JPH11185015A - 画像処理装置および画像変換プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置および画像変換プログラムを格納した記憶媒体

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JPH11185015A
JPH11185015A JP9352648A JP35264897A JPH11185015A JP H11185015 A JPH11185015 A JP H11185015A JP 9352648 A JP9352648 A JP 9352648A JP 35264897 A JP35264897 A JP 35264897A JP H11185015 A JPH11185015 A JP H11185015A
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JP9352648A
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Koichi Fujimura
浩一 藤村
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換テーブルに格納されていない点について
もこの点を含む区間の最適な補完関数により補完し、精
度の良い変換処理を行う。 【解決手段】 補完テーブル作成手段16Aにより、変
換テーブルから適当な区間で選択された選択点に対応す
る変換値としての成分を取り出して補完テーブルを作成
し、第1の補完処理手段16Bにより補完テーブルの成
分に対して各区間の補完関数毎に評価値を算出し、各区
間毎に格納した評価値の中から最小値を選択して、補完
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素の変換を、画
素の情報により多数の変換テーブルを用いることなく、
変換した画質の低下を生じることがない画像処理装置お
よび画像変換プログラムを格納した媒体に関する。画素
の変換を、画素の情報(RGB値、Lab値など)によ
り前もって用意された変換テーブルを参照することによ
って行う場合、多数の変換テーブルを格納する大きな領
域を必要とせず、変換された画質が低下しないようにす
ることが必要である。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置においては、画像入
力部や画像データファイルからの画像データを画像展開
領域を有するメモリ部に展開した後に、図13および図
14に示すような変換テーブルを参照して画素の変換を
画素の情報により行っていた。図13に示す変換テーブ
ル101には、RGB値に対するLab値が予め格納さ
れている。すなわち、R0G0B0に対するL0a0b
0,・・・RnGnBnに対するLnanbnが変換テ
ーブル101内に予め格納されており、入力値としてR
nGnBnが入力すると、Lnanbnに変換されて出
力される。
【0003】また、図14に示す変換テーブル102に
は、変換前の輝度に対応した変換後の輝度が予め格納さ
れている。すなわち、変換前の輝度y0に対応する変換
後の輝度Y0、・・・・変換前の輝度ynに対応する変
換後の輝度Ynが変換テーブル102内に予め格納され
ており、変換前の輝度ynが入力すると、変換されたY
nが出力される。
【0004】すなわち、RGB画像からLab画像への
変換や、輝度を変更する変換などでは、図13および図
14に示すように、画素のRGBに対応したLab値を
格納した変換テーブル101や、変換前の輝度に対応し
た変換後の輝度を格納した変換テーブル102を予め用
意し変換を行うことが行われている。この場合、例え
ば、RGB画像をLab画像に変換する場合には、R,
G,Bのそれぞれの階調数をr,g,bとするとr×g
×b個の変換テーブルが必要となり、階調数によっては
変換テーブルの格納のために大きな領域が必要となって
しまう。そこで、図15に示すように、変換テーブルと
して、元の変換テーブル101のr×g×b個のうち、
適当な間隔で数個だけを変換テーブル103として格納
し、格納されていない点については、格納された点を補
完点として、これらを補完することで変換をすることが
行われている。
【0005】図15において、その変換テーブル101
内には、R0G0Bに対する変換値、R0G0B1に対
する変換値、・・・R0G0Bnに対する変換値・・・
が格納され、選択された選択点による変換テーブル10
