JPH11188456A - 中子塗型装置 - Google Patents

中子塗型装置

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JPH11188456A
JPH11188456A JP35866597A JP35866597A JPH11188456A JP H11188456 A JPH11188456 A JP H11188456A JP 35866597 A JP35866597 A JP 35866597A JP 35866597 A JP35866597 A JP 35866597A JP H11188456 A JPH11188456 A JP H11188456A
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JP
Japan
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jig
core
lid
lowering
plate
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Pending
Application number
JP35866597A
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English (en)
Inventor
Moriyuki Miyagaki
守之 宮垣
Hitoshi Fujiwara
整 藤原
Tomonari Sugata
朋成 菅田
Kinya Takahashi
欽也 高橋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中子に形成した複数の開口部を簡単に塞ぐこ
とができると共に、中子が大型でも容易にハンドリング
作業を行うこと。 【解決手段】 中子1をセットした治具2を塗型槽内の
塗型材中に沈めて、中子1に塗型材を塗布するようにし
た中子塗型装置であって、前記治具2が、箱状治具本体
2Aと、該治具本体2Aの上面開口部3に着脱可能に装
着した蓋部2Bとを有し、治具本体2A内の段部19に
受け板21が配置されると共に、該受け板21に対して
接近離間可能な押さえ板26が蓋部2Bに移動可能に設
けた支持軸25に固定され、支持軸25を蓋部2Bにロ
ックするロックねじ29が設けられており、中子1を受
け板21と押さえ板26とで挟持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中子の外周面に塗
型材を塗布する中子塗型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中子塗型方法としてデッピング方
法、スプレー方法及びシャワー方法があるが、外周面が
複雑な形状の中子に塗り残しや塗りむらが無いように塗
型材を均等を塗布すると共に、塗型材のロスを少なくす
るためには、中子を塗型材中に沈ませるデッピング方法
が最も優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のデッピング方法
では、複数の開口部を形成した中子の場合に、その中子
の内部に塗型材が浸入しないように複数の開口部を塞ぐ
のに手間がかかって面倒であると共に、中子が大型の場
合に、そのハンドリング作業に困難が伴い。且つ、中子
の外周面に塗型材のたれ跡が残って品質が低下しやす
い。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、中子に形成
した複数の開口部を簡単に塞ぐことができると共に、中
子が大型でも容易にハンドリング作業を行うことがで
き、しかも、中子の外周面に塗型材のたれ跡が残らない
ようにした中子塗型装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、中子をセットした治具を塗
型槽内の塗型材中に沈めて、中子に塗型材を塗布するよ
うにした中子塗型装置であって、前記治具が、箱状治具
本体と、該治具本体の上面開口部に着脱可能に装着した
蓋部とを有し、前記治具本体内の底部に設けた上下複数
段の受け部のいずれかに受け板が配置されると共に、該
受け板に対して接近離間可能な押さえ板が前記蓋部に取
り付けられ、前記押さえ板を前記蓋部に任意の位置でロ
ックするロック手段が設けられており、中子を治具本体
内に挿入して受け板上に載置した後、前記治具本体に蓋
部を装着し、前記押さえ板を中子の上面に押し付け、該
押さえ板を前記ロック手段により前記蓋部にロックし
て、中子を前記受け板と押さえ板とで挟持するようにし
たことを特徴としている。
【0006】上記構成によれば、中子を治具の受け板と
押さえ板とで挟持してその治具ごと搬送するようにして
いるので、中子が大型でも容易にハンドリング作業を行
うことができる。また、中子の上下面に複数の開口部が
形成されている場合でも、その複数の開口部を前記受け
