JPH11189254A - 注出口とキャップとの組合体、および注出口 - Google Patents
注出口とキャップとの組合体、および注出口Info
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- JPH11189254A JPH11189254A JP35809497A JP35809497A JPH11189254A JP H11189254 A JPH11189254 A JP H11189254A JP 35809497 A JP35809497 A JP 35809497A JP 35809497 A JP35809497 A JP 35809497A JP H11189254 A JPH11189254 A JP H11189254A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 注出口からキャップを一度取外した場合、薄
肉部が破断してキャップ本体とリングとが分離し、注出
口を引繰り返してもリングが注出口の先端から落下しな
い注出口とキャップとの組合体を提供する。 【解決手段】 注出口10に、キャップ本体21とリン
グ23とからなるキャップ20が装着される。リング2
3の内面上端には複数のリングラチェット27が設けら
れている。注出口10の外面には、注出口ラチェット1
6が設けられている。注出口10をキャップ20から取
外す時、リング23のリングラチェット27と注出口ラ
チェット16とが係合し、リング23とキャップ本体2
1とが薄肉部21を介して分離する。注出口10を引繰
り返した場合、リング23の円周突部26が注出口ラチ
ェット16に当接する。
肉部が破断してキャップ本体とリングとが分離し、注出
口を引繰り返してもリングが注出口の先端から落下しな
い注出口とキャップとの組合体を提供する。 【解決手段】 注出口10に、キャップ本体21とリン
グ23とからなるキャップ20が装着される。リング2
3の内面上端には複数のリングラチェット27が設けら
れている。注出口10の外面には、注出口ラチェット1
6が設けられている。注出口10をキャップ20から取
外す時、リング23のリングラチェット27と注出口ラ
チェット16とが係合し、リング23とキャップ本体2
1とが薄肉部21を介して分離する。注出口10を引繰
り返した場合、リング23の円周突部26が注出口ラチ
ェット16に当接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は注出口とキャップと
の組合体、および注出口に係り、とりわけ注出口からキ
ャップを取外したことを容易に確認することができる注
出口とキャップとの組合体、および注出口に関する。
の組合体、および注出口に係り、とりわけ注出口からキ
ャップを取外したことを容易に確認することができる注
出口とキャップとの組合体、および注出口に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば飲料水を内部に収納し
た柔軟容器が知られている。この柔軟容器には注出口が
取付けられており、この注出口にはキャップがねじ込ま
れて装着される。この場合、キャップはキャップ本体
と、キャップ本件に薄肉部を介して連結されたリングと
を有している。
た柔軟容器が知られている。この柔軟容器には注出口が
取付けられており、この注出口にはキャップがねじ込ま
れて装着される。この場合、キャップはキャップ本体
と、キャップ本件に薄肉部を介して連結されたリングと
を有している。
【0003】キャップを注出口から取外す場合、キャッ
プのリングが注出口に固定され、薄肉部が破断してキャ
ップ本体とリングとが分離されキャップ本体のみが注出
口から取外される。
プのリングが注出口に固定され、薄肉部が破断してキャ
ップ本体とリングとが分離されキャップ本体のみが注出
口から取外される。
【0004】このようにキャップ取外時に、キャップ本
体とリングとが分離されることにより、外方よりキャッ
プの取外しを確認することができる。
体とリングとが分離されることにより、外方よりキャッ
プの取外しを確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにキャップ
を注出口から取外す場合、薄肉部が破断しキャップ本体
とリングとが分離してキャップ本体のみが注出口から取
外され、リングは注出口側へ残る。
を注出口から取外す場合、薄肉部が破断しキャップ本体
とリングとが分離してキャップ本体のみが注出口から取
