JPH1118473A - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置

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JPH1118473A
JPH1118473A JP9162692A JP16269297A JPH1118473A JP H1118473 A JPH1118473 A JP H1118473A JP 9162692 A JP9162692 A JP 9162692A JP 16269297 A JP16269297 A JP 16269297A JP H1118473 A JPH1118473 A JP H1118473A
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JP
Japan
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voltage
circuit
motor
inverter circuit
command
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JP9162692A
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English (en)
Inventor
Hideki Shironokuchi
秀樹 城ノ口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路をPWM制御するモータ駆動
装置において、モータの運転が指令運転に到達するまで
の立上がり時間の短縮を図ると共に、位置決め精度の向
上を図る。 【解決手段】 制御回路50が電圧変換回路35を制御
することによって、制御回路50に運転指令が与えられ
た時には、インバータ回路44のPWM制御のデューテ
ィが一定にされ、指令運転時の設定電圧より大きい直流
電圧がインバータ回路44に与えられ、その直流が変換
された交流によってモータ47の運転が開始され、モー
タ47の回転速度が速度指令値に到達した時には、指令
運転時の設定電圧に等しい直流電圧がインバータ回路4
4に与えられ、インバータ回路44のPWM制御が開始
されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ回路を
PWM制御してモータを運転するモータ駆動装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、制御用モー
タの一つとしてサーボモータが供されている。このサー
ボモータは、例えばロボット、旋盤およびNC(数値制
御)工作機械などのサーボ機構の駆動部において、位置
決めや速度制御のためのモータとして使用されている。
図6は、そのようなサーボモータを運転するモータ駆動
装置の従来の電気回路図を示している。
【0003】100V(ボルト)の交流電源1の交流電
源母線2および3は、それぞれ整流回路4の交流入力端
子4aおよび4bに接続されている。整流回路4は、4
個のダイオード5a〜5dがブリッジ接続されて構成さ
れ、その直流出力端子4cおよび4d間には平滑用のコ
ンデンサ6が接続されている。そして、直流出力端子4
cおよび4dは、それぞれ直流電源母線7および8を介
してインバータ回路9の入力端子9aおよび9bに接続
されている。
【0004】インバータ回路9は、入力端子9a、9b
間にNPN型トランジスタ10a〜10cおよび10d
〜10fが三相ブリッジ接続されて構成されている。各
トランジスタ10a〜10fのコレクタ、エミッタ間に
はフライホイールダイオード11a〜11fが並列に接
続されている。そして、トランジスタ10aおよび10
dの共通接続点は、インバータ回路9の出力端子9cに
接続され、トランジスタ10bおよび10eの共通接続
点は、出力端子9dに接続され、トランジスタ10cお
よび10fの共通接続点は、出力端子9eに接続されて
いる。
【0005】ブラシレスモータ(以下、単にモータと称
する)12はU相、V相およびW相からなる三相の固定
子巻線13a〜13cを有する固定子13と、永久磁石
形の回転子(図示せず)とを備えている。そして、固定
子巻線13a〜13cの各一端子は共通に接続され、各
他端子はそれぞれインバータ回路9の出力端子9c〜9
eに接続されている。
【0006】また、モータ12には回転子の回転位置お
よび回転速度を検出するためのエンコーダ14が配設さ
