JP3574418B2 - ウェットティッシュの加熱装置 - Google Patents

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    • A47K10/24Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven
    • A47K10/32Dispensers for paper towels or toilet-paper
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェットティッシュの使用時に乳幼児や病人などの肌の敏感な人に与えるヒヤリとした冷たい不快感を取り除くために、ウェットティッシュを加熱し、しかもその加熱効率のよいウェットティッシュの加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、布おしぼりの代用品として、お手拭き用、キッチン用、トイレ掃除用、乳幼児や病人のお尻拭き用などの、使い捨てタイプのウェットティッシュが幅広く使用されている。また、このような使い捨てタイプのウェットティッシュの容器には、大別して、ボトルタイプ(円筒型)、ボックスタイプ(箱型)及びビニール袋タイプの3種類が主に使用されている。
【0003】
特に、乳幼児や病人のお尻拭き用のウェットティッシュを冬季等の気温の低い時期に使用する場合には、ウェットティッシュの温度が低いために、使用時に乳幼児や病人に不快感を与えてしまうことがあった。
【0004】
この問題を解決するための手段として、実開平4−104990号公報及び実開平4−112071号公報に開示されたボトルタイプのウェットティッシュにヒータを設けて加熱する装置がある。
【0005】
【発明が解決すべき課題】
一方、両公報に開示された加熱装置は、使用するウェットティッシュがロールの中央に位置するにもかかわらず、実開平4−104990号公報においてはウェットティッシュのロールの外周面からの加熱を、また、実開平4−112071号公報においてはウェットティッシュのロールの底面からの加熱を行うといったいずれもボトルタイプの容器全体を温める方式であり加熱及び電気効率が低いものであり、さらに、ボックスタイプやビニール袋タイプの容器に収容されたウェットティッシュの加熱には使用できなかった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決することにあり、ボックスタイプやビニール袋タイプの容器に収容されたウェットティッシュを加熱することができるもので、しかも、その際ウェットティッシュの少なくとも一部を加熱し、使用されるウェットティッシュを効率よく加熱する加熱装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、積層されたウェットティッシュを収容し且つ前記ウェットティッシュの取り出し開口を具備するウェットティッシュ収容部材と、前記収容部材の取り出し開口が設けられた面に密着されて前記積層されたウェットティッシュのうち最先取り出し順位のウェットティッシュを重点的に加熱するための加熱手段とを備えるウェットティッシュの加熱装置により達成される。
【0008】
本発明の上記構成により、ボックスタイプやビニール袋タイプの容器に収容されたウェットティッシュの少なくとも一部を加熱することが可能となる。
【0009】
また、ボックスタイプやビニール袋タイプの容器に収容されたウェットティッシュの少なくとも一部を加熱手段に向かって押圧する押圧手段をさらに設けることで、該押圧手段の押圧力によりウェットティッシュを該加熱手段と圧着させながら加熱する構成とすることにより、次に使用される積層最上段近傍のウェットティッシュのみを加熱することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
図1は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第1実施の形態の横断面図であり、図2は、上記実施の形態の要部分解斜視図である。加熱装置の本体Aは、図示せぬウェットティッシュを収容する可撓性を有するウェットティッシュ容器14を収納する収納箱2と、ウェットティッシュを加熱するヒータープレート100と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。該ヒータープレート100は、断熱材10、ヒーター4、金属板104より構成されている。
【0011】
なお、本実施の形態におけるウェットティッシュは、1枚を取り出すと、次の1枚の一部が取り出し易い状態になるようなポップアップ方式のものでなく、ポケットティッシュのような、1枚取り出すと元の状態に戻るように周知の方法により積層されているタイプのものである。ヒーター4、断熱材10及び金属板104よりなるヒータープレート100の中央部には、ティッシュ取り出し口32に連通する開口部が設けられており、加熱装置の本体Aに収納されたウェットティッシュ(図示せず)の取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部には、クローズ状態においてティッシュ取り出し口32を密閉でき、かつ、オープン状態においてウェットティッシュ(図示せず)を取り出すことができるよう、開閉動作可能に蓋体の一部に枢着されたティッシュ取り出し口蓋3が設けられている。さらに、ウェットティッシュ(図示せず)に薬液を補充するための薬液補充パック20が、ティッシュ取り出し口蓋3の中央の薬液補充パック取り付け口3aに嵌合されている。
【0012】
薬液補充パック20は、薬液リザーバ21と薬液伝達管22とから成る。薬液リザーバ21に所定の薬液を充てんすると、薬液は毛細管現象によって薬液伝達管22を伝わってウェットティッシュへと浸透する。この作用によって、ウェットティッシュに適宜薬液を補充し、ウェットティッシュの乾燥を防止することができる。また、薬液補充パック20には、ティッシュ取り出し口蓋3の薬液補充パック取り付け口3aから抜け落ちることを防止するための半径方向に突出するリブ20aが設けられている。
【0013】
ヒーター4は、例えばPTCヒーターから構成されており、自己温度制御機能によってほぼ一定温度に保つようになっている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。
【0014】
図3は、本実施の形態におけるヒータープレート100の電気回路の一例を示すものであり、ヒューズ6、ヒーター4が直列に接続されており、電源プラグ7より電流が供給されている。ヒーター4がマイカ・ヒーターなどの自己温度制御機能を持たないヒーターの場合は、温度制御をおこなうためにサーモスタット5などを追加して直列接続する必要がある。上記電流回路のヒューズ6及びヒーター4は、電源コード7aを介して電源プラグ7と接続されている。
【0015】
ウェットティッシュは、1枚1枚層状に積み重ねられており、上方からヒーター4にて加熱されるので、ウェットティッシュ取り出し口蓋3に最も隣接する上の層から下の層に向かって熱が伝わっていくことになる。従って、次に使用される最上層のウェットティッシュが最もよく加熱されることになる。一度に使用されるウェットティッシュが、例えば、5枚だとすれば、上から5層分までが所望の温度に加熱されていればよい。このような構造にすることによって、必要な分のウェットティッシュだけを加熱すればよいので、効率的であり、消費電力も少なくてすむ。
【0016】
さらに、収納箱2内には、スポンジ9が取り付けられており、その一端は収納箱底部に、他端はウェットティッシュ容器14の底面に密着する密着板8に取り付けられている。密着板8の形状は、ウェットティッシュ容器14の底面の形状とほぼ同一の長方形となっている。このスポンジ9は、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、密着板8を介して圧縮変形され、収納箱2に収容されたウェットティッシュ容器14を、圧縮変形されたスポンジ9の反発力によりヒーター4を内設する蓋体1の方向に押圧する。ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に押し込むと、密着板8が押し下げられ、スポンジ9が収縮する。スポンジ9の弾性力によりウェットティッシュ容器14が収納箱2より飛び出すのを防ぐよう蓋体1を上に載せて収納箱2を密閉する。この際にウェットティッシュ容器14は、ヒーター4を内設する蓋体1と密着板8との間に挟持される。
【0017】
