JPH11184913A - 物流支援システム - Google Patents

物流支援システム

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JPH11184913A
JPH11184913A JP35335197A JP35335197A JPH11184913A JP H11184913 A JPH11184913 A JP H11184913A JP 35335197 A JP35335197 A JP 35335197A JP 35335197 A JP35335197 A JP 35335197A JP H11184913 A JPH11184913 A JP H11184913A
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business
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JP35335197A
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Tetsuya Egashira
哲也 江頭
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Yamato Transport Co Ltd
Original Assignee
Yamato Transport Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 修理品などの物流業務を効率化して、ユーザ
ー及び事業者双方に有益な物流支援システムを提供す
る。 【解決手段】 物流指示情報の生成処理手段10aと集
金指示情報の生成処理手段10cを有するデータ処理装
置10Aを備えた事業局3と、物流処理局2とから物流
支援システム1を構成する。物流処理局2は、中央処理
局7と地域処理局9とを通信回線網8で接続してなる構
成を有するとともに、この中央処理局7にデータ処理装
置13を備え、このデータ処理装置13を上記物流指示
情報または集金指示情報を受領して、受領した情報に対
応する送付状を発行するように物流支援システム1を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、修理品や再生品或
いは返品にかかる物流業務さらには通信教育用教材等に
関わる物流業務を支援するための物流支援システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】修理品や再生品或いは返品に関わる物流
業務、例えば、電気製品の修理品に関わる物流業務は、
修理品の回収業務とその返却業務とに大別できるのが一
般的である。この場合の修理品の回収業務は、ユーザー
が修理品を特約店や量販店に持ち込むと共に、メーカー
がその修理品を回収することにより行われ、一方、返却
業務は、ユーザーが修理品の受取に訪れることによって
行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な修理品等の物流業務をユーザーからみると、ユーザー
は、自ら修理品を特約店などに持込まねばならないの
で、その煩わしさと余計な時間を要しているという点に
問題がある。一方、メーカーからみると、修理品の回収
業務や返品業務という本来の修理業務以外の部分に人員
と経費を必要とし、このことが収益のマイナス要因にな
っている点に問題がある。また、収益のマイナス要因が
あれば、メーカーはこれを製品価格やサービス価格に上
乗せせざるを得ず、このことはユーザーからみても問題
であることはいうまでもない。
【0004】そこで、本発明者は、上記のような修理品
等の物流業務における効率化を目的として検討を進めた
ところ、ユーザー及びメーカーの双方の物流業務を代行
して行う処理局を設けることにより、物流業務の効率化
を図り、ユーザーとメーカーの双方に有益となるシステ
ムを発案し、本発明の完成にいたったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、物流指示情報の生成処理手段と集金指示
情報の生成処理手段を有するデータ処理装置を備えた事
業局と、物流処理局とからなる構成を有する物流支援シ
ステムであって、上記物流処理局は、中央処理局と複数
の地域処理局とを通信回線網で接続してなる構成を有す
るとともに、この中央処理局にデータ処理装置を備え、
このデータ処理装置を上記物流指示情報または集金指示
情報を受領して、受領した情報に対応する送付状を発行
するように構成してある物流支援システムに特徴があ
る。
【0006】この物流支援システムよれば、事業局は、
物流指示情報と集金指示情報の生成と伝達という情報処
理を行うだけで、当該指示情報に対応する物流業務は物
流処理局に代行させることができる。
【0007】また、物流支援システムは、物流指示情報
の生成処理手段と集金指示情報の生成処理手段を有する
データ処理装置を備えた事業局、物流処理局及び申込情
報生成処理手段を有するデータ処理装置を備えた利用局
とからなる構成を有する物流支援システムであって、上
記物流処理局は、中央処理局と複数の地域処理局とを通
信回線網で接続してなる構成を有するとともに、この中
央処理局にデータ処理装置を備え、このデータ処理装置
を上記物流指示情報または集金指示情報を受領して、受
領した情報に対応する送付状を発行するように構成して
ある物流支援システムとすることができる。
【0008】この物流支援システムのように、利用局を
設ける場合には、利用局において申込情報を生成するこ
とができるので、これを事業局において受領するととも
