JPH11191795A - 電話機用多機能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電話機 - Google Patents
電話機用多機能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電話機Info
- Publication number
- JPH11191795A JPH11191795A JP9357217A JP35721797A JPH11191795A JP H11191795 A JPH11191795 A JP H11191795A JP 9357217 A JP9357217 A JP 9357217A JP 35721797 A JP35721797 A JP 35721797A JP H11191795 A JPH11191795 A JP H11191795A
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- JP
- Japan
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- telephone
- vibration actuator
- magnetic circuit
- telephone set
- vibration
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電話機の基本機能を損なうこと無く、少ない
部品点数で一層の小型化及び軽量化や低コスト化を計り
得る電話機を提供すること。 【解決手段】 この携帯電話機３１´は、従来機のよう
に音声，呼び出し音，並びに振動を発生させるための個
別の部品（スピーカ，ブザー，バイブレータ）を備える
代わり、電話機筐体内に搭載されると共に、電気エネル
ギーを機械エネルギーに変換させて振動を発生させる電
話機用振動アクチュエータに対する電気的入力信号の周
波数並びに波形が制御されて筐体を介して外部に音声，
呼び出し音，体感可能な振動をそれぞれ発生する電話機
用多機能振動アクチュエータ３０を備えている。
部品点数で一層の小型化及び軽量化や低コスト化を計り
得る電話機を提供すること。 【解決手段】 この携帯電話機３１´は、従来機のよう
に音声，呼び出し音，並びに振動を発生させるための個
別の部品（スピーカ，ブザー，バイブレータ）を備える
代わり、電話機筐体内に搭載されると共に、電気エネル
ギーを機械エネルギーに変換させて振動を発生させる電
話機用振動アクチュエータに対する電気的入力信号の周
波数並びに波形が制御されて筐体を介して外部に音声，
呼び出し音，体感可能な振動をそれぞれ発生する電話機
用多機能振動アクチュエータ３０を備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として音声，呼
び出し音，並びに振動の発生機能を有する電話機用多機
能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電話機に関す
る。
び出し音，並びに振動の発生機能を有する電話機用多機
能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電話機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の電話機では、例えば図３
に示されるように、基本機能として音声，呼び出し音の
発生機能を持たせるために、携帯電話機３１の筐体内に
スピーカ３２やブザー３３を内蔵しており、更に振動に
よる呼び出し機能を持たせるために、直流モータ等を利
用した振動発生源としてバイブレータ３４を別個に内蔵
している。又、このような音声，呼び出し音，並びに振
動を発生させるための基本機能を備えた電話機は、ＰＨ
Ｓの他、無線機用レシーバ，親子電話の子機，電話機本
体と分離した呼び出し装置，ペジャー（貸与通話機）等
においても適用されるので、ここでの電話機はこれらを
含めたものとみなす。
に示されるように、基本機能として音声，呼び出し音の
発生機能を持たせるために、携帯電話機３１の筐体内に
スピーカ３２やブザー３３を内蔵しており、更に振動に
よる呼び出し機能を持たせるために、直流モータ等を利
