JPH11190812A - 双方向光素子モジュール - Google Patents

双方向光素子モジュール

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JPH11190812A
JPH11190812A JP35864097A JP35864097A JPH11190812A JP H11190812 A JPH11190812 A JP H11190812A JP 35864097 A JP35864097 A JP 35864097A JP 35864097 A JP35864097 A JP 35864097A JP H11190812 A JPH11190812 A JP H11190812A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical
substrate
lens
element module
light receiving
Prior art date
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Application number
JP35864097A
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English (en)
Inventor
Mikio Kyomasu
幹雄 京増
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で製造工程の簡略な双方向光素子モ
ジュールを得る。 【解決手段】基板11上に形成した溝12に光ファイバ
21を載置し、該光ファイバ21の光軸上となる基板1
1上に、レンズ22と光分岐器23を備え、該光分岐器
23によって分岐する光軸上に発光素子26と受光素子
24を配置して双方向光素子モジュールを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号と電気信号
を双方向に変換するために用いる双方向光素子モジュー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、使用されている双方向光素子
モジュールは、図7に概略を示すように、パッケージ3
1に、光信号の入出力のための光ファイバ21と、光信
号を分岐するための光分岐器23と、受光素子24及び
発光素子26を備えてなるものであり、光ファイバ2
1、受光素子24、発光素子26のそれぞれの直前にレ
ンズ22をそれぞれ備えている。
【0003】いま、光ファイバ21より導入した光信号
は光分岐器23で反射して受光素子24で受光し、一
方、発光素子26から出射した光信号は光分岐器23を
通過して光ファイバ21より導出するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の双方
向光素子モジュールでは、製造時に、受光素子24と発
光素子26を正確に位置合わせして取り付ける工程が非
常に煩雑であった。
【0005】即ち、この工程では、モニター光を出射し
ながら、受光素子24又は発光素子26を微妙に移動さ
せ、その結合効率が最大となる位置で接合する必要があ
り、この工程は時間がかかるだけでなく、熟練した技術
が必要であるという不都合があった。
【0006】一方、近年、このような光素子の位置合わ
せ作業を簡略化するために、シリコン製の基板上に光素
子と光ファイバを載置するようにしたパッシブアライメ
ントによる光素子モジュールも開発されている。しか
し、この光素子モジュールを双方向とするためには、光
信号を分岐するために導波路を用いる必要があり、構造
が複雑になってしまうという不都合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、シリコ
ン製の基板に形成した溝に光ファイバを載置し、該光フ
ァイバの光軸上となる基板上に、レンズと光分岐器を備
え、該光分岐器によって分岐する光軸上に発光素子と受
光素子を配置して双方向光素子モジュールを構成したこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明は、上記レンズ及び光分岐器
が、基板に形成した凹部に配置されていることを特徴と
する。
【0009】即ち、本発明は、シリコンの基板を用いた
パッシブアライメントによる光素子モジュールにおい
て、基板上にレンズを配置して集光光学系とすることに
より、光分岐器を用いて双方向の光素子モジュールとで
きるようにしたものである。また、上記レンズ、光分岐
器は、シリコンの基板上に予め形成した凹部に配置する
ことによって、自動的に位置合わせすることができ、容
易に製造することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図によ
って説明する。
【0011】図1に示す光素子モジュールは、基板11
