JPH11188754A - インサート成形方法及び装置 - Google Patents

インサート成形方法及び装置

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JPH11188754A
JPH11188754A JP35840297A JP35840297A JPH11188754A JP H11188754 A JPH11188754 A JP H11188754A JP 35840297 A JP35840297 A JP 35840297A JP 35840297 A JP35840297 A JP 35840297A JP H11188754 A JPH11188754 A JP H11188754A
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JP
Japan
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hand
insert
mold
molded product
molding
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JP35840297A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kumamura
正晃 熊村
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンドによりインサート部材を金型内に挿入す
る動作に並行して、成形品を金型内から取り出すことが
できるインサート成形方法を提供する。 【解決手段】 インサート成形において、成形金型2
1,22に対して、ハンド34の片面でインサート部材
101の挿入を行い、インサート部品101の挿入動作
と並行してハンド34の他面で成形品102の取り出し
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機等にお
いて、インサート部材を金型内に挿入する動作に並行し
て、成形品を金型内から取り出すための、インサート成
形方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、成形のためのインサート部材は、
オートハンドにより、可動側金型に挿入し型内にいれて
いた。また、成形後、オートハンドは、可動側金型か
ら、インサート成形品を取り出していた。そのため、1
本のハンドでインサート成形品の取り出しと、インサー
ト部材の型内への挿入を行おうとすると、オートハンド
の可動側金型側の面は、インサート部材を保持して挿入
するための機構と、インサート成形品の取り出しのため
の機構との2種類の機構をもたねばならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例のように、オートハンドの可動側金型側の面に、
インサート部材を保持して挿入するための機構と、イン
サート成形品の取り出しのための機構との2種類の機構
を持たせると、一旦成形品の取り出し機構が金型のエジ
ェクター機構と連動して成形品を取り出さないと、金型
にインサート部材を挿入することができなかった。その
ため、インサート成形品の取り出し作業と、インサート
部材の挿入作業がシリーズに行われることになり、成形
時間を短くすることが困難であった。
【0004】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、ハンドによりインサー
ト部材を金型内に挿入する動作に並行して、成形品を金
型内から取り出すことができるインサート成形方法及び
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わるインサート成形
方法は、インサート成形において、成形金型に対して、
ハンドの片面でインサート部材の挿入を行い、前記イン
サート部品の挿入動作と並行して前記ハンドの他面で成
形品の取り出しを行うことを特徴としている。
【0006】また、この発明に係わるインサート成形方
法において、前記成形金型は、固定側の金型と可動側の
金型を備え、前記ハンドは、前記固定側の金型に面した
第1の面と前記可動側の金型に面した第2の面とを有す
ることを特徴としている。
【0007】また、この発明に係わるインサート成形方
法において、前記ハンドは、前記第1の面に把持した前
記インサート部品を前記固定側の金型に挿入し、前記第
