JPH1118988A - ウェットティッシュ加熱装置 - Google Patents

ウェットティッシュ加熱装置

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JPH1118988A
JPH1118988A JP17847797A JP17847797A JPH1118988A JP H1118988 A JPH1118988 A JP H1118988A JP 17847797 A JP17847797 A JP 17847797A JP 17847797 A JP17847797 A JP 17847797A JP H1118988 A JPH1118988 A JP H1118988A
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Manabu Kumai
学 熊井
Hitoshi Matsumoto
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K10/00Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
    • A47K10/24Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven
    • A47K10/32Dispensers for paper towels or toilet-paper
    • A47K2010/3266Wet wipes
    • A47K2010/3293Wet wipes combined with wipe warming devices

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェットティッシュ容器内の最上方に位置す
るウェットティッシュの乾燥や、過熱による変色を防
ぎ、且つ加熱効率の良いウェットティッシュ加熱装置を
提供する。 【解決手段】 ウェットティッシュ加熱装置30におい
て、収納部40の上方を覆う上ケース32と、収納部4
0を有する下ケース34とを有し、下ケース34は、収
納部40から成る内ケース34aと、収納部40の外底
面と外壁面とを覆う外ケース34bとからなる二重壁構
造を成し、発熱体44は、収納部40の外壁面および/
または外底面に取り付けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェットティッシ
ュを加熱するウェットティッシュ加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェットティッシュは、薬液等が含浸さ
れて常に濡れた状態にあるティッシュである。このウェ
ットティッシュはおしぼり等と同様に、人体を拭くこと
に用いる場合が多く、使い捨てができることから病人や
乳幼児のお尻を拭くといったことにも用いられている。
かかるウェットティッシュは、ビニール等の袋であるウ
ェットティッシュ容器内に1枚ずつ折り畳まれて収容さ
れている。この単なる袋であるウェットティッシュ容器
に収容されているウェットティッシュは、外気温の変化
に伴って温度が変化する。特に、外気温の低下によって
冷たくなったウェットティッシュを使用すると、ウェッ
トティッシュが肌に触れた際のショック等によって病人
や乳幼児に不快感を与え、眠っていた病人が起きてしま
ったり、乳幼児が急に泣きだしたりするといったことが
あった。このため、特開平8−117137号公報に開
示されているような、ウェットティッシュの加熱装置が
提案されている。
【0003】以下、図18に、特開平8−117137
号公報によるウェットティッシュ加熱装置について説明
する。従来のウェットティッシュ加熱装置10は、ウェ
ットティッシュ容器41を収容可能な収納箱11と、収
納箱11の上面開口部分を覆う蓋体12より構成され
る。蓋体12内部の底面には、蓋体12の中央に形成さ
れた開口部13の周囲を囲んでウェットティッシュを加
熱する発熱体14が設けられている。さらに、発熱体1
4の上方には断熱材15が載置されており、この断熱材
15によって発熱体14のからの熱が蓋体12から逃げ
ださないようにしている。開口部13の上面には取り出
し口蓋16が設けられ、ウェットティッシュを取り出す
際には取り出し口蓋16を開けて内部のウェットティッ
シュを取り出すようにしている。また、この取り出し口
