JPH11191853A - 映像信号処理プロセッサ - Google Patents
映像信号処理プロセッサInfo
- Publication number
- JPH11191853A JPH11191853A JP9358529A JP35852997A JPH11191853A JP H11191853 A JPH11191853 A JP H11191853A JP 9358529 A JP9358529 A JP 9358529A JP 35852997 A JP35852997 A JP 35852997A JP H11191853 A JPH11191853 A JP H11191853A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video data
- video
- video signal
- pluralities
- processed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 全体としてコストを低減した映像信号処理プ
ロセッサを提供する。 【解決手段】 映像信号処理プロセッサ1は、直列−並
列変換器16と演算器12と並列−直列変換器17とを
含む。直列−並列変換器16は、1水平走査線に含まれ
る複数の有効画素に対応する複数の映像データを入力映
像信号S1として受け取り、その複数の映像データを複
数の映像データ組に変換する。その複数の映像データ組
のそれぞれは少なくとも2つの映像データを含む。演算
器12は、その複数の映像データ組を処理し、処理され
た複数の映像データ組を出力する。並列−直列変換器1
7は、処理された複数の映像データ組を1水平走査線に
含まれる複数の有効画素に対応する処理された複数の映
像データに変換し、その処理された複数の映像データを
出力映像信号S2として出力する。
ロセッサを提供する。 【解決手段】 映像信号処理プロセッサ1は、直列−並
列変換器16と演算器12と並列−直列変換器17とを
含む。直列−並列変換器16は、1水平走査線に含まれ
る複数の有効画素に対応する複数の映像データを入力映
像信号S1として受け取り、その複数の映像データを複
数の映像データ組に変換する。その複数の映像データ組
のそれぞれは少なくとも2つの映像データを含む。演算
器12は、その複数の映像データ組を処理し、処理され
た複数の映像データ組を出力する。並列−直列変換器1
7は、処理された複数の映像データ組を1水平走査線に
含まれる複数の有効画素に対応する処理された複数の映
像データに変換し、その処理された複数の映像データを
出力映像信号S2として出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号処理を行
なう映像信号処理プロセッサに関する。
なう映像信号処理プロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル放送の開始、あるい
は、放送の高画質化などにより、テレビジョン受信機な
どに内蔵する映像信号処理回路には、様々なフォーマッ
トの映像信号を処理する機能が求められるようになって
きている。また、映像信号処理回路には、2画面表示や
マルチ画面表示のように、より多くの情報を同時に表示
可能とする機能も求められるようになってきている。こ
のような背景にあって、映像信号処理回路にはSIMD
型の映像信号処理プロセッサが使用されるようになって
きている。
は、放送の高画質化などにより、テレビジョン受信機な
どに内蔵する映像信号処理回路には、様々なフォーマッ
トの映像信号を処理する機能が求められるようになって
きている。また、映像信号処理回路には、2画面表示や
マルチ画面表示のように、より多くの情報を同時に表示
可能とする機能も求められるようになってきている。こ
のような背景にあって、映像信号処理回路にはSIMD
型の映像信号処理プロセッサが使用されるようになって
きている。
【0003】SIMD型の映像信号処理プロセッサは、
水平走査線単位で映像信号を処理する。SIMD型の映
像信号処理プロセッサは、N個のプロセッサ素子PE1
〜PENを含んでいる。ここで、Nは、1水平走査線に
含まれる有効画素の数以上の整数である。N個のプロセ
ッサ素子PE1〜PENのそれぞれは、1水平走査線に含
まれる1画素に対応する映像データを処理する。
水平走査線単位で映像信号を処理する。SIMD型の映
像信号処理プロセッサは、N個のプロセッサ素子PE1
〜PENを含んでいる。ここで、Nは、1水平走査線に
含まれる有効画素の数以上の整数である。N個のプロセ
ッサ素子PE1〜PENのそれぞれは、1水平走査線に含
まれる1画素に対応する映像データを処理する。
【0004】図6は、従来の映像信号処理プロセッサ1
00の構成を示す。映像信号処理プロセッサ100は、
データ入力レジスタ101と、演算器102と、データ
出力レジスタ105とを含んでいる。
00の構成を示す。映像信号処理プロセッサ100は、
データ入力レジスタ101と、演算器102と、データ
出力レジスタ105とを含んでいる。
【0005】データ入力レジスタ101は、シリアルに
入力される複数の映像データをパラレルに出力する。デ
ータ入力レジスタ101は、sビットの幅とNワードの
深さとを有している。データ入力レジスタ101のビッ
ト幅sは一般的に処理対象となる映像信号のビット幅よ
りも大きい。これは、例えば、現在の輝度信号と1フィ
ールド遅延した輝度信号とをデータ入力レジスタ101
に同時に入力しなければならない場合があるからであ
る。
入力される複数の映像データをパラレルに出力する。デ
ータ入力レジスタ101は、sビットの幅とNワードの
深さとを有している。データ入力レジスタ101のビッ
ト幅sは一般的に処理対象となる映像信号のビット幅よ
りも大きい。これは、例えば、現在の輝度信号と1フィ
ールド遅延した輝度信号とをデータ入力レジスタ101
に同時に入力しなければならない場合があるからであ
る。
【0006】演算器102は、データ入力レジスタ10
1から並列に出力される複数の映像データに対して所定
の演算を行う。演算器102は、N個のプロセッサ素子
PE1〜PENを含んでいる。プロセッサ素子PE1〜P
ENのそれぞれは、入力データや演算結果を保持する小
容量メモリ103と、所定の信号処理演算を行う演算器
104とを含んでいる。
1から並列に出力される複数の映像データに対して所定
の演算を行う。演算器102は、N個のプロセッサ素子
PE1〜PENを含んでいる。プロセッサ素子PE1〜P
ENのそれぞれは、入力データや演算結果を保持する小
容量メモリ103と、所定の信号処理演算を行う演算器
104とを含んでいる。