れている。このエンコーダ14は、回転子の回転位置を
検出して、その回転位置に対応する回転位置検出信号を
制御回路15に出力するようになっている。
【0007】制御回路15は、エンコーダ14から与え
られた回転位置検出信号を演算し、その演算結果に基づ
いて、インバータ回路9の各トランジスタ10a〜10
fに転流タイミング信号を出力すると共に、モータ12
の回転速度を検出し、そのモータ12の回転速度が速度
指令値に追従するように、インバータ回路9をPWM制
御するようになっている。
【0008】ところで、モータ12を起動させる場合に
は、制御回路15に運転指令として速度指令値が与えら
れると、制御回路15は、整流回路4からインバータ回
路9に直流電圧E(141V)が印加された状態におい
て、トランジスタ10a〜10fに転流タイミング信号
を出力し、PWM制御を行わずに、つまり、PWM制御
のデューティが100%の状態で、トランジスタ10a
〜10fをオンオフ制御し、固定子巻線13a〜13c
を通断電制御するようになっている。そして、制御回路
15は、モータ12の回転速度が速度指令値に到達する
と、PWM制御による指令運転たる通常運転に移行する
ようになっている。
【0009】したがって、上述したような構成では、モ
ータ12の回転速度が起動時から速度指令値に到達する
までの立上がり時間は、インバータ回路9に印加される
直流電圧Eの大きさと、モータ12の負荷の大きさとに
よって決定されるので、立上がり時間の短縮が要望され
ていても、これに対処することができなかった。
【0010】また、モータ12の通常運転時における位
置決め制御は、PWM制御における1パルスを最小単位
として行われている。この場合、仮にPWM制御が8ビ
ットで行われ、モータ12として定格100V、出力1
00Wのものを用いたとすると、インバータ回路9では
100Wを256パルスで制御していることになり、つ
まり、1パルスあたり約0.4Wを制御していることに
なる。このとき、出力電力は100Wであるので、位置
決め精度は、約0.4%となる。
【0011】この位置決め精度を向上するためには、P
WM制御を8ビットより大きいビット数で行えば、目的
を達成することができる。しかしながら、これでは、制
御回路15が高価になってしまうので、通常は採用し難
い。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、モータの運転指令がなされた時に
おいて、モータの運転が指令運転状態に到達するまでの
立上がり時間の短縮を図ることができると共に、モータ
の指令運転時において、位置決め精度の向上を図ること
ができるモータ駆動装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のモータ駆動装置
は、直流電源回路と、この直流電源回路から与えられる
直流電圧を値の異なる直流電圧に変換可能な電圧変換回
路と、この電圧変換回路から与えられる直流を交流に変
換してモータに供給するインバータ回路と、前記モータ
の運転状態を検出して運転状態検出信号を出力する運転
状態検出手段と、この運転状態検出手段から与えられる
運転状態検出信号により前記インバータ回路をPWM制
御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記モータ
の運転指令がなされた時には、前記インバータ回路のP
WM制御のデューティを一定にして指令運転時の設定電
圧より大きい直流電圧が前記インバータ回路に与えられ
るように前記電圧変換回路を制御し、前記モータの運転
状態が前記指令運転時の指令値以下の所定値となった時
には、前記インバータ回路のPWM制御のデューティを
下げて前記設定電圧に等しい直流電圧が前記インバータ
回路に与えられるように前記電圧変換回路を制御するよ
うに構成したところに特徴を有する(請求項1)。
【0014】上記構成のモータ駆動装置によれば、モー
タの運転指令がなされた時には、インバータ回路のPW
M制御のデューティが一定にされ、指令運転時の設定電
圧より大きい直流電圧がインバータ回路に与えられるよ
うになる。したがって、このとき、インバータ回路から
指令運転時の交流よりも大きい交流がモータに供給さ
れ、モータが運転を開始するようになるので、モータの
運転が指令運転に到達するまでの立上がり時間の短縮を
図ることができる。
【0015】また、モータの運転状態が指令運転時の指
令値以下の所定値となった時には、指令運転時の設定電
圧に等しい直流電圧がインバータ回路に与えられるよう
になる。したがって、このとき、インバータ回路により