外され、リングは注出口側へ残る。
【0006】使用者が飲料水を注出口から飲む場合は、
容器を引繰り返し注出口を使用者の口にあてて飲むこと
になる。この際、リングが注出口の先端側へ落下し、こ
のリングが使用者の口に当って不快な思いをすることが
ある。
容器を引繰り返し注出口を使用者の口にあてて飲むこと
になる。この際、リングが注出口の先端側へ落下し、こ
のリングが使用者の口に当って不快な思いをすることが
ある。
【0007】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、使用時において容器を引繰り返した際、リ
ングが注出口の先端側へ落下することのない注出口とキ
ャップとの組合体、および注出口を提供することを目的
とする。
ものであり、使用時において容器を引繰り返した際、リ
ングが注出口の先端側へ落下することのない注出口とキ
ャップとの組合体、および注出口を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、おねじを有す
る円筒状注出口と、注出口のおねじに係合するめねじを
有し、注出口に装着される円筒状キャップとを備え、キ
ャップはキャップ本体と、キャップ本体に薄肉部を介し
て連結されたリングとを有し、リング内面の上端に所定
間隙をおいて複数のリングラチェットが設けられるとと
もに、リングの下端全周に内方に突出する円周突起が設
けられ、注出口外面に、注出口からキャップを取外す
際、円周方向においてリングラチェットに係合するとと
もに、軸方向において円周突部に係合する複数の注出口
ラチェットが設けられていることを特徴とする注出口と
キャップとの組合体、およびおねじを有する円筒状注出
口において、その外面に設けられた複数の注出口ラチェ
ットと、その外面のうち注出口ラチェット間に設けられ
た止め部とを有することを特徴とする注出口である。
る円筒状注出口と、注出口のおねじに係合するめねじを
有し、注出口に装着される円筒状キャップとを備え、キ
ャップはキャップ本体と、キャップ本体に薄肉部を介し
て連結されたリングとを有し、リング内面の上端に所定
間隙をおいて複数のリングラチェットが設けられるとと
もに、リングの下端全周に内方に突出する円周突起が設
けられ、注出口外面に、注出口からキャップを取外す
際、円周方向においてリングラチェットに係合するとと
もに、軸方向において円周突部に係合する複数の注出口
ラチェットが設けられていることを特徴とする注出口と
キャップとの組合体、およびおねじを有する円筒状注出
口において、その外面に設けられた複数の注出口ラチェ
ットと、その外面のうち注出口ラチェット間に設けられ
た止め部とを有することを特徴とする注出口である。
【0009】本発明によれば、キャップを取外す際、注
出口に対してキャップのキャップ本体を緩める方向に回
転させる。この場合、注出口側の注出口ラチェットとリ
ング側のリングラチェットとが係合し、リングが注出口
に係止される。更にキャップ本体を回転させると、リン
グとキャップ本体との間に設けられた薄肉部が破断し、
リングとキャップ本体とが分離する。次に注出口を引繰
り返して注出口を使用者の口にあてる。この場合、リン
グの円周突部に注出口ラチェットが係合するので、リン
グが注出口の先端側へ落下することはない。
出口に対してキャップのキャップ本体を緩める方向に回
転させる。この場合、注出口側の注出口ラチェットとリ
ング側のリングラチェットとが係合し、リングが注出口
に係止される。更にキャップ本体を回転させると、リン
グとキャップ本体との間に設けられた薄肉部が破断し、
リングとキャップ本体とが分離する。次に注出口を引繰
り返して注出口を使用者の口にあてる。この場合、リン
グの円周突部に注出口ラチェットが係合するので、リン
グが注出口の先端側へ落下することはない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図5は本発明の実
施の形態を示す図である。図1乃至図5に示すように、
注出口とキャップとの組合体は、円筒状注出口10と、
この注出口10に装着されるキャップ20とを備えてい
る。
施の形態について説明する。図1乃至図5は本発明の実
施の形態を示す図である。図1乃至図5に示すように、
注出口とキャップとの組合体は、円筒状注出口10と、
この注出口10に装着されるキャップ20とを備えてい
る。
【0011】このうち注出口10はフランジ12を境と
して図示しない容器内側へ延びる内側筒部11と、容器
外側へ延びる外側筒部13とを有している。また外側筒