蓋16は、常時は閉じられており、ウェットティッシュ
に含浸している薬液の蒸発を防ぎ、保温性を保つことが
できる。また、収納箱11内部には、上記したウェット
ティッシュ容器41が載置される密着板17と、密着板
17下面と収納箱11内底面との間で常に密着板17を
上方に付勢するスプリング18とが設けられている。
【0004】密着板17上に載置させられたウェットテ
ィッシュ容器41は、スプリング18の付勢力によって
常に上方に付勢されて蓋体12の底面に接することとな
る。このため、ウェットティッシュ容器41内の最上方
に存するウェットティッシュが最もよく加熱され、最先
取り出し順位のウェットティッシュを重点的に加熱する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のウェッ
トティッシュ加熱装置では、ウェットティッシュ容器内
の最上方に位置するウェットティッシュのみが加熱され
るので、長時間加熱すると最上方に位置するウェットテ
ィッシュが乾燥したり、過熱による変色が発生するとい
った課題があった。
【0006】したがって、本発明は上記課題を解決すべ
くなされ、その目的とするところは、ウェットティッシ
ュ容器を断熱効果が高い収納部の側面側および/または
底面側から加熱することによって、最上方に位置するウ
ェットティッシュの乾燥や、過熱による変色を防ぎ、且
つ加熱効率の良いウェットティッシュ加熱装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために次の構成を備える。本発明に係るウェットテ
ィッシュ加熱装置によれば、ウェットティッシュを1枚
ずつ取り出し可能に収容したウェットティッシュ容器を
収納する収納部と、該収納部内の前記ウェットティッシ
ュ容器を加熱する発熱体とを備えたウェットティッシュ
加熱装置において、前記収納部の上方を覆う上ケース
と、前記収納部を有する下ケースとを有し、前記下ケー
スは、前記収納部から成る内ケースと、前記収納部の外
底面と外壁面とを覆う外ケースとからなる二重壁構造を
成し、前記発熱体は、前記収納部の外壁面および/また
は外底面に取り付けられていることを特徴としている。
この構成を採用することによって、最上方のウェットテ
ィッシュのみが加熱されることによる、最上方のウェッ
トティッシュの乾燥や過熱による変色を防ぐことがで
き、さらに収納部の断熱効果も高く、ウェットティッシ
ュ容器内のウェットティッシュ全体を従来よりも少ない
電力で加熱することができる。また、前記内ケースは、
前記収納部と、該収納部の上端から外側に向かって延び
る上端縁部と、該上端縁部から下方に向かって延びる外
壁部とを有すると共に、前記収納部の外底面および外壁
面下部を覆って形成されている前記外ケースと分離可能
に設けられていることによって、外ケースを取り外すこ
とにより収納部の外壁面および外底面があらわになり発
熱体の組み込み等を容易に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るウェットティ
ッシュ加熱装置の好適な実施の形態を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1〜図4に、本発明に係るウェッ
トティッシュ加熱装置の外観と内部構造について示す。
ウェットティッシュ加熱装置30は、ウェットティッシ
ュ容器41を収納して加熱する下ケース34と、下ケー
ス34の上面開口部を覆って下ケースを閉塞する上ケー
ス32とから形成されている。下ケース34の外壁面に
は、持ち運びの際に使用する把手36が設けられてい
る。把手36は、上方に向けて回動自在に設けられてお
り、持ち運びの際には把手36を上方に回動させて持ち
運び、ウェットティッシュの取り出しの際には、取り出
しの邪魔にならないように下方に回動させる。また、下
ケース34には脚部35と電源スイッチ33が設けられ
ている。電源スイッチ33には、電源がONになると点
灯する電源表示ランプ68が設けられている。
【0009】図5に示すように、下ケース34は嵌合部
31において内ケース34aと外ケース34bとに分離
可能である。内ケース34aは、ウェットティッシュ容
器41を収納するための凹部である収納部40と、収納
部40上端から外側に延びる上端縁部40bと、上端縁
部40bから下方に向かって延びる外壁部42とを有
し、外壁部42下端縁に嵌合部31が形成されている。
