JPH11191008A - 機械の制御装置 - Google Patents
機械の制御装置Info
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- JPH11191008A JPH11191008A JP35991997A JP35991997A JPH11191008A JP H11191008 A JPH11191008 A JP H11191008A JP 35991997 A JP35991997 A JP 35991997A JP 35991997 A JP35991997 A JP 35991997A JP H11191008 A JPH11191008 A JP H11191008A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】機械の運転状態量を数字で表示する表示部に、
制御装置の入出力信号の状態を表示させて、異常箇所を
直ちに特定可能な機械の制御装置を提供する。 【解決手段】制御装置10は制御回路11と表示器12
を備える。制御回路11は機械の状態を検出する水位ス
イッチ等の検出器(23,33,34,37等)からの
検出信号を入力し、入力信号に基づいて制御信号を決定
して電磁式給水バルブ等の制御部品(22,32,25
等)へ出力する。表示器12は数字表示可能な7セグメ
ント方式の表示部12a,12bとスイッチ12c,1
2d等を備えている。表示部12aは、通常は機械の運
転状態量を数字で表示し、スイッチ12c,12dが同
時に操作された場合は、制御回路11の入力信号又は出
力信号に対応して決められているセグメントを、同信号
がオンかオフかに応じて点灯又は消灯状態とする。
制御装置の入出力信号の状態を表示させて、異常箇所を
直ちに特定可能な機械の制御装置を提供する。 【解決手段】制御装置10は制御回路11と表示器12
を備える。制御回路11は機械の状態を検出する水位ス
イッチ等の検出器(23,33,34,37等)からの
検出信号を入力し、入力信号に基づいて制御信号を決定
して電磁式給水バルブ等の制御部品(22,32,25
等)へ出力する。表示器12は数字表示可能な7セグメ
ント方式の表示部12a,12bとスイッチ12c,1
2d等を備えている。表示部12aは、通常は機械の運
転状態量を数字で表示し、スイッチ12c,12dが同
時に操作された場合は、制御回路11の入力信号又は出
力信号に対応して決められているセグメントを、同信号
がオンかオフかに応じて点灯又は消灯状態とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械の運転状態を
表示する表示部を有する機械の制御装置に関する。
表示する表示部を有する機械の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機械の運転状態を検出する検出器の信号
に基づいて機械を制御し、同時に機械の運転状態量を表
示部に数字表示する機械の制御装置は良く知られてい
る。例えば、希塩水タンクに貯留された希塩水を電解槽
に供給して電気分解し、電解水を外部に注出する機械
(電解水生成装置)に用いられる制御装置は、希塩水タ
ンクの水位を検出する水位スイッチの信号を入力し、水
位が低下したものと判定したときには希塩水タンク内に
原水を供給するための電磁式給水バルブに作動指示を出
力して希塩水量を増大する等の制御を実行する。又、こ
の制御装置は電解槽に供給されている希塩水の流量等を
検出して表示部に数字をもって表示する。
に基づいて機械を制御し、同時に機械の運転状態量を表
示部に数字表示する機械の制御装置は良く知られてい
る。例えば、希塩水タンクに貯留された希塩水を電解槽
に供給して電気分解し、電解水を外部に注出する機械
(電解水生成装置)に用いられる制御装置は、希塩水タ
ンクの水位を検出する水位スイッチの信号を入力し、水
位が低下したものと判定したときには希塩水タンク内に
原水を供給するための電磁式給水バルブに作動指示を出
力して希塩水量を増大する等の制御を実行する。又、こ
の制御装置は電解槽に供給されている希塩水の流量等を
検出して表示部に数字をもって表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の制御装置にあっては、機械の動作が異常となった場
合、異常箇所(部品)の特定に時間がかかるという問題
点がある。例えば、上述した電解水生成装置の制御装置
において、希塩水タンクに給水されない(電解水が注出
されてこない)という異常状態が発生した場合、異常箇
所として想定される部品は水位スイッチか電磁式給水バ
ルブである。ところが、異常がどちらにあるかを特定す
るためには、水位スイッチを機械から取外して動作不良
があるか否かを確かめなければならない。この作業は、
電解水生成装置が狭い場所などに設置されていると非常
に手間がかかるものであり、又、場合によっては水位ス
イッチの電線を切断する必要もある。水位スイッチに異
常がないと判定された場合には、電磁式給水バルブに制
御信号が出力されているか否かを確認する必要がある。
この確認には、同バルブに接続された電線を分岐して供
給電圧を計測する等の作業が必要であるため、同様に容
易ではない。一方、表示部の表示は、機械の運転状態量
を知るためには利用できるが、異常箇所の特定には利用
できない。
来の制御装置にあっては、機械の動作が異常となった場
合、異常箇所(部品)の特定に時間がかかるという問題
点がある。例えば、上述した電解水生成装置の制御装置
において、希塩水タンクに給水されない(電解水が注出
されてこない)という異常状態が発生した場合、異常箇
所として想定される部品は水位スイッチか電磁式給水バ
ルブである。ところが、異常がどちらにあるかを特定す
るためには、水位スイッチを機械から取外して動作不良
があるか否かを確かめなければならない。この作業は、
電解水生成装置が狭い場所などに設置されていると非常
に手間がかかるものであり、又、場合によっては水位ス
イッチの電線を切断する必要もある。水位スイッチに異
常がないと判定された場合には、電磁式給水バルブに制
御信号が出力されているか否かを確認する必要がある。
この確認には、同バルブに接続された電線を分岐して供
給電圧を計測する等の作業が必要であるため、同様に容
易ではない。一方、表示部の表示は、機械の運転状態量
を知るためには利用できるが、異常箇所の特定には利用
できない。
【0004】
【発明の概要】本発明は上記問題点に対処するためにな
されたものであり、その目的は、通常は機械の運転状態
量を数字をもって表示する表示部に、制御装置の入力信
号又は出力信号のうち高レベル又は低レベルの何れかの
値のみをとりうる信号の状態を表示可能とすることによ
り、異常箇所の特定が容易な機械の制御装置を提供する
ことにある。
されたものであり、その目的は、通常は機械の運転状態
量を数字をもって表示する表示部に、制御装置の入力信
号又は出力信号のうち高レベル又は低レベルの何れかの
値のみをとりうる信号の状態を表示可能とすることによ
り、異常箇所の特定が容易な機械の制御装置を提供する
ことにある。
【0005】上記目的を達成する本発明の第1の特徴
は、表示状態又は非表示状態の何れかの状態をとる表示
単位が複数個集合してなり同表示単位が選択的に表示状
態とされることにより数字を表示しうる表示部と、機械
の運転状態を検出する検出器の信号を入力し同入力信号
に応じて機械の制御部品に対する制御信号を決定すると
ともに同制御信号を出力信号として前記制御部品に出力
する制御手段とを備えた機械の制御装置において、制御
手段が、入力信号に基づいて得られる機械の運転状態量
を表示部に数字をもって表示させる状態量表示手段と、
入力信号又は出力信号のうち高レベル又は低レベルの何
れかの値のみをとりうる信号に応じて特定されている表
示単位を同信号のレベルに応じて表示状態又は非表示状
態とすることにより、同信号の状態を前記表示部に表示
させる入出力信号表示手段と、状態量表示手段と入出力
信号表示手段とを選択的に作動させる選択手段とを具備
し、機械の運転状態量と高レベル又は低レベルの何れか
の値のみをとりうる入力信号又は出力信号の信号状態と
を外部に選択的に表示することにある。
は、表示状態又は非表示状態の何れかの状態をとる表示
単位が複数個集合してなり同表示単位が選択的に表示状
態とされることにより数字を表示しうる表示部と、機械
の運転状態を検出する検出器の信号を入力し同入力信号
に応じて機械の制御部品に対する制御信号を決定すると