PWM制御する出力電力は、モータの運転指令がなされ
た時の出力電力よりも小さく、つまり、PWM制御の1
パルスあたり制御できる出力電力は、運転指令がなされ
た時のそれよりも小さいので、位置決め精度の向上を図
ることができる。
【0016】この場合、所定値を指令値に等しく設定
し、モータの運転状態が指令運転時の指令値となった時
に、指令運転時の設定電圧に等しい直流電圧がインバー
タ回路に与えられるように構成しても良い(請求項
2)。
【0017】また、本発明のモータ駆動装置は、直流電
源回路と、この直流電源回路から与えられる直流電圧を
値の異なる直流電圧に変換可能な電圧変換回路と、この
電圧変換回路から与えられる直流を交流に変換してモー
タに供給するインバータ回路と、前記モータの運転状態
を検出して運転状態検出信号を出力する運転状態検出手
段と、この運転状態検出手段から与えられる運転状態検
出信号により前記インバータ回路をPWM制御する制御
手段とを備え、前記制御手段は、前記モータの運転指令
がなされた時には、前記インバータ回路のPWM制御の
デューティを一定にして指令運転時の設定電圧より大き
い直流電圧が前記インバータ回路に与えられるように前
記電圧変換回路を制御し、前記モータの運転状態が指令
運転時の指令値になるまで前記インバータ回路に与えら
れる直流電圧が連続的に変化するように前記電圧変換回
路を制御するように構成したところに特徴を有する(請
求項3)。
【0018】上記構成のモータ駆動装置によれば、モー
タの運転指令がなされた時には、インバータ回路のPW
M制御のデューティが一定にされ、指令運転時の設定電
圧より大きい直流電圧がインバータ回路に与えられるよ
うになる。したがって、このとき、インバータ回路から
指令運転時の交流よりも大きい交流がモータに供給さ
れ、モータが運転を開始するようになるので、請求項1
記載のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0019】また、モータの運転指令がなされた時から
モータの運転状態が指令運転時の指令値になるまで、イ
ンバータ回路に与えられる直流電圧は、連続的に変化す
るようになるので、オーバシュートを著しく小さくする
ことができる。
【0020】この場合、直流電源回路を、交流電源から
与えられた交流電圧を倍電圧整流する倍電圧整流回路か
ら構成しても良い(請求項4)。また、その倍電圧整流
回路に、回生制御するためのスイッチング素子を備えて
も良い(請求項5)。
【0021】また、電圧変換回路を、チョッパ回路から
構成し、そのスイッチング周波数をPWM制御の周波数
より大きく設定しても良い(請求項6)。さらに、その
チョッパ回路に用いられるフィルタの時定数を、制御系
に用いられるフィルタの時定数より大きく設定しても良
い(請求項7)。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て、図1および図2を参照して説明する。100V(ボ
ルト)の交流電源21の交流電源母線22および23
は、それぞれ直流電源回路24の交流入力端子24aお
よび24bに接続されている。この直流電源回路24
は、基本的には2個のダイオード25および26と、2
個のコンデンサ27および28とがそれぞれブリッジ接
続されてなる周知の倍電圧整流回路29から構成されて
いる。また、その倍電圧整流回路29には、コンデンサ
30が並列に接続されている。
【0023】そして、上記ダイオード25および26に
は、それぞれ回生制御するためのスイッチング素子とし
てのGTOサイリスタ31および32が逆並列に接続さ
れている。そして、直流電源回路24の直流出力端子2
4cおよび24dは、それぞれ直流電源母線33および
34を介して電圧変換回路35の入力端子35aおよび
35bに接続されている。
【0024】電圧変換回路35は、その入力端子35a
と出力端子35cとの間にNPN型トランジスタ36お
よび平滑リアクトル37が直列に接続されていると共
に、そのNPN型トランジスタ36のエミッタと入力端
子35bとの間にNPN型トランジスタ38が接続さ
れ、さらに、出力端子35cと出力端子35dとの間に
コンデンサ39が接続されて構成されている。また、各
トランジスタ36および38のコレクタ、エミッタ間に
はフライホイールダイオード40および41が並列に接
続されている。
【0025】このとき、NPN型トランジスタ36、フ
ライホイールダイオード40および平滑リアクトル37
から降圧チョッパ回路42が構成され、NPN型トラン
ジスタ38、フライホイールダイオード41、平滑リア
