JPH11190642A - 流体振動形流量計 - Google Patents

流体振動形流量計

Info

Publication number
JPH11190642A
JPH11190642A JP36142597A JP36142597A JPH11190642A JP H11190642 A JPH11190642 A JP H11190642A JP 36142597 A JP36142597 A JP 36142597A JP 36142597 A JP36142597 A JP 36142597A JP H11190642 A JPH11190642 A JP H11190642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
relay
flow meter
fluid vibration
auxiliary member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36142597A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kumagai
稔 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP36142597A priority Critical patent/JPH11190642A/ja
Publication of JPH11190642A publication Critical patent/JPH11190642A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各圧力導入経路の圧力を導くためのパイプや
継手などの圧力伝達手段を容易に取り付けることのでき
る流体振動形流量計を提供することを課題としている。 【解決手段】 ノズル流路210から下流側流路220
に噴出する噴流の流体振動に基づいて流量を検出するよ
うに構成した流体振動形流量計であって、前記下流側流
路220を構成する壁部(底壁部)11には、この壁部
11を貫通し、前記噴流の一方及び他方の側にそれぞれ
達する圧力導入経路4を設け、前記壁部11の外面11
aには、各圧力導入経路4にそれぞれ連通する圧力中継
孔91cを有する圧力取出し用補助部材91を設けてな
り、この圧力取出し用補助部材91における各圧力中継
孔91cは、その互いの間隔が前記壁部11の外面11
aとは反対側の部材外面91hに向かうにしたがって広
がるように形成されていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2次元流路のノ
ズル流路出口部付近の位置に生じる噴流の流体振動から
流量を検出する流体振動形流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流体振動形流量計としては、例
えば図19に示すものが知られている。この図に示す流
体振動形流量計FMは、カバー5で閉じられるハウジン
グ1内に一対のノズル部材2、2を設けることにより、
同ハウジング1内にノズル流路210を構成すると共
に、このノズル流路210の上流側及び下流側にそれぞ
れ上流側流路200及び下流側流路220を構成する構
造になっている。下流側流路220には、ノズル流路2
10の延長線上(中心線C上)にターゲット3が設けら
れている。そして、ノズル流路210を通って噴出する
ガス(流体)がターゲット3に衝突することによって流
体振動が発生し、この流体振動に基づいて流量を検出す
る原理になっている。
【0003】上記ハウジング1は、凹状に形成された箱
型矩形状の溝1aによって構成されている。そして、溝
1aの表面をカバー5で覆うことによって、上流側流路
200、ノズル流路210及び下流側流路220からな
る2次元流路を構成している。すなわち、上流側流路2
00、ノズル流路210及び下流側流路220は、溝1
aの底面である基準面(内面)10からの高さ(図19
の紙面に直交する方向の厚さ方向の寸法)が一定で、中
心線Cを介して左右対称の2次元流路を構成している。
【0004】さらに、ハウジング1は、流入口1b及び
流出口1cを介して他の流路に接続できるように構成さ
れている。また、ハウジング1には、カバー5を固定す
るためのねじ穴1eが形成されていると共に、ノズル部
材2を固定するためのねじ穴(図示せず)が形成されて
いる。ねじ穴1eには、カバー5を固定するためのボル
ト6がねじ込まれるようになっている。そして、ノズル
部材2には、上記ボルト6の通る貫通孔2aが形成され
ていると共に、ノズル部材2をハウジング1に固定する
