JPH11190749A - 交差コイル式計器 - Google Patents
交差コイル式計器Info
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- JPH11190749A JPH11190749A JP35890097A JP35890097A JPH11190749A JP H11190749 A JPH11190749 A JP H11190749A JP 35890097 A JP35890097 A JP 35890097A JP 35890097 A JP35890097 A JP 35890097A JP H11190749 A JPH11190749 A JP H11190749A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構成にて比較的広角な指示特性の得ら
れる交差コイル式計器を提供することを目的とする。 【解決手段】 交差コイルLを巻装したボビン1と、回
転自在に軸支した回転マグネット2とにより計器ムーブ
メントを形成し、前記回転マグネット2の回転出力軸3
の先端に固着した指針4と、この指針4下方に配設され
指示目盛Mを施した文字板5とで交差コイル式計器6を
構成しており、交差コイルLは、交差巻装した一方のコ
イルL1と直列に抵抗RDを接続し、あるいはコイルL
1と並列に抵抗RPを接続し、またはコイルL1の一部
を逆巻き部LRとし、こうしたコイルL1の回路に一定
の電圧V0あるいは電流I0からなる一定信号S0を供
給するとともに、前記委一方のコイルL1と同一線径の
他方のコイルL2には液面に応じて通電量と通電方向の
変化する指示信号SSを供給することにより、簡易な構
成にてより広角の指示を得られるものである。
れる交差コイル式計器を提供することを目的とする。 【解決手段】 交差コイルLを巻装したボビン1と、回
転自在に軸支した回転マグネット2とにより計器ムーブ
メントを形成し、前記回転マグネット2の回転出力軸3
の先端に固着した指針4と、この指針4下方に配設され
指示目盛Mを施した文字板5とで交差コイル式計器6を
構成しており、交差コイルLは、交差巻装した一方のコ
イルL1と直列に抵抗RDを接続し、あるいはコイルL
1と並列に抵抗RPを接続し、またはコイルL1の一部
を逆巻き部LRとし、こうしたコイルL1の回路に一定
の電圧V0あるいは電流I0からなる一定信号S0を供
給するとともに、前記委一方のコイルL1と同一線径の
他方のコイルL2には液面に応じて通電量と通電方向の
変化する指示信号SSを供給することにより、簡易な構
成にてより広角の指示を得られるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成の簡単な計器
ムーブメントとして用いられ、たとえば、車輌用の走行
速度や燃料残量のごとき測定量をこれに比例した信号入
力に基づいて計測指示する交差コイル式計器に関するも
のである。
ムーブメントとして用いられ、たとえば、車輌用の走行
速度や燃料残量のごとき測定量をこれに比例した信号入
力に基づいて計測指示する交差コイル式計器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の計器装置にあっては、計
器ムーブメントの駆動軸端に固着した指針を入力信号に
対応して回動し、計測する測定量を表す数字や目盛を施
した文字板との対比判読にて測定指示するよう構成され
る。
器ムーブメントの駆動軸端に固着した指針を入力信号に
対応して回動し、計測する測定量を表す数字や目盛を施
した文字板との対比判読にて測定指示するよう構成され
る。
【0003】特に、交差コイル式ムーブメントは、構成
が簡単にして交差コイルへの駆動信号により比較的自由
な指示特性を得ることができ、たとえば走行速度計とし
て構成する場合には、交差コイルの各々にSIN,CO
S波形の駆動信号を直流あるいはPWMにて供給して広
角の指示を得るようにしている。
が簡単にして交差コイルへの駆動信号により比較的自由
な指示特性を得ることができ、たとえば走行速度計とし
て構成する場合には、交差コイルの各々にSIN,CO
S波形の駆動信号を直流あるいはPWMにて供給して広
角の指示を得るようにしている。
【0004】また、このような交差コイル式ムーブメン
トを用いた計器としては、上記広角指示を求められる走
行速度計の他に90度前後にておおまかな特性を把握で
きればよい燃料残量計や冷却水温計があり、こうした計
器には走行速度計のような200度以上の広角振れ角は
必要ないものの読み取りに当たってはやはり広い振れ角
を求められる場合がある。
トを用いた計器としては、上記広角指示を求められる走
行速度計の他に90度前後にておおまかな特性を把握で
きればよい燃料残量計や冷却水温計があり、こうした計
器には走行速度計のような200度以上の広角振れ角は
必要ないものの読み取りに当たってはやはり広い振れ角