ともに同制御信号を出力信号として前記制御部品に出力
する制御手段とを備えた機械の制御装置において、制御
手段が、入力信号に基づいて得られる機械の運転状態量
を表示部に数字をもって表示させる状態量表示手段と、
入力信号又は出力信号のうち高レベル又は低レベルの何
れかの値のみをとりうる信号に応じて特定されている表
示単位を同信号のレベルに応じて表示状態又は非表示状
態とすることにより、同信号の状態を前記表示部に表示
させる入出力信号表示手段と、状態量表示手段と入出力
信号表示手段とを選択的に作動させる選択手段とを具備
し、機械の運転状態量と高レベル又は低レベルの何れか
の値のみをとりうる入力信号又は出力信号の信号状態と
を外部に選択的に表示することにある。
【0006】第1の特徴における状態量表示手段は、機
械の運転状態量を表示部に数字をもって表示させる。表
示部に表示される数字は、表示部の表示単位を選択的に
表示状態とすることで示される。一方、入力信号又は出
力信号には、高レベル又は低レベルの何れかの値のみを
とりうる信号(以下、2値信号)と、連続的に変化しう
る信号とがある。入出力信号表示手段は、この入出力信
号のうち2値信号の状態を表示すべく、同信号に応じて
特定されている表示単位を2値信号の高又は低レベルに
応じて表示状態又は非表示状態とする。即ち、2値信号
と表示単位は一対一に対応していて、ある表示単位が表
示状態であることは、その表示単位に対応した2値信号
が高レベル(低レベル)であることを意味し、表示単位
が非表示状態であることは、同2値信号が低レベル(高
レベル)であることを意味する。選択手段は、上述の状
態量表示手段と入出力信号表示手段とを選択的に作動さ
せる。
械の運転状態量を表示部に数字をもって表示させる。表
示部に表示される数字は、表示部の表示単位を選択的に
表示状態とすることで示される。一方、入力信号又は出
力信号には、高レベル又は低レベルの何れかの値のみを
とりうる信号(以下、2値信号)と、連続的に変化しう
る信号とがある。入出力信号表示手段は、この入出力信
号のうち2値信号の状態を表示すべく、同信号に応じて
特定されている表示単位を2値信号の高又は低レベルに
応じて表示状態又は非表示状態とする。即ち、2値信号
と表示単位は一対一に対応していて、ある表示単位が表
示状態であることは、その表示単位に対応した2値信号
が高レベル(低レベル)であることを意味し、表示単位
が非表示状態であることは、同2値信号が低レベル(高
レベル)であることを意味する。選択手段は、上述の状
態量表示手段と入出力信号表示手段とを選択的に作動さ
せる。
【0007】従って、第1の特徴を有する機械の制御装
置は、数字表示が可能な表示部に機械の運転状態量を数
字で表示するのみでなく、制御装置の入出力信号(2値
信号)の状態を表示することができる。このため同制御
装置は、機械の作動が異常な場合における異常箇所の特
定を極めて容易とする。上記した電解水生成装置の給水
されない(希塩水タンク内に希塩水が存在していない)
という異常状態を例にとれば、サービスマン等は、入出
力信号表示手段が選択的に作動されている場合におい
て、表示部の水位スイッチに対応した表示単位が、表示
状態である否かを確認するだけで水位スイッチの作動状
態を知ることができるため、同スイッチを取外す等の面
倒な作業を行うことなく、水位スイッチが異常であるか
否かを即座に判断することができる。
置は、数字表示が可能な表示部に機械の運転状態量を数
字で表示するのみでなく、制御装置の入出力信号(2値
信号)の状態を表示することができる。このため同制御
装置は、機械の作動が異常な場合における異常箇所の特
定を極めて容易とする。上記した電解水生成装置の給水
されない(希塩水タンク内に希塩水が存在していない)
という異常状態を例にとれば、サービスマン等は、入出
力信号表示手段が選択的に作動されている場合におい
て、表示部の水位スイッチに対応した表示単位が、表示
状態である否かを確認するだけで水位スイッチの作動状
態を知ることができるため、同スイッチを取外す等の面
倒な作業を行うことなく、水位スイッチが異常であるか
否かを即座に判断することができる。
【0008】又、サービスマン等は、電磁式給水バルブ
への出力信号に対応した表示単位が表示状態である否か
を確認するだけで、電磁式給水バルブへ給水指令が出力
されているか否かを知ることができ、電磁式給水バルブ
に接続された電線を分岐して供給電圧を計測する等の作
業を省略することができる。尚、水位スイッチが正常で
あって電磁式給水バルブへ給水指令が出力されているな
らば、異常状態の原因は同バルブの異常(又は断水)で
あると判断できる。
への出力信号に対応した表示単位が表示状態である否か
を確認するだけで、電磁式給水バルブへ給水指令が出力
されているか否かを知ることができ、電磁式給水バルブ
に接続された電線を分岐して供給電圧を計測する等の作
業を省略することができる。尚、水位スイッチが正常で
あって電磁式給水バルブへ給水指令が出力されているな
らば、異常状態の原因は同バルブの異常(又は断水)で
あると判断できる。
【0009】本発明の第2の特徴は、第1の特徴を有す
る機械の制御装置が切替スイッチと接続されており、前
記選択手段が切替スイッチの操作に応じて状態量表示手
段と入出力信号表示手段とを選択的に作動させることに
ある。第2の特徴によれば、サービスマン等は、切替ス
イッチを操作するだけで所望の表示状態とすることがで
きる。
る機械の制御装置が切替スイッチと接続されており、前
記選択手段が切替スイッチの操作に応じて状態量表示手
段と入出力信号表示手段とを選択的に作動させることに
ある。第2の特徴によれば、サービスマン等は、切替ス
イッチを操作するだけで所望の表示状態とすることがで
きる。
【0010】本発明の第3の特徴は、第2の特徴を有す
る機械の制御装置において、入出力信号表示手段が入力
信号の状態のみを表示部に表示させる入力信号表示手段
と出力信号の状態のみを表示部に表示させる出力信号表
示手段とを有し、選択手段が切替スイッチの操作に応じ
て状態量表示手段、入力信号表示手段、又は出力信号表
示手段のいずれかの手段を選択的に作動させることにあ
る。この特徴によれば、入力信号の状態と出力信号の状
態とが混在して表示されることがないため、サービスマ
ン等が信号状態を誤認する可能性が低減され得る。
る機械の制御装置において、入出力信号表示手段が入力
信号の状態のみを表示部に表示させる入力信号表示手段
と出力信号の状態のみを表示部に表示させる出力信号表
示手段とを有し、選択手段が切替スイッチの操作に応じ
て状態量表示手段、入力信号表示手段、又は出力信号表
示手段のいずれかの手段を選択的に作動させることにあ
る。この特徴によれば、入力信号の状態と出力信号の状
態とが混在して表示されることがないため、サービスマ
ン等が信号状態を誤認する可能性が低減され得る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示された本発明の実施形態
に係る機械の制御装置10は、制御回路11と同制御回
路11に接続された表示器12とを備えていて、同図1
に概略的に示された電解水生成装置(機械)を制御する
ために用いられている。
に係る機械の制御装置10は、制御回路11と同制御回
路11に接続された表示器12とを備えていて、同図1
に概略的に示された電解水生成装置(機械)を制御する
ために用いられている。
【0012】電解水生成装置は、飽和状態の濃塩水を貯
える濃塩水タンク20と、同タンク20の下方に設けら
れて希塩水を貯える希塩水タンク30と、希塩水タンク
30から供給される希塩水を電気分解する電解槽40及
び切換バルブ50等とを備えていて、電解槽40で生成
される電解水を第1注出管51及び第2注出管52を介
して外部に注出するものである。
える濃塩水タンク20と、同タンク20の下方に設けら
れて希塩水を貯える希塩水タンク30と、希塩水タンク
30から供給される希塩水を電気分解する電解槽40及
び切換バルブ50等とを備えていて、電解槽40で生成
される電解水を第1注出管51及び第2注出管52を介
して外部に注出するものである。
【0013】濃塩水タンク20には塩化ナトリウム、塩
化カリウムなどの塩が多量に補給されるとともに、図示
しない外部給水源(例えば水道)から給水管21を介し
て原水が圧送されるようになっている。この給水管21
には電磁式給水バルブ22が介装されていて、同バルブ
22は制御回路11からオン信号(以下、オン信号を高
レベル信号と同義に用いる)を受けて給水管21の流路
