JPH11190157A - 開閉体の電動閉鎖装置 - Google Patents

開閉体の電動閉鎖装置

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JPH11190157A
JPH11190157A JP35971097A JP35971097A JPH11190157A JP H11190157 A JPH11190157 A JP H11190157A JP 35971097 A JP35971097 A JP 35971097A JP 35971097 A JP35971097 A JP 35971097A JP H11190157 A JPH11190157 A JP H11190157A
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Fumio Kobayashi
二三雄 小林
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Mitsui Kinzoku ACT Corp
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉体の電動閉鎖装置において、電動による
開閉体の閉鎖動作のタイムロスを小さくして、開閉体を
迅速かつ確実に閉鎖できるようにする。 【解決手段】 ラッチが、オープン位置からハーフラッ
チ位置の直前の位置までの間にあるときは、ラッチと一
体となって回動する回動レバー7の先端部7bの上面
に、モータによって駆動されるコネクトレバー17の押
動部17aが乗り上げ、ラッチがハーフラッチ位置の直
前の位置に達したとき、押動部17aが回動レバー7の
先端部7bの側縁に形成された当接縁7dに初めて係合
し、その後、ラッチがハーフラッチ位置に達して、モー
タが作動させられることにより、コネクトレバー17の
押動部17aで回動レバー7の当接縁7dを押動して、
ラッチをハーフラッチ位置からフルラッチ位置まで強制
的に回動させ、開閉体を閉鎖させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉体が、開いて
いる状態からハーフラッチ状態まで閉じたとき、モータ
等の電動式の駆動手段により、開閉体を全閉状態まで強
制的に閉め込むようにした開閉体の電動閉鎖装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、例えば、
特公平2-4754号公報に開示されているようなもの
がある。この装置は、開閉体側に配置されたロック装置
におけるラッチの軸に、回動板を固嵌するとともに、レ
バーを枢嵌し、ラッチが、車体側に設けられたストライ
カと離脱したオープン位置から、ストライカと辛うじて
係合するハーフラッチ位置まで移動することにより、モ
ータが作動させられて、レバーが、回動板を介して、ラ
ッチをハーフラッチ位置から、ストライカと完全に係合
するフルラッチ位置まで強制的に回動させ、ドアを半ド
アから全閉状態まで閉め込むようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
開閉体の電動閉鎖装置は、その電動閉鎖装置の作動時以
外の時に、ラッチと回動板とがレバーによって妨げられ
ることなく自由に回動しうるようにするため、レバーと
回動板との間に、ラッチのオープン位置とハーフラッチ
位置との間の回動量に相当する所要の遊びを設けてあ
り、電動閉鎖装置の作動時には、モータが起動してから
レバーがラッチを回動させるまでの間、レバーが上記遊
び分だけ空動するようになっているため、ハーフラッチ
位置を検知してからラッチがフルラッチ位置に向けて回
動し始めるまでの間に、空動に要するタイムロスを生
じ、開閉体を迅速に閉め込むことができないという問題
がある。
【0004】本発明の目的は、上述のような従来の技術
が有する問題点に鑑み、電動による開閉体の閉鎖動作の
タイムロスを小さくして、開閉体を迅速かつ確実に閉鎖
できるようにするとともに、作動の確実性と安全性及び
耐久性を向上し得るようにした開閉体の電動閉鎖装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 車体側または開閉体側のいずれか一方に設けられ
たロック装置に枢着されたラッチが、他方に設けられた