部13の外面にはおねじ14が設けられている。
して図示しない容器内側へ延びる内側筒部11と、容器
外側へ延びる外側筒部13とを有している。また外側筒
部13の外面にはおねじ14が設けられている。
【0012】一方、キャップ20は、外側筒部13のお
ねじ14に係合するめねじ22が内面に設けられたキャ
ップ本体21と、キャップ本体21に薄肉部24を介し
て連結されたリング23とを有している。
ねじ14に係合するめねじ22が内面に設けられたキャ
ップ本体21と、キャップ本体21に薄肉部24を介し
て連結されたリング23とを有している。
【0013】また図1および図2に示すように、リング
23の下端には、内方へ突出する円周突部26が円周状
に設けられており、またリング23の上端には、円周方
向に所定間隙をおいて複数、例えば4個のリングラチェ
ット27が設けられている。
23の下端には、内方へ突出する円周突部26が円周状
に設けられており、またリング23の上端には、円周方
向に所定間隙をおいて複数、例えば4個のリングラチェ
ット27が設けられている。
【0014】なお、図1および図2に示すように、キャ
ップ本体21とリング23との間に設けられた薄肉部2
4は、薄肉の柱状部材からなっている。本実施の形態に
おいては、図1および図2に示すように、リング23の
上端に、内側へ延びる台座部31が円周方向に所定間隔
をおいて複数例えば4個設けられている。また柱状部材
からなる薄肉部24はキャップ本体21とリング23側
に設けられた台座部31との間に延び、台座部31と同
数の4個設けられている。また各柱状部材からなる薄肉
部24は、キャップ本体21からリングラチェット27
側に向って先細状に形成され、水平断面が略半円形の三
日月形をしている(図2参照)。このため柱状部材から
なる薄肉部24において、キャップ本体21とリング2
3とは容易に破断可能となっており、このとき薄肉部2
1の破断箇所はリング23の台座部31側に位置するよ
うになっている。
ップ本体21とリング23との間に設けられた薄肉部2
4は、薄肉の柱状部材からなっている。本実施の形態に
おいては、図1および図2に示すように、リング23の
上端に、内側へ延びる台座部31が円周方向に所定間隔
をおいて複数例えば4個設けられている。また柱状部材
からなる薄肉部24はキャップ本体21とリング23側
に設けられた台座部31との間に延び、台座部31と同
数の4個設けられている。また各柱状部材からなる薄肉
部24は、キャップ本体21からリングラチェット27
側に向って先細状に形成され、水平断面が略半円形の三
日月形をしている(図2参照)。このため柱状部材から
なる薄肉部24において、キャップ本体21とリング2
3とは容易に破断可能となっており、このとき薄肉部2
1の破断箇所はリング23の台座部31側に位置するよ
うになっている。
【0015】次に注出口10について、図1乃至図4に
より更に詳述する。図1乃至図4に示すように、注出口
10の外側筒部13の外面には、リング23のリングラ
チェット27と円周方向において係合する注出口ラチェ
ット16が円周方向に所定間隔をおいて複数例えば4個
設けられている(図4参照)。すなわち注出口10の注
出口ラチェット16とリング23のリングラチェット2
7は、注出口10に装着されたキャップ20を取外す際
互いに係合し、キャップ20のうちリング23を注出口
10に残したまま、キャップ本体21のみを薄肉部24
を介してリング23から分離して取外す。なお、注出口
ラチェット16は、リング23の円周突部26と軸方向
において係合する機能も併せもっている。
より更に詳述する。図1乃至図4に示すように、注出口
10の外側筒部13の外面には、リング23のリングラ
チェット27と円周方向において係合する注出口ラチェ
ット16が円周方向に所定間隔をおいて複数例えば4個
設けられている(図4参照)。すなわち注出口10の注
出口ラチェット16とリング23のリングラチェット2
7は、注出口10に装着されたキャップ20を取外す際
互いに係合し、キャップ20のうちリング23を注出口
10に残したまま、キャップ本体21のみを薄肉部24
を介してリング23から分離して取外す。なお、注出口
ラチェット16は、リング23の円周突部26と軸方向
において係合する機能も併せもっている。
【0016】また、図4に示すように注出口10の外側
筒部13の外面には、注出口ラチェット16間の位置に
リング23の円周突部26と軸方向において係合する止
め部15が円周方向に所定間隔をおいて複数例えば4個
設けられている。
筒部13の外面には、注出口ラチェット16間の位置に
