JPH11184223A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置

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JPH11184223A
JPH11184223A JP9365014A JP36501497A JPH11184223A JP H11184223 A JPH11184223 A JP H11184223A JP 9365014 A JP9365014 A JP 9365014A JP 36501497 A JP36501497 A JP 36501497A JP H11184223 A JPH11184223 A JP H11184223A
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JP9365014A
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Shigeo Kimura
木村  茂雄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二成分現像剤を用いた一成分現像方式によ
り、ゴーストや掃き目ムラ、かぶり、濃度ムラの少ない
画像を得ることが可能な現像装置にある。 【解決手段】 現像器5は磁性キャリアとして、個数平
均粒径が20〜45μm、比抵抗が1012〜1015Ωc
m、1キロエールステッドの磁界中の磁化が20〜35
emu/gのキャリアを用いた二成分現像剤6を使用す
る。トナー担持体11との対向部Aで逆方向移動の現像
剤担持体7上に現像剤6を担持して、内側の磁石16に
より現像剤の穂を形成させ、トナー担持体11と現像剤
担持体7との間でバイアスを印加した下で、対向部Aに
おいて現像剤の穂をトナー担持体11に接触させて、ト
ナー担持体11上の現像残りのトナーを攪乱しつつ現像
剤担持体7に除去し、トナー担持体11に現像剤の穂か
ら新たなトナーを転移してトナー層10を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
した静電潜像を現像し、その可視像を転写材に転写して
画像を得る画像形成装置、特に色の異なる現像剤を各々
収容した複数の現像装置を備え、像担持体上に各色の可
視画像を形成し、その各色の可視画像を一括して転写し
て、フルカラーを含む多色画像を得る画像形成装置、お
よびその現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式で多色画像を形成す
る画像形成装置として、色の異なる現像剤を各々収容し
た複数の現像装置を備え、像担持体としての感光ドラム
上に各色のトナー像を形成し、その各色のトナー像を一
括して転写して、転写材上に多色(フルカラーを含む)
画像を得る方式のものが知られている。
【0003】この方式では、感光ドラム上に上流の現像
器で現像して形成されたトナー像が、下流の現像器によ
る現像で乱されないようにするために、下流の現像器は
非接触現像方式を採ることが必要である。
【0004】下流の現像器に一成分現像方式を使用する
場合、上流の現像器に二成分現像方式を用いていると、
上流の現像器の二成分現像剤に由来するキャリアが感光
ドラムに付着して、下流の現像器にキャリアが混入し、
これが原因で下流の現像器の現像スリーブへの一成分現
像剤のコート不良等の問題を生じることがあった。
【0005】従って、このような問題を生じないように
するためには、上流の現像器に一成分非接触現像方式を
採用することが好ましい。たとえば上流の現像器に黒ト
ナーを用いる場合、黒トナーの磁性トナーによるジャン
ピング現像方式を使用することが、一般的である。しか
し、鮮やかな色が必要な色トナーを用いる場合は、トナ
ーに磁性体を含有させるのが困難であるため、非磁性一
成分現像方式を採用する。
【0006】一般に、非磁性一成分現像方式は、ブレー
ド等の摩擦帯電部材との摩擦により、トナーを帯電しつ
つ規制することにより、現像スリーブ上にトナーの薄層
を形成する方法が採られている。
【0007】この方法では、(1)帯電したトナーの帯
電量にバラツキが生じ、カブリや濃度ムラが生じやす
い、(2)トナーが摩擦帯電部材に融着、凝集するた
め、形成したトナー層に層厚のムラが生じ、濃度ムラが
発生しやすい、(3)長期使用により摩擦帯電部材が摩
耗し、トナー層厚が変化する、等の問題があった。
【0008】これら非磁性一成分現像方式の問題を解決
する方法としては、キャリアとトナーとからなる二成分
現像剤を現像剤担持体上に担持し、電界によりこの現像
剤からトナーをトナー担持体上に移行することにより、
トナー担持体上にトナー層を形成し、現像に供する方法
が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