に、自局内におけるデータ処理装置に取り込めば、これ
に基づいて物流指示情報を生成して、物流処理局に伝達
することができる。
【0009】また、上記いずれの物流支援システムにお
いても、前記事業局と物流処理局のデータ処理装置を互
いに情報伝達手段によって接続した構成を有して、物流
支援システムを構成するのが好ましい。そうすれば、事
業局で生成した物流指示情報と集金指示情報を簡便に物
流処理局に伝達することができる。
【0010】さらにまた、前記事業局と利用局のデータ
処理装置を互いに情報伝達手段で接続した構成を有し
て、物流支援システムを構成するのが好ましい。そうす
れば、利用局で生成した申込情報を簡便に物流処理局に
伝達することができる。
【0011】いずれの物流支援システムにおいても、前
記物流処理局のデータ処理装置と、事業局のデータ処理
装置に共通情報の記憶部を有する記憶手段を設けて、共
通情報の装置間相互交換を可能に構成してあるものが好
ましい。この場合は、共通情報を装置間で共有すること
によって、情報の一元管理が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる物流支援シ
ステムの一例として、好適な実施の形態について説明す
る。図1は、本発明にかかる物流支援システム1の全体
構成図を図示したものである。物流支援システム1は、
物流処理局2と事業局3とからなる構成を基本的な構成
として有するものであるが、この事業局3の構成に応じ
て、物流処理局2と事業局3とを物流指示情報その他の
情報伝達手段4により接続することもでき、さらには利
用局5を設け、これを事業局3に対して申込情報伝達手
段6により接続した構成ともなし得るものである。
【0013】物流処理局2は、事業局3から物流指示情
報または集金指示情報を受けて、それに対応する荷物の
回収と、利用料金の回収にかかる情報処理及び物流業務
にかかる処理を行うもので、図示のように7A,7B,
7Cとして三箇所(例えば、「東京」、「札幌」、「福
岡」の三箇所)に中央処理局7を設けて、各中央処理局
7A,7B,7Cをそれぞれ専用の通信回線網8で接続
する一方、各々を管轄する地域処理局9・・・を同じく
通信回線網8で各中央処理局7A,7B,7Cのいずれ
かに接続して構成されている。この物流処理局2は、物
流処理の効率化を考慮して、三箇所に中央処理局7を設
ける構成を採用してあるが、中央処理局7の設置数自体
は、これに限定されることはなく、これらを統括して中
央処理局7を1つにしたり、もちろんさらに分散させて
設置数を増やしても良い。なお、中央処理局7と地域処
理局9との具体的な構成については後述する。
【0014】事業局3は、主に一般の個人ユーザーを対
象にした商品やサービスの提供を行う場合に必要な情報
処理を行うもので、事業内容により種々の業者が考えら
れるが、ここでは、その一般的な例として、物流指示情
報の生成処理手段10aと、申込情報受信処理手段10
b及び集金指示情報の生成処理手段10cを有するデー
タ処理装置10Aを自局内に備えた家庭用電化製品のメ
ーカー(以下「家電メーカーという」)を事業局3Aと
してある。また図面には、このほかの事業局3の一例と
して、3B,3Cの2つの事業局を示してあるが、事業
局3Bは、少なくとも物流指示情報の生成処理手段10
aと集金指示情報の生成処理手段10cを有するデータ
処理装置10Bを自局内に備えた通信教育業者、事業局
3Cは、同じく物流指示情報の生成処理手段10aと集
金指示情報の生成処理手段10cを有するデータ処理装
置10Cを自局内に備えた商品の品質検査業者を想定し
ている。
【0015】事業局3Aに備えられるデータ処理装置1
0Aは、物流指示情報の生成処理手段10aと、集金指
示情報の生成処理手段10cとを備え装置であって、
一般的なコンピューターまたは携帯可能な情報端末装置
でよく、コンピューターの場合、その規模は、パーソナ
ルコンピューター(いわゆるパソコン)程度のものか
ら、ワークステーション或いは大型汎用機程度のいずれ
でも良い。なお、生成処理手段10aとしては、例え
ば、物流指示情報の生成処理を行うプログラム、生成処
理手段10cとしては、例えば、集金指示情報の生成処
理を行うプログラムを記憶手段10dに格納したものと
することが考えられる。
【0016】このデータ処理装置10Aは、物流指示情
報の生成処理手段10aと集金指示情報の生成処理手段
10cを備えるほか、後述の如く、利用局5Aを設ける
関係で、申込情報の受信処理を行うプログラムを申込情
報の受信処理手段10bとしてその記憶手段10dに格
納したものとなっている。このようにデータ処理装置1
0Aは、少なくとも物流指示情報の生成処理手段10
a、集金指示情報の生成処理手段10c及び記憶手段1
0dを有すればよく、その他の具体的な構成は利用局5
Aを設けるか否かさらには、事業局3A内のシステムの
構成に対応して構成することができる。
【0017】ここで、データ処理装置10Aの生成する
物流指示情報について説明すると、この情報は、事業局
3から物流処理局2に出される情報であって、後述する
個人ユーザーからの申込情報に基づいてその申込み内容
に対応する物流処理を行う場合に必要な情報(何をどこ
に回収しにいけばよいのか、何をどこまで運ぶのかとい
うことを確定させるのに必要な情報)である。詳しくは
後述するが、例えば事業局3Aの場合なら、「プリンタ
ーを利用局5A(東京都港区虎の門)まで回収しにい
く」といった内容であり、これをコンピューター読取可
能にした情報である。これの具体的な項目としては、電
話番号、日付、ユーザー名、ユーザー住所(回収の宛
先)、修理品名などが考えられる。なお、集金指示情報