2の面により前記成形品を前記可動の金型から取り出す
ことを特徴としている。
【0008】また、この発明に係わるインサート成形方
法において、前記ハンドは、該ハンドの本体を前記固定
側の金型と可動側の金型の間に固定する固定手段を備え
ることを特徴としている。
【0009】また、この発明に係わるインサート成形方
法において、前記インサート部品は、磁性材料から形成
されており、前記ハンドの前記第1の面は、磁気により
前記インサート部品を吸着する吸着部を備えることを特
徴としている。
【0010】また、この発明に係わるインサート成形方
法において、前記ハンドの前記第2の面は、磁気により
前記成形品を吸着する吸着部を備えることを特徴として
いる。
【0011】また、この発明に係わるインサート成形方
法において、前記ハンドは、前記インサート部品の温度
を検出するための温度検出器を備えることを特徴として
いる。
【0012】また、本発明に係わるインサート成形装置
は、インサート成形装置において、固定側の金型と可動
側の金型とを備える成形用金型と、該成形用金型の固定
側の金型と可動側の金型の間に進入するハンドであっ
て、該ハンドの片面でインサート部品の挿入を行い、前
記インサート部品の挿入動作と並行して前記ハンドの他
面で成形品の取り出しを行うハンドとを具備することを
特徴としている。
【0013】また、この発明に係わるインサート成形装
置において、前記成形金型は、固定側の金型と可動側の
金型を備え、前記ハンドは、前記固定側の金型に面した
第1の面と前記可動側の金型に面した第2の面とを有す
ることを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わるインサート成形装
置において、前記ハンドは、前記第1の面に把持した前
記インサート部品を前記固定側の金型に挿入し、前記第
2の面により前記成形品を前記可動側の金型から取り出
すことを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わるインサート成形装
置において、前記ハンドは、該ハンドの本体を前記固定
側の金型と可動側の金型の間に固定する固定手段を備え
ることを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わるインサート成形装
置において、前記インサート部品は、磁性材料から形成
されており、前記ハンドの前記第1の面は、磁気により
前記インサート部品を吸着する吸着部を備えることを特
徴としている。
【0017】また、この発明に係わるインサート成形装
置において、前記ハンドの前記第2の面は、磁気により
前記成形品を吸着する吸着部を備えることを特徴として
いる。
【0018】また、この発明に係わるインサート成形装
置において、前記ハンドは、前記インサート部品の温度
を検出するための温度検出器を備えることを特徴として
いる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施形態に係わるイン
サート成形装置の構成を示す図である。
【0021】図1において、1は射出成形機である。3
はインサート部材である板金101をたくわえておく板
金ストッカーである。板金101は図2で示すような形
状をしている。この板金ストッカー3には板金101を
それ以降のラインに供給するためのロボットオートハン
ド4も設置されている。5はインサート部材である板金
101を次工程まで搬送するフリーフローまたはベルト
コンベア。6はコンベア5で送られてきた板金101
を、パレット7の上にならび換えるスカラ型の並び換え
ロボットである。8は、パレット7を次工程である板金
振り分けロボット9に送るパレット搬送装置である。9
はパレット7から板金101を取り出し、予熱台10
に、板金101を四本一組で振り分けるためのスカラ型
の板金振り分けロボットである。
【0022】10はインサート成形のために板金101
を予熱するための予熱台である。この予熱台10の上に
は図3で示すように4本1組の板金101が3セット
(101A、101B、101C)分(計12本)を載
せることが可能であり、予熱できるようになっている。
【0023】21は固定型であり、22は可動型であ
る。これらは、一対で金型を構成し、それぞれ、成形機
1の固定側プラテン53と可動側プラテン55にボルト
などの手段で固定されている。
【0024】12は予熱台10から予熱された板金10
1を4本1組で取り上げ、固定側金型21に板金101
を挿入する取り置き装置であるオートハンドである。ま