ストライカと離脱したオープン位置から、ストライカと
辛うじて係合するハーフラッチ位置に移動することによ
り、電動式の駆動装置が作動して、ラッチをストライカ
と完全に係合し、かつロッキングプレートに係止される
フルラッチ位置に強制的に移動させるようにした開閉体
の電動閉鎖装置において、前記ラッチと一体となって回
動するようにラッチの軸に固着された回動レバーと、ラ
ッチの軸と直角かまたは所要の傾斜角度をなす枢軸をも
ってロック装置に枢着され、駆動装置により作動位置と
非作動位置との間を往復回動させられるようにしたアー
ムと、アームの枢軸と平行な連結軸をもってアームの先
端部に連結され、先端部に形成された押動部が回動レバ
ーの先端部側縁に当接して、前記アームの非作動位置か
ら作動位置への回動により、前記回動レバーをラッチと
ともにハーフラッチ位置からフルラッチ位置まで押動し
うる係合位置と、押動部が回動レバーの先端部側縁から
先端部の板面とほぼ直交する方向に離れた解除位置とに
移動可能で、前記ラッチがオープン位置からハーフラッ
チ位置の直前の位置までの範囲内にあるときは、押動部
が回動レバーの先端部の板面に当接して、係合位置方向
への移動が阻止されるようにしたコネクトレバーと、開
閉体のラッチ解除操作手段が操作されることにより、前
記コネクトレバーとロッキングプレートとを、それぞれ
の解除位置に向かって移動させるオープンレバーと、コ
ネクトレバーを係合位置に向かって付勢する付勢手段と
を備えるものとする。
【0006】(2) 上記(1)項において、コネクトレバ
ーが、ロック装置のハウジングの一部に穿設した開口を
通ってハウジングの他方の側面まで延出する鉤形の折曲
片を有し、この折曲片に前記ハウジングの他方の側面側
に配設したオープンレバーが係合するようにする。
【0007】(3) 上記(1)または(2)項において、ラ
ッチの軸とアームの枢軸とが直角以外の傾斜角度をなし
ているものにおいて、回動レバーの先端部を、アームの
枢軸とほぼ平行をなすように折曲する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図5は、本発明の一実施形
態を示し、図6〜図13は、その各部の作動態様を示
す。図1〜図5、特に図2に示すように、この開閉体の
電動閉鎖装置は、自動車の車体(A)の後端上部に開閉可
能に枢着された開閉体であるバックドア(B)の下端部に
設けられたロック装置(C)に組み込まれている。
【0009】ロック装置(C)は、バックドア(B)の下端
部に固着されたハウジング(1)内に収容されたラッチ
(2)とロッキングプレート(5)とを備えている。ラッチ
(2)は、ハウジング(1)に枢支された軸(3)に固着さ
れ、自動車の車体(A)に設けられたストライカ(4)に係
脱可能な噛合溝(2a)と、ロッキングプレート(5)と係
合可能な2個の段部(2b)(2c)とを有している。ロッキ
ングプレート(5)は、ハウジング(1)に軸(6)をもって
枢支され、ラッチ(2)の段部(2b)(2c)に係脱しうる爪
部(5a)と、上方に折曲された当接部(5b)とを有してい
る。なお、図5において、ラッチ(2)は、反時計方向
に、ロッキングプレート(5)は、時計方向にそれぞれ図
示を省略したスプリングにより常時付勢されている。
【0010】図1及び図4に示すように、ラッチ(2)の
軸(3)の上端部には、回動レバー(7)が固着され、ラッ
チ(2)と回動レバー(7)とは一体となって回動するよう
になっている。回動レバー(7)は、ほぼ円板状の基部
(7a)より頚部(7b)を介して後方に延出する先端部(7
c)を有しており、先端部(7c)は、後述するアーム(15b)
の枢軸(15a)とほぼ平行をなすように、基部(7a)に対し
て折曲されている。また、先端部(7c)の左方の側縁
は、後述するコネクトレバー(17)の押動部(17a)が当接
する平面視ほぼ円弧状の当接縁(7d)をなしている。
【0011】ラッチ(2)と回動レバー(7)とは、バック
ドア(B)が開いているときは、ストライカ(4)と離脱し
た図11に示すようなオープン位置に位置しており、バ
ックドア(B)がいわゆる半ドア状態まで閉じると、噛合
溝(2a)にストライカ(4)が辛うじて係合し、かつ段部
(2b)にロッキングプレート(5)の爪部(5a)が係合し
て、オープン位置方向への回動が阻止された図12に示
