JPH11187551A - くさび形引留クランプ - Google Patents

くさび形引留クランプ

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Publication number
JPH11187551A
JPH11187551A JP9353083A JP35308397A JPH11187551A JP H11187551 A JPH11187551 A JP H11187551A JP 9353083 A JP9353083 A JP 9353083A JP 35308397 A JP35308397 A JP 35308397A JP H11187551 A JPH11187551 A JP H11187551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wedge
clamp
clamp body
shaped
wedge body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9353083A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Oribe
克雄 織部
Masao Yamauchi
正夫 山内
Ryuji Saito
隆二 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Tec Corp filed Critical Asahi Tec Corp
Priority to JP9353083A priority Critical patent/JPH11187551A/ja
Publication of JPH11187551A publication Critical patent/JPH11187551A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランプ本体自身にくさび体を押込むくさび
押込機を容易に装着できるようにする。 【解決手段】 クランプ本体の断面U字状の線溝部に電
線を挿入したのち、そのクランプ本体にくさび体を押込
んで電線を把持するくさび形引留クランプにおいて、前
記クランプ本体の前記溝部側の外側を囲むように帯状の
肉厚部を設けるとともに、その肉厚部にくさび体を押込
むときに用いられる従来の押込機の引掛爪が係合される
凹部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はくさび形引留クラン
プに係り、特に、くさび体をくさび体押込機を用いてク
ランプ本体に押入れるときに、くさび押込機を容易にセ
ットすることができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のくさび形引留クランプの
正面図、及び図4は図3のA−A線断面図であって、電
線(送電線)Wを受入れる断面U字形の線溝部10′を
有するクランプ本体10と、そのクランプ本体10に貫
通して設けられている孔に挿入されるボルト11によ
り、そのクランプ本体10内に回動自在に設けられるく
さび体押さえ12と、クランプ本体10の線溝部10′
側の外側を巻回するように設けられ、上記ボルト11の
貫通する孔を有している補強板13と、一端部が補強板
13とクランプ本体10との間に挿入されて上記ボルト
11により支持され、他端部が図示しない送電線鉄塔に
設けられているがいし装置に取付けられる一対の連結板
14,14と、クランプ本体10の線溝部10′に挿入
された電線Wとくさび体押え12との形に挿入されるく
さび体15と、から構成されている。
【0003】上記構成のくさび形引留クランプにおい
て、電線Wを把持するには、くさび体押え12をクラン
プ本体10に装着する前に、すなわち、ボルト11を装
着する前にクランプ本体10の線溝部10′に電線Wが
挿入される。
【0004】次いで、クランプ本体10内にくさび体押
え12が挿入される。そして、そのくさび体押え12
は、補強板13、連結板14及びクランプ本体10を貫
通して装着されるボルト11により支持される。
【0005】くさび体押え12がクランプ本体10に装
着されたのち、くさび体15は、図5に示されるくさび
体押込機(以下、「押込機」という)aを用いて押込ま
れる。この押込機aは、手動式の油圧ポンプ20で作動
する油圧シリンダ21と、その油圧シリンダ21のシリ
ンダロッドの先端に設けられているヘッド22と、一端
が油圧シリンダ21に固定され、他端の先端部に上記補
強板13に係止される引掛爪23a,23aを有する、
上記クランプ本体10の両側を挾むように設けられた一
対の側板23,23とから構成されている。なお、この
押込機aは、上述のくさび形引留クランプを取扱う施行
業者のほとんどが既に常備しているものである。
【0006】上記構成の押込機aを用いてくさび体15
を押込むには、まず、引掛爪23a,23aを、図3の
イ部に示される箇所の補強板13に係止させるととも
に、ヘッド22をクランプ本体10に挿入されているく
さび体15の後尾部(図3のロ部参照)に当接させる。
そして、この状態で油圧ポンプ20bを駆動すると、ヘ
ッド22は、図5の矢印方向に、すなわち、引掛爪23
a側に向けて移動する。
【0007】したがって、くさび体15は、図3に示さ
れる矢印方向に移動してくさび効果を発揮し、電線Wを
把持することができる。電線Wがクランプ本体10に把
持されたのち、くさび体15には、図3に示されるよう
に、ジャンパ金具16が取付けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のくさび形引留クランプは、クランプ本体の外側に補
強板を取付けるように構成されているので、部品点数が
多くなり、製造コストが高くなる欠点があった。
【0009】また、押込機のヘッドの作用する方向と、
くさびの挿入方向とが一致しないために、くさび体の押
込時に、補強板から引掛爪が外れることがあった。
【0010】そこで、本発明は、上記欠点を除去するた
めになされたものであって、その目的は、安価に製造す
ることができるとともに、従来から用いられている押込
機をそのまま利用してくさび体を容易に押込むことので
きるくさび形引留クランプを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るくさび形引
留クランプは、上記目的を達成するために、クランプ本
体の断面U字状の線溝部に電線を挿入したのち、そのク
ランプ本体にくさび体を押込んで電線を把持するくさび
形引留クランプにおいて、前記クランプ本体の前記線溝
部側の外側を囲むように帯状の肉厚部を設けるととも
に、その肉厚部にくさび体を押込むときに用いられる押
込機の引掛爪が係合される凹部を設けたことを特徴とし
ている。また、前記帯状の肉厚部の辺部端面は、前記く
さび体の押込方向の軸心を中心とした円弧に形成されて
いることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係るくさ
び形引留クランプのクランプ本体1の正面図である。な
お、くさび形引留クランプを構成するくさび体押え、連
結板及びくさび体等は、上記図3及び図4に示されるも
のと同一であるので、ここでは省略されている。
【0013】図1中、2は、クランプ本体1と一体的に
形成された帯状の肉厚部であって、図示しない電線が挿
入される断面U字状の線溝部1′側の外側を囲むように
設けられている。
【0014】帯状の肉厚部2のくさび(図3参照)が押
込まれてくる側と反対側の辺部端面2aは、そのくさび
体の押込方向の軸心Lの所定の位置を中心とした所定の
半径rの円弧に形成されている。
