JP2003228611A

JP2003228611A - 贈答品交換支援装置および贈答品交換支援方法

Info

Publication number: JP2003228611A
Application number: JP2002028552A
Authority: JP
Inventors: Kuniaki Yamada; 邦昭山田; Mikio Fukuma; 三喜男福間; Shigehiko Takayama; 繁彦高山
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 2002-02-05
Filing date: 2002-02-05
Publication date: 2003-08-15
Also published as: US7353190B2; US20030149637A1

Abstract

(57)【要約】【課題】贈答品から有価物への交換を簡単かつ効率的
に行うこと。【解決手段】配送時に、受取人により当該贈答品が不
要と判断された場合、交換品情報データベース５１０に
基づいて、配送担当者と該受取人との間で、当該贈答品
を有価物に交換できるか否かを判断し、交換可能と判断
された場合、所定の手数料を求め、贈答品との交換条件
で、手数料分を減じた価値の実交換有価物を決定する制
御部５０２を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、贈答品から有価物
への交換を支援する贈答品交換支援装置および贈答品交
換支援方法に関するものであり、特に、交換を簡単かつ
効率的に行うことができる贈答品交換支援装置および贈
答品交換支援方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、お中元やお歳暮シーズンに
は、複数の送り主から同一の贈答品が重複して届けられ
たり、不要な贈答品が届けられ、その処分に困る場合が
ある。そこで、百貨店等の贈答品販売業者では、当該贈
答品を有価物（他の商品や商品券等）に交換するという
交換サービスが実施されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、従来の交換サービスでは、贈答品の受取人が、贈
答品を持参しつつ百貨店等まで出向かなければならない
ため、非常に不便であるという問題があった。

【０００４】また、従来の交換サービスでは、交換が断
られる贈答品（例えば、生鮮品、企画品等のキャンペー
ン物）が存在する。従って、従来では、実際に贈答品を
百貨店等へ持ち込まなければ、交換を受け付けてもらえ
るか否かの判断がつかない場合が多く、交換できない場
合、当該贈答品を持ち帰らなければならず、無駄な労力
を使わざるを得ないのである。

【０００５】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
贈答品から有価物への交換を簡単かつ効率的に行うこと
ができる贈答品交換支援装置および贈答品交換支援方法
を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、配送時に、受取人により当該贈答品が不
要と判断された場合、交換品情報に基づいて、配送担当
者と該受取人との間で、当該贈答品を有価物に交換でき
るか否かを判断する交換可否判断手段と、前記交換可否
判断手段により交換可能と判断された場合、所定の手数
料を求める手数料算出手段と、前記贈答品との交換条件
で、前記手数料分を減じた価値の実交換有価物を決定す
る実交換有価物決定手段とを備えたことを特徴とする。

【０００７】この発明によれば、配送時に、受取人によ
り当該贈答品が不要と判断され、かつ交換可否判断手段
により交換可能と判断された場合、所定の手数料を求
め、贈答品との交換条件で、手数料分を減じた価値の実
交換有価物を決定しているため、贈答品から実交換有価
物への交換を簡単かつ効率的に行うことができる。

【０００８】また、本発明は、配送業務の開始時に、贈
答品の配送に関する配送管理情報を配送管理装置からま
とめてダウンロードするダウンロードステップと、配送
時に、受取人により当該贈答品が不要と判断された場
合、交換品情報に基づいて、配送担当者と該受取人との
間で、当該贈答品を有価物に交換できるか否かを判断す
る交換可否判断ステップと、前記交換可否判断ステップ
で交換可能と判断された場合、所定の手数料を求める手
数料算出ステップと、前記贈答品との交換条件で、前記
手数料分を減じた価値の実交換有価物を決定する実交換
有価物決定ステップと、全配送業務の完了後、交換実績
情報を前記配送管理装置へアップロードするアップロー
ドステップとを含むことを特徴とする。

【０００９】この発明によれば、配送時に、受取人によ
り当該贈答品が不要と判断され、かつ交換可否判断ステ
ップで交換可能と判断された場合、所定の手数料を求
め、贈答品との交換条件で、手数料分を減じた価値の実
交換有価物を決定しているため、贈答品から実交換有価
物への交換を簡単かつ効率的に行うことができ、さら
に、配送業務の開始時に、贈答品の配送に関する配送管
理情報を配送管理装置からまとめてダウンロードし、ま
た、配送業務の完了後、交換実績情報を配送管理装置へ
アップロードしているため、配送業務の効率化を図るこ
とができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明にか
かる贈答品交換支援装置および贈答品交換支援方法の一
実施の形態について詳細に説明する。