図4は、上記第1実施の形態の変形例である加熱装置の本体A’の横断面図であり、上記第1実施の形態において使用されたウェットティッシュ容器14を蓋体1と密着板8との間に挟持するための弾性部材となるスポンジ9に代えてコイルスプリング109を使用したものである。なお、上記第1実施の形態及び上記変形例で示したスポンジ9やコイルスプリング109に代えてリーフスプリング、ゴム等の弾性体を使用することも可能である。
【0018】
さらに、図5は、上記第1実施の形態のさらなる変形例である加熱装置の本体A”の上記実施の形態の要部分解斜視図である。加熱装置の本体A”は、上記第1実施の形態におけるティッシュ取り出し蓋3を蓋体1に代えてヒータープレート100の金属板104の一部に枢着させ、蓋体1を省いたものである。また、ヒータープレート100のヒーター4の上面は、人が触っても熱くないように断熱材10(図示せず)で覆った構成としている。
【0019】
なお、本発明における薬液補充パック20を支持するティッシュ取り出し蓋3は、ウェットティッシュ取出口32を開閉できるものであればよく、その取り付け位置は蓋体1や金属板104に限らず、断熱材10やヒーター4に枢着するものであってもよい。
〔実施の形態2〕
図6は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第2実施の形態の横断面図である。
【0020】
加熱装置の本体Bは、ウェットティッシュ13を収容する可撓性を有するウェットティッシュ容器14を収納する収納箱2と、ウェットティッシュ13を加熱するヒータープレート100と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。該ヒータープレート100は、断熱材10、ヒーター4、金属板104より構成されている。
【0021】
なお、本実施の形態におけるウェットティッシュ13は、1枚を取り出すと、次の1枚の一部が取り出し易い状態になるようなポップアップ方式で、周知の方法により積層されているタイプのものである。ヒーター4、断熱材10及び金属板104よりなるヒータープレート100の中央部には、ティッシュ取り出しのための開口部が設けられており、加熱装置の本体Bに収納されたウェットティッシュ13の取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部のティッシュ取り出し口32には、ウェットティッシュ13に薬液を補充するための薬液補充パック120が図示せぬ嵌合、係止もしくは接着手段等を介して固定されている。薬液補充パック120は、ドーナッツ形状をなしており、ティッシュ取り出し口32に連通する孔120aが中央部に設けられている。
【0022】
薬液補充パック120は、薬液リザーバ121と孔120aが設けられた薬液伝達管122とから成る。薬液リザーバ121に所定の薬液を充てんすると、薬液は毛細管現象によって薬液伝達管122を伝わって、円筒状の薬液伝達管122に設けられた孔120aを貫通して飛び出したウェットティッシュ13に薬液が浸透する。この作用によって、ウェットティッシュ13に適宜薬液を補充し、ウェットティッシュ13の乾燥を防止することができる。
【0023】
ヒーター4は、例えばPTCヒーターから構成されており、自己温度制御機能によってほぼ一定温度に保つようになっている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。
【0024】
ウェットティッシュは、1枚1枚層状に積み重ねられており、上方からヒーター4にて加熱されるので、ウェットティッシュ取り出し口蓋3に最も隣接する上の層から下の層に向かって熱が伝わっていくことになる。従って、次に使用される最上層のウェットティッシュが最もよく加熱されることになる。一度に使用されるウェットティッシュが、例えば、5枚だとすれば、上から5層分までが所望の温度に加熱されていればよい。このような構造にすることによって、必要な分のウェットティッシュだけを加熱すればよいので、効率的であり、消費電力も少なくてすむ。
【0025】
さらに、収納箱2内には、スポンジ9が取り付けられており、その一端は収納箱底部に、他端はウェットティッシュ容器14の底面に密着する密着板8に取り付けられている。密着板8の形状は、ウェットティッシュ容器14の底面の形状とほぼ同一の長方形となっている。このスポンジ9は、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、密着板8を介して圧縮変形され、収納箱2に収容されたウェットティッシュ容器14を、圧縮変形されたスポンジ9の反発力によりヒーター4を内設する蓋体1の方向に押圧する。ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に押し込むと、密着板8が押し下げられ、スポンジ9が収縮する。スポンジ9の弾性力によりウェットティッシュ容器14が収納箱2より飛び出すのを防ぐよう蓋体1を上に載せて収納箱2を密閉する。この際にウェットティッシュ容器14は、ヒーター4を内設する蓋体1と密着板8との間に挟持される。
【0026】
なお、上記第2実施の形態スポンジ9に換えてコイルスプリング、リーフスプリング、ゴム等の弾性体を使用することも可能である。また、前記第1実施の形態のさらなる変形例の加熱装置の本体A”に見られるように、蓋体1を省き、ヒータープレート100に直接的に薬液補充パック120を取り付ける構成に変形することも可能である。
〔第3実施の形態〕
図7及び図8は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第3実施の形態の横断面図およびヒーター部の上面図である。
【0027】
加熱装置の本体Cは、可撓性を有するウェットティッシュ容器14に収容されたウェットティッシュ(図示せず)を収納する収納箱2と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。なお、本実施の形態におけるウェットティッシュ(図示せず)は、1枚を取り出すと、次の1枚の一部が取り出し易い状態になるようなポップアップ方式のものでなく、ポケットティッシュのように再び元の状態に戻るようなタイプで、周知の方法により積層されているタイプのものである。
【0028】
蓋体1は、外蓋体1′と、断熱材10と、ヒーター4と、内蓋体1″とを積層することにより構成されている。断熱材10、ヒーター4と、内蓋体1″の各中央部には、外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32に連通する開口部が設けられており、加熱装置の本体100に収納されたウェットティッシュの取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部には、クローズ状態において外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32を密閉でき、かつ、オープン状態において収納箱2に収納されたウェットティッシュを取り出すことができるよう、開閉動作可能に外蓋体1′の一部に枢着されたティッシュ取り出し口蓋3が設けられている。
【0029】
ティッシュ取り出し口蓋3の裏側、即ち本体Cの内側、には、薬液還元用テーパ31が設けられており、蒸発して結露した薬液がウェットティッシュ容器14へ再び滴下されるようになっている。ヒーター4は、例えばマイカ・クロム・ヒーターから構成されており、バイメタルスイッチ5により温度制御を行い、ほぼ一定温度に保つようにしている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。また、温度制御を行う温度スイッチとして、バイメタルスイッチ5に換えて、サーモスタット、もしくは、同等の温度制御を行う電子回路を使用することも可能である。ヒーター4として例えばPTCヒーターのように自己温度制御機能を持ったものを使用すれば、バイメタルスイッチは不要である。さらに、外蓋体1′として、断熱材10の機能を兼ねるものを使用することで、断熱材10を省く構成とすることも可能である。
【0030】
収納箱2内には、2つのコイルスプリング109が取り付けられており、その一端は収納箱底部に、他端はウェットティッシュ容器14の底面に密着する密着板8に取り付けられている。密着板8の形状は、ウェットティッシュ容器14の底面の形状とほぼ同一の長方形となっている。このコイルスプリング109は、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、密着板8を介して圧縮変形され、収納箱2に収容されたウェットティッシュ容器14を、圧縮変形されたコイルスプリング109の反発力によりヒーター4を内設する蓋体1の方向に押圧する。ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に押し込むと、密着板8が押し下げられ、コイルスプリング109が収縮する。コイルスプリング109の弾性力によりウェットティッシュ容器14が収納箱2より飛び出すのを防ぐよう蓋体1を上に載せて収納箱2を密閉する。この際にウェットティッシュ容器14は、ヒーター4を内設する蓋体1と密着板8との間に挟持される。