3には、選択点0としてR0G0B0に対する変換値、
選択点1としてR0G0Bnに対する変換値が格納され
る。
【0006】しかしながら図16に示すように、選択点
としてnとn+1を選択した場合、補完で得られる値A
に対する入力値Bに対応した補完結果値Cと、元の変換
テーブル101上の値Dに対する入力値Bに対応する元
の変換テーブル101の変換値Eとの誤差はF1で示さ
れる。このように、選択点nと選択点n+1の選択によ
っては元の変換テーブル101の変換結果値Eとの間に
誤差F1が生じる。
【0007】また、図17に示すように、選択点nと選
択点n+1との間にGに示すような関数を用いた場合に
は、元の変換テーブル101上の値Dに対する入力値B
に対応した変換結果値Eと、関数Gに対する入力値Bに
対応した補完結果値Cとの間との誤差はF2で示され
る。このように、補完関数Gによって、元の変換テーブ
ル101の変換結果値Eとの間に誤差F2が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像処理装置に
あっては、選択点による変換テーブルを参照して画素の
変換を画素の情報により行う場合、前述したように、格
納される補完点の選択の仕方や補完関数の形式によって
は良好な補完が行えず、元の変換テーブルの変換結果と
の間に誤差が発生し、変換画像の画質の低下を生じてし
まう場合がある。
【0009】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、最小限度の選択点による変換テ
ーブルを用いて、精度良く補完処理を行うことができ、
変換画像の画質の低下が生じない画像処理装置および画
像変換プログラムを格納した記憶媒体を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、次のように構成する(図1、参照)。請
求項1の発明は、画素の変換を、画素の情報に基づい
て、前もって用意された変換テーブルを参照することで
行う画像処理装置において、前記変換テーブルから適当
な区間で選択された選択点に対応する変換値としての成
分を取り出して補完テーブルを作成する補完テーブル作
成手段16Aと、前記補完テーブルの成分に対して各区
間の補完関数毎に評価値を算出して、所定の領域に格納
し、各区間毎に格納した評価値の中から最小値を選択す
る補完処理手段16Bと、を備える。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の画像処
理装置において、前記評価値の最小値と予め所定の領域
に格納された成分の区間毎のしきい値の中の該当するし
きい値とを比較する比較手段16Cと、該比較手段の比
較結果により補完区間として二つの選択点を開始位置、
終了位置として評価値が最小になった補完関数を第2の
変換テーブルに登録する補完点登録手段16Fと、を設
けた。
【0012】請求項3の発明は、請求項2記載の画像処
理装置において、前記比較手段16Cによる比較結果が
しきい値より大きい場合には、しきい値より小さくなる
まで区間内に変換テーブルの中から新たな選択点を増設
する選択点増設手段16Dと、増設された選択点により
生成される各区間毎の評価値を算出し、最小となる評価
値を選択し区間の評価値の総和と前記しきい値とを比較
し、総和がしきい値以下になるまで補完処理を行う第2
の補完処理手段16Eと、を設けた。
【0013】請求項4の発明は、画素の変換を、画素の
情報に基づいて、前もって用意された変換テーブルを参
照することで行うための画像変換プログラムを格納した
記憶媒体において、前記変換テーブルから適当な区間で
選択された選択点に対応する変換値としての成分を取り
出して補完テーブルを作成する補完テーブル作成手段1
6Aと、前記補完テーブルの成分に対して各区間の補完
関数毎に評価値を算出し、所定の領域に格納し、各区間
毎に格納した評価値の中から最小となるものを選択する
第1の補完処理手段16Bと、前記評価値の最小値と予
め所定の領域に格納された成分の区間毎のしきい値の中
の該当するしきい値とを比較する比較手段16Cと、該
比較手段16Cの比較結果がしきい値より小さい場合に
は、補完区間として二つの選択点を開始位置、終了位置
として評価値が最小になった補完関数を第2の変換テー
ブルに登録する補完点登録手段16Fと、前記比較手段
による比較結果がしきい値より大きい場合には、しきい
値より小さくなるまで区間内に変換テーブルの中から新
たな選択点を増設する選択点増設手段16Dと、増設さ
