JPH11187499A - 音場制御方法 - Google Patents

音場制御方法

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JPH11187499A
JPH11187499A JP9356557A JP35655797A JPH11187499A JP H11187499 A JPH11187499 A JP H11187499A JP 9356557 A JP9356557 A JP 9356557A JP 35655797 A JP35655797 A JP 35655797A JP H11187499 A JPH11187499 A JP H11187499A
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JP
Japan
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listener
sound
position information
information
control method
Prior art date
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Pending
Application number
JP9356557A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Tanaka
信行 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH11187499A publication Critical patent/JPH11187499A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーソナルコンピュータなどのサウンド再生
装置において、リスナーが移動しても3Dポジショニン
グ効果が得られる音場制御方法を提供する。 【解決手段】 リスナー33に装着している発信部34
より、システム本体31に対し信号を送信し、リスナー
の位置を知らせる。システム本体31は、その信号によ
り、リスナー33の位置情報を算出し、元の再生音声デ
ータに付加されている位置(ポジショニング)情報に加
算し、新たに得られた位置情報を元に3Dポジショニン
グ効果の処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等のサウンドシステムにおけるサウンド再生機構
の音場制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ等のサウ
ンドシステムにおいて、2つのスピーカにより、立体音
場を作り出す場合、3Dサラウンドのアルゴリズム、3
Dポジショニングのアルゴリズムが採用される。
【0003】3Dサラウンドとは、再生するステレオの
L(左)音源、R(右)音源、それぞれの位相をずらす
ことにより、スピーカから出力される音に広がりを持た
せる方法である。
【0004】3Dポジショニングとは、再生する元の音
声データに上下左右前後の位置情報を持たせ、再生時に
その位置情報を元に位相制御を行い、図2に示すように
システムの正面にいるリスナーに対し、立体的な音像を
作り出す方法である。例えば、ゲーム等のアプリケーシ
ョンにおいて、ゲームの主人公の後ろから聞こえる音
は、あたかもリスナー(オペレータ)の後ろから聞こえ
るような効果を与える。
【0005】たとえば、実開平3−101098号公報
は、5chのスピーカを用いた音声再生システムを開示
している。この公報記載の技術ではユニットを調整する
面倒さと、人耳の判定に頼る信頼性の低さを改善するた
めに、リスナーの位置にマイクロホンを設置し、そのマ
イクロホンからの入力により、その位置に最適な音場・
音質を自動的に生成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、3D
のアルゴリズムを用いたシステムにおいて、リスナーが
システムより離れた位置や角度のついた位置で音を聞い
た場合、最適な3D音像効果を得ることが出来ない。
【0007】その理由は、2つのスピーカシステムにお
いて、音場を広げる3Dサラウンドや、リスナーに対
し、音像を立体的に生成する3Dポジショニングは、2
つのスピーカの中心の延長線上にある一点で聞いた場合
に非常に効果をもたらすアルゴリズムであり、その点を
はずれた位置で音を聞いた場合、その効果を十分に得る
ことは出来ないためである。
【0008】第2の問題点は、実開平3−101098
号公報に記載されている方法では、2つのスピーカシス
テムに比べ、システムが大きくなってしまう。また、リ
スナーは、自由な行動をすることが出来ない。
【0009】その理由は、5つのスピーカを使用するシ
ステムであり、システム規模が大きく、いちいちマイク
ロホンで音場を測定せねばならず、面倒が生じる。ま
た、測定用のマイクロホンが有線である場合、移動の自
由が利かなくなる。
【0010】
【発明の目的】本発明は、パーソナルコンピュータなど
のサウンド再生システムにおいて、3Dポジショニング
効果により立体的な音像を生成し、リスナーに立体的な
音像を提供する際、リスナーの位置を常に把握し、その
位置情報により、常に最適な3Dポジショニングの効果
をリスナーに音場制御方法を与えることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】問題点を解決するため、
本発明による音場制御方法は、3Dポジショニングの再
生方法にリスナーの位置情報を付加することにより、リ
スナーの位置に最適な音像を提供する。
【0012】リスナーの位置情報は、リスナーに軽量の
無線発信機を付け、ある短い一定時間毎にシステム本体
に向け発信する。システム本体側は、リスナーの発信器
機より発信された信号を受け、システム本体内部にある
マイコンにより、距離・角度の計算を行う。得られた距
離・角度を3Dポジショニング処理のために元の音デー
タに付加されている位置情報に加えることにより、現在
のリスナーのいる位置に最適な3Dポジショニング再生
を行うことが可能となる。
【0013】このような本発明による音場制御方法にあ
っては、サウンドシステムにおいて、3Dポジショニン
グ再生を行う際に常にリスナーの位置を把握し、その情
報をシステム/リスナー間の位置・角度の情報として得
る。そこで得た情報を元の音データに付加されている位
置情報に加え、新たな(リスナーの位置を踏まえた)位
置情報により、3Dポジショニング処理を行うことによ
り、リスナーにおける真のポジショナル効果を発揮す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の全体の構成を示すシステ
ム構成図である。パーソナルコンピュータ等のシステム
本体11と再生音を発するためのスピーカ12(SP−
Lは左、SP−Rは右)と操作及びその音を聞く側のリ
スナー13とそのリスナー13の位置をシステム側に送
信する発信器14と発信器14より発信された信号を受
けるための受信部15から構成される。
【0016】先に図2に参照して説明したように左右の
スピーカ22から出力される再生音は、3Dポジショニ
ングの位相制御により、2A,2B,2C,2Dといっ
たそれぞれの位置に音源を移動させる。この効果によ
り、システムの目の前にいるリスナー23は、あたかも
再生音が本来聞こえるはずのない後ろの位置(2A,2
B,2C,2D)から聞こえる感じがする。しかし、リ
スナー23が現在の位置(システム本体の目の前)と違
った位置で、音を聞いた場合、3Dポジショニング効果
により作り出される音源は、あくまで前述の2A,2