【0031】
ウェットティッシュは、1枚1枚層状に積み重ねられており、上方からヒーター4にて加熱されるので、ウェットティッシュ取り出し口蓋3に最も隣接する上の層から下の層に向かって熱が伝わっていくことになる。従って、次に使用される最上層のウェットティッシュが最もよく加熱されることになる。
〔第4実施の形態〕図9及び図10は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第4実施の形態の横断面図およびヒーター部の上面図である。
【0032】
加熱装置の本体Dは、可撓性を有するウェットティッシュ容器14に収容されたウェットティッシュ13を収納する収納箱2と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。なお、本実施の形態におけるウェットティッシュ13は、1枚を取り出すと、次の1枚の一部が取り出し易い状態になるポップアップされるように周知の方法により積層されているタイプのものである。
【0033】
蓋体1は、外蓋体1′と、断熱材10と、ヒーター4と、内蓋体1″とを積層することにより構成されている。断熱材10と、ヒーター4と、内蓋体1″の各中央部には、外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32に連通する開口部が設けられており、加熱装置の本体Dに収納されたウェットティッシュ13の取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部には、クローズ状態において外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32を密閉でき、かつ、オープン状態において収納箱2に収納されたウェットティッシュ13を取り出すことができるよう、開閉動作可能に外蓋体1′の一部に枢着されたティッシュ取り出し口蓋3が設けられている。
【0034】
ヒーター4は、例えばマイカ・クロム・ヒーターから構成されている。収納箱2内には、2つのコイルスプリング109が取り付けられており、その一端は収納箱底部に、他端はウェットティッシュ容器14の底面に密着する密着板8に取り付けられている。密着板8の形状は、ウェットティッシュ容器14の底面の形状とほぼ同一の長方形となっている。このコイルスプリング109は、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、密着板8を介して圧縮変形され、収納箱2に収容されたウェットティッシュ容器14を、圧縮変形されたコイルスプリング109の反発力によりヒーター4を内設する蓋体1の方向に押圧する。 ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に押し込むと、密着板8が押し下げられ、コイルスプリング109が収縮する。コイルスプリング109の弾性力によりウェットティッシュ容器14が収納箱2より飛び出すのを防ぐよう蓋体1を上に載せて収納箱2を密閉する。この際にウェットティッシュ容器14は、ヒーター4を内設する蓋体1と密着板8との間に挟持される。
【0035】
ウェットティッシュは、1枚1枚層状に積み重ねられており、上方からヒーター4にて加熱されるので、ウェットティッシュ取り出し口蓋3に最も隣接する上の層から下の層に向かって熱が伝わっていくことになる。従って、次に使用される最上層のウェットティッシュが最もよく加熱されることになる。図11及び図12は、上記第4実施の形態における加熱手段の電気回路の一例を示すブロック図および電源制御の一例を示したタイムチャートである。
【0036】
電源プラグ7より制御回路42に電流が供給されており、電源コード11の一部に直列にヒューズ6が接続されている。制御回路42には温度センサ41およびヒーター4a,4bが接続されている。この例では、2つのヒーターを用いたが、ヒーターの数は必ずしも2つに限定されるものではない。ここで温度センサ41には、所定の温度に上がるとヒーター4をオフにし、所定の温度に下がるとヒーター4をオンにするような例えばバイメタルスイッチやサーモスタットが好適に使用できる。この時の制御回路42は、温度センサ41、ヒーター4、ヒューズ6とが回路に直列に接続されるようなものとなる。ヒューズ6は、電源プラグ7とヒーター4との間に設けられ、ヒーター4に過電流が流れるのを防止する。
【0037】
ヒーター4に電流が供給されると、ヒーター4は加熱され温度が上昇する。この温度が温度センサ41で検出され、あらかじめ定められた設定値1に達するとヒーターの電源がオフとなる。すると次第に温度が下がってくるが、温度があらかじめ定められた設定値2まで下がると再びヒーターの電源がオンとなり、加熱が再開される。この動作を繰り返すことにより、ほぼ一定の温度が保たれる。
【0038】
この例では、制御回路42として各々の素子を接続するだけの最も簡単な例を用いたが、電子回路で構成することによってより複雑な制御をおこなうことも可能である。
〔第5実施の形態〕
図13および図14は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第5実施の形態の横断面図およびヒーター部の上面図である。
【0039】
加熱装置の本体Eは、可撓性を有するウェットティッシュ容器14に収容されたウェットティッシュ13を収納する収納箱2と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。なお、本実施の形態におけるウェットティッシュ13は、1枚を取り出すと、次の1枚の一部が取り出し易い状態になるようポップアップされるように周知の方法により積層されているタイプのものである。
【0040】
蓋体1は、外蓋体1′と、断熱材10と、ヒーター4と、内蓋体1″とを積層することにより構成されている。断熱材10、ヒーター4、内蓋体1″の各中央部には、外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32に連通する開口部が設けられており、加熱装置の本体Eに収納されたウェットティッシュ13の取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部には、クローズ状態において外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32を密閉でき、かつ、オープン状態において収納箱2に収納されたウェットティッシュ13を取り出すことができるよう、開閉動作可能に外蓋体1′の一部に枢着されたティッシュ取り出し口蓋3が設けられている。
【0041】
収納箱2内には、2つのコイルスプリング109が取り付けられており、その一端は収納箱底部に、他端はウェットティッシュ容器14の底面に密着する密着板8に取り付けられている。密着板8の形状は、ウェットティッシュ容器14の底面の形状とほぼ同一の長方形となっている。このコイルスプリング109は、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、密着板8を介して圧縮変形され、収納箱2に収容されたウェットティッシュ容器14を、圧縮変形されたコイルスプリング109の反発力によりヒーター4を内設する蓋体1の方向に押圧する。ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に押し込むと、密着板8が押し下げられ、コイルスプリング109が収縮する。コイルスプリング109の弾性力によりウェットティッシュ容器14が収納箱2より飛び出すのを防ぐよう蓋体1を上に載せて収納箱2を密閉する。この際にウェットティッシュ容器14は、ヒーター4を内設する蓋体1と密着板8との間に挟持される。
【0042】
図15および図16は、本実施の形態における加熱手段の電気回路の一例を示すブロック図および電源制御の一例を示したタイムチャートである。電源プラグ7より制御回路42に電流が供給されており、電源コード11の一部に直列にヒューズ6が接続されている。制御回路42は電源部と制御部で構成され、制御部には温度センサ41およびヒーター4a,4bが接続されている。この例では、2つのヒーターを用いたが、ヒーターの数は必ずしも2つに限定されるものではない。ヒューズ6は、電源プラグ7とヒーター4との間に設けられ、ヒーター4に過電流が流れるのを防止する。
【0043】
