JPH11185930A - 抵抗体入りスパークプラグ - Google Patents

抵抗体入りスパークプラグ

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JPH11185930A
JPH11185930A JP36492297A JP36492297A JPH11185930A JP H11185930 A JPH11185930 A JP H11185930A JP 36492297 A JP36492297 A JP 36492297A JP 36492297 A JP36492297 A JP 36492297A JP H11185930 A JPH11185930 A JP H11185930A
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JP
Japan
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resistor
spark plug
center electrode
hole
insulator
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JP36492297A
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Inventor
Minoru Tanaka
穣 田中
Makoto Sugimoto
誠 杉本
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁体の外形寸法に制限がある場合でも抵抗
体の長さを大きくでき、電波雑音防止効果に優れた抵抗
体入りスパークプラグを提供する。 【解決手段】 抵抗体入りスパークプラグは、該貫通孔
50内において端子金具と中心電極3との間に抵抗体1
5が配置される。絶縁体2の貫通孔50は、中心電極3
を挿通させる第一部分51と、その第一部分51の後方
側においてこれよりも大径に形成されるとともに抵抗体
15を収容する第二部分52とを有する。中心電極3の
後端部には、その外周面から外向きに突出して電極固定
用凸部3aが設けられる。そして、第一部分51と第二
部分52との接続部55には、電極固定用凸部3aを受
けるための凸部受け面20が形成され、その凸部受け面
20の外側への延長面20aと第二部分52の該凸部受
け面20側への延長面52aとが交差する位置に対応し
て、それら両延長面20a,52aにまたがる形で内向
きに突出する突出部60が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関に使用され
るスパークプラグに関し、特に電波ノイズ発生防止用の
抵抗体を組み込んだ抵抗体入りスパークプラグに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような抵抗体入りスパーク
プラグとして、絶縁体の軸方向に形成された貫通孔に対
し、その一方の端部側に端子金具を挿入・固定し、同じ
く他方の端部側に中心電極を挿入・固定するとともに、
該貫通孔内において端子金具と中心電極との間に抵抗体
を配置する構造のものが知られている。このような抵抗
体入りスパークプラグにおける電波雑音防止効果は、一
般に抵抗体の長さが大きくなるほど向上する傾向にあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スパー
クプラグの規格等により絶縁体の外形寸法が決まってい
る場合には、抵抗体の長さ増大には限界がある。この場
合、一法としては、凸部受け面の位置を中心電極の先端
方向に移動させて貫通孔の第二部分の軸長を延ばし、そ
の分だけ抵抗体の長さを増大させる方法がある。しかし
ながら、この方法では凸部受け面の位置において絶縁体
が薄肉化するので該部分の強度が不足しやすくなる欠点
がある。この場合、特に凸部受け面と第二部分との交差
部は、一種の切欠きとして作用することもあるので、強
度上の問題を特に生じやすい。
【0004】本発明の課題は、絶縁体の外形寸法に制限
がある場合でも抵抗体の長さを大きくでき、電波雑音防
止効果に優れた抵抗体入りスパークプラグを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
抵抗体入りスパークプラグは、絶縁体の軸方向に形成さ