用した振動発生源としてバイブレータ３４を別個に内蔵
している。又、このような音声，呼び出し音，並びに振
動を発生させるための基本機能を備えた電話機は、ＰＨ
Ｓの他、無線機用レシーバ，親子電話の子機，電話機本
体と分離した呼び出し装置，ペジャー（貸与通話機）等
においても適用されるので、ここでの電話機はこれらを
含めたものとみなす。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した電話機の場
合、基本機能として音声，呼び出し音，並びに振動を発
生させるために、それぞれ個別の部品（スピーカ，ブザ
ー，バイブレータ）を取り付ける必要があるため、部品
点数が多くなって取り付けスペースを要するばかりでな
く、制御回路が複雑になって組み立てに工数や手間がか
かってしまい、結果として製品全体のコスト高を招く要
因となると共に、一層の小型化及び軽量化の具現を困難
にしている。
合、基本機能として音声，呼び出し音，並びに振動を発
生させるために、それぞれ個別の部品（スピーカ，ブザ
ー，バイブレータ）を取り付ける必要があるため、部品
点数が多くなって取り付けスペースを要するばかりでな
く、制御回路が複雑になって組み立てに工数や手間がか
かってしまい、結果として製品全体のコスト高を招く要
因となると共に、一層の小型化及び軽量化の具現を困難
にしている。
【０００４】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、電話機の基本機能
を損なうこと無く、少ない部品点数で一層の小型化及び
軽量化や低コスト化を計り得る電話機用多機能振動アク
チュエータ及びそれを搭載した電話機を提供することに
ある。
なされたもので、その技術的課題は、電話機の基本機能
を損なうこと無く、少ない部品点数で一層の小型化及び
軽量化や低コスト化を計り得る電話機用多機能振動アク
チュエータ及びそれを搭載した電話機を提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電話機
筐体内に搭載されると共に、電気エネルギーを機械エネ
ルギーに変換させて振動を発生させる電話機用振動アク
チュエータに対する電気的入力信号の周波数及び波形を
制御して該筐体を介して外部に音声，呼び出し音，体感
可能な振動をそれぞれ発生する電話機用多機能振動アク
チュエータが得られる。
筐体内に搭載されると共に、電気エネルギーを機械エネ
ルギーに変換させて振動を発生させる電話機用振動アク
チュエータに対する電気的入力信号の周波数及び波形を
制御して該筐体を介して外部に音声，呼び出し音，体感
可能な振動をそれぞれ発生する電話機用多機能振動アク
チュエータが得られる。
【０００６】又、本発明によれば、上記電話機用多機能
振動アクチュエータにおいて、それぞれ中心軸部を挿着
するための中心穴を有してヨーク及び該ヨークに装置さ
れるプレート間に永久磁石が挟み込まれて成る磁気回路
と、中心軸部を挿着する中心穴を有して該中心軸部に挿
着された状態で磁気回路と同軸上に位置決めされるダン
パと、磁気回路と同心円状に位置決めされて該磁気回路
の空隙に配備されたコイルと、ダンパ及びヨークの外周
部に接着された支持台と、支持台に組み付けられて磁気
回路が該支持台に対して離脱しないように柔軟に該磁気
回路を支持する弾性支持部とを備えると共に、該磁気回
路，該ダンパ，該コイル，該支持台，及び該弾性支持部
を該支持台が接着される振動板を含む筐体内にそれぞれ
配備した構造の電話機用多機能振動アクチュエータが得
られる。
振動アクチュエータにおいて、それぞれ中心軸部を挿着
するための中心穴を有してヨーク及び該ヨークに装置さ
れるプレート間に永久磁石が挟み込まれて成る磁気回路
と、中心軸部を挿着する中心穴を有して該中心軸部に挿
着された状態で磁気回路と同軸上に位置決めされるダン
パと、磁気回路と同心円状に位置決めされて該磁気回路
の空隙に配備されたコイルと、ダンパ及びヨークの外周
部に接着された支持台と、支持台に組み付けられて磁気
回路が該支持台に対して離脱しないように柔軟に該磁気
回路を支持する弾性支持部とを備えると共に、該磁気回
路，該ダンパ，該コイル，該支持台，及び該弾性支持部
を該支持台が接着される振動板を含む筐体内にそれぞれ
配備した構造の電話機用多機能振動アクチュエータが得
られる。