板と押さえ板とで簡単に塞いで、その開口部から中子内
に塗型材が浸入しないようにすることができる。更に、
受け板を所定高さの受け部に配置することにより、高さ
が異なる複数種類の中子を治具内にセットすることがで
きる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記押さえ板が、前記蓋部の貫通孔に移動可能
に嵌挿した支持軸の一端部に固定されており、該支持軸
の他端部に係合してその支持軸及び押さえ板を介して蓋
部を昇降させる蓋部昇降装置と、該蓋部昇降装置を水平
移動させる蓋部水平移動装置とを備えていることを特徴
としている。
【0008】上記構成によれば、蓋部昇降装置により支
持軸及び押さえ板を介して蓋部を持ち上げた後、蓋部水
平移動装置により蓋部昇降装置を水平移動させることに
より、前記蓋部を治具本体の側方に移動させるようにな
っているから、治具本体の開放された上面開口部から該
治具本体内に中子を容易に挿入することができると共
に、前記とは逆の手順で、蓋部を治具本体に装着し、押
さえ板を中子の上面に押しつけて、中子を治具内に簡単
にセットすることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記治具本体の下面及び蓋部の上
面に一対の円形ガイド枠が同心状に設けられており、該
各円形ガイド枠の内周面に左右一対のガイドローラを係
合させて治具を水平宙づり状態とし、その各円形ガイド
枠の両方またはその一方の外周面に当接させたピンチロ
ーラを回転駆動することにより、前記治具を回転させる
ようにしたことを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、左右一対のガイドロー
ラにより水平宙吊り状態にした治具を塗型槽内の塗型材
中に沈めて該治具内にセットした中子の外周面に塗型材
を塗布した後、前記一対のガイドローラを上昇させ、ピ
ンチローラを回転駆動して前記治具を回転させることに
より、中子の外周面上から余分な塗型材を液切りして、
その中子の外周面に塗型材のたれ跡が残らないようにす
ることができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記治具を起倒させる治具起倒装置が設け
られ、該治具起倒装置と塗型槽との間を往復移動可能な
台車に昇降体が昇降可能に設けられ、該昇降体の両側面
に前記一対のガイドローラが互いに接近離間可能に設け
られ、前記昇降体に前記ピンチローラが昇降可能に設け
られていることを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、治具起倒装置、台車、
昇降体などを駆動して、中子をセットした治具を塗型槽
内の塗型材中に沈めて、中子に塗型材を塗布した後、そ
の治具を逆の手順で元の位置まで自動的に戻すことがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の一形態であ
る中子塗型装置を示すものであって、中子1をセットす
るための治具2が治具本体2Aと該治具本体2Aの上面
開口部3に着脱可能に装着した蓋部2Bとからなり、治
具2を起倒させる治具起倒装置4が塗型槽5の両側の治
具待機位置aに配置され、各治具起倒装置4に、蓋部2
Bを昇降させる蓋部昇降装置6と、該蓋部昇降装置6を
水平移動させる蓋部水平移動装置7とが設けられ、機枠
8上に固定されて塗型槽5の上方を通過して両治具待機
位置aの上方まで延びるガイドレール9上に台車10が
往復移動可能に配置され、該台車10に昇降体11が昇
降可能に設けられ、該昇降体11の両側面に一対のガイ
ドローラ12が互いに接近離間可能に設けられ、該各ガ
イドローラ12に対向するピンチローラ13が昇降体1
1に昇降可能に設けられている。
【0014】前記治具2は、図2〜図4に示すように、
円筒形であって、その治具本体2Aと蓋部2Bとが一対
のトグルフッククランプ15により一体連結されおり
(図2参照)、治具本体2A側のクランプレバー15a
を引き上げてフック15bを蓋部2B側のクランクピン
15cから離脱させることにより、蓋部2Bを治具本体
2Aから取り外すことができる。なお、図3中、16は
蓋部2Bに突設した位置決めピンであって、治具本体2
Aの内面に突設した突片17の位置決め孔17aに嵌入
させることにより、治具本体2Aの上面開口部3に装着
した蓋部2Bを位置決めすることができる。
【0015】前記治具本体2Aの側面に中子挿入口18
が形成されると共に、その内面底部に形成した段部19
に受け枠20が取外し可能に架設されると共に、該受け
枠(受け部)20上にゴム製水密シート21a付き受け
板21が載置されており、中子1を中子挿入口18から
治具本体2A内に挿入して受け板21上に載置するよう
になっている。また、中子1が大型である場合には、受
け枠20を取り外し、受け板21を治具本体2Aの底面
(受け部)に載置すればよい(図2仮想線参照)。これ
によって、高さが異なる複数種類の中子1を治具2内に