外ケース34bは、収納部40の底面側と収納部40の
外壁面39下部外方を覆い、その上端縁に嵌合部31が
形成され、嵌合部31により、内ケース34aと外ケー
ス34bが分離可能に嵌合される。収納部40の底面か
ら下方に向けてネジ穴を有する突部43aが設けられ、
外ケース34bの突部43bとの間をネジ止めすること
で内ケース34aと外ケース34bとが固定される。こ
のように、下ケース34は、内ケース34aの外壁部4
2および外ケース34bと、収納部40の外壁面39と
の間で二重壁構造になっているので断熱効果が高く、ま
た外ケース34bを取り外すことにより収納部40の外
壁面39および外底面があらわになり発熱体の組み込み
等を容易に行える。
【0010】収納部40は、ウェットティッシュ容器4
1を収納可能な大きさに形成されているが、ウェットテ
ィッシュ容器41にはウェットティッシュを製造する各
メーカーにより様々な大きさのものが存在しているた
め、それらメーカーの中でも最も大きなウェットティッ
シュ容器41の大きさに合わせて収納部40の大きさが
設定されている。収納部40は、PP,PE,PC,P
S,AS,PVC等による合成樹脂で形成されている。
なお、内ケース34aにおいて収納部40の部分は分離
可能に設けてもよい。この場合は、収納部40の材質
は、他の部分とは違う材質である金属の鉄、銅、SU
S、アルミニウム等を用いてもよく、またこれらの金属
表面にフッ素コーティング、ビニールコーティング、メ
ッキ、アルマイト処理等を施したものであってもよい。
【0011】図6の収納部40の平面図に示すように、
収納部40の内壁面には収納部内方に突出する支持突部
の一例として突条45が設けられている。この突条45
は、収納部40の内壁面全面に所定間隔をおいて複数本
設けられている。このため、ウェットティッシュ容器4
1を収納部40内に収納しても、ウェットティッシュ容
器41は収納部40の内壁面には直接接触せずに突条4
5によって保持されて収納される。また、突条45に図
示しないスリットを形成すれば、隣り合う突条間の熱の
こもりを防ぐことができる。
【0012】収納部40の外壁面39および外底面に
は、発熱体の一例としての箔ヒーター44が接着剤また
は接着テープ等によって取り付けられている。なお、箔
ヒーター44は収納部40の外壁面39および外底面の
内どちらか一方にのみに設けてもよい。ここで、図7〜
図8に基づいて箔ヒーター44について説明する。箔ヒ
ーター44は、コードヒーター46をアルミ箔48の表
面に貼り付けて、アルミ箔48の外部に導出したコード
ヒーター46の端部に電源接続端子50を設けたもので
ある。また、箔ヒーター44は、図8に示すように2枚
のアルミ箔48でコードヒーター46を挟むようにして
形成したものであってもよい。このような箔ヒーター4
4は、コードヒーター46で生じた熱をアルミ箔48に
均一に伝えるので伝熱面積が大きくなり、温度のムラが
少なく、収納部40を効率よく加熱できる。また、接着
剤や接着テープ等で貼るだけで簡単に固定することがで
きる。また、図9〜図10に、収納部40の外壁面39
のみに取り付けられる箔ヒーターの実施例を示す。箔ヒ
ーター104は、収納部40の底面に対応する中央部1
05が開口されて成り、収納部40の外壁面39のみに
取り付け可能なように形成される。この箔ヒーター10
4は、両面接着テープ102の接着体102aの一方の
表面上にコードヒーター46を貼り付け、さらにその上
からアルミ箔48を貼り付けてコードヒーター46を覆
ったものである。箔ヒーター104を収納部40に取り
付けるには、まず両面接着テープ102の表面紙102
bを取り去り、次いで中央部105の四隅に位置する小
幅部106を折り曲げて、露出した接着体102aの他
方の表面を収納部40の外壁面39に貼り付けることに
よって行われる。
【0013】収納部40内に収納されたウェットティッ
シュ容器41は突条45により支持されているので、箔
ヒーター44によって加熱された収納部40との接触に
よる熱伝導では加熱されず、隣り合う突条45、45間
に存する空気からの熱伝導や、収納部40の内壁面から
の輻射熱によって行われる。ウェットティッシュ容器4
1が、空気からの熱伝導や内壁面からの輻射熱によって
加熱されることで、接触による熱伝導での部分的な加熱
を防ぐことができ、ウェットティッシュの部分的な乾燥
や、過熱による変色等を防ぐことができる。特に、空気
