JPH111899A - 聚楽壁紙 - Google Patents

聚楽壁紙

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JPH111899A
JPH111899A JP16523597A JP16523597A JPH111899A JP H111899 A JPH111899 A JP H111899A JP 16523597 A JP16523597 A JP 16523597A JP 16523597 A JP16523597 A JP 16523597A JP H111899 A JPH111899 A JP H111899A
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JP
Japan
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aggregate
juraku
wallpaper
net
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16523597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroya Manmoto
浩也 萬本
Tetsuya Manmoto
哲也 萬本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKUSHIN CLOTH KK
Original Assignee
HOKUSHIN CLOTH KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HOKUSHIN CLOTH KK filed Critical HOKUSHIN CLOTH KK
Priority to JP16523597A priority Critical patent/JPH111899A/ja
Publication of JPH111899A publication Critical patent/JPH111899A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 在来の聚楽壁紙の特徴を損なうことなく、そ
の耐摩耗性を改善する。 【解決手段】 裏打紙11の表面に塗布した接着剤12
の塗布面に骨材13を散布接着して構成される聚楽壁紙
の当該骨材の積層表面に、太さ(d)が骨材よりも細い
糸条14によって構成され、糸条間の隙間(G)が0.
7mm以上であって糸条の太さ(d)よりも大きい布目
16を有するネット15を貼り合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裏打紙の表面に塗
布した接着剤の塗布面に鱗片状や顆粒状の骨材を散布接
着して成る聚楽壁紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の聚楽壁紙は、屋内外の壁面や天
井面の装飾にだけではなく、合板、金属板、プラスチッ
ク板等の表面材や、テレビその他の電気製品を含む家具
その他の調度品の表面材、化粧紙、襖紙等として広く使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】聚楽壁紙の長所は、そ
の表面が骨材の並んだ凹凸面であり、それを接着使用す
る壁面下地に多少の凹凸があっても、その壁面下地の凹
凸が表面に現われ難く、鏝塗り仕上げされた壁面のよう
に、その突き合わせて施工した継目が殆ど分からない程
度に目立たない等の点にあるが、その表面を構成する骨
材が、裏打紙に散布されて点状に接着されたものである
から、摩擦によって剥脱し易いと言う短所がある。この
ため、接着剤の塗布厚みを大きくしたり、骨材の積層表
面に塗料を塗布し、骨材と裏打紙の接着を強化する方策
が採られるが、そうすると、たとえ骨材に蛭石や寒水石
等の鉱物を用いても、接着剤や塗料が可燃性の樹脂を主
材とするので不燃性に優れた聚楽壁紙が得難く、又、そ
の上塗り塗料の塗布量を増すと骨材間の窪みが埋めら
れ、骨材の輪郭が丸味を帯び、土壁にペンキを塗布した
場合のようにボッテリした印象を与え、聚楽壁紙特有の
古風でスッキリした美観が損なわれる。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、在来の聚楽壁紙の特徴
を損なうことなく、その耐摩耗性を改善することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る聚楽壁紙1
8は、裏打紙11の表面に塗布した接着剤12の塗布面
に散布接着した骨材13の積層表面に、太さ(d)が骨
材よりも細い糸条14によって構成され、糸条間の隙間
(G)が0.7mm以上であって糸条の太さ(d)より
も大きい布目16を有するネット15を貼り合わせて成
ることを第1の特徴とする。本発明に係る聚楽壁紙18
の第2の特徴は、上記第1の特徴に加え、骨材の積層表
面を構成する骨材13の表面が平坦になっていることに
ある。本発明に係る聚楽壁紙18の第3の特徴は、上記
第1または第2の特徴に加え、骨材の積層表面にエンボ
スが施されており、骨材13の表面が平坦になっている
ことにある。
【0006】
【発明の実施の形態】裏打紙11と骨材13、および、
骨材13とネット15との貼り合わせには、酢酸ビニル
系樹脂エマルジョンやアクリル系樹脂エマルジョン等の
公知のエマルジョン接着剤が使用される。
【0007】骨材には、エチレン酢酸ビニル系樹脂や塩
化ビニル系樹脂発泡体、セラミック、鉱物、木材等を粉
砕した最大直径3mm以下で総じて直径が0.5〜1.
5mmの顆粒状のもの、パイプとバインダー樹脂あるい
はそれらに炭酸カルシウムや水酸化アルミニウム等の微
粉末を加えて混練し最大直径3mm以下で総じて直径
0.5〜1.5mmに造粒した顆粒状のもの、ガラス粉
末とバインダーを混練して造粒し高温加熱して焼成した
最大直径3mm以下で直径が0.5〜1.5mmの顆粒
状焼結粒体、炭酸カルシウムや水酸化アルミニウム等の
微粉末とパルプとバインダー樹脂によって厚さ0.1〜
1mm、概して0.3〜0.6mmに調製したシートや
紙等の粉砕した最大寸法10mm以下で総じて5〜7m
mの鱗片状のものなど従来公知の聚楽壁紙に使用されて
いる骨材の全てを使用することが出来る。
【0008】聚楽壁紙18は、まず骨材13を裏打紙1