セットすることができる。なお、図2及び図4中、22
は治具本体2A及び蓋部2Bに貫設した塗型材流通孔で
ある。
【0016】図2及び図3に示すように、蓋部2Bの上
面中央に突設したボス24に挿通されて該蓋部2Bを貫
通する支持軸25の下端にゴム製水密シート26a付き
押さえ板26が固着されると共に、支持軸25の上端に
係合突起部27が設けられ、ボス24のポケット24a
内にロック片28が挿入されると共に、該ロック片28
を支持軸25に圧接させるためのロックねじ(ロック手
段)29がボス24のねじ孔にねじ込まれている。
【0017】上記構成において、支持軸25を下降させ
て押さえ板26を中子1の上面に当接させ(図1及び図
2の仮想線参照)、ロックねじ29をねじ込んでロック
片28を支持軸25に圧接させることにより、押さえ板
26と受け板21とで中子1を挟持することができる。
【0018】この場合、中子1を治具2ごと搬送するよ
うにしているので、中子1が大型でも容易にハンドリン
グ作業を行うことができる。また、中子1の上下面1
a,1bに複数の開口部が形成されている場合でも、そ
の複数の開口部を受け板21と押さえ板26とで簡単に
塞いで、その開口部から中子1内に塗型材が浸入しない
ようにすることができる。
【0019】図2及び図3に示すように、治具本体2A
の下面及び蓋部2Bの上面に一対の円形ガイド枠31,
32が同心状に設けられており、該各円形ガイド枠3
1,32の内周面に左右一対のガイドローラ12を係合
させて治具2を水平宙づり状態とし、その各円形ガイド
枠31,32の外周面に当接させたピンチローラ13を
回転駆動することにより、治具2を回転させるようにし
ている。
【0020】前記治具起倒装置4は、図5及び図6に示
すように、水平台34上の軸受35に枢支軸36を介し
て起倒可能に枢支された略L字状の起倒枠37を有し、
該起倒枠37の両側面に固定した補強板38と水平台3
4の端部との間に一対の起倒用流体圧シリンダ39が設
けられ、起倒枠37の垂直部37aに治具2の側面を支
持する支持突起40が突設されており、起倒枠37の水
平部37b上に治具2を起立状態で載置(図5実線参
照)した後、両起倒用流体圧シリンダ39を縮小駆動す
ることにより、起倒枠37が倒れて治具2を水平状態に
することができ(図5仮想線参照)、また、前記両起倒
用流体圧シリンダ39を伸長駆動することにより、起倒
枠37を起こして治具2を起立状態にすることができ
る。
【0021】前記蓋部水平移動装置7は、図5及び図6
に示すように、前記垂直部37aの上面一端に枢支軸4
2を介して枢着されたアーム43と、該アーム43と垂
直部37aの上面との間に設けられてそのアーム43を
水平回動させる水平回動用流体圧シリンダ44とからな
っている。
【0022】前記蓋部昇降装置6は、図2及び図3に示
すように、前記アーム43の先端に固定した支持台45
に設けたボス46に移動可能に挿通された一対のガイド
ロッド47と、該両ガイドロッド47の下端部どうしを
連結する連結杆48に突設されて前記支持軸25の両側
まで延びる一対のフォーク49と、支持台45と連結杆
48の中央部との間に設けられて伸縮駆動することによ
りフォーク49を昇降させるフォーク昇降用流体圧シリ
ンダ50とを有している。また、支持台45に押さえ用
流体圧シリンダ51が設けられ、そのピストンロッドの
先端に支持軸25の上面に対向して押さえ部材52が固
着されている。
【0023】上記構成において、治具本体2A内に中子
1をセットする場合には、図2及び図3に実線で示す状
態からトグルフッククランプ15によるクランプ及びロ
ックねじ29によるロックを解除し、フォーク昇降用流
体圧シリンダ50を縮小駆動し、これによって、引き上
げられたフォーク49を係合突起部27に係合させて支
持軸25及び押さえ板26を上昇させ、該押さえ板26
により蓋部2Bを持ち上げて治具本体2Aから離脱させ
る(図2及び図3の仮想線状態)。次に、水平回動用流
体圧シリンダ44を伸長駆動することにより、アーム4
3を水平回動させ、蓋部2Bを治具本体2Aの側方に移
動させる(図6仮想線参照)。これにより、中子1を治
具本体2Aの開放された上面開口部3及び中子挿入口1
8から該治具本体2A内に挿入して受け板21上に載置
する。
【0024】次に、前記とは逆の手順で、蓋部2Bを治
具本体2Aに装着し、その装着状態をトグルフッククラ
ンプ15によりクランプし(図2及び図3の実線参
照)、押さえ用流体シリンダ51を伸長駆動することに
より、押さえ部材52を支持軸25の上面に押しつけ
て、該支持軸25を下降させ、これにより、押し下げら
れた押さえ板26を中子1の上面1aに押し付け(図3
仮想線参照)、ロックねじ29をねじ込んでロック片2
8を支持軸25の側面に圧接させて、該支持軸25を蓋
部2Bにロックすることにより、押さえ板26と受け板
21とで中子1を挟持して、該中子1を治具2内にセッ
トすればよい。
【0025】前記台車10は、図1に示すように、ガイ
