JPH11191888A - 画像復号装置 - Google Patents

画像復号装置

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JPH11191888A
JPH11191888A JP35676397A JP35676397A JPH11191888A JP H11191888 A JPH11191888 A JP H11191888A JP 35676397 A JP35676397 A JP 35676397A JP 35676397 A JP35676397 A JP 35676397A JP H11191888 A JPH11191888 A JP H11191888A
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data
memory area
half screen
memory
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JP35676397A
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Yutaka Okada
豊 岡田
Takashi Nakamoto
貴士 中本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像データ復号装置において、1つのフレーム
を復号し、再生データをフィールド毎にメモリに格納す
るためのBフレームのメモリ容量を減少させる。 【解決手段】Bフレームの輝度データに対してフィール
ド内で第1、第2、第3メモリ領域(BY1,BY2,
BY3)を設け、Bフレームの上半画面を復号し、第1
フィールドのデータを第1メモリ領域に、第2フィール
ドのデータを第2メモリ領域に書込み、次に、Bフレー
ムの下半画面を復号し、第1フィールドのデータを第1
メモリ領域に、第2フィールドのデータを第3メモリ領
域に書き込み、同時に、第1フィールドの上半画面続い
て下半画面のデータを第1メモリ領域から読出し、第1
フィールドの下半画面のデータ書込みを上半画面のデー
タ読出しの終了した領域から順に行なう。次に、第2フ
ィールドの上半画面を第2メモリ領域から、続いて、下
半画面のデータを第3メモリ領域から読出す様にメモリ
アクセス制御部(19)を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像復号装置、更
に詳しくいえば、時間的に前後双方のフレームを用いて
中間の双方向予測フレームを符号化する様にディジタル
表現された画像データを復号する画像復号装置、特に画
像メモリの構成、制御に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル表現された画像データを伝送
又は蓄積する場合、データ量を削減することが重要とな
る。データ量を削減するために画像情報(画像データ)
の時間的又は空間的相関性を利用して冗長度を少なくす
る符号化が行われている。
【0003】時間的相関性を利用する符号化方法とし
て、時間的に離れた2画面(フレーム)の差分を符号化
したり、画像の動きを検出して動き補償を行ったりする
ものがある。また、空間的相関性を利用する方法とし
て、画像を所定の大きさのブロック(例えば、縦方向、
横方向とも8画素ずつ)に分けて、ブロック内のデータ
を直交変換し、変換係数をスキャン変換し(例えば、低
周波数成分から高周波数成分の順に並び変える)、可変
長符号化を行うものがある。放送や蓄積用途のMPEG
(Moving Picture Experts Group)が標準を定めた画像
符号化方式(以下、MPEG符号化方式、又は単にMP
EG符号とも略称する)は、上記2つの方法を併用する
ものとなっている。MPEG2の勧告はISO/IEC
13818−2に記載されている。
【0004】MPEG符号化方式は、所定のフレームの
順に、前後のフレームを参照しながら符号化される。過
去のフレームから現在のフレームを予測する場合を前方
予測、未来のフレームから現在のフレームを予測する場
合を後方予測、過去、未来両方のフレームから現在のフ