れた選択点により生成される各区間毎の評価値を算出
し、最小となる評価値を選択し区間の評価値の総和と前
記しきい値とを比較し、総和がしきい値以下になるまで
補完処理する第2の補完処理手段16Eと、を備えたこ
とを特徴とする画像変換プログラムを格納した記憶媒体
よりなる。
【0014】このような構成を備えた本発明によれば、
変換テーブルから適当な区間で選択された選択点に対応
する変換値としての成分を取り出して補完テーブルを作
成し、補完テーブルの成分に対して各区間の補完関数毎
に評価値を算出し、各区間毎に格納した評価値の中から
最小値の中から最小となるものを選択するので、複数の
補完関数の中から最も適当なものを用いて補完を行うこ
とができ、精度の良い変換処理を行うことができる。
【0015】また、評価値の最小値と予め所定の領域に
格納された成分の区間毎のしきい値の中の該当するしき
い値とを比較し、比較結果により補完区間として二つの
選択点を開始位置、終了位置として評価値が最小になっ
た補完関数を第2の変換テーブルに登録するので、補完
の精度を変えることができ、変換精度を向上させること
ができる。
【0016】また、比較結果がしきい値より大きい場合
には、しきい値より小さくなるまで区間内に変換テーブ
ルの中から新たな選択点を増設し、増設された選択点に
より生成される各区間毎の評価値を算出し、区間の評価
値の総和としきい値とを比較し、総和がしきい値以下に
なるまで補完処理するので、第2の変換テーブルに格納
されていない選択点についても、この選択点を含む区間
の最適な補完関数により補完を行えるのでさらに精度の
良い変換処理を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施形態を示す
ブロック図である。図2において、1はスキャナなどの
画像入力部、2は画像データを格納した画像データファ
イルであり、これらの画像入力部1および画像データフ
ァイル2から画像データが第1メモリ部3の画像展開領
域に展開される。
【0018】第1メモリ部3に格納された画像データ
は、CPU4に転送される。5は元の変換テーブルであ
る第1の変換テーブルであり、第1の変換テーブル5内
には、図15に示すように、例えばR0G0B0に対す
る変換値・・・R0G0Bnに対する変換値・・・が予
め格納されている。第1の変換テーブル5内の各変換値
は、操作入力部6により、第2メモリ部7内に格納され
る。すなわち、図15に示すような選択点による変換テ
ーブル8が第2メモリ部7内に格納される。これにより
最小限度の選択点による変換テーブル8を用いることが
できる。すなわち、元の変換テーブルである第1の変換
テーブル5のr×g×b個のうちの最小限度の選択点に
よる数個だけの変換テーブル8を用いることができる。
【0019】9は第3メモリ部であり、第3メモリ部9
内には補完処理のための補完テーブル10が格納され
る。補完テーブル10は、第2メモリ部7内に格納され
た選択点による変換テーブル8の選択点を用いて作成さ
れる。作成された補完テーブル10の例を図3に示す。
図3において、補完テーブル10は、選択点0〜m毎に
選択点による変換テーブル8から変換値である成分を取
り出して作成される。また、選択点0と選択点1の間隔
が区間0、・・・選択点m−1と選択点mとの間隔が区
間m−1となる。成分数0〜mは、変換形式により変化
する。例えば、RGB画像をLab画像に変換する場合
は「3」となり、輝度を変更する場合は「1」となる。
【0020】補完テーブル10の各成分毎に各区間の補
完関数毎の評価値を算出する。図4は各区間の補完関数
毎の評価値の算出を説明する説明図である。図4におい
て、選択点iと選択点i+1の間の第1の変換テーブル
5の値はDで示され、選択点iと選択点i+1を結ぶ区
間iの補完関数はtで示される。def0,def1,def2・・
・defnは区間i内の0番目、1番目、2番目・・・n番
目における第1の変換テーブル8の値Dと補完関数tの
値との差の絶対値である。補完関数tの区間iの評価値
=Σdefn で算出される。
【0021】図2に戻って、図4で算出された評価値
は、第4メモリ部11内に格納される。第4メモリ部1
1内に格納された評価値を図5に示す。図5において、
各区間0〜m−1毎に補完関数0〜l毎の評価値k00
〜klm−1がそれぞれ算出されて、第4メモリ部11
に格納される。例えば、評価値k00は、区間0におけ
る補完関数0の評価値を示す。
【0022】図2において、第5メモリ部12内には操
作入力部6により予め用意された各成分の区間毎のしき