ドレール9の両端に設けたスプロケットホイール54に
巻回されて台車10に連結したチェン55を往復走行さ
せることにより、治具起倒装置4と塗型槽5との間を往
復移動される。
【0026】前記昇降体11は、図1及び図5に示すよ
うに、台車10に設けたボス56に移動可能に挿通した
前後一対のガイドロッド57の下端部に連結され、台車
10と昇降体11との間に設けた昇降体昇降用流体圧シ
リンダ58を伸縮駆動することにより、昇降される。
【0027】前記ガイドローラ12は、図1及び図5に
示すように、昇降体11の両側面に左右方向に移動可能
なガイドロッド60を介して垂下した左右一対の垂下板
61に2つずつ回転可能に設けられており、昇降体11
内のガイドローラ用流体圧シリンダ62を伸縮駆動する
ことにより、ガイドロッド60及び垂下板61を介して
左右一対のガイドローラ12が互いに接近離間される。
【0028】上記構成において、治具起倒装置4により
治具2を水平状態にした後、昇降体11を下降させて、
互いに離間状態の左右一対のガイドローラ12を治具2
の各円形ガイド枠31,32に対向させ、ガイドローラ
用流体圧シリンダ62を縮小駆動することにより、左右
一対のガイドローラ12を互いに接近させて各円形ガイ
ド枠31,32内に嵌入させ、昇降体11を上昇させる
ことにより、左右一対のガイドローラ12を各円形ガイ
ド枠31,32の内周面に係合させて、治具2を水平宙
吊り状態にすることができる(図5仮想線参照)。
【0029】前記ピンチローラ13は、図1及び図5に
示すように、昇降体11の下方に設けた昇降枠64に回
転可能に軸支された回転軸65の両端に固着され、昇降
体11と昇降枠64との間に設けたピンチローラ用流体
圧シリンダ66により下降されて水平宙吊り状態の治具
2の各円形ガイド枠31,32の外周面に当接され(図
5仮想線参照)、駆動モータ67により回転軸65を介
して回転されることにより、水平宙吊り状態の治具2を
回転させる。
【0030】図7に基づいて中子1に塗型材Wを塗布す
る手順を説明すると、同図(a)に示すように、治具起
倒装置4の水平部37b上に載置した治具本体2Aから
蓋部2Bを蓋部昇降装置6及び蓋部水平移動装置7によ
り側方に移動させた状態で、中子1を治具本体2A内の
受け板21上に載置する。
【0031】次に、同図(b)に示すように、前記と逆
の手順で、蓋部2Bを治具本体2Aに装着した後、トグ
ルフッククランプ15により蓋部2Bを治具本体2Aに
クランプし、押さえ用流体シリンダ51を伸長駆動する
ことにより、押さえ部材52により支持軸25を押し下
げて押さえ板26を中子1の上面1aに押し付け、ロッ
クねじ29をねじ込んで支持軸25をロックし、中子1
を治具2内にセットする(図2及び図3の仮想線参
照)。
【0032】続いて、同図(c)に示すように、治具起
倒装置4により中子1入り治具2を倒して水平状態にし
(図5仮想線参照)、台車10を治具起倒装置4の上方
まで移動させ、昇降体11を下降させて、互いに離間状
態の左右一対のガイドローラ12を治具2の各円形ガイ
ド枠31,32に対向させ、ガイドローラ用流体圧シリ
ンダ62を縮小駆動することにより、左右一対のガイド
ローラ12を互いに接近させて各円形ガイド枠31,3
2内に嵌入させ、昇降体11を上昇させることにより、
左右一対のガイドローラ12を各円形ガイド枠31,3
2の内周面に係合させて、治具2を水平宙吊り状態にし
(図5仮想線参照)、台車10を塗型槽5の上方まで移
動させた後、昇降体11を下降させて、水平宙吊り状態
の中子1入り治具2を塗型材W中に沈ませ、中子1の外
周面に塗型材Wを塗布する。
【0033】その後、同図(d)に示すように、昇降体
11を上昇させて、水平宙吊り状態の中子1入り治具2
を塗型材Wから引き上げた後、ピンチローラ用流体圧シ
リンダ66により昇降枠64を下降させて各円形ガイド
枠31,32の外周面に当接させたピンチローラ13を
駆動モータ67により回転駆動して中子1入り治具2を
回転させ、これにより、中子1の外周面上から余分な塗
型材Wを液切りして、その中子1の外周面に塗型材Wの
たれ跡が残らないようにする。
【0034】次に、上記と逆の手順で、治具起倒装置4
の水平部37b上に載置した治具2から中子1を取り外
すようにすればよい。上記実施の形態では、塗型槽5の
両側に一対の治具起倒装置4を設けているので、その両
治具起倒装置4を交互に作動させて短サイクルで効率的
に塗型材Wの塗布作業を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、中子を治
具の受け板と押さえ板とで挟持してその治具ごと搬送す
るようにしているので、中子が大型でも容易にハンドリ
ング作業を行うことができる。また、中子の上下面に複
数の開口部が形成されている場合でも、その複数の開口
部を前記受け板と押さえ板とで簡単に塞いで、その開口
部から中子内に塗型材が浸入しないようにすることがで
きる。更に、受け板を所定高さの受け部に配置すること