二成分現像剤を用いた一成分現像方式では、トナー担持
体上のトナーにより像担持体上の潜像を現像することに
よって、トナー担持体上にトナーが残る部分と残らない
部分が生じると、現像剤担持体から再びトナーを供給し
たときに、トナー担持体上に形成されるトナー層は厚み
にムラが生じたり、新しく供給されたトナーと残ってい
たトナーの帯電量が異なって、このため現像画像にいわ
ゆるゴースト現象が生じることがあった。
【0010】ゴーストを防止する方法としては、現像後
にトナー担持体に残ったトナーをブレード等により剥離
し、剥離したトナーを再度キャリアと混合する方法が提
案されている。
【0011】しかし、このようにブレード等で圧力をか
けてトナーを剥離すると、トナーを劣化させるだけでな
く、トナーの凝集体を形成してしまい、このトナーの凝
集体が、再度キャリアと混合させても残存してしまうと
いう問題があった。
【0012】またトナー担持体上の現像残りのトナーが
何度も現像剤担持体上の二成分現像剤の穂と摺擦して、
トナーが過剰に帯電し(いわゆるチャージアップ)、現
像に寄与しにくくなるという問題があった。
【0013】従って、本発明の目的は、二成分現像剤を
用いた一成分現像方式により、ゴーストや掃き目ムラ、
かぶり、濃度ムラの少ない画像を得ることができ、像担
持体へのキャリア付着もほとんど生じることのない現像
装置、およびその現像装置を備えた画像形成装置を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる現像装置および画像形成装置にて達成される。要約
すれば、本発明は、磁性キャリアと非磁性トナーとから
なる二成分現像剤を収容した現像容器内に、静電潜像が
形成される回転する像担持体と間隙をあけて現像部を形
成するように配置された回転するトナー担持体と、前記
トナー担持体と間隙をあけて配置され、内側に磁界発生
手段が非回転に配置された、トナー担持体との対向部が
逆方向に移動する向きに回転する現像剤担持体とを備
え、現像剤担持体上に現像剤を担持して現像剤の穂を形
成させ、前記対向部においてトナー担持体と現像剤担持
体との間でバイアスを印加した下で、現像剤の穂をトナ
ー担持体に接触させることにより、前記現像部での潜像
の現像でトナー担持体上に残ったトナーを攪乱しつつ現
像剤担持体に除去するとともに、現像剤の穂からトナー
をトナー担持体に転移して、トナー担持体上にトナー層
を形成させる現像装置において、前記現像剤の磁性キャ
リアの個数平均粒径が20μm以上、45μm以下、比
抵抗が1012Ωcm以上、1015Ωcm以下、1キロエ
ールステッドの磁界中の磁化が20emu/g以上、3
5emu/g以下であることを特徴とする現像装置であ
る。
【0015】本発明によれば、前記磁界発生手段は、前
記トナー担持体との対向部よりも現像剤担持体の回転方
向下流側に位置した、現像剤担持体上の現像剤を落下さ
せる低磁束密度領域と、その下流側に位置した、現像剤
担持体上に現像剤を汲み上げるこうじ即密度領域とを有
し、前記低磁束密度領域の下方に現像剤撹拌搬送手段が
設置される。前記トナー担持体および/または現像剤担
持体に印加するバイアスを非現像時に変化させることに
より、前記トナー担持体に残ったトナーを現像剤担持体
に移行させるようにすることができる。
【0016】また、本発明は、複数の静電潜像が順次形
成される回転する像担持体と、像担持体の回転方向に沿
って設けられた、像担持体上に順次形成された潜像を順
々に現像する複数個の現像装置とを少なくとも備えた画
像形成装置において、前記複数個の現像装置のうちの下
流側の現像装置が、上記のいずれかの現像装置からなる
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に即
して詳細に説明する。
【0018】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例における要部
を示す断面図である。
【0019】本画像形成装置は、図1に示すように、像
担持体である感光ドラム1の周囲にその回転方向に第現
像器2と、第2現像器5とを有している。第1現像器2
は一成分非接触現像器で、黒の磁性トナーを用いた一成
分ジャンピング現像方式を採っている。第2現像器5
は、二成分現像剤を使用した一成分非接触現像方式を採
っており、現像剤は赤色トナーと磁性キャリアとを混合
して形成されている。
【0020】感光ドラム1は、図示しない第1帯電器に
よる帯電、露光装置による第1露光よって表面に第1潜
像が形成され、その潜像が第1現像器2によってジャン
ピング現像方式により現像され、第1トナー像に形成さ
れる。ついで、感光ドラム1は再帯電器(第2帯電器)
3により帯電され、露光装置により第2露光4が施され
て、表面に第2潜像が形成され、この第2潜像は、第2
現像器5により赤色トナーを用いて現像され、赤トナー
像に形成される。
【0021】このようにして感光ドラム1上に形成され