すようなハーフラッチ位置に位置し、さらに、ドアが全
閉すると、噛合溝(2a)にストライカ(4)が完全に係合
し、かつ段部(2c)にロッキングプレート(5)の爪部(5
a)が係合して、オープン位置方向への回動が阻止された
図4に示すようなフルラッチ位置に位置するようになっ
ている。
【0012】ハウジング(1)には、上方を向き、かつハ
ウジング(1)の一部をなすベースプレート(8)が固着さ
れており、このベースプレート(8)には、ロック装置
(C)の制御機構部(D)が設けられている。
【0013】制御機構部(D)は、電動式の駆動装置であ
る正逆回転可能なモータ(9)と、施解錠操作用のモータ
式のアクチュエータ(10)と、軸(11a)をもってベースプ
レート(8)に枢支され、かつアクチュエータ(10)の駆動
レバー(10a)に連結されて、施錠位置と解錠位置とに移
動可能な施解錠レバー(11)と、施解錠レバー(11)の支持
部(11b)にスライド可能に支持されたサブレバー(12)
と、上記の軸(11a)をもってベースプレート(8)に枢支
され、かつバックドア(B)のラッチ解除操作手段(図示
略)に連結されたオープンレバー(13)と、バックドア
(B)に設けられたキーシリンダー(図示略)に連結された
キーレバー(14)と、ラッチ(2)の軸(3)と直角かまたは
所要の傾斜角度をなす枢軸(15a)をもってベースプレー
ト(8)に枢支され、かつモータ(9)に連結された減速歯
車のピニオン(9a)に噛合したセクターギヤ(15)と、セ
クターギヤ(15)と一体となって、枢軸(15a)より下方に
延出するアーム(15b)と、アーム(15b)の軸(15a)と平行
な連結軸(16)をもってアーム(15b)の下端部に連結され
たコネクトレバー(17)とを備えている。
【0014】モータ(9)と、キーレバー(14)と、セクタ
ーギヤ(15)及びその一部であるアーム(15b)と、コネク
トレバー(17)とは、ベースプレート(8)の前面側に配設
され、また、それ以外のアクチュエータ(10)、施解錠レ
バー(11)、サブレバー(12)、オープンレバー(13)等は、
ベースプレート(8)の後面側に配設されている。
【0015】オープンレバー(13)は、図6〜10に示す
ように、下方に延びた第1アーム部(13a)の下端部に軸
(13b)をもってサブレバー(12)の一端が回動可能に連結
され、かつコネクトレバー(17)の方向に延出する第2ア
ーム部(13c)を有し、ドアハンドル等のラッチ解除操作
手段の操作により、図6に示す位置から反時計方向に回
動させられて、図10に示すラッチ解除位置まで回動さ
せられる。第2アーム部(13c)には、軸(11a)から離れる
につれて拡開する扇型の長孔(13)が形成されている。
【0016】サブレバー(12)は、バックドア(B)が閉じ
て、施解錠レバー(11)が図3に示す解錠位置にあると
き、オープンレバー(13)のラッチ解除作動により、図6
に示す位置から左方に直線運動して、他端に形成された
押動部(12a)がロッキングプレート(5)の当接部(5b)に
当接することにより、ロッキングプレート(5)を解除作
動させてラッチ(2)からの係合を解除して、バックドア
(B)の開扉を可能にする。
【0017】モータ(9)は、バックドア(B)が開いてい
る状態から閉じられて、ラッチ(2)がハーフラッチ位置
に達し、そのことをハーフラッチ検知スイッチ(図示略)
が検知することにより正転し、ラッチ(2)がさらにフル
ラッチ位置に達して、そのことをフルラッチ検知スイッ
チ(図示略)が検知することにより逆転するように制御さ
れる。
【0018】セクターギヤ(15)及びそのアーム(15b)
は、常時は図1、図6、図7、図9、及び図10に示す
非作動位置にあり、モータ(9)の正転により図6等にお
いて反時計方向に回動させられ、図8に示す作動位置に
達し、それによってラッチ(2)がフルラッチ位置に達し
て、モータ(9)が逆転させられることにより、元の非作
動位置に復帰回動させられて、その位置で停止する。
【0019】コネクトレバー(17)は、右端部に形成され
た押動部(17a)が回動レバー(7)の当接縁(7d)に当接し
て、アーム(15b)の非作動位置から作動位置への回動に
より、回動レバー(7)をラッチ(2)とともにハーフラッ
チ位置からフルラッチ位置まで押動しうる図7及び図8