た、このオートハンド12は、成形が終わって開いた金
型21,22の可動型22から、成形された成形品10
2を4本1組で取り出し、次工程である成形品置き台1
4上に置くものである。そのため、オートハンド12
は、予熱台10、成形品置き台14、成形機1に固定さ
れた金型21,22の間を移動可能なストロークと駆動
装置を持っている。
【0025】オートハンド12は、図1を矢印A方向か
ら見た側面図である図4に示すように、ハンド部34を
持っており、このハンド部34の固定型21側には、図
4を矢印B方向から見た図5にも示すように、板金10
1を4本保持するために、マグネット等の吸着装置36
が4セット設けられている。また、図1を矢印A方向か
ら見た側面図である図6、及び図6を矢印C方向から見
た図である図7に示すように、ハンド部34の可動型2
2側には、成形品102を4本保持するためのマグネッ
ト等の吸着装置37が4セット設けられている。また、
ハンド部34と吸着装置36,37を上昇、下降させる
ことができるように上下動装置32が設けられている。
【0026】ハンド部34には、図5に示すように、板
金101を4本保持する吸着装置36の脇に温度センサ
ーである熱電対39が設けられている。熱電対39は、
吸着装置36が板金101を把持したときに、不図示の
バネと支持シャフトにより一定力で板金101に押し付
けられるようにハンド部34に設置されているため、板
金101の温度測定が可能になっている。
【0027】予熱台10は、図4に示したように、90
度の回転機構を有している。そのため、板金101を予
熱台10の加熱面31Aで水平に保持できる姿勢10A
と、板金101を予熱台10の加熱面31B(ここで、
31Aと31Bは位置が違うだけで同じ面を示してい
る)で垂直に保持できる姿勢10Bの2種類の姿勢状態
をとることができる。なお、予熱台10には、加熱面が
31Bのように垂直になった状態でも板金101が落ち
ないように、マグネット等の図示されない板金101の
チャック手段が設けられているし、板金101を位置決
めできる掘込み、あるいは丸ピン等の形状もついてい
る。
【0028】ここで、予熱台10は、板金101を水平
に保持できる姿勢10Aで、板金振り分けロボット9か
ら板金101を四本一組で受け取る。また、予熱終了後
の板金101は、板金101を垂直に保持できる姿勢1
0Bで、オートハンド12の吸着装置36へ板金101
を供給する。
【0029】14はオートハンド12が金型22から取
り出してきた成形品102を、オートハンド12の吸着
装置37から受け取る成形品置き台である。この成形品
置き台14は、図6に示すように、オートハンド12側
に90度の回転機構を有している。そのため、成形品1
02を成形品置き台14の成形品保持面38で水平に保
持できる姿勢14Aと、成形品102を成形品置き台1
4の成形品保持面38で垂直に保持できる姿勢14Bの
2種類の姿勢状態をとることができる。なお、成形品置
き台14には、成形品保持面38が垂直になった状態で
も成形品102が落ちないように、真空吸着等の図示さ
れない成形品102のチャック手段が設けられている。
【0030】成形品102は、金型内にインサートされ
た板金101に樹脂部またはゴム部102aが成形機1
で射出成形され、図8に示すような形状になる。
【0031】ここで、成形品置き台14は、成形品10
2を垂直に保持できる姿勢14Bで、オートハンド12
から成形品102を四本一組で受け取る。その後、成形
品置き台14は90度回転し、受け取った後の成形品1
02は、成形品102を水平に保持できる姿勢14B
で、置き換えロボット15へ成形品102を供給する。
【0032】15は、水平姿勢の成形品置き台14の上
に置かれた四本一組の成形品102を取り上げ、コンベ
ア16上に取り置きする円筒型の置き換えロボットであ
る。16は、置き換えロボット15から成形品102を
受け取り、完成品収納ストッカー28まで成形品102
を運ぶコンベアである。
【0033】17は、成形時に成形不良等が出た場合
に、成形不良品を正規のコンベア16に流さず、置き換
えロボット15により排出するための排出コンベアであ
る。18は成形品102が規格どうりの寸法にできてい
るか否かを検査する自動寸法検査装置である。
【0034】19は、コンベア16から成形品102を
とりあげ、自動寸法検査装置18に供給する検査用オー
トハンドである。この検査用オートハンド19は自動検
査後、成形品102をコンベア16上に戻すものでもあ
