JPH11186901A - クロック信号生成回路 - Google Patents

クロック信号生成回路

Info

Publication number
JPH11186901A
JPH11186901A JP34786097A JP34786097A JPH11186901A JP H11186901 A JPH11186901 A JP H11186901A JP 34786097 A JP34786097 A JP 34786097A JP 34786097 A JP34786097 A JP 34786097A JP H11186901 A JPH11186901 A JP H11186901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
clock signal
counter
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34786097A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Toda
光彦 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP34786097A priority Critical patent/JPH11186901A/ja
Publication of JPH11186901A publication Critical patent/JPH11186901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原発振周波数から任意の分数の分周比を有す
るクロック信号を生成することができるクロック信号生
成回路を提供する。 【解決手段】 マスタクロック信号INはカウント部2
0でカウントされ、カウント値CNT1が0〜3の時、
選択信号SELが“H”となる。これにより、マスタク
ロック信号INは、カウンタ21及びOR22によって
1/4に分周される。一方、カウント値CNT1が4〜
9の時、選択信号SELが“L”となり、マスタクロッ
ク信号INは、カウンタ24、AND25及びOR26
によって1/3に分周される。マスタクロック信号IN
の10個のパルスに対して、OR27から3個のパルス
が出力され、任意の分数(例えば、3/10)に分周さ
れたクロック信号CLKが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原発振周波数を分
周してクロック信号を生成する場合に、分周比を任意の
分数とすることのできるクロック信号生成回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック信号生成回路は、例え
ば、多段に縦続接続されたフリップフロップ(以下、
「FF」という)で構成されるカウンタを用いて、その
カウンタによって原発振周波数のマスタクロック信号を
カウントし、カウント数が所定の数に達する毎にそのカ
ウンタを0にリセットする構成になっていた。そして、
カウント数が所定の数に達する毎にパルスを出力するこ
とによって、所望の周波数のクロック信号を得るように
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クロック信号生成回路では、次のような課題があった。
即ち、FFによるカウント数は整数であり、分周比は整
数に限定されていた。しかし、実際にクロック信号生成
回路を使用する装置では、その装置内の各部の動作に各
種の周波数のクロック信号が必要となり、基準となるマ
スタクロック信号の周波数と、所望の周波数との比が整
数比にならない場合が多い。このため、マスタクロック
信号とは別に,所望の周波数を得るための発振器を設け
る必要が生じ、コストが増加するという課題があった。
更に、発振器を別に設けた場合、2つの発振器の出力信
号が独立しているため、マスタクロック信号との位相外
れ等によって誤動作が生じるという課題もあった。本発
明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、原発振
周波数から任意の分数の分周比を有するクロック信号を
生成することができるクロック信号生成回路を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の内の第1の発明は、一定周波数のパルスを
有する入力信号をX/(X×Y+Z)(但し、X,Y,
Zは、X>Zの関係を有する1以上の整数)に分周して
クロック信号を生成するクロック信号生成回路におい
て、前記入力信号のパルスをX×Y+Z個のパルスを周
期としてカウントし、その周期の前半または後半のY×
Z+Z個のパルスのカウント中は第1の選択信号を出力
し、該周期の残りのパルスのカウント中は第2の選択信
号を出力するカウント手段と、前記第1の選択信号が与
えられているときには前記入力信号を1/(Y+1)に
分周し、前記第2の選択信号が与えられているときには
該入力信号を1/Yに分周して前記クロック信号を生成