レームを予測する場合を双方向予測という。符号化は、
画像フレームを縦16画素、横16画素で構成されるマ
クロブロック毎に行なわれる。MPEG符号化方式で
は、全てのマクロブロックがフレーム間予測を用いない
で符号化されるフレームをイントラフレーム(Iフレー
ム)、前方予測により符号化されるマクロブロックを含
むことを許されるフレームを前方予測フレーム(Pフレ
ーム)、双方向予測により符号化されるマクロブロック
を含むことを許されるフレームを双方向予測フレーム
(Bフレーム)が混在する。
【0005】図6は、MPEG符号化方式で符号化され
た画像データを復号する画像復号装置の概略構成例であ
る。画像復号装置はビデオ復号器38及びメモリ40を
もつ。符号化された画像入力データ(以下単に入力デー
タと略称)は、バッファ制御部31を介して、メモリ4
0のバッファメモリ41に蓄積される。バッファメモリ
41の入力データは、バッファ制御部31の制御のもと
に可変長復号部32に取り込まれ、可変長復号される。
以後スキャン変換器33によりデータの順序を並び変え
た後、逆量子化器34により逆量子化され、逆DCT部
35により逆離散コサイン変換され、動き補償画像再生
部36により復号処理が実行される。動き補償画像再生
部36では、復号処理されたフレーム間差分を受信した
場合は、予め復号されている参照データを予測フレーム
メモリ42又は43から予測データとして読み出し、受
信データと加算した後、再生画像を予測フレームメモリ
42又は43又は44に再生データとして書き込む。フ
レーム内で符号化された復号データを受信した場合は、
受信データをそのまま再生データとして、予測フレーム
42又は43に書き込む。また、表示制御部37は、メ
モリ制御部39の制御のもとにフレームメモリ42、4
3、44から表示データを読み込んで、画像表示に適し
た画像信号にして出力する。
【0006】上記画像復号装置において、メモリ制御部
39の制御は、図7に示すタイミングで復号処理が行わ
れる。図7は、MPEGの入力データをIフレームI
2、BフレームB0、BフレームB1、PフレームP
5、BフレームB3、BフレームB4、PフレームP
8、BフレームB6、BフレームB7の入力ストリーム
順に復号して、表示する場合のする時のタイミングを示
す。入力ストリーム順と表示フレーム順は同じではな
く、表示はフレームB0,B1,I2,B3,B4,P
5,B6,B7,P8のようになる。図7には、フレー
ムP5の復号からフレームB7の復号まで太い実線で、
また、フレームB1の表示からフレームB6の表示まで
を点線で示した。表示はインタレース表示の様子を示
す。インタレース表示とは、1つのフレームを1ライン
毎に2つのフィールドに分割し、フィールド毎に表示す
る方法であり、先に表示されるフィールドを第1フィー
ルド、後に表示されるフィールドを第2フィールドと呼
ぶことにする。Bフレームは復号後、Bフレームメモリ
44に格納され、再度読み出されて表示される。すなわ
ち、Bフレームメモリ44を1フレーム分のメモリとす
るためには、前のBフレームの表示が終わった領域に次
のBフレームの再生画像を書き込んでいかなければなら
ない。そのため、例えば、B4フレームは、B3フレー
ムの表示より後、B4フレームの表示より前に(図7の
B3表示とB4表示の間の並行四辺形abcdの領域)
復号されなければならない。
【0007】さらに、MPEG2の画像データでは、プ
ルダウンと呼ばれるストリームがある。これは、特定の
フレームを3フィールド期間表示するもので、第1フィ
ールド、第2フィールドに続き、再度第1フィールドを
表示する。ここでは、最後の第1フィールドを第3フィ
ールドと呼ぶ。図8は、この方法により、B3フレーム
とP5フレームを3フィールド期間表示する場合を示し
た。第3フィールドは第1フィールドと同一フィールド
なので、メモリ42、43、44のいずれかから再度読
み出すことにより表示可能である。図8では、B3フレ
ームの復号終了からB4フレームの復号開始までの1フ
ィールド期間は、復号を停止するものとした。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特に画像処理では、フ