る。
【0035】25は、外観自動検査機であり、成形品1
02が規格にあった外観状態か否かを検査する。
【0036】26は、コンベア16から成形品102を
取り上げ、外観自動検査機25に供給する外観検査用オ
ートハンドである。この外観検査用オートハンド26は
外観自動検査後、成形品102をコンベア16上に戻す
ものでもある。
【0037】28は、完成品収納ストッカーであり、こ
の中に、自動寸法検査装置18、外観自動検査機25
で、良品と判断されたものを収納する。
【0038】29は、不良品収納箱であり、自動寸法検
査装置18、外観自動検査機25で検査が不合格となっ
た成形品102を収納する。
【0039】27は、成形品102のうち良品のものを
コンベア16上から取り上げ、完成品収納ストッカー2
8に詰める収納オートハンドである。この収納オートハ
ンド27は、同様に、成形品102のうち不良品のもの
は、コンベア16上から取り上げ、不良品収納箱29に
置くものである。
【0040】以上のような構成においてインサート成形
を行う場合について説明する。
【0041】板金ストッカー3に蓄えられたインサート
板金101は、ロボットオートハンド4によって、1本
ずつ板金ストッカー3から取り出され、コンベア5の上
に載せられる。
【0042】コンベア5で順次運ばれた板金101は並
び換えロボット6により、取り出され、パレット7の上
に並べられる。このパレット7には板金101を4本載
せることができるようになっている。この4本の板金1
01のパレット7上での配置は、図9に示すように、成
形する金型21,22内における板金配置と同様の間
隔、向きとなっていて、違うのはパレット7では水平面
に板金101がならんでいるのに対して、金型21,2
2内においては垂直面に板金101が並んでいることで
ある。パレット7はパレット搬送装置8により並び換え
ロボット6の位置から、板金振り分けロボット9の位置
へ搬送される。板金振り分けロボット9はパレット7か
ら板金101を4本を1セットとして一括して把持し、
予熱台10へ搬送し、板金101を移し換える。
【0043】板金101を予熱する予熱台10は図3に
示すように板金101の4本組を3セット=12本載置
して予熱することができる。このとき、予熱台10上の
板金101は1セット内の4本に着目すれば、パレット
7上で作られた板金101の4本内の相対位置関係と姿
勢はくずれておらず、その結果、金型21,22内にお
ける板金配置と同様の間隔、向きとなっている。
【0044】この予熱台10の上に3セット(12本)
の板金101を置くことにより、板金101は予熱台1
0内部に入っている図示されていないヒータ等の加熱手
段によって、金型21,22が成形に必要な温度として
加熱されている温度とほぼ同じ温度に熱せられる。
【0045】この予熱台10へ板金101を載せるのは
板金振り分けロボット9であり、予熱台10から板金1
01を取り出すのはオートハンド12である。このとき
に、先に予熱台10へ載せた板金101のセット(4
本)は先に予熱台10からセット(4本)で取り出され
る、という先入先出しを予熱台10上の板金101に対
して行う。
【0046】オートハンド12が予熱台10から板金1
01を取る時、図4に示すように予熱台10は片方の端
を支点として、回転することにより、板金101を載持
している加熱面31Aを水平状態である10Aから垂直
状態10Bにする。これにより、板金101の姿勢を金
型21,22内における板金配置と全く同じ姿勢にする
ことができる。そのため、オートハンド12に付属して
いるハンド部34はハンド姿勢を変える必要がなく、姿
勢回転装置などの重量のある機構をハンド部34に取り
付けなくてすむため、ハンドの軽量化が可能となる。そ
して、板金101を保持するための吸着装置36によ
り、板金101を吸着し、予熱台10より取り出す事が
できる。
【0047】吸着装置36が板金101を吸着した後、
図示されていない進退駆動機構により、吸着装置36は
加熱面10Bに対して後退し、吸着装置36および、吸
着装置36によって吸着された板金101が上昇して
も、加熱面31B(31A)とぶつかる問題がないだけ
の空間を確保してから、上下動装置32により上昇し、
他の機器の高さが問題とならないような適当な高さまで
上昇した後、成形機1に向かって移動する。
【0048】予熱台10から板金101を取り出すのは
オートハンド12であり、一番古く予熱台10上に置か
れた板金101のセットから取り出し(先入先出し)、
