JPH1094234A - ペイジャー用振動アクチュエータ - Google Patents
ペイジャー用振動アクチュエータInfo
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- JPH1094234A JPH1094234A JP24026196A JP24026196A JPH1094234A JP H1094234 A JPH1094234 A JP H1094234A JP 24026196 A JP24026196 A JP 24026196A JP 24026196 A JP24026196 A JP 24026196A JP H1094234 A JPH1094234 A JP H1094234A
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- vibration
- collision
- magnetic circuit
- yoke
- coil
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B06—GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
- B06B—METHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
- B06B1/00—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
- B06B1/02—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
- B06B1/04—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism
- B06B1/045—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism using vibrating magnet, armature or coil system
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ペイジャー用振動アクチュエータとして印加
駆動電力に対する振動レベルの発生効率を上げ、小径で
音声とともに大きな振動を発生させる。 【解決手段】ボイスコイル型の電気音響変換器のコイル
も磁気回路も衝突振動として運動させるため、コイルは
磁気回路に支持した柔らかいダンパで、磁気回路はゴム
等の柔らかい構造物で支持し、コイルと磁気回路の反作
用で交互に衝突振動を発生させ、大きな振動レベルを引
き出す。
駆動電力に対する振動レベルの発生効率を上げ、小径で
音声とともに大きな振動を発生させる。 【解決手段】ボイスコイル型の電気音響変換器のコイル
も磁気回路も衝突振動として運動させるため、コイルは
磁気回路に支持した柔らかいダンパで、磁気回路はゴム
等の柔らかい構造物で支持し、コイルと磁気回路の反作
用で交互に衝突振動を発生させ、大きな振動レベルを引
き出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用電話機等に
内装され、信号着信時の呼び出しを音声だけでなく、振
動によっても知らしめるために利用するものであり、特
に小型で軽量にする目的で用いることができる。
内装され、信号着信時の呼び出しを音声だけでなく、振
動によっても知らしめるために利用するものであり、特
に小型で軽量にする目的で用いることができる。
【0002】
【従来の技術】従来のペイジャー用振動アクチュエータ
は、ペイジャー用振動モーターや振動発生アクチュエー
タとも称せられ、小型で薄く、低消費電力で振動を発生
でき、安価であることが必要である。しかし振動発生の
みを目的とするために、当然ながら音声で呼び出しをし
たり、会話音を発することができない。従って、着信情
報や音声発生のために少なくとも2個以上の装置部品が
必要になる。
は、ペイジャー用振動モーターや振動発生アクチュエー
タとも称せられ、小型で薄く、低消費電力で振動を発生
でき、安価であることが必要である。しかし振動発生の
みを目的とするために、当然ながら音声で呼び出しをし
たり、会話音を発することができない。従って、着信情
報や音声発生のために少なくとも2個以上の装置部品が
必要になる。
【0003】また多く使用されているペイジャー用振動
アクチュエータは、比較的大きい質量を回転させるため
に起動電力消費が大きい。さらに回転させる構成のため