リング23の円周突部26と軸方向において係合する止
め部15が円周方向に所定間隔をおいて複数例えば4個
設けられている。
【0017】注出口10に設けられた注出口ラチェット
16および止め部15は、使用時にキャップ本体21と
リング23とを薄肉部24を介して破断し、容器および
注出口10を引繰り返して注出口10から容器内の内容
物を飲む場合、リング23の円周突部26に係合してリ
ング23の落下を防止するものである。また図3に示す
ように、注出口ラチェット16と止め部15は、互いに
円周方向に関してずれて配置され、また、図3に示すよ
うに、リング23側の台座31も注出口10の注出口ラ
チェット16および止め部15に対して、円周方向に関
してずれて配置されている。
16および止め部15は、使用時にキャップ本体21と
リング23とを薄肉部24を介して破断し、容器および
注出口10を引繰り返して注出口10から容器内の内容
物を飲む場合、リング23の円周突部26に係合してリ
ング23の落下を防止するものである。また図3に示す
ように、注出口ラチェット16と止め部15は、互いに
円周方向に関してずれて配置され、また、図3に示すよ
うに、リング23側の台座31も注出口10の注出口ラ
チェット16および止め部15に対して、円周方向に関
してずれて配置されている。
【0018】また、図4に示すように、注出口10の外
側筒部13外面に設けられた注出口ラチェット16およ
び止め部15には、フランジ12側へ延びる突起16
a、15aが各々設けられている。この突起16a、1
5aはキャップ本体21から分離したリング23をガタ
つくことなく、注出口10の外側筒部13外面に保持す
るものである。
側筒部13外面に設けられた注出口ラチェット16およ
び止め部15には、フランジ12側へ延びる突起16
a、15aが各々設けられている。この突起16a、1
5aはキャップ本体21から分離したリング23をガタ
つくことなく、注出口10の外側筒部13外面に保持す
るものである。
【0019】なお、図3に示すように、注出口10にキ
ャップ20を装着した場合、リング23側のリングラチ
ェット27と、注出口10側の注出口ラチェット16お
よび止め部15とは円周方向に関して互いにずれて配置
され、またリング23側の台座部31と、注出口10側
の注出口ラチェット16および止め部15とは円周方向
に関して互いにずれて配置されている。このためキャッ
プ本体21とリング23とを分離した場合、リング23
がスムーズに注出口10のフランジ12側へ落下するよ
うになっている。
ャップ20を装着した場合、リング23側のリングラチ
ェット27と、注出口10側の注出口ラチェット16お
よび止め部15とは円周方向に関して互いにずれて配置
され、またリング23側の台座部31と、注出口10側
の注出口ラチェット16および止め部15とは円周方向
に関して互いにずれて配置されている。このためキャッ
プ本体21とリング23とを分離した場合、リング23
がスムーズに注出口10のフランジ12側へ落下するよ
うになっている。
【0020】また、図5に示すように、キャップ20の
キャップ本体21とリング23に、キャップ20を注出
口10にねじ込む際互いに係合する係合突起21a、2
3aが円周方向に関して相対向する位置に各々設けられ
ている。このような係合突起21a、23aによって、
キャップ20を注出口10にねじ込む際、薄肉部24が
破断することを未然に防止することができる。
キャップ本体21とリング23に、キャップ20を注出
口10にねじ込む際互いに係合する係合突起21a、2
3aが円周方向に関して相対向する位置に各々設けられ
ている。このような係合突起21a、23aによって、
キャップ20を注出口10にねじ込む際、薄肉部24が
破断することを未然に防止することができる。
【0021】さらにまた、リング23にはキャップ本体
21側へ突出するスペーサ30が円周方向に関して相対
向する位置に複数例えば2個設けられ、このスペーサ3
0によってキャップ本体21とリング23との間隙が規
制されるようになっている。
21側へ突出するスペーサ30が円周方向に関して相対
向する位置に複数例えば2個設けられ、このスペーサ3
0によってキャップ本体21とリング23との間隙が規
制されるようになっている。
【0022】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まず、図示しない容器内面に
対して注出口10の内側筒部11外面がヒートシールさ
れ、このようにして注出口10が容器に取付けられる。