を開き、外部給水源からの水を濃塩水タンク20に供給
する。
化カリウムなどの塩が多量に補給されるとともに、図示
しない外部給水源(例えば水道)から給水管21を介し
て原水が圧送されるようになっている。この給水管21
には電磁式給水バルブ22が介装されていて、同バルブ
22は制御回路11からオン信号(以下、オン信号を高
レベル信号と同義に用いる)を受けて給水管21の流路
を開き、外部給水源からの水を濃塩水タンク20に供給
する。
【0014】濃塩水タンク20内には水位を計測する水
位スイッチ23が収容されている。水位スイッチ23
は、二つの接点を有するフロートスイッチであって濃塩
水の水位を検出する。具体的には、水位スイッチ23
は、濃塩水の水位が所定の上限水位以上である場合にオ
ン信号を発生し上限水位以下ではオフ信号(以下、オフ
信号を低レベル信号と同義に用いる)を発生する上限ス
イッチ23aと、濃塩水の水位が上限水位よりも低い下
限水位以上である場合にオン信号を発生し下限水位以下
ではオフ信号を発生する下限スイッチ23bとを有して
いる。尚、各スイッチ23a,23bの信号は制御回路
11に独立して送出される。
位スイッチ23が収容されている。水位スイッチ23
は、二つの接点を有するフロートスイッチであって濃塩
水の水位を検出する。具体的には、水位スイッチ23
は、濃塩水の水位が所定の上限水位以上である場合にオ
ン信号を発生し上限水位以下ではオフ信号(以下、オフ
信号を低レベル信号と同義に用いる)を発生する上限ス
イッチ23aと、濃塩水の水位が上限水位よりも低い下
限水位以上である場合にオン信号を発生し下限水位以下
ではオフ信号を発生する下限スイッチ23bとを有して
いる。尚、各スイッチ23a,23bの信号は制御回路
11に独立して送出される。
【0015】濃塩水タンク20には、希塩水タンク30
に濃塩水を供給するための濃塩水供給管24が同タンク
20の底部にて上方向に侵入している。濃塩水供給管2
4の上端部は上述の下限水位より低い位置において開口
し、下端部は希塩水タンク30内の所定位置において下
方に向け開口している。濃塩水供給管24にはピンチバ
ルブ(電磁式)25が介装されていて、同ピンチバルブ
25は制御回路11からオン信号を受けて濃塩水給水管
24の流路を開き、濃塩水タンク20内の濃塩水を希塩
水タンク30内に滴下供給する。
に濃塩水を供給するための濃塩水供給管24が同タンク
20の底部にて上方向に侵入している。濃塩水供給管2
4の上端部は上述の下限水位より低い位置において開口
し、下端部は希塩水タンク30内の所定位置において下
方に向け開口している。濃塩水供給管24にはピンチバ
ルブ(電磁式)25が介装されていて、同ピンチバルブ
25は制御回路11からオン信号を受けて濃塩水給水管
24の流路を開き、濃塩水タンク20内の濃塩水を希塩
水タンク30内に滴下供給する。
【0016】希塩水タンク30には、濃塩水タンク20
から供給される濃塩水の他、図示しない外部給水源から
給水管31を介して原水が圧送されるようになってい
る。給水管31には電磁式給水バルブ32が介装されて
いて、同バルブ32は制御回路11からオン信号を受け
て給水管31の流路を開き、原水を希塩水タンク30に
供給する。希塩水タンク30内には、濃度センサ33と
水位スイッチ34が設けられている。濃度センサ33は
希塩水タンク30内の希塩水の濃度を検出する。水位ス
イッチ34は、水位スイッチ23と同様であり、希塩水
の水位が所定の上限水位以上である場合にオン信号を発
生し上限水位以下ではオフ信号を発生する上限スイッチ
34aと、希塩水の水位が上限水位よりも低い下限水位
以上である場合にオン信号を発生し下限水位以下ではオ
フ信号を発生する下限スイッチ34bとからなってい
る。両スイッチ34a,34bの信号は独立に制御回路
11に送出される。
から供給される濃塩水の他、図示しない外部給水源から
給水管31を介して原水が圧送されるようになってい
る。給水管31には電磁式給水バルブ32が介装されて
いて、同バルブ32は制御回路11からオン信号を受け
て給水管31の流路を開き、原水を希塩水タンク30に
供給する。希塩水タンク30内には、濃度センサ33と
水位スイッチ34が設けられている。濃度センサ33は
希塩水タンク30内の希塩水の濃度を検出する。水位ス
イッチ34は、水位スイッチ23と同様であり、希塩水
の水位が所定の上限水位以上である場合にオン信号を発
生し上限水位以下ではオフ信号を発生する上限スイッチ
34aと、希塩水の水位が上限水位よりも低い下限水位
以上である場合にオン信号を発生し下限水位以下ではオ
フ信号を発生する下限スイッチ34bとからなってい
る。両スイッチ34a,34bの信号は独立に制御回路
11に送出される。
【0017】濃塩水タンク20及び希塩水タンク30の
各側壁にはオーバーフローパイプ26が接続されてい
て、同パイプ26は前記水位スイッチ23,34の上限
スイッチ23a,34aが検出する上限水位より若干高
い位置にて各タンク20,30内に開口している。これ
により、各タンク20,30内の塩水がオーバーフロー
した際に、外部に排出されるようになっている。
各側壁にはオーバーフローパイプ26が接続されてい
て、同パイプ26は前記水位スイッチ23,34の上限
スイッチ23a,34aが検出する上限水位より若干高
い位置にて各タンク20,30内に開口している。これ
により、各タンク20,30内の塩水がオーバーフロー
した際に、外部に排出されるようになっている。
【0018】電解槽40は内部が隔膜41によって第1
及び第2電極室42,43に区画されていて、各電極室
42,43には、電動ポンプ35の作動により希塩水タ
ンク30の底壁に接続された供給管36を介して希塩水
が供給されるようになっている。供給管36の電動ポン
プ35の下流位置には流量センサ37が備えられてい
て、供給管36内の希塩水の流量が計測されるようにな
っている。
及び第2電極室42,43に区画されていて、各電極室
42,43には、電動ポンプ35の作動により希塩水タ
ンク30の底壁に接続された供給管36を介して希塩水
が供給されるようになっている。供給管36の電動ポン
プ35の下流位置には流量センサ37が備えられてい
て、供給管36内の希塩水の流量が計測されるようにな
っている。
【0019】各電極室42,43には直流電源60から
直流電圧が印加される第1及び第2電極44,45が対
向して収容されている。直流電源60は、第1及び第2
電極44,45に対する直流電圧の印加方向を切替える
ことができるように構成されていて、第1電極44に正
電圧が印加されたときに第2電極45が負電位(これを
正方向と呼ぶ)になるように、また第2電極45に正電
圧が印加されたときに第1電極44が負電位(これを、
負方向と呼ぶ)になるように電圧を印加する。この直流
電圧が両電極44,45に印加されることで前記供給さ
れた希塩水が電気分解され、電解水が生成される。尚、
直流電源60から電極44,45への電圧印加経路には
電流計61が接続されていて、同経路の電流値(電解電
流値)が計測される。又、直流電源60内には電圧計
(図示せず)が組込まれていて、両電極44,45への
印加電圧値が計測される。
直流電圧が印加される第1及び第2電極44,45が対
向して収容されている。直流電源60は、第1及び第2
電極44,45に対する直流電圧の印加方向を切替える
ことができるように構成されていて、第1電極44に正
電圧が印加されたときに第2電極45が負電位(これを
正方向と呼ぶ)になるように、また第2電極45に正電
圧が印加されたときに第1電極44が負電位(これを、
負方向と呼ぶ)になるように電圧を印加する。この直流
電圧が両電極44,45に印加されることで前記供給さ
れた希塩水が電気分解され、電解水が生成される。尚、
直流電源60から電極44,45への電圧印加経路には
電流計61が接続されていて、同経路の電流値(電解電
流値)が計測される。又、直流電源60内には電圧計
(図示せず)が組込まれていて、両電極44,45への
印加電圧値が計測される。
【0020】各電極室42,43には第1,第2導出管
46,47の一端が各々接続されている。第1,第2導
出管46,47の他端は切換バルブ50の第1,第2流
入ポート53a,53bに各々接続されている。又、切
換バルブ50の第1,第2流出ポート53c,53dに
は第1,第2注出管51,52が各々接続されていて
る。
46,47の一端が各々接続されている。第1,第2導
出管46,47の他端は切換バルブ50の第1,第2流
入ポート53a,53bに各々接続されている。又、切