ためのボルト7の貫通孔2bが形成されている。
【0005】また、ハウジング1には、下流側流路22
0に噴出する噴流の一方及び他方の側にあって、中心線
Cからの距離が等しい位置に圧力導入経路4が2つ設け
られている。これらの圧力導入経路4は、図19〜図2
2に示すように、ハウジング1の底壁部(下流側流路2
20を構成する壁部)11を基準面10に対して垂直に
貫通するように形成されている。
【0006】上記各圧力導入経路4には、図22に示す
ように、パイプ81が溶接又は接着により固定されてい
る。これらのパイプ81は、各圧力導入経路4を図示し
ない圧力センサ(圧力検出手段)に接続するようになっ
ている。また、パイプ81によっては、このパイプ81
及び圧力導入経路4に形成されたテーパネジによって、
圧力導入経路4に固定されるものもある。圧力センサ
は、2つの圧力導入経路4から取り出された圧力によっ
て、ノズル流路210から噴出する噴流の流体振動を検
出するようになっている。
【0007】そして、流体振動形流量計FMは、流体振
動の周波数と、ガス(流体)の流量あるいは流速が比例
関係にあることから、流量を測定する方式になってい
る。なお、上記流体振動形流量計FMは、LPガスの流
量を測定するものであり、LPガスの流体振動を測定す
ることになる。ただし、上記構造の流体振動形流量計F
Mにあっては、LPガス以外の他の気体や、液体の流量
を測定することも可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記流体振
動形流量計FMにおいては、各圧力導入経路4が互いに
近接した状態になっているので、これらの各圧力導入経
路4にパイプ81を溶接又は接着により固定したり、あ
るいはテーパネジにより固定したりするのが非常に面倒
で手間がかかるという問題がある。
【0009】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、各圧力導入経路の圧力を導くためのパ
イプや継手などの圧力伝達手段を容易に取り付けること
のできる流体振動形流量計を提供することを課題として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に係る発明は、ノズル流路(210)から
下流側流路(220)に噴出する噴流の流体振動に基づ
いて流量を検出するように構成した流体振動形流量計で
あって、前記下流側流路(220)を構成する壁部(1
1)には、この壁部(11)を貫通し、前記噴流の一方
及び他方の側にそれぞれ達する圧力導入経路(4)を設
け、前記壁部(11)の外面(11a)には、各圧力導
入経路(4)にそれぞれ連通する圧力中継孔(91c)
を有する圧力取出し用補助部材(91)を設けてなり、
この圧力取出し用補助部材(91)における各圧力中継
孔(91c)は、その互いの間隔が前記壁部(11)の
外面(11a)とは反対側の部材外面(91h)に向か
うにしたがって広がるように形成されていることを特徴
としている。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、各圧力中継孔(91c)は、壁部(11)
の外面(11a)に接触する接触面(91e)から部材
外面(91h)に向かって互いに広がるように斜めに形
成された斜め中継部(91i)と、この斜め中継部(9
1i)から部材外面(91h)に向けて垂直に形成され
た垂直中継部(91j)とを有しており、前記各垂直中
継部(91j)は、パイプや継手などの圧力伝達手段が
取り付け可能に構成されていることを特徴としている。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明において、圧力取出し用補助部材(91)における部
材外面(91h)には、各圧力中継孔(91c)にそれ
ぞれ連通する圧力検出孔(92c)を有する圧力検出手
段(92)が設けられていることを特徴としている。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項3に係る発
明において、圧力検出手段(92)は、各圧力検出孔
(92c)から導かれてきた噴流の一方の側及び他方の
側の圧力の差圧を検出するようになっていることを特徴
としている。
【0014】そして、上記のように構成された請求項1
に係る発明においては、圧力取出し用補助部材(91)
の各圧力中継孔(91c)の間隔が部材外面(91h)
に向かうにしたがって広がるように形成されているか
ら、圧力取出し用補助部材(91)の部材外面(91
h)において、各圧力中継孔(91c)の間隔が十分に