【００１１】図１は、本発明にかかる一実施の形態の構
成を示すブロック図である。この図において、百貨店端
末１００₁ 〜１００_n は、ｎ社の百貨店にそれぞれ設け
られたコンピュータ端末であり、ネットワーク２００を
介して配送依頼情報を配送管理サーバ３００へ送信す
る。

【００１２】ここで、それぞれの百貨店は、お中元やお
歳暮等の贈答品を販売しており、送り主からの注文を受
けて、受取人への当該贈答品の配送を配送業者に依頼す
る。また、配送依頼情報は、図２に示した「贈答品番
号」、「業者名」、「配送希望日」、「配送希望時
間」、「サイズ」、「贈答品内容」、「配送先住所」、
「配送先氏名」、「配送先電話番号」、「配送元住
所」、「配送元氏名」および「配送元電話番号」から構
成されている。

【００１３】「贈答品番号」は、贈答品を識別するため
の番号である。「業者名」は、百貨店の名称である。
「配送希望日」は、贈答品の配送を希望する日である。
「配送希望時間」は、贈答品の配送を希望する時間であ
る。「サイズ」は、贈答品（配送荷物）のサイズ（縦＋
横＋高さ）である。「贈答品内容」は、贈答品の内容
（ビール、缶詰等）である。

【００１４】「配送先住所」は、贈答品の配送先の住所
である。「配送先氏名」は、配送先（受取人）の氏名で
ある。「配送先電話番号」は、配送先の電話番号であ
る。「配送元住所」は、贈答品の配送元（送り主）の住
所である。「配送元氏名」は、送り主の氏名である。
「配送元電話番号」は、配送元の電話番号である。

【００１５】図１に戻り、配送管理サーバ３００は、配
送業者側に設けられており、百貨店からの贈答品の配送
依頼の受け付け、配送管理、贈答品から有価物（商品券
等）への交換実績の管理等を行うサーバである。

【００１６】この配送管理サーバ３００において、通信
部３０１は、所定の通信プロトコルに従って、外部端末
との間の通信を制御する。制御部３０２は、配送管理サ
ーバ３００の各部を制御するものである。この制御部３
０２の動作の詳細については、後述する。記憶部３０３
は、制御部３０２で用いられる各種情報を記憶する。

【００１７】配送依頼情報データベース３１０は、百貨
店端末１００₁ 〜１００_n のそれぞれから送信される配
送依頼情報を格納するデータベースである。具体的に
は、配送依頼情報データベース３１０は、前述したよう
に、図２に示した「贈答品番号」、・・・、「配送元電話
番号」というフィールドを備えている。

【００１８】図１に戻り、配送管理情報データベース３
２０は、贈答品の配送管理を行うための配送管理情報を
格納するデータベースである。具体的には、配送管理情
報データベース３２０は、図３に示したように、「配送
番号」、「完了フラグ」、「贈答品番号」、・・・、「配
送元電話番号」というフィールドを備えている。

【００１９】「配送番号」は、配送業者側で配送を識別
するための番号である。「完了フラグ」は、配送の完了
を表すフラグである。配送が完了している場合には、
「完了フラグ」が１とされる。一方、配送が未完了であ
る場合には、「完了フラグ」が０とされる。「贈答品番
号」、・・・、「配送元電話番号」は、図２に示した「贈
答品番号」、・・・、「配送元電話番号」に対応してい
る。

【００２０】図１に戻り、交換実績情報データベース３
３０は、贈答品から有価物への交換実績に関する交換実
績情報を格納するデータベースである。具体的には、交
換実績情報データベース３３０は、図４に示したよう
に、「配送番号」、「贈答品内容」、「サイズ」、「交
換品」、「手数料」、「実交換品」および「戻し先」と
いうフィールドを備えている。

【００２１】「配送番号」は、図３に示した「配送番
号」に対応している。「贈答品内容」および「サイズ」
は、図３に示した配送管理情報データベース３２０の
「贈答品内容」および「サイズ」（図示略）に対応して
いる。「交換品」は、後述する「手数料」を含む有価物
である。