ヒーター4は、例えばマイカ・クロム・ヒーターから構成されている。制御のし易さから言えば交流よりは直流ヒーターの方がより好適に使用できる。温度センサ41からの信号はPID制御部に入力される。ここでは周知の方法でPID制御を行い、ほぼ一定温度に保つような制御を行っている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60°Cに保つようにしている。
なお、このヒーター温度を、約60°Cとするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40°C〜50°Cに保つような温度に設定することも可能である。
〔第6実施の形態〕
図17および図18は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第6実施の形態の横断面図およびヒーター部の上面図である。
【0044】
加熱装置の本体Fは、可撓性を有するウェットティッシュ容器14に収容されたウェットティッシュ13を収納する収納箱2と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。なお、本実施の形態におけるウェットティッシュ13は、1枚を取り出すと、次の1枚の一部が取り出し易い状態になるようポップアップされるように周知の方法により積層されているタイプのものである。
【0045】
蓋体1は、外蓋体1′と、断熱材10と、ヒーター4と、内蓋体1″とを積層することにより構成されている。断熱材10、ヒーター4、内蓋体1″の各中央部には、外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32に連通する開口部が設けられており、加熱装置の本体Fに収納されたウェットティッシュ13の取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部には、クローズ状態において外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32を密閉でき、かつ、オープン状態において収納箱2に収納されたウェットティッシュ13の取り出すことができるよう、開閉動作可能に外蓋体1′の一部に枢着されたティッシュ取り出し口蓋3が設けられている。
【0046】
ヒーター4は、例えばマイカ・クロム・ヒーターから構成されている。収納箱2内には、2つのコイルスプリング109が取り付けられており、その一端は収納箱底部に、他端はウェットティッシュ容器14の底面に密着する密着板8に取り付けられている。密着板8の形状は、ウェットティッシュ容器14の底面の形状とほぼ同一の長方形となっている。このコイルスプリング109は、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、密着板8を介して圧縮変形され、収納箱2に収容されたウェットティッシュ容器14を、圧縮変形されたコイルスプリング109の反発力によりヒーター4を内設する蓋体1の方向に押圧する。ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に押し込むと、密着板8が押し下げられ、コイルスプリング109が収縮する。コイルスプリング109の弾性力によりウェットティッシュ容器14が収納箱2より飛び出すのを防ぐよう蓋体1を上に載せて収納箱2を密閉する。この際にウェットティッシュ容器14は、ヒーター4を内設する蓋体1と密着板8との間に挟持される。
【0047】
図19および図20は、本実施の形態における加熱手段の電気回路の一例を示すブロック図および電源制御の一例を示したタイムチャートである。電源プラグ7より制御回路42に電流が供給されており、電源コード11の一部に直列にヒューズ6が接続されている。制御回路42は電源部とPWM制御部で構成され、PWM制御部には温度センサ41およびヒーター4a,4bが接続されている。この例では、2つのヒーターを用いたが、ヒーターの数は必ずしも2つに限定されるものではない。ヒューズ6は、電源プラグ7とヒーター4との間に設けられ、ヒーター4に過電流が流れるのを防止する。
【0048】
ヒーター4は、例えばマイカ・クロム・ヒーターから構成されている。この例では、直流ヒーターの方がより好適に使用できる。温度センサ41からの信号はPWM制御部に入力され、周知の方法でPWM制御を行い、ほぼ一定温度に保つような制御をおこなっている。すなわち、温度センサ41で検出される温度が予め決められた設定値1に達した時、ヒーター4に供給されるパルス幅を狭くする。この例では、デューティを50%にしている。これによってヒーター4に供給される電力の平均値が下げられる。さらに、温度が徐々に下降して予め決められた設定値2まで下がったら、ヒーター4に供給されるパルス幅を広くする。
【0049】
このように、温度が上がり過ぎたら供給電力を下げ、また温度が下がり過ぎたら供給電力を上げるような制御を繰り返すことによってヒーター4をほぼ一定の温度に保つことができる。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。
〔第7実施の形態〕
図21および図22は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第7実施の形態の横断面図およびヒーター部の上面図である。
【0050】
加熱装置の本体Gは、可撓性を有するウェットティッシュ容器14に収容されたウェットティッシュ13を収納する収納箱2と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。蓋体1は、外蓋体1′と、断熱材10と、ヒーター4と、内蓋体1″とを積層することにより構成されている。断熱材10、ヒーター4、内蓋体1″の各中央部には、外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32に連通する開口部が設けられており、加熱装置の本体Gに収納されたウェットティッシュ13の取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部には、クローズ状態において外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32を密閉でき、かつ、オープン状態において収納箱2に収納されたウェットティッシュ13を取り出すことができるよう、開閉動作可能に外蓋体1′の一部に枢着されたティッシュ取り出し口蓋3が設けられている。
【0051】
ティッシュ取り出し口の内側には、ウェットティッシュの湿度を検出するための湿度センサ46が設けられており、常に周囲の湿度を検出している。この例では、雰囲気の湿度を検出する方法を示したが、ウェットティッシュを直接挟み込み、その導電抵抗を測定するような電導度センサを用いてもよい。さらに、ティッシュ取り出し口蓋3の中央部には薬液補充手段40を備えている。薬液補充手段40は、薬液を充てんしておくための薬液リザーバ44と薬液の注入量を制御するための薬液注入弁43とから成る。薬液注入弁43はティッシュ取り出し口蓋3の裏側に設けられており、薬液リザーバ44に充填されている薬液を、ウェットティッシュに向けて適宜滴下するようになっている。なお、薬液注入弁43の開閉は、制御回路42により制御される。
【0052】
図23及び図24は、本実施の形態における薬液制御手段の電気回路の一例を示すブロック図および薬液制御の一例を示したタイムチャートである。電源プラグ7より制御回路42に電流が供給されており、電源コード11の一部に直列にヒューズ6が接続されている。制御回路42は電源部と薬液制御部で構成され、薬液制御部には湿度センサ46、薬液注入弁43およびヒーター4a,4bが接続されている。この例では、2つのヒーターを用いたが、ヒーターの数は必ずしも2つに限定されるものではない。ヒューズ6は、電源プラグ7とヒーター4との間に設けられ、ヒーター4に過電流が流れるのを防止する。
【0053】
ヒーター4は、例えばPTCヒーターから構成されている。PTCヒーターは、自己温度制御機能を持っており、常に一定の温度に保っておくことができる。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。また、湿度センサ46からの信号は薬液制御部に入力される。
【0054】
湿度による薬液注入弁制御の方法を2例示した。 [例1]では、湿度センサ46で検出される湿度が予め決められた設定値2まで下がると、薬液注入弁43をオープンし、薬液の注入を開始する。すると徐々に湿度が上昇していくが、湿度が予め決められた設定値1に上がると、薬液注入弁43がクローズされる。すると、薬液の注入が停止する。この動作を繰り返すことによって、ほぼ一定の湿度が保たれる。 [例2]では、湿度センサ46で検出される湿度が予め決められた設定値1まで上がったら、薬液注入弁43の開度を一定量だけ閉じる。一定時間後に再び湿度を検出し、設定値2まで下がったかどうかを判断する。設定値2まで下がっていなければさらに薬液注入弁43の開度を一定量だけ閉じる。設定値2以下に下がっていれば、薬液注入弁43の開度を一定量だけ開く。このように、一定時間ごとに湿度のチェックをおこない、それによって薬液注入弁43の開度を制御することによって、ほぼ一定の湿度を保つことができる。