については後述する。
【0018】また、物流処理局2の中央処理局7Aと事
業局3との関係でさらに付言すれば両局のデータ処理装
置(13Aと10A)の双方の記憶手段(13dと10
d)に共通情報の記憶部を設けるとともに、後述するコ
ード情報や配送管理情報、回収済情報などの情報をレコ
ードフォーマットの共通する共通情報とし、さらに当該
共通情報を送受信するなどして相互交換可能にすれば、
当該共通情報をもって物流処理局2と事業局3の2局間
におけるシステム1上の物流状況を一元管理できるよう
になる。
【0019】次に、物流支援システム1は、基本的な構
成として、この事業局3と物流処理局2とからなる構成
を有すればよいが、事業局3の構成に応じて、両局を物
流指示情報その他の情報伝達手段4により接続した構成
とすることもできる。
【0020】この情報伝達手段4は、事業局3の生成し
た物流指示情報を物流処理局2内に設けられた中央処理
局7に送信して伝達したり、逆に中央処理局7から後述
する発送情報を受信するなどして情報の伝達を行うため
のものであり、具体的には種々の手段が考えられるが、
図示したものでは、事業局3Aのデータ処理装置10A
で生成した物流指示情報を中央処理局7Aに伝達するた
めの公衆回線4a及びモデムを含む有線通信手段を想定
してある。もちろん、この他、無線通信手段としてもよ
く、例えば、事業局3A内に電波の送信器を設けるとと
もに、中央処理局7Aにこれを受ける電波の受信器を設
けて、事業局3Aで変換した物流指示情報の電波を送受
信して伝達する無線通信手段とすることもできる。要
は、事業局3で生成した物流指示情報その他の情報を中
央処理局7との間で送受信して伝達できれば良いのであ
る。
【0021】なお、事業局3Bと3Cの場合は、情報伝
達手段4により物流処理局2に接続しない構成としてあ
る。事業局3Bの場合は、自局内で生成した物流指示情
報をデータ処理装置10Bによってリストに印刷し、こ
のリストをファクシミリを用いて中央処理局7Bに伝達
することとし、事業局3Cの場合は、データ処理装置1
0Cで生成した物流指示情報を外部記憶媒体(例えば磁
気テープ)に記憶してこの外部記憶媒体を配送して中央
処理局7Cに伝達することとしている。
【0022】以上のように物流支援システム1は、物流
処理局2と事業局3とからなる構成を基本的な構成とし
て有するが、この両局からなる構成に利用局5を申込情
報伝達手段6により接続した構成とすることもできる。
利用局5は、事業局3から提供される商品の購入やサー
ビスの利用に付随する情報処理を行うもので、ここで
は、事業局3宛に商品やサービスの提供の申込みを行う
ときに必要な申込情報を生成するデータ処理装置12を
備えた一般的な個人ユーザーを想定している。この場合
のデータ処理装置12には、種々のものが考えられる
が、もっとも好適なものとしては、図示しないキーボー
ド及びディスプレイ装置を備えたパソコンを設け、この
パソコンに申込情報生成処理手段12a(例えば所定の
情報入力画面と入力した情報を記憶する記憶部とを連動
させるプログラム)を格納して、申込情報の生成処理手
段12a付きとしたデータ処理装置12とすることがで
きる。
【0023】さらに、利用局5Aを設ける場合は、この
申込情報の生成処理手段12a付のデータ処理装置12
を申込情報伝達手段6により事業局3に接続して、申込
情報を伝達するのが好ましい。この場合の申込情報伝達
手段6としては、利用局5Aのデータ処理装置12と、
データ処理装置10Aとを公衆回線4aを介して接続
し、当該データ処理装置12内で通信プログラムを起動
して伝達する有線通信手段が好適である。もちろん利用
局5Aのように申込情報の生成手段12aを備えてあっ
ても、生成した申込情報をリストに記載してこのリスト
をファクシミリで送信する利用局5Bとしたり、申込情
報を電話で事業局3に伝達する利用局5Cのようにして
も良い。要は、利用局5を設ける場合は生成した申込情
報を所定の事業局3に伝達できれば良いのである。
【0024】なお、物流支援システム1は、利用局5を
設けない構成でもよいが、その場合には、例えば所定の
申込用紙に個人ユーザー自らが必要事項を記入して申込
情報を生成し、これを何らかの手段、例えば、電話やフ
ァクシミリで所定の事業局3に伝達することになる。
【0025】ここで、利用局5の生成する申込情報につ
いて説明すると、この情報は、個人ユーザーが家電製品
の修理を事業局3Aに申し込んだり、或いは事業局3B
なら通信教育の教材の発送を申し込むなど、事業局3に
対して、商品やサービスの提供を申込み(依頼)すると
きに発生する情報であり、なおかつこれをコンピュータ
ー読取可能にしたもので、具体的な項目には、例えば、
電話番号、日付、ユーザー名、住所、申込内容などの項
目が考えられる。
【0026】次に、中央処理局7は、図2に示すよう
に、データ処理装置13と、プリンター14を備えると
ともに、各中央処理局7A,7B,7Cのデータ処理装
置13(13A,13B,13C)を通信回線網8に接
続してなっている。このデータ処理装置13は、事業局
3からの物流指示情報を受信する物流指示情報の受信処
理手段13aのほか、集金指示情報の受信処理手段13
cを有しており、受信処理手段13aと受信処理手段1
3cとを設けることにより、受信した物流指示情報及び
集金指示情報を各々適宜編集して、プリンター14から
後述する送付状を発行できるように構成するほか、主要
な情報を記憶する記憶手段13dを備えて構成してあ
る。
【0027】地域処理局9は、全国各地に設けてある
が、各々は、中央処理局7A,7B,7Cに対応して3
つにグループ分けしてある。各地域処理局9は、それぞ
