JPH11193717A - 作業機のエンジン冷却装置 - Google Patents

作業機のエンジン冷却装置

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JPH11193717A
JPH11193717A JP36026897A JP36026897A JPH11193717A JP H11193717 A JPH11193717 A JP H11193717A JP 36026897 A JP36026897 A JP 36026897A JP 36026897 A JP36026897 A JP 36026897A JP H11193717 A JPH11193717 A JP H11193717A
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各インターバル毎にファンを逆転駆動しての
除塵が必要なときにはその除塵を自動化しながらも、除
塵頻度が少ない作業条件下ではファンの駆動切り換えを
少なくして駆動手段の耐久性を向上する。 【解決手段】 エンジン冷却用のファン9と防塵網11
とを設け、ファン9を正転駆動する冷却用の第1駆動状
態とファン9を逆転駆動する除塵用の第2駆動状態とに
切り換え自在な駆動手段12を設け、第1設定時間にわ
たり駆動手段12を第1駆動状態に切り換えるとともに
第2設定時間にわたり駆動手段12を第2駆動状態に切
り換えることを繰り返すように駆動手段12を制御する
制御装置35を設け、モード切り換え操作具34の制御
モードから非制御モードへの切り換えに伴い駆動手段1
2を第3設定時間にわたり第2駆動状態に切り換えたの
ちに第1駆動状態に切り換える制御手段36を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインなど作
業機のエンジン冷却装置で、詳しくは、エンジン冷却用
のファンを設け、冷却風路に冷却風から除塵する防塵網
を設け、その防塵網を通して吸気するようにファンを正
転駆動する冷却用の第1駆動状態と防塵網を通して排気
するようにファンを逆転駆動する除塵用の第2駆動状態
とに切り換え自在な駆動手段を設け、第1設定時間にわ
たり駆動手段を第1駆動状態に切り換えるとともに第2
設定時間にわたり駆動手段を第2駆動状態に切り換える
ことを一インターバルとして繰り返すように駆動手段を
制御する制御装置を設けてあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来のコンバインのエンジン冷
却装置では、脱穀クラッチの入りに伴う起動信号により
制御装置を起動させて、駆動手段の制御、つまり、ファ
ン制御を行うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
ときは、各インターバル毎に第2設定時間にわたり駆動
手段が第2駆動状態に切り換わってファンが逆転駆動す
ることにより、防塵網の塵埃による目詰まりが逆洗で解
消されて、所期の冷却性能が維持されるから、塵埃によ
る目詰まりに起因した冷却性能の低下を作業者が考える
必要がなく、所期の冷却性能維持を操作忘れなく確実に
行えるのである。
【0004】しかし、作業環境を考えると、塵埃が多く
て各インターバル毎にファンを逆転駆動しての目詰まり
解消を行う必要がある場合もあるが、作業環境が良好で
長時間にわたり防塵網を掃除しなくても良い場合があ
る。そのような場合に前記のインターバル毎に駆動手段
を第2駆動状態に切り換えてファンを逆転駆動すること
は、正転駆動と逆転駆動とを無駄に繰り返すことにな
る。このような駆動手段の正転・逆転の切り換えを頻繁
に行うことは、駆動手段の正転・逆転の切り換え頻度の
少ない場合に比較して駆動手段の耐久性を低下させる。
特に、後述実施の形態で示すように、正転・逆転の切り
換えを機械的に行う場合には、切り換えを行わない場合
に比較してベルトや軸受けなどの機械要素の磨耗が激し
くて、耐久性の低下度が大きい。
【0005】本発明の目的は、各インターバル毎にファ
ンを逆転駆動しての除塵が必要なときにはその除塵を自
動化して確実に行うことができながらも、除塵頻度が少
ない作業条件下ではファンの逆転駆動を少なくして駆動
手段の耐久性を向上する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発