〔第8実施の形態〕第25図は本発明のウェットティッシュの加熱装置の第8実施の形態にウェットティッシュ容器14を収容した際の横断面図、また、第26図はウェットティッシュ容器14を収容する前の横断面図である。
【0055】
加熱装置の本体Hは、可撓性を有するウェットティッシュ容器14に収容されたウェットティッシュ13を収納する収納箱2と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。蓋体1は、外蓋体1′と、断熱材10と、ヒーター4と、内蓋体1″とを積層することにより構成されている。断熱材10、ヒーター4、内蓋体1″の各中央部には、外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32に連通する開口部が設けられており、加熱装置の本体Hに収納されたウェットティッシュ13の取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部には、クローズ状態において外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32を密閉でき、かつ、オープン状態において収納箱2に収納されたウェットティッシュ13を取り出すことができるよう、開閉動作可能に外蓋体1′の一部に枢着されたティッシュ取り出し口蓋3が設けられている。
【0056】
ヒーター4は、例えばPTCヒーターから構成されており、自己温度制御機能によってほぼ一定温度に保たれるようになっている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。
【0057】
収納箱2内には、パンタグラフ式のジャッキ51が取り付けられており、その一端は収納箱底部に、他端はウェットティッシュ容器14の底面に密着する密着板8に取り付けられている。密着板8の形状は、ウェットティッシュ容器14の底面の形状とほぼ同一の長方形となっている。このジャッキ51は、モーター52で駆動され密着板8の高さを自由に変えられるようになっている。蓋体1の密着板8と対向する面には、ウェットティッシュ容器14の厚みを検出してウェットティッシュの残量を知るための残量センサ53が設けられている。残量センサ53は、例えば感圧センサによってウェットティッシュ13の量による押圧力を検出するものでもよいし、光センサや超音波センサなどを用いてもよい。
【0058】
残量センサ53からの信号によってウェットティッシュ13の残量を知ることができるので、これによりジャッキ51を制御して密着板8の高さを調節し、常にウェットティッシュ容器14が内蓋体1′に密着するように制御することができる。モーター52としては、ステッピングモーターのような微小角度の制御できるものが好適に使用できる。また、この例ではパンタグラフ式のジャッキを用いたが、油圧制御式のダンパーや、ステッピング・アクチュエータなど同等の制御をおこなうものも使用できる。
〔第9実施の形態〕
図27は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第9実施の形態の横断面図である。
【0059】
加熱装置の本体Iは、可撓性を有するウェットティッシュ容器14に収容されたウェットティッシュ13を収納する収納箱2と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。蓋体1は、外蓋体1′と、断熱材10と、ヒーター4と、内蓋体1″とを積層することにより構成されている。断熱材10、ヒーター4、内蓋体1″の各中央部には、外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口30に連通する開口部が設けられており、加熱装置の本体Iに収納されたウェットティッシュ13の取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部には、クローズ状態において外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口30を密閉でき、かつ、オープン状態において収納箱2に収納されたウェットティッシュ13を取り出すことができるよう、開閉動作可能に外蓋体1′の一部に枢着されたティッシュ取り出し口蓋3が設けられている。
【0060】
収納箱2内には、2つのコイルスプリング109が取り付けられており、その一端は収納箱底部に、他端はウェットティッシュ容器14の底面に密着する密着板8に取り付けられている。密着板8の形状は、ウェットティッシュ容器14の底面の形状とほぼ同一の長方形となっている。このコイルスプリング109は、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、密着板8を介して圧縮変形され、収納箱2に収容されたウェットティッシュ容器14を、圧縮変形されたコイルスプリング109の反発力によりヒーター4を内設する蓋体1の方向に押圧する。
【0061】
ヒーター4は、例えばPTCヒーターから構成されており、自己温度制御機能によってほぼ一定温度に保たれるようになっている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。
【0062】
ヒーター4には、リレー61が直列に接続されており、このリレー61はリミットスイッチ62でON/OFFされるようになっている。このリミットスイッチ62はウェットティッシュの残量検出の役割をする。すなわち、ウェットティッシュの残量が少なくなってくると密着板8がスプリング109の反発力によって次第に上に押し上げられ、蓋体1と密着板8との間隔が狭くなってくる。この間隔が一定以下の距離になると、リミットスイッチ62がオンとなり、これによってリレー61がオフとなってヒーター4への電流が遮断される。このようにして、ウェットティッシュの残量が一定値以下になったときを検出してヒーター4の供給電源をオフする電源制御手段を構成することが可能となる。
【0063】
また、図28に示した加熱装置の本体I’のように、蓋体1にスプリング109によってヒーター4を取り付けた例でも同様な電源制御手段を構築できる。すなわち、スプリング109によってヒータープレート4がウェットティッシュ容器14を収納箱2の方向へ押し下げるが、ウェットティッシュが少なくなってくるとリミットスイッチ62がオンとなり、リレー61がオフとなってヒーター4への電源が遮断される。
〔第10実施の形態〕
図29は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第10実施の形態の横断面図である。
【0064】
加熱装置の本体Jは、可撓性を有するウェットティッシュ容器14に収容されたウェットティッシュ13を収納する収納箱2と、収納箱2の開口部を覆うヒータープレート100より構成されている。ヒータープレート100は、外蓋体1′と、断熱材10と、ヒーター4と、内蓋体1″とを積層することにより構成されている。
【0065】
ヒータープレート100の中央部には開口部が設けられており、収納箱2に収納されたウェットティッシュ13の取り出し通路を形成している。ヒーター4は、例えばPTCヒーターから構成されており、自己温度制御機能によりほぼ一定温度に保つようにしている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。さらに、外蓋体1′として、断熱材10の機能を兼ねるものを使用することで、断熱材10を省く構成とすることも可能である。なお、収納箱2の縁部には電源コード11の引出し溝75を設けている。
【0066】
図30は、本実施の形態におけるヒータープレート100の電気回路の一例を示すものであり、ヒューズ6、ヒーター4、リレー71は直列に接続されており、電源プラグ7より電流が供給されている。ヒューズ6は、電源プラグ7とヒーター4との間に設けられ、ヒーター4aに過電流が流れるのを防止する。上記電流回路のヒューズ6、ヒーター4及びリレー71は、電源コード11を介して電源プラグ7と接続されている。
【0067】
また、リレー71をON/OFFするためのプッシュスイッチ72、抵抗74、直流電源73が別の回路として直列に接続されている。ここでは、プッシュスイッチ72がオンになると、リレー71がクローズすなわちオンになるようになっている。収納箱2にウェットティッシュ容器14を収納し、ヒータープレート100をその上から載せると、ヒータープレート100の側面に設置されたプッシュスイッチ72が収納箱2の側壁によって押されてオンとなる。すると、リレー71がクローズしてヒーター4に電流が供給され、加熱が開始される。