クトル37およびコンデンサ39から昇圧チョッパ回路
43が構成されている。尚、この降圧チョッパ回路42
のスイッチング周波数は、後述するPWM制御の周波数
より大きく設定されている。そして、上記電圧変換回路
35の出力端子35cおよび35dは、インバータ回路
44の入力端子44aおよび44bに接続されている。
【0026】インバータ回路44は、その入力端子44
a、44b間にNPN型トランジスタ45a〜45cお
よび45d〜45fが三相ブリッジ接続されて構成され
ている。各トランジスタ45a〜45fの各コレクタ、
エミッタ間にはフライホイールダイオード46a〜46
fがそれぞれ並列に接続されている。そして、トランジ
スタ45aおよび45dの共通接続点は、インバータ回
路44の出力端子44cに接続され、トランジスタ45
bおよび45eの共通接続点は、出力端子44dに接続
され、トランジスタ45cおよび45fの共通接続点
は、出力端子44eに接続されている。
【0027】ブラシレスモータ(以下、単にモータと称
する)47はU相、V相およびW相からなる三相の固定
子巻線48a〜48cを有する固定子48と、永久磁石
形の回転子(図示せず)とを備えている。そして、固定
子巻線48a〜48cの各一端子は共通に接続され、各
他端子はそれぞれインバータ回路44の出力端子44c
〜44eに接続されている。尚、この場合、モータ47
は、定格200V、出力100Wのものである。
【0028】また、上記モータ47には運転状態検出手
段としてのエンコーダ49が配設されている。このエン
コーダ49は、回転子の回転位置および回転速度を検出
するためのもので、その回転位置に対応する回転位置検
出信号(パルス信号、本発明でいう運転状態検出信号)
を制御手段としての制御回路50に出力するようになっ
ている。
【0029】制御回路50は、エンコーダ49から与え
られた回転位置検出信号をカウントすることにより、モ
ータ47の回転速度信号を得ると共に、上記回転位置検
出信号を演算することにより、上記各トランジスタ45
a〜45fに対する転流タイミング信号を得て、この転
流タイミング信号に基づいてモータ47の回転速度が運
転指令たる速度指令値に追従するように、インバータ回
路44をPWM制御すべく各トランジスタ45a〜45
fにベース信号(通電タイミング信号)Ba〜Bfを出
力するようになっている。この場合、制御回路50は、
モータ47の固定子巻線48a〜48cに正弦波電流が
供給されるように、PWM制御を行うようになってい
る。
【0030】また、制御回路50は、上記各トランジス
タ36および38にベース信号(通電タイミング信号)
BgおよびBhを出力し、それら各トランジスタ36お
よび38を通電制御すると共に、各GTOサイリスタ3
1および32にゲート信号(通電タイミング信号)Ga
およびGbを出力し、それら各GTOサイリスタ31お
よび32を通電制御するようになっている。
【0031】次に、上記構成の作用について、図2も参
照して説明する。まず、制御回路50は、例えば使用者
あるいは上位の制御装置などの外部から運転指令たる速
度指令値が与えられたと判断すると、インバータ回路4
4のPWM制御のデューティを例えば100%に固定し
て一定にする。また、このとき、制御回路50は、ゲー
ト信号GaおよびGbによってそれぞれGTOサイリス
タ31および32をオフ状態にすると共に、ベース信号
Bgによってトランジスタ36をオン状態にし、ベース
信号Bhによってトランジスタ38をオフ状態にする。
【0032】さて、このとき、交流電源21から直流電
源回路24に与えられている交流電圧が100Vである
とすると、その100Vの交流電圧は、直流電源回路2
4の倍電圧整流回路29によって倍電圧整流され、コン
デンサ30に直流電圧E1(282V)が得られ、この
直流電圧E1が電圧変換回路35に与えられる。電圧変
換回路35に与えられた直流電圧E1は、それぞれトラ
ンジスタ36がオン状態、トランジスタ38がオフ状態
にされていることから、電圧変換されることなく、イン
バータ回路44に駆動電圧E2(=E1)として与えら
れる。
【0033】そして、制御回路50は、インバータ回路
44のNPN型トランジスタ45a〜45fに転流タイ
ミング信号をベース信号Ba〜Bfとして出力し、PW
M制御を行わずに、つまり、PWM制御のデューティが
100%の状態で、NPN型トランジスタ45a〜45
fをオンオフ制御する。したがって、モータ47の固定
子巻線48a〜48cの通電相には駆動電圧E2(=E
1)が印加され、これによって、モータ47の回転速度