レームメモリでは、復号された圧縮されていない画像情
報が蓄積されるため、フレームの容量が極めて大きい。
そのため、必要フレームメモリ容量を少なくすることが
重要な課題となる。しかし、双方向予測フレームを符号
化した画質データを復号する場合、フレームメモリを復
号及び表示のために使用するため、前述のように、前の
Bフレームの表示が終わった領域に次のBフレームの再
生画像を書き込んでいかなければならない。この条件が
満たされないときは、部分的に異なったフレームの画像
が混ざって表示されたりして画質が劣化する。従って、
画質を劣化させること無く必要フレームメモリ容量を少
なくすることが重要な課題となる。更に、復号された画
像情報の他に文字情報などを表示画像に重ねて表示した
いとき、そのための情報の蓄積領域を、フレームメモリ
の中に確保したい場合がある。
【0009】従って、本発明の目的は、時間的に前後双
方のフレームを用いて中間の双方向予測フレームを符号
化する様にディジタル表現された画像データを復号する
画像復号装置において、復号された画像データを蓄積す
るフレームのメモリ必要容量を減少させることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、時間的に前後双方のフレームを用いて中間の双方
向予測フレームを符号化する様にディジタル表現された
画像データを復号する画像復号装置において、双方向予
測フレームの復号信号を蓄積するフレームメモリ(以下
をBフレームとも略称)をフィールド毎にメモリ領域を
設け、メモリ制御部に表示の終了したメモリ領域に再生
した画像データを書き込むようにメモリアクセス制御部
を設けて構成した。
【0011】本発明の好ましい態様では、Bフレームの
輝度データに対して第1、第2、第3のメモリ領域を設
け、上記メモリアクセス制御部をBフレームの上半画面
を復号し、第1フィールドのデータを第1のメモリ領域
に、第2フィールドのデータを第2のメモリ領域に書き
込み、次に、Bフレームの下半画面を復号し、第1フィ
ールドのデータを第1のメモリ領域に、第2フィールド
のデータを第3のメモリ領域に書き込み、同時に、第1
フィールドの上半画面続いて下半画面のデータを第1の
メモリ領域から読み出し、第1フィールドの下半画面の
データ書き込みを上半画面のデータ読み出しの終了した
領域から順に行い、次に、第2フィールドの上半画面を
第2のメモリ領域から、続いて、下半画面のデータを第
3のメモリ領域から読み出すように構成した。
【0012】また、本発明の他の好ましい態様では、3
/2プルダウンに対しては、Bフレームの輝度データに
対して第1、第2、第3のメモリ領域を設け、アクセス
制御部をBフレームの上半画面を復号し、第1フィール
ドのデータを第1のメモリ領域に、第2フィールドのデ
ータを第2のメモリ領域に書き込み、次に、Bフレーム
の下半画面を復号し、第1フィールドのデータを第1の
メモリ領域に、第2フィールドのデータを第3のメモリ
領域に書き込み、同時に、第1フィールドの上半画面続
いて下半画面のデータを第1のメモリ領域から読みだ
し、第1フィールドの下半画面のデータ書き込みを上半
画面のデータ読み出しの終了した領域から順に行なうよ
うに制御し、次に、Bフレームの上半画面を再度復号
し、第3フィールドのデータを第2のメモリ領域に書き
込み、同時に、第2フィールドの上半画面のデータを第
2のメモリ領域から、続いて、下半画面のデータを第3
のメモリ領域から読みだし、第3フィールドの上半画面
のデータ書き込みを第2フィールドの上半画面のデータ
読み出しの終了した領域から順に行ない、次に、第3フ
ィールドの上半画面を第2のメモリ領域から、続いて、
下半画面のデータを第1のメモリ領域から読み出すよう
に構成する。
【0013】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は、本発明
による画像復号装置の第1の実施の形態の構成を示すブ
ロック図である。画像復号装置は、ビデオ復号器10及
びメモリ27をもつ。ビデオ復号器10はバッファ制御
部11、可変長復号部12、スキャン変換器13、逆量