に示す係合位置と、押動部(17a)が回動レバー(7)の当
接縁(7d)から回動レバー(7)の先端部(7b)の板面とほ
ぼ直交する方向に離れた図6、図9、及び図10に示す
解除位置とに移動可能で、常時は、付勢手段であるスプ
リング(18)の付勢力により係合位置に向けて付勢されて
おり、ラッチ(2)がオープン位置からハーフラッチ位置
の直前の位置までの範囲内にあるときは、押動部(17a)
または下縁が回動レバー(7)の先端部(7b)の上面にほ
ぼ直角をなして当接し、係合位置方向への移動が阻止さ
れるようになっている。
【0020】コネクトレバー(17)における右端部上縁に
は、上右方に延出した後下方を向く、正面形がほぼ下向
きコ字状をなし、かつ下方を向く先端部の中位部に設け
られた後方に鉤形に屈曲する段部(17b)が、ベースプレ
ート(8)に穿設したほぼ方形の開口(19)とオープンレバ
ー(13)の長孔(13d)とを通ってベースプレート(8)の後
方に延出するようにした折曲片(17c)が連設されてい
る。
【0021】この折曲片(17c)における段部(17b)の下方
に、オープンレバー(13)の第2アーム部(13c)の下縁部
が係合し、オープンレバー(13)がラッチ解除位置に回動
させられたとき、その第2アーム部(13c)により、折曲
片(17c)が跳ね上げられて、コネクトレバー(17)は、ス
プリング(18)の付勢力に抗して、解除位置に回動させら
れるようになっている。
【0022】また、コネクトレバー(17)の折曲片(17c)
が、ベースプレート(8)の開口(19)を通してオープンレ
バー(13)と係合していることにより、コネクトレバー(1
7)とオープンレバー(13)とが互いに外れにくくなるとと
もに、コネクトレバー(17)がオープンレバー(13)または
開口(19)の縁により案内され、コネクトレバー(17)が円
滑かつ確実に移動することができる。
【0023】次に、この実施形態の作用を、主に図6〜
図13を参照して説明する。図6及び図11は、バック
ドア(B)が開き、かつラッチ(2)がオープン位置に位置
している状態を示す。このとき、図6に示すように、セ
クターギヤ(15)は非作動位置にあり、また、コネクトレ
バー(17)は、押動部(17a)が回動レバー(7)の先端部(7
b)の上面に乗り上がり、係合位置方向への移動が阻止さ
れて、解除位置に保持されている。
【0024】この状態から、バックドア(B)が閉じる方
向に移動させられて、ストライカ(4)がラッチ(2)の噛
合溝(2c)に進入し、ラッチ(2)がハーフラッチ位置の
直前の位置まで回動させられると、ラッチ(2)とともに
回動する回動レバー(7)の当接縁(7d)が、コネクトレ
バー(17)の押動部(17a)の直下を通過し、それによって
コネクトレバー(17)は、スプリング(18)の付勢力によ
り、図7に示すように、解除位置まで回動させられ、コ
ネクトレバー(17)の押動部(17a)は、回動レバー(7)の
当接縁(7d)の回動軌跡内に位置する。
【0025】その後、ラッチ(2)がハーフラッチ位置ま
で回動させられると、ハーフラッチ検知スイッチが作動
して、モータ(9)が正転させられ、それによってセクタ
ーギヤ(15)及びそのアーム(15b)は、非作動位置から作
動位置に向かって図7における反時計方向に回動させら
れる。
【0026】それに伴って、コネクトレバー(17)が、図
7図示の状態から図8図示の状態のように、右方にほぼ
直線的に移動させられ、その押動部(17a)で回動レバー
(7)の当接縁(7d)を押動し、回動レバー(7)とラッチ
(2)とを、ハーフラッチ位置からフルラッチ位置まで強
制的に回動させ、バックドア(B)を半ドア状態から全閉
状態まで閉じさせる。
【0027】ラッチ(2)がフルラッチ位置まで回動させ
られると、ロッキングプレート(5)の爪部(5a)がラッ
チ(2)の段部(2c)に係合するとともに、フルラッチ検
知スイッチが作動して、モータ(9)が逆転させられ、セ
クターギヤ(15)は図7に示す元の非作動位置に復帰させ
られる。それに伴って、コネクトレバー(17)は、押動部
(17a)が回動レバー(7)の当接縁(7d)から離れて、図7
と同様の図9に示す位置まで復帰させられる。
【0028】このようなバックドア(B)の全閉状態にお
いて、ラッチ解除操作手段の操作により、オープンレバ