【０００７】これらの電話機用多機能振動アクチュエー
タをそれぞれ携帯電話機，電話機用レシーバ，電話機用
子機，電話機用呼び出し装置，並びにペジャーに搭載す
ることは好ましい。
タをそれぞれ携帯電話機，電話機用レシーバ，電話機用
子機，電話機用呼び出し装置，並びにペジャーに搭載す
ることは好ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の電
話機用多機能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電
話機について、図面を参照して詳細に説明する。
話機用多機能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電
話機について、図面を参照して詳細に説明する。
【０００９】図１は、本発明の一実施例に係る携帯電話
機の基本構成を一部破断して示した外観斜視図である。
この携帯電話機３１´は、図３で説明した従来機（携帯
電話機３１）のように音声，呼び出し音，並びに振動を
発生させるための個別の部品（スピーカ３２，ブザー３
３，バイブレータ３４）を備える代わり、電話機筐体内
に搭載されると共に、電気エネルギーを機械エネルギー
に変換させて振動を発生させる電話機用振動アクチュエ
ータに対する電気的入力信号の周波数並びに波形が制御
されて筐体を介して外部に音声，呼び出し音，体感可能
な振動をそれぞれ発生する電話機用多機能振動アクチュ
エータ３０を備えている。
機の基本構成を一部破断して示した外観斜視図である。
この携帯電話機３１´は、図３で説明した従来機（携帯
電話機３１）のように音声，呼び出し音，並びに振動を
発生させるための個別の部品（スピーカ３２，ブザー３
３，バイブレータ３４）を備える代わり、電話機筐体内
に搭載されると共に、電気エネルギーを機械エネルギー
に変換させて振動を発生させる電話機用振動アクチュエ
ータに対する電気的入力信号の周波数並びに波形が制御
されて筐体を介して外部に音声，呼び出し音，体感可能
な振動をそれぞれ発生する電話機用多機能振動アクチュ
エータ３０を備えている。
【００１０】図２は、この携帯電話機３１´に備えられ
る電話機用多機能振動アクチュエータ３０の細部構成を
示した側面断面図である。この電話機用多機能振動アク
チュエータ３０は、本発明者等により提案された構成
（特願平８−３２４９９７号のペイジャー用振動アクチ
ュエータ）のもので、ストッパ６を有する筐体背面板１
３及び振動可能な筐体振動板１４から成る筐体内に組み
込まれて成る。
る電話機用多機能振動アクチュエータ３０の細部構成を
示した側面断面図である。この電話機用多機能振動アク
チュエータ３０は、本発明者等により提案された構成
（特願平８−３２４９９７号のペイジャー用振動アクチ
ュエータ）のもので、ストッパ６を有する筐体背面板１
３及び振動可能な筐体振動板１４から成る筐体内に組み
込まれて成る。
【００１１】即ち、この電話機用多機能振動アクチュエ
ータ３０は、それぞれ中心軸部４を挿着するための中心
穴を有してヨーク１及びこのヨーク１に装置されるプレ
ート３間に永久磁石２が挟み込まれて成る磁気回路と、
中心軸部４を挿着する中心穴を有して中心軸部４に挿着
された状態で磁気回路と同軸上に位置決めされるダンパ
７と、磁気回路と同心円状に位置決めされて磁気回路の
空隙に配備されたコイル５と、ダンパ７及びヨーク１の
外周部に接着された支持台９と、支持台９に組み付けら
れて磁気回路が支持台９に対して離脱しないように柔軟
に磁気回路を支持する弾性支持部としての支持ゴム１１
とを備えている。これらの磁気回路，ダンパ７，コイル
５，支持台９，及び支持ゴム１１は、筐体振動板１４に
支持台９を接着した状態で筐体内にそれぞれ配備された
構造となっている。
ータ３０は、それぞれ中心軸部４を挿着するための中心
穴を有してヨーク１及びこのヨーク１に装置されるプレ
ート３間に永久磁石２が挟み込まれて成る磁気回路と、
中心軸部４を挿着する中心穴を有して中心軸部４に挿着
された状態で磁気回路と同軸上に位置決めされるダンパ
７と、磁気回路と同心円状に位置決めされて磁気回路の
空隙に配備されたコイル５と、ダンパ７及びヨーク１の
外周部に接着された支持台９と、支持台９に組み付けら
れて磁気回路が支持台９に対して離脱しないように柔軟
に磁気回路を支持する弾性支持部としての支持ゴム１１