【0007】データ出力レジスタ105は、演算器10
2によって処理された複数の映像データをシリアルに出
力する。データ出力レジスタ105は、tビットの幅と
Nワードの深さとを有している。データ出力レジスタ1
05のビット幅tも一般的に処理対象となる映像信号の
ビット幅よりも大きい。これは、例えば、出力映像信号
と1フィールド遅延した動きに関するデータとをデータ
出力レジスタ105から同時に出力しなければならない
場合があるからである。
2によって処理された複数の映像データをシリアルに出
力する。データ出力レジスタ105は、tビットの幅と
Nワードの深さとを有している。データ出力レジスタ1
05のビット幅tも一般的に処理対象となる映像信号の
ビット幅よりも大きい。これは、例えば、出力映像信号
と1フィールド遅延した動きに関するデータとをデータ
出力レジスタ105から同時に出力しなければならない
場合があるからである。
【0008】以下、映像信号に含まれる水平方向の高域
周波数成分を除去する処理(すなわち、映像信号に対し
て低域通過フィルタを水平方向にかける処理(以下、L
PF処理という))を例にとり、映像信号処理プロセッ
サ100の動作を説明する。
周波数成分を除去する処理(すなわち、映像信号に対し
て低域通過フィルタを水平方向にかける処理(以下、L
PF処理という))を例にとり、映像信号処理プロセッ
サ100の動作を説明する。
【0009】図7(a)〜(d)は、LPF処理におけ
るデータ入力レジスタ101、演算器102およびデー
タ出力レジスタ105の動作を示す。図7(a)〜
(d)において横軸は時間を示す。
るデータ入力レジスタ101、演算器102およびデー
タ出力レジスタ105の動作を示す。図7(a)〜
(d)において横軸は時間を示す。
【0010】映像信号処理プロセッサ100は、水平同
期信号に従って動作する。水平同期信号は、図7(a)
に示されるように、水平ブランキング期間と有効映像期
間とを定義する。
期信号に従って動作する。水平同期信号は、図7(a)
に示されるように、水平ブランキング期間と有効映像期
間とを定義する。
【0011】有効映像期間Piにおいて、1水平走査線
に含まれる複数の有効画素に対応する複数の映像データ
が、データ入力レジスタ101にシリアルに入力される
(図7(b))。例えば、1水平走査線は、i番目の水
平走査線であり得る。以下、i番目の水平走査線をiラ
インという。ここで、iは任意の整数である。
に含まれる複数の有効画素に対応する複数の映像データ
が、データ入力レジスタ101にシリアルに入力される
(図7(b))。例えば、1水平走査線は、i番目の水
平走査線であり得る。以下、i番目の水平走査線をiラ
インという。ここで、iは任意の整数である。
【0012】有効映像期間Piに続く水平ブランキング
期間Biにおいて、データ入力レジスタ101に入力さ
れたiラインに対応する複数の映像データが、演算器1
02にパラレルに転送される(図7(b))。
期間Biにおいて、データ入力レジスタ101に入力さ
れたiラインに対応する複数の映像データが、演算器1
02にパラレルに転送される(図7(b))。
【0013】水平ブランキング期間Biに続く有効映像
期間Pi+1において、iラインに対応する複数の映像デ
ータに対してLPF処理が行われる(図7(c))。
期間Pi+1において、iラインに対応する複数の映像デ
ータに対してLPF処理が行われる(図7(c))。
【0014】映像信号期間Pi+1に続く水平ブランキン
グ期間Bi+1において、iラインに対応するLPF処理
された複数の映像データが、データ出力レジスタ105
にパラレルに転送される(図7(d))。
グ期間Bi+1において、iラインに対応するLPF処理
された複数の映像データが、データ出力レジスタ105
にパラレルに転送される(図7(d))。
【0015】水平ブランキング期間Bi+1に続く有効映
像期間Pi+2(図7には示されていない)において、i
ラインに対応するLPF処理された複数の映像データ
が、データ出力レジスタ105からシリアルに出力され
る。
像期間Pi+2(図7には示されていない)において、i
ラインに対応するLPF処理された複数の映像データ
が、データ出力レジスタ105からシリアルに出力され
る。
【0016】(i−1)ラインに対応する複数の映像デ
ータや、(i+1)ラインに対応する複数の映像データ
に対しても、同様の処理がなされる。
ータや、(i+1)ラインに対応する複数の映像データ
に対しても、同様の処理がなされる。
【0017】図8は、演算器102によって実行される
LPF処理を模式的に示す。図8に示される例では、演
算器102は、iラインに対応する映像データDj-2、
Dj-1、Dj、Dj+1、Dj+2に対してLPF処理を行い、
iラインに対応するLPF処理された映像データD’
j-2、D’j-1、D’j、D’j+1、D’j+2を出力する。
LPF処理を模式的に示す。図8に示される例では、演
算器102は、iラインに対応する映像データDj-2、
Dj-1、Dj、Dj+1、Dj+2に対してLPF処理を行い、
iラインに対応するLPF処理された映像データD’
j-2、D’j-1、D’j、D’j+1、D’j+2を出力する。
【0018】LPF処理された映像データD’jは、
(数1)に従って計算される。
(数1)に従って計算される。
【0019】
【数1】 D’j=1/4・Dj-1+1/2・Dj+1/4・Dj+1 (数1)の計算は、プロセッサ素子PEjによって実行
される。(数1)の計算と同様の計算が、プロセッサ素
子PEj-2、PEj-1、PEj+1、PEj+2のそれぞれによ
って実行される。プロセッサ素子PEj-2、PEj-1、P
Ej、PEj+1、PEj+2のそれぞれにおいて実行される
LPF処理の回数は、1ラインについて1回のみであ
る。このようにして、iラインに対応するLPF処理さ
れた映像データD’j-2、D’j-1、D’j、D’j+1、
D’j+2が得られる。
される。(数1)の計算と同様の計算が、プロセッサ素
子PEj-2、PEj-1、PEj+1、PEj+2のそれぞれによ
って実行される。プロセッサ素子PEj-2、PEj-1、P
Ej、PEj+1、PEj+2のそれぞれにおいて実行される
LPF処理の回数は、1ラインについて1回のみであ
る。このようにして、iラインに対応するLPF処理さ
れた映像データD’j-2、D’j-1、D’j、D’j+1、
D’j+2が得られる。
【0020】上述したように、1水平走査線に含まれる
複数の有効画素の数以上の数のプロセッサ素子を含む映
像信号処理プロセッサを用いて、1水平走査線に対応す
る複数の映像データを処理することができる。
複数の有効画素の数以上の数のプロセッサ素子を含む映