い値が格納される。このしきい値を図6に示す。図6に
示すように、各成分0〜nの区間0〜m−1毎のしきい
値S00〜Sm−lmを予め設定する。この場合しきい
値S00〜Sm−lmは、第1の変換テーブル5の位置
や成分により変えるようにする。例えば、Lab画像へ
の変換において、色味を示すab成分の変換精度よりも
明るさを示すL成分の変換精度を高めることや成分値の
小さいところ(暗い所)よりもL成分値の大きい所(明
るい所)の変換精度をことができるようにしている。す
なわち、第1の変換テーブル5上の位置と成分により、
補完の評価に使用するしきい値を変えることで、補完の
精度を変えることができるようにしている。なお、第1
の変換テーブル5の位置により変換値が変化している
(図15、参照)。
【0023】図5に示す各区間0〜m−1毎に第4メモ
リ部に格納した評価値k00〜k1m−lの中から最小
となるものを選択し、図6に示す予め用意された各成分
0〜mの区間0〜m−l毎のしきい値S00〜Sm−l
mの中の該当するしきい値S00〜Sm−lmとの比較
を行う。最小の評価値としきい値とを比較した結果、評
価値がしきい値より小さい場合には、図2の第6メモリ
部13の第2の変換テーブル14に開始位置と、終了位
置および補完関数を格納する。
【0024】図7に第2の変換テーブル14を示す。図
7に示すように、区間0〜tによる2つの選択点0〜t
を開始位置、SS7位置として評価値が最小になった補
完関数f00〜fntを各成分0〜n毎に格納する。例
えば、区間0においては、選択点0を開始位置S00、
選択点1を終了位置e00として評価値が最小となった
補完関数f00を成分0について第2の変換テーブルに
格納する。
【0025】評価値としきい値を比較して比較した結
果、評価値がしきい値より大きい場合には、すなわち、
図8に示すように、評価値が最小となった補完関数tの
Σdefnがしきい値より大きいときは、図9に示すよう
に、選択点iと選択点i+1の間に選択点Hを増設す
る。そして、図10に示すように、増設した選択点Hに
より生成される各区間毎の評価値を算出する。
【0026】図10の補完関数t0は、選択点i(開始
位置)と増設された選択点H(終了位置)で構成される
区間に対して図4の方法で算出される評価値が最小とな
った補完関数を示す。また、補完関数t1は増設された
選択点H(開始位置)と選択点i+1(終了位置)で構
成される区間に対し、図4の方法で算出される評価値が
最小となった補完関数を示す。したがって、区間iの評
価値の総和=補完関数t0の評価値+補完関数t1の評
価値となる。
【0027】この評価値の総和としきい値とを比較し、
比較した結果、総和がしきい値よりもまだ大きい場合に
は、図10で算出された各区間の評価値がしきい値より
大きい区間に対して、図9に示すように、新たに選択点
を増設し、各区間の評価値を算出し、これらの総和とし
きい値を再度比較する。この補完処理を評価値の総和が
しきい値以下になるまで繰り返して行う。
【0028】総和がしきい値以下になったときは、図7
に示すように増設された新たな選択点に生成される全て
の区間の開始位置、終了位置、補完関数を第2の変換テ
ーブル14に格納する。この補完処理は、第1の変換テ
ーブル5上の全ての成分について行う。図7において、
補完区間0〜tは増設された選択点Hにより生成される
全ての区間を示している。
【0029】再び図2に戻って、第7メモリ部(RO
M)15のプログラム領域内には画像変換を行う画像変
換プログラム16が格納されている。CPU4はこの画
像変換プログラム16にしたがって、入力する画像デー
タを変換して、第8メモリ部17の変換画像格納領域内
に変換画像データを格納し、ディスプレイまたはプリン
タである画像出力部18に出力する。
【0030】図11は第7メモリ部15内に格納された
画像変換プログラム16の構成例を示す図である。図1
1において、画像変換プログラム16は、補完テーブル
作成手段としての補完テーブル作成部16A、第1の補
完処理手段としての第1の補完処理部16B、比較手段
としての比較部16C、選択点増設手段としての選択点
増設部16D、第2の補完処理手段としての第2の補完
処理部16E、補完点登録手段としての補完点登録部1
6Fおよび画像変換部16Gを有する。
【0031】補完テーブル作成部16Aは第1の変換テ
ーブル5から適当な区間で選択された選択点に対応する
変換値としての成分を取り出して補完テーブル10を作
成し、第3メモリ部9に格納する。第1の補完処理部1
6Bは、第3メモリ部9に格納された補完テーブル10