とを備えている。これらの磁気回路，ダンパ７，コイル
５，支持台９，及び支持ゴム１１は、筐体振動板１４に
支持台９を接着した状態で筐体内にそれぞれ配備された
構造となっている。
【００１２】このうち、磁気回路は円盤状の永久磁石２
をヨーク１及びプレート３で挟み込んで成るもので、ボ
ルト状の中心軸４はダンパ７中央の中心穴を貫通し、更
に磁気回路の中心穴に嵌入されている。この中心軸部４
によって磁気回路及びダンパ７は同軸上に位置決めされ
る。コイル５は、磁気回路の空隙となる磁束密度の大き
い空間に磁気回路と同心円状に位置決めされた状態で組
み立てられる。又、ダンパ７及びヨーク１の外周部は支
持台９と接着されるが、ダンパ７の外周部と支持台９と
の間に弾性材を介在させることも可能である。
をヨーク１及びプレート３で挟み込んで成るもので、ボ
ルト状の中心軸４はダンパ７中央の中心穴を貫通し、更
に磁気回路の中心穴に嵌入されている。この中心軸部４
によって磁気回路及びダンパ７は同軸上に位置決めされ
る。コイル５は、磁気回路の空隙となる磁束密度の大き
い空間に磁気回路と同心円状に位置決めされた状態で組
み立てられる。又、ダンパ７及びヨーク１の外周部は支
持台９と接着されるが、ダンパ７の外周部と支持台９と
の間に弾性材を介在させることも可能である。
【００１３】更に、支持台９は外縁部の複数箇所に爪状
突起１０があり、これらの爪状突起１０には支持ゴム１
１が組み付けられる。支持ゴム１１は、磁気回路が支持
台９に対して離脱しないように柔軟に磁気回路を支持す
るように組み付けられている。尚、支持ゴム１１は、ダ
ンパ７の弾性を工夫することにより削除可能であり、そ
の場合は爪状突起１０も不要となる。加えて、支持台９
は、筐体振動板１４に接着等により固定されており、磁
気回路及び支持台９間の支持台９側に接着された緩衝材
部８は、磁気回路が支持台９に対して衝突して不要な音
を発生することを抑制するために設けられている。
突起１０があり、これらの爪状突起１０には支持ゴム１
１が組み付けられる。支持ゴム１１は、磁気回路が支持
台９に対して離脱しないように柔軟に磁気回路を支持す
るように組み付けられている。尚、支持ゴム１１は、ダ
ンパ７の弾性を工夫することにより削除可能であり、そ
の場合は爪状突起１０も不要となる。加えて、支持台９
は、筐体振動板１４に接着等により固定されており、磁
気回路及び支持台９間の支持台９側に接着された緩衝材
部８は、磁気回路が支持台９に対して衝突して不要な音
を発生することを抑制するために設けられている。
【００１４】この電話機用多機能振動アクチュエータ３
０において、磁気回路はダンパ７及び支持ゴム１１によ
り中心軸部４の中心軸方向（図２中では上下方向）に柔
軟に可動するように支持されており、コイル５に電流を
流すと、磁気回路は中心軸方向に上下に移動し、コイル
５によりダンパ７の外周部と支持台９及び筐体振動板１
４を介して外部に振動を伝える。
０において、磁気回路はダンパ７及び支持ゴム１１によ
り中心軸部４の中心軸方向（図２中では上下方向）に柔
軟に可動するように支持されており、コイル５に電流を
流すと、磁気回路は中心軸方向に上下に移動し、コイル
５によりダンパ７の外周部と支持台９及び筐体振動板１
４を介して外部に振動を伝える。
【００１５】例えばこの電話機用多機能振動アクチュエ
ータ３０において、コイル５に数百から数千ヘルツの音
声信号を入力すれば筐体の振動により携帯電話機３１´
の外部へ音声が流れ、２キロヘルツ程度の周波数の正弦
波，矩形波，三角波等を入力すれば携帯電話機３１´の
外部へアラーム音が流れ、８０ヘルツ程度の周波数の正
弦波，矩形波，三角波等を入力すれば携帯電話機３１´
の外部へ人間が感知できる程度の振動が発生する。
ータ３０において、コイル５に数百から数千ヘルツの音
声信号を入力すれば筐体の振動により携帯電話機３１´
の外部へ音声が流れ、２キロヘルツ程度の周波数の正弦
波，矩形波，三角波等を入力すれば携帯電話機３１´の
外部へアラーム音が流れ、８０ヘルツ程度の周波数の正
弦波，矩形波，三角波等を入力すれば携帯電話機３１´
の外部へ人間が感知できる程度の振動が発生する。
【００１６】従って、こうした単一の電話機用多機能振
動アクチュエータ３０を設けるだけで、単一音による時
報やアラーム音以外にもメロディや音声による時報やア
