JPH11191195A - 警報通信システムと、それに使用可能な貴重品収納ケース - Google Patents

警報通信システムと、それに使用可能な貴重品収納ケース

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JPH11191195A
JPH11191195A JP9358612A JP35861297A JPH11191195A JP H11191195 A JPH11191195 A JP H11191195A JP 9358612 A JP9358612 A JP 9358612A JP 35861297 A JP35861297 A JP 35861297A JP H11191195 A JPH11191195 A JP H11191195A
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JP
Japan
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transport vehicle
storage case
communication
communication control
control device
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JP9358612A
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English (en)
Inventor
Takeo Matsumoto
武雄 松本
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HAKKO ELECTRIC
Hakko Electronics Co Ltd
Original Assignee
HAKKO ELECTRIC
Hakko Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送車TRの現在位置を常時把握し、万一の
事態に適確に対応する。 【解決手段】 輸送車TRに搭載する位置決定装置1
1、通信制御装置12と、統轄センタTCに設置する監
視装置22とを組み合わせる。通信制御装置12は、位
置決定装置11からの輸送車TRの現在位置を統轄セン
タTCに送信し、監視装置22は、輸送車TRの移動状
況を監視し、輸送車TRの非常状態を判別して検出する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、貴重
品、現金等の輸送時において、輸送車が事件に巻き込ま
れたことを速やかに検出して通報することができる警報
通信システムと、それに使用可能な貴重品収納ケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】貴重品、現金等を輸送するときは、その
安全性を向上させるために、警報通信システムを介して
輸送車と統轄センタとの間に緊密な連絡を取り合うこと
が好ましい。
【0003】従来の警報通信システムは、輸送車に搭載
する無線通信機と、統轄センタに設置する統轄通信装置
とから構成されている。そこで、このものは、平常時に
おいて、音声によって輸送車、統轄センタ間の連絡を取
り合うことができ、輸送車が事件に巻き込まれて所定ル
ートから逸脱した時などの非常時において、その旨を統
轄センタに緊急連絡することができる。なお、このとき
の連絡は、輸送車の係員が無線通信機を操作して行なう
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、統轄センタは、輸送車の係員が無線通信機を操
作しない限り、非常状態の連絡が入らないため、状況を
速やかに把握することが難しい上、非常状態に陥った輸
送車や、それに積載されている輸送中の貴重品収納ケー
スを捜索するために多大な時間を要することが少なくな
いという問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、輸送車の移動状況を常時監視する監視
装置を採用することによって、輸送車の現在位置を把握
し、万一の事態に適確に対応することができる警報通信
システムと、それに使用可能な貴重品収納ケースを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、輸送車に搭載す
る位置決定装置、通信制御装置と、統括センタに設置す
る監視装置とを備えてなり、通信制御装置は、位置決定
装置からの輸送車の現在位置を統轄センタに送信し、監
視装置は、輸送車の移動状況を監視することをその要旨
とする。
【0007】なお、通信制御装置には、輸送車の異常を
検出する検出器を付設することができ、輸送車の荷室を
撮影するカメラを付設することができる。
【0008】また、通信制御装置には、手動操作用の非
常ボタンを付設することができる。
【0009】第2発明の構成は、収納ケースと、収納ケ
