JPH1118384A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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Publication number
JPH1118384A
JPH1118384A JP16174197A JP16174197A JPH1118384A JP H1118384 A JPH1118384 A JP H1118384A JP 16174197 A JP16174197 A JP 16174197A JP 16174197 A JP16174197 A JP 16174197A JP H1118384 A JPH1118384 A JP H1118384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
rotating member
bearing
spindle motor
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP16174197A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
Ikunori Sakatani
郁紀 坂谷
Hiromitsu Muraki
宏光 村木
Katsuumi Nakamura
勝海 中村
Mutsuaki Seki
睦明 関
Hirofumi Miyashita
広文 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP16174197A priority Critical patent/JPH1118384A/ja
Publication of JPH1118384A publication Critical patent/JPH1118384A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速回転で消費電力が少なくしかも使用姿勢
の制約がないスピンドルモータを得る。 【解決手段】 スピンドルモータにおいて、その構成を
回転部材が支持部材に軸受を介して支持され、前記回転
部材の磁性体の部分に固定された円筒型ロータ磁石の円
筒面が支持部材に固定されたステータと半径方向に隙間
を隔てて対向し、前記支持部材には回転部材の磁性体の
部分と軸方向に隙間を隔てて対向する磁性体の固定ヨー
クが固定されているものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報機器、音響
・映像機器用スピンドルモータ、とくに磁気ディスク装
置に最適なスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、おもに磁気ディスク装置向けに用
いられていたスピンドルモータの概略縦断面図を図2に
示す。基台25に固定され且つ軸心を上下に向けた軸2
6が、2つの玉軸受22A・22Bを介してハブ21を
支持している。上記ハブ21にバックヨーク32を介し
て固定されたモータのロータ磁石30と基台25に固定
されたモータのステータ31とによって、ハブ21が高
速で回転駆動する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近の磁気ディスク装
置は高密度化とデータ転送速度の向上が求められ、かつ
ノートパソコン用では低消費電力への要求が高まってい
る。したがって、スピンドルモータには非回転同期成分
(NRRO)の振れが小さく、しかも高速回転で消費電
力の少ないスピンドルモータの開発が求められている。
しかしながら、高速回転時には、ディスク回転に伴う空
気の流れの乱れや風損が大きくなるため、高速回転時の
ディスクの振動や消費電力が大きくなることが避けられ
なっかった。
【0004】また、ノートパソコン用の磁気ディスク装
置では、高密度化の要求が顕著であり、低NRRO化を
図ってそれに対応するために流体軸受を用いることが検
討されている。しかし、流体軸受では回転にほぼ比例し
てトルクが増加するために高速回転時のスピンドルモー
タの消費電力を少なくすることが求められている。また
高速回転あるいは倒置姿勢での使用時に、軸受に用いら
れた潤滑流体の飛散あるいは回転するハブの基台からの
抜け落ちのおそれもあり、その対策を行い使用姿勢の制
約をなくすことが求められている。
【0005】本発明は、前記のような問題に着目し、高
速回転時に消費電力の少ないスピンドルモータを提供す
ることを目的とした。しかも低NRRO化を目的とした
流体軸受使用のスピンドルモータにおいては、低消費電
力化と同時に構造が簡単で使用姿勢の制約がないことを
実現したことを特徴とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明によるスピンドルモータは、回転部材が支持部
材に軸受を介して支持され、前記回転部材の磁性体の部
分に固定された円筒型ロータ磁石の円筒面が支持部材に
固定されたステータと半径方向に隙間を隔てて対向し、
前記支持部材には回転部材の磁性体の部分と軸方向に隙
間を隔てて対向する磁性体の固定ヨークが固定されてい
ることを特徴としている。
【0007】本発明によると、円筒型ロータ磁石とステ
ータとの間に働くモータのコギング等が改善されるの
で、モータの効率が向上する。したがって、高速回転時
のモータ消費電力を少なくできる。また、回転部材の磁
性体の部分(第1磁性体)と磁性体の固定ヨーク(第2
磁性体)とが回転部材とロータ磁石とを備えた回転体の
自重より大きい力で軸方向に吸引するため、支持部材か
らの回転体の抜け落ちのおそれがなくなり、動圧溝付き
流体軸受を用いたスピンドルモータにおいても使用姿勢
における制約がなくなるという効果がある。
【0008】なお回転部材の磁性体の部分は、ロータ磁
石の外周面と接触し、且つ、支持部材の反対側のロータ
磁石の一方の端面と隙間を隔てて対向するように配置さ
れているとよい。また、磁性体の固定ヨークは、ロータ