の作用について説明する。まず、図示しない容器内面に
対して注出口10の内側筒部11外面がヒートシールさ
れ、このようにして注出口10が容器に取付けられる。
【0023】次に注出口10から容器内に飲料水等の内
容物が充てんされ、その後注出口10側のおねじ14と
キャップ20側のめねじ22とを係合させて注出口10
にキャップ20がねじ込まれ、キャップ20が注出口1
0のフランジ12側へ接近する。その後注出口10側の
注出口ラチェット16上を、キャップ20側のリングラ
チェット27が乗り越えて、キャップ20が注出口10
に対して確実に装着される。注出口10へキャップ20
をねじ込む場合、上述のように、キャップ本体21の係
合突起21aとリング23の係合突起23aが係合する
ので、キャップ本体21とリング23との間に設けられ
た薄肉部24が破断することはない。
容物が充てんされ、その後注出口10側のおねじ14と
キャップ20側のめねじ22とを係合させて注出口10
にキャップ20がねじ込まれ、キャップ20が注出口1
0のフランジ12側へ接近する。その後注出口10側の
注出口ラチェット16上を、キャップ20側のリングラ
チェット27が乗り越えて、キャップ20が注出口10
に対して確実に装着される。注出口10へキャップ20
をねじ込む場合、上述のように、キャップ本体21の係
合突起21aとリング23の係合突起23aが係合する
ので、キャップ本体21とリング23との間に設けられ
た薄肉部24が破断することはない。
【0024】また注出口10へキャップ20をねじ込む
場合、薄肉部24がわずかに伸びてキャップ20のリン
グ23に対してキャップ本体21が相対的に回転する
が、この際キャップ本体21からリング23側へ突出す
るスペーサ30がリング23に当接してキャップ本体2
1とリング23との間の間隙を規制する。
場合、薄肉部24がわずかに伸びてキャップ20のリン
グ23に対してキャップ本体21が相対的に回転する
が、この際キャップ本体21からリング23側へ突出す
るスペーサ30がリング23に当接してキャップ本体2
1とリング23との間の間隙を規制する。
【0025】使用に際しては、まず使用者がキャップ2
0のキャップ本体21を把持し、キャップ20を注出口
10から緩める方向(ねじ込み方向と逆方向)に回転さ
せる。この場合、注出口10側の注出口ラチェット16
とキャップ20側のリングラチェット27とが円周方向
において係合し、リング23が注出口10側に係止され
る。このため、キャップ本体21のみが注出口10から
緩める方向に回転し、キャップ本体21とリング23と
の間の薄肉部24が破断してキャップ本体21とリング
23とが分離する。
0のキャップ本体21を把持し、キャップ20を注出口
10から緩める方向(ねじ込み方向と逆方向)に回転さ
せる。この場合、注出口10側の注出口ラチェット16
とキャップ20側のリングラチェット27とが円周方向
において係合し、リング23が注出口10側に係止され
る。このため、キャップ本体21のみが注出口10から
緩める方向に回転し、キャップ本体21とリング23と
の間の薄肉部24が破断してキャップ本体21とリング
23とが分離する。
【0026】この場合、薄肉部24はキャップ本体21
から台座部31側へ向って先細状となる柱状部材からな
るので、薄肉部24はリング23の台座部31側におい
て破断する。このため薄肉部24の破断部はキャップ本
体21側に残り、リング23の台座部31側へ突出する
ので、リング23のキャップ本体21側の面に薄肉部2
4の破断部が残ることはない。
から台座部31側へ向って先細状となる柱状部材からな
るので、薄肉部24はリング23の台座部31側におい
て破断する。このため薄肉部24の破断部はキャップ本
体21側に残り、リング23の台座部31側へ突出する
ので、リング23のキャップ本体21側の面に薄肉部2
4の破断部が残ることはない。
【0027】更にキャップ本体21を注出口10に対し
て緩める方向に回転させることによって、注出口10側
のおねじ14と、キャップ本体21側のめねじ22との
係合が解除してキャップ本体21のみが注出口10から
取外される。
て緩める方向に回転させることによって、注出口10側
のおねじ14と、キャップ本体21側のめねじ22との
係合が解除してキャップ本体21のみが注出口10から
取外される。
【0028】この間、キャップ本体21から分離したリ
ング23は、その自重により注出口10の外側筒部13
に沿って摺動しながらフランジ12側へ落下する。この
場合、リング23のリングラチェット27および台座部