子化器14、逆DCT部15、動き補償画像再生部1
6、メモリ27から表示データを読み込んで復号画像を
出力する表示制御部17及びメモリ27とのデータのア
クセスを制御するメモリ制御部18をもつ。メモリ27
は、バッファメモリ26、Iフレームメモリ28、Pフ
レームメモリ29及びBフレームメモリ30をもつ。I
フレームメモリ28には必ずしもIフレームが書き込ま
れる訳ではなく、Pフレームが書き込まれることもあ
り、逆に、Pフレームメモリには必ずしもPフレームが
書き込まれる訳ではなく、Iフレームが書き込まれるこ
ともあるが、便宜上28をIフレームメモリ、123を
Pフレームメモリと呼ぶ。フレームメモリ30は、輝度
データ用のメモリ領域BY1、BY2、BY3と色差デ
ータ用のメモリ領域BC1、BC2、BC3、BC4か
ら構成される。上記構成において、Bフレームメモリ及
びメモリ制御部18に設けられるBメモリアクセス制御
部を除いては、図5で説明した従来知られている一般的
構成、機能と実質的に同様であるので、上記復号装置の
動作について簡単に説明する。
【0014】入力データはバッファメモリ制御部11の
制御により、バッファメモリ26に蓄積される。バッフ
ァメモリ26から読み出されたデータは、可変長復号器
12によって、可変長復号される。全データが可変長符
号化されている訳ではないが、固定長符号もこの可変長
復号器12で復号されるものとする。次に、スキャン変
換器13によりデータの順序を並び変えた後、逆量子化
器14により逆量子化される。逆DCT部15により逆
離散コサイン変換される。動き補償画像再生部16で
は、フレーム間差分を受信した場合は、予め復号されて
いる参照データを予測フレームメモリ28又は29から
読み出し、受信データと加算した後、再生画像を予測フ
レームメモリ28、29又は30に書き込む。フレーム
内で符号化されたデータを受信した場合は、受信データ
をそのまま予測フレーム28又は29に書き込む。以上
のようにして再生画像が再生される。
【0015】上記画像復号装置における入力フレームと
表示レームのタイミングは、図7で述べたものと同じ
で、図示する例は、入力ストリーム順にIフレームI
2、BフレームB0、BフレームB1、PフレームP
5、BフレームB3、BフレームB4、PフレームP
8、BフレームB6、BフレームB7を復号する場合を
例示する。双方向予測を用いた符号を復号するときは、
入力ストリーム順と表示順は同じではなく、表示フレー
ムはB0,B1,I2,B3,B4,P5,B6,B
7,P8の順となる。図7には、P5の復号からB7の
復号まで、また、B1の表示からB6の表示までを示し
た。太い実線は復号の様子を、破線はインタレース表示
の様子を示す。Bフレームは復号後、Bフレームメモリ
30に格納され、再度読み出されて表示される。
【0016】図2は、図1のBフレームメモリアクセス
制御部19の構成を示す。Bフレームメモリ30の領域
BY1,BY2及びBY3の各メモリ領域のアクセス
は、それぞれの領域の先頭アドレスと、それに対するア
ドレスオフセットアドレス、第1フィールドか第2フィ
ールドかの識別信号、及び上半面か下半面かの識別信号
により制御される。アドレスオフセットは画面中のマク
ロブロックの位置すなわちマクロブロックアドレスにに
より決定されるが、その方法は任意である。
【0017】さらに詳しく述べると、第1フィールドの
書き込みは、BY1メモリの先頭アドレスとBY1メモ
リ内のアドレスオフセットを加算器20によって加算す
ることにより第1フィールドの書き込みアドレスを得
る。また、第2フィールドの書き込みは、上半画面か下
半画面の識別信号Sによって、上半画面のとき(S=
L)、BY2メモリの先頭アドレスを、下半画面のとき
(S=H)、BY3メモリの先頭アドレスを選択する選
択器21によって、先頭アドレスを選択し、その先頭ア
ドレスとBY2又はBY2メモリ内のアドレスオフセッ
トを加算器22で加算して、第2フィールドの書き込み
アドレスを得る。
【0018】表示時は、読み出しアドレスは、上半画面
か下半画面の識別信号Sによって、上半画面のとき(S
=L)、BY2メモリの先頭アドレスを、下半画面のと