【0068】
再びヒータープレート100を収納箱2から出すと、プッシュスイッチ72がオフとなり、それによってリレー71がオープンとなって、ヒーター4の電源がオフとなる。したがって、誤ってヒータープレート100を何か他の物の上に載せてしまったとしても、すでにヒーター100は冷え始めているため、60℃以上になることはない。このような機構にすることによって、安全でしかも必要なときだけ電力を供給するので節電の効果もある。
〔第11実施の形態〕
図31は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第11実施の形態の横断面図である。また、図32は、上記実施の形態のヒーター部の上面図である。
【0069】
加熱装置の本体Kは、可撓性を有するウェットティッシュ容器14に収容されたウェットティッシュ13を収納する収納箱2と、収納箱2の開口部を覆う蓋体1より構成されている。蓋体1は、外蓋体1′と、ヒーター4と、内蓋体1″とを積層することにより構成されており、ヒーター4、温度検出部81、制御部82及びそれらを接続する電線などの電気部品は内蓋体1″に配置されその上から充填材83にてモールドされている。これによって、仮に蓋体1の内部に水などが侵入しても、完全な防水構造とすることができる。
【0070】
ヒーター4、内蓋体1″の各中央部には、外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32に連通する開口部が設けられており、加熱装置の本体Kに収納されたウェットティッシュ13の取り出し通路を形成している。また、蓋体1の中央部には、クローズ状態において外蓋体1′の中央部に設けられたティッシュ取り出し口32を密閉でき、かつ、オープン状態において収納箱2に収納されたウェットティッシュ13を取り出すことができるよう、開閉動作可能に外蓋体1′の一部に枢着されたティッシュ取り出し口蓋3が設けられている。
【0071】
収納箱2内には、2つのコイルスプリング109が取り付けられており、その一端は収納箱底部に、他端はウェットティッシュ容器14の底面に密着する密着板8に取り付けられている。密着板8の形状は、ウェットティッシュ容器14の底面の形状とほぼ同一の長方形となっている。このコイルスプリング109は、ウェットティッシュ容器14を収納箱2に収納する際に、密着板8を介して圧縮変形され、収納箱2に収容されたウェットティッシュ容器14を、圧縮変形されたコイルスプリング109の反発力によりヒーター4を内設する蓋体1の方向に押圧する。
【0072】
ヒーター4は、例えばPTCヒーターから構成されており、自己温度制御機能により温度制御を行い、ほぼ一定温度に保つようになっている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。
【0073】
図33乃至図34は、本実施の形態における加熱手段の電気回路及びタイムチャートの一例を示すものであり、温度検出部81、制御部82、ヒーター4a及び4bとから成り、電源プラグ7より電流が供給されている。制御部82は制御回路と、ヒーター4a及び4bにそれぞれ直列に接続された電流検出部84を具備する。この例では、2つのヒーターを使用した例を示したが、必ずしもヒーターは2つに限定するものではない。
【0074】
温度検出部81では、ヒーター4の温度を検出しており、この温度が予め決められた設定値を越えると、制御回路によってヒーター4への電流の供給が遮断される。また、ヒーター4に流れる電流は、電流検出部でモニターされており、電流値が予め決められた設定値を越えると、制御回路によってヒーター4への電流の供給が遮断される。このように、温度及び/またはヒーター電流を検出し、異常な値となった場合に電源をオフにすることで、より安全なシステムを構築することができる。
【0075】
図35は、制御部82の電気回路ブロック図である。温度検出部81及び電流検出部84からの信号はそれぞれ増幅器85によって増幅されA/D変換器86でディジタル値に変換されて、ワンチップマイコン87へ入力される。ワンチップマイコンではこれらのデータをもとに演算をおこない、電源のON/OFFを制御するための信号を出力する。この電源制御信号は、増幅器88で増幅され電源制御回路89へと入力される。電源制御回路89では、ヒーター4の電源のON/OFFを制御する。
〔第12実施の形態〕
図36は本発明のウェットティッシュの加熱装置の第12実施の形態の横断面図、図37は上記第12実施の形態のヒーター部の上面図、及び図38は斜視図である。
【0076】
加熱装置の本体Lは、ウェットティッシュ13を収容した可撓性を有するウェットティッシュ容器14に直接装着するヒータープレート104とその上面を覆っている断熱材10により構成されている。ヒータープレート100は、金属板104、ヒーター4a及び4b、バイメタルスイッチ5、ヒューズ6、電源コード11及び電源プラグ7を備えており、上面は断熱材10で覆われ、人が触っても熱くない温度になっている。なお、この例では2つのヒーターを用いた例を示したが、必ずしもヒーター4は2つに限定されるものではない。 ヒーター4a及び4bは、例えばマイカ・クロム・ヒーターから構成されており、バイメタルスイッチ5により温度制御を行い、ほぼ一定温度に保つようにしている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。また、温度制御を行う温度スイッチとして、バイメタルスイッチ5に換えて、サーモスタット、もしくは、同等の温度制御を行う電子回路を使用することも可能である。また、PTCヒーターのように自己温度制御機能を持つヒーターを用いれば、バイメタルスイッチ5は不要となる。
【0077】
ヒータープレート100の下面(加熱面)には、粘着テープやマジックテープ(商標)などの貼付テープ91が設けられており、ウェットティッシュ容器14の上面(ウェットティッシュを取り出す面)に直接装着する。電源プラグ7を図示しない電源コンセントに差し込むと、ヒータープレート100に電力が供給されて加熱が開始される。
【0078】
ウェットティッシュ13は、1枚1枚層状に積み重ねられており、上方からヒータープレート100にて加熱されるので、ヒータープレート100に最も隣接する上の層から下の層に向かって熱が伝わっていくことになる。従って、次に使用される最上層のウェットティッシュ13が最もよく加熱されることになる。一度に使用されるウェットティッシュ13が、例えば、5枚だとすれば、上から5層分までが所望の温度に加熱されていればよい。このような構造にすることによって、必要な分のウェットティッシュ13だけを加熱すればよいので、効率的であり、消費電力も少なくてすむ。
〔第12実施の形態の変形例〕
図39に示す如く、上記第12実施の形態のようにヒータープレート100の下面に粘着テープを設けるのでなく、ヒータープレート100の上面部からウェットティッシュ容器14の側面部にかけてシール91a,91bまたは粘着テープなどで装着する構成とすることも可能である。また、このヒータープレート100のヒーターとしてPTCヒーターを使用することが可能である。
【0079】
さらに、上記第12実施の形態のようにヒータープレート100の下面に粘着テープを設けるのではなく、ヒータープレート100の下面とウェットティッシュ容器14の上面が接触するように、ヒータープレート100にある程度重量を持たせ、ヒータープレート100を重みでウェットティッシュ容器14に押し当てる構成とすることも可能である。
【0080】
なお、上記第12実施の形態においては、ヒータープレート100によるウェットティッシュ容器14の加熱効率を上げるように、ウェットティッシュ容器14の上面の約半分程度の包材の厚みを薄くしておくのが好ましい。
〔第13実施の形態〕図40は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第13実施の形態の横断面図である。
【0081】
加熱装置の本体Mは、ヒータープレート100と、ウェットティッシュ13を収容した可撓性を有するウェットティッシュ容器14を収納するウェットティッシュ収納箱2により構成されている。ヒータープレート100は、金属板104、ヒーター4a及び4b、バイメタルスイッチ、ヒューズ、電源コード11及び電源プラグ7を備えており、上面は断熱材10で覆われ、人が触っても熱くない温度になっている。
【0082】
ヒーター4a及び4bは、例えばマイカ・クロム・ヒーターから構成されており、バイメタルスイッチにより温度制御を行い、ほぼ一定温度に保つようにしている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。また、温度制御を行う温度スイッチとして、バイメタルスイッチ5に換えて、サーモスタット、もしくは、同等の温度制御を行う電子回路を使用することも可能である。