ースに組み込む位置決定装置、送信ユニットとを備えて
なり、送信ユニットは、位置決定装置からの収納ケース
の現在位置を送信することをその要旨とする。
【0010】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、位置決定
装置は、複数の人工衛星からの電波により輸送車の現在
位置を算出することができ、通信制御装置は、位置決定
装置からの輸送車の現在位置を統轄センタに送信するこ
とができる。そこで、監視装置は、通信制御装置からの
輸送車の現在位置に基づいて輸送車の移動状況を常時監
視することができ、あらかじめ設定された移動ルートか
ら逸脱するような非常事態が輸送車に発生すると、その
旨を速やかに把握して警報表示することができる。な
お、輸送車と統轄センタとの間の通信方法は、業務用無
線、携帯電話、自動車電話等の地上電波によってもよ
く、通信衛星を使用する衛星電波によってもよい。ま
た、輸送車からの通信電波が途断え、統轄センタによる
輸送車の追尾が不能となった場合も、輸送車に非常事態
が発生したとみなしてよい。
【0011】通信制御装置に検出器を付設するときは、
検出器は、たとえば輸送車の窓や扉が外部から破壊され
たときや、荷室の貴重品収納ケースが強奪されたときの
ような異常事態の発生を検出することができる。なお、
このような検出器としては、輸送車の窓の破壊を検出す
る電極膜や、輸送車の荷室の扉をロックするロックユニ
ットの異常を検出するセンサの他、輸送車の荷室から貴
重品収納ケースが正規の手続きなしに搬出されたことを
検出する磁気センサやマイクロ波IDセンサ、貴重品収
納ケースが輸送車から離れたことを検出する微弱電波の
送信器等を1または2以上の任意の組合せによって使用
することができる。
【0012】通信制御装置に付設するカメラは、輸送車
の荷室を撮影して録画することにより、非常時の荷室に
存在する人物や、その動作を記録し、その後の捜査に役
立てることができる。なお、カメラは、荷室の扉が開放
されたときや、係員や侵入者が荷室に入ったとき等の所
定のときだけ動作するようにしてもよい。また、カメラ
は、荷室を撮影するとき、通信制御装置を介して撮影映
像を統轄センタに転送してもよく、このときの映像は、
動画であってもよく、静止画をコマ送りしてもよい。
【0013】通信制御装置に非常ボタンを付設すれば、
非常ボタンは、係員が手動操作することにより、通信制
御装置を介して輸送車が非常状態にある旨を自動的に送
信することができる。なお、非常ボタンは、輸送車の運
転室や荷室等に対し、複数の場所に分散して配置するこ
とが好ましい。
【0014】第2発明の構成によるときは、位置決定装
置は、送信ユニットを介して収納ケースの現在位置を送
信することができ、送信ユニットからの情報を受信する
ことにより収納ケースの現在位置を簡単に追跡すること
ができる。また、収納ケースを子供用や老人用の携帯用
のバッグ等に形成すれば、迷子さがしや、徘徊老人の探
索等にも好適に使用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0016】警報通信システムは、輸送車TRに搭載す
る位置決定装置11、通信制御装置12と、統轄センタ
TCに設置する監視装置22とを備えてなる(図1、図
2)。
【0017】位置決定装置11は、複数の人工衛星S
T、ST…と組み合わせてグローバル・ポジショニング
・システム(いわゆるGPSシステム)を構築してい
る。ただし、図1には、単一の人工衛星STのみが図示
されている。位置決定装置11の出力は、通信制御装置
12、ディスプレイモニタ13に個別に接続されてい
る。なお、位置決定装置11は、通信制御装置12とと
もに輸送車TRの運転室TRa に設置されており、位置
決定装置11には、人工衛星STからの電波Sg を受信
するアンテナ11aと、輸送車TRのハンドルの操舵角
やタイヤの回転数等から輸送車TRの移動方向、速度等
の走行データDa を算出して出力するジャイロユニット
11bとが付設されている。
【0018】位置決定装置11は、人工衛星STからの
電波Sg を受信して輸送車TRの現在位置を算出し、デ
ィスプレイモニタ13の画面上に輸送車TRの現在位置
を周辺の地図と併せて表示するとともに、その現在位置
を位置データD1 として通信制御装置12に出力するこ
とができる。ただし、位置決定装置11は、トンネルや
地下等において人工衛星STからの電波Sg が受信不能
であるとき、ジャイロユニット11bからの走行データ
Da に基づいて輸送車TRの現在位置を正確に補正する
ことができる。
【0019】通信制御装置12には、輸送車TRの荷室
TRb を撮影するカメラ14aの他、磁気センサ形の検
出器15a、15a、電極膜形の検出器15b、15
b、ロックユニット16が付設されている。ただし、図
2には、検出器15a、15a、15b、15bの各一
方のみが図示されている。ロックユニット16には、認
識ユニット16a、操作パネル16bが付属しており、
通信制御装置12には、非常スイッチ12d、12d、