像信号処理プロセッサを用いて、1水平走査線に対応す
る複数の映像データを処理することができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】テレビジョン受信機な
どの映像機器をさらに普及させるためには、映像信号処
理プロセッサの高機能化とともに、映像信号処理プロセ
ッサのコストをさらに低減することが必須である。
どの映像機器をさらに普及させるためには、映像信号処
理プロセッサの高機能化とともに、映像信号処理プロセ
ッサのコストをさらに低減することが必須である。
【0022】しかし、上述した従来の映像信号処理プロ
セッサでは、映像信号処理プロセッサに含まれるプロセ
ッサ素子の数が1水平走査線に含まれる有効画素の数よ
り少ない場合には、それらの有効画素に対応する映像デ
ータを処理することができない。このため、1水平走査
線に含まれる有効画素の数が増加するにつれて、映像信
号処理プロセッサに含まれるプロセッサ素子の数を増加
させなければならないという問題点があった。このこと
は、高精細な映像信号を処理する場合において映像信号
処理プロセッサのコストを増大させる原因となる。
セッサでは、映像信号処理プロセッサに含まれるプロセ
ッサ素子の数が1水平走査線に含まれる有効画素の数よ
り少ない場合には、それらの有効画素に対応する映像デ
ータを処理することができない。このため、1水平走査
線に含まれる有効画素の数が増加するにつれて、映像信
号処理プロセッサに含まれるプロセッサ素子の数を増加
させなければならないという問題点があった。このこと
は、高精細な映像信号を処理する場合において映像信号
処理プロセッサのコストを増大させる原因となる。
【0023】本発明は、全体としてコストを低減した映
像信号処理プロセッサを提供することを目的とする。
像信号処理プロセッサを提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の映像信号処理プ
ロセッサは、1走査線に含まれる複数の有効画素に対応
する複数の映像データを入力映像信号として受け取り、
前記複数の映像データを複数の映像データ組に変換する
第1変換器であって、前記複数の映像データ組のそれぞ
れは少なくとも2つの映像データを含む、第1変換器
と、前記複数の映像データ組を処理し、処理された複数
の映像データ組を出力する演算器と、前記処理された複
数の映像データ組を1走査線に含まれる複数の有効画素
に対応する処理された複数の映像データに変換し、前記
処理された複数の映像データを出力映像信号として出力
する第2変換器とを備えており、これにより、上記目的
が達成される。
ロセッサは、1走査線に含まれる複数の有効画素に対応
する複数の映像データを入力映像信号として受け取り、
前記複数の映像データを複数の映像データ組に変換する
第1変換器であって、前記複数の映像データ組のそれぞ
れは少なくとも2つの映像データを含む、第1変換器
と、前記複数の映像データ組を処理し、処理された複数
の映像データ組を出力する演算器と、前記処理された複
数の映像データ組を1走査線に含まれる複数の有効画素
に対応する処理された複数の映像データに変換し、前記
処理された複数の映像データを出力映像信号として出力
する第2変換器とを備えており、これにより、上記目的
が達成される。
【0025】前記演算器は、複数のプロセッサ素子を含
んでおり、前記複数のプロセッサ素子のそれぞれは、前
記映像データ組に含まれる少なくとも2つの映像データ
を処理してもよい。
んでおり、前記複数のプロセッサ素子のそれぞれは、前
記映像データ組に含まれる少なくとも2つの映像データ
を処理してもよい。
【0026】本発明の映像信号処理プロセッサによれ
ば、1走査線に含まれる複数の有効画素に対応する複数
の映像データが複数の映像データ組に変換される。複数
の映像データ組のそれぞれは、少なくとも2つの映像デ
ータを含む。複数の映像データ組が処理され、処理され
た複数の映像データ組が複数の映像データに変換され
る。このように、少なくとも2つの映像データを含む映
像データ組を単位として処理を行うことにより、演算器
に必要な素子数を低減することができる。その結果、映
像信号処理プロセッサ全体のコストを低減することがで
きる。
ば、1走査線に含まれる複数の有効画素に対応する複数
の映像データが複数の映像データ組に変換される。複数
の映像データ組のそれぞれは、少なくとも2つの映像デ
ータを含む。複数の映像データ組が処理され、処理され
た複数の映像データ組が複数の映像データに変換され
る。このように、少なくとも2つの映像データを含む映
像データ組を単位として処理を行うことにより、演算器
に必要な素子数を低減することができる。その結果、映
像信号処理プロセッサ全体のコストを低減することがで
きる。
【0027】また、演算器に含まれる複数のプロセッサ
素子のそれぞれが映像データ組に含まれる少なくとも2
つの映像データを処理することにより、演算器に含まれ
るプロセッサ素子の数を1走査線に含まれる有効画素の
数より少なくすることができる。例えば、映像データ組
がn個の映像データを含む場合には、演算器に含まれる
プロセッサ素子の数は1走査線に含まれる有効画素の数
の1/nで足りる。このように、1走査線を処理するの
に必要なプロセッサ素子の数を削減することにより、映
像信号処理プロセッサ全体のコストを低減することがで
きる。
素子のそれぞれが映像データ組に含まれる少なくとも2
つの映像データを処理することにより、演算器に含まれ
るプロセッサ素子の数を1走査線に含まれる有効画素の
数より少なくすることができる。例えば、映像データ組
がn個の映像データを含む場合には、演算器に含まれる
プロセッサ素子の数は1走査線に含まれる有効画素の数
の1/nで足りる。このように、1走査線を処理するの
に必要なプロセッサ素子の数を削減することにより、映
像信号処理プロセッサ全体のコストを低減することがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0029】図1は、本発明の実施の形態の映像信号処
理プロセッサ1の構成を示す。映像信号処理プロセッサ
1は、直列−並列変換器16と、データ入力レジスタ1
1と、演算器12と、データ出力レジスタ15と、並列
−直列変換器17とを含んでいる。
理プロセッサ1の構成を示す。映像信号処理プロセッサ
1は、直列−並列変換器16と、データ入力レジスタ1
1と、演算器12と、データ出力レジスタ15と、並列
−直列変換器17とを含んでいる。
【0030】直列−並列変換器16には、1水平走査線
に含まれる複数の有効画素に対応する複数の映像データ
が入力映像信号S1としてシリアルに入力される。直列
−並列変換器16は、複数の映像データを複数の映像デ