金型21,22へ持っていく。オートハンド12が板金
101のセットを予熱台10から取り出すタイミング
は、成形機1からの指示信号により、決定される。ハン
ド部34が成形機1に移動した後、図10のようにハン
ド部34は上下動装置32により、吸着装置36,37
が、金型21,22の中でできている成形品102と同
じ高さにくるまで、下降する。そのあと前記図示されて
いない進退駆動機構により、金型21,22に対して、
サポート40A,40Bが突き出される。サポート40
A,40Bは、それぞれ金型21,22の面に突き当た
り、ハンド部34が吸着装置36,37を使って成形品
102を取り出したり板金101を型21に挿入して
も、ハンド部34の位置ずれがおきないように、ハンド
部34を力的に固定することができる。
【0049】その後、図11のように吸着装置36,3
7はそれぞれ、金型21,22に向かって前進し、吸着
装置36が板金101を挿入する位置に、また吸着装置
37が成形品102を吸着できる位置にくる。吸着装置
37が成形品102を吸着した後は、図示されていない
金型22の成形品エジェクターを駆動するのと同時に、
前記図示されていない進退駆動機構により、吸着装置3
7は金型22に対して後退し、吸着装置37、および吸
着装置37によって吸着された成形品102が上昇して
も、可動型22とぶつかる問題がないだけの空間を確保
する(図12)。
【0050】この一連の吸着装置37の動作の際に、ハ
ンド部34にあり、板金101を4本保持する吸着装置
36の脇にある熱電対39で、板金101の温度を測定
する。その測定温度をT1℃とする。事前に実験で良品
成形が保証される板金101の最低温度を確認してお
き、その温度T2℃を求めておくことにより、T1とT
2を比較して、T1がT2より低いか否かを図示されて
いないシーケンサー等の制御装置に記憶しておく。
【0051】この板金101の熱電対39による温度測
定後、図示されていない進退駆動機構により、吸着装置
36は固定型21に向かって前進し、吸着装置36が板
金101を金型21のキャビティー42に挿入する(図
11)。
【0052】吸着装置36が金型21に板金101を挿
入した後、吸着装置36は金型21に対して、後退し、
吸着装置36が上昇しても、金型21とぶつかる問題が
ないだけの空間を確保する(図12)。
【0053】上記の金型22からの成形品102の取り
出し動作と、金型21への板給101の挿入動作は、並
行して行われる。
【0054】吸着装置36、37が両方とも後退した
後、サポート40A、40Bを金型21,22からハン
ド部34内に後退させ、金型21,22と接触するもの
を無くしてから、上下動装置32によりハンド部34は
上昇し、成形機1、及び他の機器との高さが問題となら
ないような適当な高さまで上昇した後、成形品置き台1
4に向かって移動する。これと同時に、金型21と22
の間からハンド部34が上昇して逃げたことを確認し、
可動型22が閉じ始め、成形機1は次の成形サイクルに
はいっていく。
【0055】このように、金型21,22内における吸
着装置36,37による、板金101の挿入動作と成形
品102の取り出し動作を独立して、並列に行うことに
より、板金101の挿入と成形品102の取り出し時間
を最小化することができ、成形時間をより短くすること
ができる。。
【0056】成形品置き台14は、オートハンド12の
ハンド部34から成形品102を受け取ろうとするとき
は、図6に示すように図示されていない片方の端を支点
として回転することにより、成形品102を載持しよう
とする成形品保持面38を水平状態である14Aから垂
直状態14Bにする。これにより、成形品保持面38に
おける成形品102の保持姿勢を金型22内における成
形品配置と全く同じ姿勢にすることができる。そのた
め、オートハンド12に付属しているハンド部34はハ
ンド姿勢を変える必要がなく、姿勢回転装置などの重量
のある機構をハンド部34に取り付けなくてすむため、
ハンドの軽量化が可能となる。そして、成形品102を
保持するための吸着装置37により、成形品102を成
形品置き台14に移載することができる。
【0057】このように、成形品置き台14に4本1組
で移載された成形品102は、成形品保持面38が垂直
状態でも成形品102が落ちないように、真空吸着等の
図示されないチャック手段でチャックされた状態のま
ま、成形品置き台14が14Bの垂直状態から、14A
の水平状態に回転して戻り、成形品102は水平状態に
4本載置される。