【００２２】「手数料」は、贈答品の受取人の代行業務
としての交換業務に際して配送業者へ支払われる手数料
である。「実交換品」は、交換品（贈答品）の価格から
「手数料」を差し引いた後の価格に対応する有価物であ
る。「戻し先」は、有価物と交換された贈答品の戻し先
（当該贈答品を販売した百貨店の住所）に関する情報で
ある。

【００２３】図１に戻り、携帯端末５００は、配送担当
者により携帯される端末であり、贈答品から有価物への
交換支援、手数料の計算、各種伝票（図１０および図１
１参照）の印刷、配送管理に用いられる。この携帯端末
５００は、後述する配送業務の開始時（ダウンロード処
理時）および配送業務の完了時（アップロード処理時）
にネットワーク４００を介して配送管理サーバ３００に
接続される。

【００２４】この携帯端末５００において、通信部５０
１は、所定の通信プロトコルに従って、配送管理サーバ
３００との間の通信を制御する。制御部５０２は、携帯
端末５００の各部を制御する。この制御部５０２の動作
の詳細については、後述する。記憶部５０３は、制御部
５０２で用いられる各種情報を記憶する。

【００２５】入力部５０４は、テンキー、ファンクショ
ンキー等から構成されている。表示部５０５は、液晶デ
ィスプレイ等であり、配送、交換業務に必要な各種情報
を表示する。印刷部５０６は、後述する贈答品明細書８
００（図１０参照）および交換実績明細書９００（図１
１参照）を印刷する。

【００２６】交換品情報データベース５１０は、贈答品
内容と交換品との対応関係を表す交換品情報を格納する
データベースである。具体的には、交換品情報データベ
ース５１０は、図５に示したように、「贈答品内容」お
よび「交換品」というフィールドを備えている。「贈答
品内容」は、配送依頼情報データベース３１０および配
送管理情報データベース３２０の「贈答品内容」に対応
している。「交換品」は、贈答品と交換可能な有価物
（商品券等）に関する情報である。

【００２７】図１に戻り、手数料情報データベース５２
０は、贈答品と有価物との交換に際しての手数料に関す
る手数料情報を格納するデータベースである。具体的に
は、手数料情報データベース５２０は、図６に示したよ
うに、「サイズ」、「配送元住所」、「配送先住所」お
よび「手数料」というフィールドを備えている。

【００２８】「サイズ」、「配送元住所」および「配送
先住所」は、配送依頼情報データベース３１０および配
送管理情報データベース３２０の「サイズ」、「配送元
住所」および「配送先住所」に対応している。「手数
料」は、交換に要する手数料に関する情報である。

【００２９】つぎに、一実施の形態の動作について、図
７および図８に示したフローチャートを参照しつつ説明
する。図７は、図１に示した携帯端末５００の動作を説
明するフローチャートである。図８は、図１に示した配
送管理サーバ３００の動作を説明するフローチャートで
ある。

【００３０】図８に示したステップＳＢ１では、配送管
理サーバ３００の制御部３０２は、百貨店端末１００₁
〜１００_n のうちいずれかの百貨店端末より、配送依頼
情報を受信したか否かを判断し、この場合、判断結果を
「Ｎｏ」とする。

【００３１】ステップＳＢ２では、制御部３０２は、携
帯端末５００からのダウンロード要求があるか否かを判
断し、この場合、判断結果を「Ｎｏ」とする。このダウ
ンロード要求は、配送業務の開始時に、本日分の配送管
理情報を配送管理サーバ３００から携帯端末５００へネ
ットワーク４００を介してダウンロードするための要求
である。

【００３２】ステップＳＢ３では、制御部３０２は、携
帯端末５００からのアップロード要求があるか否かを判
断し、この場合、判断結果を「Ｎｏ」とする。このアッ
プロード要求は、配送業務の完了時に、本日分の配送管
理情報および交換実績情報を携帯端末５００から配送管
理サーバ３００へネットワーク４００を介してアップロ
ードするための要求である。以後、制御部３０２は、ス
テップＳＢ１〜ステップＳＢ３の判断を繰り返す。

【００３３】ここで、例えば、百貨店端末１００₁ から
の配送依頼情報（「贈答品番号」、・・・、「配送先電話
番号」）が受信されると、配送管理サーバ３００の制御
部３０２は、ステップＳＢ１の判断結果を「Ｙｅｓ」と
する。ステップＳＢ４では、制御部３０２は、受信され
た配送依頼情報を配送依頼情報データベース３１０（図
２参照）に格納する。つぎに、制御部３０２は、「配送
番号」に対応付けて配送依頼情報を配送管理情報データ
ベース３２０（図３参照）に格納する。