ータ組に変換する。例えば、直列−並列変換器16は、
複数の映像データのうち、現在の映像データとフリップ
フロップ(図1ではFFと略記されている)によって映
像クロックの1周期だけ遅延した映像データとを連結す
ることによって、映像データ組を生成する。この場合、
映像データのビット幅が8ビットである場合には、映像
データ組のビット幅は16(=8×2)ビットである。
映像データ組に含まれる現在の映像データと映像クロッ
クの1周期だけ遅延した映像データとは、データ入力レ
ジスタ11にパラレルに入力される。複数の映像データ
組のそれぞれは、映像信号S3としてデータ入力レジス
タ11にシリアルに入力される。
に含まれる複数の有効画素に対応する複数の映像データ
が入力映像信号S1としてシリアルに入力される。直列
−並列変換器16は、複数の映像データを複数の映像デ
ータ組に変換する。例えば、直列−並列変換器16は、
複数の映像データのうち、現在の映像データとフリップ
フロップ(図1ではFFと略記されている)によって映
像クロックの1周期だけ遅延した映像データとを連結す
ることによって、映像データ組を生成する。この場合、
映像データのビット幅が8ビットである場合には、映像
データ組のビット幅は16(=8×2)ビットである。
映像データ組に含まれる現在の映像データと映像クロッ
クの1周期だけ遅延した映像データとは、データ入力レ
ジスタ11にパラレルに入力される。複数の映像データ
組のそれぞれは、映像信号S3としてデータ入力レジス
タ11にシリアルに入力される。
【0031】データ入力レジスタ11は、シリアルに入
力される複数の映像データ組をパラレルに出力する。デ
ータ入力レジスタ11は、sビットの幅とNワードの深
さとを有している。データ入力レジスタ11のビット幅
sは、映像データのビット幅のn倍以上であることが必
要である。映像データ組のビット幅が映像データのビッ
ト幅のn倍であるからである。ここで、nは、映像デー
タ組に含まれる映像データの数を表す2以上の整数であ
る。nは、複数の映像データを並列に展開する場合の並
列度とも呼ばれる。
力される複数の映像データ組をパラレルに出力する。デ
ータ入力レジスタ11は、sビットの幅とNワードの深
さとを有している。データ入力レジスタ11のビット幅
sは、映像データのビット幅のn倍以上であることが必
要である。映像データ組のビット幅が映像データのビッ
ト幅のn倍であるからである。ここで、nは、映像デー
タ組に含まれる映像データの数を表す2以上の整数であ
る。nは、複数の映像データを並列に展開する場合の並
列度とも呼ばれる。
【0032】演算器12は、データ入力レジスタ11か
らパラレルに出力される複数の映像データ組に対して所
定の演算を行う。演算器12は、N個のプロセッサ素子
PE1〜PENを含んでいる。プロセッサ素子PE1〜P
ENのそれぞれは、入力データや演算結果を保持する小
容量メモリ13と、所定の信号処理演算を行う演算器1
4とを含んでいる。
らパラレルに出力される複数の映像データ組に対して所
定の演算を行う。演算器12は、N個のプロセッサ素子
PE1〜PENを含んでいる。プロセッサ素子PE1〜P
ENのそれぞれは、入力データや演算結果を保持する小
容量メモリ13と、所定の信号処理演算を行う演算器1
4とを含んでいる。
【0033】データ出力レジスタ15は、演算器12に
よって処理された複数の映像データ組をシリアルに出力
する。データ出力レジスタ15は、tビットの幅とNワ
ードの深さとを有している。データ出力レジスタ15の
ビット幅tは、映像データのビット幅のn倍以上である
ことが必要である。映像データ組のビット幅が映像デー
タのビット幅のn倍であるからである。ここで、nは、
映像データ組に含まれる映像データの数を表す2以上の
整数である。
よって処理された複数の映像データ組をシリアルに出力
する。データ出力レジスタ15は、tビットの幅とNワ
ードの深さとを有している。データ出力レジスタ15の
ビット幅tは、映像データのビット幅のn倍以上である
ことが必要である。映像データ組のビット幅が映像デー
タのビット幅のn倍であるからである。ここで、nは、
映像データ組に含まれる映像データの数を表す2以上の
整数である。
【0034】並列−直列変換器17は、データ出力レジ
スタ15からシリアルに出力される複数の映像データ組
を映像信号S4として受け取り、複数の映像データ組を
複数の映像データに変換する。例えば、並列−直列変換
器17は、複数の映像データ組のそれぞれに含まれる現
在の映像データと映像クロックの1周期だけ遅延した映
像データとを交互に選択することによって、複数の映像
データ組を複数の映像データに変換する。複数の映像デ
ータは、出力映像信号S2としてシリアルに出力され
る。
スタ15からシリアルに出力される複数の映像データ組
を映像信号S4として受け取り、複数の映像データ組を
複数の映像データに変換する。例えば、並列−直列変換
器17は、複数の映像データ組のそれぞれに含まれる現
在の映像データと映像クロックの1周期だけ遅延した映
像データとを交互に選択することによって、複数の映像
データ組を複数の映像データに変換する。複数の映像デ
ータは、出力映像信号S2としてシリアルに出力され
る。
【0035】以下、LPF処理を例にとり、映像信号処
理プロセッサ1の動作を説明する。
理プロセッサ1の動作を説明する。
【0036】図2(a)〜(d)は、LPF処理におけ
るデータ入力レジスタ11、演算器12およびデータ出
力レジスタ15の動作を示す。図2(a)〜(d)にお
いて横軸は時間を示す。
るデータ入力レジスタ11、演算器12およびデータ出
力レジスタ15の動作を示す。図2(a)〜(d)にお
いて横軸は時間を示す。
【0037】映像信号処理プロセッサ1は、水平同期信
号に従って動作する。水平同期信号は、図2(a)に示
されるように、水平ブランキング期間と有効映像期間と
を定義する。
号に従って動作する。水平同期信号は、図2(a)に示
されるように、水平ブランキング期間と有効映像期間と
を定義する。
【0038】有効映像期間Piにおいて、1水平走査線
に対応する複数の映像データ組が、データ入力レジスタ
11にシリアルに入力される(図2(b))。例えば、
1水平走査線は、i番目の水平走査線であり得る。以
下、i番目の水平走査線をiラインという。ここで、i
は任意の整数である。
に対応する複数の映像データ組が、データ入力レジスタ
11にシリアルに入力される(図2(b))。例えば、
1水平走査線は、i番目の水平走査線であり得る。以
下、i番目の水平走査線をiラインという。ここで、i
は任意の整数である。
【0039】有効映像期間Piに続く水平ブランキング
期間Biにおいて、データ入力レジスタ11に入力され
