JPH11185316A - 電子番組ガイド装置 - Google Patents

電子番組ガイド装置

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JPH11185316A
JPH11185316A JP9353511A JP35351197A JPH11185316A JP H11185316 A JPH11185316 A JP H11185316A JP 9353511 A JP9353511 A JP 9353511A JP 35351197 A JP35351197 A JP 35351197A JP H11185316 A JPH11185316 A JP H11185316A
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Kazuhiko Rokusha
和彦 六車
Kiyoshi Hoshino
潔 星野
Masanori Sekine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】録画予約した複数の番組間で放送時間に重りの
ある場合に予約の代替えの可能な番組情報を知らせてユ
ーザ所望の放送番組の録画を可能にすること。 【解決手段】放送を予定している番組の少なくとも放送
日、放送時刻情報、放送局識別情報、番組名、を含む番
組情報を入力する手段201 と、番組情報を入力した番組
についての再放送情報を入力する手段302 と、番組録画
予約または視聴予約に必要な番組予約情報を入力する手
段205 と、番組予約情報を記憶する手段104 と、番組予
約情報と番組予約情報との間で放送日時の重複を検出す
る手段303とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的な番組表情
報を扱う電子番組ガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送番組をVTR(ビデオテープレコー
ダ)に予約録画しようとする場合、従来、ユーザは、希
望の番組の放送日、開始時刻、終了時刻、チャンネル等
のTV番組情報を、新聞のTV番組欄やTV番組情報誌
で確認し、この確認した番組情報をVTRのリモートコ
ントロール装置(リモコン)などで入力し、VTRに記
憶させることが必要である。
【0003】例えば、従来のVTRの録画予約を行うに
は、リモコンの如きユーザー入力部より、番組情報を録
画予約管理部に入力する。この番組情報とは、録画を希
望する番組の放送日、開始時刻、終了時刻、チャンネル
である。近年、Gコードと呼ばれる数字列で番組情報を
入力することができるようになってきたが、この場合、
予約情報入力部において、Gコードのデコード処理を行
なって、放送日、開始時刻、終了時刻、チャンネルに変
換して録画予約管理部に供給する。
【0004】録画予約管理部は、入力された番組情報を
録面予約情報記憶部に記憶し、カレンダ情報及び時刻情
報を発生するタイマのこれら情報に基づき、録画予約管
理部は、録画予約情報記憶部に記憶された放送日が同一
で、タイマから供給された時刻情報が録画予約情報記憶
部に記憶された開始時刻の例えば10秒間と云った一定
時間前であることを確認すると、録画制御部に録画予約
情報記憶部に記憶されたチャンネルにて、録画スタンバ
イの指示を与える。
【0005】録画予約管理部は、録画スタンバイの指示
の後、タイマから供給された時刻情報が録画予約情報記
憶部に記憶された開始時刻と同一または例えば1秒間と
いった前記一定時間よりも短い一定時間前であることを
確認すると、録画制御部に録画開始の指示を与える。こ
の指示が与えられると録画制御部はVTRの録画系に録
画動作をさせ、録画を実行させる。
【0006】その後、タイマから供給された時刻情報が
録画予約情報記憶部に記憶された終了時刻と同一または
例えば1秒間といった一定時間後となったことを確認す
ると、録画予約管理部は録画制御部に録画終了の指示を
与える。録画終了の指示が与えられると録画制御部は録
画系の動作を停止させ、録画を終了させる。
【0007】以上のような動作により、ユーザの指定し
た番組を予約録画することができる。しかし、従来の場
合、ユーザはVTR録画予約を指示する際に、少なくと
も、放送日および、開始時刻および、終了時刻および、
チャンネルを確定させておかなければならない。
【0008】また、近年においては、番組予約を複数設
定できるVTRも出現しているが、ユーザが何も考えな