明の特徴、作用、効果は次の通りである。
【0007】〔特徴〕エンジン冷却用のファンを設け、
冷却風路に冷却風から除塵する防塵網を設け、その防塵
網を通して吸気するようにファンを正転駆動する冷却用
の第1駆動状態と防塵網を通して排気するようにファン
を逆転駆動する除塵用の第2駆動状態とに切り換え自在
な駆動手段を設け、第1設定時間にわたり駆動手段を第
1駆動状態に切り換えるとともに第2設定時間にわたり
駆動手段を第2駆動状態に切り換えることを一インター
バルとして繰り返すように駆動手段を制御する制御装置
を設けてある作業機のエンジン冷却装置であって、前記
の制御を行う制御モードと制御を行わない非制御モード
とに前記制御装置を切り換えるモード切り換え操作具を
設け、このモード切り換え操作具の非制御モードへの切
り換えに伴い駆動手段を第3設定時間にわたり第2駆動
状態に切り換えたのちに駆動手段を第1駆動状態に切り
換える制御手段を設けてある点にある。
【0008】〔作用〕本第1発明によるときは、モード
切り換え操作具を設けて、制御装置を制御モードと非制
御モードとに切り換えるようにしてあるから、各インタ
ーバル毎に除塵が必要な作業条件では、制御装置を制御
モードに切り換えておくことにより、第1設定時間毎に
第2設定時間にわたり駆動手段を第2駆動状態に切り換
えての除塵を行って塵埃による防塵網の目詰まりを防止
しての良好な冷却性能を発揮できながらも、除塵頻度が
低い作業条件では、制御装置を非制御モードに切り換え
ることにより、各インターバル毎に駆動手段を第2状態
に切り換えるといった駆動手段の無駄な駆動状態の切り
換えを防止することができる。
【0009】しかも、モード切り換え操作具の非制御モ
ードへの切り換えに伴い制御手段を起動させて駆動手段
を第1駆動状態に切り換えることにより、連続したエン
ジン冷却を行うのであるが、モード切り換え操作具を非
制御モードに切り換えた際、駆動手段を第1駆動状態に
単に切り換えるのではなく、一旦、第3設定時間にわた
って駆動手段を第2駆動状態に切り換えたのちに駆動手
段を第1駆動状態に切り換えて防塵網に対する除塵を行
うから、制御手段により駆動手段を第1駆動状態に切り
換えての冷却を行う際、その冷却を防塵網が目詰まりし
ていない状態から開始することができる。
【0010】その上、モード切り換え操作具を非制御モ
ードに切り換えて制御手段を起動させてのエンジン冷却
時において、モード切り換え操作具を一旦、制御モード
に切り換えたのち再度非制御モードに切り換えて制御手
段を再起動することにより、駆動手段を第3設定時間に
亘って第2駆動状態に切り換えることができるから、制
御手段を起動させてのエンジン冷却時、このエンジン冷
却では駆動手段を第2駆動状態に切り換えての除塵を行
わないにかかわらず、モード切り換え操作具を操作する
ことにより、任意に駆動手段を第2駆動状態に切り換え
ての除塵を行える。
【0011】〔効果〕従って、本第1発明によれば、各
インターバル毎にエンジン冷却性能を維持する上で除塵
が必要な作業条件下では、その各インターバル毎の除塵
を行って所期のエンジン冷却を確実に行いながらも、除
塵頻度が少ない作業条件下では、作業者判断に基づく必
要な除塵を行ってエンジン冷却性能を維持した状態で、
駆動手段の耐久性の低下の一因である駆動手段の不必要
な駆動状態の切り換えを抑制して駆動手段の耐久性を向
上できるようになった。
【0012】請求項2に係る本第2発明の特徴、作用、
効果は次の通りである。
【0013】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、
前記モード切り換え操作具が、第1設定時間の調整具を
兼用している点にある。
【0014】〔作用〕本第2発明によるときは、第1設
定時間を調整するようにしてあるから、作業条件に応じ
て第1設定時間を調整することにより、制御モード時に
おける駆動手段の第2駆動状態への切り換え回数を最小
限に抑えることができる。
【0015】しかも、モード切り換え操作具がその第1
設定時間の調整具を兼用しているから、構成部品の兼用
化による構造の簡素化を図ることができる。
【0016】〔効果〕従って、本第2発明によれば、よ
り一層、駆動手段の耐久性を高めることができ、しか
も、構造簡単に実施できるようになった。
【0017】請求項3に係る本第3発明の特徴、作用、
効果は次の通りである。
【0018】〔特徴〕上記本第1発明や本第2発明の特