が加熱されることで対流が起き、ウェットティッシュ全
体が均一に加熱される。
【0014】箔ヒーター44の接続回路図を図11に示
す。まず、電源コードの先端に取り付けられているプラ
グ60によって家庭用電源からAC100Vが入力され
る。このプラグ60の後段には、電流ヒューズ62が接
続されている。電流ヒューズ62が接続されていること
によって制御部に過電流が流れ込まないようにして、回
路の保護を図ることができる。また、電流ヒューズの代
わりに温度ヒューズを接続すれば発熱体の異常発熱等を
感知して回路を遮断できる。電流ヒューズ62の後段に
は、電源スイッチ33が接続されて箔ヒーター44への
電源のON−OFFを行う。この電源スイッチ33の後
段には、保護抵抗66と直列に接続された電源表示ラン
プ68が設けられている。電源表示ランプ68が設けら
れていることによって、電源が入っているかどうかを確
認することができる。電源表示ランプ68の後段には、
箔ヒーター44と直列にバイメタル等による制御スイッ
チ70が接続されている。制御スイッチ70は箔ヒータ
ー44の表面に直接取り付けられているが、この箔ヒー
ター44の温度が所定温度になると、制御スイッチ70
内の接点が開き、箔ヒーター44の温度が所定温度以上
に上昇しないように調節することができる。また、制御
スイッチ70は、収納部40の表面に取り付けて収納部
40の温度を感知してもよい。制御スイッチ70によっ
て電流が遮断された後、箔ヒーター44の温度が所定温
度まで低下すると、制御スイッチ70の接点は閉じ、再
び箔ヒーター44に電流が供給される。このため、常に
適温でウェットティッシュを加熱することができる。ま
た、制御スイッチ70の後段に、箔ヒーター44が適温
になったら点灯する適温表示ランプ(図示せず)を接続
してもよい。なお、上記電源表示や適温表示はランプに
限られることはなく、LEDや液晶表示によって行われ
ても好適である。
【0015】次いで、上ケース32を図12に基づいて
説明する。上ケース32は、外蓋51と、下ケース34
の上面開口部を閉塞する内蓋53とから成る二重壁構造
に形成されている。これら外蓋51と内蓋53との間に
は断熱空間55が形成されるので、この断熱空間55が
装置内部と外部との断熱をして装置内の保温性が向上す
る。また、外蓋51と内蓋53とは、ネジ穴を有する突
部90a、90bとの間をネジ止めすることによって固
定されている。内蓋53には、収納部40の上端縁部4
0bに形成されている第1の段差94の内壁に略当接
し、収納部40の上面を囲む第1の突部57が、下方に
向けて設けられている。また、段差94を設けず、収納
部40の上端縁部40bの平面部40aに突部57の先
端部が略当接しても、収納部40の内壁面に突部57が
略当接してもよい。このように、収納部40の開口部の
外周を突部57で囲んでいるので収納部40の気密性が
高まり、ウェットティッシュから水分が蒸発しても、水
分が外部へ流出することを妨げ、ウェットティッシュの
乾燥を防ぐことができる。
【0016】内蓋53の略中央部には、開口部61が設
けられている。外蓋51の中央部は凹設されて中蓋部7
2に形成されており、この中蓋部72によって内蓋53
の開口部61が閉塞されている。中蓋部72にはウェッ
トティッシュが取り出される取り出し孔74が設けられ
ており、この取り出し孔74は、保温性や水分の蒸発を
考慮に入れて可及的に小さく形成されている。中蓋部7
2は、中央部が段差96および第2の段差97によって
下方に向けて2段階に凹んだ形状を有している。中蓋部
72の上方には、外蓋51の外表面と面一に形成される
取り出し口蓋63が設けられている。また、取り出し口
蓋63の下面には、中蓋部72の段差97の内壁に略当
接し、取り出し孔74を囲む第2の突部73が、下方に
向けて設けられている。このように、取り出し孔74の
外周を突部73と段差97で囲んでいるので、取り出し
孔74から水分が蒸発しても、水分の外部への流出を妨
げ、ウェットティッシュの乾燥を防ぐことができる。ま
た、中蓋部72と取り出し口蓋63との間にも断熱空間
75が形成されるので、さらに断熱効果を高めることが
できる。なお、上蓋は二重壁構造に設けなくともよい。
また、第1、第2の突部および第1、第2の段差を設け
なくともよい。
【0017】取り出し口蓋63は上面からみて長円状に
形成されており、その一方の長辺において、回動軸67