いで予約録画を複数指定すると、このユーザ指定の複数
の番組情報の間で、放送日が同一で、開始時刻から終了
時刻までの期間の重複が発生する場合がある。
【0009】この場合、録画予約管理部は、録画予約情
報記憶部に記憶された第1の録画予約情報と、他の第2
の録画予約情報との間で、放送日及び開始時刻から終了
時刻までの期間の重複の有無を検出する。そして、重複
が検出された場合、録画予約管理部は、重複期間につい
ては、重複のあった番組のうち第1の録画予約情報もし
くは第2の録画予約情報のどちらか一方に対応する録画
を録画制御部に指示して、他方の番組の録画予約は無視
する。重複期間外については、前記録画予約情報に従っ
て録画制御部に録画指示を行うことになる。
【0010】勿論、録画予約管理部に、入力された第1
の番組情報と、録画予約情報記億部に記憶された第2の
録画予約情報の間で、放送時間に重複があることを検出
すると、ユーザに重複がある旨を通知し、予約のキャン
セルもしくは変更を促す構成にすればより親切な設計と
なるわけであるが、いずれにしてもユーザが録画予約を
指定した複数の番組間で放送時間に重複のある場合、重
複のあった番組では、どちらか一方しか録画することが
できない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、VTRで
放送番組を予約録画しようとする場合、ユーザが所望の
番組をVTRに予約録画登録することになるが、問題は
放送時刻が重なるような予約録画登録である。
【0012】VTRにおいてはユーザが録画予約を指定
した複数の番組間で放送時間に重複のある場合でも、予
約録画を行なうことはできる。しかし、重複のあった番
組では、どちらか一方しか録画することができない。そ
のため、結果的には片方の予約は無効となり、その予約
無効となった放送番組は録画できないことになる。
【0013】ところで、衛星放送等においては同一内容
の番組を例えば数日といったある期間をあけて繰り返し
放送する場合がある。特に、映画などの特定ジャンルに
的を絞った放送局の番組や教育番組などでは、同一内容
の番組を異なる時間に複数回放送することが多い。従っ
て、予約入力された第1の番組情報と、録画予約情報記
憶部に記憶された第2の録画予約情報の間で、放送時間
に重複がある場合、もし、前記第1の番組情報に対応す
る番組と同一の第3の番組が、前記第2の録画予約情報
との間で放送時間が重複しなければ、前記第3の番組情
報で前記第1の番組情報を置き換えても、前記第1の番
組を録画することはできる。
【0014】しかし、VTRの録画予約管理部は番組情
報として放送日、開始時刻、終了時刻、チャンネルしか
知り得ないため、同一番組の再放送があるかどうかはユ
ーザが新聞のTV番組欄やTV番組情報誌などを調べて
確認し、予約登録し直さなければならず、面倒であっ
て、実用的でない。
【0015】そこで、近年、EPGによる録画予約機能
を利用する方法が注目されている。この方法はEPG
(Electronic Program Guid
e)の番組情報を用いる方法である。すなわち、EPG
とは電子番組ガイド機能と呼ばれる機能で、近年、放送
衛星や通信衛星を使用して多チャンネルの番組を商業的
にサービスするディジタル放送でも、放送開始に伴って
サービスされるようになった機能であって、電子的な番
組情報を用いて番組表を作成する番組ガイド機能であ
る。
【0016】EPGはVTRの録画予約等にも応用でき
るものであり、ディジタル放送においては、放送電波を
通じてこのEPGの番組情報は供給される。番組情報と
しては、例えば、“チャンネル”、“放送日”、“放送
開始時刻”、“放送終了時刻”、“番組名”、“番組ジ
ャンル”、“番組概要”等を、例えば1ヵ月分といった
定期間分の番組について与えられる。
【0017】入力された番組情報は番組情報記憶部に保
存し、これとユーザの要求とに従い、番組情報管理部は
番組表を作成する。番組情報管理部は、作成した番組表
に基づき、番組を選択し、前記選択された番組の番組情
報のうち、“チャンネル”、“放送日”、“放送開始時
刻”、“放送終了時刻”を予約情報入力部に供給し、予
約情報入力部は、入力された番組情報を録画予約管理部
に供給する。
【0018】ディジタル放送の場合、以上のような動作
により、EPGを用いてVTR録画予約を行なうことが
できる。しかし、以上のような構成では、次のような問
題が生じる。
【0019】例えば、ユーザが予約録画を複数指定し
て、指定された複数の番組情報の間で、放送日が同一で