が急激に上昇するようになる(図2中、実線参照)。
【0034】次いで、制御回路50は、エンコーダ49
から与えられる回転位置検出信号に基づいて回転速度信
号を得て、モータ47の回転速度が所定値たる速度指令
値に到達したと判断すると、ベース信号Bgによってト
ランジスタ36をオン状態とオフ状態とに交互に切換
え、トランジスタ36のオンオフのデューティを50%
に設定する(図2中P点参照)。これに応じて、電圧変
換回路35に与えられた直流電圧E1は、直流電圧E1
/2(141V、本発明でいう設定電圧)に降圧され、
駆動電圧E2(=E1/2)として、インバータ回路4
4に与えられる。そして、制御回路50は、インバータ
回路44に与えられた駆動電圧E2をPWM制御するこ
とによって、モータ47の回転速度を速度指令値に追従
させ、通常運転(指令運転)に移行する。
【0035】尚、図2には、比較のために、トランジス
タ36のデューティを変更しなかった場合、つまり、ト
ランジスタ36のデューティを100%に維持した場合
における回転速度の変化を破線で示しており、これは、
オーバシュートが極めて大きくなっている。また、図2
の一点鎖線は従来例を示すもので、これは、モータ47
が通常運転に到達するまでの立上がり時間が長くなって
いる。
【0036】さて、ここで、位置決め制御について考え
る。200V定格で出力100Wのモータ47を従来と
同様に8ビットでPWM制御するとすれば、従来と同様
に位置決め精度は約0.4%である。しかしながら、本
実施例においては、PWM制御は、モータ47が通常運
転に到達してから、つまり、インバータ回路44の駆動
電圧E2が、運転開始時の1/2に降圧されてから開始
されるので、位置決め精度は、従来の1/2の約0.2
%となるものである。
【0037】次いで、制御回路50は、例えば外部から
運転停止指令が与えられたと判断すると、インバータ回
路44のトランジスタ45a〜45fをオフさせる。こ
れにより、モータ47の固定子巻線48a〜48fから
の回生電流はフライホイールダイオード46a〜46f
を介してコンデンサ39に供給される。そして、制御回
路50は、トランジスタ38をオンさせ、これにより、
コンデンサ39から平滑リアクトル37に電流が流れ、
その平滑リアクトル37に電磁エネルギーが蓄積される
ようになる。
【0038】そして、制御回路50は、トランジスタ3
8をオフさせ、これにより、平滑リアクトル37に蓄積
された電磁エネルギーは、ダイオード40を介してコン
デンサ30に充電され、直流電圧E1に昇圧される。そ
して、制御回路50は、GTOサイリスタ31および3
2を交互にオンさせ、GTOサイリスタ31がオンのと
きにはコンデンサ27から交流電源21に電流が流れ、
GTOサイリスタ32がオンのときにはコンデンサ28
から交流電源21に電流が流れ、これにより、モータ4
7の回生制動に応じて発生した電力が、交流電源21に
蓄積されるようになる。
【0039】このように第1実施例によれば、制御回路
50に速度指令値が与えられた時には、インバータ回路
44のPWM制御のデューティが一定にされ、通常運転
時の設定電圧である直流電圧E1/2より大きい直流電
圧E1がインバータ回路44に与えられ、それに応じ
て、モータ47に通常運転時よりも高電圧が与えられる
ようしたので、モータ47の回転速度が従来のものより
も早く速度指令値に到達するようになり、よって、速度
指令値に到達するまでの立上がり時間の短縮を図ること
ができる。
【0040】また、モータ47の回転速度が速度指令値
に到達した時には、通常運転時の設定電圧に等しい直流
電圧E1/2がインバータ回路44に与えられ、このと
き、PWM制御が開始されるようにしたので、従来のも
のよりも位置決め精度の向上を図ることができる。
【0041】また、直流電源回路24を、倍電圧整流回
路29を備えて構成したので、簡単な構成によって、イ
ンバータ回路44に供給される通常運転時の設定電圧よ
り大きい直流電圧を生成することができる。
【0042】また、その倍電圧整流回路29のダイオー
ド25および26にGTOサイリスタ31および32を
逆並列に接続したので、モータ47の回生制動に応じて
発生した電力を交流電源21に蓄積することができる。
【0043】さらに、電圧変換回路35において、降圧
チョッパ回路42を用い、そのスイッチング周波数をP
WM制御の周波数より大きく設定したので、簡単な構成
によって、しかも、PWM制御に与える影響を小さくし
て、電圧変換制御を行うことができる。
【0044】次に、本発明の第2実施例について、図3