【００３４】そして、図９に示したように、配送業務の
開始時において、配送担当者は、ネットワーク４００を
介して携帯端末５００を配送管理サーバ３００に接続し
た後、入力部５０４の所定キーを操作する。図７に示し
たステップＳＡ１では、制御部５０２は、ダウンロード
処理を実行する。具体的には、制御部５０２は、ネット
ワーク４００を介して、ダウンロード要求を出す。

【００３５】これにより、配送管理サーバ３００の制御
部３０２は、図８に示したステップＳＢ２の判断結果を
「Ｙｅｓ」とする。ステップＳＢ５では、制御部３０２
は、図３に示した配送管理情報データベース３２０か
ら、本日分の配送管理情報を携帯端末５００へダウンロ
ードさせる。この場合、携帯端末５００の制御部５０２
は、ダウンロード済みの当該配送管理情報を記憶部５０
３に記憶させる。

【００３６】そして、ダウンロード処理が終了すると、
配送担当者は、図９に示した配送車６００に贈答品（荷
物）を搭載した後、携帯端末５００を携帯した状態で、
Ａ宅７００Ａ→Ｂ宅７００Ｂ→Ｃ宅７００Ｃという順番
予定で贈答品の配送を開始する。

【００３７】ステップＳＡ２では、携帯端末５００の制
御部５０２は、１配送が完了したか否かを判断し、この
場合、判断結果を「Ｎｏ」とする。ステップＳＡ３で
は、制御部５０２は、最終の配送が完了したか否かを判
断し、この場合、判断結果を「Ｎｏ」とする。以後、制
御部５０２は、ステップＳＡ２およびステップＳＡ３の
判断を繰り返す。

【００３８】そして、配送担当者は、携帯端末５００の
入力部５０４を操作して、Ａ宅７００Ａに関する配送管
理情報を表示部５０５に表示させ、この配送管理情報に
基づいて、配送車６００をＡ宅７００Ａへ向けて走行さ
せる。そして、配送車６００がＡ宅７００Ａに到着する
と、配送担当者は、当該贈答品をＡ宅７００Ａに配送
し、入力部５０４を操作する。

【００３９】これにより、制御部５０２は、図７に示し
たステップＳＡ２の判断結果を「Ｙｅｓ」とする。ステ
ップＳＡ４では、制御部５０２は、記憶部５０３に記憶
されている配送管理情報のうち、Ａ宅７００Ａに対応す
る当該配送管理情報の「完了フラグ」を０から１に更新
する。

【００４０】ステップＳＡ５では、制御部５０２は、贈
答品の受取人が、当該贈答品から有価物への交換を希望
しているか否かを、入力部５０４の操作状態により判断
する。すなわち、配送担当者は、当該贈答品の受取人に
対して、贈答品を有価物に交換できる旨を説明した後、
交換の要否を確認する。ここで、交換を希望しない場
合、配送担当者は、入力部５０４の所定キーを操作す
る。これにより、制御部５０２は、ステップＳＡ５の判
断結果を「Ｎｏ」とする。

【００４１】一方、贈答品の受取人が交換を希望する場
合、配送担当者は、入力部５０４の所定キーを操作す
る。これにより、制御部５０２は、ステップＳＡ５の判
断結果を「Ｙｅｓ」とする。

【００４２】ステップＳＡ６では、制御部５０２は、当
該贈答品に対応する配送管理情報の「贈答品内容」をキ
ーとして、図５に示した交換品情報データベース５１０
から交換品を検索する。ステップＳＡ７では、制御部５
０２は、ステップＳＡ６で交換品が検索されたか否か、
すなわち、交換可能であるか否かを判断する。交換品が
検索されなかった場合、制御部５０２は、ステップＳＡ
７の判断結果を「Ｎｏ」とする。

【００４３】一方、ステップＳＡ７の判断結果が「Ｙｅ
ｓ」である場合、ステップＳＡ８では、制御部５０２
は、当該贈答品に対応する配送管理情報の「サイズ」、
「配送元住所」および「配送先住所」をキーとして、図
６に示した手数料情報データベース５２０から手数料を
検索する。