れた貫通孔に対し、その一方の端部側に端子金具が挿入
・固定され、同じく他方の端部側に中心電極が挿入・固
定されるとともに、該貫通孔内において端子金具と中心
電極との間に抵抗体が配置された構造を有し、上述の課
題を解決するために、中心電極の軸断面径は抵抗体の軸
断面径よりも小さく設定され、該中心電極の先端に向か
う側を前方側として、絶縁体の貫通孔は、中心電極を挿
通させる第一部分と、その第一部分の後方側においてこ
れよりも大径に形成されるとともに抵抗体を収容する第
二部分とを有し、中心電極の後端部においてその外周面
からは外向きに突出して電極固定用凸部が設けられ、第
一部分と第二部分との接続部には、その電極固定用凸部
を受けるための凸部受け面が、第一部分の後端縁に連な
るとともに該第一部分の内周面よりも外向きに張り出す
形で形成され、さらに、その凸部受け面の外側への延長
面と第二部分の該凸部受け面側への延長面とが交差する
位置に対応して、それら両延長面にまたがる形で内向き
に突出する突出部が形成されていることを特徴とする。
【0006】上記本発明の抵抗体入りスパークプラグの
構成によれば、凸部受け面と第二部分との各延長面にま
たがる形で突出部が形成されるので、貫通孔の第二部分
の軸長を延ばすために凸部受け面の位置を変更しても、
絶縁体の薄肉化を回避することができ、さらに上記各延
長面の交差部も上記突出部により埋められる形となって
切欠効果が軽減される。その結果、絶縁体の強度を十分
に確保しつつ、抵抗体の長さを大きくすることができ、
ひいては電波雑音防止性能に優れた抵抗体入りスパーク
プラグを実現することができる。
【0007】次に、中心電極の後端部には、その外周面
から外向きに突出する電極固定用凸部を形成することが
できる。そして、上記接続部には、その電極固定用凸部
を受けるための凸部受け面を、第一部分の後端縁に連な
るとともに該第一部分の内周面よりも外向きに張り出す
形で形成することができる。この場合、接続部には、そ
の凸部受け面の外側への延長面と第二部分の該凸部受け
面側への延長面とが交差する位置に対応して、それら両
延長面にまたがる形で内向きに突出する突出面を形成す
ることができる。
【0008】貫通孔の第二部分は、具体的には略円筒面
状に形成することができ、接続部の突出部の表面(突出
面)には、凸部受け面に接続して第二部分と同心的に配
置された略円筒状の本体面と、その第二部分と本体面と
を互いに接続する縮径面とを有するものとして形成でき
る。上記形状の接続部は特に強度に優れ、また絶縁体の
耐電圧も向上できる利点がある。
【0009】また、接続部において上記突出面の縮径面
とは、第一部分が下となるように絶縁体を立てて配置し
たときに外側に向けて上り勾配となるテーパ面として形
成することができる。これにより、貫通孔の第二部分と
上記縮径面とのなす角度が鈍角となり、それらの接続点
において切欠効果が比較的生じにくくなることから、絶
縁体の強度が向上する利点がある。この場合、前述の凸
部受け面も同様のテーパ面とすることが望ましいといえ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施の
形態を図面を用いて説明する。図1に示す本発明の一例
たる抵抗体入りスパークプラグ100は、筒状の主体金
具1、先端部が突出するようにその主体金具1に嵌め込
まれた絶縁体2、その絶縁体2の内側に設けられた中心
電極3、及び主体金具1に一端が結合され、中心電極3
と対向するように配置された接地電極4等を備え、接地
電極4と中心電極3との間には火花ギャップgが形成さ
れている。一方、接地電極4の基端側は、主体金具1に
対して溶接等により固着・一体化されている。また、主
体金具1は炭素鋼等で形成され、図1に示すように、そ
の外周面には機関への取付け用のねじ部12が形成され
ている。また、中心電極3はNi合金等で構成されてい
る。さらに、絶縁体2はアルミナ等のセラミックス焼成
体で構成されている。
【0011】絶縁体2の軸方向には貫通孔50が形成さ
れており、その一方の端部側に端子金具13が挿入・固
定され、同じく他方の端部側に中心電極3が挿入・固定
されている。また、該貫通孔50内において端子金具1
3と中心電極3との間に抵抗体15が配置されている。
この抵抗体15の両端部は、導電性ガラスシール層1
6,17を介して中心電極3と端子金具13とにそれぞ
れ電気的に接続されている。なお、抵抗体15は、ガラ
ス粉末と導電材料粉末(及び必要に応じてガラス以外の