に部品点数が多くなったり、信頼性や精度管理に問題が
ある。直流電流を用いる理由で電流切り替え用の刷子を
持つため、回転に際して動作不良を起こすこともあり、
また大きな電磁ノイズが発生する。
アクチュエータは、比較的大きい質量を回転させるため
に起動電力消費が大きい。さらに回転させる構成のため
に部品点数が多くなったり、信頼性や精度管理に問題が
ある。直流電流を用いる理由で電流切り替え用の刷子を
持つため、回転に際して動作不良を起こすこともあり、
また大きな電磁ノイズが発生する。
【0004】図8は従来最も普通に使用されているペイ
ジャー用振動モータを示すものである。円筒形のコアレ
スロータで構成された駆動モータ27で駆動されるシャ
フト28を介してカウンタウェイト29が回転し、振れ
回り振動を発生させる。駆動モータ27は曲面形状の永
久磁石、および円筒形状のコアレスロータで形成され、
また回転駆動力を得るには複数の磁極を形成する必要が
あり、細い径の駆動モータ27を実現するためには精度
管理や製作コストで限界がある。さらに、振動モードの
方向が全方向的であるため、コアレスロータに印加した
駆動電流が外部への振動エネルギー伝搬として有効に利
用することにも限界がある。
ジャー用振動モータを示すものである。円筒形のコアレ
スロータで構成された駆動モータ27で駆動されるシャ
フト28を介してカウンタウェイト29が回転し、振れ
回り振動を発生させる。駆動モータ27は曲面形状の永
久磁石、および円筒形状のコアレスロータで形成され、
また回転駆動力を得るには複数の磁極を形成する必要が
あり、細い径の駆動モータ27を実現するためには精度
管理や製作コストで限界がある。さらに、振動モードの
方向が全方向的であるため、コアレスロータに印加した
駆動電流が外部への振動エネルギー伝搬として有効に利
用することにも限界がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のペイジャー用振
動アクチュエータでは振動を発生させることはできる
が、音声を発生させることができず、外部振動エネルギ
ーに変換する効率が必ずしも良くない。また起動電力を
必ずしも小さくできず、外形寸法を小さくするにはかな
り無理がある。低コストにするにも限界があり、また回
転動作不良も起きやすいものもあったり、コアを有する
ものは特に大きな電磁ノイズを発生する。
動アクチュエータでは振動を発生させることはできる
が、音声を発生させることができず、外部振動エネルギ
ーに変換する効率が必ずしも良くない。また起動電力を
必ずしも小さくできず、外形寸法を小さくするにはかな
り無理がある。低コストにするにも限界があり、また回
転動作不良も起きやすいものもあったり、コアを有する
ものは特に大きな電磁ノイズを発生する。
【0006】本発明は振動と音声を発生させることがで
き、駆動電流を有効に振動エネルギーに変換できるペイ
ジャー用振動アクチュエータを得ることを目的とし、低
いコストで作りやすく、小型で扁平化しやすく、動作不
良や電磁ノイズの少ないペイジャー用振動アクチュエー
タを提供することを目的としている。
き、駆動電流を有効に振動エネルギーに変換できるペイ
ジャー用振動アクチュエータを得ることを目的とし、低
いコストで作りやすく、小型で扁平化しやすく、動作不
良や電磁ノイズの少ないペイジャー用振動アクチュエー
タを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のペイジャー用振動アクチュエータにおいて
は、従来は音声発生に使用されるムービングコイル型の
電気音響変換器の上下に振動する振動体を、近接して固
定した部分に衝突させ外部に振動を発生させる。
に、本発明のペイジャー用振動アクチュエータにおいて
は、従来は音声発生に使用されるムービングコイル型の
電気音響変換器の上下に振動する振動体を、近接して固
定した部分に衝突させ外部に振動を発生させる。
【0008】また、振動して衝突する円環状衝突部を円
環状平坦部で形成して、ムービングコイル型のコイルの
径とほぼ同じ大きさにし、振動体の衝突を構造強度の強
い部分で分散させる。
環状平坦部で形成して、ムービングコイル型のコイルの
径とほぼ同じ大きさにし、振動体の衝突を構造強度の強
い部分で分散させる。
【0009】円環状平坦部から薄く幅狭の板状樹脂で、
複数本のスパイラル状のダンパを形成し、他端をプレー
トの孔に固定して全体の外径を小さくしてもよい。
複数本のスパイラル状のダンパを形成し、他端をプレー
トの孔に固定して全体の外径を小さくしてもよい。