あり、しかも、放送開始時刻から放送終了時刻が同一も
しくは略同一といった期間重複が発生する場合、一般的
なVTRの録画予約の場合と同様、録画予約はできるも
のの、重複のあった番組では、どちらか一方しか録画す
ることができない。
【0020】従って、ユーザが録画予約を指定した複数
の番組間で放送時間に重複のある場合でも、これを予め
ユーザに知らせるとともに、再放送情報など予約の代替
えの可能な番組情報を知らせてユーザが望む放送番組を
必ず録画できるように簡単に予約変更をできるようにし
た装置の実現が望まれる。
【0021】そこでこの発明の目的とするところは、ユ
ーザが録画予約を指定した複数の番組間で放送時間に重
複のある場合でも、これを予めユーザに知らせるととも
に、再放送情報など予約の代替えの可能な番組情報を知
らせてユーザが望む放送番組を必ず録画できるように簡
単に予約変更をできるようにした番組ガイド装置を提供
することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、放送を予
定している番組の少なくとも放送日、放送時刻情報、放
送局識別情報、番組名、を含む番組情報を入力する手段
と、前記番組情報を入力した番組についての再放送情報
を入力する手段と、番組録画予約または視聴予約に必要
な番組予約情報を入力する手段と、番組予約情報を記憶
する手段と、前記入力した番組予約情報と前記記憶した
番組予約情報との間で放送日時の重複を検出する手段と
を有することを特徴とする。
【0023】本システムは、放送によりあるいは記憶媒
体により提供される長期間のまとまった放送番組の番組
情報を利用し、この番組情報を記憶すると共に、番組の
録画予約がなされた際に、録画予約が複数に亙る場合に
は、放送時刻の重複の有無を調べ、重複があったときは
この記憶した番組情報を用いて番組の再放送情報を作成
するか、もしくは、番組情報として番組の再放送情報を
入力する。
【0024】複数番組の録画予約において放送時間の重
複を検出した際は、重複を検出された番組に再放送情報
が存在する場合、他の放送時間への録画予約設定時間の
変更を可能ならしめる。
【0025】従って、複数の番組の録画予約において、
放送時間に重複がある場合でも、同一番組の放送が他の
時間にある場合は、録画予約の時間を他の放送時間に容
易に変更することができ、希望する番組を録画すること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。本発明は、EPGの機能
を利用するものである。EPGとはElectroni
c Program Guideの略称であって電子番
組ガイド機能と呼ばれる機能であり、近年、放送衛星や
通信衛星を使用して多チャンネルの番組を商業的にサー
ビスするディジタル放送が開始されたことに伴ってサー
ビスされるようになった機能であって、放送局側から電
子的な番組情報を送信サービスする。ユーザ側の受信装
置では、この番組情報を用いて番組表を作成してユーザ
に提供するといった番組ガイド機能である。
【0027】EPGはVTRの録画予約等にも応用でき
るものであり、ディジタル放送を通じて供給されるこの
EPGの番組情報としては、例えば、“チャンネル”、
“放送日”、“放送開始時刻”、“放送終了時刻”、
“番組名”、“番組ジャンル”、“番組概要”等があ
り、これらを、例えば1ヵ月分といった一定期間分の番
組について提供する。
【0028】入力された番組情報は番組情報記憶部に保
存し、これとユーザの要求とに従い、番組情報管理部は
番組表を作成する。番組情報管理部は、作成した番組表
に基づき、番組を選択し、前記選択された番組の番組情
報のうち、“チャンネル”、“放送日”、“放送開始時
刻”、“放送終了時刻”を予約情報入力部に供給し、予
約情報入力部は、入力された番組情報を録画予約管理部
に供給する。
【0029】ディジタル放送の場合、以上のような動作
により、EPGを用いてVTR録画予約を行なうことが
できる。この予約機能に改善を加える。図1は、本実施
形態としての電子番組ガイド装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0030】図1において、102はタイマ、104は
予約情報記憶部、105は録画制御部、201は番組情
報受信部、203は番組情報記憶部、205は予約情報
入力部、301は番組情報管理部、302は再放送検出
部、303は録画予約管理部、304はユーザ入力部、