【0083】
ウェットティッシュ収納箱2にウェットティッシュ容器14を収納し、その上にヒータープレート100を載せて電源プラグ7を図示しない電源コンセントに差し込むと、ヒータープレート100に電力が供給されて加熱が開始される。図41は、上記第13実施の形態の上面図である。ヒータープレート4の中央部にはウェットティッシュ取り出し用の孔が開けてあり、ウェットティッシュ容器14の密閉を保つためのシール状のフタ15をはがしてウェットティッシュ13を取り出すようになっている。使い終わったら再びこのシールを元に戻しておけば密閉が保たれる。
【0084】
また、ヒータープレート100の重量を変更することで、ヒータープレート100の下面とウェットティッシュ容器14との間の密着力を調整することも可能である。
〔第14実施の形態〕
図42は、本発明のウェットティッシュの加熱装置の第14実施の形態の斜視図である。
【0085】
加熱装置の本体Nは、ウェットティッシュ13を収容した可撓性を有するウェットティッシュ容器14に直接装着するヒータープレート4と、その上面を覆っている断熱材10とを備えた蓋体1により構成されている。ヒータープレート100は、ヒーター4a、バイメタルスイッチ5、ヒューズ6、電源コード11及び電源プラグ7を備えており、上面は断熱材10で覆われ、人が触っても熱くない温度になっている。
【0086】
ヒーター4aは、例えばマイカ・クロム・ヒーターから構成されており、バイメタルスイッチ5により温度制御を行い、ほぼ一定温度に保つようにしている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。また、温度制御を行う温度スイッチとして、バイメタルスイッチ5に換えて、サーモスタット、もしくは、同等の温度制御を行う電子回路を使用することも可能である。
【0087】
ヒータープレート100の下面(加熱面)には、粘着テープやマジックテープ(商標)などの貼付テープ91が設けられており、ウェットティッシュ容器14の上面(ウェットティッシュを取り出す面)に直接装着する。電源プラグ7を図示しない電源コンセントに差し込むと、ヒータープレート4に電力が供給されて加熱が開始される。
【0088】
蓋体1は、ウェットティッシュ13の取り出し口を密閉するに蓋111が枢着されており、ウェットティッシュ13の乾燥を防いでいる。また、ヒータープレート100の重量を変更することで、ヒータープレート100の下面とウェットティッシュ容器14との間の密着力を調整することも可能である。
〔第15実施の形態〕図43は本発明のウェットティッシュの加熱装置の第15実施の形態の横断面図、図44は上記実施の形態のヒーター部の上面図、及び、図45はその装着方法を示した斜視図である。
【0089】
加熱装置の本体Oは、ウェットティッシュ13を収容した可撓性を有するウェットティッシュ容器14に直接装着するヒータープレート100と、その上面を覆っている断熱材10とにより構成されている。ヒータープレート100は、金属板104、ヒーター4a及び4b、バイメタルスイッチ5、ヒューズ6、電源コード11及び電源プラグ7を備えており、上面は断熱材10で覆われ、人が触っても熱くない温度になっている。ヒータープレート4の形状は、図44乃至図45に示す如くコの字またはU字形状を成しており、挿入し易くなっている。
【0090】
ヒーター4a及び4bは、例えばマイカ・クロム・ヒーターから構成されており、バイメタルスイッチ5により温度制御を行い、ほぼ一定温度に保つようにしている。本実施の形態においては、この温度制御によりヒーター温度を約60℃に保つようにしている。なお、このヒーター温度を、約60℃とするに限らず、所望枚数のティッシュ自体を体温以上、好ましくは、40℃〜50℃に保つような温度に設定することも可能である。また、温度制御を行う温度スイッチとして、バイメタルスイッチ5に換えて、サーモスタット、もしくは、同等の温度制御を行う電子回路を使用することも可能である。なお、本実施の形態では2つのヒーターを用いているが、必ずしもヒーターは2つに限定されるものではない。
【0091】
ウェットティッシュ容器14の包装形態は、図43に示すようなポケット構造を持っており、加熱装置100を、図45に示す如く、側面方向からこのポケットに挿入することによってウェットティッシュ容器14に装着する。
【0092】
【発明の効果】
叙上のごとく、本発明の加熱装置によれば、ボックスタイプやビニール袋タイプの容器に収容されたウェットティッシュの少なくとも一部を加熱することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図2】上記第1実施の形態の要部外観斜視図である。
【図3】上記第1実施の形態の電気回路の一例を示すものである。
【図4】上記第1実施の形態の変形例の断面図である。
【図5】上記第1実施の形態のさらなる変形例の要部外観斜視図である。
【図6】本発明の第2実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図7】本発明の第3実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図8】上記第3実施の形態の蓋体1に内設されたヒーターの平面図である。
【図9】本発明の第4実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図10】上記第4実施の形態の蓋体1に内設されたヒーターの平面図である。
【図11】上記第4実施の形態における加熱手段の電気回路の一例のブロック部である。
【図12】上記第4実施の形態における加熱手段の電源制御のタイムチャートである。
【図13】本発明の第5実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図14】上記第5実施の形態の蓋体1に内設されたヒーターの平面図である。
【図15】上記第5実施の形態における加熱手段の電気回路の一例のブロック部である。
【図16】上記第5実施の形態における加熱手段の電源制御のタイムチャートである。
【図17】本発明の第6実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図18】上記第6実施の形態の蓋体1に内設されたヒーターの平面図である。
【図19】上記第6実施の形態における加熱手段の電気回路の一例のブロック部である。
【図20】上記第6実施の形態における加熱手段の電源制御のタイムチャートである。
【図21】本発明の第7実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図22】上記第7実施の形態の蓋体1に内設されたヒーターの平面図である。
【図23】上記第7実施の形態における加熱手段の電気回路の一例のブロック部である。
【図24】上記第7実施の形態における加熱手段の電源制御のタイムチャートである。
【図25】本発明の第8実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置のウェットティッシュ容器収納時の断面図である。
【図26】上記第8実施の形態のウェットティッシュ加熱装置のウェットティッシュ容器収納前の断面図である。
【図27】本発明の第9実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図28】上記第9実施の形態のウェットティッシュ加熱装置の変形例の断面図である。
【図29】本発明の第10実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図30】上記第10実施の形態におけるヒータープレートの電気回路のブロック図である。
【図31】本発明の第11実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図32】上記第11実施の形態の蓋体1に内設されたヒーターの平面図である。
【図33】上記第11実施の形態における加熱手段の電気回路の一例のブロック部である。
【図34】上記第11実施の形態における加熱手段の電源制御のタイムチャートである。
【図35】上記第11実施の形態における制御部の電気回路のブロック部である。
【図36】本発明の第12実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図37】上記第12実施の形態のヒータープレートの平面図である。
【図38】上記第12実施の形態のウェットティッシュ加熱装置の斜視図である。
【図39】上記第12実施の形態のウェットティッシュ加熱装置の変形例の断面図である。