広がった状態になる。このため、各圧力中継孔(91
c)にパイプや継手などの圧力伝達手段を容易に接続す
ることができる。すなわち、各圧力導入経路の圧力を導
くためのパイプや継手などの圧力伝達手段を容易に取り
付けることができる。
【0015】請求項2に係る発明においては、各圧力中
継孔(91c)における垂直中継部(91j)を、パイ
プや継手などの圧力伝達手段が取り付け可能なように構
成しているから、圧力取出し用補助部材(91)以外
に、圧力伝達手段を取り付けるための部品を必要とせ
ず、よって部品点数の増大及びコストの増加を最小限に
抑えることができる。
【0016】請求項3に係る発明においては、圧力取出
し用補助部材(91)に圧力検出手段(92)が設けら
れているから、圧力取出し用補助部材(91)と圧力検
出手段(92)とを接続するための継手やパイプ等の圧
力伝達手段が不要になる。したがって、部品点数及びコ
ストの低減を図ることができる。
【0017】請求項4に係る発明においては、圧力検出
手段(92)によって噴流の一方の側及び他方の側の圧
力の差圧を検出することができるから、流体振動のノズ
ル成分を相殺除去することができると共に、噴流の流体
振動をより大きく振幅する圧力信号として検出すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき図1〜図18を参照して説明する。なお、
図1〜図5は第1実施例、図6は第2実施例、図7は第
3実施例、図8は第4実施例、図9〜図13は第5実施
例、図14〜図18は第6実施例を示している。
【0019】まず、図1〜図5を参照して第1実施例を
説明する。ただし、図19〜図22に示す従来例の構成
要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0020】この実施例で示す流体振動形流量計FM
は、図1〜図5に示すように、ノズル流路210から下
流側流路220に噴出する噴流の流体振動に基づいて流
量を検出するように構成したものであって、前記下流側
流路220を構成する底壁部(壁部)11には、この底
壁部11を貫通し、前記噴流の一方及び他方の側にそれ
ぞれ達する圧力導入経路4を設け、前記底壁部11の外
面11aには、各圧力導入経路4にそれぞれ連通する圧
力中継孔91cを有する圧力取出し用補助部材91を設
けてなり、この圧力取出し用補助部材91における各圧
力中継孔91cは、その互いの間隔が前記底壁部11の
外面11aとは反対側の部材外面91hに向かうにした
がって広がるように形成されている。
【0021】上記各圧力中継孔91cは、図3〜図5に
示すように、底壁部11の外面11aに接触する接触面
91eから部材外面91hに向かって互いに広がるよう
に斜めに形成された斜め中継部91iと、この斜め中継
部91iから部材外面91hに向けて垂直に形成された
垂直中継部91jとを有しており、前記各垂直中継部9
1jは、パイプ(圧力伝達手段)81が取り付け可能に
構成されている。
【0022】以下、上記各構成についてさらに詳細に説
明する。すなわち、圧力取出し用補助部材91は、直方
体状に形成されたものであり、その左右の端部にはボル
トBLによって底壁部11に固定するためのフランジ9
1aが形成されている。各フランジ91aには、ボルト
BLを挿通するための孔91bが2つ設けられている。
また、各圧力導入経路4に対応する位置には圧力中継孔
91cが開口している。
【0023】各圧力中継孔91cは、その垂直中継部9
1jにパイプ81を嵌合して溶接又は接着により固定す
るようになっている。各パイプ81は、図示しない圧力
センサ(圧力検出手段)に接続されるようになってい
る。なお、この実施例では、各圧力導入経路4間のピッ
チが4mm、接触面91e側における各斜め中継部91
i間のピッチが4mm、各垂直中継部91j間のピッチ
が8mmに形成されている。
【0024】また、圧力取出し用補助部材91には、上
記接触面91eにOリング溝91fが形成されており、
このOリング溝91fにはOリング911が設けられて
いる。なお、底壁部11の外面11aは、圧力取出し用
補助部材91の接触面91eに接触する接触面になって
いる。
【0025】Oリング溝91fは、各圧力中継孔91c
のそれぞれを囲むように環状に形成されており、その結
果必然的に上記各圧力導入経路4のそれぞれを囲むよう
にもなっている。そして、Oリング溝91f及びOリン
グ911は、上記外面11a、接触面91eの隙間部分
から外部へのガス(流体)の漏れを防止すると共に、各
圧力導入経路4に導かれた圧力が外面11aと接触面9
1eとの隙間部分を介して互いに影響し合うのを防止す