換バルブ50の第1,第2流出ポート53c,53dに
は第1,第2注出管51,52が各々接続されていて
る。
【0021】切換バルブ50は、電極44,45への電
圧印加方向の切換えに伴って、例えば第1導出管46内
の電解水が酸性水からアルカリ性水へ、第2導出管47
内の電解水がアルカリ性水から酸性水へと変更されたと
しても、第1注出管51の注出口からは常に酸性水が、
第2注出管52の注出口からは常にアルカリ性水が注出
されるようにするためのバルブである。この機能を達成
するため、切換バルブ50の内部にはバルブハウジング
内周に沿って回転するインペラ54が備えられていて、
電動モータ55により同インペラ54が90度回転され
ることによって、流入ポートと流出ポートの接続状態が
切換えられるようになっている。即ち、図中実線で示す
第1の状態では、インペラ54は第1流入ポート53a
を第1流出ポート53cに連通させるとともに、第2流
入ポート53bを第2流出ポート53dに連通させる。
又、二点鎖線で示す第2の状態では、第1流入ポート5
3aを第2流出ポート53dに連通させるとともに、第
2流入ポート53bを第1流出ポート53cに連通させ
る。
圧印加方向の切換えに伴って、例えば第1導出管46内
の電解水が酸性水からアルカリ性水へ、第2導出管47
内の電解水がアルカリ性水から酸性水へと変更されたと
しても、第1注出管51の注出口からは常に酸性水が、
第2注出管52の注出口からは常にアルカリ性水が注出
されるようにするためのバルブである。この機能を達成
するため、切換バルブ50の内部にはバルブハウジング
内周に沿って回転するインペラ54が備えられていて、
電動モータ55により同インペラ54が90度回転され
ることによって、流入ポートと流出ポートの接続状態が
切換えられるようになっている。即ち、図中実線で示す
第1の状態では、インペラ54は第1流入ポート53a
を第1流出ポート53cに連通させるとともに、第2流
入ポート53bを第2流出ポート53dに連通させる。
又、二点鎖線で示す第2の状態では、第1流入ポート5
3aを第2流出ポート53dに連通させるとともに、第
2流入ポート53bを第1流出ポート53cに連通させ
る。
【0022】切換バルブ50には、インペラ54の位置
を検出する90度スイッチ56と180度スイッチ57
が設けられている。90度スイッチ56は、インペラ5
4が上述の第1又は第2の状態を達成する正規の位置に
あるときにオフ信号を出力し(オフ状態となり)、それ
以外の場合にはオン信号を出力する。又、180度スイ
ッチ57はインペラ54が上述の第1の状態を達成する
正規の位置にあるときにのみオフ信号を出力し、それ以
外の場合にはオン信号を出力する。
を検出する90度スイッチ56と180度スイッチ57
が設けられている。90度スイッチ56は、インペラ5
4が上述の第1又は第2の状態を達成する正規の位置に
あるときにオフ信号を出力し(オフ状態となり)、それ
以外の場合にはオン信号を出力する。又、180度スイ
ッチ57はインペラ54が上述の第1の状態を達成する
正規の位置にあるときにのみオフ信号を出力し、それ以
外の場合にはオン信号を出力する。
【0023】制御装置10内の制御回路11は、マイク
ロコンピュータを含む電気回路からなっている。制御回
路11は、電解水生成装置(機械)の検出器としての各
種スイッチ及びセンサ23a,23b,33,34a,
34b,37,56,57,60(電圧計),61が接
続されていて、各検出器によって発生される電解水生成
装置の運転状態(作動状態)を示す信号を入力信号とし
て入力する。又、制御回路11は、電解水生成装置の各
制御部品(制御対象部品,アクチュエータ)である電磁
式給水バルブ22,32、ピンチバルブ25、電動ポン
プ35、電動モータ55、及び直流電源60が接続され
ていて、これらに対する制御信号(動作指示)を出力信
号として出力する。
ロコンピュータを含む電気回路からなっている。制御回
路11は、電解水生成装置(機械)の検出器としての各
種スイッチ及びセンサ23a,23b,33,34a,
34b,37,56,57,60(電圧計),61が接
続されていて、各検出器によって発生される電解水生成
装置の運転状態(作動状態)を示す信号を入力信号とし
て入力する。又、制御回路11は、電解水生成装置の各
制御部品(制御対象部品,アクチュエータ)である電磁
式給水バルブ22,32、ピンチバルブ25、電動ポン
プ35、電動モータ55、及び直流電源60が接続され
ていて、これらに対する制御信号(動作指示)を出力信
号として出力する。
【0024】図2に拡大して示された表示器12は制御
装置10の前面パネルを兼ねていて、4桁及び3桁の数
字表示ができる表示部12a,12bを備えている。表
示部12a,12bの数字一桁分は、7つのLED(表
示単位)を周知の7セグメント表示方法に従って配列す
ることにより構成されている。又、表示器12上には、
第1〜第6スイッチ12c,12d,12e,12f,
12g,12h、電源スイッチ12i、及び複数の表示
ランプ12jが設けられている。表示器12は制御回路
11と信号交換が可能に接続されていて、第1〜第6ス
イッチ12c〜12h及び電源スイッチ12iの状態が
制御回路11に入力されるとともに、表示部12a,1
2bの表示単位を構成する各LED及び表示ランプ12
jの各々が制御回路11によって点灯制御される。
装置10の前面パネルを兼ねていて、4桁及び3桁の数
字表示ができる表示部12a,12bを備えている。表
示部12a,12bの数字一桁分は、7つのLED(表
示単位)を周知の7セグメント表示方法に従って配列す
ることにより構成されている。又、表示器12上には、
第1〜第6スイッチ12c,12d,12e,12f,
12g,12h、電源スイッチ12i、及び複数の表示
ランプ12jが設けられている。表示器12は制御回路
11と信号交換が可能に接続されていて、第1〜第6ス
イッチ12c〜12h及び電源スイッチ12iの状態が
制御回路11に入力されるとともに、表示部12a,1
2bの表示単位を構成する各LED及び表示ランプ12
jの各々が制御回路11によって点灯制御される。
【0025】以上のように構成された実施形態の作動に
ついて以下に説明する。先ず、電源スイッチ12iがオ
フからオンへ変更されると、制御回路11内のマイクロ
コンピュータは図3のフローチャートにより示されたプ
ログラムをステップ300から開始する。マイクロコン
ピュータは続くステップ305にて電源スイッチ12i
がオンからオフへと変更になったか否かを判定する。現
時点は電源スイッチ12iがオンへと変更された直後で
あるので、ステップ305は「No」と判定し、ステッ
プ310へと進む。
ついて以下に説明する。先ず、電源スイッチ12iがオ
フからオンへ変更されると、制御回路11内のマイクロ
コンピュータは図3のフローチャートにより示されたプ
ログラムをステップ300から開始する。マイクロコン
ピュータは続くステップ305にて電源スイッチ12i
がオンからオフへと変更になったか否かを判定する。現
時点は電源スイッチ12iがオンへと変更された直後で
あるので、ステップ305は「No」と判定し、ステッ
プ310へと進む。
【0026】マイクロコンピュータはステップ310に
て、電動ポンプ35を作動させて希塩水タンク30内の
希塩水を電解槽40内へ供給する。続くステップ315
では直流電源60に指示を与えて電極44,45間に所
定方向の電圧を印加する。尚、電圧印加の方向について
は後述する(ステップ340)。続くステップ320で
は各種の値が計測(入力)される。各種の値とは連続的
に変化しうる量(機械の運転状態量を含む)であって、
濃度センサ33の検出する希塩水の濃度、流量センサ3
7の検出する供給管36内の希塩水の流量、直流電源6
0自身が検出する印加電圧及び電流計61が検出する電
解電流等である。
て、電動ポンプ35を作動させて希塩水タンク30内の
希塩水を電解槽40内へ供給する。続くステップ315
では直流電源60に指示を与えて電極44,45間に所
定方向の電圧を印加する。尚、電圧印加の方向について
は後述する(ステップ340)。続くステップ320で
は各種の値が計測(入力)される。各種の値とは連続的
に変化しうる量(機械の運転状態量を含む)であって、
濃度センサ33の検出する希塩水の濃度、流量センサ3
7の検出する供給管36内の希塩水の流量、直流電源6
0自身が検出する印加電圧及び電流計61が検出する電
解電流等である。
【0027】次いで、マイクロコンピュータはプログラ