を求められる場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
交差コイル式計器を前記燃料計や水温計のような90度
前後の振れ角にて十分指示可能な指示計器においては、
走行速度計やエンジン回転計のような広角指示を得るた
めのSIN,COS波信号を生成する高価な処理回路を
使う必要はなく、またマイコンのように単一の処理回路
で走行速度計やエンジン回転計などとともに時分割処理
などする場合にも、こうした指示計器への割り当て処理
を軽いものとする必要があり、こうした指示計器に適し
た駆動方法が求められていた。
交差コイル式計器を前記燃料計や水温計のような90度
前後の振れ角にて十分指示可能な指示計器においては、
走行速度計やエンジン回転計のような広角指示を得るた
めのSIN,COS波信号を生成する高価な処理回路を
使う必要はなく、またマイコンのように単一の処理回路
で走行速度計やエンジン回転計などとともに時分割処理
などする場合にも、こうした指示計器への割り当て処理
を軽いものとする必要があり、こうした指示計器に適し
た駆動方法が求められていた。
【0006】本発明は、90度前後の振れ角にて計測指
示する指示計器として用いるに好適でより広角に指示可
能な交差コイル式計器を簡易な構成により提供すること
を目的とする。
示する指示計器として用いるに好適でより広角に指示可
能な交差コイル式計器を簡易な構成により提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一線径を有
する交差コイルを巻装したボビンと、回転自在に軸支し
た回転マグネットと、この回転マグネットの回転出力軸
に固着された指針と、この指針下方に配設され指示目盛
を施した文字板と、前記交差コイルに駆動信号を供給す
る駆動回路とからなり、前記交差コイルの一方のコイル
には直列に抵抗を接続してなり、前記駆動回路は、前記
交差コイルの一方のコイルと抵抗との直列回路に一定の
電圧からなる一定信号を供給しかつ他方のコイルには通
電方向および通電量が変化する指示信号を供給するよう
構成したものである。
する交差コイルを巻装したボビンと、回転自在に軸支し
た回転マグネットと、この回転マグネットの回転出力軸
に固着された指針と、この指針下方に配設され指示目盛
を施した文字板と、前記交差コイルに駆動信号を供給す
る駆動回路とからなり、前記交差コイルの一方のコイル
には直列に抵抗を接続してなり、前記駆動回路は、前記
交差コイルの一方のコイルと抵抗との直列回路に一定の
電圧からなる一定信号を供給しかつ他方のコイルには通
電方向および通電量が変化する指示信号を供給するよう
構成したものである。
【0008】また本発明は、同一線径を有する交差コイ
ルを巻装したボビンと、回転自在に軸支した回転マグネ
ットと、この回転マグネットの回転出力軸に固着された
指針と、この指針下方に配設され指示目盛を施した文字
板と、前記交差コイルに駆動信号を供給する駆動回路と
からなり、前記交差コイルの一方のコイルには並列に抵
抗を接続してなり、前記駆動回路は、前記交差コイルの
一方のコイルと抵抗との並列回路に一定の電流からなる
一定信号を供給しかつ他方のコイルには通電方向および
通電量が変化する指示信号を供給するよう構成したもの
である。
ルを巻装したボビンと、回転自在に軸支した回転マグネ
ットと、この回転マグネットの回転出力軸に固着された
指針と、この指針下方に配設され指示目盛を施した文字
板と、前記交差コイルに駆動信号を供給する駆動回路と
からなり、前記交差コイルの一方のコイルには並列に抵
抗を接続してなり、前記駆動回路は、前記交差コイルの
一方のコイルと抵抗との並列回路に一定の電流からなる
一定信号を供給しかつ他方のコイルには通電方向および
通電量が変化する指示信号を供給するよう構成したもの
である。
【0009】また本発明は、同一線径を有する交差コイ
ルを巻装したボビンと、回転自在に軸支した回転マグネ
ットと、この回転マグネットの回転出力軸に固着された
指針と、この指針下方に配設され指示目盛を施した文字
板と、前記交差コイルに駆動信号を供給する駆動回路と
からなり、前記交差コイルの一方のコイルは一部の巻装
方向を逆にして発生磁界を一部相殺するよう巻装してな
り、前記駆動回路は、前記交差コイルの一方のコイルに
一定の電圧あるいは電流からなる一定信号を供給しかつ
他方のコイルには通電方向および通電量が変化する指示
信号を供給するよう構成したものである。
ルを巻装したボビンと、回転自在に軸支した回転マグネ
ットと、この回転マグネットの回転出力軸に固着された
指針と、この指針下方に配設され指示目盛を施した文字
板と、前記交差コイルに駆動信号を供給する駆動回路と
からなり、前記交差コイルの一方のコイルは一部の巻装
方向を逆にして発生磁界を一部相殺するよう巻装してな
り、前記駆動回路は、前記交差コイルの一方のコイルに
一定の電圧あるいは電流からなる一定信号を供給しかつ
