194022 A JPH11194022 A JP H11194022A JP 36832997 A JP36832997 A JP 36832997A JP 36832997 A JP36832997 A JP 36832997A JP H11194022 A JPH11194022 A JP H11194022A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- flatness
- semiconductor wafer
- measuring
- plane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体ウェーハの組成の如何にかかわりな
く、半導体ウェーハの平坦度、厚みおよび厚みの分布を
高速かつ精度よく測定することができる半導体ウェーハ
の平坦度測定装置を提供すること。 【解決手段】 平坦度測定光学系8を用いて半導体ウェ
ーハ1の平坦度を測定する装置において、前記半導体ウ
ェーハ1を基準平面盤4とともにそれらの平面が垂直な
軸回りで回転できるように保持し、半導体ウェーハ1お
よび基準平面盤4に対して水平方向から光を照射し、半
導体ウェーハ1の両面1a,1bにおける平坦度を測定
できるようにした。
く、半導体ウェーハの平坦度、厚みおよび厚みの分布を
高速かつ精度よく測定することができる半導体ウェーハ
の平坦度測定装置を提供すること。 【解決手段】 平坦度測定光学系8を用いて半導体ウェ
ーハ1の平坦度を測定する装置において、前記半導体ウ
ェーハ1を基準平面盤4とともにそれらの平面が垂直な
軸回りで回転できるように保持し、半導体ウェーハ1お
よび基準平面盤4に対して水平方向から光を照射し、半
導体ウェーハ1の両面1a,1bにおける平坦度を測定
できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウェーハ
の平坦度を測定する装置に関する。
の平坦度を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体ウェーハ(以下、単にウ
ェーハという)の平坦度を測定する装置として、フィゾ
ー干渉計(Fizeau interferomete
r)よりなる平坦度測定装置が用いられているが、この
種の平坦度測定装置においては、ウェーハの片側の面し
か測定しないため、その厚みを直接測定することができ
ず、ある範囲内で平坦度の保証されたチャック盤にウェ
ーハを吸着させたときの平坦度に基づいて演算を行い、
厚みのばらつきを間接的に求めていた。
ェーハという)の平坦度を測定する装置として、フィゾ
ー干渉計(Fizeau interferomete
r)よりなる平坦度測定装置が用いられているが、この
種の平坦度測定装置においては、ウェーハの片側の面し
か測定しないため、その厚みを直接測定することができ
ず、ある範囲内で平坦度の保証されたチャック盤にウェ
ーハを吸着させたときの平坦度に基づいて演算を行い、
厚みのばらつきを間接的に求めていた。
【0003】また、静電容量式の厚み測定装置において
は、完全平面に一方の面を吸着したときに他方の面が所
定の平坦度になるというように厚みの分布に基づいて間
接的に求めていた。
は、完全平面に一方の面を吸着したときに他方の面が所
定の平坦度になるというように厚みの分布に基づいて間
接的に求めていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記平
坦度測定装置においては、ウェーハとチャック盤との間
に異物が介在することがあり、この異物によって測定値
に誤差が生ずることがしばしばあった。また、前記厚み
測定装置においては、ウェーハの組成が明らかでないと
正確な測定が期待できないとともに、測定に多くの時間
を要するといった不都合があった。
坦度測定装置においては、ウェーハとチャック盤との間
に異物が介在することがあり、この異物によって測定値
に誤差が生ずることがしばしばあった。また、前記厚み
測定装置においては、ウェーハの組成が明らかでないと
正確な測定が期待できないとともに、測定に多くの時間
を要するといった不都合があった。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、ウェーハの組成の如何にかかわ