により中蓋部72の内側に回動自在に取り付けられてい
る。取り出し口蓋63の他方の長辺には、取り出し口蓋
63の上方への回動を係止するためのロック機構71が
設けられている。ロック機構71は、取り出し口蓋63
に設けられた係合凹部98に係合する係合爪99と、係
合爪を係合凹部から解除する方向へ回動させる押しボタ
ン100とから形成されている。係合爪99は、図示し
ないスプリングにより、図4上で右端側が時計回転方向
に付勢されている。また、取り出し口蓋63には、ねじ
りコイルバネ65によって回動軸67を中心軸として上
方へ回動するように付勢されている。このため、押しボ
タン100を押して係合爪99を係合凹部98から解除
するとねじりコイルバネ65の付勢力によって取り出し
口蓋63が開くことができる。なお、取り出し口蓋63
の他の開閉機構としては、取り出し口蓋63が外蓋51
と一体に形成され、外蓋51との接続部の樹脂の弾力性
によって常時上方に付勢するようにしてもよい。また、
取り出し口蓋63を着脱自在に設けてもよい。
【0018】次に、ウェットティッシュ容器と収納部の
内壁面との隔離する隔離体の他の実施例を図13に示
す。上記実施例で説明した部材と同一の部材について
は、同じ符号を付して説明は省略する。収納部40の内
底面には、上方に向けて突出する支持突部54が複数本
立設されている。これら複数本の支持突部54のうち、
収納部40の内壁面近くに存する支持突部54aは、他
の支持突部54よりも高さが高くなるように形成されて
いる。このため、ウェットティッシュ容器41の側面を
支持突部54aで押さえるようにすることができ、内壁
面に支持突部を設けなくても収納部40の内壁面とウェ
ットティッシュ容器41とを隔離することができる。ま
た、隔離体としては、収納部40の内底面に載置される
簀の子状部材であってもよい(図示せず)。さらに、収
納部40の上面開口側を閉塞する蓋体である内蓋53に
ウェットティッシュ容器41を貼り付けて、ウェットテ
ィッシュ容器41が収納部40の内壁面および内底面と
接触しないように収納してもよい(図示せず)。
【0019】また、隔離体は、ウェットティッシュ容器
を収納部内に吊り下げて支える吊り下げ部材であっても
よい。図14に、吊り下げ部材の一例としての籠体80
を示す。籠体80は、側面および底面が網状部材で囲ま
れ、その上面の開口側からウェットティッシュ容器41
を収容可能に設けられている。また、籠体80は、収納
部40の内底面に接触しないように吊り下げられ、さら
に、収納部40の容積よりも小さく形成されて収納部4
0の内壁面に接触しないように設けられている。籠体8
0の上端縁部は、外方に突出して収納部40の上端縁部
に設置される枠状の支持部82となっている。このよう
に、支持部82によって支持された籠体80は収納部4
0の内底面および内壁面に接触しないので、加熱された
収納部40との接触による熱伝導では加熱されず、ウェ
ットティッシュ容器41の加熱は、空気からの熱伝導
や、収納部40の内壁面からの輻射熱によって行われ
る。ウェットティッシュ容器41が、空気からの熱伝導
や内壁面からの輻射熱によって加熱されることで、接触
による熱伝導での部分的な加熱を防ぐことができ、ウェ
ットティッシュの部分的な乾燥や、過熱による変色等を
防ぐことができる。特に、空気が加熱されることで対流
が起き、ウェットティッシュ容器全体が均一に加熱され
る。なお、吊り下げ部材としては、上述した籠体に限ら
れることはなく、ウェットティッシュ容器を収納部の内
壁面に接触しないようにウェットティッシュ容器を収納
部内に吊り下げることができる帯状部材であってもよい
(図示せず)。なお、上述してきた隔離体については設
けなくても好適である。
【0020】発熱体の他の実施例を図15〜図16に示
す。上記実施例で説明した部材と同一の部材について
は、同じ符号を付して説明は省略する。発熱体として、
上述した箔ヒーター44の他に、コードヒーター46を
収納部40の外壁面に巻き付けて用いてもよい。この場
合、コードヒーター46のずれ防止機構として、収納部
40の外壁面に突起部50を形成し、コードヒーター4
6を突起部50に引っ掛けて収納部40の外壁面に巻き
付けるようにすると好適である。また、コードヒーター
46を収納部40の底面に設ける場合には、収納部40
の底面に下方に向けて突出するピン52を複数本形成
し、ピン52、52間にコードヒーター46をかけわた
すとよい。さらに、発熱体の他の例としてマイカヒータ