るようになっている。なお、図2において、11bは、
ボルトBLが螺合するネジ穴である。
【0026】上記のように構成された流体振動形流量計
においては、圧力取出し用補助部材91の各圧力中継孔
91cの間隔が部材外面91hに向かうにしたがって広
がるように形成されているから、圧力取出し用補助部材
91の部材外面91hにおいて、各圧力中継孔91cの
間隔が十分に広がった状態になる。このため、各圧力中
継孔91cにパイプ81を容易に接続することができ
る。すなわち、各圧力導入経路4の圧力を導くためのパ
イプ81を容易に取り付けることができる。
【0027】しかも、圧力中継孔91cにおける垂直中
継部91jはパイプ81を嵌合した状態で、このパイプ
81を溶接又は接着により固定するようになっているか
ら、圧力取出し用補助部材91以外に、パイプ81を取
り付けるための部品を必要とせず、よって部品点数の増
大及びコストの増加を最小限に抑えることができる。
【0028】また、ハウジング(本体)1側において、
パイプ81を取り付けるために、例えば圧力導入経路4
に拡径孔を加工したり、テーパネジを加工したりするこ
とが不要になる。したがって、その加工が少なくなった
分だけ、ハウジング1の加工が簡単になると共に、同ハ
ウジング1の不良率の低減を図ることができる。しか
も、より高価なハウジング1の不良率の低減を図ること
ができるから、結局、コストの低減を果たすことができ
る。
【0029】また、圧力取出し用補助部材91として
は、樹脂を用いた射出成形により一体的に成形すること
ができるから、Oリング溝91f等を形成することによ
って構造が複雑になっても、製造コストや不良率が増加
することがない。しかも、射出成形により、圧力取出し
用補助部材91を大量にかつ安価に製造することができ
る利点がある。
【0030】さらに、パイプ81が圧力取出し用補助部
材91に溶接又は接着により連結されるようになってい
るが、圧力取出し用補助部材91が底壁部11に対して
着脱可能になっているから、メンテナンス性の向上を図
ることができる。
【0031】次に、この発明の第2実施例を図6を参照
して説明する。ただし、図1〜図5に示す第1実施例の
構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。この第2実施例が第1実施例と異なる点
は、垂直中継部91jにテーパ雌ネジ部91gを形成し
ている点である。
【0032】すなわち、垂直中継部91jには、図6に
示すように、部材外面91h側の端部にテーパ雌ネジ部
91gが形成され、パイプ81の端部には、テーパ雌ネ
ジ部91gに螺合するテーパ雄ネジ部81aが形成され
ている。これらのテーパ雌ネジ部91gとテーパ雄ネジ
部81aとは、シールテープによって気密に接続される
ようになっている。
【0033】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、テーパネジ91g、81aにより、パ
イプ81を垂直中継部91jに接続するようになってい
るから、溶接や接着によって接続する場合に比べて、パ
イプ81を圧力中継孔91cに簡単に接続することがで
きる。すなわち、各圧力導入経路4の圧力を導くための
パイプ81をより簡単に取り付けることができる。ま
た、パイプ81が垂直中継部91jに対して着脱自在に
なるからメンテナンス性の向上を図ることができる。
【0034】またさらに、圧力取出し用補助部材91が
底壁部11に対して着脱可能になっていることから、さ
らにメンテナンス性の向上を図ることができる。すなわ
ち、流体振動形流量計FMの本体側の部分は、例えばガ
スメータとして、建物等に設置されている場合が多く、
その場合、流体振動形流量計FMのハウジング1にパイ
プ81をねじ込む作業は、パイプ81が長いほど、また
曲がっているほど、大変な作業になる。これに対して、
本実施例では、圧力取出し用補助部材91の部分に予め
パイプ81をねじ込んで固定した後、その圧力取出し用
補助部材91を流体振動形流量計FMの本体、すなわち
ハウジング1の底壁部11に固定すればよいから、パイ
プ81の着脱が極めて簡単になる。その他、第1実施例
と同様の効果を奏する。
【0035】次に、この発明の第3実施例を図7を参照
して説明する。ただし、図6に示す第2実施例の構成要
素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を省
略する。この第3実施例が第2実施例と異なる点は、継
手部材(圧力伝達手段)82を介して、パイプ81を垂
直中継部91jに連結するように構成している点であ