き(S=H)、BY3メモリの先頭アドレスを選択する
選択器25によって選択された先頭アドレスとBY1メ
モリの先頭アドレスとが入力され、第1フィールドか第
2フィールドかの識別信号Sによって、第1フィールド
のとき(S=L)、BY1メモリの先頭アドレスを、第
2フィールドとき(S=H)、選択器25によって選択
された先頭アドレスを選択する選択器23と、選択器2
3で選択された先頭アドレスとBY2又はBY2メモリ
内のアドレスオフセットを加算器24で加算して、読出
しアドレスを得る。
【0019】図3は、Bフレームメモリ30の各領域の
アクセス動作を説明するためのタイミング図である。同
図の上部は、B3フレームを例に輝度データに対する復
号と表示の時間関係を示している。期間F1でB3フレ
ームの上半画面を復号し、第1フィールドのデータを第
1のメモリ領域BY1に、第2フィールドのデータを第
2のメモリ領域BY2に書き込む。
【0020】次の期間F2で、B3フレームの下半画面
を復号し、第1フィールドのデータを第1のメモリ領域
BY1に、第2フィールドのデータを第3のメモリ領域
BY3に書き込み、同時に、期間F2の前半で第1フィ
ールドの上半画面、続いて期間F2の後半で下半画面の
データを第1のメモリ領域BY1から読み出す。ここ
で、第1のメモリ領域BY1に対して、第1フィールド
の上半画面の読み出しと第1フィールドの下半画面の書
き込みが同時になされるが、下半画面の書き込みを上半
画面のデータ読み出しの終了した領域から順に行なうよ
うに制御する。すなわち、復号/書き込みが図2の並行
四辺形efghの内部で行なわれるように制御する。
【0021】次の期間F3で、B3フレームの第2フィ
ールドの上半画面を第2のメモリ領域BY2から、続い
て、B3フレームの第2フィールドの下半画面のデータ
を第3のメモリ領域BY3から読み出す。同時にB4フ
レームの上半画面の復号を行い、B4フレームの第1及
び第2フィールドの復号信号をそれぞれ第1メモリ領域
BY1及び第2メモリ領域BY2に書き込む。
【0022】さらに次の期間F4では、B4フレームの
下半画面の復号を行い、B4フレームの第1及び第2フ
ィールドの復号信号をそれぞれ第1メモリ領域BY1及
び第2メモリ領域BY3に書き込む。この期間F4に前
半及び後半に、第1メモリ領域BY1から第1フィール
ドの上半画面及び下半画面の表示のための読み出しを行
なう。
【0023】B3フレームの色差データに対する復号と
表示の動作は、図3に示す様に、B3フレームの上半画
面を復号し、第1フィールドのデータと第2フィールド
のデータを第1のメモリ領域BC1と第2のメモリ領域
BC2に書き込む。フレーム構造で符号化された色差デ
ータには、第1フィールドだけで用いられるデータと第
2フィールドだけで用いられるデータの分離ができない
ので、B3フレーム上半画面の色差データをBC1とB
C2に書き込むことになる。
【0024】次に、B3フレームの下半画面を復号し、
第1フィールドのデータと第2フィールドのデータを第
3のメモリ領域BC3と第4のメモリ領域BC4に書き
込む。同時に、第1フィールドの上半画面の色差データ
をBC1とBC2から読み出し、続いて下半画面の色差
データをBC3とBC4から読み出す。ここで、BC3
とBC4に対して、第1フィールドの下半画面の読み出
しと下半画面の書き込みが同時になされるが、下半画面
の書き込みを上半画面のデータ読み出しの終了した領域
から順に行なうように制御する。すなわち、復号/書き
込みが図2の並行四辺形efghの内部で行なわれるよ
うに制御する。
【0025】次に、第2フィールドの上半画面の色差デ
ータをBC1とBC2から読み出し、続いて下半画面の
色差データをBC3とBC4から読み出す。以上のよう
に、本実施例によれば、輝度データに対して3/4フレ
ームのメモリ容量で復号/表示ができる。
【0026】<実施の形態2>図4及び図5はそれぞれ
本発明による画像復号装置の第2の実施形態における復
号と表示のタイミングを説明する図及びBフレームの復
号と表示の詳細を説明する図である。なお、本実施形態
の装置構成は、図1に示したものと実質的に同じである
ので、省略する。本実施形態は、プルダウンの画像デー