ラーム音を発音させることができる。又、水中のように
音が聞こえ難い（伝わり難い）場所や会議中のように音
を出したくない場所では音を出さずに振動により知らせ
ることができる。更に、音声信号の入力を１０ｍＷ程度
にすれば受話器のように直接耳を当てて聴くような音量
となり、入力を２００ｍｗ程度にすればスピーカのよう
にハンズフリーで聴くような音量となる。こうした音
声，呼び出し音，並びに振動の発生は使用目的に応じて
定めれば良い。
動アクチュエータ３０を設けるだけで、単一音による時
報やアラーム音以外にもメロディや音声による時報やア
ラーム音を発音させることができる。又、水中のように
音が聞こえ難い（伝わり難い）場所や会議中のように音
を出したくない場所では音を出さずに振動により知らせ
ることができる。更に、音声信号の入力を１０ｍＷ程度
にすれば受話器のように直接耳を当てて聴くような音量
となり、入力を２００ｍｗ程度にすればスピーカのよう
にハンズフリーで聴くような音量となる。こうした音
声，呼び出し音，並びに振動の発生は使用目的に応じて
定めれば良い。
【００１７】尚、上述した一実施例では電話機用多機能
振動アクチュエータ３０を携帯電話機３１´に搭載した
場合を説明したが、この電話機用多機能振動アクチュエ
ータ３０は、電話機とみなし得る他のもの、即ち、ＰＨ
Ｓ，無線機用レシーバ，親子電話の子機，電話機本体と
分離した呼び出し装置，ペジャー（貸与通話機）等にお
いても適用可能である。
振動アクチュエータ３０を携帯電話機３１´に搭載した
場合を説明したが、この電話機用多機能振動アクチュエ
ータ３０は、電話機とみなし得る他のもの、即ち、ＰＨ
Ｓ，無線機用レシーバ，親子電話の子機，電話機本体と
分離した呼び出し装置，ペジャー（貸与通話機）等にお
いても適用可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明によれば、電
話機筐体内に電気エネルギーを機械エネルギーに変換さ
せて振動を発生させる振動アクチュエータを搭載した
上、この振動アクチュエータに対する電気的入力信号の
周波数並びに波形を制御することで筐体を介して外部に
音声，呼び出し音，体感可能な振動をそれぞれ発生させ
る多機能化を可能にしているため、こうした電話機用多
機能振動アクチュエータを備えた電話機では基本性能を
損なうこと無く、少ない部品点数で一層の小型化及び軽
量化や低コスト化を計り得るようになる。特に、この電
話機用多機能振動アクチュエータの場合、自体の筐体を
通して電話機筐体を直接振動させる構造であるため、通
常電話機に設けられる防音孔が不要となり、完全防水構
造にすることも可能となる。
話機筐体内に電気エネルギーを機械エネルギーに変換さ
せて振動を発生させる振動アクチュエータを搭載した
上、この振動アクチュエータに対する電気的入力信号の
周波数並びに波形を制御することで筐体を介して外部に
音声，呼び出し音，体感可能な振動をそれぞれ発生させ
る多機能化を可能にしているため、こうした電話機用多
機能振動アクチュエータを備えた電話機では基本性能を
損なうこと無く、少ない部品点数で一層の小型化及び軽
量化や低コスト化を計り得るようになる。特に、この電
話機用多機能振動アクチュエータの場合、自体の筐体を
通して電話機筐体を直接振動させる構造であるため、通
常電話機に設けられる防音孔が不要となり、完全防水構
造にすることも可能となる。
【図１】本発明の一実施例に係る携帯電話機の基本構成
を一部破断して示した外観斜視図である。
を一部破断して示した外観斜視図である。
【図２】図１に示す携帯電話機に備えられる電話機用多
機能振動アクチュエータの細部構成を示した側面断面図
である。
機能振動アクチュエータの細部構成を示した側面断面図
である。
【図３】従来の携帯電話機の基本構成を一部破断して示
した外観斜視図である。
した外観斜視図である。
１ ヨーク ２ 永久磁石 ３ プレート ４ 中心軸部 ５ コイル ６ ストッパ ７ ダンパ ８ 緩衝材 ９ 支持台 １０ 爪状突起 １１ 支持ゴム １２ ボビン １３ 筐体背面板 １４ 筐体振動板 ３０ 電話機用多機能振動アクチュエータ ３１，３１´ 携帯電話機 ３２ スピーカ ３３ ブザー ３４ バイブレータ
Claims (7)
- 【請求項１】 電話機筐体内に搭載されると共に、電気