【0010】円環状衝突部の円環状平坦部にドーム状に
成形した振動体を接着し、数百Hz以上の周波数の駆動
電流による振動で音声を発生できる構成にする。
成形した振動体を接着し、数百Hz以上の周波数の駆動
電流による振動で音声を発生できる構成にする。
【0011】円環状平坦部が衝突する振動体の上下の固
定した部分に弾性材を接着し、衝突する際の音のレベル
を低減させる。あるいは上側の弾性材は円環状平坦部に
接着してもよい。
定した部分に弾性材を接着し、衝突する際の音のレベル
を低減させる。あるいは上側の弾性材は円環状平坦部に
接着してもよい。
【0012】磁石、ヨークとプレートで構成される磁気
回路を上下に柔軟な構成物で固定した部分である衝突カ
バーに支持する。
回路を上下に柔軟な構成物で固定した部分である衝突カ
バーに支持する。
【0013】この構成物を薄いゴムで形成し、一端で磁
気回路の一部であるヨークの底部を支え、他端を固定し
た部分である衝突カバーに接着することによって磁気回
路全体を衝突カバーから離したり、衝突させる。
気回路の一部であるヨークの底部を支え、他端を固定し
た部分である衝突カバーに接着することによって磁気回
路全体を衝突カバーから離したり、衝突させる。
【0014】または、管状のゴムや発泡樹脂を磁気回路
の最外周部のヨーク頂部の裏面平坦部と衝突カバーに固
定した支持部の間にはさみ磁気回路全体を衝突カバーか
ら離したり、衝突させる。
の最外周部のヨーク頂部の裏面平坦部と衝突カバーに固
定した支持部の間にはさみ磁気回路全体を衝突カバーか
ら離したり、衝突させる。
【0015】または、磁気回路のヨークの底部を環状ダ
ンパの内周部に接着し、環状ダンパの外周部を衝突カバ
ーに固定した円環状支持部に接着し、磁気回路全体を衝
突カバーから離したり、衝突させる。
ンパの内周部に接着し、環状ダンパの外周部を衝突カバ
ーに固定した円環状支持部に接着し、磁気回路全体を衝
突カバーから離したり、衝突させる。
【0016】そして、コイルと磁気回路の相対変位が大
きくても対応できるように、ヨークの円環状の壁面を垂
直に精度よく立てるため、複数の薄い磁性材の板を重ね
て成形するとよい。
きくても対応できるように、ヨークの円環状の壁面を垂
直に精度よく立てるため、複数の薄い磁性材の板を重ね
て成形するとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例をもと
に図面を参照して説明する。
に図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明によるペイジャー用振動アク
チュエータの実施例を示すもので、音声を発生するムー
ビングコイル型の電気音響変換器の駆動原理を用いてい
る。振動体9は衝突部の円環状平坦部8に接着され、ダ
ンパ6は円環状平坦部8と一体化して形成される。
チュエータの実施例を示すもので、音声を発生するムー
ビングコイル型の電気音響変換器の駆動原理を用いてい
る。振動体9は衝突部の円環状平坦部8に接着され、ダ
ンパ6は円環状平坦部8と一体化して形成される。
【0019】ダンパ6は振動体9およびコイル5の中心
位置を支持し、上下方向に柔らかく変位できる構成が用
いられダンパ支持部7で支持される。ダンパ支持部7は
例えば段差を有する円筒状の構成で、プレート2の中心
の孔に固定される。
位置を支持し、上下方向に柔らかく変位できる構成が用
いられダンパ支持部7で支持される。ダンパ支持部7は
例えば段差を有する円筒状の構成で、プレート2の中心
の孔に固定される。
【0020】磁気回路は、柱状で厚さ方向に着磁された
永久磁石である磁石1の片方の磁極に、中心に孔を有す
る円板状の磁性材のプレート2を接着し、他方の磁極に
は成形加工された磁性材のヨーク3を接着して構成され
る。ヨーク3とプレート2の間にはコイル5やボビン4
が上下に動く円環状のギャップが形成され、磁束密度の
大きい空間になる。
永久磁石である磁石1の片方の磁極に、中心に孔を有す
る円板状の磁性材のプレート2を接着し、他方の磁極に
は成形加工された磁性材のヨーク3を接着して構成され
る。ヨーク3とプレート2の間にはコイル5やボビン4
が上下に動く円環状のギャップが形成され、磁束密度の
大きい空間になる。
【0021】比較的に低い周波数で駆動される場合は、
円環状平坦部8はコイル5による変位が大きくなるため
弾性材10を介して衝突による不要音の発生を低くして
衝突カバー12に衝突する。衝突カバー12に衝突する
円環状平坦部8は構造的に丈夫で平均的に衝突する。衝
突で生じた振動は外部に伝搬していく。プレート2の上