【0058】成形品置き台14上で水平状態におかれて
いるため、4本の成形品102は、置き換えロボット1
5によリコンベア16上にスムーズに移載される。この
とき、もし、該当する成形品102が成形機1で、成形
不良と判断されていた場合あるいは、前述の測定温度T
1°CがT2°Cより低い温度であった成形品では、置き
換えロボット15は成形機1からの図示されない信号線
で成形品不良信号を受けることにより、その際の該当す
る不良成形品を4本1組で、排出コンベア17に移載す
ることができる。
【0059】コンベア16上に移載された成形品102
はコンベア16で検査用オートハンド19の位置まで運
ばれる。検査用オートハンド19は成形品102をコン
ベア16よりピックアップし、自動寸法検査装置18に
セットする。
【0060】自動寸法検査装置18では成形品102の
主要寸法をチェックし、寸法良か寸法不良かを判断す
る。自動寸法検査装置18での検査終了後、検査用オー
トハンド19は成形品102を再びコンベア16上に戻
す。
【0061】再度コンベア16上に移載された成形品1
02はコンベア16で外観検査用オートハンド26の位
置まで運ばれる。外観検査用オートハンド26は成形品
102をコンベア16よリピックアップし、外観自動検
査機25にセットする。外観自動検査機25では成形品
102の主要外観をチェックし、外観良か外観不良かを
判断する。外観自動検査機25での検査終了後、外観検
査用オートハンド26は成形品102を再びコンベア1
6上に戻す。
【0062】再再度コンベア16上に移載された成形品
102は、コンベア16で収納オートハンド27の位置
まで運ばれる。収納オートハンド27は成形品102を
コンベア16よリピックアップし、自動寸法検査装置1
8、あるいは外観自動検査機25で不良と判断された成
形品102のみを、不良品収納箱29に置く。また、自
動寸法検査装置18、および外観自動検査機25でとも
に良品と判断された成形品102は、完成品ストッカー
28に収納オートハンド27により、収納される。
【0063】このように本実施形態によれば、金型2
1,22内におけるハンド部34の固定型21側に板金
101の挿入ができる吸着装置36および図示されない
吸着装置36の進退駆動機構を設け、可動型22側には
成形品102の取り出しができる吸着装置37および図
示されない吸着装置37の進退駆動機構を設けたことに
より、金型21,22内で板金101の挿入動作と成形
品102の取り出し動作を独立して、並列に行うことが
でき、板金101の挿入と成形品102の取り出し時間
を最小化して、成形時間をより短くすることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハンドの片面でインサート部材の挿入を行い、他面で成
形品取り出しを行う事により、金型内でインサート部品
の挿入動作とインサート成形品の取り出し動作を独立し
て、並列に行うことができ、インサート部品の挿入とイ
ンサート成形品の取り出し時間を最小化し、成形時間を
より短くすることができる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるインサート成形装
置の構成を示す図である。
【図2】インサート部品の形状を示す図である。
【図3】予熱台の上に4本1組のインサート部品を3セ
ット載置した状態を示した図である。
【図4】図1を矢印A方向から見た図である。
【図5】図4を矢印B方向から見た図である。
【図6】図1を矢印A方向から見た図である。
【図7】図6を矢印C方向から見た図である。
【図8】インサート成形品の形状を示す図である。
【図9】予熱台の平面図である。
【図10】金型とハンドの関係を示す図である。
【図11】金型とハンドの関係を示す図である。
【図12】金型とハンドの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 成形機 7 パレット 9 板金振り分けロボット 10 予熱台 12 オートハンド 14 成形品置き台 15 置き換えロボット 16 コンベア 18 自動寸法検査装置 21 金型(固定側型) 22 金型(可動側型) 25 外観自動検査機 28 完成品収納ストッカー 32 上下動装置 34 ハンド部 40A サポート(固定側型側) 40B サポート(可動側型側)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インサート成形において、成形金型に対