た2色のトナー像は、感光ドラム1に送られた図示しな
い紙(転写材)上に転写帯電器により一括して転写され
た後、図示しない定着装置で定着処理を受け、これによ
り、2色またはそれ以上の色の所望の多色画像を形成し
た紙が画像形成装置の機外に排出される。
【0022】上記の画像形成装置において、下流側にあ
る第2現像器5は、第1現像器2で形成した黒トナー像
を乱さないことが必要である。そこで、本実施例では、
第2現像器5を図2に示すように構成した。
【0023】第2現像器5は、図2に示すように、二成
分現像剤6を収容した現像容器15と、その現像剤6を
撹拌しつつ搬送するスクリュー12および13と、現像
剤6を保持する現像剤担持体7と、現像剤担持体7上に
担持した現像剤6を規制して、現像剤層9に形成する規
制ブレード8と、現像剤担持体7との対向部Aにおいて
現像剤層9からトナーが移行され、そのトナーの移行に
より形成されたトナー層10を保持する現像スリーブ1
1とから構成されている。現像剤担持体7と現像スリー
ブ11とは、対向部Aにおいて互いに逆方向に移動する
向きに回転されている。
【0024】現像剤6は、平均粒径35μm、磁化率が
30emu/g、抵抗値が1013Ωcmである樹脂キャ
リアと、ポリエステルを主成分とする赤色顔料を含む粒
径6μmのトナーとを混合してなっており、現像剤6中
のトナーの含有量は約6〜8wt%である。トナーはキ
ャリアと撹拌混合することにより、負極性の帯電量を獲
得する。
【0025】以下、トナーの搬送行程およびトナー層形
成行程を説明する。
【0026】現像容器15の上部にはスクリュー13の
手前側の位置に図示しないトナー補給口があり、この補
給口を経て現像容器15内に消費されたトナー量に見合
った量のトナーが補給され、スクリュー13上に落下す
る。補給されたトナーは、スクリュー13により現像剤
6と撹拌されつつ、スクリュー13の軸方向奥方に搬送
され、そこでスクリュー12に受け渡される。このスク
リュー13による撹拌で、トナーはキャリアとの摺擦に
より均一に帯電される。
【0027】スクリュー12に受け渡された現像剤は、
スクリュー12により手前側に送られつつ、一部が現像
剤担持体7中に配置された磁石16の汲み上げ極N3に
より、現像剤担持体7上に磁気的に汲み上げられ、非磁
性スリーブとされた現像剤担持体7の凹凸を有する表面
に保持される。保持された現像剤6は、SUSからなる
ブレード8により規制され、略均一な厚さ(現像剤量で
約40mg/cm2)の現像剤層9に形成される。現像
剤層9は現像剤担持体11の回転にともない、現像スリ
ーブ11との対向部Aに搬送される。
【0028】現像スリーブ11は表面が平滑(表面粗さ
Rzが1μm以下)なアルミニウム材からなり、現像剤
担持体7との対向部Aの最近接位置において400μm
のギャップとなるように配置されている。この400μ
mのギャップは、約40mg/cm2に相当する厚さの
現像剤層9が対向部Aにおいて、確実に現像スリーブ1
1に接触する間隔である。現像スリーブ11の回転方向
は、上記したように、対向部において現像剤担持体と7
と逆方向に移動する向きである(同一方向回転)。
【0029】現像スリーブ11には、−400VのDC
電圧に周波数2.0kHz 、ピーク間電圧2.0kVの
矩形波の交流電圧を重畳したバイアスが、また現像剤担
持体7には−500VのDC電圧のみが印加されてい
る。このバイアスによって生じる電界により、現像剤担
持体7上の現像剤層9中からトナーが現像スリーブ11
に移行して、現像スリーブ11上にほぼ均一なトナー層
10が形成される。
【0030】このトナー層10は、現像スリーブ11の
回転により感光ドラム1との対向部Bに搬送され、その
対向部のギャップ300μmの最近接部で、感光ドラム
1上の表面電位が−150V〜−550Vの潜像を非接
触に現像する。
【0031】現像により現像スリーブ11上に残留した
現像残りのトナー層は、感光ドラム1の画像部に対応し
ていたか、非画像部に対応していたかの相違により厚さ
に大きなムラを生じるが、再び現像剤担持体7との対向
部Aに入ると、逆方向に移動する現像剤担持体7上の現
像剤の穂に摺擦されつつ、振動バイアスによりトナーが
振動運動して撹拌および回収され、さらに現像剤担持体
7上の現像剤からの新たなトナーの転移を受けることに
より、現像スリーブ11上に再びほぼ均一なトナー層が
形成される。もちろん、穂による掃き目ムラはない。従
って、現像により得られる画像には従来のようなゴース
トは生じない。
【0032】また現像スリーブ11上のトナーは、現像
剤6中でキャリアからほぼ均一な帯電量を付与されたト
ナーにより形成されているので、濃度ムラやカブリのな
い画像が得られる。
【0033】対向部Aを経た現像残りのトナーの一部を
回収した現像剤担持体7上の現像剤14は、現像剤担持
体7により現像容器15内に搬送されて、現像剤担持体