【図40】本発明の第13実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図41】上記第13実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の上面図である。
【図42】本発明の第14実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の斜視図である。
【図43】本発明の第15実施の形態に基づくウェットティッシュ加熱装置の断面図である。
【図44】上記第15実施の形態のヒーターの平面図である。
【図45】上記第15実施の形態のウェットティッシュ加熱装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 蓋体
1’ 外蓋体
1” 内蓋体
2 収納箱
3 ウェットティッシュ取り出し口蓋
4 ヒーター
5 バイメタルスイッチ
6 ヒューズ
7 電源プラグ
8 密着板
9 スポンジ
10 断熱材
11電源コード
13 ウェットティッシュ
14 ウェットティッシュ容器
20、120 薬液補充パック
21、121 薬液リザーバ
22、122 薬液伝達管
31 薬液還元用テーパ
32 テッシュ取り出し口
41 温度センサ
42 制御回路
43 薬液注入弁
44 薬液リザーバ
46 湿度センサ
51 ジャッキ
52 モータ
53 残量センサ
61 リレー
62 リミットスイッチ
71 リレー
72 プッシュスイッチ
73 直流電源
74 抵抗
81 温度検出部
82 制御部
83 充填材
84 電流検出部
91 貼付テープ
109 コイルスプリング

Claims (24)

  1. ウェットティッシュ容器を収納する収納箱と、この収納箱の開口部を覆う蓋体と、ウェットティッシュを加熱する加熱手段と、ウェットティッシュに薬液を補充する薬液補充手段とを備え、蓋体の中央部に開閉可能にティッシュ取り出し口蓋が設けられ、このティッシュ取り出し口蓋に薬液補充手段取付け口が形成され、この薬液補充手段取付け口に前記薬液補充手段が設けられていることを特徴とするウェットティッシュの加熱装置。
  2. 薬液補充手段は、薬液が充填される薬液リザーバと、この薬液リザーバからの薬液をウェットティッシュへ伝える薬液伝達管とを備えていることを特徴とする請求項1記載のウェットティッシュの加熱装置。
  3. 薬液補充手段は、薬液が充填される薬液リザーバと、薬液の注入量を制御するための薬液注入弁とを備えていることを特徴とする請求項1記載のウェットティッシュの加熱装置。
  4. 薬液補充手段は、リング形状を呈していることを特徴とする請求項1記載のウェットティッシュの加熱装置。
  5. 薬液補充手段には、ティッシュ取り出し口蓋の薬液補充手段取り付け口からの抜け落ちを防止するリブが放射方向に突出成形されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のウェットティッシュの加熱装置。
  6. ウェットティッシュ容器を収納する収納箱と、ティッシュ取り出し口を備えたヒータープレートと、前記ウェットティッシュに薬液を補充するための薬液補充手段とを有するウェットティッシュの加熱装置において、前記ヒータープレートの一部にティッシュ取り出し蓋を枢着させ、前記ヒータープレートのヒーターの上面を断熱材で覆ったことを特徴とするウェットティッシュの加熱装置。
  7. ウェットティッシュに薬液を供給する薬液供給部であって、この薬液供給部は、ドーナッツ形状を呈する薬液補充パックであり、該薬液補充パックは、孔が設けられた薬液伝達管と薬液リザーバとから成り、該薬液リザーバに所定の薬液を充填すると、該薬液は毛細管現象によって前記薬液伝達管を伝わって該薬液伝達管に設けられた孔を貫通してウェットティッシュに薬液が浸透することにより、ウェットティッシュの乾燥を防止し、かつ前記薬液供給部は、ティッシュ取り出し口蓋の薬液補充パック取り付け口から抜け落ちることを防止する幅のリブが放射方向に突出するように形成されていることを特徴とするウェットティッシュ用の薬液供給部。
  8. ウェットティッシュ容器を収納する収納箱と、この収納箱の開口部を覆う蓋体と、ウェットティッシュを加熱する加熱手段と、前記ウェットティッシュに薬液を補充するための薬液補充手段と、前記ウェットティッシュの湿り度を検出する湿り度検出装置とを備えていることを特徴とするウェットティッシュの加熱装置。
  9. 湿り度検出装置は、湿度センサであることを特徴とする請求項8記載のウェットティッシュの加熱装置。
  10. 湿り度検出装置は、ウェットティッシュの導電抵抗を測定する導電測定器具であることを特徴とする請求項8記載のウェットティッシュの加熱装置。
  11. 薬液補充手段は、薬液が充填される薬液リザーバと、薬液の注入量を制御するための薬液注入弁とを備えていることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項記載のウェットティッシュの加熱装置。
  12. 薬液注入弁の開閉を制御する薬液注入弁開閉制御回路が設けられ、この薬液注入弁開閉制御回路の制御により薬液リザーバに充填されている薬液をウェットティッシュに向けて適宜滴下することを特徴とする請求項11記載のウェットティッシュの加熱装置。
  13. ウェットティッシュを収納する収納箱と、この収納箱を覆う蓋体と、上記ウェットティッシュを加熱する加熱手段と、上記収納箱内に備えられたウェットティッシュ容器の底面に密着する密着板と、上記収納箱の底部と上記密着板との間に介在されるとともに、上記密着板を昇降させる昇降部材と、ウェットティッシュ容器の厚みを検出してウェットティッシュの残量を検知する残量センサとを備えていることを特徴とするウェットティッシュの加熱装置。
  14. 残量センサは、光センサ又は超音波センサであることを特徴とする請求項13記載のウェットティッシュの加熱装置。
  15. 残量センサは、リミットスイッチであることを特徴とする請求項13記載のウェットティッシュの加熱装置。
  16. 加熱手段にはリレーが接続され、このリレーはリミットスイッチでON/OFF切換えされることを特徴とする請求項15記載のウェットティッシュ加熱装置。
  17. ウェットティッシュ容器を収納する収納箱と、この収納箱に着脱可能に設けられるとともに、ウェットティッシュを加熱する加熱手段と、この加熱手段への電流の接続、遮断制御する制御部とを備え、この制御部は、上記加熱手段が上記収納箱に装着された際に接続され、上記加熱手段が上記収納箱から外れた際に遮断するように制御することを特徴とするウェットティッシュの加熱装置。
  18. ウェットティッシュ容器を収納する収納箱と、この収納箱に着脱可能に設けられるとともに、ウェットティッシュを加熱する加熱手段とを備え、電源に加熱手段とリレーとの直列回路が接続され、また、直流電源に前記リレーをON/OFFするためのプッシュスイッチと抵抗との別の直列回路が接続され、かつ、前記プッシュスイッチがオンになると前記リレーがクローズするようにしたことことを特徴とするウェットティッシュの加熱装置。
  19. プッシュスイッチが前記加熱手段の側面に設置されたことを特徴とする請求項18記載のウェットティッシュの加熱装置。
  20. ウェットティッシュを収納する収納箱と、この収納箱を覆う蓋体と、上記ウェットティッシュを加熱する加熱手段と、この加熱手段の温度を検出する温度検出部と、電源のON/OFF制御を行なう制御部と、各部材を必要に応じて電気的に接続する電線とを備え、少なくとも上記温度検出部と、上記制御部と、上記電線とは充填剤で被覆されていることを特徴とするウェットティッシュの加熱装置。
  21. ウェットティッシュ容器を収納する収納箱を備え、該収納箱に収納された前記ウェットティッシュ容器の上に直接載置され、その自重で前記ウェットティッシュ容器に押し当てられるるとともに前記ウェットティッシュを加熱するためのヒータープレートを備えたことを特徴とするウェットティッシュの加熱装置。
  22. ヒータープレートの開口部を開閉自在に覆うシール状のフタを前記ヒータープレートに備えたことを特徴とする請求項21記載のウェットティッシュの加熱装置。
  23. ヒータープレートの重量を変えることによりヒータープレートとその下に位置するウェットティッシュ容器との間の密着力を調整することを特徴とする請求項21又は22記載のウェットティッシュの加熱装置。
  24. ウェットティッシュ容器のウェットティッシュ取り出し側にヒータープレートを固定する固定部材が設けられ、前記固定部材は、ヒータープレートが挿入されるポケット構造を備えたものでありることを特徴とする請求項21記載のウェットティッシュの加熱装置。
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