ムをステップ325に進め、濃塩水タンク20の水位制
御を実行する。具体的には、下限スイッチ23bがオフ
信号を発生しているか否かを判定し、オフ信号を発生し
ている場合には濃塩水の水位が下限水位以下であること
を意味するので、電磁式給水バルブ22にオン信号を送
出して同バルブ22によって給水管21の流路を開き、
外部給水源からの水を濃塩水タンク20に供給する。一
方、上限スイッチ23aがオン信号を発生しているか否
かを判定し、オン信号を発生している場合には濃塩水の
水位が上限水位以上であることを意味するので、電磁式
給水バルブ22にオフ信号を送出して外部給水源からの
給水を停止する。尚、下限スイッチ23bがオン信号を
発生していて、且つ上限スイッチ23aがオフ信号を発
生している場合は、濃塩水の水位は上限水位と下限水位
との間にあることを意味するので、マイクロコンピュー
タは電磁式給水バルブ22へ送出する信号をそのまま
(それ以前)の状態に保つ。
ムをステップ325に進め、濃塩水タンク20の水位制
御を実行する。具体的には、下限スイッチ23bがオフ
信号を発生しているか否かを判定し、オフ信号を発生し
ている場合には濃塩水の水位が下限水位以下であること
を意味するので、電磁式給水バルブ22にオン信号を送
出して同バルブ22によって給水管21の流路を開き、
外部給水源からの水を濃塩水タンク20に供給する。一
方、上限スイッチ23aがオン信号を発生しているか否
かを判定し、オン信号を発生している場合には濃塩水の
水位が上限水位以上であることを意味するので、電磁式
給水バルブ22にオフ信号を送出して外部給水源からの
給水を停止する。尚、下限スイッチ23bがオン信号を
発生していて、且つ上限スイッチ23aがオフ信号を発
生している場合は、濃塩水の水位は上限水位と下限水位
との間にあることを意味するので、マイクロコンピュー
タは電磁式給水バルブ22へ送出する信号をそのまま
(それ以前)の状態に保つ。
【0028】続くステップ330では、マイクロコンピ
ュータはステップ325と同様にして希塩水タンク30
の水位制御を実行する。具体的には、下限スイッチ34
bがオフ信号を発生しているか否かを判定し、オフ信号
の場合には希塩水の水位が下限水位以下であることを意
味するので、電磁式給水バルブ32にオン信号を送出し
て外部給水源からの水を希塩水タンク30に供給する。
又、上限スイッチ34aがオン信号を発生しているか否
かを判定して、オン信号の場合には希塩水の水位が上限
水位以上であることを意味するので、電磁式給水バルブ
32にオフ信号を送出して外部給水源からの給水を停止
する。尚、下限スイッチ34bがオン信号を発生してい
て、且つ上限スイッチ34aがオフ信号を発生している
場合は、希塩水の水位は上限水位と下限水位との間にあ
ることを意味するので、マイクロコンピュータは電磁式
給水バルブ32へ送出する信号をそのままの状態に保
つ。
ュータはステップ325と同様にして希塩水タンク30
の水位制御を実行する。具体的には、下限スイッチ34
bがオフ信号を発生しているか否かを判定し、オフ信号
の場合には希塩水の水位が下限水位以下であることを意
味するので、電磁式給水バルブ32にオン信号を送出し
て外部給水源からの水を希塩水タンク30に供給する。
又、上限スイッチ34aがオン信号を発生しているか否
かを判定して、オン信号の場合には希塩水の水位が上限
水位以上であることを意味するので、電磁式給水バルブ
32にオフ信号を送出して外部給水源からの給水を停止
する。尚、下限スイッチ34bがオン信号を発生してい
て、且つ上限スイッチ34aがオフ信号を発生している
場合は、希塩水の水位は上限水位と下限水位との間にあ
ることを意味するので、マイクロコンピュータは電磁式
給水バルブ32へ送出する信号をそのままの状態に保
つ。
【0029】マイクロコンピュータは、続くステップ3
35にて希塩水タンク30内の希塩水の濃度を所定濃度
に保つ制御を実行する。具体的には、ステップ320に
て計測した濃度センサ33の出力に基づく濃度が所定濃
度より小さいか否かを判定し、小さいと判定される場合
にはピンチバルブ25へオン信号を間欠的に送出し、濃
塩水供給管24の流路を開いて濃塩水タンク20内の濃
塩水を希塩水タンク30内に滴下供給する。
35にて希塩水タンク30内の希塩水の濃度を所定濃度
に保つ制御を実行する。具体的には、ステップ320に
て計測した濃度センサ33の出力に基づく濃度が所定濃
度より小さいか否かを判定し、小さいと判定される場合
にはピンチバルブ25へオン信号を間欠的に送出し、濃
塩水供給管24の流路を開いて濃塩水タンク20内の濃
塩水を希塩水タンク30内に滴下供給する。
【0030】次いで、マイクロコンピュータはステップ
340にプログラムを進め、電圧印加方向の切換制御を
行う。電圧印加方向の切換制御とは、直流電源60が両
電極44,45へ同一方向の電圧を印加している継続時
間(電解槽運転時間)が所定時間以上となったときに、
電極44,45を保護するために電圧印加方向を逆方向
に切換える制御である。又、電圧印加方向の切換えに伴
い切換バルブ50のインペラ54を90度回転して同切
換バルブ50のポート接続状態を第1から第2の状態又
はその逆に切換えて、例えば、第1注出管51からは常
に酸性水が、第2注出管52からは常にアルカリ性水が
注出されるようにする制御を含んでいる。
340にプログラムを進め、電圧印加方向の切換制御を
行う。電圧印加方向の切換制御とは、直流電源60が両
電極44,45へ同一方向の電圧を印加している継続時
間(電解槽運転時間)が所定時間以上となったときに、
電極44,45を保護するために電圧印加方向を逆方向
に切換える制御である。又、電圧印加方向の切換えに伴
い切換バルブ50のインペラ54を90度回転して同切
換バルブ50のポート接続状態を第1から第2の状態又
はその逆に切換えて、例えば、第1注出管51からは常
に酸性水が、第2注出管52からは常にアルカリ性水が
注出されるようにする制御を含んでいる。
【0031】ここで、切換バルブ50のインペラ54を
90度回転して各ポートの接続状態を第1の状態から第
2の状態へ(図1中の実線から2点鎖線の状態へ)切換
えるための制御について説明すると、マイクロコンピュ
ータは上述の電圧印加方向の切換え条件が成立した場合
に電動モータ55に回転指示(オン信号)を送出する。
電動モータ55が回転を開始するとインペラ54は共に
回転し、正規の停止位置から移動して90度スイッチ5
6及び180度スイッチ57の両スイッチはオフ状態か
らオン状態に変化する。マイクロコンピュータは両スイ
ッチの状態を監視していて、90度スイッチ56がオン
状態からオフ状態に変化したことを検出した時点で、電
動モータ55への回転指示の送出を停止する。
90度回転して各ポートの接続状態を第1の状態から第
2の状態へ(図1中の実線から2点鎖線の状態へ)切換
えるための制御について説明すると、マイクロコンピュ
ータは上述の電圧印加方向の切換え条件が成立した場合
に電動モータ55に回転指示(オン信号)を送出する。
電動モータ55が回転を開始するとインペラ54は共に
回転し、正規の停止位置から移動して90度スイッチ5
6及び180度スイッチ57の両スイッチはオフ状態か
らオン状態に変化する。マイクロコンピュータは両スイ
ッチの状態を監視していて、90度スイッチ56がオン
状態からオフ状態に変化したことを検出した時点で、電
動モータ55への回転指示の送出を停止する。
【0032】以上により、インペラ54が90度回転さ
れて、各ポートの接続状態が第2の状態へと切り替る。
尚、この時点では180度スイッチはオン状態を保って
いるので、マイクロコンピュータは第2の状態であるこ
とを認識できる。従って、マイクロコンピュータは電圧
印加方向とポートの接続状態が予定通りの関係にあるこ
とをチェックすることができる。尚、第2の状態から第
1の状態への切換えも同様に実行される。但し、第1の
状態における正規位置にインペラ54が移動すると、9
0度スイッチ56及び180度スイッチ57の両方がオ
フ状態となる。
れて、各ポートの接続状態が第2の状態へと切り替る。
尚、この時点では180度スイッチはオン状態を保って
いるので、マイクロコンピュータは第2の状態であるこ
とを認識できる。従って、マイクロコンピュータは電圧
印加方向とポートの接続状態が予定通りの関係にあるこ
とをチェックすることができる。尚、第2の状態から第
1の状態への切換えも同様に実行される。但し、第1の
状態における正規位置にインペラ54が移動すると、9