徴において、前記制御装置が制御モードにあることを表
示する表示具を設けてある点にある。
【0019】〔作用〕本第3発明によるときは、制御装
置が制御モードにあるとき、それを表示具により表示す
るようにしてあるから、制御装置がどのモードにあるの
かが確実に判る。
【0020】〔効果〕従って、本第3発明によれば、作
業条件が制御モードであることが望ましいときに非制御
モードに誤って制御装置を切り換え操作していたり、或
いは、反対に、作業条件が非制御モードであることが望
ましいときに制御モードに誤って制御装置を切り換え操
作していたりすることを防止し易く、作業条件に応じた
モードに制御装置を切り換え操作し易い。
【0021】
【発明の実施の形態】作業機の一例であるコンバイン
は、図1に示すように、クローラ式の走行装置1を備え
た自走機体フレーム2の前部に、植立穀稈を刈り取って
後方に搬送する刈取部3を昇降操作自在に連結し、前記
自走機体フレーム2に、刈取部3からの穀稈を脱穀処理
する脱穀装置4と搭乗運転部5と脱穀穀物を貯留するタ
ンク6とを搭載して構成されている。
【0022】前記搭乗運転部5の運転座席5Aの下方に
は、図2に示すように、水冷式のエンジン7が配置され
ている。
【0023】エンジン冷却装置は、図2にも示すよう
に、エンジン冷却用のラジエータ8と、エンジン冷却用
のファン9とを前記運転座席5Aの下方に配置し、前記
ラジエータ8への冷却風路10、詳しくは、ラジエータ
8の吸気口8Aに冷却風から除塵する防塵網11を設
け、前記ファン9を駆動する駆動手段12とファン制御
手段13とを設けて構成されている。
【0024】前記ファン9は、前記エンジン7とラジエ
ータ8との間に位置する状態でエンジン7に付設の支軸
14に回転自在に取り付けられている。
【0025】前記駆動手段12は、前記防塵網11・ラ
ジエータ8とその記載順に通して吸気するようにファン
9を正転駆動する冷却用の第1駆動状態と、ラジエータ
8・防塵網11とその記載順に通して排気するようにフ
ァン9を逆転駆動する除塵用の第2駆動状態とに切り換
え自在な手段である。具体的には、図3〜図6に示すよ
うに、前記エンジン7の出力軸7aに装着した出力プー
リ15とエンジン7に装着したオルタネータ16の入力
プーリ17と前記支軸14に回転自在に装着した遊転プ
ーリ18とにわたって第1伝動ベルト19を巻回し、こ
の第1伝動ベルト19の回動をファン9に正転伝動する
正転伝動状態と逆転伝動する逆転伝動状態とに切り換え
自在な伝動切り換え機構を設けて構成されている。前記
伝動切り換え機構は、図3〜図6に示すように、前記支
軸14に切り換えフレーム20を回転自在に装着し、こ
の切り換えフレーム20に、この切り換えフレーム20
が正転揺動姿勢にあるとき前記第1伝動ベルト19の内
周面に大径部21aで接触して正転駆動される正転受動
プーリ21と、切り換えフレーム20が逆転揺動姿勢に
あるとき第1伝動ベルト19の外周面に大径部22aで
接触して逆転駆動される逆転受動プーリ22とを回転自
在に取り付け、ファン9と一体に回転するファンプーリ
9aと前記正転受動プーリ21の小径部21bと逆転受
動プーリ22の小径部22bとにわたって第2伝動ベル
ト23を巻回し、前記切り換えフレーム20を正転揺動
姿勢と逆転揺動姿勢とに切り換える操作手段を設けて構
成されている。つまり、切り換えフレーム20を正転揺
動姿勢に揺動させて正転受動プーリ21で第1伝動ベル
ト19の回動力を受動して第2伝動ベルト23を介して
ファンプーリ9aに伝達することでファン9を正転駆動
し、切り換えフレーム20を逆転揺動姿勢に揺動させて
逆転受動プーリ22で第1伝動ベルト19の回動力を受
動して第2伝動ベルト23を介してファンプーリ9aに
伝達することでファン9を逆転駆動するようになってい
る。前記操作手段は、図5、図6に示すように、切り換
えフレーム20を正転揺動姿勢に付勢するスプリング2
4と、このスプリング24の付勢力に抗して切り換えフ
レーム20を逆転揺動姿勢に引っ張り揺動させるケーブ
ル25とを設け、ストッパー26に接当するまで軸芯P
周りに一方向に回転することによりケーブル25を弛め
つつスプリング24を付勢力付与状態に引っ張り作動さ
せる一方、反対方向に回転することによりスプリング2
4を弛めつつケーブル25を引っ張り作動させる操作フ
レーム27を設け、この操作フレーム27と一体に回転
する受動ギヤ28に噛み合う駆動ギヤ29を正逆回転さ