する分周手段とを備えている。第2の発明は、一定周波
数のパルスを有する入力信号をX/(X×Y+Z)(但
し、X,Y,Zは、X>Zの関係を有する1以上の整
数)に分周してクロック信号を生成するクロック信号生
成回路において、前記入力信号のパルスの立上がり時点
及び立下がり時点でパルスを発生することにより、該入
力信号の周波数を2倍に逓倍して倍周波信号を生成する
逓倍手段と、前記倍周波信号のパルスを2(X×Y+
Z)個のパルスを周期としてカウントし、その周期の前
半または後半の所定の個数のパルスのカウント中は第1
の選択信号を出力し、該周期における他のパルスのカウ
ント中は第2の選択信号を出力するカウント手段と、前
記第1の選択信号が与えられているときには前記倍周波
信号を1/2Yに分周し、前記第2の選択信号が与えら
れているときには該倍周波信号を1/(2Y+1)に分
周して前記クロック信号を生成する分周手段とを備えて
いる。
【0005】第1の発明によれば、以上のようにクロッ
ク信号生成回路を構成したので、次のような作用が行わ
れる。入力信号のパルスは、カウント手段によってX×
Y+Z個のパルスを周期としてカウントされ、例えば、
その前半のY×Z+Z個のパルスのカウント中には、カ
ウント手段から分周手段に対して第1の選択信号が出力
される。これにより、入力信号は分周手段で1/(Y+
1)に分周されてクロック信号として出力される。更
に、後半の残りのパルスのカウント中には、カウント手
段から分周手段に対して第2の選択信号が出力される。
これにより、入力信号は分周手段で1/Yに分周されて
クロック信号として出力される。
【0006】第2の発明によれば、次のような作用が行
われる。入力信号のパルスは、逓倍手段によって2倍の
周波数に逓倍されて倍周波信号が生成される。倍周波信
号のパルスは、カウント手段によって2(X×Y+Z)
個のパルスを周期としてカウントされ、その前半の所定
の個数のパルスのカウント中には、カウント手段から分
周手段に対して第1の選択信号が出力される。これによ
り、倍周波信号は分周手段で1/2Yに分周されてクロ
ック信号として出力される。更に、後半の残りのパルス
のカウント中には、カウント手段から分周手段に対して
第2の選択信号が出力される。これにより、倍周波信号
は分周手段で1/(2Y+1)に分周されてクロック信
号として出力される。
【0007】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すクロック信号生
成回路の回路図である。このクロック信号生成回路は、
分周比3/10を有するクロック信号生成回路の一例で
あり、分周の対象となる原発振周波数を有するマスタク
ロック信号INを周期X×Y+Z(例えば、X=3,Y
=3,Z=1)でカウントするカウント手段(例えば、
カウント部)10を備えている。カウント部10は、4
桁の2進カウンタ11を有しており、このカウンタ11
のクロック端子Cにマスタクロック信号INが与えられ
るようになっている。カウンタ11は、クロック端子C
に与えられるマスタクロック信号INの立ち下がりのタ
イミングで、カウント値CNT1を1ずつ増加させて出
力端子Q1,Q2,Q3,Q4に2進数を出力するもの
である。またカウンタ11は、リセット端子Rにリセッ
ト信号が与えられたときに、そのカウント値CNT1を
0にリセットする機能を有している。カウンタ11の出
力端子Q1〜Q4は、デコーダ12の入力端子A,B,
C,Dに接続されている。デコーダ12は、16個の出
力端子Y0,Y1,…,Y15を有しており、入力端子
A〜Dに与えられた2進数に対応する出力端子Yi(但
し、i=0〜15)にレベル“H”の信号を、その他の
出力端子Yiにレベル“L”の信号を出力するものであ
る。
【0008】デコーダ12の出力端子Y10は、カウン
タ11のリセット端子Rに接続されており、このカウン
タ11によって0から9まで繰り返してカウントされる
ようになっている。そして、カウント値CNT1の0か
らY×Z+Z−1(=3)までに対応するデコーダ12
の出力端子Y0〜Y3は、4入力の論理和ゲート(以
下、「OR」という)13の入力端子に接続され、カウ
ンタ11のカウント値CNT1が0〜3の期間、OR1
3の選択信号SELが“H”となって出力されるように
なっている。また、カウント値CNT1が4〜9の期間
中、OR13から選択信号SELが“L”となって出力
されるようになっている。このクロック信号生成回路
は、分周手段(例えば、分周部)20を有している。分
周部20は、3桁の2進カウンタ21を有しており、こ
のカウンタ21のクロック端子Cにマスタクロック信号
INが与えられるようになっている。カウンタ21は、
クロック端子Cに与えられるマスタクロック信号INの
立ち下がりのタイミングで、カウント値CNT2を1ず
つ増加させて出力端子Q1,Q2,Q3に2進数を出力
するものである。また、カウンタ21は、リセット端子
Rにリセット信号が与えられたときに、そのカウント値
CNT2を0にリセットする機能を有している。
【0009】カウンタ21の出力端子Q3は、2入力の