を参照して説明する。尚、第1実施例と同一部分には同
一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分につい
て説明する。この第2実施例においては、モータ47の
回転速度が速度指令値の例えば80%の値(所定値)に
到達したと判断した時にトランジスタ36のデューティ
を50%に設定変更するようにしている(図3中Q点参
照)。この第2実施例は、モータ47の慣性効率(イナ
ーシャ)が第1実施例よりも比較的大きな場合であり、
このようにすれば、オーバシュートを小さくすることが
できる。
【0045】尚、このトランジスタ36のデューティを
50%に設定変更するタイミングは、モータ47の慣性
効率に応じて、適宜、決定すれば良いものである。すな
わち、慣性効率が比較的大きいものであれば、速度指令
値への到達率が比較的小さいタイミングでトランジスタ
36のデューティを設定変更し、一方、慣性効率が比較
的小さいものであれば、速度指令値への到達率が比較的
大きいタイミングでデューティを設定変更すれば良く、
これにより、オーバシュートを小さくでき、モータ47
の回転速度をより早く速度指令値に収束させることがで
きる。
【0046】次に、本発明の第3実施例について、図4
および図5を参照して説明する。尚、第1実施例と同一
部分には同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる
部分について説明する。この第3実施例においては、第
1実施例で説明した制御回路50に代えて、制御回路5
1により、直流電源回路24、電圧変換回路35および
インバータ回路44を制御している。この制御回路51
は、位置速度変換回路52と、比較回路53と、PI
(比例積分)演算回路54とを備えている。
【0047】位置速度変換回路52は、モータ47の回
転子の回転位置を検出する運転状態検出手段としての位
置センサ55から与えられた回転位置検出信号を回転速
度信号に変換して、その回転速度信号を比較回路53に
出力するようになっており、この場合、その位置センサ
55は、例えばホールICから構成されている。尚、制
御回路51は、位置センサ55から与えられる回転位置
検出信号に基づいて、前述した制御回路50と同様に、
ベース信号Ba〜Bfを出力するようになっている。
【0048】比較回路53は、速度指令値と位置速度変
換回路52から与えられた回転速度信号とを比較して偏
差を算出し、その偏差をPI演算回路54に出力するよ
うになっている。PI演算回路54は、比較回路53か
ら与えられた偏差を比例積分し、その比例積分した結果
に基づいて、電圧変換回路35におけるトランジスタ3
6のデューティを制御するようになっている。
【0049】また、電圧変換回路35において、平滑リ
アクトル37およびコンデンサ39から構成されるフィ
ルタの時定数は、制御系たるPI演算回路54内のフィ
ルタの時定数より大きく設定されている。具体的には、
電圧変換回路35における応答時間がPI演算回路54
における遅れ時間に対して略1/2となるようにフィル
タの時定数が設定されている。
【0050】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、制御回路51は、運転指令として速度指令値が与
えられた時には、トランジスタ36のデューティを10
0%に設定し、インバータ回路44に直流電圧E1が与
えられるように電圧変換回路35を制御する。これによ
り、モータ47が高電圧で運転を開始するようになる。
【0051】次いで、制御回路51は、モータ47の運
転に伴って回転速度が連続的に上昇することに応じて、
トランジスタ36のデューティを100%から50%ま
で連続的に変化させ、最終的に、指令運転時にはトラン
ジスタ36のデューティが50%となるように、つま
り、インバータ回路44に指令運転時の設定電圧である
直流電圧E1/2が与えられるように電圧変換回路35
を制御する。
【0052】このように第3実施例は、回転速度が連続
的に上昇することに応じて、インバータ回路44に与え
られる直流電圧ひいてはモータ47に与えられる電圧が
連続的に降圧チョッパ制御されるものであって、回転速
度の速度指令値に対する到達率に基づいて所定のタイミ
ングで瞬間的に降圧制御される第1実施例とは異なって
いる。
【0053】この第3実施例においても、第1実施例と
同様の作用効果を得ることができることは勿論、オーバ
シュートを著しく小さくすることができる。また、平滑
リアクトル37およびコンデンサ39から構成されるフ