上に、光ファイバ21、レンズ22、光分岐器23、受
光素子24を載置し、また発光素子26を載置した別の
基板19を接合してなるものである。
【0012】図2に基板11のみの平面図を示すよう
に、この基板11の表面には、断面がV字状の溝12を
備え、この溝12の延長線状に連続して、側面が斜面状
の凹部13を備えている。また、この凹部13に連続し
て、直角に曲がった位置に凹部15を備えており、上記
直角に曲がる部分に斜め方向に伸びる溝14を備えてい
る。
【0013】なお、基板11の材質は、シリコン、セラ
ミックス、ガラス等、さまざまなものを用いることがで
きるが、後述するようにシリコンを用いれば、異方性エ
ッチングによって、容易にV溝や斜面を形成することが
でき、好適である。
【0014】上記溝12、凹部13は、例えばシリコン
の基板11に異方性エッチングを施すことによって、所
定角度(52.5°)の傾きを持った斜面を形成する。
一方、溝14は機械加工等で形成し、その断面は角形状
となっている。なお、凹部15の形成については、異方
性エッチング又は機械加工のいずれでも良い。
【0015】このようにして得られた基板11に対し、
V字状の溝12上に光ファイバ21を載置すれば正確に
位置合わせすることができ、この状態で接着剤等で固定
する。また、図1(b)に示すように、凹部13上にボ
ール状のレンズ22を載置すれば、凹部13の斜面にレ
ンズ22が当接することによって正確に位置合わせする
ことができる。なお、このレンズ22は、光ファイバ2
1からの出射光及び発光素子26からの出射光を集光さ
せるものである。
【0016】また、溝14には、光分岐器23を載置
し、固定してある。この光分岐器23とは、光信号を一
定比率で複数に分岐するもの、又は光信号を波長に応じ
て分岐するものである。例えば、ガラス等の透明体の表
面に薄膜フィルタを形成しておき、一定波長の光信号は
反射し、他の波長の光信号は透過するようにしたものを
用いる。あるいは、ビームスプリッタ等を用いることも
できる。この光分岐器23は、溝14内に固定され、上
記光ファイバ21の光軸に対して約45°の角度で傾い
ている。
【0017】さらに、受光素子24は、フォトダイオー
ド等の光信号を受光して電気信号に変換する素子であ
り、チップキャリア25に搭載され、このチップキャリ
ア25が基板11の凹部15に載置されて固定されてい
る。なお、この光素子24は、光ファイバ21から出射
し光分岐器23で反射した光信号が入射する位置に配置
してある。
【0018】一方、別の基板19上にはレーザダイオー
ド等の発光素子26と、これのモニター用のフォトダイ
オード等の受光素子27を搭載するとともに、各素子の
電極28、29を備えている。そして、上記発光素子2
6から出射した光信号が光分岐器23を通過して光ファ
イバ21に入射するように、上記基板19を基板11の
側面に接合してある。
【0019】なお、この基板19はステンレス等の材質
で形成されており、YAG熔接によって、基板11と接
合する。
【0020】このような光素子モジュールでは、光ファ
イバ21より導入した光信号は、レンズで集光され、光
分岐器23で反射して受光素子24に入射し、電気信号
に変換される。一方、発光素子26から出射した光信号
は光分岐器23を通過してレンズ22で集光され、光フ
ァイバ21より外部に導出され、双方向の光素子モジュ
ールとすることができる。また、発光素子26から出射
される光信号は受光素子27によってモニターすること
ができる。
【0021】また、上記シリコン製の基板11に、予め
高精度に溝12、凹部13、溝14、凹部15を形成し
ておくことによって、光ファイバ21、レンズ22、光
分岐器23、受光素子24をそれぞれ基板11上の所定
位置に載置して固定するだけで自動的に位置合わせを行
うことができ、簡単な工程で高精度に製造することがで
きる。
【0022】なお、発光素子26を搭載した基板19は
後から接合するため、この基板19の接合時には位置合
わせ作業が必要となるが、一方の素子のみであるため、
従来例に比べて格段に製造工程を簡略化できる。
【0023】このように、本発明の光素子モジュール
は、レンズ22を備えて集光光学系とした点が重要であ
る。即ち、一般的なパッシブアライメント型の光素子モ
ジュールでは、レンズを備えておらず光信号が拡散する
ため、光ファイバと光素子との距離を大きくすることが
できず、両者の間に光分岐器を介在させたい場合は、導
波路等を用いる必要があり、かえって複雑な構造とする
しかなかった。これに対し、本発明では、パッシビアラ
イメント型の光モジュールにおいて、レンズを備えて集
光光学系とすることにより、導波路等を用いることな
く、簡単に双方向モジュールとできるようにしたのであ
る。
【0024】なお、上記光素子モジュールは、例えば、
図3に示すようなリード端子32を備えたパッケージ3
1内に収容され、受光素子24、発光素子26、及びモ
ニター用の受光素子27と、各リード端子32の間をワ