OR22の一方の入力側に接続されている。OR22の
他方の入力側には、OR13からの選択信号SELがイ
ンバータ23を介して与えられるようになっており、こ
のOR22の出力側が、カウンタ21のリセット端子R
に接続されている。そして、選択信号SEL1が“H”
の時に、カウンタ21によってマスタクロック信号IN
が1/(Y+1)(=1/4)に分周され、このカウン
タ21の出力端子Q2から第1の分周信号S21が出力
されるようになっている。更に、分周部20は、2桁の
2進カウンタ24を有しており、このカウンタ24のク
ロック端子Cにマスタクロック信号INが与えられるよ
うになっている。カウンタ24は、カウンタ21と同様
にクロック端子Cに与えられるマスタクロック信号IN
の立ち下がりのタイミングで、カウント値CNT3を1
ずつ増加させて出力端子Q1,Q2に2進数を出力し、
リセット端子Rにリセット信号が与えられたときにカウ
ント値CNT3を0にリセットする機能を有している。
【0010】カウンタ24の出力端子Q1,Q2は、2
入力の論理積ゲート(以下、「AND」という)25の
入力側に接続されている。AND25の出力側は、2入
力のOR26の一方の入力側に接続されており、このO
R26の他方の入力側には、OR13からの選択信号S
ELが与えられるようになっている。OR26の出力側
は、カウンタ24のリセット端子Rに接続されている。
そして、選択信号SELが“L”の時に、カウンタ24
によってマスタクロック信号INが1/Y(=1/3)
に分周され、このカウンタ24の出力端子Q2から第2
の分周信号S24が出力されるようになっている。カウ
ンタ21,24の各出力端子Q2は、2入力のOR27
の入力側に接続され、このOR27の出力側から、所望
の分周比を有するクロック信号CLKが出力される。
【0011】図2は、図1のクロック信号生成回路の動
作を示すタイムチャートである。以下、この図2を参照
しつつ、図1の動作を説明する。図2の時刻t0におけ
るマスタクロック信号INの立ち下がりによって、カウ
ンタ11のカウント値CNT1が10になると、デコー
ダ12の出力端子Y10の信号が“H”になり、このカ
ウンタ11はリセットされて、カウント値CNT1が直
ちに0になる。これにより、デコーダ12の出力端子Y
0の信号が“H”となり、OR13から出力される選択
信号SELは“H”となる。この結果、カウンタ21は
動作可能状態になり、カウンタ24はリセット状態にな
る。時刻t1におけるマスタクロック信号INの立ち下
がりによって、カウンタ11,21のカウント値CNT
1,CNT2は、それぞれ1になる。
【0012】時刻t2におけるマスタクロック信号IN
の立ち下がりによって、カウンタ11,21のカウント
値CNT1,CNT2が2になる。これにより、カウン
タ21の出力端子Q2から出力される分周信号S21は
“H”に変化する。時刻t4におけるマスタクロック信
号INの立ち下がりによって、カウンタ11,21のカ
ウント値CNT1,CNT2は4になる。カウンタ11
のカウント値CNT1が4になると、デコーダ12の出
力端子Y4が“H”、その他の出力端子Yiはすべて
“L”となるので、OR13から出力される選択信号S
ELは“L”となり、カウンタ21はリセット状態とな
って、カウント値CNT2は直ちに0に変化する。これ
により、分周信号S21は“L”に変化する。一方、カ
ウンタ24は動作可能状態となる。
【0013】時刻t5におけるマスタクロック信号IN
の立ち下がりによって、カウンタ11のカウント値CN
T1は5になり、カウンタ24のカウント値CNT3は
1になる。時刻t6におけるマスタクロック信号INの
立ち下がりによって、カウンタ11のカウント値CNT
1は6になり、カウンタ24のカウント値CNT3は2
になる。これによって、カウンタ24の出力端子Q2か
ら出力される分周信号S24は“H”に変化する。時刻
t7におけるマスタクロック信号INの立ち下がりによ
って、カウンタ11のカウント値CNT1は7になり、
カウンタ23のカウント値CNT3は3になる。これに
よって、AND25の出力信号S25は“H”となり、
この出力信号S25がOR26を介してカウンタ24の
リセット端子Rに与えられ、このカウンタ24のカウン
ト値CNT3は直ちに0に戻り、分周信号S24は
“L”に変化する。
【0014】時刻t8におけるマスタクロック信号IN
の立ち下がりによって、カウンタ11のカウント値CN
T1は8になり、カウンタ24のカウント値CNT3は
1になる。時刻t9におけるマスタクロック信号INの
立ち下がりによって、カウンタ11のカウント値CNT
1は9になり、カウンタ24のカウント値CNT3は2
になる。これによって、カウンタ24の出力端子Q2か
ら出力される分周信号S24は“H”に変化する。時刻
t10におけるマスタクロック信号INの立ち下がりに
よって、カウンタ11のカウント値CNT1が10にな
ると、前記時刻t0における状態に戻り、時刻t0〜t
9と同様の動作が繰り返される。一方、カウンタ21,
24から出力される分周信号S21,S24は、OR2