他方のコイルには通電方向および通電量が変化する指示
信号を供給するよう構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】交差コイルLを巻装したボビン1
と、回転自在に軸支した回転マグネット2とにより計器
ムーブメントを形成し、前記回転マグネット2の回転出
力軸3の先端に固着した指針4と、この指針4下方に配
設され指示目盛Mを施した文字板5とで交差コイル式計
器6を構成しており、燃料タンク内に設置した液面セン
サー7の抵抗値に応じた計測結果を指示信号に変換して
前記交差コイルLに通電する駆動回路8により液面すな
わち燃料残量に応じた計測指示をなすようにしている。
と、回転自在に軸支した回転マグネット2とにより計器
ムーブメントを形成し、前記回転マグネット2の回転出
力軸3の先端に固着した指針4と、この指針4下方に配
設され指示目盛Mを施した文字板5とで交差コイル式計
器6を構成しており、燃料タンク内に設置した液面セン
サー7の抵抗値に応じた計測結果を指示信号に変換して
前記交差コイルLに通電する駆動回路8により液面すな
わち燃料残量に応じた計測指示をなすようにしている。
【0011】交差コイルLは、交差巻装した一方のコイ
ルL1と直列に抵抗RDを接続し、あるいはコイルL1
と並列に抵抗RPを接続し、またはコイルL1の一部を
逆巻き部LRとし、こうしたコイルL1の回路に一定の
電圧V0あるいは電流I0からなる一定信号S0を供給
するとともに、他方のコイルL2には液面に応じて通電
量と通電方向の変化する指示信号SSを供給することに
より、簡易な構成にてより広角の指示を得られるもので
ある。
ルL1と直列に抵抗RDを接続し、あるいはコイルL1
と並列に抵抗RPを接続し、またはコイルL1の一部を
逆巻き部LRとし、こうしたコイルL1の回路に一定の
電圧V0あるいは電流I0からなる一定信号S0を供給
するとともに、他方のコイルL2には液面に応じて通電
量と通電方向の変化する指示信号SSを供給することに
より、簡易な構成にてより広角の指示を得られるもので
ある。
【0012】
【実施例】図1は本発明の交差コイル式計器の計器構成
を示すものであり、交差コイルLを巻装した合成樹脂製
のボビン1と、このボビン1内に回転自在に軸支した回
転マグネット2と、この回転マグネット2の回転出力軸
3の先端に固着した指針4と、この指針4下方に配設さ
れ指示目盛Mを施した文字板5とで交差コイル式計器6
を構成しており、交差コイル式計器6は、交差コイルL
への通電をなすべく駆動回路8を実装したプリント基板
9との接続を通電端子にて行うと共に、たとえば燃料タ
ンク内に設置した可変抵抗式液面センサー7の抵抗値変
化に応じた計測結果を指示信号に変換し、交差コイルL
に通電することで液面に対応した角度指示をなすように
なっている。
を示すものであり、交差コイルLを巻装した合成樹脂製
のボビン1と、このボビン1内に回転自在に軸支した回
転マグネット2と、この回転マグネット2の回転出力軸
3の先端に固着した指針4と、この指針4下方に配設さ
れ指示目盛Mを施した文字板5とで交差コイル式計器6
を構成しており、交差コイル式計器6は、交差コイルL
への通電をなすべく駆動回路8を実装したプリント基板
9との接続を通電端子にて行うと共に、たとえば燃料タ
ンク内に設置した可変抵抗式液面センサー7の抵抗値変
化に応じた計測結果を指示信号に変換し、交差コイルL
に通電することで液面に対応した角度指示をなすように
なっている。
【0013】本発明は、上記交差コイルLを図2にて示
した通電構造とその結果である図3の磁気ベクトルによ
って説明され、さらに図4と図5にて示したような他の
コイル構成および通電処理としても説明される。
した通電構造とその結果である図3の磁気ベクトルによ
って説明され、さらに図4と図5にて示したような他の
コイル構成および通電処理としても説明される。
【0014】図2における交差コイルLは、交差巻装し
たコイルL1とL2とにより構成され、これらコイルL
1,L2の合成磁界によって回転マグネット2を磁界ベ
クトル方向に回転制御するようにしており、一方のコイ
ルL1にはこれと直列に抵抗RDを接続し、このコイル
L1と抵抗RDの直列回路に一定の電圧V0からなる一
定信号S0を供給し、コイルL1と略直交して巻装した
同一線径の他方のコイルL2には液面センサー7によっ
て検出した液面に対応する指示信号SSをその通電方向
が反転してほぼリニアに通電量の変化する信号として供
給するよう駆動回路8によって通電制御している。
たコイルL1とL2とにより構成され、これらコイルL
1,L2の合成磁界によって回転マグネット2を磁界ベ
クトル方向に回転制御するようにしており、一方のコイ
ルL1にはこれと直列に抵抗RDを接続し、このコイル
L1と抵抗RDの直列回路に一定の電圧V0からなる一
定信号S0を供給し、コイルL1と略直交して巻装した