【００４４】つぎに、制御部５０２は、ステップＳＡ６
での交換品（図５参照）の価格から手数料を差し引いた
価格（実交換品の価値）を計算する。例えば、交換品の
価格が３０００円で、手数料が５００円の場合、実交換
品の価値は、２５００円である。

【００４５】ステップＳＡ９では、交換処理が実行され
る。すなわち、受取人と配送担当者とは、当該贈答品と
上記実交換品（例えば、２５００円分の商品券）とを交
換する。これにより、受取人は、２５００円分の商品券
を受け取り、配送担当者は、贈答品を受け取る。この贈
答品は、配送元の百貨店に返却される。つぎに、制御部
５０２は、入力部５０４の操作をトリガとして、当該贈
答品に関する交換実績情報（図４参照）を作成し、これ
を記憶部５０３に記憶させる。

【００４６】ステップＳＡ１０では、制御部５０２は、
図１０に示した贈答品明細書８００および図１１に示し
た交換実績明細書９００を印刷部５０６に印刷させる。
贈答品明細書８００は、配送業者名、配送日時、贈答品
内容、送り主氏名、配送担当者等の情報が印刷された贈
答品の明細書である。交換実績明細書９００は、配送業
者名、交換日時、贈答品内容、交換品（商品券、手数
料）、配送担当等の情報が印刷された明細書である。

【００４７】これらの贈答品明細書８００および交換実
績明細書９００は、受取人に渡される。従って、受取人
は、交換後であっても、交換実績明細書９００より、本
来の贈答品が何であるかを認識することができ、送り主
へお礼をすることができる。

【００４８】ステップＳＡ３では、制御部５０２は、最
終の配送が完了したか否かを判断し、この場合、判断結
果を「Ｎｏ」とする。以後、図９に示したＢ宅７００Ｂ
およびＣ宅７００Ｃへの配送（交換）業務が実行され
る。そして、最終の配送業務が完了すると、制御部５０
２は、ステップＳＡ３の判断結果を「Ｙｅｓ」とする。

【００４９】ステップＳＡ１１では、アップロード処理
が実行される。具体的には、配送担当者は、ネットワー
ク４００を介して、携帯端末５００を配送管理サーバ３
００に接続した後、入力部５０４の所定キーを操作す
る。これにより、制御部５０２は、ネットワーク４００
を介して、アップロード要求を出し、記憶部５０３に記
憶されている配送管理情報および交換実績情報をアップ
ロードする。

【００５０】これにより、配送管理サーバ３００の制御
部３０２は、図８に示したステップＳＢ３の判断結果を
「Ｙｅｓ」とする。ステップＳＢ６では、制御部３０２
は、アップロードされた配送管理情報を配送管理情報デ
ータベース３２０（図３参照）に格納するとともに、交
換実績情報を交換実績情報データベース３３０（図４参
照）に格納する。

【００５１】以上説明したように、一実施の形態によれ
ば、配送時に、受取人により当該贈答品が不要と判断さ
れ、かつ制御部５０２で交換可能と判断された場合、手
数料情報データベース５２０（図６参照）に基づいて、
所定の手数料を求め、贈答品との交換条件で、手数料分
を減じた価値の実交換品（図４参照）を決定しているた
め、贈答品から実交換品（有価物）への交換を簡単かつ
効率的に行うことができる。

【００５２】また、一実施の形態によれば、配送業務の
開始時に、贈答品の配送に関する配送管理情報を配送管
理サーバ３００からまとめてダウンロード（ステップＳ
Ａ１：図７参照）しているため、配送業務の効率化を図
ることができる。

【００５３】また、一実施の形態によれば、携帯端末５
００で、贈答品と実交換品（有価物）との交換に関する
交換実績情報を蓄積し、交換実績情報を交換実績明細書
９００を介して受取人に提示しているため、贈答品が何
であるかを認識することができ、送り主への非礼を回避
することができる。

【００５４】また、一実施の形態によれば、配送業務の
完了後、交換実績情報を配送管理サーバ３００へアップ
ロードしているため、配送業務の効率化を図ることがで
きる。

【００５５】また、一実施の形態によれば、贈答品から
有価物への交換により、配送業者にとって、手数料を対
価とする持ち帰り需要を発生させることができる。さら
に、百貨店にとってみれば、交換業務を配送業者に一任
しているため、交換に要するコスト、時間を削減するこ
とができる。