セラミック粉末)とを混合して、ホットプレス等により
焼結して得られる抵抗体組成物により形成される。ま
た、導電性ガラスシール層16,17は、Cu、Fe
(あるいはそれらの合金)等の金属粉末を混合したガラ
スにより構成される。
【0012】次に、中心電極3の軸断面径は抵抗体15
の軸断面径よりも小さく設定されている。ここで、中心
電極3の先端に向かう側を前方側として、絶縁体2の貫
通孔50は、中心電極3を挿通させる第一部分51と、
その第一部分51の後方側(図面上方側)においてこれ
よりも大径に形成されるとともに抵抗体15を収容する
第二部分52とを有する。そして、該第二部分52は第
一部分51に対し、接続部55を経て接続されており、
その接続部55に対応する位置において、抵抗体15と
中心電極3との間に導電性ガラスシール層16が配置さ
れている。
【0013】図2は、絶縁体2の中心軸線Oを含む平面
による接続部55近傍の要部断面図である。すなわち、
中心電極3の後端部には、その外周面から外向きに突出
して電極固定用凸部3aが形成されている。そして、上
記貫通孔50の接続部55には、その電極固定用凸部3
aを受けるための凸部受け面20が、第一部分51の後
端縁に連なるとともに該第一部分51の内周面よりも外
向きに張り出す形で、例えば周方向に沿う鍔状に形成さ
れている。また、接続部55には、凸部受け面20の外
側への延長面20aと第二部分52の該凸部受け面20
側への延長面52aとの交差部Cに対応して、それら両
延長面20a,52aにまたがるように突出部60が形
成されており、その表面が突出面53とされている。
【0014】次に、貫通孔50の第二部分52の内周面
は、略円筒面状に形成されている。ただし、貫通孔50
の内周面には、成形時において成形ピンの抜きとりを容
易にする等の目的で、微小なテーパが付されていてもよ
い。このテーパの角度は、例えば中心軸線Oとのなす角
度において、1〜1.2°程度である。また、接続部5
5の突出面53は、凸部受け面20に接続して第二部分
52と同心的に配置された略円筒状の本体面53aと、
その本体面53aと第二部分52とを互いに接続する縮
径面53bとを有している。また、突出面53の縮径面
53bは、第一部分51が下となるように絶縁体2を立
てて配置したときに、外側に向けて上り勾配となるテー
パ面とされている。
【0015】上記抵抗体入りスパークプラグ100にお
いて、絶縁体2に対する中心電極3と端子金具13との
組付け、及び抵抗体15と導電性ガラスシール層16,
17との形成は以下のようにして行うことができる。ま
ず、図7(a)に示すように、絶縁体2の貫通孔50に
対し、その第一部分51に中心電極3を挿入した後、
(b)に示すように導電性ガラス粉末Hを充填する。そ
して、(c)に示すように、貫通孔50内に押さえ棒9
0を挿入して充填した粉末Hを予備圧縮し、第一の導電
性ガラス粉末層71を形成する。次いで抵抗体組成物の
原料粉末を充填して同様に予備圧縮し、さらに導電性ガ
ラス粉末を充填して予備圧縮を行うことにより、図7
(d)に示すように、中心電極3側(下側)から貫通孔
50内には、第一の導電性ガラス粉末層71、抵抗体組
成物粉末層72及び第二の導電性ガラス粉末層73が積
層された状態となる。
【0016】そして、図8(a)に示すように、この状
態で全体を炉F内に挿入してガラス軟化点以上である9
00〜1000℃に加熱し、その後、貫通孔50内に端
子金具13を、中心電極3と反対側から圧入して積層状
態の各層71〜73を軸方向にプレスする。これによ
り、図8(b)に示すように、各層は圧縮・焼結されて
それぞれ導電性ガラスシール層16、抵抗体15及び導
電性ガラスシール層17となる。
【0017】以下、本発明の抵抗体入りスパークプラグ
100の利点について、従来例と比較しながら説明す
る。抵抗体入りスパークプラグにおける電波雑音防止効
果は、一般に抵抗体の長さが大きくなるほど向上する傾
向にある。しかしながら、スパークプラグの規格等によ
り絶縁体の外形寸法は一般には自由に変更することがで
きず、同じ絶縁体外形寸法を維持する前提のもとでは、
抵抗体の長さ増大にも限界がある。例えば、図10
(b)に示すように、従来のスパークプラグ(図10
(a))における凸部受け面120の位置を中心電極1
03の先端方向に移動させて、貫通孔150の第二部分
152の軸長を延ばし、その分だけ抵抗体115の長さ
を増大させることが考えられる。しかしながら、この方