たiラインに対応する複数の映像データ組が、演算器1
2にパラレルに転送される(図2(b))。
期間Biにおいて、データ入力レジスタ11に入力され
たiラインに対応する複数の映像データ組が、演算器1
2にパラレルに転送される(図2(b))。
【0040】水平ブランキング期間Biに続く有効映像
期間Pi+1において、iラインに対応する複数の映像デ
ータ組に対してLPF処理が行われる(図2(c))。
期間Pi+1において、iラインに対応する複数の映像デ
ータ組に対してLPF処理が行われる(図2(c))。
【0041】映像信号期間Pi+1に続く水平ブランキン
グ期間Bi+1において、iラインに対応するLPF処理
された複数の映像データ組が、データ出力レジスタ15
にパラレルに転送される(図2(d))。
グ期間Bi+1において、iラインに対応するLPF処理
された複数の映像データ組が、データ出力レジスタ15
にパラレルに転送される(図2(d))。
【0042】水平ブランキング期間Bi+1に続く有効映
像期間Pi+2(図2には示されていない)において、i
ラインに対応するLPF処理された複数の映像データ組
が、データ出力レジスタ15からシリアルに出力され
る。
像期間Pi+2(図2には示されていない)において、i
ラインに対応するLPF処理された複数の映像データ組
が、データ出力レジスタ15からシリアルに出力され
る。
【0043】(i−1)ラインに対応する複数の映像デ
ータ組や、(i+1)ラインに対応する複数の映像デー
タ組に対しても、同様の処理がなされる。
ータ組や、(i+1)ラインに対応する複数の映像デー
タ組に対しても、同様の処理がなされる。
【0044】図3(a)〜(e)は、直列−並列変換器
16およびデータ入力レジスタ11の動作を示す。
16およびデータ入力レジスタ11の動作を示す。
【0045】直列−並列変換器16は、映像クロックに
従って動作する。映像クロックの波形が図3(a)に示
されている。
従って動作する。映像クロックの波形が図3(a)に示
されている。
【0046】直列−並列変換器16には、1水平走査線
に含まれる複数の有効画素に対応する複数の映像データ
Dj(jは0以上の整数)が入力映像信号S1としてシ
リアルに入力される。入力映像信号S1の波形が図3
(b)に示されている。
に含まれる複数の有効画素に対応する複数の映像データ
Dj(jは0以上の整数)が入力映像信号S1としてシ
リアルに入力される。入力映像信号S1の波形が図3
(b)に示されている。
【0047】直列−並列変換器16は、現在の映像デー
タD2j+1とフリップフロップ(図1ではFFと略記され
ている)によって映像クロックの1周期だけ遅延した映
像データD2jとを連結することによって、映像データ組
(D2j,D2j+1)を生成する。例えば、映像データD
2j+1のビット幅が8ビットである場合には、映像データ
組(D2j,D2j+1)のビット幅は16(=8×2)ビッ
トである。映像データ組(D2j,D2j+1)に含まれる現
在の映像データD2j+1と映像クロックの1周期だけ遅延
した映像データD2jとは、データ入力レジスタ11にパ
ラレルに入力される。複数の映像データ組(D2j,D
2j+1)のそれぞれは、映像信号S3としてデータ入力レ
ジスタ11にシリアルに入力される。映像信号S3の波
形が図3(c)に示されている。
タD2j+1とフリップフロップ(図1ではFFと略記され
ている)によって映像クロックの1周期だけ遅延した映
像データD2jとを連結することによって、映像データ組
(D2j,D2j+1)を生成する。例えば、映像データD
2j+1のビット幅が8ビットである場合には、映像データ
組(D2j,D2j+1)のビット幅は16(=8×2)ビッ
トである。映像データ組(D2j,D2j+1)に含まれる現
在の映像データD2j+1と映像クロックの1周期だけ遅延
した映像データD2jとは、データ入力レジスタ11にパ
ラレルに入力される。複数の映像データ組(D2j,D
2j+1)のそれぞれは、映像信号S3としてデータ入力レ
ジスタ11にシリアルに入力される。映像信号S3の波
形が図3(c)に示されている。
【0048】データ入力レジスタ11は、書き込みイネ
ーブル信号WEに従って、映像信号S3のデータ入力レ
ジスタ11への書き込みを制御する。すなわち、データ
入力レジスタ11は、書き込みイネーブル信号WEがハ
イレベルである場合には映像信号S3をデータ入力レジ
スタ11に書き込むことを許可し、書き込みイネーブル
信号WEがローレベルである場合には映像信号S3をデ
ータ入力レジスタ11に書き込むことを禁止する。書き
込みイネーブル信号WEの波形が図3(d)に示されて
いる。
ーブル信号WEに従って、映像信号S3のデータ入力レ
ジスタ11への書き込みを制御する。すなわち、データ
入力レジスタ11は、書き込みイネーブル信号WEがハ
イレベルである場合には映像信号S3をデータ入力レジ
スタ11に書き込むことを許可し、書き込みイネーブル
信号WEがローレベルである場合には映像信号S3をデ
ータ入力レジスタ11に書き込むことを禁止する。書き
込みイネーブル信号WEの波形が図3(d)に示されて
いる。
【0049】図3(d)に示される波形を有する書き込
みイネーブル信号WEを使用することによって、書き込
みイネーブル信号WEの1周期ごとに映像信号S3がデ
ータ入力レジスタ11に書き込まれる。このようにし
て、映像データ組(D2j,D2j+1)に含まれる映像デー
タD2jと映像データD2j+1とは、データ入力レジスタ1
1にパラレルに入力される(図3(e))。
みイネーブル信号WEを使用することによって、書き込
みイネーブル信号WEの1周期ごとに映像信号S3がデ
ータ入力レジスタ11に書き込まれる。このようにし
て、映像データ組(D2j,D2j+1)に含まれる映像デー
タD2jと映像データD2j+1とは、データ入力レジスタ1
1にパラレルに入力される(図3(e))。
【0050】図4は、演算器12によって実行されるL
PF処理を模式的に示す。図4に示される例では、演算
器12は、iラインに対応する映像データD2j-2、D
2j-1、D2j、D2j+1、D2j+2、D2j+3に対してLPF処
理を行い、iラインに対応するLPF処理された映像デ
ータD’2j-2、D’2j-1、D’2j、D’2j+1、
D’2j+2、D’2j+3を出力する。
PF処理を模式的に示す。図4に示される例では、演算
器12は、iラインに対応する映像データD2j-2、D
2j-1、D2j、D2j+1、D2j+2、D2j+3に対してLPF処
理を行い、iラインに対応するLPF処理された映像デ
ータD’2j-2、D’2j-1、D’2j、D’2j+1、
D’2j+2、D’2j+3を出力する。