7内の磁石16の反発磁極N2、N3に至り、その磁極
N2、N3間の磁力の小さい部分で現像剤担持体7から
剥がれて、スクリュー12上に落下し、スクリュー12
によりそこにある現像剤と混合されて図の手前側に搬送
され、スクリュー13に受け渡される。
【0034】本発明者の実験によると、磁性キャリアと
して磁化量が35emu/g以上、または粒径が45μ
m以上のものを用いると、現像剤の穂による掃き目が現
像スリーブ11上のトナー層に生じて、現像後の画像に
も掃き目の模様が現れた。
【0035】また磁性キャリアの磁化量を20emu/
g未満、または抵抗値を1011Ωcm以下にすると、現
像剤担持体7上にキャリアを保持できず、現像スリーブ
11にキャリアが移行してしまう。またキャリアの抵抗
が1011Ωcm以下のときは、現像剤担持体7と現像ス
リーブ11の間に電流が流れ、トナーを移行させるのに
十分なバイアスの印加が行えなかった。
【0036】以上では、第1現像器2に黒トナーを用い
た磁性一成分ジャンピング現像方式を、第2現像器5に
赤色トナーを有する二成分現像剤による一成分現像方式
を用いたが、第1現像器2に二成分現像剤による一成分
現像方式を、第2現像器5に磁性一成分ジャンピング現
像方式を採用することもできる。
【0037】本発明に従った二成分現像剤による一成分
現像方式の第1現像器によれば、感光ドラム1にキャリ
アがほとんど付着することがないので、第2現像器にキ
ャリアが混入してコート不良を生じる等の問題を起こす
ことがない。この場合、第1現像器による現像で、第1
トナー像として光透過性の良好な赤色トナー像を形成す
るようにすれば、第2露光4を第1トナー像上から重ね
て行うことができ、解像度の高い2色画像を得ることが
可能になる。
【0038】以上は、2色画像形成装置について説明し
たが、本発明はこれに限られず、現像器を4色分配置す
ることにより、フルカラーの画像形成装置にも適用する
ことが可能である。
【0039】実施例2 前記の実施例1では、現像スリーブ11上の現像残りの
トナーは、カウンター回転する現像剤担持体7上の現像
剤の穂により攪乱され、ゴーストが発生しない程度には
回収されるが、現像スリーブ11上の現像残りのトナー
が新しいトナーと完全に入れ替わるわけではない。
【0040】この回収されずに現像スリーブ11上に残
留した現像残りのトナーは、再び現像部Bを経て対向部
Aへ戻って来、現像剤担持体7上の現像剤の穂と摺擦さ
れる。このようにして摺擦が何度も繰り返されると、ト
ナーの過剰帯電、つまりチャージアップが生じて、現像
されにくくなるという問題が生じることがある。
【0041】本実施例では、この問題を解決するため
に、いわゆる紙間、後回転等の非画像形成中にも、現像
剤担持体7および現像スリーブ11の回転を続け、現像
剤担持体7に印加するバイアスを変え、現像スリーブ1
1上のトナーが現像剤担持体7に移行する行程を設け
た。
【0042】すなわち、図3に示すように、1枚目の現
像行程が終了すると直ぐに、現像剤担持体7の印加バイ
アスを−500Vから−200Vにシフトする。これに
より、現像スリーブ11上の現像残りのトナーは、ほと
んどが現像剤担持体7上の現像剤に移行し、実施例1で
述べたように、現像容器15内に戻され回収される。
【0043】現像剤担持体7に印加したバイアスは、つ
ぎの2枚目の現像行程が開始される前に再び−500V
に戻され、現像スリーブ11上には新しいトナー層が形
成されて、2枚目の現像が行われる。
【0044】このような行程を設けることにより、トナ
ーのチャージアップを防止でき、常に安定した濃度の画
像が得られる。
【0045】上記において、現像スリーブ11上のトナ
ーを現像剤担持体7に移行させるバイアスは、紙間の時
間にもよるが、少なくとも現像スリーブ11が1周する
のに要する時間よりも長い方が好ましい。
【0046】また現像剤担持体7に印加するDCバイア
スを変化させたが、現像スリーブ11に印加するDCバ
イアスやACバイアスの波形等を変化させて、現像スリ
ーブ11上のトナーを現像剤担持体7に移行させてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像装置に使用する二成分現像剤のうちの磁性キャリア
として、個数平均粒径が20μm以上、45μm以下、
比抵抗が1012Ωcm以上、1015Ωcm以下、1キロ
エールステッドの磁界中の磁化が20emu/g以上、
35emu/g以下のキャリアを用い、トナー担持体と
の対向部が逆方向に移動する向きに回転する現像剤担持
体上にこの二成分現像剤を担持して、現像剤担持体内の
磁石により現像剤の穂を形成させ、トナー担持体との対
向部において、トナー担持体と現像剤担持体との間でバ
イアスを印加した下で、現像剤の穂をトナー担持体に接
触させることにより、像担持体との現像部における現像
でトナー担持体上に残ったトナーを、攪乱しつつ現像剤