1に塗布した接着剤12の塗布面に堆積するように多量
散布し、裏打紙11を反転して接着剤12に接着しない
余剰の骨材を脱落除去して調製される。その積層表面に
は更に接着剤17をオーバーコートして骨材13と裏打
紙11との接着を強化してもよい。顆粒状骨材13の表
面を平坦にするには、骨材13を散布積層した裏打紙1
1をエンボスロールに通す。その場合、骨材13がエチ
レン酢酸ビニル共重合系樹脂その他の熱融着性合成樹脂
を含有している場合や、骨材の接着強化のために積層表
面にオーバーコートした接着剤17が熱融着性合成樹脂
を含有している場合には、そのエンボスロールに加熱
し、骨材の積層表面にネット15を重ね、加熱エンボス
ロールに通すと同時にネット15を積層表面(13)に
貼り合わせてもよい。勿論、糸条14が熱融着性繊維を
有するネット15では、加熱エンボスロールに通して積
層表面に貼り合わせることも出来る。
【0009】ネット15には、経編機によって六角形の
布目を形成した亀甲紗や、織機や緯糸挿入式経編機によ
って四角形の布目を形成した寒冷紗が使用される。糸条
14の見掛け太さ(d)は、0.5mm以下、好ましく
は0.05〜0.2mmとし、糸条間の隙間(G)は、
糸条14の太さ(d)の10〜20倍となる1〜2mm
にするとよい。ネット15の上からは、布目16やその
下の骨材間13・13の凹部を埋め尽くさない程度に塗
料(17)を塗布してもよく、その塗料(17)の塗布
面の上に、あるいは、その塗料(17)を塗布すること
なくネット15の上に模様を印捺することも出来る。
【0010】
【発明の効果】本発明(請求項2)によると、骨材13
の積層表面が、糸条14が縦横に連続するネット15に
被覆されているので、接着剤12の塗布量が少なくても
骨材13が剥脱せず、その骨材間13・13の凹部が布
目16から看取されるので、在来の聚楽壁紙と同様に落
ち着いた趣を呈する聚楽壁紙が得られ、その骨材13に
異色数種のものを混用し、或いは、霜降模様を印捺した
ネット15を使用すると、表面が一層立体感を帯びたも
のとなる。
【0011】本発明によると、そのように接着剤12の
塗布量を少なくすることが出来るので、骨剤13に蛭石
や寒水石、セメントや石膏をバインダーとしてパルプと
混和して造粒した不燃性のものを使用すると共に、難燃
処理されたネット15やガラス繊維に成る不燃性のネッ
ト15を使用する場合には、不燃性に優れた聚楽壁紙が
得られる。
【0012】そして、そのように蛭石や寒水石等の鉱物
質の固い骨材13を使用しても、表面が平滑なネット1
5に覆われており、肌身が直接蛭石や寒水石に触れない
ので、使用中に肌身が聚楽壁紙18に触れて傷つくと言
うこともない。
【0013】又、そのように表面が平滑なネット15に
覆われているので、プリント模様を印捺するときは、プ
リントインクはまずネットに付着し、それが布目16に
垂れ込んで骨材13を着色することになるので、そのプ
リント模様は型際の鮮鋭なものとなる。
【0014】そして更に、本発明(請求項2)では、鱗
片状で表面が平坦な骨材13が使用され、又、本発明
(請求項3)では、骨材の積層表面がエンボスによって
平坦になっているので、ネット15は骨材13の積層表
面に密着し易く、その耐剥離強度が向上し、一層耐久性
に富む聚楽壁紙が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る聚楽壁紙の拡大断面図である。
【図2】本発明に係る聚楽壁紙の拡大断面図である。
【符号の説明】
11 裏打紙 12 接着剤 13 骨材 14 糸条 15 ネット 16 布目 17 接着剤 18 聚楽壁紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏打紙(11)の表面に塗布した接着剤
    (12)の塗布面に散布して接着した骨材(13)の積
    層表面に、太さ(d)が骨材よりも細い糸条(14)に
    よって構成され、糸条間の隙間(G)が0.7mm以上
    であって糸条の太さ(d)よりも大きい布目(16)を
    有するネット(15)を貼り合わせて成る聚楽壁紙。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の骨材の積層表面を
    構成する骨材の表面が平坦である前掲請求項1に記載の
    聚楽壁紙。
  3. 【請求項3】 前掲請求項1に記載の骨材の積層表面に
    エンボスが施されている前掲請求項1に記載の聚楽壁
    紙。
JP16523597A 1997-06-06 1997-06-06 聚楽壁紙 Pending JPH111899A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16523597A JPH111899A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 聚楽壁紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16523597A JPH111899A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 聚楽壁紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH111899A true JPH111899A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15808436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16523597A Pending JPH111899A (ja) 1997-06-06 1997-06-06 聚楽壁紙

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JP (1) JPH111899A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017114102A (ja) * 2015-12-26 2017-06-29 エスケー化研株式会社 積層体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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