の成分に対して各区間の補完関数毎に評価値を算出し、
第4メモリ部7に格納し、各区間毎に第4メモリ部11
に格納した評価の中から最小となるものを選択する。
【0032】比較部16Cは評価値の最小値と予め第5
メモリ部12に格納された成分の区間毎のしきい値の中
の該当するしきい値とを比較する。選択点増設部16D
は比較部16Cによる比較信号がしきい値より大きい場
合には、しきい値より小さくなるまで区間内に選択点に
よる変換テーブル8の中から新たな選択点を増設する。
【0033】第2の補完処理部16Eは、増設された選
択点により生成される各区間毎の評価値を算出し、最小
となる評価値を選択し、区間の評価値の総和としきい値
とを比較し、総和がしきい値以下になるまで補完処理を
行う。補完点登録部16Fは、比較部16Cの比較結果
がしきい値より小さい場合には、補完区間として二つの
選択点を開始位置、終了位置として評価値が最小になっ
た補完関数を第2の変換テーブル14に登録し、しきい
値が大きい場合には、増設された新たな選択点により生
成される全ての区間の開始位置、終了位置、補完関数を
第2の変換テーブル14に登録する。
【0034】画像変換部18は、入力された画像の画素
の成分(RGB,Labなど)毎に、画素の成分が第2
の変換テーブル14上のどの補完区間に含まれるかをサ
ーチし該当する区間を見つけ、該当する区間が見つかっ
たら、この区間に対する補完関数を使用して画素の成分
の変換を行う。この処理を入力画像の画素数分繰り返す
ことで変換処理を行う。
【0035】図12は動作を説明するフローチャートで
ある。図12において、まず、ステップS1で補完テー
ブル作成部16Aにより、第1の変換テーブル5から適
当な間隔で選択された選択点による変換テーブル8を参
照して図3に示すような選択点0〜m毎の各成分0〜n
を取り出して補完テーブル10を作成する。作成された
補完テーブル10において、選択点0と選択点1の間隔
が区間0、選択点1と選択点2との間隔が区間1、・・
・選択点m−1と選択点mとの間隔が区間m−1とな
る。ここで、成分数は変換形式により変化する。例えば
RGB画像をLab画像に変換する場合「3」となり、
輝度を変更する場合には「1」となる。
【0036】次に、ステップS2で第1の補完処理部1
6Bにより、図3の補完テーブル10の各成分毎に図4
に示すように、各区間の補完関数毎の評価値を算出す
る。図4に示すように、補完関数tの区間iの評価値
は、Σdefnで得られ、defnは区間i内のn番目の点に対
する第1の変換テーブル5の変換結果値と補完関数tの
値との差の絶対値である。算出された評価値は、図3に
示され、第4メモリ部11に格納される。図3に示すよ
うに、例えば、区間0における補完関数0〜lの各評価
値はk00〜km0で示される。
【0037】次に、ステップS3で図5の各区間0〜m
−1毎に、格納した評価値k00〜klm−1の中から
最小となるものを選択し、第5メモリ部12内に予め格
納された図6の各成分0〜nの区間0〜m−1毎のしき
い値S00〜Sm−1nの中の該当するしきい値と比較
部16Cにより比較する。例えば、図5において成分0
につき区間0の補完関数0〜lにおける評価値k00が
最小値であるとすると、この評価値k00と図6の成分
0の区間0のしきい値S00を比較する。この場合、第
1の変換テーブル5上の位置や成分によってしきい値S
00〜Sm−1nを変える。しきい値S00〜Sm−1
nを変えることにより補完の精度を変えることができる
からである。
【0038】評価値としきい値との比較結果により、評
価値がしきい値より小さい場合には、ステップS6に進
み、補完点登録部16Fにより図7に示すように、区間
0〜tに対する2つの選択点0と選択点1、・・・選択
点t−2と選択点t−1を開始位置、終了位置として評
価値が最小となった補完関数f00〜fntを第6メモ
リ部6の第2の変換テーブル14に格納する。
【0039】区間の最小の評価値としきい値を比較した
結果、評価値がしきい値より大きい場合には、ステップ
S4で選択点増設部16Dにより図9に示すように、区
間内の第1の変換テーブル5の中から新たな選択点Hを
増設する。次に、ステップS5で第2の補完処理部16
Eにより、図10に示すように、増設した選択点4によ
り生成される各区間毎の評価値を算出する。ステップS
3に戻ってこれらの総和としきい値とを比較し、比較し
た結果が、しきい値よりもまだ大きい場合は、図10で
算出された各区間毎の評価値が最大となった区間に対