7で論理和がとられ、図2に示すようなクロック信号C
LKが生成される。
【0015】以上のように、この第1の実施形態のクロ
ック信号生成回路は、時刻t0〜t9を周期として、2
つの異なる分周比1/4,1/3を有するカウンタ2
1,24によって、マスタクロック信号INに対する分
周動作を行い、この周期の間に3個のパルスからなるク
ロック信号CLKが生成されるようになっている。従っ
て、任意の分数(例えば、3/10)を分周比とするク
ロック信号CLKを生成することができるという利点が
ある。
【0016】第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示すクロック信号生
成回路の回路図である。このクロック信号生成回路は、
第1の実施形態と同様に、分周比3/10を有するクロ
ック信号生成回路であり、分周の対象となる原発振周波
数を2倍に逓倍して倍周波信号DFを生成するための逓
倍手段(例えば、逓倍部)30を有している。逓倍部3
0は、2つの単安定マルチバイブレータ(以下、「モノ
マルチ」という)31,32を有しており、モノマルチ
31の入力側にはマスタクロック信号INが、モノマル
チ32の入力側にはインバータ33を介してマスタクロ
ック信号INが与えられるようになっている。モノマル
チ31,32は、入力側に与えられた信号の立ち上がり
時点で、1つのパルス信号を出力するものである。モノ
マルチ31,32の出力側には、2入力のOR34が接
続されており、このOR34の出力側にマスタクロック
信号INの2倍の周波数を有する倍周波信号DFが出力
されるようになっている。
【0017】逓倍部30の出力側には、倍周波信号DF
を周期2(X×Y+Z)(例えば、X=3,Y=3,Z
=1)でカウントするカウント手段(例えば、カウント
部)40が接続されている。カウント部40は、5桁の
2進カウンタ41を有しており、このカウンタ41のク
ロック端子Cに倍周波信号DFが与えられるようになっ
ている。カウンタ41は、クロック端子Cに与えられる
倍周波信号DFの立ち下がりのタイミングで、カウント
値CNT1を1ずつ増加させて出力端子Q1,Q2,Q
3,Q4,Q5に2進数を出力するものである。また、
カウンタ41はリセット端子Rにリセット信号が与えら
れたときに、カウント値CNT1を0にリセットする機
能を有している。カウンタ41の出力端子Q2,Q3
は、2入力のAND42の入力側に接続されており、こ
のAND42の出力側が、セット・リセット型のFF4
3のセット端子Sに接続されている。また、カウンタ4
1の出力端子Q3,Q5は、2入力のAND44の入力
側に接続されており、このAND44の出力側が、FF
43及びカウンタ41のリセット端子Rに接続されてい
る。そして、FF43の出力端子Qから選択信号SEL
が出力されるようになっている。
【0018】このように、カウント部40は、カウント
値CNT1が0〜5の時に選択信号SELを“L”にし
て出力し、カウント値CNT1が6〜19の時に選択信
号SELを“H”にして出力する機能を有している。更
に、このクロック信号生成回路は、分周手段(例えば、
分周部)50を有している。分周部50は、3桁の2進
カウンタ51を有しており、このカウンタ51のクロッ
ク端子Cに倍周波信号DFが与えられるようになってい
る。カウンタ51は、クロック端子Cに与えられる倍周
波信号DFの立ち下がりのタイミングで、カウント値C
NT2を1ずつ増加させて出力端子Q1,Q2,Q3に
2進数を出力するものである。また、カウンタ51はリ
セット端子Rにリセット信号が与えられたときに、カウ
ント値CNT2を0にリセットする機能を有している。
カウンタ51のリセット端子Rには、FF43からの選
択信号SELが与えられ、カウンタ51によって倍周波
信号DFが1/2Y(=1/6)に分周されて、その出
力端子Q3から第1の分周信号S51が出力されるよう
になっている。
【0019】分周部50は、3桁の2進カウンタ52を
有しており、このカウンタ52のクロック端子Cに倍周
波信号DFが与えられるようになっている。カウンタ5
2は、カウンタ51と同様にクロック端子Cに与えられ
る倍周波信号DFの立ち下がりのタイミングで、カウン
ト値CNT3を1ずつ増加させて出力端子Q1,Q2,
Q3に2進数を出力するものである。また、カウンタ5
2はリセット端子Rにリセット信号が与えられたときに
カウント値CNT3を0にリセットする機能を有してい
る。カウンタ52の出力端子Q1〜Q3は、3入力のA
ND53の入力側に接続されている。AND53の出力
側は、2入力のOR54の一方の入力側に接続されてお
り、このOR54の他方の入力側には、FF43からの
選択信号SELがインバータ55を介して与えられるよ
うになっている。
【0020】OR54の出力側は、カウンタ52のリセ
ット端子Rに接続されており、選択信号SELが“H”
の時に、カウンタ52によって倍周波信号DFが1/
(2Y+1)(=1/7)に分周されて、このカウンタ
52の出力端子Q3から第2の分周信号S52が出力さ