りなく、ウェーハの平坦度、厚みおよび厚みの分布を高
速かつ精度よく測定することができるウェーハの平坦度
測定装置(以下、単に平坦度測定装置という)を提供す
ることである。
たもので、その目的は、ウェーハの組成の如何にかかわ
りなく、ウェーハの平坦度、厚みおよび厚みの分布を高
速かつ精度よく測定することができるウェーハの平坦度
測定装置(以下、単に平坦度測定装置という)を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、平坦度測定光学系を用いてウェーハ
の平坦度を測定する装置において、前記ウェーハを基準
平面盤とともにそれらの平面が垂直な軸回りで回転でき
るように保持し、ウェーハおよび基準平面盤に対して水
平方向から光を照射し、ウェーハの両面における平坦度
を測定できるようにしている。
め、この発明では、平坦度測定光学系を用いてウェーハ
の平坦度を測定する装置において、前記ウェーハを基準
平面盤とともにそれらの平面が垂直な軸回りで回転でき
るように保持し、ウェーハおよび基準平面盤に対して水
平方向から光を照射し、ウェーハの両面における平坦度
を測定できるようにしている。
【0007】上記構成の平坦度測定装置においては、ウ
ェーハの両面の平坦度を簡単に測定でき、これらの平坦
度を、それぞれの面に対応する基準平面盤の傾きを基準
にして演算を行い、両平面の距離(厚み)の変化を求め
る。これにより、ウェーハの組成の如何にかかわりな
く、ウェーハの平坦度、厚みおよび厚みの分布を高速か
つ精度よく測定することができる。
ェーハの両面の平坦度を簡単に測定でき、これらの平坦
度を、それぞれの面に対応する基準平面盤の傾きを基準
にして演算を行い、両平面の距離(厚み)の変化を求め
る。これにより、ウェーハの組成の如何にかかわりな
く、ウェーハの平坦度、厚みおよび厚みの分布を高速か
つ精度よく測定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1および図2は、この発明の一つの
実施の形態を示すものである。図1は、この発明の平坦
度測定装置の構成を概略的に示し、この図において、1
は測定対象であるウェーハで、1a,1bはその被検査
面であり、鏡面となっている。このウェーハ1は、ウェ
ーハステージ2の複数の適宜箇所に設けられたウェーハ
保持具3によって鉛直方向に保持されている。4はウェ
ーハ1と同じ平面においてウェーハ1と同様に適宜の保
持部材5によって鉛直に保持される基準平面盤で、図示
例においては、ウェーハステージ2に設けられた保持部
材5の鉛直な両面にそれぞれ取り付けられたガラス板4
a,4bよりなり、これらのガラス板4a,4bの表面
は、互いに平行度が保証されたオプッティカルフラット
である。
ながら説明する。図1および図2は、この発明の一つの
実施の形態を示すものである。図1は、この発明の平坦
度測定装置の構成を概略的に示し、この図において、1
は測定対象であるウェーハで、1a,1bはその被検査
面であり、鏡面となっている。このウェーハ1は、ウェ
ーハステージ2の複数の適宜箇所に設けられたウェーハ
保持具3によって鉛直方向に保持されている。4はウェ
ーハ1と同じ平面においてウェーハ1と同様に適宜の保
持部材5によって鉛直に保持される基準平面盤で、図示
例においては、ウェーハステージ2に設けられた保持部
材5の鉛直な両面にそれぞれ取り付けられたガラス板4
a,4bよりなり、これらのガラス板4a,4bの表面
は、互いに平行度が保証されたオプッティカルフラット
である。
【0009】前記ウェーハステージ2の下端は、モータ
などによって駆動される回動機構6に連結されており、
ウェーハ1および基準平面盤4を鉛直な軸7を中心にし
ていずれの方向にも自在に回転させることができるよう
に構成されている。すなわち、ウェーハ1および基準平
面盤4は、後述する平坦度測定光学系に対してそれらの
両面を片面ずつ対向させることができるように、ウェー
ハステージ2によって保持されている。
などによって駆動される回動機構6に連結されており、
ウェーハ1および基準平面盤4を鉛直な軸7を中心にし
ていずれの方向にも自在に回転させることができるよう
に構成されている。すなわち、ウェーハ1および基準平
面盤4は、後述する平坦度測定光学系に対してそれらの