せることにより操作フレーム27を正逆回転させる電動
モータ30を設けて構成されている。31は第1伝動ベ
ルト19に常時伝動用のテンションを付与するテンショ
ンプーリである。
【0026】前記ファン制御手段13は、図7に示すよ
うに、エンジン7に対するキースイッチ32のオン・オ
フ状態と、モード切り換え操作具34の切り換え状態と
に基づいて前記駆動手段12を制御する手段であって、
制御装置35と制御手段36とを備えている。
【0027】前記モード切り換え操作具34はダイヤル
式のものである。
【0028】前記制御装置35は、図11に示すよう
に、#1ステップでキースイッチ32がオンしている状
態で#3ステップでモード切り換え操作具34が第1制
御モードM1に切り換え操作されることに伴って第1制
御状態に切り換わることにより、図8の(イ)に示すよ
うに、第1短設定時間ST1(第1設定時間T1の一
例)にわたり駆動手段12を第1駆動状態に切り換える
とともに第1短設定時間ST1よりも短い第2設定時間
T2にわたり駆動手段12を第2駆動状態に切り換える
ことを一インターバルとして繰り返すように駆動手段1
2を制御し(#4〜8ステップ)、#1ステップでキー
スイッチ32がオンしている状態で#3ステップでモー
ド切り換え操作具34が第2制御モードM2に切り換え
操作されることに伴って第2制御状態に切り換わること
により、図8の(ロ)に示すように、第1長設定時間L
T1(第1設定時間T1の一例)にわたり駆動手段12
を第1駆動状態に切り換えるとともに第1長設定時間L
T1よりも短い第2設定時間T2にわたり駆動手段12
を第2駆動状態に切り換えることを一インターバルとし
て繰り返すように駆動手段12を制御する(#9〜13
ステップ)ものである。
【0029】前記制御手段36は、図11に示すよう
に、#1ステップでキースイッチ32がオンしている状
態で#3ステップでモード切り換え操作具34が駆動手
段12を制御装置35で制御しない非制御モードM0に
切り換え操作されることに伴って制御状態に切り換わる
ことにより、図8の(ハ)に示すように、駆動手段12
を第3設定時間T3にわたり第2駆動状態に切り換えた
のちに駆動手段12を第1状態に切り換える(#14〜
18ステップ)ものである。なお、フラグは最初「0」
に設定されている。また、実数値例を挙げると、第1短
設定時間ST1は2分50秒、第1長設定時間LT1は
8分50秒、第2設定時間T2は10秒、第3設定時間
T3は10秒、つまり、第2設定時間T2と同じであ
る。
【0030】従って、キースイッチ32がオンし、エン
ジン7が始動した際、モード切り換え操作具34が第1
制御モードM1に操作されていると、制御装置35が第
1制御状態となって駆動手段12が制御されることで、
図8の(イ)に示すように、第1短設定時間ST1にわ
たるファン9の正転駆動によるエンジン冷却と第2設定
時間T2にわたるファン9の逆転駆動による除塵とが交
互におこなわれ、モード切り換え操作具34が第2制御
モードM2に操作されていると、制御装置35が第2制
御状態となって駆動手段12が制御されることで、図8
の(ロ)に示すように、第1長設定時間LT1にわたる
ファン9の正転駆動によるエンジン冷却と第2設定時間
T2にわたるファン9の逆転駆動による除塵とが交互に
行われ、モード切り換え操作具34が非制御モードM0
に操作されていると、制御装置35が非制御状態になる
とともに制御手段36が働いて駆動手段12が制御され
ることで、図8の(ハ)に示すように、第3設定時間T
3にわたるファン9の逆転駆動による除塵が行われたの
ちにファン9の正転駆動によるエンジン冷却が行われ
る。そして、モード切り換え操作具34が第1制御モー
ドM1(又は第2制御モードM2)から非制御モードM
0に切り換え操作された場合、その切り換え操作が正転
駆動時に行われると、図9の(イ)に示すように、切り
換え操作に伴い駆動手段12が第2駆動状態に第3設定
時間T3にわたり切り換えられたのち駆動手段12が第
1駆動状態に切り換えられ、切り換え操作が逆転駆動時
に行われると、図9の(ロ)に示すように、切り換え操
作に伴い駆動手段12が引き続き第2駆動状態に第3設
定時間T3にわたり切り換え保持されたのち駆動手段1
2が第1駆動状態に切り換えられる。反対に、モード切
り換え操作具34が非制御モードM0から第1制御モー
ドM1(又は第2制御モードM2)に切り換え操作され