担持体に除去し、現像剤の穂からトナーをトナー担持体
に転移して、トナー担持体上にトナー層を形成させるよ
うにしたので、ゴーストや掃き目ムラ、かぶり、濃度ム
ラの少ない画像を得ることができ、かつ像担持体へのキ
ャリアの付着もほとんどない非接触現像が可能となっ
た。また非現像時にトナー担持体上のトナーを現像剤担
持体に移行させるバイアスを印加することにより、画像
の濃度をより安定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本発明の画像形成装置の一実施例にお
ける要部を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に設置された第2現像器を
示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例で設けた、第2現像器の現
像スリーブ上トナーの現像剤担持体への移行行程におけ
る印加バイアスを示す説明図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 第1現像器 3 第2帯電器 4 第2露光 5 第2現像器 6 二成分現像剤 7 現像剤担持体 8 規制ブレード 11 現像スリーブ 16 磁石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性キャリアと非磁性トナーとからなる
    二成分現像剤を収容した現像容器内に、静電潜像が形成
    される回転する像担持体と間隙をあけて現像部を形成す
    るように配置された回転するトナー担持体と、前記トナ
    ー担持体と間隙をあけて配置され、内側に磁界発生手段
    が非回転に配置された、トナー担持体との対向部が逆方
    向に移動する向きに回転する現像剤担持体とを備え、現
    像剤担持体上に現像剤を担持して現像剤の穂を形成さ
    せ、前記対向部においてトナー担持体と現像剤担持体と
    の間でバイアスを印加した下で、現像剤の穂をトナー担
    持体に接触させることにより、前記現像部での潜像の現
    像でトナー担持体上に残ったトナーを攪乱しつつ現像剤
    担持体に除去するとともに、現像剤の穂からトナーをト
    ナー担持体に転移して、トナー担持体上にトナー層を形
    成させる現像装置において、前記現像剤の磁性キャリア
    の個数平均粒径が20μm以上、45μm以下、比抵抗
    が1012Ωcm以上、1015Ωcm以下、1キロエール
    ステッドの磁界中の磁化が20emu/g以上、35e
    mu/g以下であることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記磁界発生手段は、前記トナー担持体
    との対向部よりも現像剤担持体の回転方向下流側に位置
    した、現像剤担持体上の現像剤を落下させる低磁束密度
    領域と、その下流側に位置した、現像剤担持体上に現像
    剤を汲み上げるこうじ即密度領域とを有し、前記低磁束
    密度領域の下方に現像剤撹拌搬送手段が設置される請求
    項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー担持体および/または現像剤
    担持体に印加するバイアスを非現像時に変化させること
    により、前記トナー担持体に残ったトナーを現像剤担持
    体に移行させる請求項1または2の現像装置。
  4. 【請求項4】 複数の静電潜像が順次形成される回転す
    る像担持体と、像担持体の回転方向に沿って設けられ
    た、像担持体上に順次形成された潜像を順々に現像する
    複数個の現像装置とを少なくとも備えた画像形成装置に
    おいて、前記複数個の現像装置のうちの下流側の現像装
    置が、請求項1〜3のいずれかの現像装置からなること
    を特徴とする画像形成装置。
JP9365014A 1997-12-19 1997-12-19 現像装置および画像形成装置 Pending JPH11184223A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005523A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Kyocera Corp タンデム型画像形成装置における現像装置及び現像剤回収方法

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JP2003005523A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Kyocera Corp タンデム型画像形成装置における現像装置及び現像剤回収方法

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