し、図9に示した方法で新たな選択点を増設し(ステッ
プS4、参照)、図10と同様の方法で、各区間毎の評
価値を算出し(ステップS5、参照)、これらの総和と
しきい値を再度比較する(ステップS3、参照)。この
処理を算出される評価値の沿う総和がしきい値以下にな
るまで繰り返し行い、しきい値以下になった時に、補完
点登録部16Fにより、増設された新たな選択点により
生成される全ての区間の開始位置・終了位置・補完関数
を図7に示し第2の変換テーブル14に格納する。以上
の処理を第1の変換テーブル5上の全ての成分について
行う。
【0040】こうして、図7に示すように第2の変換テ
ーブル14が作成される。作成された第2の変換テーブ
ル14に対して変換を行う画像データを画像変換部16
Gへ入力する。画像変換部16Gでは、入力された画像
の画素の成分(RGB,Labなど)毎に、画素の成分
が第2の変換テーブル14上のどの補完区間に含まれる
かをサーチし該当する区間を見つけ、該当する区間が見
つかったら、この区間に対する補完関数を使用して画素
の成分の変換を行う。この処理を入力画像の画素数分繰
り返すことで変換処理を行う。
【0041】こうして、最小限度の選択点で第2の変換
テーブル14を作成できるとともに、第2の変換テーブ
ル14に格納されていない選択点についても、この選択
点を含む区間の最適な補完関数により補完を行えるた
め、増設する選択点の選択の仕方や補完関数の形式によ
り生じる第1の変換テーブル5上の値と変換結果値との
間の誤差を減少させ、変換画像の画質の低下を防止する
ことができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、変換テーブルから適当な区間で選択された選択点に
対応する変換値としての成分を取り出して補完テーブル
を作成し、補完テーブルの成分に対して各区間の補完関
数毎に評価値を算出し、各区間毎に格納した評価値の中
から最小となるものを選択するため、複数の補完関数の
中から最も適当なものを用いて補完を行うことができ、
精度の良い変換処理を行うことができる。
【0043】また、評価値の最小値と予め所定の領域に
格納された成分の区間毎のしきい値の中の該当するしき
い値とを比較し、比較結果により補完区間として二つの
選択点を開始位置、終了位置として評価値が最小になっ
た補完関数を第2の変換テーブルに登録したため、補完
の精度を変えることができ、変換精度を向上させること
ができる。
【0044】また、比較結果がしきい値より大きい場合
には、しきい値より小さくなるまで区間内に変換テーブ
ルの中から新たな選択点を増設し、増設された選択点に
より生成される各区間毎の評価値を算出し、区間の評価
値の総和としきい値とを比較し、総和がしきい値以下に
なるまで補完処理するため、第2の変換テーブルに格納
されていない選択点についても、この選択点を含む区間
の最適な補完関数により補完を行えるのでさらに精度の
良い変換処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施形態を示す全体図
【図3】補完テーブルを示す図
【図4】評価値の算出の説明図
【図5】算出された評価値を示す図
【図6】各成分の区間毎のしきい値を示す図
【図7】第2の変換テーブルを示す図
【図8】評価値が最小となった補完関数と第1の変換テ
ーブル上の値との関係を示す説明図
【図9】増設される選択点の説明図
【図10】増設した選択点を含む区間の評価値の算出の
説明図
【図11】画像変換プログラムの構成例を示す図
【図12】動作を説明するフローチャート
【図13】従来の変換テーブルを示す図
【図14】従来の他の変換テーブルを示す図
【図15】元の変換テーブルに対する選択点による変換
テーブルを示す図
【図16】補完点と補完関数による誤差の説明図
【図17】補完点と補完関数による他の誤差の説明図
【符号の説明】
1:画像入力部 2:画像データファイル 3:第1メモリ部 4:CPU 5:第1の変換テーブル 6:操作入力部 7:第2メモリ部 8:選択点による変換テーブル 9:第3メモリ部 10:補完テーブル 11:第4メモリ部 12:第5メモリ部 13:第6メモリ部 14:第2の変換テーブル 15:第7メモリ部(ROM) 16:画像変換プログラム 16:補完テーブル作成部(補完テーブル作成手段) 16B:第1の補完処理部(第1の補完処理手段) 16C:比較部(比較手段) 16D:選択点増設部(選択点増設手段) 16E:第2の補完処理部(第2の補完処理手段) 16F:補完点登録部(補完点登録手段) 16G:画像変換部 17:第8メモリ部 18:画像出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/64 H04N 1/46 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素の変換を、画素の情報に基づいて、前