305は画面表示制御部、306はディスプレイであ
る。
【0031】これらのうち、タイマ102は、カレンダ
情報や時刻情報を発生するためのものであり、発生した
カレンダ情報や時刻情報は録画予約管理部303に供給
するようになっている。
【0032】また、予約情報記憶部104は、予約され
た放送情報を記憶するためのものであり、録画制御部1
05は、録画予約管理部303からの指示に基づいて録
画系に録画を開始させるべく制御したり、録画を終了さ
せるべく制御したりするものである。
【0033】番組情報入力部201は、EPGの番組情
報を入力するものであり、与えられる番組情報として
は、例えば、チャンネル、放送日、放送開始時刻、放送
終了時刻、番組名、番組ジャンル、番組概要といった内
容であって、これらを、例えば1ヵ月といった定期間分
の番組について与えるものとする。
【0034】番組情報記憶部203は、番組情報を記憶
保存するためのものであり、予約情報入力部205は、
予約する番組情報を入力するためのものである。番組情
報管理部301は、番組情報入力部201より入力され
た番組情報を番組情報記憶部203に保存すべく制御し
たり、番組情報記憶部203から読み出して再放送検出
部302に供給すべく制御したりするものである。
【0035】再放送検出部302は、この番組情報記憶
部203から読み出されて入力された番組情報を検索
し、同一番組の再放送情報を検出するものである。ま
た、録画予約管理部303は、前記予約情報入力部20
5より入力された番組情報に含まれる放送時間の情報
と、すでに録画予約情報記憶部104に保存されている
録画予約情報に含まれる放送時間の情報とを比較して、
重複期間の有無を検出すると共に、検出の結果、前記重
複期間が検出されなかったときは、前記予約情報入力部
205より入力された番組情報を、録画予約情報記憶部
104に与えて記憶させるべく制御し、前記の重複期間
が検出されたときには、番組情報管理部301に、前記
重複期間を検出した番組について、前記再放送情報を用
いた番組表の作成を指示するといった制御をするもので
ある。また、録画予約管理部303は、ユーザ入力部3
04より予約情報の変更または取り消しの指示があった
ときはその指示に従って、予約情報を変更または取り消
して、予約情報記憶部104に保存するといった機能を
有する。
【0036】ユーザ入力部304は、ユーザが操作する
ことにより情報や指令を入力するものであって、予約情
報の変更または取り消しの指示を入力したりすることも
できるものである。
【0037】画面表示制御部305は、ディスプレイ3
06に対する表示制御をするためのものであり、録画予
約管理部303や番組情報管理部301の管理する番組
情報や予約情報を所定の形式でディスプレイ306に表
示すべく制御するためのものである。また、ディスプレ
イ306は画面表示制御部305による制御のもとに画
像を表示するためのものである。
【0038】このような構成の本システムは、ユーザが
録画したい番組を予約設定することになるが、その場合
にユーザはEPGの情報が与えられている番組情報入力
部201の当該情報に基づいて好みの番組の番組情報を
入力することになる。
【0039】ここで、EPGによる番組情報としては、
例えば、“番組識別ID”、“チャンネル”、“放送
日”、“放送開始時刻”、“放送終了時刻”、“番組
名”、“番組ジャンル”、“番組概要”、“コピープロ
テクト情報”といった情報であり、これらが、例えば1
ヵ月分といった具合に、あるまとまった期間分の番組に
ついて提供されている。
【0040】この番組情報入力部201より入力された
番組情報は、番組情報管理部301に供給される。番組
情報管理部301ではこの番組情報を番組情報記憶部2
03に保存する。
【0041】ユーザが番組情報を閲覧すべく、ユーザ入
力部304から閲覧要求を入力すると、番組情報管理部
301は前記保存した番組情報を番組情報記憶部203
から読み出す。また、同時に番組情報管理部301はこ
の読み出した番組情報を画面表示制御部305にも与
え、画面表示制御部305ではこの番組情報を所定のフ
ォーマットでディスプレイ306に与えるべく制御す
る。
【0042】その結果、ディスプレイ306にはこの番
組情報がユーザにわかるように表示される。一方、番組
情報管理部301は、番組情報記憶部203に保存され
た番組情報を読み出し、再放送検出部302に供給す
る。すると再放送検出部302では、この入力された番
組情報を検索し、同一番組の再放送情報を検出する。