両面を片面ずつ対向させることができるように、ウェー
ハステージ2によって保持されている。
【0010】8は平坦度測定光学系で、例えばフィゾー
干渉計よりなり、ウェーハ1および基準平面盤4に対し
て、水平方向から光を照射するように構成されている。
すなわち、9は水平方向にレーザ光を出力するレーザ光
源、10はビームエキスパンダ、11は集光レンズであ
る。12は集光レンズ11の後段に水平な光軸13に対
して45°の姿勢で交叉するように設けられる半透鏡
で、この半透鏡13の水平な光軸13方向には、コリメ
ートレンズ14およびリファレンスフラットとしての基
準盤15が設けられ、半透鏡13の水平な光軸13と垂
直な光軸方向には、集光レンズ16およびCCDカメラ
17が設けられている。
干渉計よりなり、ウェーハ1および基準平面盤4に対し
て、水平方向から光を照射するように構成されている。
すなわち、9は水平方向にレーザ光を出力するレーザ光
源、10はビームエキスパンダ、11は集光レンズであ
る。12は集光レンズ11の後段に水平な光軸13に対
して45°の姿勢で交叉するように設けられる半透鏡
で、この半透鏡13の水平な光軸13方向には、コリメ
ートレンズ14およびリファレンスフラットとしての基
準盤15が設けられ、半透鏡13の水平な光軸13と垂
直な光軸方向には、集光レンズ16およびCCDカメラ
17が設けられている。
【0011】そして、18は演算制御部としてのコンピ
ュータで、平坦度測定光学系8からの出力に基づいて各
種の演算を行ったり、回動機構6を制御するコントロー
ラ(図示してない)に対して制御信号を出力する。19
はコンピュータ18からの信号に基づいて測定結果など
を表示するディスプレイである。
ュータで、平坦度測定光学系8からの出力に基づいて各
種の演算を行ったり、回動機構6を制御するコントロー
ラ(図示してない)に対して制御信号を出力する。19
はコンピュータ18からの信号に基づいて測定結果など
を表示するディスプレイである。
【0012】次に、上記構成の平坦度測定装置の動作に
ついて、ウェーハ1および基準平面盤4を測定したとき
にCCDカメラ17において得られる干渉縞の演算から
得られるCCDカメラ17のある走査線上の分布(プロ
ファイル)を示すところの図2をも参照しながら説明す
る。
ついて、ウェーハ1および基準平面盤4を測定したとき
にCCDカメラ17において得られる干渉縞の演算から
得られるCCDカメラ17のある走査線上の分布(プロ
ファイル)を示すところの図2をも参照しながら説明す
る。
【0013】図1に示すように、ウェーハ1および基準
平面盤4が、それらの平面1a,4aをレーザ光源9側
に向けた状態でウェーハステージ2に保持されているも
のとする。つまり、ウェーハ1および基準平面盤4は、
それらの平面1a,4aが垂直になり、かつ、レーザ光
源9からの測定光の光軸13と垂直になるように保持さ
れている。この状態で、レーザ光源9からレーザ光を照
射し、ウェーハ1の平面1aを測定する。この場合、ウ
ェーハ1の平面1aに対する測定光の光軸13が鉛直な
軸7に対して直交するように調整する。このとき、同時
に基準平面盤4の平面4aも測定する。このa面側の測
定により、図2(A)に示すように、ウェーハ1の平面
1aと基準平面盤4の平面4aに関する平面測定値(平
坦度)S1a,S4aが得られる。この図2(A)において
(以下、図2(B)〜(D)においても同様)、横軸は
測定位置を、縦軸は測定された高さを示している。
平面盤4が、それらの平面1a,4aをレーザ光源9側
に向けた状態でウェーハステージ2に保持されているも
のとする。つまり、ウェーハ1および基準平面盤4は、
それらの平面1a,4aが垂直になり、かつ、レーザ光
源9からの測定光の光軸13と垂直になるように保持さ
れている。この状態で、レーザ光源9からレーザ光を照
射し、ウェーハ1の平面1aを測定する。この場合、ウ
ェーハ1の平面1aに対する測定光の光軸13が鉛直な
軸7に対して直交するように調整する。このとき、同時
に基準平面盤4の平面4aも測定する。このa面側の測
定により、図2(A)に示すように、ウェーハ1の平面
1aと基準平面盤4の平面4aに関する平面測定値(平
坦度)S1a,S4aが得られる。この図2(A)において
(以下、図2(B)〜(D)においても同様)、横軸は
測定位置を、縦軸は測定された高さを示している。