磁石の他方の端面と軸方向に隙間を隔てて対向するよう
に配置されている。
【0009】
【実施例】以下に流体軸受を用いた場合のスピンドルモ
ータにおける本発明の実施例について図を用いて説明す
る。図1に本発明によるスピンドルモータの概略縦断面
図を示しており、このスピンドルモータは回転部材が支
持部材に軸受を介して支持されている。回転部材は、ハ
ブ1(アルミ合金製)と、ハブ1に固定されてハブ1の
軸心に位置する軸6と、ハブ1の外周部の下面に固定し
たバックヨーク12とを備えている。支持部材は、基台
5(アルミ合金製)と、基台5の軸心に設けた貫通孔に
嵌合して固定したスリーブ7と、スリーブ7の貫通孔を
塞いで基台5に固定したスラスト板3とを備えている。
【0010】すなわち、ハブ1に固定され且つ軸心を上
下に向けた軸6が、基台5に取り付けられたスリーブ7
に設けられた挿通孔に挿通されることにより回転部材が
支持部材に支持されている。上記ハブ1にバックヨーク
12を介して固定されたモータの円筒型ロータ磁石10
の円筒面の内周面が基台5に固定されたモータのステー
タ11と半径方向に隙間を隔てて対向することによって
モータを構成し、ハブ1が高速で回転駆動される構造と
なっている。
【0011】なお、回転部材を支持する軸受は、スラス
ト板3によるスラスト動圧溝付き流体軸受2Aとスリー
ブ7によるラジアル動圧溝付き流体軸受2Bとにより構
成されており、動圧溝付き流体軸受2A、2Bを用いる
ことによりNRROは小さく抑えられている。
【0012】また、円筒型ロータ磁石10は、磁性体
(鉄系の合金等)のL字型バックヨーク12に固定さ
れ、バックヨーク12は回転部材の磁性体の部分であ
る。回転部材の磁性体の部分と軸方向に隙間を隔てて対
向する磁性体(珪素鋼板、鉄系の合金等)の固定ヨーク
13が支持部材の基台5に固定され、この固定ヨーク1
3はロータ磁石10の端面と軸方向に隙間を隔てて対向
している。
【0013】したがって、円筒型ロータ磁石10とステ
ータ11との間に働くモータのコギング等が改善される
ので、モータの効率が向上する。したがって負荷が同じ
であれば、モータの消費電力が少なくできる。なお、ハ
ブ1がアルミ合金でなくある種のステンレス鋼のような
磁性体とすれば、バックヨーク12を省略することもで
きる。
【0014】ここで、バックヨーク12と固定ヨーク1
3との軸方向の磁気吸引力は、回転部材と円筒型ロータ
磁石10とを備えた回転体の自重よりも大きく、そして
30N以下にしているので、スピンドルモータが倒置姿
勢でも自重により回転体が支持部材より抜け落ちる心配
がなく、しかも起動停止時の接触によるスラスト動圧溝
付き流体軸受の損傷が抑制される。
【0015】さらに好ましくは、バックヨーク12と固
定ヨーク13との軸方向の磁気吸引力は外部衝撃を考慮
すると回転体の自重の2倍よりも大きく、そして起動ト
ルクを小さく抑えるために10N以下が適している。ま
た、この実施例では、二ヶ所のラジアル動圧溝付き流体
軸受の間およびラジアル動圧溝付き流体軸受とスラスト
動圧溝付き流体軸受との間に軸受隙間と外部とを連通す
る空気抜け穴を設けてないので、構造が簡単で加工が容
易でしかも回転中の潤滑流体の飛散を抑制できる特徴を
有する。
【0016】本発明はスラスト軸受が軸方向の一方向を
支持するスラスト動圧溝付き流体軸受に適応すると効果
が大きいが、スラスト軸受は軸のフランジの軸方向両面
を支持部材が挟み込むようにした軸方向の両方向を支持
する一対のスラスト動圧溝付き流体軸受でもよい。ま
た、スラスト軸受を流体軸受でなく、点接触のすべり軸
受としてもよい。
【0017】また、回転部材に固定した円筒型ロータ磁
石10の円筒面の外周面が支持部材に固定したステータ
11の内周面と半径方向に隙間を隔てて対向するように
してもよい。また、軸6及びハブ1を支持部材として、
この支持部材にステータを固定し、支持部材が軸受を介
して支持する回転部材を基台5、スリーブ7及びスラス
ト板3として、この回転部材にステータと半径方向に隙
間を隔てて対向する円筒型ロータ磁石を固定してもよ
い。
【0018】なお、流体軸受でなく、従来の玉軸受を使
用したスピンドルモータに本発明を適用してもモータの
効率が向上するので、消費電力を小さくできる(例えば
表1は、図1に示すスピンドルモータの動圧溝付き流体
軸受2A、2Bを図2に示すような二つの玉軸受に変更
し、回転部材が二つの玉軸受を介して支持部材に支持さ
れたスピンドルモータにおける測定結果の一例であ
る)。 表1 スピンドルモータの電流値の測定結果 回転数 電流値、mA rpm 固定ヨーク無し 固定ヨーク有り 4、200 200 125 5、400 215 140 7、200 260 155 10、000 330 161 10、800 350 168 さらに玉軸受と流体軸受を用いたいわゆるハイブリッド
軸受スピンドルモータにも適応できる。この場合、玉軸
受への予圧付与手段として回転部材の磁性体の部分と固
定ヨークとの間の軸方向の磁気吸引力を利用できる。
【0019】
【本発明の効果】本発明によるスピンドルモータにおい
ては高速回転時の消費電力が小さく、また、流体軸受を
使用したスピンドルモータやハイブリッド軸受を使用し
たスピンドルモータ等に適応すると、使用姿勢の制約を
なくすことが出来るという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスピンドルモータの概略縦断面図
【図2】従来磁気ディスク用に用いられていたスピンド
ルモータの概略縦断面図
【符号の説明】
1 ハブ 2A スラスト動圧溝付き流体軸受 2B ラジアル動圧溝付き流体軸受 3 スラスト板 5 基台(アルミ合金) 6 軸 7 スリーブ 10 ロータ磁石 11 ステータ 12 バックヨーク 13 固定ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 勝海 長野県駒ケ根市赤穂2662−1 (72)発明者 関 睦明 長野県下伊那郡松川町大島2311−22 (72)発明者 宮下 広文 長野県駒ケ根市上穂南17−6