た場合、その切り換え操作が正転駆動時に行われると、
図10の(イ)に示すように、切り換え操作に伴い駆動
手段12が引き続き第1駆動状態に第1短設定時間ST
1(又は第1長設定時間LT1)にわたり切り換え保持
されたのち駆動手段12が第2設定時間T2にわたり第
2駆動状態に切り換えられて、インターバル毎の除塵が
行われ、切り換え操作が逆転駆動時に行われると、図1
0の(ロ)に示すように、切り換え操作に伴い駆動手段
12が第1駆動状態に第1短設定時間ST1(又は第1
長設定時間LT1)にわたり切り換えられたのち駆動手
段12が第2設定時間T2にわたり第2駆動状態に切り
換えられて、インターバル毎の除塵が行われる。また、
モード切り換え操作具34を非制御モードM0に操作す
ることでエンジン冷却を行っているときに、モード切り
換え操作具34を第1制御モードM1や第2制御モード
M2に一旦操作して再度非制御モードM0に戻し操作す
ることにより、ファン9を第3設定時間T3にわたり逆
転駆動して除塵を行えるのである。つまり、モード切り
換え操作具34を非制御モードM0に操作しているとき
には、モード切り換え操作具34を操作することによ
り、第3設定時間T3にわたりファン9を逆転駆動して
の除塵を任意に実行することができる。
【0031】〔別実施形態〕上記実施の形態では、制御
モードと非制御モードM0とに切り換えるためのモード
切り換え操作具34をダイヤル式のものにして、このモ
ード切り換え操作具34を、制御モードにおける第1制
御モードM1と第2制御モードM2とを切り換えるため
のモード切り換え具に兼用させたが、図12に示すよう
に、モード切り換え操作具34として、押圧操作されて
押し込まれることで制御装置35を制御モードに切り換
え、その押し込み状態で押圧操作されることにより突出
して制御装置35を非制御モードM0に切り換える押ボ
タン式のものを設け、このモード切り換え操作具34が
制御モードに操作されている状態において、押圧操作さ
れて押し込まれることで制御装置35を第1制御モード
M1に切り換え、その押し込み状態で押圧操作されるこ
とにより突出して制御装置35を第2制御モードM2に
切り換える押ボタン式のモード切り換え具37を設けて
実施しても良い。この場合、モード切り換え操作具34
に制御モードに操作されている状態で点灯するランプ
を、かつ、モード切り換え具37に第1制御モードに操
作されている状態で点灯するランプをそれぞれ組み込ん
で実施することが好ましい。この場合、ランプの点灯の
有無でモード切り換え操作具34及びモード切り換え具
37の操作状態を容易に把握することができる。モード
切り換え操作具34が、制御装置35が制御モードにあ
ることを表示する表示具38を兼用している。
【0032】上記実施の形態では、制御モードにおい
て、第1制御モードと第2制御モードとに切り換え自在
な制御装置35を示したが、制御装置35は、制御モー
ドと非制御モードとにのみ切り換え自在なものであって
も良い。この場合、モード切り換え操作具34として
は、図13に示すように、制御モード位置Mと非制御モ
ード位置M0とに切り換え操作自在なダイヤル式のもの
であって良く、また、図14の(イ)(ロ)に示すよう
に、押圧操作されて押し込まれることで制御装置35を
制御モードMに切り換え、その押し込み状態で押圧操作
されることにより突出して制御装置35を非制御モード
M0に切り換える押ボタン式のものであっても良い。こ
の押ボタン式の場合、制御モードMに操作されている状
態で点灯するランプを組み込んで実施することが好まし
い。この場合、ランプの点灯の有無でモード切り換え操
作具34の操作状態を容易に把握することができる。つ
まり、モード切り換え操作具34が、制御装置35が制
御モードMにあることを表示する表示具38を兼用して
いる。
【0033】上記実施の形態では、第1短設定時間ST
1と第1長設定時間LT1とを選択するようにしたが、
制御装置35としては、設定範囲内において第1設定時
間T1を無段階に調整できるものであっても良い。この
場合、モード切り換え操作具34とは別に第1設定時間
T1の調整具を設けて実施しても良いが、図15に示す
ように、モード切り換え操作具34で調整具39を兼用
させても良い。
【0034】上記実施の形態では、駆動手段12とし
て、機械的に駆動方向を切り換える手段を示したが、駆
動手段12を正逆切り換え自在な電動モータから構成し