【0043】すなわち、上述したようにEPGによる番
組情報としては、例えば、“番組識別ID”、“チャン
ネル”、“放送日”、“放送開始時刻”、“放送終了時
刻”、“番組名”、“番組ジャンル”、“番組概要”、
“コピープロテクト情報”といった情報を、例えば1ヵ
月分といった具合に、あるまとまった期間分の番組につ
いて与えている。
【0044】従って、このまとまった期間分の番組情報
から、上述したユーザが入力した録画予約したい同一番
組の再放送情報、すなわち、番組情報の番組と同じ内容
の番組の再放送の有無を調べる。
【0045】この同一番組の再放送情報の検出は、例え
ば、前記番組情報に含まれる「第1の番組識別IDを持
つ番組」と、その番組情報中の「番組内容を特定可能な
情報」が同一である他の番組の番組識別IDを検出する
ことで行う。
【0046】ここで、「内容を特定可能な情報が同一で
ある」とは、例えば、“番組名”、“番組ジャンル”、
“番組概要”、の3つの情報が同一である場合、などと
すればよい。
【0047】同一番組の再放送情報を検出した場合、再
放送検出部302はその検出した再放送情報を番組情報
管理部301に供給する。すると、これを受けた番組情
報管理部301は、当該再放送情報を番組情報記憶部2
03に保存する。
【0048】このようにして、1ヶ月分のEPGの情報
中から、内容の同じ番組についての再放送情報が抽出さ
れて番組情報記憶部203には再放送情報が保存され
る。一方、番組情報管理部301は、ユーザ入力部30
4から入力されるユーザの要求に従い、番組情報記憶部
203に記憶した番組情報を用いて録画予約入力受付済
み番組表を作成する。
【0049】次に番組情報管理部301は、ユーザ入力
部304からの入力に従って、前記作成した番組表に基
づき番組を選択し、前記選択された番組の番組情報のう
ち、“チャンネル”、“放送日”、“放送開始時刻”、
“放送終了時刻”を予約情報入力部205に供給する。
但し、前記指定した番組の番組情報で“コピープロテク
ト”が有効である場合は、録画することができないた
め、番組情報管理部301は、「録画出来ない」旨をユ
ーザに知らせるべく、メッセージ情報を生成して画面表
示制御部305に与え、録画予約を中止する。番組情報
管理部301から「録画出来ない」旨のメッセージ情報
を受けた画面表示制御部305はこれをディスプレイ3
06に表示させ、ユーザはこれを見て録画できない番組
であることを知る。
【0050】また、前記コピープロテクトが無効である
場合は、予約情報入力部205は、入力された番組情報
を録面予約管理部303に供給する。録画予約管理部3
03は、前記予約情報入力部205より入力された番組
情報に含まれる“放送時間”の情報と、すでに録画予約
情報記憶部104に保存されている録画予約情報に含ま
れる“放送時間”の情報とを比較して、重複期間の有無
を検出する。
【0051】その結果、重複期間が検出されなかったと
きは、録画予約管理部303は、前記予約情報入力部2
05より入力された番組情報を、録画予約情報記憶部1
04に記憶する。
【0052】一方、前記の重複期間が検出されたときに
は、録画予約管理部303は、番組情報管理部301
に、前記重複期間を検出した番組について、前記再放送
情報を用いた番組表の作成を指示する。すると、この指
示を受けた番組情報管理部301は、前記番組情報記憶
部203に保存した前記再放送情報を読み出し、その番
組の再放送がある場合は、再放送情報に含まれる番組識
別IDを持つ番組情報を情報記憶部203から読み出
し、番組表を作成する。
【0053】録画予約管理部303は、この作成した番
組表を画面表示制御部305に与え、画面表示制御部3
05はこれをディスプレイ306に表示させる。ユーザ
はこれを見て録画予約した番組のどれとどれに放送時間
の重複があり、いつといつにその番組の再放送があるか
を知ることができる。
【0054】そして、ユーザは重複している録画予約し
た番組のうち、どれを別の再放送の録画に変更するかを
考え、決まったならばユーザ入力部304を操作して録
画予約の変更を行う。
【0055】番組情報管理部301は、ユーザ入力部3
04からの入力に従って、前記作成した番組表に基づき
番組を選択し、前記選択された番組の番組情報のうち、
“チャンネル”、“放送日”、“放送開始時刻”、“放
送終了時刻”を予約情報入力部205に供給する。
【0056】予約情報入力部205は、入力された番組
情報を録画予約管理部303に供給する。録画予約管理