法では図10(b)に矢印で示すように、凸部受け面1
20に対応する位置において絶縁体102が薄肉化する
ので該部分の強度が不足しやすくなる欠点がある。この
場合、特に凸部受け面120と第二部分152との交差
部Cは、一種の切欠きとして作用することもあるので、
強度上の問題を特に生じやすい。
【0018】しかしながら、上記本発明の構成によれ
ば、図2に示すように、第二部分52の軸長を延ばすた
めに凸部受け面20の位置を変更しても、凸部受け面2
0と第二部分52との各延長面20a,52aにまたが
る形で突出部60が形成されるので、上述のような絶縁
体102の薄肉化を回避することができ、さらに各延長
面20a,52aの交差部Cは突出部60に埋められる
形となるので切欠効果を生じない。その結果、絶縁体2
の強度を十分に確保しつつ抵抗体15の長さを大きくす
ることが可能となり、ひいては電波雑音防止性能に優れ
た抵抗体入りスパークプラグを実現することができる。
【0019】なお、図9は、絶縁体2の別の例を示して
いる。図9(a)に示す絶縁体2の軸方向中間には、係
止用突出部2eが例えばフランジ状に形成されている。
そして、絶縁体2には、中心電極3(図1)の先端に向
かう側を前方側として、該係止用突出部2eよりも後方
側がこれよりも細径に形成された本体部2bとされてい
る。一方、係止用突出部2eの前方側にはこれよりも細
径の第一軸部2gと、その第一軸部2gよりもさらに細
径の第二軸部2iがこの順序で形成されている。なお、
本体部2bの外周面には釉薬2dが施され、当該外周面
の後端部にはコルゲーション2cが形成されている。ま
た、第一軸部2gの外周面は略円筒状とされ、第二軸部
2iの外周面は先端に向かうほど縮径する略円錐面状と
されている。
【0020】絶縁体2の貫通孔6は、中心電極3を挿通
させる略円筒状の第一部分6aと、その第一部分6aの
後方側(図面上方側)においてこれよりも大径に形成さ
れる略円筒状の第二部分6bとを有する。図1と同様
に、端子金具と抵抗体とは第二部分6b内に収容され、
中心電極は第一部分6a内に挿通されることとなる。そ
して、上記貫通孔6の第一部分6aと第二部分6bと
は、図9(a)の第一軸部2g内において互いに接続し
ており、その接続位置には、凸部受け面20と突出部6
0とが形成されている。
【0021】以下、絶縁体2の寸法を例示する。 ・全長L1:30〜75mm。 ・第一軸部2gの長さL2:0〜30mm(ただし、係
止用突出部2eとの接続部2fを含まず、第二軸部2i
との接続部2hを含む)。 ・第二軸部2iの長さL3:2〜27mm。 ・本体部2bの外径D1:9〜13mm。 ・係止用突出部2eの外径D2:11〜16mm。 ・第一軸部2gの外径D3:5〜11mm。 ・第二軸部2iの基端部外径D4:3〜8mm。 ・第二軸部2iの先端部外径D5(ただし、先端面外周
縁にアールないし面取が施される場合は、中心軸線Oを
含む断面において、該アール部ないし面取部の基端位置
における外径を指す):2.5〜7mm。 ・貫通孔6の第二部分6bの内径D6:2〜5mm。 ・貫通孔6の第一部分6aの内径D7:1〜3.5m
m。 ・第一軸部2gの肉厚t1:0.5〜4.5mm。 ・第二軸部2iの基端部肉厚t2(中心軸線Oと直交す
る向きにおける値):0.3〜3.5mm。 ・第二軸部2iの先端部肉厚t3((中心軸線Oと直交
する向きにおける値;ただし、先端面外周縁にアールな
いし面取りが施される場合は、中心軸線Oを含む断面に
おいて、該アール部ないし面取部の基端位置における肉
厚を指す):0.2〜3mm。 ・第二軸部2iの平均肉厚tA((t1+t2)/2):
0.25〜3.25mm。
【0022】なお、図10(a)に示す絶縁体2におけ
る上記各部寸法は、例えば以下の通りである:L1=約
60mm、L2=約10mm、L3=約14mm、D1=
約11mm、D2=約13mm、D3=約7.3mm、D
4=5.3mm、D5=4.3mm、D6=3.9mm、
D7=2.6mm、t1=3.3mm、t2=1.4m
m、t3=0.9mm、tA=1.2mm。
【0023】また、図10(b)の絶縁体2は、第一軸
部2g及び第二軸部2iがそれぞれ、図10(a)に示
すものと比較してやや大きい外径を有している。各部の
寸法は、例えば以下の通りである:L1=約60mm、
L2=約10mm、L3=約14mm、D1=約11m
m、D2=約13mm、D3=約9.2mm、D4=6.