ー、PTCヒーター等であってもよい(図示せず)。マ
イカヒーター、PTCヒーターの収納部40への取り付
けは、箔ヒーター44と同様に接着剤または接着テープ
等により行うことができる。PTCヒーターは、温度が
高くなるとそれ自身の抵抗値が上がるため、温度制御用
に上述した制御スイッチをPTCヒーターに接続しなく
ても、所定温度以上に温度上昇しないように自ら温度制
御が可能である。
【0021】また、マイコンを用いることによって、温
度制御やその他の制御が容易に行える。マイコン制御の
ブロック図を図14に示す。マイコン81には、収納部
40内に設けられて収納部内の温度を測定するサーミス
ター等から成る温度センサー87、収納部40内に設け
られて収納部内の湿度を測定する湿度センサー88、ウ
ェットティッシュ容器41から引き出されているウェッ
トティッシュに触れるように設けられているリードスイ
ッチ86、液晶、LED、ランプ等から成る表示部9
2、発熱体85への電流を制御する制御回路84、温度
設定等の操作を行うことができる操作部82が接続され
ている。マイコン81は、予め記憶されている収納部4
0内の適温値(所定の温度幅に設定される)と、温度セ
ンサー87から入力される計測値とを比較して、計測値
の方が適温値よりも低いと判断した場合には制御回路8
4に発熱体85にさらに電流を流しつづけるように制御
信号を出力し、計測値の方が適温値よりも高いとした場
合には、制御回路84への制御信号の出力を停止して発
熱体85の加熱を停止させることができる。また、記憶
されている適温値は操作部79からの操作によって変更
可能であると便利である。
【0022】マイコン81は、予め記憶されている収納
部40内の好適な湿度値(所定の湿度幅に設定される)
と、湿度センサー88から入力される計測値とを比較し
て収納部40内が乾燥していないかどうか判断すること
ができる。マイコン81は、収納部40内が乾燥してい
ると判断したら、表示部92に表示信号を出力して乾燥
している旨を表示させる。また、ウェットティッシュを
1枚取り出すと、取り出す毎にリードスイッチ86が1
回振れるので、マイコン81はリードスイッチ86から
のウェットティッシュ取り出し信号をカウントしておけ
ば、予め記憶させておいたウェットティッシュ容器内の
ウェットティッシュ総枚数と取り出し信号のカウント値
とを比較して、ウェットティッシュの残量を計算するこ
とができる。計算したウェットティッシュの残量は、表
示部92に表示信号を出力することによって表示するこ
とができる。ウェットティッシュ取り出しの計測には、
リードスイッチ以外にも光センサーを用いて計測を行っ
てもよい。また、ウェットティッシュ容器の底面に当接
するような重量センサー(図示せず)を設けて、ウェッ
トティッシュ容器の重量を計測することによって、ウェ
ットティッシュの残量を計算するようにしてもよい。
【0023】さらに、取り出し口蓋63のロック機構7
1の係合爪99と係合凹部98間に接点を設けてこの接
点からの信号をマイコン81に入力させてもよい(図示
せず)。マイコン81は、ロック機構71からの接点信
号によって一定時間以上取り出し口蓋63が開いている
と判断したら、表示部92に表示信号を出力して取り出
し口蓋が開いている旨を表示させることができる。な
お、上述してきたように各種センサーからの計測結果を
表示部92で表示する以外にも、図示しないブザー等を
設けて警告音を発生させるようにしてもよい。
【0024】以上、本発明の好適な実施の形態について
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多
くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るウェットティッシュ加熱装
置によれば、下ケースが内ケースと外ケースとの間で二
重壁構造を成し、発熱体が収納部の外壁面および/また
は外底面に取り付けられているため、最上方のウェット
ティッシュのみが加熱されることによる、最上方のウェ
ットティッシュの乾燥や過熱による変色を防ぐことがで
き、また収納部の断熱効果が高いので、ウェットティッ
シュ容器内のウェットティッシュ全体を従来よりも少な
い電力で加熱することができる。また、内ケースは、収
納部と、収納部の上端から外側に向かって延びる上端縁
部と、上端縁部から下方に向かって延びる外壁部とを有