【0051】LPF処理された映像データD’2jは、
(数2)に従って計算される。また、LPF処理された
映像データD’2j+1は、(数3)に従って計算される。
(数2)に従って計算される。また、LPF処理された
映像データD’2j+1は、(数3)に従って計算される。
【0052】
【数2】D’2j=1/4・D2j-1+1/2・D2j+1/
4・D2j+1
4・D2j+1
【0053】
【数3】D’2j+1=1/4・D2j+1/2・D2j+1+1
/4・D2j+2 (数2)および(数3)の計算は、プロセッサ素子PE
jによって実行される。(数2)および(数3)の計算
と同様の計算が、プロセッサ素子PEj-1、PEj+1のそ
れぞれによって実行される。プロセッサ素子PEj-1、
PEj、PEj+1のそれぞれにおいて実行されるLPF処
理の回数は、1ラインについて2回である。このように
して、iラインに対応するLPF処理された映像データ
D’2j-2、D’2j-1、D’2j、D’2j+1、D’2j+2、
D’2j+3が得られる。
/4・D2j+2 (数2)および(数3)の計算は、プロセッサ素子PE
jによって実行される。(数2)および(数3)の計算
と同様の計算が、プロセッサ素子PEj-1、PEj+1のそ
れぞれによって実行される。プロセッサ素子PEj-1、
PEj、PEj+1のそれぞれにおいて実行されるLPF処
理の回数は、1ラインについて2回である。このように
して、iラインに対応するLPF処理された映像データ
D’2j-2、D’2j-1、D’2j、D’2j+1、D’2j+2、
D’2j+3が得られる。
【0054】なお、映像データ組に含まれる映像データ
の数をnとすることにより、各プロセッサ素子において
実行されるLPF処理の回数を1ラインについてn回に
することができる。
の数をnとすることにより、各プロセッサ素子において
実行されるLPF処理の回数を1ラインについてn回に
することができる。
【0055】図5(a)〜(e)は、並列−直列変換器
17およびデータ出力レジスタ15の動作を示す。
17およびデータ出力レジスタ15の動作を示す。
【0056】並列−直列変換器17は、映像クロックに
従って動作する。映像クロックの波形が図5(a)に示
されている。
従って動作する。映像クロックの波形が図5(a)に示
されている。
【0057】データ出力レジスタ15は、読み出しイネ
ーブル信号REに従って、データ出力レジスタ15に格
納されているLPF処理された映像データ組(D’2j,
D’2j+1)の読み出しを制御する。すなわち、データ出
力レジスタ15は、読み出しイネーブル信号REがハイ
レベルである場合にはデータ出力レジスタ15からLP
F処理された映像データ組(D’2j,D’2j+1)を読み
出すことを許可し、読み出しイネーブル信号REがロー
レベルである場合にはデータ出力レジスタ15からLP
F処理された映像データ組(D’2j,D’2j+1)を読み
出すことを禁止する。読み出しイネーブル信号REの波
形が図5(b)に示されている。
ーブル信号REに従って、データ出力レジスタ15に格
納されているLPF処理された映像データ組(D’2j,
D’2j+1)の読み出しを制御する。すなわち、データ出
力レジスタ15は、読み出しイネーブル信号REがハイ
レベルである場合にはデータ出力レジスタ15からLP
F処理された映像データ組(D’2j,D’2j+1)を読み
出すことを許可し、読み出しイネーブル信号REがロー
レベルである場合にはデータ出力レジスタ15からLP
F処理された映像データ組(D’2j,D’2j+1)を読み
出すことを禁止する。読み出しイネーブル信号REの波
形が図5(b)に示されている。
【0058】並列−直列変換器17には、データ出力レ
ジスタ15から出力されるLPF処理された複数の映像
データ組(D’2j,D’2j+1)が映像信号S4としてシ
リアルに入力される。映像信号S4の波形が図5(c)
に示されている。
ジスタ15から出力されるLPF処理された複数の映像
データ組(D’2j,D’2j+1)が映像信号S4としてシ
リアルに入力される。映像信号S4の波形が図5(c)
に示されている。
【0059】並列−直列変換器17は、映像信号S4と
して入力されるLPF処理された映像データ組
(D’2j,D’2j+1)のうちLPF処理された映像デー
タD’2j+1を映像クロックの1周期だけ遅延させること
により、内部映像信号S5を生成する。内部映像信号S
5の波形が図5(d)に示されている。LPF処理され
た映像データD’2j+1の遅延は、例えば、フリップフロ
ップ(図1ではFFと略記されている)によって達成さ
れる。
して入力されるLPF処理された映像データ組
(D’2j,D’2j+1)のうちLPF処理された映像デー
タD’2j+1を映像クロックの1周期だけ遅延させること
により、内部映像信号S5を生成する。内部映像信号S
5の波形が図5(d)に示されている。LPF処理され
た映像データD’2j+1の遅延は、例えば、フリップフロ
ップ(図1ではFFと略記されている)によって達成さ
れる。
【0060】並列−直列変換器17は、内部映像信号S
5の上位ビット部分と下位ビット部分とを映像クロック
の1周期ごとに交互に選択することにより、LPF処理
された複数の映像データD’j(jは0以上の整数)を
出力映像信号S2としてシリアルに出力する。出力映像
信号S2の波形が図5(e)に示されている。内部映像
信号S5の選択は、例えば、セレクタによって達成され
る。
5の上位ビット部分と下位ビット部分とを映像クロック
の1周期ごとに交互に選択することにより、LPF処理
された複数の映像データD’j(jは0以上の整数)を
出力映像信号S2としてシリアルに出力する。出力映像
信号S2の波形が図5(e)に示されている。内部映像
信号S5の選択は、例えば、セレクタによって達成され
る。
【0061】上述したように、直列−並列変換器16を
用いて1水平走査線に含まれる複数の有効画素に対応す
る複数の映像データを複数の映像データ組に変換し、プ
ロセッサ素子PEjに映像データ組に含まれる少なくと
も2つの映像データの処理を担当させ、並列−直列変換
器17を用いて複数の映像データ組を1水平走査線に含
まれる複数の有効画素に対応する複数の映像データに変
換することにより、1水平走査線に含まれる有効画素の
数より少ない数のプロセッサ素子PEjを用いて、1水
平走査線に対応する映像データを処理することが可能に
なる。例えば、映像データ組がn個の映像データを含む
場合には、プロセッサ素子PEjの数は1水平走査線に
含まれる有効画素の数の1/nで足りる。
用いて1水平走査線に含まれる複数の有効画素に対応す
る複数の映像データを複数の映像データ組に変換し、プ