タストリームに適用される。
【0027】図4に示す様に、B3フレームとP5フレ
ームは3フィールド期間表示される。第1フィールドと
第3フィールドは同一データが使われる。実施例では、
Bフレームに対する第3フィールド表示の前に上半画面
を再度復号する。図5は図4のB3フレームの復号と表
示のプルダウン動作を示す図である。輝度データの復号
/表示の動作は、以下の通りである。B3フレームの第
1フィールドの表示(期間F1,F2)までは、図3で
説明したものと同じ動作である。
【0028】次に、期間F3の前半は、第2フィールド
の上半画面を第2のメモリ領域BY2から、続いて、期
間F3の後半は、第2フィールドの下半画面のデータを
第3のメモリ領域BY3から読み出すが、このとき、B
3フレームの上半画面の復号を再度行ない、第2のメモ
リ領域BY2に書き込む。メモリ領域BY2への書き込
みは、第2フィールドの上半画面の読み出しが終了した
領域から、順に行う。続いて、第3フィールドの上半画
面輝度データをBY2から、続いて下半画面輝度データ
をBY1から読み出す。
【0029】色差データの復号/表示の動作は、以下の
通りである。第1フィールドの表示までは、第1の実施
例と同じ動作である。次に、第2フィールドの上半画面
を第1と第2のメモリ領域BC1、BC2から、続い
て、下半画面のデータを第3と第4のメモリ領域BC
3、BC4から読みだすが、このとき、B3フレームの
上半画面の復号を再度行ない、BC1、BC2に書き込
む。BC1、BC2への書き込みは、第2フィールドの
上半画面の読み出しが終了した領域から、順におこな
う。続いて、第3フィールドの上半画面輝度データをB
C1、BC2から、続いて下半画面輝度データをBC
3、BC4から読み出す。
【0030】
【発明の効果】従来の画像復号器では、Bフレームの復
号に1フレーム分のメモリを必要とするという欠点があ
ったが、本発明によれば、Bフレームの復号に必要とな
るメモリを従来のものに比較し3/4に減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像復号装置の第1の実施の形態
の構成を示すブロック成図
【図2】図1のメモリアクセス制御部の構成を示す図
【図3】本発明による画像復号装置の第1の実施形態に
おけるフレームメモリの各領域のアクセス動作を説明す
るためのタイミング図
【図4】本発明による画像復号装置の第2の実施形態に
おけるフレームの復号/表示を説明する図
【図5】本発明による画像復号装置の第2の実施形態に
おけるフレームメモリの各領域のアクセス動作を説明す
るためのタイミング図
【図6】従来の画像復号装置の一般的な構成を示すブロ
ック構成図
【図7】従来の画像復号装置のフレームの復号と表示を
プルダウン時の復号、表示タイミングを説明する図
【図8】従来の画像復号装置のプルダウン時の復号、表
示タイミングを説明する図
【符号の説明】
10、38:画像(ビデオ)復号器、 11、31:バッファ制御部、 12、32:可変長復号器、 13、33:スキャン変換器、 14、34:逆量子化器、 15、35:逆DCT部、 16、36:動き補償、画像再生部、 17、37:表示制御部、 18、39:メモリ制御部、 19、Bメモリアクセス制御部: 20、22、24:加算器 21、23、25:選択器 27、40:メモリ、 26、41:バッファメモリ、 28、29、30、42、43、44:フレームメモ
リ、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時間的に前後双方のフレームを用いて中間
    の双方向予測フレームを符号した信号を含む画像データ
    を復号する装置において、双方向予測フレームの復号信
    号を蓄積するフレームメモリをフィールド毎にメモリ領
    域を設け、フィールド内で複数の領域を設定し、メモリ
    制御部に表示の終了したメモリ領域に再生した画像デー
    タを書き込むメモリアクセス制御部を設けて構成したこ
    とを特徴とする画像復号装置。
  2. 【請求項2】上記複数の領域は第1、第2、第3のメモ