無効スイッチ12eが付設されている。
【0020】検出器15a、15aは、輸送車TRの荷
室TRb の後部に対向して配設されており、荷室TRb
に積載する各貴重品収納ケースPCの磁気カード形式の
タグPC1 を磁気的に検出することができる。また、検
出器15b、15bは、荷室TRb の窓に貼着されてお
り、窓の破壊を検出することができる。ロックユニット
16、認識ユニット16a、操作パネル16bは、荷室
TRb の一方の扉TRc に付設されている。非常スイッ
チ12d、12dは、輸送車TRの運転室TRa 、荷室
TRb に分散して設置されており、無効スイッチ12e
は、荷室TRbに取り付けられている。
【0021】ロックユニット16には、認識ユニット1
6aからの認識データD3 、操作パネル16bからのコ
ードデータD4 が入力されている。そこで、ロックユニ
ット16は、認識ユニット16a、操作パネル16bか
らの正常な認識データD3 、コードデータD4 を入力す
ると、扉TRc 、TRc を正常に解錠し、施錠すること
ができ、このとき、正常操作を示す作動信号S2 を出力
することができる。なお、正常操作とは、認識ユニット
16aを介して係員が所持するIDカードや係員の声
紋、指紋等を正しい認識データD3 として入力するとと
もに、操作パネル16bを介して所定のパスワード等の
正しいコードデータD4 が入力される場合のことをい
う。
【0022】また、ロックユニット16は、認識ユニッ
ト16a、操作パネル16bからの正常な認識データD
3 、コードデータD4 が入力されないとき、扉TRc 、
TRc を開放不能に拘束するとともに、誤操作を示す作
動信号S2 を出力することができる。また、ロックユニ
ット16は、扉TRc 、TRc や、ロックユニット16
自体が外部から破壊された場合にも、誤操作を示す作動
信号S2 を出力するものとする。
【0023】通信制御装置12は、制御手段12a、判
別手段12b、通信手段12cを備えて構成されている
(図2、図3)。制御手段12aには、位置決定装置1
1からの位置データD1 、カメラ14aからの映像デー
タD2 が個別に入力されており、制御手段12aの出力
は、ビデオデッキ14b、通信手段12cに個別に接続
されている。なお、制御手段12aには、ロックユニッ
ト16からの作動信号S2 が分岐入力されている。
【0024】判別手段12bには、検出器15a、15
aからの検出信号S1a、検出器15b、15bからの検
出信号S1b、ロックユニット16からの作動信号S2 が
入力されている。また、判別手段12bには、非常スイ
ッチ12d、12d、無効スイッチ12eが接続されて
おり、判別手段12bの出力は、非常信号S3 として通
信手段12cに入力されている。通信手段12cには、
マイクロホン12f、スピーカ12gが接続されてお
り、通信手段12cの出力は、アンテナ12hに接続さ
れている。
【0025】監視装置22には、統轄通信ユニット21
の出力と、ルート設定装置23からのルートデータD6
とが入力されており、監視装置22の出力は、ディスプ
レイモニタ24に接続されている。なお、統轄通信ユニ
ット21には、マイクロホン21a、スピーカ21bが
付属しており、アンテナ21cが付設されている。ルー
ト設定装置23は、輸送車TRの正規の移動ルートを設
定し、ルートデータD6 として出力することができる。
【0026】制御手段12aは、位置決定装置11から
の位置データD1 を入力すると、通信手段12cを介
し、それを輸送車TRの現在位置として統轄センタTC
にを送信することができる。また、制御手段12aは、
荷室TRb の扉TRc 、TRcが開くと、ロックユニッ
ト16からの作動信号S2 を入力してカメラ14aから
の映像データD2 をビデオデッキ14bに送出して録画
するとともに、通信手段12cを介して送信することが
できる。すなわち、通信手段12cは、位置決定装置1
1からの位置データD1 とカメラ14aからの映像デー
タD2 とを併せて送信することができる。
【0027】一方、判別手段12bは、検出器15a、
15aからの検出信号S1a、検出器15b、15bから
の検出信号S1b、ロックユニット16からの誤操作を示
す作動信号S2 の他、非常スイッチ12d、12dの操
作に基づいて、通信手段12cを介して非常信号S3 を
送信することができる。ただし、判別手段12bは、無
効スイッチ12eが操作されると、検出器15a、15
aからの検出信号S1aを所定時間だけ無効とし、輸送車
TRの係員による貴重品収納ケースPCの正常な搬出入
作業に際して非常信号S3 を出力することがない。な
お、無効スイッチ12eは、輸送車TRの係員であるこ
とを示すIDカードや、係員の声紋、指紋等を識別する
識別機能を備えており、係員以外の者が操作しても作動
しないようにすることが好ましい。
【0028】また、通信手段12cは、マイクロホン1
2f、スピーカ12gを介し、音声によって統轄センタ
TCと無線通信することができる。