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部材は支持部材に軸受を介して支持
    され、前記回転部材の磁性体の部分に固定された円筒型
    ロータ磁石の円筒面が支持部材に固定されたステータと
    半径方向に隙間を隔てて対向し、前記支持部材には回転
    部材の磁性体の部分と軸方向に隙間を隔てて対向する磁
    性体の固定ヨークが固定されていることを特徴とするス
    ピンドルモータ。
JP16174197A 1997-06-19 1997-06-19 スピンドルモータ Pending JPH1118384A (ja)

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JP16174197A JPH1118384A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 スピンドルモータ

Applications Claiming Priority (1)

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JP16174197A JPH1118384A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 スピンドルモータ

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JPH1118384A true JPH1118384A (ja) 1999-01-22

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ID=15741011

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JP16174197A Pending JPH1118384A (ja) 1997-06-19 1997-06-19 スピンドルモータ

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JP (1) JPH1118384A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1280147A2 (en) * 2001-07-17 2003-01-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Information recording and reproducing apparatus having a spindle motor and manufacturing method of spindle motor
US6876114B2 (en) * 2000-12-13 2005-04-05 Seagate Technology Llc Apparatus for reducing spindle motor magnetic drag

Cited By (4)

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US7249363B2 (en) 2001-07-17 2007-07-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Spindle motor, information recording and reproducing apparatus having a spindle motor, and manufacturing method of spindle motor

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