【0015】図1中、3a,3bは、帯状の肉厚部2の
上部両側で、かつ、ボルト孔11aよりも下側に設けら
れた凹部であって、上記図5に示される押込機aの引掛
爪23aが係合できる大きさに形成されている。なお、
クランプ本体1の裏面側(図1の反対側も図1と同一に
構成されている。
【0016】図2は、クランプ本体1の斜視図であり、
クランプ本体1に対する肉厚部2及び凹部3a,3bの
関係を示すとともに、凹部3aに従来の押込機aの引掛
爪23aが係合される状態を示している。
【0017】上記構成のクランプ本体1を有するくさび
形引留クランプにくさび体を押込むには、上記図3に示
されるように、くさび体がクランプ本体1に挿入された
のち、押込機aがクランプ本体aに装着される。
【0018】すなわち、押込機aの側板23,23をク
ランプ本体1の両側に位置させたのち、図2の鎖線矢印
で示されるように、引掛爪23aが凹部3aに係合され
る。そして、この状態で油圧ポンプ20が駆動される
と、くさび体はヘッド22によりクランプ本体10に押
込まれる。
【0019】このくさび体押込の際、帯状の肉厚部2の
辺部端面2aは、円弧に形成されているので、引掛爪2
3aの設けられている側板23の端部23′は、くさび
体の押込力の作用する軸心と辺2aとの交差する点(図
1のイ部参照)で当接される。したがって、くさび体の
押込方向とヘッド22の押込方向とが完全に一致し、く
さび体押込時に、側板23がクランプ本体1から外れる
という不都合を防止することができる。
【0020】凹部3bは、クランプ本体1に押込まれて
いるくさび体をクランプ本体1から抜くときに用いられ
る。すなわち、クランプ本体1からくさび体を抜くと
き、押込機aは、上記図3に示される方向と反対側(図
3において右側)に配置されるとともに、凹部3bに引
掛爪23aが係合される。
【0021】なお、この凹部3bの設けられている側の
帯状の肉厚部2の辺部端面2bは直線に形成されている
のは、くさび体を抜くときの方向が辺2bと直交するの
で、ヘッド22の押出方向がくさび体を抜く方向と一致
するためである。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るくさび形引留クランプは、
クランプ本体の溝部側の外側を囲むように帯状の肉厚部
を設けるとともに、その肉厚部にくさび体を押込むとき
に用いられる従来の押込機の引掛爪が係合される凹部を
設けたので、クランプ本体に補強板のような他の部材を
取付けることなく、この押込機をセットでき、低コスト
に製造することができる。また、帯状の肉厚部の辺部端
面をくさびの押込方向の軸心を中心とした円弧に形成し
たときは、押込機の押込方向とくさび体の押込方向とを
一致させることができ、したがって、くさびを安定して
容易に押込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るくさび形引留クラ
ンプのクランプ本体の正面図である。
【図2】押込機及びクランプ本体の斜視図である。
【図3】従来のくさび形引留クランプの正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】押込機の概略構成図である。
【符号の説明】
1 クランプ本体 1′ 線溝部 2 肉厚部 2a,2b 辺部端面 3a,3b 凹部 a くさび体押込機(押込機) 23 側板 23a 引掛爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ本体の断面U字状の線溝部に電
    線を挿入したのち、そのクランプ本体にくさび体を押込
    んで電線を把持するくさび形引留クランプにおいて、 前記クランプ本体の前記線溝部側の外側を囲むように帯
    状の肉厚部を設けるとともに、その肉厚部にくさび体を
    押込むときに用いられるくさび体押込機の引掛爪が係合
    される凹部を設けたことを特徴とするくさび形引留クラ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 帯状の肉厚部の辺部端面は、くさび体の
    押込方向の軸心を中心とした円弧に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のくさび形引留クランプ。
JP9353083A 1997-12-22 1997-12-22 くさび形引留クランプ Pending JPH11187551A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9353083A JPH11187551A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 くさび形引留クランプ

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JP9353083A JPH11187551A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 くさび形引留クランプ

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JPH11187551A true JPH11187551A (ja) 1999-07-09

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JP9353083A Pending JPH11187551A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 くさび形引留クランプ

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JP (1) JPH11187551A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176945A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Asahi Electric Works Ltd 楔型引留クランプの押込機及びその押込み施工方法
JP2011234596A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Asahi Electric Works Ltd 楔型引留クランプの押込機及びその押込み施工方法
JP2013138571A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Furukawa Electric Power Systems Co Ltd 楔型引留クランプの押込機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176945A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Asahi Electric Works Ltd 楔型引留クランプの押込機及びその押込み施工方法
JP2011234596A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Asahi Electric Works Ltd 楔型引留クランプの押込機及びその押込み施工方法
JP2013138571A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Furukawa Electric Power Systems Co Ltd 楔型引留クランプの押込機

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