31は、注出口10側の止め部15および注出口ラチェ
ット16のいずれとも円周方向に関してずれて配置され
ているため、リング23はその自重によってスムーズに
フランジ12側へ落下することができる。また注出口1
0側には止め部15および注出口ラチェット16から延
びる突起15a、16aが設けられているので、リング
23がフランジ12側へ落下する際、リング23内面が
この突起15a、16aにガイドされることになる。こ
のためリング23の落下時にリング23が注出口10外
周においてガタついて外れることはない。
ング23は、その自重により注出口10の外側筒部13
に沿って摺動しながらフランジ12側へ落下する。この
場合、リング23のリングラチェット27および台座部
31は、注出口10側の止め部15および注出口ラチェ
ット16のいずれとも円周方向に関してずれて配置され
ているため、リング23はその自重によってスムーズに
フランジ12側へ落下することができる。また注出口1
0側には止め部15および注出口ラチェット16から延
びる突起15a、16aが設けられているので、リング
23がフランジ12側へ落下する際、リング23内面が
この突起15a、16aにガイドされることになる。こ
のためリング23の落下時にリング23が注出口10外
周においてガタついて外れることはない。
【0029】次に使用者は注出口10を容器ごと引繰り
返し、注出口10を口にあてて内容物を注出口10から
飲みほす。この場合、リング23の円周突部26が注出
口10の止め部15および注出口ラチェット16に係合
するので、容器を引繰り返した場合に、リング23が注
出口10の先端から使用者の口側へ落下してしまうこと
はない。また薄肉部24はリング23のリングラチェッ
ト27側において破断するので、リング23側に薄肉部
24の破断部が残ることはない。このため使用者が注出
口10を口にあてた場合でも、リング23に残った薄肉
部24の破断部が口部に当接するということはない。
返し、注出口10を口にあてて内容物を注出口10から
飲みほす。この場合、リング23の円周突部26が注出
口10の止め部15および注出口ラチェット16に係合
するので、容器を引繰り返した場合に、リング23が注
出口10の先端から使用者の口側へ落下してしまうこと
はない。また薄肉部24はリング23のリングラチェッ
ト27側において破断するので、リング23側に薄肉部
24の破断部が残ることはない。このため使用者が注出
口10を口にあてた場合でも、リング23に残った薄肉
部24の破断部が口部に当接するということはない。
【0030】その後使用者は、容器を注出口10が上方
を向く元の状態まで戻し、次に注出口10に対してキャ
ップ本体21を再度装着する。この場合、キャップ20
はキャップ本体21とリング23とが分離した状態とな
っているので、外部からキャップ20を一度取外したこ
とを容易に認識することができる。
を向く元の状態まで戻し、次に注出口10に対してキャ
ップ本体21を再度装着する。この場合、キャップ20
はキャップ本体21とリング23とが分離した状態とな
っているので、外部からキャップ20を一度取外したこ
とを容易に認識することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、キャップ
のキャップ本体を緩める方向に回転させると、注出側の
注出口ラチェットとリング側のリングラチェットが係合
し、その後薄肉部が破断してリングとキャップ本体とが
分離する。次にまた使用者が注出口を引繰り返して注出
口を口にあてた場合、リングの円周突部に注出口ラチェ
ットが係合するので、リングが注出口の先端側へ落下す
ることはない。このためリングが使用者の口に当たって
使用者が不快感を感じることはない。
のキャップ本体を緩める方向に回転させると、注出側の
注出口ラチェットとリング側のリングラチェットが係合
し、その後薄肉部が破断してリングとキャップ本体とが
分離する。次にまた使用者が注出口を引繰り返して注出
口を口にあてた場合、リングの円周突部に注出口ラチェ
ットが係合するので、リングが注出口の先端側へ落下す
ることはない。このためリングが使用者の口に当たって
使用者が不快感を感じることはない。
【図1】本発明による注出口とキャップとの組合体を示
す側断面図。
す側断面図。
【図2】キャップ本体とリングの連結構造を示す拡大側
断面図。
断面図。
【図3】注出口とキャップのリング部分を示す断面図。
【図4】注出口を示す斜視図。
【図5】キャップを示す斜視図。