    して、ハンドの片面でインサート部材の挿入を行い、前
    記インサート部品の挿入動作と並行して前記ハンドの他
    面で成形品の取り出しを行うことを特徴とするインサー
    ト成形方法。
  2. 【請求項2】 前記成形金型は、固定側の金型と可動側
    の金型を備え、前記ハンドは、前記固定側の金型に面し
    た第1の面と前記可動側の金型に面した第2の面とを有
    することを特徴とする請求項1に記載のインサート成形
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ハンドは、前記第1の面に把持した
    前記インサート部品を前記固定側の金型に挿入し、前記
    第2の面により前記成形品を前記可動側の金型から取り
    出すことを特徴とする請求項2に記載のインサート成形
    方法。
  4. 【請求項4】 前記ハンドは、該ハンドの本体を前記固
    定側の金型と可動側の金型の間に固定する固定手段を備
    えることを特徴とする請求項2に記載のインサート成形
    方法。
  5. 【請求項5】 前記インサート部品は、磁性材料から形
    成されており、前記ハンドの前記第1の面は、磁気によ
    り前記インサート部品を吸着する吸着部を備えることを
    特徴とする請求項2に記載のインサート成形方法。
  6. 【請求項6】 前記ハンドの前記第2の面は、磁気によ
    り前記成形品を吸着する吸着部を備えることを特徴とす
    る請求項2に記載のインサート成形方法。
  7. 【請求項7】 前記ハンドは、前記インサート部品の温
    度を検出するための温度検出器を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のインサート成形方法。
  8. 【請求項8】 インサート成形装置において、 固定側の金型と可動側の金型とを備える成形用金型と、 該成形用金型の固定側の金型と可動側の金型の間に進入
    するハンドであって、該ハンドの片面でインサート部品
    の挿入を行い、前記インサート部品の挿入動作と並行し
    て前記ハンドの他面で成形品の取り出しを行うハンドと
    を具備することを特徴とするインサート成形装置。
  9. 【請求項9】 前記成形金型は、固定側の金型と可動側
    の金型を備え、前記ハンドは、前記固定側の金型に面し
    た第1の面と前記可動側の金型に面した第2の面とを有
    することを特徴とする請求項8に記載のインサート成形
    装置。
  10. 【請求項10】 前記ハンドは、前記第1の面に把持し
    た前記インサート部品を前記固定側の金型に挿入し、前
    記第2の面により前記成形品を前記可動側の金型から取
    り出すことを特徴とする請求項9に記載のインサート成
    形装置。
  11. 【請求項11】 前記ハンドは、該ハンドの本体を前記
    固定側の金型と可動側の金型の間に固定する固定手段を
    備えることを特徴とする請求項9に記載のインサート成
    形装置。
  12. 【請求項12】 前記インサート部品は、磁性材料から
    形成されており、前記ハンドの前記第1の面は、磁気に
    より前記インサート部品を吸着する吸着部を備えること
    を特徴とする請求項9に記載のインサート成形装置。
  13. 【請求項13】 前記ハンドの前記第2の面は、磁気に
    より前記成形品を吸着する吸着部を備えることを特徴と
    する請求項9に記載のインサート成形装置。
  14. 【請求項14】 前記ハンドは、前記インサート部品の
    温度を検出するための温度検出器を備えることを特徴と
    する請求項8に記載のインサート成形装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096426A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 燃料電池用セパレータの製造方法および搬送装置
KR20160062378A (ko) * 2014-11-25 2016-06-02 유도스타자동화 주식회사 중량측정장치를 갖춘 다관절 로봇
KR102191380B1 (ko) * 2019-11-29 2020-12-15 주식회사 유일시스템 인서트와 취출을 동시에 하는 사출성형기용 취출로봇장치

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