ロセッサ素子PEjに映像データ組に含まれる少なくと
も2つの映像データの処理を担当させ、並列−直列変換
器17を用いて複数の映像データ組を1水平走査線に含
まれる複数の有効画素に対応する複数の映像データに変
換することにより、1水平走査線に含まれる有効画素の
数より少ない数のプロセッサ素子PEjを用いて、1水
平走査線に対応する映像データを処理することが可能に
なる。例えば、映像データ組がn個の映像データを含む
場合には、プロセッサ素子PEjの数は1水平走査線に
含まれる有効画素の数の1/nで足りる。
【0062】なお、演算器12によって実行される処理
は、LPF処理には限定されない。LPF処理は実行可
能な処理の一例である。演算器12は、LPF処理以外
の任意の処理を実行してもよい。そのような処理は、例
えば、各種のフィルタリング処理や画像処理を含み得
る。
は、LPF処理には限定されない。LPF処理は実行可
能な処理の一例である。演算器12は、LPF処理以外
の任意の処理を実行してもよい。そのような処理は、例
えば、各種のフィルタリング処理や画像処理を含み得
る。
【0063】また、本実施の形態では、直列−並列変換
器16および並列−直列変換器17において、複数の映
像データを並列に展開する場合の並列度を2とした。し
かし、これは一例であって並列度は2に限定されない。
並列度を3以上の任意の整数とすることも可能である。
器16および並列−直列変換器17において、複数の映
像データを並列に展開する場合の並列度を2とした。し
かし、これは一例であって並列度は2に限定されない。
並列度を3以上の任意の整数とすることも可能である。
【0064】
【発明の効果】本発明の映像信号処理プロセッサによれ
ば、1走査線に含まれる複数の有効画素に対応する複数
の映像データが複数の映像データ組に変換される。複数
の映像データ組のそれぞれは、少なくとも2つの映像デ
ータを含む。複数の映像データ組が処理され、処理され
た複数の映像データ組が複数の映像データに変換され
る。このように、少なくとも2つの映像データを含む映
像データ組を単位として処理を行うことにより、処理効
率を向上させることができる。
ば、1走査線に含まれる複数の有効画素に対応する複数
の映像データが複数の映像データ組に変換される。複数
の映像データ組のそれぞれは、少なくとも2つの映像デ
ータを含む。複数の映像データ組が処理され、処理され
た複数の映像データ組が複数の映像データに変換され
る。このように、少なくとも2つの映像データを含む映
像データ組を単位として処理を行うことにより、処理効
率を向上させることができる。
【0065】また、演算器に含まれる複数のプロセッサ
素子のそれぞれが映像データ組に含まれる少なくとも2
つの映像データを処理することにより、演算器に含まれ
るプロセッサ素子の数を1走査線に含まれる有効画素の
数より少なくすることができる。例えば、映像データ組
がn個の映像データを含む場合には、演算器に含まれる
プロセッサ素子の数は1走査線に含まれる有効画素の数
の1/nで足りる。このように、1走査線を処理するの
に必要なプロセッサ素子の数を削減することにより、映
像信号処理プロセッサ全体のコストを低減することがで
きる。
素子のそれぞれが映像データ組に含まれる少なくとも2
つの映像データを処理することにより、演算器に含まれ
るプロセッサ素子の数を1走査線に含まれる有効画素の
数より少なくすることができる。例えば、映像データ組
がn個の映像データを含む場合には、演算器に含まれる
プロセッサ素子の数は1走査線に含まれる有効画素の数
の1/nで足りる。このように、1走査線を処理するの
に必要なプロセッサ素子の数を削減することにより、映
像信号処理プロセッサ全体のコストを低減することがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態の映像信号処理プロセッサ
1の構成を示す図である。
1の構成を示す図である。
【図2】(a)〜(d)は、LPF処理におけるデータ
入力レジスタ11、演算器12およびデータ出力レジス
タ15の動作を示すタイミングチャートである。
入力レジスタ11、演算器12およびデータ出力レジス
タ15の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】(a)〜(e)は、直列−並列変換器16およ
びデータ入力レジスタ11の動作を示すタイミングチャ
ートである。
びデータ入力レジスタ11の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図4】演算器12によって実行されるLPF処理を模
式的に示す図である。
式的に示す図である。
【図5】(a)〜(e)は、並列−直列変換器17およ
びデータ出力レジスタ15の動作を示す図である。
びデータ出力レジスタ15の動作を示す図である。
【図6】従来の映像信号処理プロセッサ100の構成を
示す図である。
示す図である。
【図7】(a)〜(d)は、LPF処理におけるデータ
入力レジスタ101、演算器102およびデータ出力レ
ジスタ105の動作を示すタイミングチャートである。
入力レジスタ101、演算器102およびデータ出力レ
ジスタ105の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】演算器102によって実行されるLPF処理を
模式的に示す図である。
模式的に示す図である。
11 データ入力レジスタ 12 演算器 13 小容量メモリ 14 演算器 15 データ出力レジスタ 16 直列−並列変換器 17 並列−直列変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寒川 賢太 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三木 陽一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 二宮 和貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 谷 匡弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮口 裕 東京都港区北青山3丁目6番12号 青山富 士ビル 日本テキサス・インスツルメンツ 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 1走査線に含まれる複数の有効画素に対
応する複数の映像データを入力映像信号として受け取
り、前記複数の映像データを複数の映像データ組に変換
する第1変換器であって、前記複数の映像データ組のそ
れぞれは少なくとも2つの映像データを含む、第1変換