9mm、D5=5.1mm、D6=3.9mm、D7=
2.7mm、t1=3.3mm、t2=2.1mm、t3
=1.2mm、tA=1.7mm。
【0024】以下、本発明の抵抗体入りスパークプラグ
の変形例について説明する。まず、図2において突出部
60は、中心軸線Oの向きにおいて、突出面53と第二
部分52との接続点S(すなわち突出部60の後端縁位
置)が、中心電極3の後端縁位置よりも後方に位置する
ように形成されていたが、図3に示すように、この位置
関係が逆となるように突出部60を形成するようにして
もよい。
【0025】また、突出部60の突出面53は、図2に
おいてはテーパ面(縮径面)53bと切立面状の本体面
53aとの組み合わせからなる段付面として形成されて
いたが、断面外形線が、図4に示すような滑らかな凸曲
線状となる態様、図5(a)に示すような直線状(すな
わちテーパ面状)となる態様、さらには同図(b)に示
すような凹曲線状となる態様など、接続点Sから接続点
Pに向けて、貫通孔50の内径を連続的に縮径させる形
状としてもよい。また、接続部55は、図6に示すよう
に、3段あるいはそれ以上の縮径部を形成するようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパークプラグの一例を示す正面断面
図。
【図2】その要部を示す正面断面図。
【図3】本発明のスパークプラグの第一の変形例を示す
要部正面断面図。
【図4】同じく第二の変形例を示す要部正面断面図。
【図5】同じく第三及び第四の変形例を示す要部正面断
面図。
【図6】同じく第五の変形例を示す要部正面断面図。
【図7】図1のスパークプラグの製造工程を示す説明
図。
【図8】図7に続く説明図。
【図9】絶縁体の別のいくつかの例を示す正面断面図。
【図10】従来のスパークプラグをその問題点とともに
示す説明図。
【符号の説明】
1 主体金具 2 絶縁体 3 中心電極 3a 電極固定用凸部 4 接地電極 15 抵抗体 20 凸部受け面 20a 凸部受け面の延長面 100 スパークプラグ 50,6 貫通孔 51 第一部分 52 第二部分 52a 第二部分の延長面 C 交差部 53 突出面 53a 本体面 53b 縮径面 55 接続部 60 突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体の軸方向に形成された貫通孔に対
    し、その一方の端部側に端子金具が挿入・固定され、同
    じく他方の端部側に中心電極が挿入・固定されるととも
    に、該貫通孔内において前記端子金具と前記中心電極と
    の間に抵抗体が配置された抵抗体入りスパークプラグに
    おいて、 前記中心電極の軸断面径は前記抵抗体の軸断面径よりも
    小さく設定され、該中心電極の先端に向かう側を前方側
    として、前記絶縁体の貫通孔は、前記中心電極を挿通さ
    せる第一部分と、その第一部分の後方側においてこれよ
    りも大径に形成されるとともに前記抵抗体を収容する第
    二部分とを有し、 前記中心電極の後端部においてその外周面からは外向き
    に突出して電極固定用凸部が設けられ、 前記第一部分と前記第二部分との接続部には、その電極
    固定用凸部を受けるための凸部受け面が、前記第一部分
    の後端縁に連なるとともに該第一部分の内周面よりも外
    向きに張り出す形で形成され、さらに、その凸部受け面
    の外側への延長面と前記第二部分の該凸部受け面側への
    延長面とが交差する位置に対応して、それら両延長面に
    またがる形で内向きに突出する突出部が形成されている
    ことを特徴とする抵抗体入りスパークプラグ。
  2. 【請求項2】 前記第二部分は略円筒面状に形成され、
    前記接続部の前記突出部の表面(以下、これを突出面と
    いう)には、前記凸部受け面に接続して前記第二部分と
    同心的に配置された略円筒状の本体面と、前記第二部分
    とその本体面とを互いに接続する縮径面とが形成されて
    いる請求項1記載の抵抗体入りスパークプラグ。
  3. 【請求項3】 前記接続部において、前記突出面の前記
    縮径面とは、前記第一部分が下となるように前記絶縁体
    を立てて配置したときに外側に向けて上り勾配となるテ
    ーパ面として形成される請求項2記載の抵抗体入りスパ
    ークプラグ。
JP36492297A 1997-08-27 1997-12-18 抵抗体入りスパークプラグ Pending JPH11185930A (ja)

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