ィルタの時定数をPI演算回路54内のフィルタの時定
数より大きく設定したので、PI演算制御に与える影響
を小さくして、チョッパ制御を行うことができる。
【0054】尚、上記第3実施例では、モータ47の回
転位置検出信号から回転速度信号を算出し、その回転速
度信号と速度指令値とを比較して、回転速度が速度指令
値に一致するようにPI演算制御によりチョッパ制御を
行っているが、これに代わって、モータ47の二相の負
荷電流を検出し、これらの負荷電流から回転座標系を用
いてトルク電流を検出し、そのトルク電流と運転指令た
るトルク指令値とを比較して、トルク電流がトルク指令
値に一致するようにPI演算制御によりチョッパ制御を
行うように構成しても良い。
【0055】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のでなく、次のように変形または拡張することができ
る。運転指令が与えられた時に、PWM制御のデューテ
ィを100%に限ることなく、所定の比率に設定しても
良い。
【0056】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1記載のモータ駆動装置によれば、モータの運転指
令がなされた時には、インバータ回路のPWM制御のデ
ューティが一定にされ、指令運転時の設定電圧より大き
い直流電圧がインバータ回路に与えられ、それに応じ
て、インバータ回路から指令運転時の電圧より大きい電
圧がモータに供給され、モータが運転を開始するように
なるので、モータの運転が指令運転に到達するまでの立
上がり時間の短縮を図ることができる。
【0057】また、モータの運転状態が指令運転時の指
令値以下の所定値となった時には、インバータ回路のP
WM制御のデューティが下げられ、指令運転時の設定電
圧に等しい直流電圧がインバータ回路に与えられ、この
とき、インバータ回路の出力電力は、モータの運転指令
がなされた時の出力電力よりも小さく、PWM制御の1
パルスあたり制御できる出力電力は、運転指令がなされ
た時のそれよりも小さくなるので、従来のものよりも位
置決め精度の向上を図ることができる。
【0058】請求項2記載のモータ駆動装置によれば、
所定値を指令値に等しく設定したので、慣性効率が比較
的小さいモータの場合に、立上がり時間の短縮を図りつ
つも、オーバシュートを小さくすることができる。
【0059】請求項3記載のモータ駆動装置によれば、
モータの運転指令がなされた時には、インバータ回路の
PWM制御のデューティが一定にされ、指令運転時の設
定電圧より大きい直流電圧がインバータ回路に与えら
れ、インバータ回路から指令運転時の電圧より大きい電
圧がモータに供給され、モータが運転を開始するように
なるので、請求項1のものと同様に、モータの運転が指
令運転に到達するまでの立上がり時間の短縮を図ること
ができる。
【0060】また、モータの運転指令がなされた時から
モータの運転状態が指令運転時の指令値になるまで、イ
ンバータ回路に与えられる直流電圧が連続的に変化する
ので、オーバシュートを著しく小さくすることができ
る。
【0061】請求項4記載のモータ駆動装置によれば、
直流電源回路を倍電圧整流回路から構成したので、簡単
な構成によって、交流電源が出力する交流電圧からその
交流電圧より大きい直流電圧を生成することができる。
【0062】請求項5記載のモータ駆動装置によれば、
倍電圧整流回路に回生制御するためのスイッチング素子
を設けたので、回生制御するときに、モータの回生制動
に応じて発生した電力を交流電源に蓄積することができ
る。
【0063】請求項6記載のモータ駆動装置によれば、
電圧変換回路をチョッパ回路から構成し、そのスイッチ
ング周波数をPWM制御の周波数より大きく設定したの
で、簡単な構成によって、しかも、PWM制御に与える
影響を小さくして、電圧変換制御を行うことができる。
【0064】請求項7記載のモータ駆動装置によれば、
チョッパ回路に用いるフィルタの時定数を制御系に用い
るフィルタの時定数より大きく設定したので、制御系に
与える影響を小さくして、チョッパ制御を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気回路図
【図2】回転速度の時間変化を示す図
【図3】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図5】ブロック構成図
【図6】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、21は交流電源、24は直流電源回路、29は