部303は、再び、前記予約情報入力部205より入力
された番組情報に含まれる放送時間と、すでに録画予約
情報記憶部104に保存されている録画予約情報に含ま
れる放送時間で重複期間の有無の検出に戻る。
【0057】一方、予約した番組の放送時刻に重複があ
る場合であって、前記再放送情報が無い場合は、番組情
報管理部301は、再放送が無い旨を録画予約管理部3
03に通知する。すると、録画予約管理部303は、こ
の通知に基づいて放送時刻の重複する予約番組の情報と
再放送のない旨を表示する情報を作成して画面表示制御
部305に与え、画面表示制御部305はこれをディス
プレイ306に表示させる。ユーザはこれを見て録画予
約した番組のどれとどれに放送時間の重複があり、それ
らの番組の再放送がない旨を知ることができる。
【0058】そして、ユーザは重複している録画予約し
た番組のうち、どれを諦めるかを決め、決まったならば
ユーザ入力部304を操作してその番組の録画予約を取
り消すかあるいは変更する。
【0059】このように、録画予約が重複し、再放送も
無い場合には録画予約管理部303は、ユーザに予約情
報の変更または取り消しを促し、ユーザは、ユーザ入力
部304から予約情報の取り消しあるいは変更の指示を
入力することで、録画予約管理部303は、ユーザ入力
部304より入力された予約情報の取り消しまたは変更
の指示に従って、予約情報を取り消しまたは変更して、
予約情報記憶部104に保存する。
【0060】こうして予約情報記憶部104には放送時
刻に重複の無い放送番組の予約情報が記憶されることに
なる。予約情報に対する番組録画は次のようにして行わ
れる。タイマ102は、カレンダ情報や時刻情報を発生
して録画予約管理部303に与える。そして、この発生
したカレンダ情報や時刻情報を受けた録画予約管理部3
03は、予約された放送情報に一致若しくは1秒程度前
の時刻に到達すると録画制御部105に予約された放送
情報中のチャンネル情報とそのチャンネルでの録画の指
示を与える。録画制御部105は、録画予約管理部30
3からの指示に基づいて録画系にそのチャンネルでの放
送番組の録画を開始させるべく制御する。また、録画終
了時刻に到達すると録画予約管理部303は録画制御部
105に録画終了を指示する。録画制御部105は、録
画予約管理部303からの指示に基づいて録画系に録画
を終了させるべく制御する。
【0061】以上のような本システムによれば、ユーザ
が予約録画を複数指定して、指定された複数の番組情報
の間で放送日が同一で、開始時刻から終了時刻までの期
間の重複が発生する場合でも、同一内容の番組の放送が
複数回ある場合には、同一内容の番組の他の放送時間に
録画予約時間を容易に変更を行うことができ、希望の番
組を不足なく録画することができる。
【0062】尚、本実施形態では1台のVTRについて
の録画予約について説明したが、2台以上のVTRにつ
いての録画予約であってもよい。この場合、放送時間に
重複が検出されたときは、同一内容番組の他の時間の放
送に変更するか、他の1台に予約するVTRを変更する
かをユーザ入力もしくは録画予約管理部により選択する
ことにしてもよい。
【0063】そして、この場合、放送時間が重複してい
る番組数が受信可能台数を越える場合は、やはり、重複
している番組の予約情報うち受信可能台数を越えている
数もしくはそれ以上の番組を、本実施形態で述べたよう
に、同一内容の他の放送時間の番組に予約を変更するこ
とで、希望の番組を不足なく録画することができる。
【0064】また、本実施形態では、あらかじめ全ての
番組について再放送情報を検出したが、ユーザの録画予
約の入力を受けた後で、ユーザに指定された番組につい
ての再放送情報を検出することにしてもよい。
【0065】また、本実施形態では、番組の再放送情報
を、番組情報の内、番組名、ジャンル、番組概要を用い
て検出したが、同一内容の番組は同一IDとなる番組内
容識別IDを番組情報として供給してもよいし、再放送
情報そのものを番組情報として供給してもよい。
【0066】また、以上の実施形態ではVTRの録画予
約について説明したが、TVの視聴予約や、TVの視聴
予約とVTRの録画予約を組み合わせたものあってもよ
い。図2には本実施形態における番組表の一表示例を示
す。
【0067】図2(a)は月日を指定して番組表を表示
させた例であり、番組情報管理部301により生成され
る。番組表401には、カーソル402が表示される。
カーソル402は、番組を指定するもので、リモートコ
ントローラの指示に従って、カーソル402の位置が移