れるようになっている。カウンタ51,52の各出力端
子Q3は、2入力のOR56の入力側に接続され、この
OR56の出力側から、所望の分周比を有するクロック
信号CLKが出力される。
【0021】図4は、図3のクロック信号生成回路の動
作を示すタイムチャートである。以下、この図4を参照
しつつ、図3の動作を説明する。マスタクロック信号I
Nの立ち上がり及び立ち下がり時点で、それぞれモノマ
ルチ31,32からパルスが出力さる。これらのパルス
はOR34で合成され、図4に示すような倍周波信号D
Fが生成される。時刻T0における倍周波信号DFの立
ち下がりによって、カウンタ41のカウント値CNT1
が20になると、このカウンタ41の出力端子Q3,Q
5の信号は“H”になり、AND44の出力信号が
“H”となる。これによって、カウンタ41はリセット
され、カウント値CNT1は直ちに0になる。同時に、
FF43もリセットされ、このFF43から出力される
選択信号SELは“L”となる。この結果、カウンタ5
1は動作可能状態になり、カウンタ52はリセット状態
になる。
【0022】時刻T1,T2,T3における倍周波信号
DFの立ち下がりによって、カウンタ41,51のカウ
ント値CNT1,CNT2は、それぞれ1ずつカウント
アップする。時刻T4における倍周波信号DFの立ち下
がりによって、カウンタ41,51のカウント値CNT
1,CNT2が4になると、カウンタ51の出力端子Q
3から出力される分周信号S51は“H”に変化する。
時刻T6における倍周波信号DFの立ち下がりによっ
て、カウンタ41,51のカウント値CNT1,CNT
2は、ともに6になる。カウンタ41のカウント値CN
T1が6になると、その出力端子Q2,Q3の信号は
“H”となり、AND42の出力信号が“H”となる。
これによって、FF43はセットされ、このFF43か
ら出力される選択信号SELは“H”となる。この結
果、カウンタ51はリセット状態になり、分周信号S5
1は“L”に変化する。一方、カウンタ52は動作可能
状態になる。
【0023】時刻T7,T8,T9における倍周波信号
DFの立ち下がりによって、カウンタ41のカウント値
CNT1、及びカウンタ52のカウント値CNT3は、
1ずつカウントアップする。時刻T10における倍周波
信号DFの立ち下がりによって、カウンタ41のカウン
ト値CNT1は10になり、カウンタ52のカウント値
CNT3は4になる。これによって、カウンタ52の出
力端子Q3から出力される分周信号S52は“H”に変
化する。時刻T13における倍周波信号DFの立ち下が
りによって、カウンタ52のカウント値CNT3が7に
なると、AND53の出力信号S53は“H”となり、
この出力信号S53がOR54を介してカウンタ52の
リセット端子Rに与えられる。これによって、カウンタ
52のカウント値CNT3は直ちに0に戻り、分周信号
S52は“L”に変化する。
【0024】時刻T17における倍周波信号DFの立ち
下がりによって、カウンタ52のカウント値CNT3が
4になると、このカウンタ52の出力端子Q3から出力
される分周信号S53は再び“H”に変化する。時刻T
20における倍周波信号DFの立ち下がりによって、カ
ウンタ41のカウント値CNT1が20になると、前記
時刻T0における状態に戻り、時刻T0〜T19と同様
の動作が繰り返される。一方、カウンタ51,52から
出力される分周信号S51,S52は、OR56で論理
和がとられ、図4に示すようなクロック信号CLKが生
成される。
【0025】以上のように、この第2の実施形態のクロ
ック信号生成回路は、逓倍部30によってマスタクロッ
ク信号INから、その2倍の周波数の倍周波信号DFを
生成し、この倍周波信号DFの20個のパルスを周期と
して、2つの異なる分周比1/6,1/7を有するカウ
ンタ51,52によって、倍周波信号DF対する分周動
作を行っている。そして、この周期の間に、分周比1/
6によって1個、分周比1/7によって2個、合計3個
のパルスからなるクロック信号CLKが生成されるよう
になっている。このように、任意の分数(例えば、3/
10)を分周比としてクロック信号CLKを生成するこ
とができるという利点がある。更に、第1の実施形態で
は2つのカウンタ21,24の分周比が、それぞれ1/
4,1/3であったが、この第2の実施形態では2つカ
ウンタ51,52の分周比は、それぞれ1/6,1/7
となっている。このように、2つの分周比の差が小さく
なるので、生成されたクロック信号CLKの位相ジッタ
を小さくすることができるという利点がある。
【0026】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。 (a) 図1では、クロック信号生成回路の構成及び動
作をより具体的に説明するために、分周比3/10のク
ロック信号生成回路を示しているが、分周比は任意の分
数とすることができる。その場合、所望の分周比(例え
ば、3/10)に対する定数X,Y,Zの値は、次のよ
うに算出すれば良い。まず、所望の分周比3/10の分
子の数を定数Xとして、X=3とする。次に、分周比3