B,2C,2Dの位置であるため、本来得ようとしてい
た効果を十分に得ることが出来ない。
【0017】図3は、本発明による3Dポジショニング
効果を説明するための図である。リスナー33に無線発
信器34を付加する。その発信部は、システム本体31
に取り付けた受信部35に対し、常に発信を行い、位置
36を基準とした情報を通知する。受信部35で得た情
報は、システム本体35内で、本来の3Dポジショニン
グ効果の為に付加されている位置情報に加算することに
より、新たなポジショニングの位置を算出する。この算
出された位置情報を元に得られた位置に音源を定位させ
ることにより、現在のリスナーの位置33においても、
本来最大限の効果を得られるリスナーの位置36におい
て最大限の3Dポジショニングの効果を得ることが可能
となる。
【0018】次に本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0019】図1は、本発明のシステム構成を正面から
表した図である。システム本体11は、パーソナルコン
ピュータやオーディオ機器の本体であり、システム全体
を制御する。スピーカ12は、左右より音を出力する部
分である。リスナー13は、システムのオペレーション
を行い、システムからの再生音を聞く。発信器14は、
常にリスナーの位置をシステム本体に知らせるための信
号を出力する。受信部15は、システム本体に内蔵され
ており、発信部14からの信号を受信する。
【0020】また、図3に本発明の効果をよりわかりや
すくするため、システム全体を上から見た図を示す。ま
た、本発明の処理の流れを図4に示す。
【0021】本来システム本体31の正面36で操作し
ているリスナーが33の位置に移動した場合を例にとっ
て説明する。
【0022】再生音声である3Dサウンドデータが入力
(S31)され、データ位置(X0,Y0 ,Z0 )の情
報解析(S32)を行われる。この2つの処理は、従来
と同様の処理であり、システム本体31内で行われる。
【0023】本来3Dポジショニングの効果を最大限に
得ることが出来るリスナーの位置36を(X,Y,Z)
=(0,0,0)と定義し、リスナーが33の位置に移
動したとし処理内容を説明する。リスナー33に装着さ
れている発信器34より常に信号が発信され、システム
本体に内蔵されている受信部35に信号が送られる。シ
ステム本体31は、この信号の遅延や入射角より、リス
ナー33の位置情報を入手(S33)する。システム本
体31は、得た情報より、リスナーの位置(X1
1 ,Z1 )を算出(S34)する。元のデータの位置
情報(X0 ,Y0 ,Z0 )と算出したリスナー33の位
置(X1 ,Y1 ,Z1 )の加算を行いリスナー33の位
置に最適なポジショニングの位置情報(X2 ,Y2 ,Z
2 )を得る(S35)。ここで、新しく得られた位置情
報を元のサウンドデータに付加(S36)し、その情報
を元に3Dポジショニング(位相制御)処理を行う(S
37)。
【0024】以上の処理を常時に行うことにより、リス
ナーは常に最適な3Dのポジショニング効果の再生音を
聞くことが出来る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したようにリスナーの位置を常
にシステムの本体側に把握させ、その情報を元の再生デ
ータに付加されている位置データに足しあわせることに
より、現在のリスナーに最適な位置情報を算出すること
ができる。また、その算出された位置情報を元に3Dポ
ジショニング効果を行うことにより、より最適で効果的
な3Dポジショニングの処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】3Dポジショニング効果を説明するための図で
ある。
【図3】本発明による3Dポジショニング効果を説明す
るための図である。
【図4】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
11 システム本体 12 スピーカセット(右・左) 13 リスナー 14 発信器 15 受信部 21 システム本体 22 スピーカセット(右・左) 23 リスナー 2A 音源A 2B 音源B 2C 音源C 2D 音源D 31 システム本体 32 スピーカーセット(右・左) 33 リスナー 34 発信器 35 受信部 36 元のリスナーの位置 3A 音源A 3B 音源B 3C 音源C 3D 音源D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスピーカーが配置されているサウ
    ンドシステムに用いられる音場制御方法であり、 リスナーから発信された第1の位置情報を受信し、 この第1の位置情報と音声信号に付加されている第2の
    位置情報とを加算した第3の位置情報に基づいて、前記
    2つのスピーカーの各々から出力される音声信号の位相
    を制御することを特徴とする音場制御方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の位置情報は、無線信号により
    送信されることを特徴とする請求項1に記載の音場制御
    方法。
  3. 【請求項3】 前記複数のスピーカの個数は2である請
    求項1または2に記載の音場制御方法。
JP9356557A 1997-12-25 1997-12-25 音場制御方法 Pending JPH11187499A (ja)

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JP9356557A JPH11187499A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 音場制御方法

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JP9356557A JPH11187499A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 音場制御方法

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JP9356557A Pending JPH11187499A (ja) 1997-12-25 1997-12-25 音場制御方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007514350A (ja) * 2003-12-11 2007-05-31 ソニー ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 動的なスイートスポット追跡
JP2009300576A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Yamaha Corp 音声合成装置およびプログラム
JP2012238967A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 音像定位改善装置

Cited By (3)

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JP2007514350A (ja) * 2003-12-11 2007-05-31 ソニー ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 動的なスイートスポット追跡
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Effective date: 20001024