の弾性材11も衝突時の不要音を低下させる。
円環状平坦部8はコイル5による変位が大きくなるため
弾性材10を介して衝突による不要音の発生を低くして
衝突カバー12に衝突する。衝突カバー12に衝突する
円環状平坦部8は構造的に丈夫で平均的に衝突する。衝
突で生じた振動は外部に伝搬していく。プレート2の上
の弾性材11も衝突時の不要音を低下させる。
【0022】着信信号を振動で知らせる場合には、数百
ヘルツ以下の低い周波数で駆動し、円環状平坦部8と衝
突カバー12との衝突振動を外部に伝える。この時の振
動方向は上下方向のみで、効率的に振動エネルギーを外
部に取り出すことができる。低い周波数での振動の振幅
を大きくし、駆動力を減殺させないために、ダンパ6は
上下方向に大きいコンプライアンスを有する柔軟な構成
にする必要がある。
ヘルツ以下の低い周波数で駆動し、円環状平坦部8と衝
突カバー12との衝突振動を外部に伝える。この時の振
動方向は上下方向のみで、効率的に振動エネルギーを外
部に取り出すことができる。低い周波数での振動の振幅
を大きくし、駆動力を減殺させないために、ダンパ6は
上下方向に大きいコンプライアンスを有する柔軟な構成
にする必要がある。
【0023】さらに外部に発生させる振動を大きくする
ため、ヨーク3を衝突カバー12に衝突させることが有
効になる。図1の実施例では、ゴム13で磁気回路のヨ
ーク3の底部をゴム底部15で押さえ、ゴム端部14、
17で衝突カバー12に接着する。磁石1、プレート2
およびヨーク3からなる磁気回路はゴム13の張力で支
持される。
ため、ヨーク3を衝突カバー12に衝突させることが有
効になる。図1の実施例では、ゴム13で磁気回路のヨ
ーク3の底部をゴム底部15で押さえ、ゴム端部14、
17で衝突カバー12に接着する。磁石1、プレート2
およびヨーク3からなる磁気回路はゴム13の張力で支
持される。
【0024】図2はコイル5に電流が流され、弾性材1
0を介して衝突カバー12に衝突した状態を示す。低い
周波数で駆動されるため、円環状平坦部8の衝突部は弾
性材10を押さえる時間が持続する。この反作用とし
て、ヨーク3を含む磁気回路が衝突カバー12から離れ
る。コイル5に流される電流が急速に弱くなったり、ゼ
ロになったり、極性が変わると、この反作用が急速に弱
くなったり、ゼロになったり、反転する。
0を介して衝突カバー12に衝突した状態を示す。低い
周波数で駆動されるため、円環状平坦部8の衝突部は弾
性材10を押さえる時間が持続する。この反作用とし
て、ヨーク3を含む磁気回路が衝突カバー12から離れ
る。コイル5に流される電流が急速に弱くなったり、ゼ
ロになったり、極性が変わると、この反作用が急速に弱
くなったり、ゼロになったり、反転する。
【0025】図3は方形波の駆動電流の例を示す。電流
レベルがAの場合、図2で示すコイル5に衝突カバー1
2への衝突方向の力が持続し、レベルAが持続する間コ
イル5が衝突後ほぼ弾性材10を押さえ続けることにな
る。この反作用として、ヨーク3を含む磁気回路がゴム
13の張力に反して衝突カバー12から遠ざかる。電流
レベルがゼロになりコイル5が弾性材10から離れると
ほぼ同時に、ヨーク頂部16が弾性材を兼ねるゴム端部
14を介して衝突カバー12に衝突し、外部に振動を発
生させる。衝突音の緩和のためにゴム端部14とヨーク
頂部16の間に他の弾性材を附加してもよい。
レベルがAの場合、図2で示すコイル5に衝突カバー1
2への衝突方向の力が持続し、レベルAが持続する間コ
イル5が衝突後ほぼ弾性材10を押さえ続けることにな
る。この反作用として、ヨーク3を含む磁気回路がゴム
13の張力に反して衝突カバー12から遠ざかる。電流
レベルがゼロになりコイル5が弾性材10から離れると
ほぼ同時に、ヨーク頂部16が弾性材を兼ねるゴム端部
14を介して衝突カバー12に衝突し、外部に振動を発
生させる。衝突音の緩和のためにゴム端部14とヨーク
頂部16の間に他の弾性材を附加してもよい。
【0026】以上の結果コイル5による衝突の際の振動
発生にヨーク3を含む磁気回路の衝突の際の振動発生が
加わり、本発明による改良以前のペイジャー用振動アク
チュエータである図7で示されるようなヨーク3を支持
部26で衝突カバー12に固定され、コイル5のみによ
る衝突振動のものに比較すると外部に伝搬する振動レベ
ルが大きいものになる。
発生にヨーク3を含む磁気回路の衝突の際の振動発生が
加わり、本発明による改良以前のペイジャー用振動アク
チュエータである図7で示されるようなヨーク3を支持
部26で衝突カバー12に固定され、コイル5のみによ