【００５６】以上本発明にかかる一実施の形態について
図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの
一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれ
る。

【００５７】例えば、前述した一実施の形態において
は、配送管理サーバ３００の機能または携帯端末５００
の機能を実現するためのプログラムを図１２に示したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体１１００に記録し
て、この記録媒体１１００に記録されたプログラムを同
図に示したコンピュータ１０００に読み込ませ、実行す
ることにより贈答品交換支援を行うようにしてもよい。
記録媒体１１００は、ハードディスク、光ディスク、リ
ムーバブルディスク等である。

【００５８】同図に示したコンピュータ１０００は、上
記プログラムを実行するＣＰＵ（Central Processing U
nit）１０１０と、キーボード、マウス等の入力装置１
０２０と、各種データを記憶するＲＯＭ（Read Only Me
mory）１０３０と、演算パラメータ等を記憶するＲＡＭ
（Random Access Memory）１０４０と、記録媒体１１０
０からプログラムを読み取る読取装置１０５０と、ディ
スプレイ、プリンタ等の出力装置１０６０と、装置各部
を接続するバス１０７０とから構成されている。

【００５９】ＣＰＵ１０１０は、読取装置１０５０を経
由して記録媒体１１００に記録されているプログラムを
読み込んだ後、このプログラムを実行することにより、
前述した贈答品交換支援を行う。

【００６０】なお、一実施の形態では、贈答品の破損等
の配送トラブルが発生した場合、配送業者または保険会
社に瑕疵責任を負わせてもよい。また、一実施の形態で
は、配送時に交換するのではなく、交換ポイントを計算
し、この交換ポイントを配送管理サーバ３００に蓄積し
ておき、後日、交換ポイントに応じた有価物を受取人へ
送付してもよい。

【００６１】（付記１）配送時に、受取人により当該贈
答品が不要と判断された場合、交換品情報に基づいて、
配送担当者と該受取人との間で、当該贈答品を有価物に
交換できるか否かを判断する交換可否判断手段と、前記
交換可否判断手段により交換可能と判断された場合、所
定の手数料を求める手数料算出手段と、前記贈答品との
交換条件で、前記手数料分を減じた価値の実交換有価物
を決定する実交換有価物決定手段と、を備えたことを特
徴とする贈答品交換支援装置。（付記２）配送業務の開始時に、前記贈答品の配送に関
する配送管理情報を配送管理装置からまとめてダウンロ
ードするダウンロード手段を備えたことを特徴とする付
記１に記載の贈答品交換支援装置。（付記３）前記贈答品と前記実交換有価物との交換に関
する交換実績情報を蓄積する蓄積手段と、前記交換実績
情報を受取人に提示する提示手段と、を備えたことを特
徴とする付記１または２に記載の贈答品交換支援装置。（付記４）全配送業務の完了後、交換実績情報を前記配
送管理装置へアップロードするアップロード手段を備え
たことを特徴とする付記１〜３のいずれか一つに記載の
贈答品交換支援装置。（付記５）配送業務の開始時に、贈答品の配送に関する
配送管理情報を配送管理装置からまとめてダウンロード
するダウンロードステップと、配送時に、受取人により
当該贈答品が不要と判断された場合、交換品情報に基づ
いて、配送担当者と該受取人との間で、当該贈答品を有
価物に交換できるか否かを判断する交換可否判断ステッ
プと、前記交換可否判断ステップで交換可能と判断され
た場合、所定の手数料を求める手数料算出ステップと、
前記贈答品との交換条件で、前記手数料分を減じた価値
の実交換有価物を決定する実交換有価物決定ステップ
と、全配送業務の完了後、交換実績情報を前記配送管理
装置へアップロードするアップロードステップと、を含
むことを特徴とする贈答品交換支援方法。

【００６２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配送時に、受取人により当該贈答品が不要と判断され、
かつ交換可否判断手段により交換可能と判断された場
合、所定の手数料を求め、贈答品との交換条件で、手数
料分を減じた価値の実交換有価物を決定しているため、
贈答品から実交換有価物への交換を簡単かつ効率的に行
うことができるという効果を奏する。

【００６３】また、本発明によれば、配送業務の開始時
に、贈答品の配送に関する配送管理情報を配送管理装置
からまとめてダウンロードしているため、配送業務の効
率化を図ることができるという効果を奏する。