動し、カーソル位置の番組が反転表示される。リモート
コントローラの予約設定ボタンを押すことにより、番組
情報管理部301は番組表を図2(b)の表示に変え
る。
【0068】図2(b)では、録画予約に必要な情報を
表示し、ユーザに録画情報の確認を行う。ユーザは、録
画情報の確認後、再放送情報ボタン403、または、番
組詳細情報ボタン404、または、予約決定ボタン40
5をリモートコントローラのカーソルキーを用いて選択
し、リモートコントローラの決定ボタンで決定する。
【0069】ここで、本実施形態で述べた、予約した複
数番組間で放送時間に重複が無い場合は、録画予約管理
部303は図2(c)の録画予約リストを表示し、予約
確定状態となる。予約した複数番組間で放送時間に重複
がある場合は、録画予約管理部303は図2(d)の予
約重複情報を表示させる。予約重複情報画面では、重複
時間及び番組名情報406が表示される。カーソル40
7は、番組を指定するもので、リモートコントローラの
カーソルキーの指示に従って、カーソル407の位置が
重複時間及び番組名情報406の番組名上を移動し、カ
ーソル位置の番組名が反転表示される。リモートコント
ローラの再放送番組に番組予約を再調整するボタンを押
すことにより、番組情報管理部301は図2(e)のよ
うに、前記カーソルにて指定した番組と同一内容の番組
の再放送日時リスト408を表示する。
【0070】図2(e)でカーソル409は、録画予約
するために、再放送情報を選択するもので、リモートコ
ントローラの指示に従って、カーソル409の位置を再
放送日時リスト408上で番組放送日時ごとに移動し、
カーソル位置の番組放送日時が反転表示される。リモー
トコントローラの予約決定ボタンを押すことにより、録
画予約が決定される。
【0071】ここで再び、本実施形態で述べた、予約し
た複数番組間で放送時間に重複が無い場合は、図2
(c)の録画予約リストを表示し、予約確定状態とな
る。前記放送時間に重複が検出された場合は、図2
(d)の予約重複表示に戻る。
【0072】以上のような表示およびユーザ操作によ
り、録画予約時に番組の放送時間に重複が生じた場合、
容易な操作で、録画したい番組の予約時間を、同一内容
の他の放送時間の番組に変更することができ、希望する
番組の録画を行なうことができる。
【0073】また、本表示例ではユーザの操作により予
約時間の変更を行なったが図1の予約マネージャ303
が、複数の録画予約間で、予約時間に重複が無いよう
に、自動的に他の放送時間への変更の選択操作を行なう
機能を持たせた構成としてもよい。これにより、本シス
テムは、放送により提供される長期間のまとまった放送
番組の番組情報を利用し、この番組情報を記憶すると共
に、番組の録画予約がなされた際に、録画予約が複数に
亙る場合には、放送時刻の重複の有無を調べ、重複があ
ったときはこの記憶した番組情報を用いて番組の再放送
情報を作成したり、放送時刻の重複する録画予約登録が
発生した場合に、重複を避けるために番組の再放送情報
中から候補を選択してその候補の番組情報を入力して予
約登録を自動的に済ますようにした装置とすることがで
きる。
【0074】なお、本発明は上述した具体例に限定する
ことなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して
実施し得るものであり、録画装置はVTRの他、DVD
(ディジタルビデオディスク)装置、HDD(ハードデ
ィスク)装置などであってもよく、また、放送情報は放
送により提供されるばかりでなく、FD(フロッピディ
スク)やCD−ROM、DVDなど媒体に記録したもの
で頒布提供するようにしても良い。
【0075】従ってこの場合、予約マネージャ303
が、複数の録画予約間で、予約時間に重複が無いよう
に、自動的に他の放送時間への変更の選択操作を行なう
機能を持たせた構成としておくと、本システムは、放送
により提供される長期間のまとまった放送番組の番組情
報を用いるばかりでなく、上記の記憶媒体により提供さ
れる長期間のまとまった放送番組の番組情報を利用し、
この番組情報を記憶すると共に、番組の録画予約がなさ
れた際に、録画予約が複数に亙る場合には、放送時刻の
重複の有無を調べ、重複があったときはこの記憶した番
組情報を用いて番組の再放送情報を作成したり、放送時
刻の重複する録画予約登録が発生した場合に、重複を避
けるために番組の再放送情報中から候補を選択してその
候補の番組情報を入力して予約登録を自動的に済ますよ