/10の逆数をとり、10/3=3.3を得て、その求
めた数値3.3の端数を切り捨てて、Y=3とする。更
に、分周比3/10の分母の10(=X×Y+Z)に、
X=3,Y=3を代入して、Z=1を算出する。 (b) 図1のクロック信号生成回路では、カウンタ1
1のカウント値CNT1が前半の0〜3の時にカウンタ
21を動作状態にし、カウント値CNT1が後半の4〜
9の時にカウンタ23を動作状態にしているが、逆に、
カウント値CNT1が後半の6〜9の時にカウンタ21
を動作状態にし、カウント値CNT1が前半の0〜5の
時にカウンタ23を動作状態にするように制御しても良
い。
【0027】(c) カウント部10の構成は、図1の
構成に限定されず、どのような構成を用いても同様に適
用可能である。例えば、図3と同様に、セット・リセッ
ト型のFFを用いて、カウンタ11のカウント値CNT
1が4になったときにこのFFをセットし、カウント値
CNT1が10になったときにFFをリセットすること
によって、このFFの出力側から選択信号SELを出力
するようにしても良い。 (d) 分周部20,50の構成は、図1または図3の
構成に限定されず、どのような構成を用いても同様に適
用可能である。例えば、図1のカウンタ21,23で
は、それぞれ最上位桁の出力端子Q2の信号を分周信号
S21,S23として出力しているが、OR等のゲート
回路を付加してほぼ50%のデューティ比を有する分周
信号S21,S23を出力するようにしても良い。これ
により、ほぼ50%のデューティ比を有するクロック信
号CLKを得ることが可能になる。 (e) 逓倍部30の構成は、図3の構成に限定され
ず、マスタクロック信号INの2倍の周波数の倍周波信
号DFを生成することができるものであれば、どのよう
な回路構成でも適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、一定周期の前半と後半とで第1及び第2の選
択信号を切り替えて出力するカウント手段と、該第1及
び第2の選択信号によって分周比を切り替えて入力信号
を分周する分周手段とを有している。これにより、カウ
ント手段のカウント数と分周手段の2つの分周比を適切
に設定することにより、任意の分周比を有するクロック
信号を生成することができる。第2の発明によれば、入
力信号の周波数の2倍の周波数の倍周波信号を生成する
逓倍手段と、その倍周波信号を任意の分周比で分周する
ための第1の発明と同様のカウント手段と分周手段とを
有している。これにより、分周手段における2つの分周
比の差を小さくすることが可能になり、位相ジッタの小
さいクロック信号を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すクロック信号生
成回路の回路図である。
【図2】図1のクロック信号生成回路の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すクロック信号生
成回路の回路図である。
【図4】図3のクロック信号生成回路の動作を示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
10,40 カウント
部 20,50 分周部 30 逓倍部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定周波数のパルスを有する入力信号を
    X/(X×Y+Z)(但し、X,Y,Zは、X>Zの関
    係を有する1以上の整数)に分周してクロック信号を生
    成するクロック信号生成回路であって、 前記入力信号のパルスをX×Y+Z個のパルスを周期と
    してカウントし、その周期の前半または後半のY×Z+
    Z個のパルスのカウント中は第1の選択信号を出力し、
    該周期の残りのパルスのカウント中は第2の選択信号を
    出力するカウント手段と、 前記第1の選択信号が与えられているときには前記入力
    信号を1/(Y+1)に分周し、前記第2の選択信号が
    与えられているときには該入力信号を1/Yに分周して
    前記クロック信号を生成する分周手段とを、 備えたことを特徴とするクロック信号生成回路。
  2. 【請求項2】 一定周波数のパルスを有する入力信号を
    X/(X×Y+Z)(但し、X,Y,Zは、X>Zの関
    係を有する1以上の整数)に分周してクロック信号を生
    成するクロック信号生成回路であって、 前記入力信号のパルスの立上がり時点及び立下がり時点
    でパルスを発生することにより、該入力信号の周波数を
    2倍に逓倍して倍周波信号を生成する逓倍手段と、 前記倍周波信号のパルスを2(X×Y+Z)個のパルス
    を周期としてカウントし、その周期の前半または後半の
    所定の個数のパルスのカウント中は第1の選択信号を出
    力し、該周期における他のパルスのカウント中は第2の
    選択信号を出力するカウント手段と、 前記第1の選択信号が与えられているときには前記倍周
    波信号を1/2Yに分周し、前記第2の選択信号が与え