同一線径の他方のコイルL2には液面センサー7によっ
て検出した液面に対応する指示信号SSをその通電方向
が反転してほぼリニアに通電量の変化する信号として供
給するよう駆動回路8によって通電制御している。
【0015】他方のコイルL2への通電方向および通電
量の制御は、コイルL2の両端を各々トランジスタTR
1,TR2とTR3,TR4の出力部に接続し、そのベ
ースにリニアな計測入力を供給することで、各トランジ
スタのオン,オフと通電量変化で図3に示すような磁界
ベクトルに基づく広角指示が得られるものである。
量の制御は、コイルL2の両端を各々トランジスタTR
1,TR2とTR3,TR4の出力部に接続し、そのベ
ースにリニアな計測入力を供給することで、各トランジ
スタのオン,オフと通電量変化で図3に示すような磁界
ベクトルに基づく広角指示が得られるものである。
【0016】通常この種の駆動処理回路部には、一定の
駆動電圧や定電流を与えるための単一の電圧源や電流源
を有しており、回路部によって電圧を変えるような複数
電源方式は高価になるため行わないのが好ましい。
駆動電圧や定電流を与えるための単一の電圧源や電流源
を有しており、回路部によって電圧を変えるような複数
電源方式は高価になるため行わないのが好ましい。
【0017】本発明では、こうした複数電源、特に専用
の低電圧電源を用意することなく、交差コイルL1に低
い電圧あるいは少ない電流を与えることで、他方のコイ
ルL2による変化量を対照的に大きくすることができ、
結果として図3にて示したような90度以上で180度
に近い振れ角を得るものである。
の低電圧電源を用意することなく、交差コイルL1に低
い電圧あるいは少ない電流を与えることで、他方のコイ
ルL2による変化量を対照的に大きくすることができ、
結果として図3にて示したような90度以上で180度
に近い振れ角を得るものである。
【0018】すなわち、交差コイルL1による磁気ベク
トルV1はコイルL1と抵抗RDの直列回路への一定信
号SSの分圧によりコイルL1への低下した信号電圧に
て小さいものとなり、相対的にコイルL2による磁気ベ
クトルV2が大きくなって、合成ベクトルVFの振れ角
が広くなるものである。これにより、指針4による指示
角度も90度以上の広角となり、きわめて簡単な構成に
て波線で示したような従来方式による単純通電に比べて
より広い指示角度での読み取り易い指示特性を得ること
ができる。
トルV1はコイルL1と抵抗RDの直列回路への一定信
号SSの分圧によりコイルL1への低下した信号電圧に
て小さいものとなり、相対的にコイルL2による磁気ベ
クトルV2が大きくなって、合成ベクトルVFの振れ角
が広くなるものである。これにより、指針4による指示
角度も90度以上の広角となり、きわめて簡単な構成に
て波線で示したような従来方式による単純通電に比べて
より広い指示角度での読み取り易い指示特性を得ること
ができる。
【0019】図4は本発明の他の実施例を示すものであ
り、交差コイルL1と並列に抵抗RDを接続し、この並
列回路に一定の電流としての一定信号S0を供給するも
のであり、定電流回路からの定電流供給によって並列抵
抗RDに電流分岐が生じ、コイルL1への実質通電電流
が減少し、結果として図3にて示した広角指示特性を得
ることができるものである。
り、交差コイルL1と並列に抵抗RDを接続し、この並
列回路に一定の電流としての一定信号S0を供給するも
のであり、定電流回路からの定電流供給によって並列抵
抗RDに電流分岐が生じ、コイルL1への実質通電電流
が減少し、結果として図3にて示した広角指示特性を得
ることができるものである。
【0020】また図5は本発明のさらに他の実施例を示
すもので、交差コイルL1の一部を逆巻きに巻き返した
逆巻き部LRを設けており、この逆巻き部LRの逆相の
磁気ベクトルによる相殺作用によって結果として図3に
て示した広角指示特性が得られるものである。
すもので、交差コイルL1の一部を逆巻きに巻き返した
逆巻き部LRを設けており、この逆巻き部LRの逆相の
磁気ベクトルによる相殺作用によって結果として図3に
て示した広角指示特性が得られるものである。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、複数電源を用意
することなく交差コイルL1に低い電圧を与えること
で、他方のコイルL2による変化量を対照的に大きくす
ることができる。すなわち、交差コイルL1による磁気
ベクトルV1はコイルL1と抵抗RDの直列回路への一
定信号SSの分圧によりコイルL1への低下した信号電
圧にて小さいものとなり、相対的にコイルL2による磁
気ベクトルV2が大きくなって、合成ベクトルVFの振
れ角が広くなり、これにより指針4による指示角度も9
0度以上の広角となり、きわめて簡単な構成にてより広
い指示角度での読み取り易い指示特性を得ることができ
るものである。
することなく交差コイルL1に低い電圧を与えること