うにした装置とすることができる。
【0076】また、本発明は少なくとも2台以上の番組
録画装置に録画予約を行う場合に、前記重複を検出する
手段により放送時刻の重複が検出された際に、放送時刻
の重複した予約番組数が、番組録画装置の台数以内であ
れば、重複した番組予約を、同時刻内に録画を実行する
予約をしていない他の受信機に番組予約を振り分け、放
送時刻の重複した予約番組数が、番組録画装置の台数を
越えるときは、前記入力された番組予約情報で指定され
る番組と同一内容の番組の番組情報を用い、予約情報を
同一内容の他の番組の放送情報に変更するような構成と
することもできる。
【0077】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、録画予約時に番組の放送時間に重複が生じた場合、
これをユーザに知らせると共に、代替の候補を提示し、
これに基づいてユーザは簡易な操作で、録画したい番組
の予約時間を、同一内容の他の放送時間の番組に変更す
ることができるようになるど、希望する番組の録画を情
報の調査などといった煩わしい操作を伴うことなく行な
うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明の
実施形態における電子番組ガイド装置の構成例を示すブ
ロック図
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明の
実施形態の番組表の表示例を示す説明図。
【符号の説明】
102…タイマ、104…予約情報記憶部、105…録
画制御部、201…番組情報受信部、203…番組情報
記憶部、205…予約情報入力部、301…番組情報管
理部、302…再放送検出部、303…録画予約管理
部、304…ユーザ入力部、305…画面表示制御部、
306…ディスプレイ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送を予定している番組の少なくとも放送
    日、放送時刻情報、放送局識別情報、番組名、を含む番
    組情報を入力する手段と、 前記番組情報を入力した番組についての再放送情報を入
    力する手段と、 番組録画予約または視聴予約に必要な番組予約情報を入
    力する手段と、 番組予約情報を記憶する手段と、 前記入力した番組予約情報と前記記憶した番組予約情報
    との間で放送日時の重複を検出する手段と、を有するこ
    とを特徴とする電子番組ガイド装置。
  2. 【請求項2】放送を予定している番組の少なくとも放送
    日、放送時刻情報、放送局識別情報、番組名、を含む番
    組情報を入力する手段と、 前記番組情報を入力した番組についての再放送情報を入
    力する手段と、 番組録画予約または視聴予約に必要な番組予約情報を入
    力する手段と、 番組予約情報を記憶する手段と、 前記入力した番組予約情報と前記記憶した番組予約情報
    との間で放送日時の重複を検出する手段と、 前記重複を検出する手段により放送時刻の重複が検出さ
    れると、再選択の余地のある前記入力された番組予約情
    報で指定される番組と同一内容の番組の予約候補を、番
    組情報中から選択する手段と、を有する事を特徴とする
    電子番組ガイド装置。
  3. 【請求項3】前記番組の再放送情報は、放送によりもし
    くは記録媒体により与えられる番組情報を用いて得るも
    のであることを特徴とする請求項1または2いずれか1
    項記載の電子番組ガイド装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2いずれか1項記載の電子
    番組ガイド装置において、 少なくとも2台以上の番組録画装置に録画予約を行う場
    合に、前記重複を検出する手段により放送時刻の重複が
    検出された際、放送時刻の重複した予約番組数が、番組
    録画装置の台数以内であれば、重複した番組予約を、同
    時刻内に録画を実行する予約をしていない他の受信機に
    番組予約を振り分け、放送時刻の重複した予約番組数
    が、番組録画装置の台数を越えるときは、前記入力され
    た番組予約情報で指定される番組と同一内容の番組の番
    組情報を用い、予約情報を同一内容の他の番組の放送情
    報に変更する手段を備えることを特徴とする電子番組ガ
    イド装置。
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