る。
【0036】すなわち、継手部材82は、テーパ雌ネジ
部91gに螺合により固定される第1の継手82aと、
この第1の継手82aに袋ナット等あるいは、そろばん
玉によってパイプ81を固定する第2の継手82bとを
備えたもので構成されている。
【0037】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、継手部材82を介してパイプ81を垂
直中継部91jに連結するようになっているから、第2
実施例のようにパイプ81を回転させなくても、パイプ
81を垂直中継部91jに接続することができる。すな
わち、各圧力導入経路4の圧力を導くための継手部材8
2及びパイプ81をさらに簡単に取り付けることができ
る。また、継手部材82を用いる場合には、各圧力導入
経路4の間隔が広がっていることにより、特に、各圧力
中継孔91cへの取り付けが簡単になる。その他、第1
実施例及び第2実施例と同様の効果を奏する。
【0038】次に、この発明の第4実施例を図8を参照
して説明する。ただし、図7に示す第3実施例の構成要
素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を省
略する。この第4実施例が第3実施例と異なる点は、継
手部材82に代えてタケノコ状の継手(圧力伝達手段)
83を設けている点である。
【0039】すなわち、継手83は、その先端側のテー
パ雄ネジ部83aを介してテーパ雌ネジ部91gに固定
されるようになっており、そのタケノコ状のパイプ部8
3bを介してホース(圧力伝達手段)(図示せず)を接
続するようになっている。ホースは図示しない圧力セン
サに接続されるようになっている。
【0040】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、継手83を介してホースを各圧力中継
孔91cに簡単に接続することができる。すなわち、各
圧力導入経路4の圧力を導くための継手83及びホース
をより簡単に取り付けることができる。その他、第1実
施例〜第3実施例と同様の効果を奏する。
【0041】次に、この発明の第5実施例を図9〜図1
3を参照して説明する。ただし、図1〜図5に示す第1
実施例の構成要素と共通する要素には同一の符号を付
し、その説明を省略する。この第5実施例が第1実施例
と異なる点は、圧力取出し用補助部材91に圧力センサ
(圧力検出手段)92が直接設けられている点である。
【0042】すなわち、圧力取出し用補助部材91にお
ける部材外面91hには、図9〜図13に示すように、
各圧力中継孔91cにそれぞれ連通する圧力検出孔92
cを有する圧力センサ92が設けられている。ただし、
各圧力中継孔91cは、斜め中継部91iのみによって
形成されている。圧力センサ92は、各圧力検出孔92
cから導かれてきた圧力の差圧を検出するようになって
いる。
【0043】上記圧力センサ92は、図9、図12及び
図13に示すように、直方体状に形成されたものであ
り、その左右の端部にはボルトBLによって圧力取出し
用補助部材91の部材外面91hに固定するためのフラ
ンジ92aが形成されている。各フランジ92aには、
ボルトBLを挿通するための孔92bが2つ設けられて
いる。そして、各圧力検出孔92cは、圧力取出し用補
助部材91の各圧力中継孔91cに対応する位置に開口
すると共に、圧力検知素子93の一方の側及び他方の側
に導かれている。
【0044】また、圧力センサ92には、上記部材外面
91hに接触する接触面92eにOリング溝92fが形
成されており、このOリング溝92fにはOリング92
1が設けられている。なお、圧力取出し用補助部材91
の部材外面91hは、圧力センサ92の接触面92eに
接触する接触面になっている。
【0045】Oリング溝92fは、各圧力検出孔92c
のそれぞれを囲むように環状に形成されており、その結
果必然的に上記各圧力中継孔91cのそれぞれを囲むよ
うにもなっている。そして、Oリング溝92f及びOリ
ング921は、上記部材外面91h、接触面92eの隙
間部分から外部へのガス(流体)の漏れを防止すると共
に、各圧力中継孔91cに導かれた圧力が部材外面91
hと接触面92eとの隙間部分を介して互いに影響し合
うのを防止するようになっている。なお、図10におい
て、91kは、ボルトBLが螺合するネジ穴である。
【0046】圧力検知素子93は、噴流の左右の位置の
圧力をそれらの差圧として検出するようになっている。
また、圧力検知素子93としては、例えば圧電膜セン
サ、静電容量型センサが用いられている。