10 注出口 11 内側筒部 12 フランジ 13 外側筒部 15 止め部 16 注出口ラチェット 20 キャップ 21 キャップ本体 23 リング 24 薄肉部 26 円周突部 27 リングラチェット 30 スペーサ
Claims (5)
- 【請求項1】おねじを有する円筒状注出口と、 注出口のおねじに係合するめねじを有し、注出口に装着
される円筒状キャップとを備え、 キャップはキャップ本体と、キャップ本体に薄肉部を介
して連結されたリングとを有し、 リング内面の上端に所定間隙をおいて複数のリングラチ
ェットが設けられるとともに、リングの下端全周に内方
に突出する円周突起が設けられ、 注出口外面に、注出口からキャップを取外す際、円周方
向においてリングラチェットに係合するとともに、軸方
向において円周突部に係合する複数の注出口ラチェット
が設けられていることを特徴とする注出口とキャップと
の組合体。 - 【請求項2】注出口外面に、軸方向においてリングの円
周突部に係合する止め部が設けられていることを特徴と
する請求項1記載の注出口とキャップとの組合体。 - 【請求項3】注出口外面に、注出口ラチェットおよび止
め部から軸方向に延びてリング内面に当接する突起が設
けられていることを特徴とする請求項2記載の注出口と
キャップとの組合体。 - 【請求項4】リングの上端に、キャップ本体との間に設
けられた薄肉部を支持する台座部が設けられ、 この台座部と注出口ラチェットとは円周方向に関して互
いにずれていることを特徴とする請求項1記載の注出口
とキャップとの組合体。 - 【請求項5】おねじを有する円筒状注出口において、 その外面に設けられた複数の注出口ラチェットと、 その外面のうち注出口ラチェット間に設けられた止め部
とを有することを特徴とする注出口。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35809497A JPH11189254A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 注出口とキャップとの組合体、および注出口 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35809497A JPH11189254A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 注出口とキャップとの組合体、および注出口 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11189254A true JPH11189254A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18457518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35809497A Withdrawn JPH11189254A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 注出口とキャップとの組合体、および注出口 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11189254A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005271922A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-10-06 | Hosokawa Yoko Co Ltd | 開閉キャップ |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35809497A patent/JPH11189254A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005271922A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-10-06 | Hosokawa Yoko Co Ltd | 開閉キャップ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041122 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20070402 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070420 |