【0014】次に、図1に示した状態で、回動機構6を
動作させてウェーハステージ2を回動し、ウェーハ1お
よび基準平面盤4を、図1に示す状態から180°回転
させたところの、平面1a,4aをレーザ光源9側に向
けた状態にする。この状態で同様にレーザ光の照射を行
ってウェーハ1の平面1bおよび基準平面盤4の平面4
bを測定する。この場合における測定光の光軸13は鉛
直な軸7に対して直交するように調整されていることは
いうまでもない。このb面側の測定により、図2(B)
に示すように、ウェーハ1の平面1bと基準平面盤4の
平面4bに関する平坦度S1b,S4bが得られる。なお、
この図2(B)においては、縦軸を上下逆転して表して
いる。
動作させてウェーハステージ2を回動し、ウェーハ1お
よび基準平面盤4を、図1に示す状態から180°回転
させたところの、平面1a,4aをレーザ光源9側に向
けた状態にする。この状態で同様にレーザ光の照射を行
ってウェーハ1の平面1bおよび基準平面盤4の平面4
bを測定する。この場合における測定光の光軸13は鉛
直な軸7に対して直交するように調整されていることは
いうまでもない。このb面側の測定により、図2(B)
に示すように、ウェーハ1の平面1bと基準平面盤4の
平面4bに関する平坦度S1b,S4bが得られる。なお、
この図2(B)においては、縦軸を上下逆転して表して
いる。
【0015】ところで、ウェーハステージ2は、必ずし
も鉛直な状態で保持されていないから、前記a面測定お
よびb面測定で得られた測定値にはウェーハステージ2
の僅かな傾きによる誤差が生じている。そこで、基準平
面盤4の平面4a,4bを基準面として、前記図2
(A),(B)の測定値S1a,S1bを求め直すことによ
り、図2(C),(D)のような補正された測定値
s1a,s1bが得られる。なお、これらの図2(C),
(D)において、s4 は基準平面盤4の平面4a,4b
を真の基準平面に補正したときの値である。なお、この
図2(D)においても縦軸を上下逆転して表している。
も鉛直な状態で保持されていないから、前記a面測定お
よびb面測定で得られた測定値にはウェーハステージ2
の僅かな傾きによる誤差が生じている。そこで、基準平
面盤4の平面4a,4bを基準面として、前記図2
(A),(B)の測定値S1a,S1bを求め直すことによ
り、図2(C),(D)のような補正された測定値
s1a,s1bが得られる。なお、これらの図2(C),
(D)において、s4 は基準平面盤4の平面4a,4b
を真の基準平面に補正したときの値である。なお、この
図2(D)においても縦軸を上下逆転して表している。
【0016】上記補正により、ウェーハ1のa面1aと
b面1bとが同じ平面を基準にして補正されたことにな
るので、ウェーハ1のa面1aとb面1bとの対応する
位置における値どうしを引算することにより、すなわ
ち、(s1a−s1b)なる演算を行うことにより、図2
(E)に示すように、ウェーハ1の測定位置ごとの厚み
の分布を表す出力Tを得ることができる。
b面1bとが同じ平面を基準にして補正されたことにな
るので、ウェーハ1のa面1aとb面1bとの対応する
位置における値どうしを引算することにより、すなわ
ち、(s1a−s1b)なる演算を行うことにより、図2
(E)に示すように、ウェーハ1の測定位置ごとの厚み
の分布を表す出力Tを得ることができる。
【0017】上述のように、この発明の平坦度測定装置
によれば、ウェーハ1の両面1a,1bの平坦度を簡単
に測定でき、これらの平坦度を、それぞれの面1a,1
bに対応する基準平面盤4の傾きを基準にして演算を行
うことにより、ウェーハ1の厚みの変化を求めることが
できる。そして、これらの演算に際しては、従来技術と
は異なり、ウェーハ1の組成はなんら関係しないから、
ウェーハ1の組成の如何にかかわりなく、ウェーハ1の
両面1a,1bの平坦度に基づいて、ウェーハ1の厚み
およびその分布を高速かつ精度よく得ることができる。
によれば、ウェーハ1の両面1a,1bの平坦度を簡単
に測定でき、これらの平坦度を、それぞれの面1a,1
bに対応する基準平面盤4の傾きを基準にして演算を行
うことにより、ウェーハ1の厚みの変化を求めることが
できる。そして、これらの演算に際しては、従来技術と
は異なり、ウェーハ1の組成はなんら関係しないから、