    られているときには該倍周波信号を1/(2Y+1)に
    分周して前記クロック信号を生成する分周手段とを、 備えたことを特徴とするクロック信号生成回路。
JP34786097A 1997-12-17 1997-12-17 クロック信号生成回路 Pending JPH11186901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34786097A JPH11186901A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 クロック信号生成回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34786097A JPH11186901A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 クロック信号生成回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11186901A true JPH11186901A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18393097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34786097A Pending JPH11186901A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 クロック信号生成回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11186901A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170046504A (ko) * 2015-10-21 2017-05-02 삼성전자주식회사 디스큐 기능을 갖는 클락 발생 회로 및 상기 회로를 포함하는 반도체 집적회로 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170046504A (ko) * 2015-10-21 2017-05-02 삼성전자주식회사 디스큐 기능을 갖는 클락 발생 회로 및 상기 회로를 포함하는 반도체 집적회로 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0439690B2 (ja)
JPS6243568B2 (ja)
WO1981002372A1 (en) Improved divider with dual modulus prescaler
KR960036338A (ko) 가변 분주비를 설정하는 장치 및 방법과 이를 활용한 장치
JPH11186901A (ja) クロック信号生成回路
US6346833B1 (en) Frequency multiplier circuit
US4494243A (en) Frequency divider presettable to fractional divisors
JP3649874B2 (ja) 分周回路
US6459753B2 (en) Fractional N-divider, and frequency synthesizer provided with a fractional N-divider
US6567494B2 (en) Method for dividing the frequency of a clock signal and frequency divider circuit for implementing the method
JPH11225064A (ja) 分周回路
US6298106B1 (en) Frequency synthesiser
JP3435751B2 (ja) 分周器
JP3411817B2 (ja) 周波数シンセサイザ
JPH09270705A (ja) 小数点分周式周波数シンセサイザ
AU539464B2 (en) Divider with dual modulus prescaler
JP3337047B2 (ja) パルス分周回路
JP2571622B2 (ja) 分周器
JPH0548432A (ja) 1/3分周回路
JPH03758Y2 (ja)
JP2994882B2 (ja) 分周回路
JPH10261953A (ja) 奇数分周クロック発生回路
JPS6259877A (ja) 可変周期パルス信号発生装置
JPH08161075A (ja) 刻時装置
JPS61176208A (ja) Pwm信号発生回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040917

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041019

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050301