れにデータ処理装置9aを備えているが、そのそれぞれ
のデータ処理装置9aを通信回線網8を介して、各グル
ープごとに中央処理局7A,7B,7Cの中のいずれか
の局に接続してある。こうして、各地域処理局9をいず
れかの中央処理局7の管轄下に置き、後述のように各グ
ループの管轄中央処理局7との間で物流指示情報その他
の情報の送受信を行うように構成してある。
【0028】また上述したデータ処理装置13は、物流
指示情報の受信処理手段13aと集金指示情報の受信処
理手段13cのほかに、受信した物流指示情報を地域処
理局9に対応してくくり分けするための振分処理手段1
3bと、後述するコード情報の生成処理手段13eさら
に記憶手段13dとを有してなっている。なお、この振
分処理手段13bは、事業局3からの物流指示情報と集
金指示情報とが予め対応する地域処理局9ごとにくくり
分けしてある場合には省略しても良い。
【0029】次に、以上の構成による物流システム1の
好適な作用例について具体的に説明する。以下の説明で
は、中央処理局7の中から中央処理局7Aを例にとると
ともに、事業局3を家電メーカーの事業局3Aとし、さ
らに、個人ユーザーが申込情報の生成処理手段12a付
きのデータ処理装置12を備えた利用局5Aとなって物
流システム1を構成している場合を例にとって説明す
る。なお、その他の作用例については後述する。
【0030】先ず、物流システム1において、事業局3
を家電メーカーの事業局3Aとした場合、システムによ
る支援を効果的に説明し得る具体的な事例として、修理
の必要な家電製品(以下「修理品」という)の配送及び
その利用料金の回収にかかる物流業務(以下「修理品の
物流業務」という)がある。そこで、以下修理品の物流
業務を物流システム1上で実施する場合の処理を例にと
って説明する。
【0031】修理品の物流業務の場合、物流システム1
における処理は、個人ユーザーの修理申込みから始ま
り、修理品を回収してこれを修理業務を行う事業局3A
に配送するまでの処理(「修理品の回収処理」)と、修
理の完了した家電製品(以下「完了品」という)を個人
ユーザーに配送して利用料金(修理料金)を回収する処
理(「利用料金の回収処理」)とに大別することができ
る。
【0032】ここで、修理品の回収処理の一般的な内容
を各局間の結合関係と情報の流れに着目して図示すると
図3及び図4のようになるが、これを主要な処理単位ご
とにブロック化して図示すると、図5のように表すこと
ができる。図5に示す通り、回収処理ではまずはじめに
修理申込み31が行われる。この修理申込み31は、利
用局5Aにおいて、個人ユーザーがデータ処理装置12
を操作して申込情報生成処理手段12aを起動し、所望
の申込情報aを生成することにより行われる。このとき
生成される申込情報aには、例えば電話番号、日付、個
人ユーザー名、住所、修理品名、故障内容等の項目が含
まれる。これに続いて、ユーザーが申込情報aの伝達処
理32を行う。これにより、申込情報aを公衆回線4a
を経由して、事業局3Aに伝達bすることができる。な
お、修理申込み31と伝達処理32の前に個人ユーザー
が事前に電話その他の手段により事業局3Aに問い合わ
せて、例えば、修理料金の確認など、修理に関する相談
(修理相談)をしてから修理依頼をする場合も考えられ
るが、その場合はこの修理相談をした上で、上述の修理
申込み31と伝達処理32を実行すれば良い。
【0033】一方、これに続き事業局3Aにおいて、申
込情報の受信処理33が行われる。これにより、事業局
3Aのデータ処理装置10Aにおいて、申込情報の受信
処理手段10bが利用局5Aのデータ処理装置12と連
動して申込情報aを受信し、これを記憶手段10dの所
定の記憶部(例えば、受注DB)に記憶することにな
る。この処理によって、事業局3Aに対して個人ユーザ
ーの修理申込みが行われた、すなわち、事業局3Aがそ
の修理申込み(依頼)を受け付けたことにすることがで
きる。続いて、事業局3Aにおいて回収指示情報cの生
成処理34が行われる。これは、物流指示情報の生成処
理手段10aが起動して、受注DB内の申込情報aから
回収指示情報cを生成して所定の記憶部(例えば、回収
情報記憶DB)に記憶するものである。
【0034】ここで、この回収指示情報cについて説明
すれば、この情報は、事業局3Aに集められた申込情報
aに基づき、物流処理局2に対して個人ユーザーの修理
品の回収依頼を出すための情報であって、各利用局5A
から各々の申込みを受けつけてその個々の申込内容に対
応する修理品の回収依頼を一括して物流処理局2宛に出
すのに必要な情報で、コンピューター読取可能にしたも
のである。具体的な項目として、電話番号、日付、個人
ユーザー名、住所、修理品名などの項目が考えられる。
また、項目の中に個人ユーザーの住所が含まれているた
め、これを物流処理局2からみれば、どこに何を回収し
に行けばよいのかということを確定するための物流指示
情報である。この点で回収指示情報は、物流指示情報の
一態様ということができる。
【0035】そして、この回収指示情報cの生成後、事
業局3Aにおいてその伝達処理35が行われる。これ
は、情報伝達手段4により、回収指示情報cを中央処理
局7Aに一括して伝達するものである。また、これと同
時に中央処理局7Aでは、回収指示情報cの受信処理が
行われるが、これにより、受信処理手段13aが回収指
示情報cを一括して受信して、これを記憶手段13dの
所定の記憶部(例えば修理受注DB)に記憶する。こう
して、中央処理局7Aでは、回収指示情報cを一括して
受信できることになり、したがって、中央処理局7A
は、どこに何を回収しにいけば良いのかを確定するのに
必要な情報、すなわち物流指示情報を一度に得たことに