ー(13)が、図10に示すようなラッチ解除位置まで回動
させられると、その第2アーム部(13c)により、コネク
トレバー(17)の折曲片(17c)が跳ね上げられ、コネクト
レバー(17)はスプリング(18)の付勢力に抗して解除位置
に回動させられ、同時に、第1アーム部(13a)によりサ
ブレバー(12)が左進させられて、その押動部(12a)によ
りロッキングプレート(5)が図13に示すように解除作
動させられ、ラッチ(2)は、コネクトレバー(17)及びロ
ッキングプレート(5)のいずれにも妨げられることな
く、オープン位置方向へ自由に回動し、バックドア(B)
は即座に開く。
【0029】図7と図8に示す間の閉鎖作動の途中にお
いて、ラッチ解除操作手段の操作により、オープンレバ
ー(13)が、図10に示すようなラッチ解除位置まで回動
させられた場合も、上記と同様に、コネクトレバー(17)
が解除位置に回動させられるとともに、ロッキングプレ
ート(5)が解除作動させられ、ラッチ(2)の拘束を即座
に解除して、バックドア(B)を迅速に開けることができ
る。従って、バックドアが異物を挟み込んだ場合、モー
タ(9)の駆動中であっても、バックドアを即座に開ける
ことができる。
【0030】
【発明の効果】(a) 請求項1記載の発明によると、ラ
ッチがオープン位置からハーフラッチ位置に達する直前
に、コネクトレバーが、付勢手段の付勢力により、係合
位置に位置させられ、ラッチがハーフラッチ位置に達っ
して、電動式の駆動装置が作動させられた直後に、コネ
クトレバーの押動部により、回動レバーを押動して、ラ
ッチをフルラッチ位置に向けて迅速に回動させることが
できるので、開閉体の閉鎖動作のタイムロスがほとんど
なく、開閉体を迅速に閉鎖することができる。
【0031】(b) また、ラッチの軸とアームの枢軸と
を、直角かまたは所要の傾斜角度をなすようにし、コネ
クトレバーが、回動レバーの板面に上記の角度をなして
当接することにより、係合位置方向への移動が阻止され
るようにしたので、コネクトレバーや回動レバーが変形
したり、または組み付け誤差等が生じても、コネクトレ
バーが回動レバーの板面から外れるおそれが少なく、確
実に作動することができる。
【0032】(c) さらに、開閉体の閉鎖作動途中で、
開閉体のラッチ解除操作手段が操作されると、オープン
レバーにより、コネクトレバーとロッキングプレートと
が解除位置に移動させられ、ラッチの拘束が即座に解除
され、開閉体を自由に開閉させることができるので、万
一、開閉体の閉鎖作動途中で、開閉体と車体との間に物
を挟み込んでしまった場合でも、ラッチ解除操作手段を
操作すれば、即座に開閉体を開くことができ、安全であ
る。
【0033】(d) 請求項2記載の発明によると、コネ
クトレバーの折曲片が、ハウジングの開口を通してオー
プンレバーと係合するので、コネクトレバーとオープン
レバーとが互いに外れにくくなるとともに、コネクトレ
バーがオープンレバーまたは開口の縁により案内され、
コネクトレバーが円滑かつ確実に移動することができ
る。
【0034】(e) 請求項3記載の発明によると、回動
レバーの先端部を、アームの軸とほぼ平行をなすように
折曲することにより、コネクトレバーが回動レバーの先
端部の板面及び先端部の側縁に常に直角に当たるように
なり、それらの係合が外れたり、かじりが生じたりする
おそれが少なくなり、耐久性が向上する。また、回動レ
バーの先端部をこのように折曲することにより、ラッチ
の軸とアームの枢軸との角度をどのような値にも設定す
ることができ、設計の自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉体の電動閉鎖装置の一実施形態に
おけるモータを取り除いた状態の正面図である。
【図2】同じく、モータを装着した状態の側面図であ
る。
【図3】同じく、背面図である。
【図4】図2のIVより見た矢視図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】開扉状態における制御機構部の要部の正面図で
ある。
【図7】第1の作動状態を示す制御機構部の要部の正面
図である。
【図8】第2の作動状態を示す制御機構部の要部の正面
図である。
【図9】第3の作動状態を示す制御機構部の要部の正面
図である。
【図10】第4の作動状態を示す制御機構部の要部の正