器と、 前記複数の映像データ組を処理し、処理された複数の映
像データ組を出力する演算器と、 前記処理された複数の映像データ組を1走査線に含まれ
る複数の有効画素に対応する処理された複数の映像デー
タに変換し、前記処理された複数の映像データを出力映
像信号として出力する第2変換器とを備えた映像信号処
理プロセッサ。 - 【請求項2】 前記演算器は、複数のプロセッサ素子を
含んでおり、前記複数のプロセッサ素子のそれぞれは、
前記映像データ組に含まれる少なくとも2つの映像デー
タを処理する、請求項1に記載の映像信号処理プロセッ
サ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9358529A JPH11191853A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 映像信号処理プロセッサ |
US09/162,740 US6353460B1 (en) | 1997-09-30 | 1998-09-29 | Television receiver, video signal processing device, image processing device and image processing method |
EP98118460A EP0905973A3 (en) | 1997-09-30 | 1998-09-30 | Television receiver, video signal processing device, image processing method and device |
EP06002282A EP1653735A1 (en) | 1997-09-30 | 1998-09-30 | Television receiver, video signal processing device, image processing method and device |
CNB981224261A CN1167006C (zh) | 1997-09-30 | 1998-09-30 | 图象处理装置和方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9358529A JPH11191853A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 映像信号処理プロセッサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11191853A true JPH11191853A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18459802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9358529A Pending JPH11191853A (ja) | 1997-09-30 | 1997-12-25 | 映像信号処理プロセッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11191853A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100598128B1 (ko) * | 1999-12-23 | 2006-07-07 | 삼성전자주식회사 | 디지탈 영상신호의 전송방식 변환장치 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP9358529A patent/JPH11191853A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100598128B1 (ko) * | 1999-12-23 | 2006-07-07 | 삼성전자주식회사 | 디지탈 영상신호의 전송방식 변환장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3322613B2 (ja) | 映像信号変換器 | |
US5444497A (en) | Apparatus and method of transferring video data of a moving picture | |
JPH0681322B2 (ja) | テレビジヨン信号の記憶装置 | |
JP3513165B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2001022342A (ja) | 画素数変換回路及びこれを用いた画像表示装置 | |
JPH11191853A (ja) | 映像信号処理プロセッサ | |
JP2008083681A (ja) | パネルインターフェイス装置、画像処理用lsi、デジタルカメラおよびデジタル機器 | |
JP2510019B2 (ja) | 画像表示方法および装置 | |
JP3625195B2 (ja) | 画素数変換装置 | |
US7262755B2 (en) | Multi-tone display device | |
JPH09247574A (ja) | 走査線変換装置 | |
JP3454488B2 (ja) | 画像処理回路およびその画像縮小方法 | |
SU1665391A1 (ru) | Система ввода телевизионных изображений в ЭВМ | |
JP3090143B2 (ja) | マトリックス表示装置 | |
JPH08331580A (ja) | 画像処理装置 | |
JP4608889B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3271443B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP3241442B2 (ja) | 表示用集積回路 | |
JPH0468888A (ja) | 信号処理装置 | |
JPH07284116A (ja) | マトリクス駆動方式映像表示装置のデータ転送回路 | |
JP3090144B2 (ja) | マトリックス表示装置 | |
JPH01298397A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2000101978A (ja) | 信号処理装置 | |
JP2000020709A (ja) | 映像信号処理装置 | |
JPS6160089A (ja) | 画像表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030319 |