なる。このことを事業局3Aからみると、事業局3A
は、修理品を回収するという本来の物流業務を事業局3
Aで行わず、当該物流業務に必要な情報を物流処理局2
に伝達するだけで済ませることができて、自局内の処理
を軽減して、その分修理業務に専念し得ることを意味す
るものである。また、以上のように、物流処理局2と事
業局3Aとを情報伝達手段4により接続する場合には、
所定の情報処理が自動的に行われ、これにより、回収指
示情報cを一時に把握できるので、特に事業局3Aの申
込情報の件数が多数ある場合は好適である。なお、両局
を接続しない場合はそれに代わる処理を人手を介して行
わざるを得ないことになる。
【0036】次に、中央処理局7Aで送付状発行処理3
6を行う。これは、振分処理手段13bにて、中央処理
局7Aで管轄する各地域処理局9の中から、回収指示情
報cの各明細ごとにその宛先(個人ユーザーの住所)に
最寄りの地域処理局9を決定して、各明細を各地域処理
局9単位で分割し、これにより、中央処理局7Aの管轄
する各地域処理局9ごとにくくり分けした送付状を発行
するものである。地域処理局9は、中央処理局7A,7
B,7Cのいずれの管轄下にあっても、それぞれ受け持
ち配送区域があって、各地域処理局9ごとに配送すなわ
ち修理品の回収に向かう区域が異なるので、この各地域
処理局9の担当する配送区域に応じて、回収指示情報c
の明細レコードを振分る(分割する)のである。この振
分を行うことによって、最適な地域処理局9にその回収
を担当させることができる。この点は、回収に要する時
間を節約して効率的な回収を行い得る点で特に物流処理
局2にとっての利点ということができる。そして、振分
後の回収指示情報cをもとにして往復の送付状eを発行
すれば、地域処理局9ごとにくくり分けした往復の送付
状eを発行することができる。これに続き、中央処理局
7で、この送付状eと梱包資材fとを回収を担当する地
域処理局9に送付gする発送処理37を行うことにな
る。
【0037】一方、地域処理局9では、中央処理局7A
から往復の送付状eと梱包資材fの送付を受けて、送付
状e(往路分)に記載されている宛先にしたがい、その
往復の送付状eと梱包資材fを利用局5Aに配送する。
なお、この送付状eは、往路分と復路分とが1組にな
り、それぞれ利用局5A、事業局3Aの宛先が記載され
た書面(伝票)である。
【0038】また一方で、利用局5Aでは、この送付状
eと梱包資材fの送付を受けると、個人ユーザーが修理
品hを梱包資材fを用いて梱包するとともに、これに送
付状e(復路分)を貼着することができる。そうすれ
ば、個人ユーザーは、この梱包済の修理品hを所定の受
付所(例えばコンビニエンスストア)iに持ち込むこと
ができる(図4参照)。このように、利用局5Aの個人
ユーザーが事業局3Aに申込情報を伝達すると、その修
理品の梱包に必要な梱包資材と復路分の送付状を受領で
きることになるから、後は、個人ユーザーは、その修理
品hを最寄りの受付所に持ち込むことができるのであ
る。よって、個人ユーザーは、所定の情報処理を行う
と、わざわざ修理品を事業局3Aに持ち込まなくてもよ
くなるので、その分手間が省けるほか時間も節約でき、
これは個人ユーザーにとっての利点ということができ
る。
【0039】そして、この受付所には、地域処理局9か
ら定期的に回収車jが回収に回るため、この回収車jに
より修理品hが送付状e及び梱包資材fとともに、地域
処理局9に持ち込まれる回収処理38が行われることに
なる。続いて、地域処理局9ではこの修理品hの回収を
まって、発送データkをデータ処理装置9aから入力し
て中央処理局7Aに伝送する一方、当該修理品hを中央
処理局7Aに発送する処理39を行うことになる。な
お、以上のように、個人ユーザーは、自ら修理品hを持
ち込むことができるが、その代わりに修理品hの回収依
頼(集荷)を地域処理局9に直接申し込み、これを受け
て、地域処理局9から利用局5Aに集荷するようにして
も良い。
【0040】中央処理局7Aではこの修理品hの入荷を
受けると、到着データを入力し、この到着データと当該
発送データkとを照合して対応するコード情報を生成す
る。この当該コード情報は、カードlに印刷され、処理
40により、カードlとして当該修理品hに貼着され
る。これと相前後して、この到着データを管轄地域処理
局9に返送することとする一方、事業局3Aにも伝送す
る。このときの到着データを上述した共通情報として中
央処理局7Aと事業局3Aとの相互交換を可能にすれ
ば、修理品hの物流状況を両局間で管理することができ
る。
【0041】さらに、中央処理局7Aにおいてカードl
付の修理品hを事業局3Aに配送する処理41が行われ
る。こうして、修理品hが利用局5Aから修理を請け負
う事業局3Aに配送されることとなる。このように、修
理の申込みからその受注さらには修理品を回収するまで
にあたり、事業局3Aは、修理品hを配送したり保管し
たりといった物流業務にかかる処理を行わず、所定の情
報の受信や生成といった一連の情報処理を行うだけであ
り、当該物流業務は専ら物流処理局2が代行して行うこ
とになっている。このように、事業局3Aは、所定の情
報処理を行うだけで修理品hの保管や配送といった物流
業務には関与しなくても良く、その分本業となる修理業
務に専念して業務効率を向上させることができるように
なる。
【0042】一方、利用局5Aとしても申込情報を生成
してこれを事業局3Aに伝達する情報処理を行うと、わ
ざわざ修理品hを事業局3Aに持ち込まなくても良くな
り、後はその修理品hを最寄りの受付所に持ち込むだけ
で済ませることができるので従来のように、自分で事業
局3Aやその特約店に修理品を持ち込むなどの手間がか