【0047】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、圧力取出し用補助部材91に圧力セン
サ92が直接設けられているから、圧力取出し用補助部
材91と圧力センサ92とを接続するための継手やパイ
プ等の圧力伝達手段が不要になる。したがって、部品点
数及びコストの低減を図ることができる。しかも、圧力
センサ92によって、各圧力導入経路4、各圧力中継孔
91c及び各圧力検出孔92cから導かれてきた圧力の
差圧を検出することができるから、噴流の流体振動をよ
り大きく振幅する圧力信号として検出することができる
という利点がある。また噴流のノイズ成分による圧力変
動を相殺し除去することができる。
【0048】また、各圧力導入経路4間のピッチL1が
小さくても、各圧力検出孔92cの開口部の間のピッチ
L2の大きな圧力センサ92を取り付けることができ
る。そして、各圧力中継孔91cが部材外面91hに向
かって広がる角度αを変えることにより、上記ピッチL
1の異なるものや、上記ピッチL2の異なるものに簡単
に対応することができる。
【0049】このため、各圧力導入経路4間のピッチL
1として最適なものを容易に得ることができ、測定精度
の優れた流体振動形流量計FMを容易に得ることができ
る。しかも、各種のピッチL2を有する圧力センサ92
を使用することができるという利点もある。また、圧力
中継孔91cを有する圧力取出し用補助部材91は、樹
脂を用いた射出成形により、一体的に容易に製造するこ
とができると共に、軽量化を図ることができる。その
他、第1実施例〜第4実施例と同様の効果を奏する。
【0050】次に、この発明の第6実施例を図14〜図
18を参照して説明する。ただし、図9〜図13に示す
第5実施例の構成要素と共通する要素には同一の符号を
付し、その説明を省略する。この第6実施例が第5実施
例と異なる点は、圧力取出し用補助部材91と圧力セン
サ92との間のシール用のOリング921及びOリング
溝92fを圧力取出し用補助部材91の部材外面91h
側に設けている点である。
【0051】すなわち、Oリング溝92fは、部材外面
91hに設けられたものであって、各圧力中継孔91c
のそれぞれを囲むように環状に形成されており、その結
果必然的に圧力センサ92の各圧力検出孔92cのそれ
ぞれをも囲むようになっている。そして、Oリング溝9
2f及びOリング921は、部材外面91hと接触面9
2eとの隙間部分から外部へのガス(流体)の漏れを防
止すると共に、各圧力中継孔91cに導かれた圧力が部
材外面91hと接触面92eとの隙間部分を介して互い
に影響し合うのを防止するようになっている。
【0052】上記のように構成された流体振動形流量計
FMにおいては、圧力取出し用補助部材91の接触面9
1e及び部材外面91hのそれぞれにOリング溝91f
及びOリング溝92fが形成されたものとなるから、圧
力取出し用補助部材91が複雑な形状のものとなる。し
かし、圧力取出し用補助部材91は、構造が複雑でも樹
脂を用いて射出成形することにより、コストが増加する
ことがない。これに対して、圧力センサ92にOリング
溝92fを加工する必要がなくなるから、圧力センサ9
2のコストを低減することができ、結局全体のコストの
低減を図ることができる。その他、第1実施例〜第5実
施例と同様の効果を奏する。
【0053】なお、上記各実施例においては、圧力取出
し用補助部材91の各フランジ91aに、ボルトBLを
挿通するための孔91bを2つずつ設けるように構成し
たが、この孔91bは、各フランジ91aの上下方向の
中心位置に1つずつ設けるように構成してもよい。同様
にして、圧力センサ92においても、各フランジ92a
の上下方向の中心位置に1つの孔92を設けるように構
成してもよい。
【0054】また、圧力取出し用補助部材91について
は、下流側流路220を構成する底壁部11に取り付け
るように構成したが、カバー(壁部)5に上記各圧力導
入経路4を設けると共に、このカバー5に圧力取出し用
補助部材91を取り付けるように構成してもよい。
【0055】さらに、圧力取出し用補助部材91側に設
けたOリング溝91f及びOリング911については、
底壁部11の外面11a側に設けてもよいことはいうま
でもない。ただし、不良率及びコストの低減を図る上で
は、Oリング溝91f及びOリング911を圧力取出し
用補助部材91側に設けることが好ましい。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、圧力取
出し用補助部材の各圧力中継孔の間隔が部材外面に向か
うにしたがって広がるように形成されているから、圧力
取出し用補助部材の部材外面において、各圧力中継孔の