すると共に、収納部の外底面および外壁面下部を覆って
形成されている外ケースと分離可能に設けられているこ
とによって、外ケースを取り外すことにより収納部の外
壁面および外底面があらわになり発熱体の組み込み等を
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェットティッシュ加熱装置の正
面図である。
【図2】図1に示すウェットティッシュ加熱装置の平面
図である。
【図3】図1に示すウェットティッシュ加熱装置の正面
からの断面図である。
【図4】図1に示すウェットティッシュ加熱装置の側面
からの断面図である。
【図5】下ケースの構造を示す説明図である。
【図6】収納部内壁面に設けた支持突部の一例を示す平
面図である。
【図7】箔ヒーターの説明図である。
【図8】箔ヒーターの断面図である。
【図9】外壁面のみに取り付けられる箔ヒーターの組み
立て分解図である。
【図10】図9に示す箔ヒーターの説明図である。
【図11】箔ヒーターの接続回路図である。
【図12】上ケースの構造を示す説明図である。
【図13】収納部の隔離体の実施例を示す断面図であ
る。
【図14】隔離体の一例として吊り下げ部材の実施例を
示す断面図である。
【図15】収納部の外壁面へのコードヒーターの取り付
けを示す説明図である。
【図16】収納部の外底面へのコードヒーターの取り付
けを示す説明図である。
【図17】マイコン制御を行う場合のブロック図であ
る。
【図18】従来のウェットティッシュ加熱装置の説明図
である。
【符号の説明】
30 ウェットティッシュ加熱装置 31 接続部 32 上ケース 33 電源スイッチ 34 下ケース 35 脚部 36 把手 39 外壁面 40 収納部 40a 平面部 40b 上端縁部 41 ウェットティッシュ容器 42 外壁部 44 箔ヒーター 45 突条 46 コードヒーター 48 アルミ箔 49 突起部 50 電源接続端子 51 外蓋 52 ピン 53 内蓋 54 支持突部 57 突部 60 プラグ 61 開口部 62 電流ヒューズ 63 取り出し口蓋 65 ねじりコイルバネ 66 保護抵抗 68 電源表示ランプ 69 回動軸 70 制御スイッチ 71 ロック機構 72 中蓋部 73 突部 74 取り出し孔 75 断熱空間 79 操作部 80 籠体 81 マイコン 82 支持部 84 制御回路 85 発熱体 86 リードスイッチ 87 温度センサー 88 湿度センサー 92 表示部 94、96、97 段差 98 係合凹部 99 係合爪 100 押しボタン 102 両面接着テープ 104 発熱体 105 中央部 106 小幅部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェットティッシュを1枚ずつ取り出し
    可能に収容したウェットティッシュ容器を収納する収納
    部と、 該収納部内の前記ウェットティッシュ容器を加熱する発
    熱体とを備えたウェットティッシュ加熱装置において、 前記収納部の上方を覆う上ケースと、前記収納部を有す
    る下ケースとを有し、 前記下ケースは、前記収納部から成る内ケースと、前記
    収納部の外底面と外壁面とを覆う外ケースとからなる二
    重壁構造を成し、 前記発熱体は、前記収納部の外壁面および/または外底
    面に取り付けられていることを特徴とするウェットティ
    ッシュ加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記内ケースは、 前記収納部と、該収納部の上端から外側に向かって延び
    る上端縁部と、該上端縁部から下方に向かって延びる外
    壁部とを有すると共に、前記収納部の外底面および外壁
    面下部を覆って形成されている前記外ケースと分離可能
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載のウェ
    ットティッシュ加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5652979B1 (ja) * 2014-07-07 2015-01-14 三穂 打越 シート収納器具
CN104720668A (zh) * 2013-12-19 2015-06-24 满趣健公司 具有喷雾泵分配器的湿纸巾容器

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