からないだけ、簡便かつ気軽に修理を依頼することがで
きる。
【0043】次に、利用料金の回収処理について説明す
る。この処理を修理品の回収処理同様にして図示すると
図6のようになり、をブロック化して図示すると図7の
ように表すことができる。先ず、完了品mの回収処理4
2が行われる。これは、中央処理局7Aから定期的に回
収車を事業局3Aに回して集荷することによりなし得る
処理である。これと相前後して、事業局3Aにおいて集
金指示情報nの生成処理43が行われる。この処理は、
集金指示情報の生成処理手段10cにより、集金指示情
報nを上述した到着データに基づいて生成するものであ
る。これに続き、集金指示情報nの伝達処理44が行わ
れる。これと後続の処理45を行うことにより、生成し
た集金指示情報nを中央処理局7Aに伝達して、局内の
データ処理装置13Aに取り込むことができる。
【0044】ここで、この集金指示情報nについて説明
すると、この集金指示情報nは、修理品hの修理に要し
た料金を個人ユーザー及び修理品hごとに明記した明細
情報または個人ユーザー単位に金額を合算した情報であ
って、「どこに幾らの金額を集金しにいけば良いのか」
を確定するための情報をコンピューター読取可能にした
情報である。具体的な項目としては、上述した回収指示
情報cの項目に集金額(修理料金)の項目を含めたもの
とほぼ同等でよいが、回収指示情報cと共通する項目を
除いて電話番号と集金額とを含めた情報としても良い。
中央処理局7Aでは、この集金指示情報nを受信するこ
とにより、どこにいくらの金額を集金しにいけば良いの
かを把握できることになる。
【0045】中央処理局7Aではこの集金指示情報nを
受信する処理45を行うとともに、この集金指示情報n
またはこれと到着データとの照合後のデータにもとにし
て、振分処理を実行し、完了品mの配送を担当する担当
地域処理局9ごとにくくり分けした送付状oを発行し、
担当地域処理局9宛に完了品mを配送する(46)。こ
のとき、完了品mには、上述したカードlのほかに送付
状oを貼着してあるがこの送付状oには、当該完了品m
の修理に要した修理料金の情報が含まれているから、送
付状oは、完了品mの配送先とともにその配送時に集金
すべき金額を表示したものとなる。こうして、完了品m
を受けた担当地域処理局9では、この送付状oの記載に
したがい、完了品mを対応する利用局5Aに配送し、そ
のとき同時に修理料金の回収(47)をも行えるのであ
る。
【0046】担当地域処理局9では完了品mの配送を終
了したら、データ処理装置9aから配送完了情報pと、
料金の回収済情報qを入力する。そしてこのとき入力さ
れた配送完了情報pと、料金の回収済情報qとが中央処
理局7Aに集められることとなる(48)。中央処理局
7Aでは、この配送完了情報pと、料金の回収済情報q
を所定の記憶部に記憶させることにより、完了品mの配
送状況と料金の回収状況を監視することができる。さら
に、中央処理局7Aからこの2つの情報、すなわち、配
送完了情報pと、料金の回収済情報qとを事業局3Aに
伝達すれば、両局間で一元的な管理をすることができ
る。
【0047】なお、以上の修理品の回収処理と利用料金
の回収処理において、利用局5Aを利用局5Bまたは利
用局5Cとした場合はいずれも場合も、申込情報の伝達
処理32と申込情報の受信処理33を除くその他の処理
を上記同様にすれば良い。すなわち、利用局5Bまたは
利用局5Cとする場合には、申込情報の伝達手段6を有
さないので、データ処理装置12を操作して申込情報を
生成したら、この申込情報をファクシミリ装置または電
話その他の手段で事業局3Aに伝達する。一方事業局3
Aでは個人ユーザーからの申込情報を受領したら、図示
しない入力操作装置(例えばキーボード)を操作して、
その内容に応じた情報をデータ処理装置10Aに記憶さ
せる操作を行えば良く、その後は上記同様に処理するこ
とができる。このように申込情報の伝達手段6を有さな
い場合には、それだけ構成を簡素化できるものの、これ
を有する場合に比べて処理の煩雑さを避けられないか
ら、利用局5Aを設ける場合には、申込情報の伝達手段
6も並設するのが良い。
【0048】次に、以上の構成において、事業局3Aの
代わりに事業局3Bとした場合と事業局3Cとした場合
について説明するが、基本的な処理は、事業局3Aの場
合と共通するので、異なる点を中心に説明する。
【0049】事業局3Bは、上述の通り利用局5Aの個
人ユーザーを対象にした通信教育事業者を想定してい
る。この事業局3Bは、利用局5Aの個人ユーザーから
の申込みを受けて、自社の教材(例えば、粘土と着色
具)を利用局5Aに発送する。一方、利用局5Aでは、
受領した教材をもとにして独自の作品(例えば、湯飲
み)を個人ユーザー自ら製作して成果品とする。
【0050】そして、この成果品を当該ユーザーが事業
局3Bに返送すると、事業局3Bではこれを自局で処理
し(成果品が湯飲みの場合は窯の中で焼き上げる)、そ
の最終成果物となる採点品を採点結果とともに利用局5
Aに返送するというものである。以下、この種の業務
(「通信教育業務」という)を物流システム1上で実施
する場合について、修理品の物流業務との相違点を中心
に説明する。
【0051】通信教育業務の場合物流システム1上の処
理は、修理品の物流業務同様に2つの大別できるが、こ
の場合は、図8及び図9に示すように、個人ユーザーか
らの申込みから始まって、該当する教材の配送及び利用
料金の回収にかかる物流処理(以下「教材等の配送処
理」という)と、最終成果物となる採点品の配送にかか
る処理(以下「採点品の配送処理」という)に大別する
ことができる。
【0052】教材等の配送処理の場合における物流シス