【００６４】また、本発明によれば、贈答品と実交換有
価物との交換に関する交換実績情報を蓄積し、交換実績
情報を受取人に提示しているため、贈答品が何であるか
を認識することができ、送り主への非礼を回避すること
ができるという効果を奏する。

【００６５】また、本発明によれば、配送業務の完了
後、交換実績情報を配送管理装置へアップロードしてい
るため、配送業務の効率化を図ることができるという効
果を奏する。

【００６６】また、本発明によれば、配送時に、受取人
により当該贈答品が不要と判断され、かつ交換可否判断
ステップで交換可能と判断された場合、所定の手数料を
求め、贈答品との交換条件で、手数料分を減じた価値の
実交換有価物を決定しているため、贈答品から実交換有
価物への交換を簡単かつ効率的に行うことができ、さら
に、配送業務の開始時に、贈答品の配送に関する配送管
理情報を配送管理装置からまとめてダウンロードし、ま
た、配送業務の完了後、交換実績情報を配送管理装置へ
アップロードしているため、配送業務の効率化を図るこ
とができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。

【図２】図１に示した配送依頼情報データベース３１０
のテーブル構造を示す図である。

【図３】図１に示した配送管理情報データベース３２０
のテーブル構造を示す図である。

【図４】図１に示した交換実績情報データベース３３０
のテーブル構造を示す図である。

【図５】図１に示した交換品情報データベース５１０の
テーブル構造を示す図である。

【図６】図１に示した手数料情報データベース５２０の
テーブル構造を示す図である。

【図７】図１に示した携帯端末５００の動作を説明する
フローチャートである。

【図８】図１に示した配送管理サーバ３００の動作を説
明するフローチャートである。

【図９】同一実施の形態の動作の概要を説明する図であ
る。

【図１０】同一実施の形態における贈答品明細書８００
の印刷例を示す図である。

【図１１】同一実施の形態における交換実績明細書９０
０の印刷例を示す図である。

【図１２】同一実施の形態の変形例の構成を示すブロッ
ク図である。

【符号の説明】

１００₁ 〜１００_n 百貨店端末３００配送管理サーバ３０２制御部５００携帯端末５０２制御部５０３記憶部５０４入力部５０５表示部５０６印刷部

フロントページの続き (72)発明者高山繁彦神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番１号富士通株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】配送時に、受取人により当該贈答品が不
要と判断された場合、交換品情報に基づいて、配送担当
者と該受取人との間で、当該贈答品を有価物に交換でき
るか否かを判断する交換可否判断手段と、前記交換可否判断手段により交換可能と判断された場
合、所定の手数料を求める手数料算出手段と、前記贈答品との交換条件で、前記手数料分を減じた価値
の実交換有価物を決定する実交換有価物決定手段と、を備えたことを特徴とする贈答品交換支援装置。
【請求項２】配送業務の開始時に、前記贈答品の配送
に関する配送管理情報を配送管理装置からまとめてダウ
ンロードするダウンロード手段を備えたことを特徴とす
る請求項１に記載の贈答品交換支援装置。
【請求項３】前記贈答品と前記実交換有価物との交換
に関する交換実績情報を蓄積する蓄積手段と、前記交換
実績情報を受取人に提示する提示手段と、を備えたことを特徴とする請求項１または２に記載の贈
答品交換支援装置。
【請求項４】全配送業務の完了後、交換実績情報を前
記配送管理装置へアップロードするアップロード手段を
備えたことを特徴とする請求項１〜３のいずれか一つに
記載の贈答品交換支援装置。
【請求項５】配送業務の開始時に、贈答品の配送に関
する配送管理情報を配送管理装置からまとめてダウンロ
ードするダウンロードステップと、配送時に、受取人により当該贈答品が不要と判断された
場合、交換品情報に基づいて、配送担当者と該受取人と
の間で、当該贈答品を有価物に交換できるか否かを判断
する交換可否判断ステップと、前記交換可否判断ステップで交換可能と判断された場
合、所定の手数料を求める手数料算出ステップと、前記贈答品との交換条件で、前記手数料分を減じた価値
の実交換有価物を決定する実交換有価物決定ステップ
と、全配送業務の完了後、交換実績情報を前記配送管理装置
へアップロードするアップロードステップと、を含むことを特徴とする贈答品交換支援方法。