る衝突振動のものに比較すると外部に伝搬する振動レベ
ルが大きいものになる。
【0027】本発明の効果を大きくするため、振動体9
を省いたアクチュエータの一部切り欠き斜視図の図4で
示すように、スパイラル形状のダンパ6は長く薄くして
上下方向の変位には大きく柔らかく対応できるようにす
る。また幅狭でも1mm以上にして幅方向の剛性を大き
く、複数のダンパ6で支持される円環状平坦部8やコイ
ル5の中心からのずれを小さいものにしてコイル5やヨ
ーク18をほぼ自由に上下に変位させるようにするとよ
い。
を省いたアクチュエータの一部切り欠き斜視図の図4で
示すように、スパイラル形状のダンパ6は長く薄くして
上下方向の変位には大きく柔らかく対応できるようにす
る。また幅狭でも1mm以上にして幅方向の剛性を大き
く、複数のダンパ6で支持される円環状平坦部8やコイ
ル5の中心からのずれを小さいものにしてコイル5やヨ
ーク18をほぼ自由に上下に変位させるようにするとよ
い。
【0028】本発明の他の実施例を図5の断面図で示
す。これもヨーク3を含む磁気回路の衝突時のエネルギ
ーを振動として有効に取りだす方法を示すものである。
磁気回路の最外周部のヨーク頂部16の裏面平坦部に管
状ゴム20を介して支持部21で支持する。支持部21
は衝突カバー12に固定されるため、ヨーク3は上下に
比較的柔軟に変位できる。管状ゴムの代わりに発泡樹脂
を用いてもよい。
す。これもヨーク3を含む磁気回路の衝突時のエネルギ
ーを振動として有効に取りだす方法を示すものである。
磁気回路の最外周部のヨーク頂部16の裏面平坦部に管
状ゴム20を介して支持部21で支持する。支持部21
は衝突カバー12に固定されるため、ヨーク3は上下に
比較的柔軟に変位できる。管状ゴムの代わりに発泡樹脂
を用いてもよい。
【0029】図6は本発明の他の実施例を示すもので、
環状ダンパ25の内周部をヨーク3の底部に接着し、外
周部を円環状支持部23に接着することによってヨーク
3を含む磁気回路を支持する。ヨーク3を含む磁気回路
は上下に比較的自由に変位できる。またコイル5からの
引き出し線は円環状支持部23に設けられた窓24から
外に取りだす。
環状ダンパ25の内周部をヨーク3の底部に接着し、外
周部を円環状支持部23に接着することによってヨーク
3を含む磁気回路を支持する。ヨーク3を含む磁気回路
は上下に比較的自由に変位できる。またコイル5からの
引き出し線は円環状支持部23に設けられた窓24から
外に取りだす。
【0030】図5、図6の実施例は、いずれもコイル5
の駆動力により上部の円環状平坦部8が弾性材22を介
して衝突カバー12に衝突する際の振動のほかに、コイ
ル5との反作用によってヨーク3を含む磁気回路が衝突
カバー12から離れたのち、ゴム13、管状ゴム20や
環状ダンパ25の弾性復元力でヨーク頂部16が衝突カ
バー12に衝突して振動が発生する。
の駆動力により上部の円環状平坦部8が弾性材22を介
して衝突カバー12に衝突する際の振動のほかに、コイ
ル5との反作用によってヨーク3を含む磁気回路が衝突
カバー12から離れたのち、ゴム13、管状ゴム20や
環状ダンパ25の弾性復元力でヨーク頂部16が衝突カ
バー12に衝突して振動が発生する。
【0031】磁石1、プレート2およびヨーク3からな
る磁気回路が10g余の場合、駆動周波数が80Hz程
で本発明のペイジャー用振動アクチュエータのコイル5
とヨーク3が交互に衝突カバー12に衝突する際の体感
振動が大きく、弾性材を介在させて衝突させる時の不要
音のレベルも比較的小さいものにすることができる。
る磁気回路が10g余の場合、駆動周波数が80Hz程
で本発明のペイジャー用振動アクチュエータのコイル5
とヨーク3が交互に衝突カバー12に衝突する際の体感
振動が大きく、弾性材を介在させて衝突させる時の不要
音のレベルも比較的小さいものにすることができる。
【0032】なお図4で示すように、ヨーク18を複数
の薄い磁性材の板を重ねて加圧成形することにより、プ
レート2に対向する円環状の垂直壁面を精度良く高くと
ることが容易になる。またこの場合、スリット19を複
数箇所に形成すると更に加圧成形が容易になる。
の薄い磁性材の板を重ねて加圧成形することにより、プ
レート2に対向する円環状の垂直壁面を精度良く高くと
ることが容易になる。またこの場合、スリット19を複
数箇所に形成すると更に加圧成形が容易になる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】コイルは上下方向に柔らかく動きやすいの