テム1上の処理を主要の処理単位ごとにブロック化して
図示すると、図8のようになる。図8には、左側半分に
利用局5Aにおける修理品の回収処理49を図示すると
ともに、右側半分に教材等の配送処理50を図示してあ
り、回収処理49と配送処理50との中で共通するもの
については両者を矢印で結び付けてある。
【0053】先ず、教材等の配送処理50では、教材の
申込み51が行われる。これは、回収処理49における
修理申込み31に相当するもので、これを行うことによ
り、利用局5Aにおいて申込情報を生成する。次いで、
申込情報の伝達52、申込情報の受信処理53が続いて
行われるが、これは、申込情報伝達処理32、申込情報
の受信処理33と共通するので詳しい説明を省略する。
【0054】次に、事業局3Bにおいて、教材発送情報
を生成する処理54を行う。これは回収指示情報の生成
処理34に相当するものであるが、このとき生成される
教材発送情報は、「どの教材(例えば、粘土)をどこに
(利用局5A)に配送し、そのときいくらの金額を教材
の代金として集金すればよいのか」を確定するための情
報で、コンピューター読取可能にした情報である。この
教材発送情報は、上述の物流指示情報と集金指示情報の
双方の要素を併せ持つものであるから、中央処理局7B
では、事業局3Bから、物流指示情報と集金指示情報と
を同時に受領することになる。またこれに続いて、教材
発送情報の伝達処理55が行われ、さらに相前後して事
業局3Bから中央処理局7B宛に教材の発送処理が行わ
れる。
【0055】一方、中央処理局7Bでは、教材発送情報
の伝達を受けて往復送付状の発行処理56(送付状発行
処理36と共通)を行うとともに、受領した教材にこの
送付状を貼着して、この教材を地域処理局9を経由して
各利用局5A宛に配送し、このとき、その教材の代金も
集金する(57)。こうして、物流処理局2に物流業務
を代行させたことによって、教材が利用局5Aの個人ユ
ーザーに届けられ、その代金の回収が行われるることに
なる。
【0056】そして、利用局5Aにおいては、受領した
教材をもとにして自ら所望の作品を製作することができ
るが、作品の完成をまって以下の処理が行われる。ま
ず、個人ユーザーは、完成した作品(成果品)を梱包し
て復路の送付状を貼着し、これを所定の受付所に持ち込
みまたは集荷依頼をする。すると、回収車が他の成果品
とともにこれを回収する教材の回収58が行われ、この
ときの成果品が地域処理局9に持ち込まれる。また、地
域処理局9では、上記の発送処理39同様に、発送デー
タの入力と、成果品を中央処理局7Bに発送する発送処
理59を行う。さらにまた、中央処理局7Bでは、発送
データと到着データとを照合してコード情報を生成する
ととともに、これをカード印刷する処理60を行い、受
領した成果品に当該カードを貼着して事業局3Bに配送
する処理61を行う。こうして、成果品が事業局3Bに
配送されることとなる。以上のように、通信教育業務の
場合においても、事業局3Bは、教材の配送その他の物
流業務をおこなわず、所定の情報処理を行うだけで、教
材の配送とそれの代金回収が行われることになる。
【0057】次に、採点品の回収処理であるが、これを
主要な処理単位にブロック化すると図9のようになる。
ここでも、図8同様に、左側半分を利用局5Aにおける
回収処理62を図示するとともに、右側半分に利用局5
Bにおける教材の配送処理63を図示してあり、回収処
理62と配送処理63との中で共通するものについては
両者を矢印で結び付けてある。
【0058】先ず、採点品の回収処理64が行われる。
これは、完了品の回収処理42に相当するもので、中央
処理局7Bから回収車を定期的に事業局3Bに回して行
うことができる。次いで、事業局3Bにおいて物流指示
情報の生成65、物流指示情報の伝達66の各処理が行
われる。これらの処理と相前後して、中央処理局7Bに
対して採点品の発送処理68が行われ、これをもって採
点品が中央処理局7Bから地域処理局9を経由して利用
局5Bに配送されることになる。その後、所定の情報入
力69が行われる。
【0059】以上のように、事業局3Bの場合において
も、最終成果物となる採点品の配送と教材の利用料金の
回収業務について、事業局3Bは所定の情報処理を行う
だけであり、事業局3Bが本来行う物流業務は、物流処
理局2が代行して行っていることになる。よって、事業
局3Bは本来の業務に専念できることとなって業務効率
が向上し、また一方、利用局5でも成果物を最寄りの受
付所に持ち込めばよく至って簡便である。
【0060】次に、事業局3Cの場合、この場合は商品
の品質検査業者であって、利用局5Aからの申込みを受
けて、利用局5Aが提示する試料(サンプル)を回収し
て自局内で所定の品質検査を行い、検査後にサンプルと
検査結果の報告書または結果を記録した外部記憶媒体を
事業局3Cから利用局5Aに返送するというものであ
る。この場合の業務(受託品質検査業務)も物流支援シ
ステム1で実施することが可能であるが、その場合のシ
ステム1の作用は修理品の物流業務と同様なので詳しい
説明を省略する。もちろんこの場合においても、修理品
の物流業務同様、事業局3、利用局5の双方にとって有
益であるのはいうまでもない。
【0061】さらに、事業局3Aについても、修理品の
物流業務以外に物流支援システム1による支援が想定し
えるものとして、パソコンや携帯情報端末などのコンピ
ューター装置のいわゆるバージョンアップ(プログラム
の改定)にかかる物流業務やプリンターや複写機のトナ
ーの補充・充填のような消耗品の物流業務がある。いず
れも修理品の物流業務と同様であるが、個人ユーザーか
らの申込み(依頼)を事業局3Aで受領するとともに、