ウェーハ1の組成の如何にかかわりなく、ウェーハ1の
両面1a,1bの平坦度に基づいて、ウェーハ1の厚み
およびその分布を高速かつ精度よく得ることができる。
【0018】そして、上記平坦度測定装置においては、
ウェーハ1を鉛直に保持した状態で平坦度測定を行うも
のであるため、ウェーハ1の自重による撓みの影響がな
くなり、従来に比べて測定精度が大幅に向上する。
ウェーハ1を鉛直に保持した状態で平坦度測定を行うも
のであるため、ウェーハ1の自重による撓みの影響がな
くなり、従来に比べて測定精度が大幅に向上する。
【0019】この発明は、上述の実施の形態に限られる
ものではなく、種々に変形して実施することができる。
例えば基準平面盤4は、1枚のオプティカルフラットを
用い、その両側から測定するようにしてもよく、また、
複数のものを並べて用いてもよい。
ものではなく、種々に変形して実施することができる。
例えば基準平面盤4は、1枚のオプティカルフラットを
用い、その両側から測定するようにしてもよく、また、
複数のものを並べて用いてもよい。
【0020】そして、上述の実施の形態においては、ウ
ェーハ1の表面1a,1bが鏡面であったが、これが粗
面の場合には、基準平面盤4をセラミックなど平面加工
を行ってもやや粗面正が残るような材料を用いて形成
し、モアレ縞を測定する場合における構成を採用するこ
とにより、同様の測定を行うことができる。
ェーハ1の表面1a,1bが鏡面であったが、これが粗
面の場合には、基準平面盤4をセラミックなど平面加工
を行ってもやや粗面正が残るような材料を用いて形成
し、モアレ縞を測定する場合における構成を採用するこ
とにより、同様の測定を行うことができる。
【0021】また、平坦度測定光学系8としては、ハル
トマン(Hartmann)法のような測定光学系を用
いることもできる。図3に、このハルトマン法の平坦度
光学系を採用した平坦度測定装置を概略的に示す。この
図において、31はウェーハ、32は基準平面盤で、こ
れらは鉛直な軸方向に回転できるように保持されてい
る。
トマン(Hartmann)法のような測定光学系を用
いることもできる。図3に、このハルトマン法の平坦度
光学系を採用した平坦度測定装置を概略的に示す。この
図において、31はウェーハ、32は基準平面盤で、こ
れらは鉛直な軸方向に回転できるように保持されてい
る。
【0022】そして、33はハルトマン法の平坦度光学
系よりなる平坦度測定光学系で、ウェーハ31および基
準平面盤32に対して、水平方向から光を照射するよう
に構成されている。すなわち、33は水平方向にレーザ
光を出力するレーザ光源、35はビームエキスパンダで
ある。36はビームエキスパンダ35からのレーザ光を
下方に直角方向に曲げて反射する反射鏡、37は反射鏡
36の下方に配置されるマスクである。38はマスク3
7を通過してくる垂直なレーザ光に対して45°の姿勢
で交叉するように設けられる第1半透鏡で、この半透鏡
38の水平な光軸方向には、レンズ39およびコリメー
トレンズ40が設けられている。また、第1半透鏡38
の背面(レンズ39とは反対側)には、第2半透鏡41
が設けられ、半透鏡41によって生ずる二つの光路に
は、レンズ42,43を介してCCDカメラ44,45
が設けられている。
系よりなる平坦度測定光学系で、ウェーハ31および基
準平面盤32に対して、水平方向から光を照射するよう
に構成されている。すなわち、33は水平方向にレーザ
光を出力するレーザ光源、35はビームエキスパンダで
ある。36はビームエキスパンダ35からのレーザ光を
下方に直角方向に曲げて反射する反射鏡、37は反射鏡
36の下方に配置されるマスクである。38はマスク3
7を通過してくる垂直なレーザ光に対して45°の姿勢
で交叉するように設けられる第1半透鏡で、この半透鏡
38の水平な光軸方向には、レンズ39およびコリメー
トレンズ40が設けられている。また、第1半透鏡38
の背面(レンズ39とは反対側)には、第2半透鏡41
が設けられ、半透鏡41によって生ずる二つの光路に
は、レンズ42,43を介してCCDカメラ44,45
が設けられている。
【0023】このように構成した平坦度測定装置におい
ても、ウェーハ31の平坦度を同様に測定することがで
き、測定された平坦度に基づいてウェーハ31の厚みお
よびその分布を高速かつ精度よく得ることができる。