    もって用意された変換テーブルを参照することで行う画
    像処理装置において、 前記変換テーブルから適当な区間で選択された選択点に
    対応する変換値としての成分を取り出して補完テーブル
    を作成する補完テーブル作成手段と、 前記補完テーブルの成分に対して各区間の補完関数毎に
    評価値を算出して、所定の領域に格納し、各区間毎に格
    納した評価値の中から最小値を選択する補完処理手段
    と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像処理装置において、 前記評価値の最小値と予め所定の領域に格納された成分
    の区間毎のしきい値の中の該当するしきい値とを比較す
    る比較手段と、 該比較手段の比較結果により補完区間として二つの選択
    点を開始位置、終了位置として評価値が最小になった補
    完関数を第2の変換テーブルに登録する補完点登録手段
    と、を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像処理装置において、 前記比較手段による比較結果がしきい値より大きい場合
    には、しきい値より小さくなるまで区間内に変換テーブ
    ルの中から新たな選択点を増設する選択点増設手段と、 増設された選択点により生成される各区間毎の評価値を
    算出し、最小となる評価値を選択し区間の評価値の総和
    と前記しきい値とを比較し、総和がしきい値以下になる
    まで補完処理を行う第2の補完処理手段と、を設けたこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】画素の変換を、画素の情報に基づいて、前
    もって用意された変換テーブルを参照することで行うた
    めの画像変換プログラムを格納した記憶媒体において、 前記変換テーブルから適当な区間で選択された選択点に
    対応する変換値としての成分を取り出して補完テーブル
    を作成する補完テーブル作成手段と、 前記補完テーブルの成分に対して各区間の補完関数毎に
    評価値を算出し、所定の領域に格納し、各区間毎に格納
    した評価値の中から最小となるものを選択する第1の補
    完処理手段と、 前記評価値の最小値と予め所定の領域に格納された成分
    の区間毎のしきい値の中の該当するしきい値とを比較す
    る比較手段と、 該比較手段の比較結果がしきい値より小さい場合には、
    補完区間として二つの選択点を開始位置、終了位置とし
    て評価値が最小になった補完関数を第2の変換テーブル
    に登録する補完点登録手段と、 前記比較手段による比較結果がしきい値より大きい場合
    には、しきい値より小さくなるまで区間内に変換テーブ
    ルの中から新たな選択点を増設する選択点増設手段と、 増設された選択点により生成される各区間毎の評価値を
    算出し、最小となる評価値を選択し区間の評価値の総和
    と前記しきい値とを比較し、総和がしきい値以下になる
    まで補完処理する第2の補完処理手段と、を備えたこと
    を特徴とする画像変換プログラムを格納した記憶媒体。
JP9352648A 1997-12-22 1997-12-22 画像処理装置および画像変換プログラムを格納した記憶媒体 Withdrawn JPH11185015A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004234624A (ja) * 2003-01-07 2004-08-19 Seiko Epson Corp 静止画像生成装置、静止画像生成方法、静止画像生成プログラム、および静止画像生成プログラムを記録した記録媒体
JP2013219522A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Konica Minolta Inc 色変換テーブル作成装置、色変換テーブル作成装置を含む出力システム、及び色変換テーブル作成装置の制御プログラム

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