て実施しても良い。
【0035】上記実施の形態では、水冷式のエンジン7
に対する冷却装置を示したが、空冷式のエンジン7に対
する冷却装置にも本発明は適用することができる。
【0036】上記実施の形態では、コンバインのエンジ
ン冷却装置への適用例を示したが、本発明は、トラクタ
など各種の作業機のエンジン冷却装置に適用することが
できる。
【0037】上記実施の形態では、第3設定時間T3を
第2設定時間T2と等しい時間に設定したが、これらは
相違していても良い。
【0038】上記実施の形態では、第1制御モードでの
第2設定時間T2と第2制御モードでの第2設定時間T
2とを等しい時間に設定したが、これらは相違していて
も良い。
【0039】上記実施の形態や別実施の形態において、
第1設定時間T1や第2設定時間T2、第3設定時間T
3を調整可能に構成する。
【0040】上記実施の形態では、モード切り換え操作
具34をモード切り換え具37に兼用させたが、別々に
設けて実施しても良い。
【0041】上記別実施形態では、モード切り換え操作
具34を表示具38に兼用させたが、表示具38を別途
設けて実施しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】要部の縦断正面図
【図3】正転駆動状態の伝動切り換え機構の側面図
【図4】逆転駆動状態の伝動切り換え機構の側面図
【図5】正転駆動状態の操作手段の側面図
【図6】逆転駆動状態の操作手段の側面図
【図7】制御ブロック図
【図8】各モードでの正転駆動と逆転駆動とのタイムチ
ャート
【図9】制御モードから非制御モードへの切り換えを示
すタイムチャート
【図10】非制御モードから制御モードへの切り換えを
示すタイムチャート
【図11】駆動手段の制御フローチャート
【図12】別実施形態を示す各モード状態の説明図
【図13】別実施形態を示すモード切り換え操作具の平
面図
【図14】別実施形態を示すモード切り換え操作具の各
状態の斜視図
【図15】別実施形態を示すモード切り換え操作具の平
面図
【符号の説明】
9 ファン 10 冷却風路 11 防塵網 12 駆動手段 34 モード切り換え操作具 35 制御装置 36 制御手段 38 表示具 39 調整具 T1 第1設定時間 T2 第2設定時間 T3 第3設定時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン冷却用のファンを設け、冷却風
    路に冷却風から除塵する防塵網を設け、その防塵網を通
    して吸気するようにファンを正転駆動する冷却用の第1
    駆動状態と防塵網を通して排気するようにファンを逆転
    駆動する除塵用の第2駆動状態とに切り換え自在な駆動
    手段を設け、第1設定時間にわたり駆動手段を第1駆動
    状態に切り換えるとともに第2設定時間にわたり駆動手
    段を第2駆動状態に切り換えることを一インターバルと
    して繰り返すように駆動手段を制御する制御装置を設け
    てある作業機のエンジン冷却装置であって、前記の制御
    を行う制御モードと制御を行わない非制御モードとに前
    記制御装置を切り換えるモード切り換え操作具を設け、
    このモード切り換え操作具の非制御モードへの切り換え
    に伴い駆動手段を第3設定時間にわたり第2駆動状態に
    切り換えたのちに駆動手段を第1駆動状態に切り換える
    制御手段を設けてある作業機のエンジン冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記モード切り換え操作具が、第1設定
    時間の調整具を兼用している請求項1記載の作業機のエ
    ンジン冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置が制御モードにあることを
    表示する表示具を設けてある請求項1又は2記載の作業
    機のエンジン冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013155707A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Iseki & Co Ltd 作業車輌及びこの作業車輌としてのコンバイン

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