当該申込みに対応する改定前プログラムを記録した記憶
媒体やトナー等の使用済の消耗品回収指示情報を生成し
て中央処理局7Aに伝達するなどして、修理品の場合と
以下同様にして行うことができる。
【0062】以上の実施例の説明では、事業局3Aと中
央処理局7Aとの関係を中心に、事業局3Aにおいて、
中央処理局7Aの管轄する地域処理局9を経由して利用
局5Aに配送する場合を例にとって説明したが、中央処
理局7Aが事業局3Aから、中央処理局7Bまたは中央
処理局7Cの管轄地域処理局9を経由して配送すべき情
報を受領する場合も本発明は含むものである。すなわち
図10に示すように、中央処理局7Aが事業局3Aから
中央処理局7A自ら処理すべき情報のほか、中央処理局
7Bまたは7Cが処理すべきる情報を受領する場合も本
発明は含むものである。またそのほか、同図(B)のよ
うに、事業局3Aを中央処理局7A、7Bまたは7Cに
対応して3個設置している場合も本発明は含むものであ
る。
【0063】なお、以上の実施例の説明で示した手順
は、一例であって、本発明の目的を変更しない範囲でそ
の順序を適宜変更することが可能である。また、事業局
3の事業内容も、いわゆる品下げ交換(代用品を事前に
発送と同時に交換品の回収と集金を行うような業務)の
ごとき業務にも適用し得るものである。さらには、上記
の実施例では、物流指示局2が物流指示情報と集金指示
情報の双方の情報を順にまたは同時に受領する場合につ
いて説明したが、本発明では、集金指示情報を受領しな
い場合も含むものである。例えば、物流に要した代金を
別の手段で回収する(例えば、口座の自動振替にて回収
し、現金の受渡しを行わない)ようにして集金指示情報
を事業局3で生成せずに物流指示局2に伝達しない場合
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる物流支援システム全体を示すシ
ステム構成図である。
【図2】中央処理局を中心に図示した物流支援システム
の要部構成図である。
【図3】物流支援システムの運用例を図示した説明図で
ある。
【図4】図3の後続の運用例を図示した説明図である。
【図5】図3の運用例を処理単位にブロック化して図示
した説明図である。
【図6】図4の後続の運用例を図示した説明図である。
【図7】図6の運用例を処理単位にブロック化して図示
した説明図である。
【図8】物流支援システムの別の運用例をブロック化し
て図示した説明図である。
【図9】図8の後続の運用例を図示した説明図である。
【図10】中央処理局と事業局との関係の他例を図示した
説明図である。
【符号の説明】
1 物流支援システム 2 物流処理局 3 事業局 3A,3B,3C 事業局 4 情報伝達手段 5 利用局 5A,5B,5C 利用局 6 申込情報伝達手段 7 中央処理局 7A,7B,7C 中央処理局 9 地域処理局 10A,10B データ処理装置 10C,12,13 データ処理装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物流指示情報の生成処理手段と集金指示
    情報の生成処理手段を有するデータ処理装置を備えた事
    業局と、物流処理局とからなる構成を有する物流支援シ
    ステムであって、 上記物流処理局は、中央処理局と複数の地域処理局とを
    通信回線網で接続してなる構成を有するとともに、この
    中央処理局にデータ処理装置を備え、このデータ処理装
    置を上記物流指示情報または集金指示情報を受領して、
    受領した情報に対応する送付状を発行するように構成し
    てある物流支援システム。
  2. 【請求項2】 物流指示情報の生成処理手段と集金指示
    情報の生成処理手段を有するデータ処理装置を備えた事
    業局、物流処理局及び申込情報生成処理手段を有するデ
    ータ処理装置を備えた利用局とからなる構成を有する物
    流支援システムであって、 上記物流処理局は、中央処理局と複数の地域処理局とを
    通信回線網で接続してなる構成を有するとともに、この
    中央処理局にデータ処理装置を備え、このデータ処理装
    置を上記物流指示情報または集金指示情報を受領して、
    受領した情報に対応する送付状を発行するように構成し
    てある物流支援システム。
  3. 【請求項3】 前記事業局と物流処理局のデータ処理装
    置を互いに情報伝達手段によって接続したことを特徴と
    する請求項1または2に記載の物流支援システム。
  4. 【請求項4】 前記事業局と利用局のデータ処理装置を
    互いに情報伝達手段で接続したことを特徴とする請求項
    2または3に記載の物流支援システム。
  5. 【請求項5】 前記物流処理局のデータ処理装置と、事
    業局のデータ処理装置に共通する情報の記憶部を有する
    記憶手段を設けて、共通する情報の装置間相互交換を可
    能に構成してあることを特徴とする請求項1から4のい
    ずれかに記載の物流支援システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001069478A1 (fr) * 2000-03-17 2001-09-20 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Procede de traitement de demandes de reparation et appareil de traitement de demandes de reparation
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