0度スイッチ56及び180度スイッチ57の両方がオ
フ状態となる。
【0033】次に、マイクロコンピュータはプログラム
をステップ345へと進め、図4に詳細に示された表示
制御をステップ400から開始する。マイクロコンピュ
ータは先ずステップ405において、表示器12の第
1,2スイッチ12c,12dが同時にオフからオンへ
と変更されたか否かを判定する。ステップ405の判定
が「No」の場合にはステップ410へと直接進み、そ
の時点でのフラグFの値(表示態様,表示モードを表
す)に応じて表示部12a,12bに表示指示信号を送
出する。
をステップ345へと進め、図4に詳細に示された表示
制御をステップ400から開始する。マイクロコンピュ
ータは先ずステップ405において、表示器12の第
1,2スイッチ12c,12dが同時にオフからオンへ
と変更されたか否かを判定する。ステップ405の判定
が「No」の場合にはステップ410へと直接進み、そ
の時点でのフラグFの値(表示態様,表示モードを表
す)に応じて表示部12a,12bに表示指示信号を送
出する。
【0034】フラグFは電源スイッチ12iがオン状態
へと変更された直後に実行される図示しないイニシャル
ルーチンにおいて「1」にセットされるように構成され
ている。フラグFの値が「1」とは、通常表示を行うべ
き状態であること、及び、通常表示を行っている状態で
あることを意味する。従って、現時点では、フラグFは
「1」であるため、ステップ410では通常表示を実行
する。即ち、先のステップ320にて計測した状態量や
ステップ340で求めた電解槽運転時間等のマイクロコ
ンピュータ内で演算により求められた値である電解水生
成装置の各種運転状態量を、表示部12a,12bに数
値(数字)で表示する。表示部12a,12bには7セ
グメント方式による7つのLEDが配置されているの
で、マイクロコンピュータは周知の手法により所定のL
EDを点灯して数字を表示する(図5(A)参照)。
へと変更された直後に実行される図示しないイニシャル
ルーチンにおいて「1」にセットされるように構成され
ている。フラグFの値が「1」とは、通常表示を行うべ
き状態であること、及び、通常表示を行っている状態で
あることを意味する。従って、現時点では、フラグFは
「1」であるため、ステップ410では通常表示を実行
する。即ち、先のステップ320にて計測した状態量や
ステップ340で求めた電解槽運転時間等のマイクロコ
ンピュータ内で演算により求められた値である電解水生
成装置の各種運転状態量を、表示部12a,12bに数
値(数字)で表示する。表示部12a,12bには7セ
グメント方式による7つのLEDが配置されているの
で、マイクロコンピュータは周知の手法により所定のL
EDを点灯して数字を表示する(図5(A)参照)。
【0035】通常表示において表示される具体例として
は、濃度センサ33の検出する希塩水の塩濃度、流量セ
ンサ37の検出する供給管36内の希塩水の流量、直流
電源60自身が検出する印加電圧及び電流計61が検出
する電解電流、前記した電解槽運転時間等である(図2
参照)。又、マイクロコンピュータは第1スイッチ12
cのみが単独で押圧された回数を記憶していて、同回数
に応じていずれの状態量を表示するかを決定して表示す
るとともに、対応する表示ランプ12jの一つを点灯す
る。以上で表示制御は終了し、マイクロコンピュータは
ステップ495を介してステップ395へ進む。
は、濃度センサ33の検出する希塩水の塩濃度、流量セ
ンサ37の検出する供給管36内の希塩水の流量、直流
電源60自身が検出する印加電圧及び電流計61が検出
する電解電流、前記した電解槽運転時間等である(図2
参照)。又、マイクロコンピュータは第1スイッチ12
cのみが単独で押圧された回数を記憶していて、同回数
に応じていずれの状態量を表示するかを決定して表示す
るとともに、対応する表示ランプ12jの一つを点灯す
る。以上で表示制御は終了し、マイクロコンピュータは
ステップ495を介してステップ395へ進む。
【0036】マイクロコンピュータはステップ395に
到達すると、再度ステップ300からプログラムを実行
する。以上により、電解水が生成されるとともに、表示
器12の表示部12a,12bには選択された状態量が
数字で表示されることになる。
到達すると、再度ステップ300からプログラムを実行
する。以上により、電解水が生成されるとともに、表示
器12の表示部12a,12bには選択された状態量が
数字で表示されることになる。
【0037】この状態において、電源スイッチ12iが
オン状態からオフ状態へと変更されると、マイクロコン
ピュータはステップ305を「Yes」と判定して、ス
テップ350へ進んで電動ポンプ35を停止(オフ信号
を出力)し、電解槽40への希塩水の供給を停止する。
次いで、ステップ355にて電磁式給水バルブ22,3
2及びピンチバルブ25をオフ状態として各流路を閉じ
る。又、ステップ360にて直流電源60に対し電圧印
加を停止する信号を送出した後、ステップ395へ進ん
でプログラムを終了する。以上の作動により、電解水の
生成が停止される。
オン状態からオフ状態へと変更されると、マイクロコン
ピュータはステップ305を「Yes」と判定して、ス
テップ350へ進んで電動ポンプ35を停止(オフ信号
を出力)し、電解槽40への希塩水の供給を停止する。
次いで、ステップ355にて電磁式給水バルブ22,3
2及びピンチバルブ25をオフ状態として各流路を閉じ
る。又、ステップ360にて直流電源60に対し電圧印
加を停止する信号を送出した後、ステップ395へ進ん
でプログラムを終了する。以上の作動により、電解水の
生成が停止される。
【0038】次に、電源スイッチ12iがオン状態とさ
れた後に初めて第1,第2スイッチ12c,12dが同
時にオン操作された場合について説明する。マイクロコ
ンピュータは電源スイッチ12iがオン状態である限
り、図3のプログラムを所定時間毎に実行しているの
で、ステップ345の表示制御、即ち図4のプログラム
も所定の時間毎に実行する。従って、第1,第2スイッ
チ12c,12dが同時にオン操作されると、マイクロ
コンピュータは図4のステップ405を「Yes」と判
定し、ステップ415へ進む。ステップ415ではフラ
グFが「1」か否かを判定する。前述したように、フラ
グFはイニシャルルーチンにて「1」に設定されている
ので、マイクロコンピュータはステップ415を「Ye
s」と判定してステップ420へと進み、フラグFを
「2」に設定する。
れた後に初めて第1,第2スイッチ12c,12dが同
時にオン操作された場合について説明する。マイクロコ
ンピュータは電源スイッチ12iがオン状態である限
り、図3のプログラムを所定時間毎に実行しているの
で、ステップ345の表示制御、即ち図4のプログラム
も所定の時間毎に実行する。従って、第1,第2スイッ
チ12c,12dが同時にオン操作されると、マイクロ
コンピュータは図4のステップ405を「Yes」と判
定し、ステップ415へ進む。ステップ415ではフラ
グFが「1」か否かを判定する。前述したように、フラ
グFはイニシャルルーチンにて「1」に設定されている
ので、マイクロコンピュータはステップ415を「Ye
s」と判定してステップ420へと進み、フラグFを
「2」に設定する。
【0039】マイクロコンピュータは、次にステップ4
10に進むが、この状態においてはフラグFは「2」で
あるので、表示状態を通常表示状態から入力表示状態へ
と変更する。入力表示状態とは、制御装置10(制御回
路11)に入力される信号のうち高レベル又は低レベル
の何れかの値のみをとりうる信号(2値信号)につい
て、それらの信号の状態を表示する表示態様をいう。本
実施形態の場合における入力信号のうち2値信号である
のは、濃塩水タンク20の上限スイッチ23a,下限ス
イッチ23b、希塩水タンク30の上限スイッチ34
a,下限スイッチ34b、90度スイッチ56及び18
0度スイッチ57である。
10に進むが、この状態においてはフラグFは「2」で
あるので、表示状態を通常表示状態から入力表示状態へ
と変更する。入力表示状態とは、制御装置10(制御回
路11)に入力される信号のうち高レベル又は低レベル
の何れかの値のみをとりうる信号(2値信号)につい
て、それらの信号の状態を表示する表示態様をいう。本
実施形態の場合における入力信号のうち2値信号である
のは、濃塩水タンク20の上限スイッチ23a,下限ス
イッチ23b、希塩水タンク30の上限スイッチ34
a,下限スイッチ34b、90度スイッチ56及び18
0度スイッチ57である。