間隔が十分に広がった状態になる。このため、各圧力中
継孔にパイプや継手などの圧力伝達手段を容易に接続す
ることができる。すなわち、各圧力導入経路の圧力を導
くためのパイプや継手などの圧力伝達手段を容易に取り
付けることができる。
【0057】請求項2に係る発明においては、各圧力中
継孔における垂直中継部を、パイプや継手などの圧力伝
達手段が取り付け可能なように構成しているから、圧力
取出し用補助部材以外に、圧力伝達手段を取り付けるた
めの部品を必要とせず、よって部品点数の増大及びコス
トの増加を最小限に抑えることができる。
【0058】請求項3に係る発明においては、圧力取出
し用補助部材に圧力検出手段が設けられているから、圧
力取出し用補助部材と圧力検出手段とを接続するための
継手やパイプ等の圧力伝達手段が不要になる。したがっ
て、部品点数及びコストの低減を図ることができる。
【0059】請求項4に係る発明においては、圧力検出
手段によって噴流の一方の側及び他方の側の圧力の差圧
を検出することができるから、噴流のノイズ成分による
圧力変動成分を除去、相殺することができると共に、噴
流の流体振動をより大きく振幅する圧力信号として検出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例として示した流体振動形
流量計の断面図であって、図19のXX−XX線に相当する
位置の断面図である。
【図2】同流体振動形流量計の背面図である。
【図3】同流体振動形流量計の要部断面図である。
【図4】同流体振動形流量計の圧力取出し用補助部材を
示す平面図である。
【図5】同流体振動形流量計の圧力取出し用補助部材を
示す底面図である。
【図6】この発明の第2実施例として示した流体振動形
流量計の要部断面図である。
【図7】この発明の第3実施例として示した流体振動形
流量計の要部断面図である。
【図8】この発明の第4実施例として示した流体振動形
流量計の要部断面図である。
【図9】この発明の第5実施例として示した流体振動形
流量計の要部断面図である。
【図10】同流体振動形流量計の圧力取出し用補助部材
を示す平面図である。
【図11】同流体振動形流量計の圧力取出し用補助部材
を示す底面図である。
【図12】同流体振動形流量計の圧力センサを示す平面
図である。
【図13】同流体振動形流量計の圧力センサを示す底面
図である。
【図14】この発明の第6実施例として示した流体振動
形流量計の要部断面図である。
【図15】同流体振動形流量計の圧力取出し用補助部材
を示す平面図である。
【図16】同流体振動形流量計の圧力取出し用補助部材
を示す底面図である。
【図17】同流体振動形流量計の圧力センサを示す平面
図である。
【図18】同流体振動形流量計の圧力センサを示す底面
図である。
【図19】従来例として示した流体振動形流量計の正面
図である。
【図20】同流体振動形流量計を示す断面図であって、
図19のXX−XX線に沿う断面である。
【図21】同流体振動形流量計の背面図である。
【図22】同流体振動形流量計の要部断面図である。
【符号の説明】
4 圧力導入経路 11 壁部(底壁部) 11a 外面 81 圧力伝達手段(パイプ) 82 圧力伝達手段(継手部材) 83 圧力伝達手段(タケノコ状の継手) 91 圧力取出し用補助部材 91c 圧力中継孔 91e 接触面 91h 部材外面 91i 斜め中継部 91j 垂直中継部 92 圧力検出手段(圧力センサ) 92c 圧力検出孔 210 ノズル流路 220 下流側流路 FM 流体振動形流量計

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル流路から下流側流路に噴出する噴
    流の流体振動に基づいて流量を検出するように構成した
    流体振動形流量計であって、 前記下流側流路を構成する壁部には、この壁部を貫通
    し、前記噴流の一方及び他方の側に達する圧力導入経路
    を設け、 前記壁部の外面には、各圧力導入経路にそれぞれ連通す
    る圧力中継孔を有する圧力取出し用補助部材を設けてな
    り、 この圧力取出し用補助部材における各圧力中継孔は、そ
    の互いの間隔が前記壁部の外面とは反対側の部材外面に
    向かうにしたがって広がるように形成されていることを
    特徴とする流体振動形流量計。
  2. 【請求項2】 各圧力中継孔は、壁部の外面に接触する
    接触面から部材外面に向かって互いに広がるように斜め
    に形成された斜め中継部と、この斜め中継部から部材外
    面に向けて垂直に形成された垂直中継部とを有してお
    り、 前記各垂直中継部は、パイプや継手などの圧力伝達手段