は当然ながら、ヨーク等の磁気回路も比較的小さい変位
ならば上下方向に動くことは可能になる。コイルからの
反作用としてのエネルギーを磁気回路を支えるゴム等の
弾性エネルギーとして蓄積して解放時に衝突の振動に変
換するため、コイルの衝突による振動と加算して外部へ
の振動伝搬を大きいものにすることができる。
は当然ながら、ヨーク等の磁気回路も比較的小さい変位
ならば上下方向に動くことは可能になる。コイルからの
反作用としてのエネルギーを磁気回路を支えるゴム等の
弾性エネルギーとして蓄積して解放時に衝突の振動に変
換するため、コイルの衝突による振動と加算して外部へ
の振動伝搬を大きいものにすることができる。
【0035】また、コイルもヨークも上下方向のみに動
き、比較的に薄くてしなりやすい樹脂板に衝突し振動エ
ネルギーを効果的に伝搬させることができ、振動エネル
ギーを有効に取りだすことができる。また、起動電力も
比較的小さいため、電力消費を少なくすることができ
る。
き、比較的に薄くてしなりやすい樹脂板に衝突し振動エ
ネルギーを効果的に伝搬させることができ、振動エネル
ギーを有効に取りだすことができる。また、起動電力も
比較的小さいため、電力消費を少なくすることができ
る。
【0036】衝突エネルギーが大きいわりには衝突音を
小さくできる。理由は、衝突部に弾性材を設けることに
よるが、特に発泡ウレタン等の発泡樹脂を使用する効果
が大きい。従来のペイジャー用振動モータが比較的高い
周波数成分を含む摺動音を発生し、振動レベルを大きく
するほど大きくなるが、本発明では、高い周波数成分は
少なく、音のレベルも振動レベルに必ずしも比例して大
きくなるわけでなく、抑えることが可能である。
小さくできる。理由は、衝突部に弾性材を設けることに
よるが、特に発泡ウレタン等の発泡樹脂を使用する効果
が大きい。従来のペイジャー用振動モータが比較的高い
周波数成分を含む摺動音を発生し、振動レベルを大きく
するほど大きくなるが、本発明では、高い周波数成分は
少なく、音のレベルも振動レベルに必ずしも比例して大
きくなるわけでなく、抑えることが可能である。
【0037】また、ダンパが内側に配置された本発明の
場合、駆動コイルの径が大きく、駆動力が大きいわりに
は外径寸法を小さくすることができる。また、厚さは6
mmほどで、振動発生と音声発生の機能を兼用している
場合の厚さとしては許容できる可能性が高い。
場合、駆動コイルの径が大きく、駆動力が大きいわりに
は外径寸法を小さくすることができる。また、厚さは6
mmほどで、振動発生と音声発生の機能を兼用している
場合の厚さとしては許容できる可能性が高い。
【0038】さらに、組立作業や精度管理が簡単にな
り、従来あったような回転する部分がないため、刷子や
軸受け部分がなく、全体の部品数が少なくて済む。また
電気接点の位置によって回転起動しないような欠点はな
い。また当然ながら電気接点の切り換えがないため電磁
ノイズは発生しない。
り、従来あったような回転する部分がないため、刷子や
軸受け部分がなく、全体の部品数が少なくて済む。また
電気接点の位置によって回転起動しないような欠点はな
い。また当然ながら電気接点の切り換えがないため電磁
ノイズは発生しない。
【図1】本発明のペイジャー用振動アクチュエータの断
面図である。
面図である。
【図2】図1の実施例の駆動時の断面図である。
【図3】駆動電流の例を示す図。
【図4】本発明に使用するアクチュエータの一部切り欠
け斜視図である。
け斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例の断面図である。
【図6】本発明の他の実施例の断面図である。
【図7】本発明の改良前の実施例の断面図である。
【図8】従来の円筒形のペイジャー用振動モータの斜視
図である。
図である。
1 磁石 2 プレート 3、18 ヨーク 4 ボビン 5 コイル 6 ダンパ 7 ダンパ支持部 8 円環状平坦部 9 振動体 10、11、22 弾性材 12 衝突カバー 13 ゴム 14、17 ゴム端部 15 ゴム底部 16 ヨーク頂部 20 管状ゴム 21、26 支持部 23 円環状支持部 24 窓 25 環状ダンパ
Claims (7)
- 【請求項1】 永久磁石とコイルで磁気回路を形成し、
上下に可動な振動体からなる電気音響変換器において、
低周波電気信号入力で前記振動体と一体に動く部分を固
定した部分に衝突させ、また永久磁石、ヨークおよびプ
レートからなるコイル以外の磁気回路を上下に柔軟な構
造物で支持し固定した部分に衝突させることにより外部
に振動を発生させることを特徴とするペイジャー用振動