で、他方のコイルL2による変化量を対照的に大きくす
ることができる。すなわち、交差コイルL1による磁気
ベクトルV1はコイルL1と抵抗RDの直列回路への一
定信号SSの分圧によりコイルL1への低下した信号電
圧にて小さいものとなり、相対的にコイルL2による磁
気ベクトルV2が大きくなって、合成ベクトルVFの振
れ角が広くなり、これにより指針4による指示角度も9
0度以上の広角となり、きわめて簡単な構成にてより広
い指示角度での読み取り易い指示特性を得ることができ
るものである。
【図1】本発明の交差コイル式計器の一実施例を示す計
器構成図である。
器構成図である。
【図2】本発明の交差コイル式計器の交差コイル構造を
説明するコイル構成図である。
説明するコイル構成図である。
【図3】本発明のコイル構成による広角指示ベクトルを
示す磁気ベクトル説明図である。
示す磁気ベクトル説明図である。
【図4】本発明における交差コイル構造の他の実施例を
示すコイル構成図である。
示すコイル構成図である。
【図5】本発明における交差コイル構造のさらに他の実
施例を示すコイル構成図である。
施例を示すコイル構成図である。
1 ボビン 2 回転マグネット 4 指針 5 文字板 6 交差コイル式計器 7 液面センサー 8 駆動回路
Claims (3)
- 【請求項1】 同一線径を有する交差コイルを巻装した
ボビンと、回転自在に軸支した回転マグネットと、この
回転マグネットの回転出力軸に固着された指針と、この
指針下方に配設され指示目盛を施した文字板と、前記交
差コイルに駆動信号を供給する駆動回路とからなり、前
記交差コイルの一方のコイルには直列に抵抗を接続して
なり、前記駆動回路は、前記交差コイルの一方のコイル
と抵抗との直列回路に一定の電圧からなる一定信号を供
給しかつ他方のコイルには通電方向および通電量が変化
する指示信号を供給するよう構成したことを特徴とする
交差コイル式計器。 - 【請求項2】 同一線径を有する交差コイルを巻装した
ボビンと、回転自在に軸支した回転マグネットと、この
回転マグネットの回転出力軸に固着された指針と、この
指針下方に配設され指示目盛を施した文字板と、前記交
差コイルに駆動信号を供給する駆動回路とからなり、前
記交差コイルの一方のコイルには並列に抵抗を接続して
なり、前記駆動回路は、前記交差コイルの一方のコイル
と抵抗との並列回路に一定の電流からなる一定信号を供
給しかつ他方のコイルには通電方向および通電量が変化
する指示信号を供給するよう構成したことを特徴とする
交差コイル式計器。 - 【請求項3】 同一線径を有する交差コイルを巻装した
ボビンと、回転自在に軸支した回転マグネットと、この
回転マグネットの回転出力軸に固着された指針と、この
指針下方に配設され指示目盛を施した文字板と、前記交
差コイルに駆動信号を供給する駆動回路とからなり、前
記交差コイルの一方のコイルは一部の巻装方向を逆にし
て発生磁界を一部相殺するよう巻装してなり、前記駆動
回路は、前記交差コイルの一方のコイルに一定の電圧あ
るいは電流からなる一定信号を供給しかつ他方のコイル
には通電方向および通電量が変化する指示信号を供給す
るよう構成したことを特徴とする交差コイル式計器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35890097A JPH11190749A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 交差コイル式計器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35890097A JPH11190749A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 交差コイル式計器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11190749A true JPH11190749A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18461692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35890097A Pending JPH11190749A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 交差コイル式計器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11190749A (ja) |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35890097A patent/JPH11190749A/ja active Pending
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