ても、ウェーハ31の平坦度を同様に測定することがで
き、測定された平坦度に基づいてウェーハ31の厚みお
よびその分布を高速かつ精度よく得ることができる。
【0024】
【発明の効果】この発明の平坦度測定装置によれば、ウ
ェーハの両面における平坦度を精度よく測定することが
でき、測定された平坦度に基づいてウェーハの厚みおよ
びその分布を得ることができる。そして、この平坦度測
定装置においては、ウェーハの組成の如何にかかわりな
く、ウェーハの平坦度、厚みおよび厚みの分布(ばらつ
き)を高速かつ精度よく測定することができる。
ェーハの両面における平坦度を精度よく測定することが
でき、測定された平坦度に基づいてウェーハの厚みおよ
びその分布を得ることができる。そして、この平坦度測
定装置においては、ウェーハの組成の如何にかかわりな
く、ウェーハの平坦度、厚みおよび厚みの分布(ばらつ
き)を高速かつ精度よく測定することができる。
【図1】この発明の平坦度測定装置の一例を概略的に示
す図である。
す図である。
【図2】前記装置の測定動作を説明するための図であ
る。
る。
【図3】平坦度測定装置の他の構成例を概略的に示す図
である。
である。
1,31…半導体ウェーハ、4,32…基準平面盤、
8,33…平坦度測定光学系。
8,33…平坦度測定光学系。
Claims (1)
- 【請求項1】 平坦度測定光学系を用いて半導体ウェー
ハの平坦度を測定する装置において、前記半導体ウェー
ハを基準平面盤とともにそれらの平面が垂直な軸回りで
回転できるように保持し、半導体ウェーハおよび基準平
面盤に対して水平方向から光を照射し、半導体ウェーハ
の両面における平坦度を測定できるようにしたことを特
徴とする半導体ウェーハの平坦度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36832997A JPH11194022A (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 半導体ウェーハの平坦度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36832997A JPH11194022A (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 半導体ウェーハの平坦度測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11194022A true JPH11194022A (ja) | 1999-07-21 |
Family
ID=18491546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36832997A Pending JPH11194022A (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 半導体ウェーハの平坦度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11194022A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007271350A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Fujifilm Corp | 平面表示型ディスプレイの基準平面設定方法及び視野角測定方法 |
CN101963496A (zh) * | 2010-09-30 | 2011-02-02 | 南京理工大学 | 基于斜入射的平面度绝对检验方法 |
JP2013002819A (ja) * | 2011-06-10 | 2013-01-07 | Horiba Ltd | 平面度測定装置 |
WO2014000334A1 (zh) * | 2012-06-26 | 2014-01-03 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 平行度检测系统及其方法 |
US8743375B2 (en) | 2012-06-26 | 2014-06-03 | Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. | Parallelism measuring system and method thereof |