イヤ33で接続し、蓋体(不図示)で気密封止した状態
で用いられる。
【0025】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
【0026】図4に示す光素子モジュールは、図1に示
すものと同様であるが、発光素子26とモニター用の受
光素子27も基板11上に載置したものである。
【0027】即ち、図5に示すように、予め基板11上
に、前記実施形態と同様に、溝12、14、凹部13、
15を形成し、さらに、発光素子26とモニター用の受
光素子27の載置箇所にそれぞれの電極28、29をメ
タライズにより形成しておく。そして、図4に示すよう
に、基板11上に、光ファイバ21、レンズ22、光分
岐器23、受光素子24を載置するとともに、同じ基板
11上に発光素子26とモニター用の受光素子27も載
置し、それぞれの電極との間でワイヤボンディングした
ものである。
【0028】このような光素子モジュールでは、全ての
素子、部品が1枚の基板11上に載置されるため、予め
基板11上の溝12、14、凹部13、15、電極2
8、29を正確に形成しておけば、それぞれの箇所に各
素子、部品を載置するだけで自動的に位置合わせを行う
ことができ、製造工程を非常に簡略化することができ
る。
【0029】なお、以上の実施形態では1個のレンズ2
2を凹部13に備えたが、2乃至3個のレンズをそれぞ
れの凹部に備えることもできる。
【0030】このような光素子モジュールは、例えば、
図6に示すようなリード端子32を備えたパッケージ3
1内に収容され、受光素子24、発光素子26、及びモ
ニター用の受光素子27と、各リード端子32の間をワ
イヤ33で接続し、蓋体(不図示)で気密封止した状態
で用いられる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、基板上に形成した溝に
光ファイバを載置し、該光ファイバの光軸上となる基板
上に、レンズと光分岐器を備え、該光分岐手段によって
分岐する光軸上に発光素子と受光素子を配置して双方向
光素子モジュールを構成したことによって、導波路等を
用いることなく簡単な構造で双方向光素子モジュールを
形成することができる。
【0032】しかも、上記レンズ及び光分岐器を、基板
に形成した凹部に配置することによって、予め基板を正
確に形成しておけば、各素子や部品を載置するだけで自
動的に位置合わせすることができ、製造工程を非常に簡
略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の双方向光素子モジュールを示
す平面図、(b)は(a)中のX−X線断面図である。
【図2】本発明の双方向光素子モジュールに用いる基板
の平面図である。
【図3】本発明の双方向光素子モジュールを収容したパ
ッケージを示す平面図である。
【図4】本発明の双方向光素子モジュールの他の実施形
態を示す平面図である。
【図5】図4の双方向光素子モジュールに用いる基板の
平面図である。
【図6】図4の双方向光素子モジュールを収容したパッ
ケージを示す平面図である。
【図7】従来の双方向光素子モジュールを示す概略図で
ある。
【符号の説明】
11:基板 12:溝 13:凹部 14:溝 15:凹部 21:光ファイバ 22:レンズ 23:光分岐器 24:光素子 25:チップキャリア 26:発光素子 27:受光素子 28:電極 29:電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成した溝に光ファイバを載置
    し、該光ファイバの光軸上となる基板上に、レンズと光
    分岐器を備え、該光分岐器によって分岐する光軸上に発
    光素子と受光素子を配置してなる双方向光素子モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】上記レンズ及び光分岐器が、基板に形成し
    た凹部に配置されていることを特徴とする請求項1記載
    の双方向モジュール。
JP35864097A 1997-12-25 1997-12-25 双方向光素子モジュール Pending JPH11190812A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004019417A1 (ja) * 2002-07-12 2004-03-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 受光素子モジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004019417A1 (ja) * 2002-07-12 2004-03-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 受光素子モジュール
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