エネルギーを機械エネルギーに変換させて振動を発生さ
せる電話機用振動アクチュエータに対する電気的入力信
号の周波数及び波形を制御して該筐体を介して外部に音
声，呼び出し音，体感可能な振動をそれぞれ発生するこ
とを特徴とする電話機用多機能振動アクチュエータ。 - 【請求項２】 請求項１記載の電話機用多機能振動アク
チュエータにおいて、それぞれ中心軸部を挿着するため
の中心穴を有してヨーク及び該ヨークに装置されるプレ
ート間に永久磁石が挟み込まれて成る磁気回路と、前記
中心軸部を挿着する中心穴を有して該中心軸部に挿着さ
れた状態で前記磁気回路と同軸上に位置決めされるダン
パと、前記磁気回路と同心円状に位置決めされて該磁気
回路の空隙に配備されたコイルと、前記ダンパ及び前記
ヨークの外周部に接着された支持台と、前記支持台に組
み付けられて前記磁気回路が該支持台に対して離脱しな
いように柔軟に該磁気回路を支持する弾性支持部とを備
えると共に、該磁気回路，該ダンパ，該コイル，該支持
台，及び該弾性支持部を該支持台が接着される振動板を
含む筐体内にそれぞれ配備した構造であることを特徴と
する電話機用多機能振動アクチュエータ。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載の電話機用多機能振
動アクチュエータを搭載したことを特徴とする携帯電話
機。 - 【請求項４】 請求項１又は２記載の電話機用多機能振
動アクチュエータを搭載したことを特徴とする電話機用
レシーバ。 - 【請求項５】 請求項１又は２記載の電話機用多機能振
動アクチュエータを搭載したことを特徴とする電話機用
子機。 - 【請求項６】 請求項１又は２記載の電話機用多機能振
動アクチュエータを搭載したことを特徴とする電話機用
呼び出し装置。 - 【請求項７】 請求項１又は２記載の電話機用多機能振
動アクチュエータを搭載したことを特徴とするペジャ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9357217A JPH11191795A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 電話機用多機能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9357217A JPH11191795A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 電話機用多機能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電話機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11191795A true JPH11191795A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18452984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9357217A Withdrawn JPH11191795A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 電話機用多機能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電話機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11191795A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002149312A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-05-24 | Ntt Docomo Inc | 携帯型電子機器、電子機器、振動発生器、振動による報知方法および報知制御方法 |
| JP2006136865A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Sony Corp | 振動発生装置、触覚機能付きの入出力装置及びその電子機器 |
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