【0029】監視装置22は、ルート設定装置23から
のルートデータD6 と、統轄通信ユニット21を介して
受信する輸送車TRの現在位置を示す位置データD1 と
に基づき、輸送車TRの移動状況を監視し、それをディ
スプレイモニタ24に表示することができる。なお、こ
のときのディスプレイモニタ24には、輸送車TRの現
在位置の他、その移動ルートや、現在位置周辺の地図が
併せて表示されるものとする。また、統轄通信ユニット
21は、マイクロホン21a、スピーカ21bを介して
輸送車TRと音声によって無線通信することができる。
【0030】監視装置22は、ルートデータD6 と位置
データD1 とを対比し、輸送車TRが正規の移動ルート
から極端に逸脱した場合には、その旨を外部に警報表示
することができる。なお、ディスプレイモニタ24に
は、輸送車TRの現在位置とともに、輸送車TRの荷室
TRb の撮影映像を併せて表示してもよい。
【0031】また、監視装置22は、輸送車TRからの
非常信号S3 を受信すると、その旨をディスプレイモニ
タ24に表示するとともに、外部に警報表示することが
できる。このとき、統轄センタTCの係員は、輸送車T
Rの係員と無線通話することによって輸送車TRの状況
を把握し、それを警察等に通報することができる。
【0032】監視装置22は、ルートデータD6 によっ
て設定される輸送車TRの特定ポイントPi (i=a、
b…)までの所要時間T6i(i=a、b…)に対し、輸
送車TRからの位置データD1 によって与えられる実際
の所要時間T1i(i=a、b…)が所定の許容時間範囲
ΔT内であることをチェックしてもよい(図4)。ただ
し、図4において、縦軸、横軸は、それぞれ出発地点か
らの距離L、経過時間Tにとっている。すなわち、監視
装置22は、輸送車TRが出発地点を出発した後、特定
ポイントPi までの所要時間T6iの経過ごとに輸送車T
Rの実際の所要時間T1iをチェックし、|T6i−T1i|
>ΔTを検出することにより、輸送車TRが何らかの事
件に巻き込まれた可能性があると判断することができ
る。
【0033】かかる警報通信システムは、統轄センタT
Cにおいて、輸送車TRの移動状況を常時監視すること
により、輸送車TRの現在位置を把握し、輸送車TRの
状況を詳細に把握することができる。すなわち、統轄セ
ンタTCは、輸送車TRが事件に巻き込まれて不審な動
作をすると、それを速やかに検出して外部に警報表示す
るとともに、輸送車TRが正規の移動ルートから大きく
外れても、輸送車TRを見失うことがなく、それを早期
に発見することができる。
【0034】
【他の実施の形態】図1、図2の検出器15a、タグP
C1 は、それぞれマイクロ波IDセンサと、それに組み
合わせるマイクロ波IDタグに代えることができる。マ
イクロ波IDセンサは、マイクロ波による微弱電波を発
信しており、所定の応答領域内に存在するマイクロ波I
Dタグを作動させてマイクロ波IDタグからの応答電波
を受信することにより、正規の手続きなしに貴重品収納
ケースPCが搬出されたことを検出することができる。
【0035】また、貴重品収納ケースPCには、微弱電
波Sa を発信する送信機PCa を組み込み(図5)、通
信制御装置12には、微弱電波Sa を受信する受信機1
7を付設してもよい。貴重品収納ケースPCが正規の手
続きなしに輸送車TRから搬出されると、受信機17
は、微弱電波Sa の受信が不能となり、通信制御装置1
2は、それを検出して統轄センタTCに通報することが
できる。
【0036】なお、微弱電波Sa の送信機PCa は、輸
送車TRに搭乗する係員に携帯させてもよい。係員が不
用意に輸送車TRから離れるようなことがあると、それ
を検出することができる。なお、係員に携帯させる送信
機PCa は、たとえば係員が着席する輸送車TR内の座
席に着席センサを設け、係員が不用意に定位置から離れ
たことを検出してもよい。
【0037】係員に送信機PCa を携帯させ(図6)、
送信機PCa は、貴重品収納ケースPCに組み込むタグ
PC1 が送信機PCa の近傍に存在するときにのみ、微
弱電波Sa を発信するようにしてもよい。貴重品収納ケ
ースPCが係員により正規の手続きを経て輸送車TRか
ら搬出されても、それが車外において強奪されたような
事態を有効に検出することができる。なお、このときの
送信機PCa には、タグPC1 を認識する認識装置の
他、送信機PCa からの微弱電波Sa の中断による警報
を解除する解除スイッチなどを組み込むものとする。貴
重品収納ケースPCは、そのまま輸送先に留め置いて帰
る場合も少なくないからである。
【0038】図3の判別手段12bは、非常信号S3 を
出力する際に、輸送車TRの図示しないエンジンコント
ロール用のコンピュータユニットに対して停止信号S4
を出力してもよい(図7)。輸送車TRは、判別手段1
2bからの停止信号S4 によって走行不能となるから、
安全性を一層高めることができる。
【0039】貴重品収納ケースPCは、収納ケースPC
2 に位置決定装置11、送信ユニット19を組み込んで