により、高さが異なる複数種類の中子を治具内にセット
することができる。
【0036】請求項2の発明によれば、蓋部昇降装置に
より支持軸及び押さえ板を介して蓋部を持ち上げた後、
蓋部水平移動装置により蓋部昇降装置を水平移動させる
ことにより、前記蓋部を治具本体の側方に移動させるよ
うになっているから、治具本体の開放された上面開口部
から該治具本体内に中子を容易に挿入することができる
と共に、前記とは逆の手順で、蓋部を治具本体に装着
し、押さえ板を中子の上面に押しつけて、中子を治具内
に簡単にセットすることができる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、左右一対の
ガイドローラにより水平宙吊り状態にした治具を塗型槽
内の塗型材中に沈めて該治具内にセットした中子の外周
面に塗型材を塗布した後、前記一対のガイドローラを上
昇させ、ピンチローラを回転駆動して前記治具を回転さ
せることにより、中子の外周面上から余分な塗型材を液
切りして、その中子の外周面に塗型材のたれ跡が残らな
いようにすることができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、治具起倒装
置、台車、昇降体などを駆動して、中子をセットした治
具を塗型槽内の塗型材中に沈めて、中子に塗型材を塗布
した後、その治具を逆の手順で元の位置まで自動的に戻
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である中子塗型装置の正
面図である。
【図2】同治具の縦断面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】同治具の水平断面図である。
【図5】図1のB−B矢視図である。
【図6】同治具起倒装置の平面図である。
【図7】(a)〜(d)は塗型材の塗布手順を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
1 中子 2 治具 2A 治具本体 2B 蓋部 3 治具本体の上面開口部 4 治具起倒装置 5 塗型槽 6 蓋部昇降装置 7 蓋部水平移動装置 10 台車 11 昇降体 12 ガイドローラ 13 ピンチローラ 19 段部(受け部) 21 受け板 25 支持軸 26 押さえ板 29 ロックねじ(ロック手段) 31 円形ガイド枠 32 円形ガイド枠 W 塗型材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 欽也 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中子をセットした治具を塗型槽内の塗型
    材中に沈めて、中子に塗型材を塗布するようにした中子
    塗型装置であって、前記治具が、箱状治具本体と、該治
    具本体の上面開口部に着脱可能に装着した蓋部とを有
    し、前記治具本体内の底部に設けた上下複数段の受け部
    のいずれかに受け板が配置されると共に、該受け板に対
    して接近離間可能な押さえ板が前記蓋部に取り付けら
    れ、前記押さえ板を前記蓋部に任意の位置でロックする
    ロック手段が設けられており、中子を治具本体内に挿入
    して受け板上に載置した後、前記治具本体に蓋部を装着
    し、前記押さえ板を中子の上面に押し付け、該押さえ板
    を前記ロック手段により前記蓋部にロックして、中子を
    前記受け板と押さえ板とで挟持するようにしたことを特
    徴とする中子塗型装置。
  2. 【請求項2】 前記押さえ板が、前記蓋部の貫通孔に移
    動可能に嵌挿した支持軸の一端部に固定されており、該
    支持軸の他端部に係合してその支持軸及び押さえ板を介
    して蓋部を昇降させる蓋部昇降装置と、該蓋部昇降装置
    を水平移動させる蓋部水平移動装置とを備えていること
    を特徴とする請求項1記載の中子塗型装置。
  3. 【請求項3】 前記治具本体の下面及び蓋部の上面に一
    対の円形ガイド枠が同心状に設けられており、該各円形
    ガイド枠の内周面に左右一対のガイドローラを係合させ
    て治具を水平宙づり状態とし、その各円形ガイド枠の両
    方またはその一方の外周面に当接させたピンチローラを
    回転駆動することにより、前記治具を回転させるように
    したことを特徴とする請求項1または2記載の中子塗型
    装置。
  4. 【請求項4】 前記治具を起倒させる治具起倒装置が設
    けられ、該治具起倒装置と塗型槽との間を往復移動可能
    な台車に昇降体が昇降可能に設けられ、該昇降体の両側
    面に前記一対のガイドローラが互いに接近離間可能に設
    けられ、前記昇降体に前記ピンチローラが昇降可能に設
    けられていることを特徴とする請求項3記載の中子塗型
    装置。
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