【0040】具体的には図5(B)に示すように、制御
回路11が入力する濃塩水タンク20の上限スイッチ2
3aの信号がオン(高レベル)であれば、制御回路11
はLED101を点灯状態(表示状態)とし、オフ(低
レベル)であれば消灯状態(非表示状態)とする。同様
に、下限スイッチ23b、希塩水タンク30の上限スイ
ッチ34a,下限スイッチ34b、90度スイッチ56
及び180度スイッチ57の信号状態を、それぞれLE
D102,103,104,105及び106に対応し
て表示する。以上により、サービスマン等は、テスター
を用いて電圧を測定したり、スイッチ類を取外してその
抵抗を測定することによりオン又はオフを確認する等の
作業をすることなく、直ちにスイッチ類の状態を認識す
ることが可能となる。尚、図5(B)の示す状態は、上
限スイッチ23a、下限スイッチ34b、及び180度
スイッチ57から制御回路11にオン信号が入力されて
いることを意味する。
回路11が入力する濃塩水タンク20の上限スイッチ2
3aの信号がオン(高レベル)であれば、制御回路11
はLED101を点灯状態(表示状態)とし、オフ(低
レベル)であれば消灯状態(非表示状態)とする。同様
に、下限スイッチ23b、希塩水タンク30の上限スイ
ッチ34a,下限スイッチ34b、90度スイッチ56
及び180度スイッチ57の信号状態を、それぞれLE
D102,103,104,105及び106に対応し
て表示する。以上により、サービスマン等は、テスター
を用いて電圧を測定したり、スイッチ類を取外してその
抵抗を測定することによりオン又はオフを確認する等の
作業をすることなく、直ちにスイッチ類の状態を認識す
ることが可能となる。尚、図5(B)の示す状態は、上
限スイッチ23a、下限スイッチ34b、及び180度
スイッチ57から制御回路11にオン信号が入力されて
いることを意味する。
【0041】次に、表示状態が入力表示状態状態(F=
2)であるときに、再度第1,第2スイッチ12c,1
2dが同時にオン操作された場合について説明する。こ
の場合にも、マイクロコンピュータはステップ405か
らステップ415へ進むが、ステップ415ではフラグ
Fは「2」であるため「No」と判定してステップ42
5へと進み、ステップ425にてフラグFが「2」であ
るか否かを判定する。ステップ425では、マイクロコ
ンピュータは「Yes」と判定し、ステップ430へ進
み、フラグFを「3」に設定する。
2)であるときに、再度第1,第2スイッチ12c,1
2dが同時にオン操作された場合について説明する。こ
の場合にも、マイクロコンピュータはステップ405か
らステップ415へ進むが、ステップ415ではフラグ
Fは「2」であるため「No」と判定してステップ42
5へと進み、ステップ425にてフラグFが「2」であ
るか否かを判定する。ステップ425では、マイクロコ
ンピュータは「Yes」と判定し、ステップ430へ進
み、フラグFを「3」に設定する。
【0042】マイクロコンピュータは、次にステップ4
10に進むが、この状態においてはフラグFは「3」に
変更されているため、表示状態を入力表示状態から出力
表示状態へと変更する。出力表示状態とは、制御回路1
1から出力される信号のうち高レベル又は低レベルの何
れかの値のみをとりうる信号(2値信号)について、そ
れらの信号の状態を表示する表示態様をいう。本実施形
態における出力信号のうち2値信号であるのは、電磁式
給水バルブ22,32、ピンチバルブ25、電動ポンプ
35、及び電動モータ55への出力信号である。
10に進むが、この状態においてはフラグFは「3」に
変更されているため、表示状態を入力表示状態から出力
表示状態へと変更する。出力表示状態とは、制御回路1
1から出力される信号のうち高レベル又は低レベルの何
れかの値のみをとりうる信号(2値信号)について、そ
れらの信号の状態を表示する表示態様をいう。本実施形
態における出力信号のうち2値信号であるのは、電磁式
給水バルブ22,32、ピンチバルブ25、電動ポンプ
35、及び電動モータ55への出力信号である。
【0043】具体的には図5(C)に示すように、制御
回路11自体が認識している制御回路11からピンチバ
ルブ25への出力信号がオン(高レベル)であれば、制
御回路11はLED103を点灯状態(表示状態)と
し、オフ(低レベル)であれば消灯状態(非表示状態)
とする。同様に、制御回路11から電磁式給水バルブ2
2,32、電動ポンプ35及び電動モータ55への出力
信号の状態を、105,104,101及び106に対
応させて表示する。以上により、サービスマン等は、直
ちにこれらの部品類への出力状態を認識することが可能
となる。尚、図5(C)の示す状態は、電磁式給水バル
ブ22、ピンチバルブ25及び電動ポンプ35へオン信
号が出力されていることを示している。
回路11自体が認識している制御回路11からピンチバ
ルブ25への出力信号がオン(高レベル)であれば、制
御回路11はLED103を点灯状態(表示状態)と
し、オフ(低レベル)であれば消灯状態(非表示状態)
とする。同様に、制御回路11から電磁式給水バルブ2
2,32、電動ポンプ35及び電動モータ55への出力
信号の状態を、105,104,101及び106に対
応させて表示する。以上により、サービスマン等は、直
ちにこれらの部品類への出力状態を認識することが可能
となる。尚、図5(C)の示す状態は、電磁式給水バル
ブ22、ピンチバルブ25及び電動ポンプ35へオン信
号が出力されていることを示している。
【0044】表示状態が出力表示状態(F=3)である
ときに、再度第1,第2スイッチ12c,12dが同時
にオン操作された場合には、マイクロコンピュータはス
テップ405を「Yes」、ステップ415及びステッ
プ425を「No」と判定してステップ435へと進
む。ステップ435ではフラグFを「1」に設定する。
従って、次のステップ410では、マイクロコンピュー
タは前述の通常表示に基づく電解水生成装置の運転状態
量を数字で表示する。
ときに、再度第1,第2スイッチ12c,12dが同時
にオン操作された場合には、マイクロコンピュータはス
テップ405を「Yes」、ステップ415及びステッ
プ425を「No」と判定してステップ435へと進
む。ステップ435ではフラグFを「1」に設定する。
従って、次のステップ410では、マイクロコンピュー
タは前述の通常表示に基づく電解水生成装置の運転状態
量を数字で表示する。
【0045】以上説明した本実施形態によれば、異常箇
所の特定作業が極めて簡易となる。例えば、上述の「希
塩水タンクに給水されない」という異常に対しては、第
1,2スイッチ12c,12dを同時に操作(押圧)し
て表示状態を入力状態に変更し、LED104が表示状
態か否かを確認する。このとき、LED104が表示状
態であれば、希塩水タンク30内に希塩水がなく下限ス
イッチ34bはオフ状態であるべきところ、下限スイッ
チ34bはオン状態にあることを意味するため、同スイ
ッチ34bが異常であると直ちに判断できる。又、LE
D104が表示状態でない場合には、下限スイッチ34
bは正常であると判定できるため、第1,2スイッチ1
2c,12dを再度同時に操作して表示状態を出力状態
とし、LED104が表示状態であるか否かを確認す
る。LED104が表示状態であれば、制御回路11か
ら電磁式給水バルブ32へは確実にオン信号(給水指
示)が出力されていることを意味するので、断水でない
とすれば同バルブ系が異常であると直ちに判断すること
ができる。
所の特定作業が極めて簡易となる。例えば、上述の「希
塩水タンクに給水されない」という異常に対しては、第
1,2スイッチ12c,12dを同時に操作(押圧)し
て表示状態を入力状態に変更し、LED104が表示状
態か否かを確認する。このとき、LED104が表示状
態であれば、希塩水タンク30内に希塩水がなく下限ス
イッチ34bはオフ状態であるべきところ、下限スイッ
チ34bはオン状態にあることを意味するため、同スイ
ッチ34bが異常であると直ちに判断できる。又、LE
D104が表示状態でない場合には、下限スイッチ34
bは正常であると判定できるため、第1,2スイッチ1
2c,12dを再度同時に操作して表示状態を出力状態
とし、LED104が表示状態であるか否かを確認す
る。LED104が表示状態であれば、制御回路11か
ら電磁式給水バルブ32へは確実にオン信号(給水指
示)が出力されていることを意味するので、断水でない
とすれば同バルブ系が異常であると直ちに判断すること
ができる。