もよい(図8)。位置決定装置11、送信ユニット19
は、収納ケースPC2 に内蔵する図示しないバッテリに
よって給電されており、送信ユニット19には、アンテ
ナ19aが付設されている。そこで、位置決定装置11
は、送信ユニット19を介して収納ケースPC2 の現在
位置を常時発信することができ、統轄センタTCは、送
信ユニット19からの発信電波を受信することにより、
貴重品収納ケースPCの現在位置を常時把握し、貴重品
収納ケースPCが強奪されても、その移動状況を適確に
追跡することができる。なお、かかる貴重品収納ケース
PCは、携帯用のバッグ等として子供や老人に所持させ
ることにより、迷子や徘徊老人の探索用としても使用す
ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、輸送車に搭載する位置決定装置、通信
制御装置と、統轄センタの監視装置とを組み合わせるこ
とによって、監視装置は、通信制御装置を介して送信さ
れる輸送車の現在位置を把握し、輸送車が移動ルートか
ら逸脱することを検出して輸送車が非常状態にあること
を適確に検出することができるから、輸送車が襲撃され
るような万一の事態に適確に対応することができ、輸送
中の貴重品や現金の被害を未然に防止するとともに、そ
の後の捜査にも大きく貢献することができるという優れ
た効果がある。
【0041】第2発明によれば、位置決定装置、送信ユ
ニットを収納ケースに組み込むことによって、第1発明
の統轄センタにおいて貴重品収納ケースの現在位置を適
確に把握することができ、その捜索を円滑にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成模式説明図
【図2】 全体構成ブロック系統図
【図3】 要部詳細ブロック系統図
【図4】 動作説明図
【図5】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(1)
【図6】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(2)
【図7】 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図
(3)
【図8】 他の実施の形態を示す構成説明図
【符号の説明】
TR…輸送車 TC…統轄センタ PC…貴重品収納ケース PC2 …収納ケース 11…位置決定装置 12…通信制御装置 12d…非常ボタン 14a…カメラ 15a、15b…検出器 19…送信ユニット 22…監視装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送車に搭載する位置決定装置、通信制
    御装置と、統括センタに設置する監視装置とを備えてな
    り、前記通信制御装置は、前記位置決定装置からの輸送
    車の現在位置を統轄センタに送信し、前記監視装置は、
    輸送車の移動状況を監視することを特徴とする警報通信
    システム。
  2. 【請求項2】 前記通信制御装置には、輸送車の異常を
    検出する検出器を付設することを特徴とする請求項1記
    載の警報通信システム。
  3. 【請求項3】 前記通信制御装置には、輸送車の荷室を
    撮影するカメラを付設することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の警報通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通信制御装置には、手動操作用の非
    常ボタンを付設することを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれか記載の警報通信システム。
  5. 【請求項5】 収納ケースと、該収納ケースに組み込む
    位置決定装置、送信ユニットとを備えてなり、該送信ユ
    ニットは、前記位置決定装置からの前記収納ケースの現
    在位置を送信することを特徴とする警報通信システムに
    使用可能な貴重品収納ケース。
JP9358612A 1997-12-25 1997-12-25 警報通信システムと、それに使用可能な貴重品収納ケース Pending JPH11191195A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016540A (ja) * 2001-06-27 2003-01-17 System Av:Kk 積荷監視システム
JP2011103115A (ja) * 2009-10-16 2011-05-26 Denso Corp 車載ナビゲーション装置
JP2013108639A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Yazaki Energy System Corp 庫内監視装置

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