倍電圧整流回路、31、32はGTOサイリスタ(スイ
ッチング素子)、35は電圧変換回路、42は降圧チョ
ッパ回路(チョッパ回路)、44はインバータ回路、4
7はモータ、49はエンコーダ(運転状態検出手段)、
50は制御回路(制御手段)、51は制御回路(制御手
段)、55は位置センサ(運転状態検出手段)である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源回路と、 この直流電源回路から与えられる直流電圧を値の異なる
    直流電圧に変換可能な電圧変換回路と、 この電圧変換回路から与えられる直流を交流に変換して
    モータに供給するインバータ回路と、 前記モータの運転状態を検出して運転状態検出信号を出
    力する運転状態検出手段と、 この運転状態検出手段から与えられる運転状態検出信号
    により前記インバータ回路をPWM制御する制御手段と
    を備え、 前記制御手段は、前記モータの運転指令がなされた時に
    は、前記インバータ回路のPWM制御のデューティを一
    定にして指令運転時の設定電圧より大きい直流電圧が前
    記インバータ回路に与えられるように前記電圧変換回路
    を制御し、前記モータの運転状態が前記指令運転時の指
    令値以下の所定値となった時には、前記インバータ回路
    のPWM制御のデューティを下げて前記設定電圧に等し
    い直流電圧が前記インバータ回路に与えられるように前
    記電圧変換回路を制御するように構成されていることを
    特徴とするモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 所定値は、指令値に等しく設定されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 直流電源回路と、 この直流電源回路から与えられる直流電圧を値の異なる
    直流電圧に変換可能な電圧変換回路と、 この電圧変換回路から与えられる直流を交流に変換して
    モータに供給するインバータ回路と、 前記モータの運転状態を検出して運転状態検出信号を出
    力する運転状態検出手段と、 この運転状態検出手段から与えられる運転状態検出信号
    により前記インバータ回路をPWM制御する制御手段と
    を備え、 前記制御手段は、前記モータの運転指令がなされた時に
    は、前記インバータ回路のPWM制御のデューティを一
    定にして指令運転時の設定電圧より大きい直流電圧が前
    記インバータ回路に与えられるように前記電圧変換回路
    を制御し、前記モータの運転状態が指令運転時の指令値
    になるまで前記インバータ回路に与えられる直流電圧が
    連続的に変化するように前記電圧変換回路を制御するよ
    うに構成されていることを特徴とするモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 直流電源回路は、交流電源から与えられ
    た交流電圧を倍電圧整流する倍電圧整流回路から構成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載のモータ駆動装置。
  5. 【請求項5】 倍電圧整流回路は、回生制御するための
    スイッチング素子を備えていることを特徴とする請求項
    4記載のモータ駆動装置。
  6. 【請求項6】 電圧変換回路は、チョッパ回路から構成
    され、そのスイッチング周波数は、PWM制御の周波数
    より大きく設定されていることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  7. 【請求項7】 チョッパ回路に用いられるフィルタの時
    定数は、制御系に用いられるフィルタの時定数より大き
    く設定されていることを特徴とする請求項6記載のモー
    タ駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074768A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Kayaba Ind Co Ltd 電源装置
JP2012061562A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Denso Wave Inc ロボットシステム

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