    リ領域からなり、上記アクセス制御部が上記双方向予測
    フレームの画像の上半画面を復号し、第1フィールドの
    データを第1のメモリ領域に、第2フィールドのデータ
    を第2のメモリ領域に書き込み、次に、上記双方向予測
    フレームの下半画面を復号し、第1フィールドのデータ
    を第1のメモリ領域に、第2フィールドのデータを第3
    のメモリ領域に書き込み、第1フィールドの上半画面続
    いて下半画面のデータを第1のメモリ領域から読み出
    し、第1フィールドの下半画面のデータ書き込みを上半
    画面のデータ読み出しの終了した領域から順に行なうよ
    うに制御し、次に、第2フィールドの上半画面を第2の
    メモリ領域から、続いて、下半画面のデータを第3のメ
    モリ領域から読み出すように構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の画像復号装置。
  3. 【請求項3】上記アクセス制御部は第1フィールドの書
    き込みアドレス発生部と、第2フィールドの書き込みア
    ドレス発生部と、読み出しアドレス発生部とをもち、上
    記第1フィールドの書き込みアドレス発生部が上記第1
    のメモリ領域の先頭アドレスと上記第1のメモリ領域内
    のアドレスオフセットを加算する手段で構成され、第2
    フィールドの書き込みアドレス発生部が、上半画面か下
    半画面の識別信号によって上記第2のメモリ領域の先頭
    アドレスか上記第3のメモリ領域の先頭アドレスの1つ
    を選択し、選択された先頭アドレスと選択されたメモリ
    領域内のアドレスオフセットを加算する手段で構成さ
    れ、上記読み出しアドレス発生部が上半画面か下半画面
    の識別信号によって上記第2のメモリ領域の先頭アドレ
    スか上記第3のメモリ領域の先頭アドレスの1つを選択
    し、第1フィールドか第2フィールドかの識別信号によ
    って、第1フィールドのときは上記第1のメモリ領域の
    先頭アドレスを、第2フィールドのときは上記選択され
    た第2又は第3のメモリ領域の先頭アドレスを選択し、
    選択されたメモリ領域の先頭アドレスと第2又は第3の
    メモリ領域内のアドレスオフセットを加算する手段で構
    成されたこ特徴とする請求項1記載の画像復号装置。
  4. 【請求項4】上記複数の領域は第1、第2、第3のメモ
    リ領域からなり、上記アクセス制御部が上記双方向予測
    フレームの上半画面を復号し、第1フィールドのデータ
    を第1のメモリ領域に、第2フィールドのデータを第2
    のメモリ領域に書き込み、次に、双方向予測フレームの
    下半画面を復号し、第1フィールドのデータを第1のメ
    モリ領域に、第2フィールドのデータを第3のメモリ領
    域に書き込み、第1フィールドの上半画面続いて下半画
    面のデータを第1のメモリ領域から読み出し、第1フィ
    ールドの下半画面のデータ書き込みを上半画面のデータ
    読み出しの終了した領域から順に行い、次に、上記双方
    向予測フレームの画像の上半画面を再度復号し、第1フ
    ィールドと同一の第3フィールドのデータを第2のメモ
    リ領域に書き込み、第2フィールドの上半画面のデータ
    を第2のメモリ領域から、続いて、下半画面のデータを
    第3のメモリ領域から読みだし、第3フィールドの上半
    画面のデータ書き込みを第2フィールドの上半画面のデ
    ータ読み出しの終了した領域から順に行い、次に、第3
    フィールドの上半画面を第2のメモリ領域から、続い
    て、下半画面のデータを第1のメモリ領域から読み出
    し、上記双方向予測フレームの画像を3フィールド期間
    表示するように構成されたことを特徴とする請求項1記
    載の画像復号装置。
JP35676397A 1997-12-25 1997-12-25 画像復号装置 Pending JPH11191888A (ja)

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