-
1997
- 1997-12-27 JP JP36832997A patent/JPH11194022A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007271350A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Fujifilm Corp | 平面表示型ディスプレイの基準平面設定方法及び視野角測定方法 |
CN101963496A (zh) * | 2010-09-30 | 2011-02-02 | 南京理工大学 | 基于斜入射的平面度绝对检验方法 |
JP2013002819A (ja) * | 2011-06-10 | 2013-01-07 | Horiba Ltd | 平面度測定装置 |
WO2014000334A1 (zh) * | 2012-06-26 | 2014-01-03 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 平行度检测系统及其方法 |
US8743375B2 (en) | 2012-06-26 | 2014-06-03 | Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. | Parallelism measuring system and method thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI283802B (en) | Lithographic apparatus and method for determining z position errors/variations and substrate table flatness | |
JPH09275072A (ja) | 移動鏡の真直度誤差補正方法及びステージ装置 | |
JP2013171042A (ja) | 薄いディスク状物体のエッジ形状の非接触決定装置 | |
JPH10260009A (ja) | 座標測定装置 | |
JP5459944B2 (ja) | 表面形状測定装置および応力測定装置、並びに、表面形状測定方法および応力測定方法 | |
JP6288280B2 (ja) | 表面形状測定装置 | |
JPH11194022A (ja) | 半導体ウェーハの平坦度測定装置 | |
JP2002257511A (ja) | 三次元測定装置 | |
Gao et al. | A precision angle sensor using a multi-cell photodiode array | |
JP3772444B2 (ja) | ステージ装置、座標測定装置および位置測定方法 | |
TWI614481B (zh) | 轉動角度量測裝置及加工系統 | |
JP4400985B2 (ja) | 形状測定装置 | |
JP2009036766A (ja) | 基板トポロジから生じる基板上の構造物のエッジ位置の測定における系統誤差の決定方法 | |
JP2002243431A (ja) | ウエハのそり測定方法 | |
JP7120247B2 (ja) | 表面形状測定装置、表面形状測定方法、構造物製造システム、構造物製造方法、及び表面形状測定プログラム | |
JP3790902B2 (ja) | ステージ構造体 | |
JP2002202108A (ja) | 板厚測定装置 | |
JP3607821B2 (ja) | 面傾斜角度測定機 | |
JPH07253304A (ja) | 多軸位置決めユニットおよびこれにおける測長方法 | |
JP5010964B2 (ja) | 角度測定方法およびその装置 | |
JP2000258144A (ja) | ウェーハの平坦度および厚み測定装置 | |
JP2001165629A (ja) | 形状測定装置及び形状測定方法 | |
JP2001227929A (ja) | 角度測定方法及び角度測定装置 | |
JP2001174217A (ja) | 光学検査装置のアライメント方法およびその機構 | |
JPH09189545A (ja) | 距離測定装置 |