面図である。
【図11】開扉状態におけるロック機構部の要部の平面
図である。
【図12】ハーフラッチ状態におけるロック機構部の要
部の平面図である。
【図13】開扉操作状態におけるロック機構部の要部の
平面図である。
【符号の説明】
(A)車体 (B)バックドア (C)ロック装置 (D)制御機構部 (1)ハウジング (2)ラッチ (2a)噛合溝 (2b)(2c)段部 (3)軸 (4)ストライカ (5)ロッキングプレート (5a)爪部 (5b)当接部 (6)軸 (7)回動レバー (7a)基部 (7b)先端部 (7c)頚部 (7d)当接縁 (8)ベースプレート (9)モータ(電動式の駆動装置) (9a)ピニオン (10)アクチュエータ (10a)駆動レバー (11)施解錠レバー (11a)軸 (11b)支持部 (12)サブレバー (12a)押動部 (13)オープンレバー (13a)第1アーム部 (13b)軸 (13c)第2アーム部 (13d)長孔 (14)キーレバー (15)セクターギヤ (15a)枢軸 (15b)アーム (16)連結軸 (17)コネクトレバー (17a)押動部 (17b)段部 (17c)折曲片 (18)スプリング(付勢手段) (19)開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側または開閉体側のいずれか一方に
    設けられたロック装置に枢着されたラッチが、他方に設
    けられたストライカと離脱したオープン位置から、スト
    ライカと辛うじて係合するハーフラッチ位置に移動する
    ことにより、電動式の駆動装置が作動して、ラッチをス
    トライカと完全に係合し、かつロッキングプレートに係
    止されるフルラッチ位置に強制的に移動させるようにし
    た開閉体の電動閉鎖装置において、 前記ラッチと一体となって回動するようにラッチの軸に
    固着された回動レバーと、 ラッチの軸と直角かまたは所要の傾斜角度をなす枢軸を
    もってロック装置に枢着され、駆動装置により作動位置
    と非作動位置との間を往復回動させられるようにしたア
    ームと、 アームの枢軸と平行な連結軸をもってアームの先端部に
    連結され、先端部に形成された押動部が回動レバーの先
    端部側縁に当接して、前記アームの非作動位置から作動
    位置への回動により、前記回動レバーをラッチとともに
    ハーフラッチ位置からフルラッチ位置まで押動しうる係
    合位置と、押動部が回動レバーの先端部側縁から先端部
    の板面とほぼ直交する方向に離れた解除位置とに移動可
    能で、前記ラッチがオープン位置からハーフラッチ位置
    の直前の位置までの範囲内にあるときは、押動部が回動
    レバーの先端部の板面に当接して、係合位置方向への移
    動が阻止されるようにしたコネクトレバーと、 開閉体のラッチ解除操作手段が操作されることにより、
    前記コネクトレバーとロッキングプレートとを、それぞ
    れの解除位置に向かって移動させるオープンレバーと、 コネクトレバーを係合位置に向かって付勢する付勢手段
    とを備えたことを特徴とする開閉体の電動閉鎖装置。
  2. 【請求項2】 コネクトレバーが、ロック装置のハウジ
    ングの一部に穿設した開口を通ってハウジングの他方の
    側面まで延出する鉤形の折曲片を有し、この折曲片に前
    記ハウジングの他方の側面側に配設したオープンレバー
    が係合するようにした請求項1記載の開閉体の電動閉鎖
    装置。
  3. 【請求項3】 ラッチの軸とアームの枢軸とが直角以外
    の傾斜角度をなしているものにおいて、回動レバーの先
    端部を、アームの枢軸とほぼ平行をなすように折曲した
    請求項1または2記載の開閉体の電動閉鎖装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002004679A (ja) * 2000-06-16 2002-01-09 Ansei:Kk 車両用ラッチ装置
CN109171553A (zh) * 2018-11-07 2019-01-11 莱克电气股份有限公司 一种锁定与解锁结构

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