アクチュエータ。 - 【請求項2】 前記コイルの上部の円環状平坦部と、ヨ
ークの衝突する部分と固定した部分の間にそれぞれ弾性
材を設けたことを特徴とする請求項1記載のペイジャー
用振動アクチュエータ。 - 【請求項3】 薄いゴムで前記磁気回路のヨークの底部
を支持し、前記磁気回路が前記固定した部分に衝突する
ことを可能にした請求項1、2記載のペイジャー用振動
アクチュエータ。 - 【請求項4】 前記磁気回路のヨークを支持する薄いゴ
ムを弾性材に兼用した請求項3記載のペイジャー用振動
アクチュエータ。 - 【請求項5】 管状のゴムを介し、前記固定した部分に
一体化した支持部で前記磁気回路の周辺部を支持し、前
記磁気回路が前記固定した部分に衝突することを可能に
した請求項1、2記載のペイジャー用振動アクチュエー
タ。 - 【請求項6】 前記固定した部分と一体化した円環状支
持部に環状ダンパの外周部を接着し、前記ダンパの内周
部で前記磁気回路のヨークを接着し前記磁気回路を前記
固定した部分に衝突することを可能にした請求項1、2
記載のペイジャー用振動アクチュエータ。 - 【請求項7】 ヨークを複数の薄い磁性材の板で形成し
たことを特徴とする請求項1、2および3記載のペイジ
ャー用振動アクチュエータ。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP24026196A JP3493594B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | ペイジャー用振動アクチュエータ |
SG1997001281A SG54498A1 (en) | 1996-09-11 | 1997-04-23 | Vibration actuator for pager |
JP2000103296A JP3560041B2 (ja) | 1996-09-11 | 2000-04-05 | 音声および低周波振動発生用振動アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24026196A JP3493594B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | ペイジャー用振動アクチュエータ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000103296A Division JP3560041B2 (ja) | 1996-09-11 | 2000-04-05 | 音声および低周波振動発生用振動アクチュエータ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1094234A true JPH1094234A (ja) | 1998-04-10 |
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Family
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11191795A (ja) * | 1997-12-25 | 1999-07-13 | Tokin Corp | 電話機用多機能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電話機 |
KR101710187B1 (ko) * | 2016-04-22 | 2017-02-27 | 주식회사 진영지앤티 | 스피커 및 이를 포함하는 디바이스 |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP24026196A patent/JP3493594B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11191795A (ja) * | 1997-12-25 | 1999-07-13 | Tokin Corp | 電話機用多機能振動アクチュエータ及びそれを搭載した電話機 |
KR101710187B1 (ko) * | 2016-04-22 | 2017-02-27 | 주식회사 진영지앤티 | 스피커 및 이를 포함하는 디바이스 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3493594B2 (ja) | 2004-02-03 |
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