【0046】同様に、例えば「電動モータ55」が回転
し続けてしまう異常が発生した場合には、表示状態を入
力状態としてLED105,106の表示を確認する。
このとき、これらのLEDが周期的に表示状態と非常時
状態を繰返しているのであれば、少なくとも90度スイ
ッチ、180度スイッチが異常原因ではないと判定でき
る。逆に、LED105が表示状態を継続していれば、
90度スイッチ56がオン状態を続ける異常故障を起し
ていると直ちに判断することができる。又、90度スイ
ッチ、180度スイッチに異常が認められない場合に
は、表示状態を出力状態として、電動モータ55への出
力信号状態をLED106にて確認する。同LED10
6が周期的に非表示状態となっていれば、出力信号は正
常であるので、この場合にはモータ系の異常(リレー溶
着等)と判定できることになる。
し続けてしまう異常が発生した場合には、表示状態を入
力状態としてLED105,106の表示を確認する。
このとき、これらのLEDが周期的に表示状態と非常時
状態を繰返しているのであれば、少なくとも90度スイ
ッチ、180度スイッチが異常原因ではないと判定でき
る。逆に、LED105が表示状態を継続していれば、
90度スイッチ56がオン状態を続ける異常故障を起し
ていると直ちに判断することができる。又、90度スイ
ッチ、180度スイッチに異常が認められない場合に
は、表示状態を出力状態として、電動モータ55への出
力信号状態をLED106にて確認する。同LED10
6が周期的に非表示状態となっていれば、出力信号は正
常であるので、この場合にはモータ系の異常(リレー溶
着等)と判定できることになる。
【0047】以上説明したように、本発明の実施形態に
係る制御装置は、異常時の確認作業を効率化する利点を
有し、又、入力信号及び出力信号の状態表示を、通常は
機械の運転状態量を数字で表示する表示部を用いて行
い、更に、表示状態の変更は既存のスイッチを同時操作
させて達成するため、コスト上昇を最小限にすることが
可能となる。尚、上記実施形態にあっては、表示部12
aの一部のみを入出力信号状態の表示に用いているが、
表示部12a及び12bの全てのLEDが使用可能であ
る。
係る制御装置は、異常時の確認作業を効率化する利点を
有し、又、入力信号及び出力信号の状態表示を、通常は
機械の運転状態量を数字で表示する表示部を用いて行
い、更に、表示状態の変更は既存のスイッチを同時操作
させて達成するため、コスト上昇を最小限にすることが
可能となる。尚、上記実施形態にあっては、表示部12
aの一部のみを入出力信号状態の表示に用いているが、
表示部12a及び12bの全てのLEDが使用可能であ
る。
【図1】 本発明の実施形態に係る電解水生成装置及び
その制御装置の全体概略図である。
その制御装置の全体概略図である。
【図2】 図1に示した表示器12の拡大図である。
【図3】 図1に示した制御回路内のマイクロコンピュ
ータが実行する電解水生成のためのフローチャートであ
る。
ータが実行する電解水生成のためのフローチャートであ
る。
【図4】 図3に示したステップ345の詳細を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】 図1に示した表示部12aの各表示状態の一
例を示す拡大図である。
例を示す拡大図である。
【符号の説明】 10…制御装置、11…制御回路、12…表示器、20
…濃塩水タンク、22…電磁式給水バルブ、23a…上
限スイッチ、23b…下限スイッチ、24…濃塩水供給
管、25…ピンチバルブ、30…希塩水タンク、33…
濃度センサ、34a…上限スイッチ、34b…下限スイ
ッチ、35…電動ポンプ、37…流量センサ、40…電
解槽、50…切換バルブ、56…90度スイッチ、57
…180度スイッチ
…濃塩水タンク、22…電磁式給水バルブ、23a…上
限スイッチ、23b…下限スイッチ、24…濃塩水供給
管、25…ピンチバルブ、30…希塩水タンク、33…
濃度センサ、34a…上限スイッチ、34b…下限スイ
ッチ、35…電動ポンプ、37…流量センサ、40…電
解槽、50…切換バルブ、56…90度スイッチ、57
…180度スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】表示状態又は非表示状態の何れかの状態を
とる表示単位が複数個集合してなり同表示単位が選択的
に表示状態とされることにより数字を表示しうる表示部
と、 機械の運転状態を検出する検出器の信号を入力し同入力
信号に応じて機械の制御部品に対する制御信号を決定す
るとともに同制御信号を出力信号として前記制御部品に
出力する制御手段とを備えた機械の制御装置において、 前記制御手段は、 前記入力信号に基づいて得られる前記機械の運転状態量
を前記表示部に数字をもって表示させる状態量表示手段
と、 前記入力信号又は前記出力信号のうち高レベル又は低レ
ベルの何れかの値のみをとりうる信号に応じて特定され
ている前記表示単位を同信号のレベルに応じて表示状態
又は非表示状態とさせることにより、同信号の状態を前
記表示部に表示させる入出力信号表示手段と、 前記状態量表示手段と前記入出力信号表示手段とを選択
的に作動させる選択手段とを具備し、 前記機械の運転状態量と前記高レベル又は低レベルの何
れかの値のみをとりうる入力信号又は出力信号の信号状
態とを外部に選択的に表示することを特徴とする機械の
制御装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の機械の制御装置は切替ス
イッチと接続されており、前記選択手段は前記切替スイ
ッチの操作に応じて前記状態量表示手段と前記入出力信
号表示手段とを選択的に作動させることを特徴とする請
求項1に記載の機械の制御装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の機械の制御装置におい
て、前記入出力信号表示手段は入力信号の状態のみを前
記表示部に表示させる入力信号表示手段と出力信号の状
態のみを前記表示部に表示させる出力信号表示手段とを
有し、前記選択手段は前記切替スイッチの操作に応じて
前記状態量表示手段、前記入力信号表示手段、又は前記
出力信号表示手段のいずれかの手段を選択的に作動させ
ることを特徴とする請求項2に記載の機械の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35991997A JPH11191008A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 機械の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35991997A JPH11191008A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 機械の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11191008A true JPH11191008A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18466978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35991997A Pending JPH11191008A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 機械の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11191008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007175140A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気除菌装置及び制御方法 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35991997A patent/JPH11191008A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007175140A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気除菌装置及び制御方法 |
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