    が取り付け可能に構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の流体振動形流量計。
  3. 【請求項3】 圧力取出し用補助部材における部材外面
    には、各圧力中継孔にそれぞれ連通する圧力検出孔を有
    する圧力検出手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の流体振動形流量計。
  4. 【請求項4】 圧力検出手段は、各圧力検出孔から導か
    れてきた噴流の一方の側及び他方の側の圧力の差圧を検
    出するようになっていることを特徴とする請求項3記載
    の流体振動形流量計。
JP36142597A 1997-12-26 1997-12-26 流体振動形流量計 Pending JPH11190642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36142597A JPH11190642A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 流体振動形流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36142597A JPH11190642A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 流体振動形流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11190642A true JPH11190642A (ja) 1999-07-13

Family

ID=18473526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36142597A Pending JPH11190642A (ja) 1997-12-26 1997-12-26 流体振動形流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11190642A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9702743B2 (en) Flowmeter for measuring flow of a process fluid through a conduit including upstream and downstream process variable sensors mounted on the pitot tube
CN100487387C (zh) 可改变比例的平均插入式涡流流量计
JP5963875B2 (ja) 改良された同一平面プロセス流体圧力センサモジュール
CN1447096A (zh) 过程变送器及用于将工作压力联接到压力传感器的方法
JP2010523972A (ja) 産業用プロセス制御システム用フランジレス差圧トランスミッター
CN205785650U (zh) 压力变送器联接器和将压力变送器联接到过程流体的压力的设备
CN1373848A (zh) 具有温度测量特征的过程流量板
JP2008227658A (ja) 超音波流量計
WO2020044887A1 (ja) 超音波流量計
US20210404898A1 (en) Tubular sensor with deformation body
US8459127B2 (en) Flowmeter body with a groove in a flowmeter outlet surface
JPH11190642A (ja) 流体振動形流量計
JP4766511B2 (ja) 流量計測装置
JPH11190643A (ja) 流体振動形流量計
JPH11211523A (ja) 流体振動形流量計
US10605635B2 (en) Insertion vortex flowmeter element
US7013738B2 (en) Flow sensor
GB2120384A (en) Fluid flow meter
CN212007367U (zh) 一体式流量压力测量水表
US5561249A (en) Insertable flow meter with dual sensors
JPH0862004A (ja) 流量計
JPH0353124A (ja) 複合流量計
JPH11271108A (ja) 圧力取出構造
KR101751738B1 (ko) 차압식 유량계
KR101059928B1 (ko) 유량측정장치의 유량측정관체